細川 俊夫(ほそかわ としお) Hosokawa, Toshio
生没年 | 1955- | 国 | 日本 |
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辞書順 | 「ホ」 | NML作曲家番号 | 20268 |
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細川 俊夫(1955-):
管弦楽作品集 第3集
[作曲家自身による日本語解説付]
《冥想 - 3月11日の津波の犠牲者に捧げるー》
《嵐のあとに》/《嘆き》/《秋風》 [エルマーク/エーレンス/藤村実穂子/田嶋直士/バスク国立管/メルクル]HOSOKAWA, Toshio: Orchestral Works, Vol. 3 (Elmark, Eerens, Mihoko Fujimura, Tadashi Tajima, Basque National Orchestra, Märkl)
発売日:2018年08月17日
NMLアルバム番号:8.573733
1)
CD価格:1,980円(税込)
2011年に起きた東日本大震災は、作曲家、細川俊夫の心にも大きな影響を与えました。「人間と自然との一体化、美しい交感を音楽で表現する」ことを心掛ける細川は、この悲劇を知って何曲かの音楽を作曲し、改めて「自然の凶暴さ、恐ろしさ」を伝えています。 大太鼓の律動の上に折り重なるメロディが静かな悲しみの歌へと成長する《冥想》は音楽による追悼。シャーマンの祈りを2人のソプラノが歌い紡ぐ《嵐のあとに》。ザルツブルク生まれの詩人ゲオルク・トラークルの詩を用いた《嘆き》は暗い海を越えて響く嘆きの声(2013年、ザルツブルク音楽祭から委嘱されたこの作品は、2015年に藤村実穂子のために改訂され、このアルバムでも彼女がソリストを務めています)。人と自然の関わりを尺八とオーケストラのアンサンブルで描き出した《秋風》。この4つの作品は、全ての聴き手の心に深い感銘を与えるとともに、鋭い問いを投げかけています。
収録作曲家:
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細川俊夫(1955-):作品集 [フッソング/漆原朝子/小松長生]
HOSOKAWA: Vertical Time Study I and III / Sen V / In die Tiefe der Zeit / Melodia
発売日:2018年07月20日
NMLアルバム番号:WWE1CD20016
CD価格:2,100円(税込)
細川俊夫の室内楽作品集。秋吉台国際20世紀音楽セミナー&フェスティヴァルからの委嘱作品である「ヴァーティカル・タイム・スタディ I」、武生国際音楽祭の委嘱作品「ヴァーティカル・タイム・スタディ III」はどちらも能の観念と密接に結びついた音楽。ヴァーティカル=垂直と水平の概念を壊していくことを目的とし、アコーディオンを用いた作品は古代中国の響きに触発されています。当時のCD評にて「細川の作品はブッダを一つの音で具現化している」と高く評価されたアルバムです。
収録作曲家:
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細川 俊夫(1955-):
大鴉 [ヘレカント/ユナイテッド・インストゥルメンツ・オブ・ルシリン/川瀬賢太郎]HOSOKAWA, Toshio: Raven (The) [Monodrama] (Hellekant, United Instruments of Lucilin, Kentaro Kawase)
発売日:2017年04月21日
NMLアルバム番号:8.573724
1)
CD価格:1,600円(税込)
エドガー・アラン・ポー(1809-1849)の「THE RAVEN - 大鴉」は1845年に「イヴニング・ミラー」紙に掲載され、瞬く間に人気を博した作品です。恋人を失って嘆き悲しむ主人公の元に、人間の言葉を操る「大鴉」がやってきては彼の心をかき乱し、その謎めいた言葉はやがて主人公を狂気の淵へと追いやるというものですが、全編を貫く高貴な様式と、文学性、そしてあらゆるところに散見される古典への比喩など、多くの点で人々の心を捉えて放さない魅惑的な物語詩なのです。 日本が誇る作曲家、細川俊夫も「大鴉」に魅入られた一人であり、彼はこの不可思議な物語から、日本古来の伝統芸能である「能」の世界観を見出し、これらを融合することで新たな宇宙を創り上げています。物語を進行していくメゾ・ソプラノのシャルロッテ・ヘレカントによる表現豊かな歌唱と語り、それを彩るルクセンブルクの名アンサンブル「ルシリン」の精緻なアンサンブル。恐怖の中に点滅する甘美な余韻までが見事に捉えられた、緊迫の音楽劇です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ エドガー・アラン・ポーは、詩“大鴉”で、、奇妙なフレーズ「ネバーモア」(もう沢山だ)を繰り返す、未知の世に住む大鴉の侵略を描写することで、合理的な近代社会の秩序が破壊されていくプロセスを表現しました。私はこの詩を能楽の物語りに例えて、メゾソプラノとアンサンブル・ルシリンを共演させることで、モノドラマを表現しました。(細川俊夫)
収録作曲家:
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細川俊夫(1955-):
大鴉(THE RAVEN) [ヘレカント/ユナイテッド・インストゥルメンツ・オブ・リュシラン/川瀬賢太郎]HOSOKAWA, Toshio: Raven (The) [Monodrama] (Hellekant, United Instruments of Lucilin, Kentaro Kawase)
■現代音楽
発売日:2015年10月21日
NMLアルバム番号:NYCC-27298
CD価格:3,056円(税込、送料無料)
エドガー・アラン・ポー(1809-1849)の「THE RAVEN - 大鴉」は1845年に「イヴニング・ミラー」紙に掲載され、瞬く間に人気を博した作品です。恋人を失って嘆き悲しむ主人公の元に、人間の言葉を操る「大鴉」がやってきては彼の心をかき乱し、その謎めいた言葉はやがて主人公を狂気の淵へと追いやるというものですが、全編を貫く高貴な様式と、文学性、そしてあらゆるところに散見される古典への比喩など、多くの点で人々の心を捉えて話さない魅惑的な物語詩なのです。 日本が誇る作曲家である細川俊夫氏(1955-)も、そんな「大鴉」に魅入られた一人であり、彼はこの不可思議な物語から、日本古来の伝統芸能である「能」の世界観を見出し、これらを融合することで新たな宇宙を創り上げています。物語を進行していくメゾ・ソプラノのシャルロッテ・ヘレカントによる表現豊かな歌唱と語り、それを彩るルクセンブルクの名アンサンブル「ルシリン」の精緻なアンサンブル。恐怖の中に点滅する甘美な余韻までが見事に捉えられた、緊迫の音楽劇です。
収録作曲家:
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細川俊夫(1955-):
管弦楽作品集 第1集
開花の時/月夜の蓮/チャント [ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/メルクル]HOSOKAWA, Toshio: Orchestral Works, Vol. 1 - Horn Concerto / Lotus under the Moonlight / Chant (Royal Scottish National Orchestra, Märkl)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2014年03月26日
NMLアルバム番号:8.573239
9)
CD価格:1,600円(税込)
現代における「日本人作曲家」の中で、最も世界中から注目を浴びている細川俊夫(1955-)。彼の新作は発表されるやいなや、その総譜は日本ショット社から出版され世界中へと広まっていくことでも知られています。最近の作品はどれも「自然と人間」との関わりをモティーフとしており、とりわけ「花」の存在は忘れてはならないものでしょう。作曲家による解説(日本語)付きです。
収録作曲家:
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ハコラ(1958-)&細川(1955-):
ギター協奏曲集 [コルホーネン/オウル響/ロウヴァリ]HAKOLA, K.: Guitar Concerto /HOSOKAWA, Toshio: Voyage IX, "Awakening" / Blossoming II (Korhonen, Oulu Symphony, Rouvali)
■協奏曲
発売日:2013年05月22日
NMLアルバム番号:ODE1219-2
18)
CD価格:1,725円(税込)
ほとんど同年代の、フィンランドと日本を代表する2人の作曲家のギター作品集です。キキンモ・ハコラの「ギター協奏曲」は、スペイン風の伝統を感じさせる大胆な音楽。アラブ人もユダヤ人もジプシーもキリスト教徒も、全てが平和に暮らしていたという中世アンダルシアの時代に思いを馳せると同時に、ユダヤ音楽の起源を探るという壮大な意味を有しているものです。 一方、細川作品はご存知の通り、モダンで都会的な雰囲気を持つもので、日本の楽器と西洋の楽器の響きの融合を図り、なおかつ世界の内面を推し量るというものです。生け花の師匠を父に持つ細川は、近年、花にまつわる作品を手掛けており、この2作も花と密接に関係があるものです。「開花」はもとより、「旅 -目覚め」は「旅」シリーズの第9作に当たるもので、ここでのギターは「泥の中深くに根差すも、空に向かって咲く蓮の花」のような存在として捉えられています。花の開花は自己の復活を表す。と語る作曲家の神髄がここにあります。
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『オルガン音楽の30年(1991-2021)』
ベルナール・フォクルール、細川俊夫、ジョナサン・ハーヴェイ、パスカル・デュサパン ほか [ベルナール・フォクルール、ソニア・ヴィーダー=アサートン、ヨアン・タルディヴェル]Organ Recital: Foccroulle, Bernard - DUSAPIN, P. / FOCCROULLE, B. / HARVEY, J. (30 Years of New Organ Works, 1991-2021)
発売日:2021年09月24日
NMLアルバム番号:FUG789
CD価格:2,475円(税込)
名手フォクルールによる現代オルガン音楽の歴史、ヴィーダー=アサートン参加!ベルギーのオルガンの名手ベルナール・フォクルールによる、20世紀末から今日まで30年間のオルガン作品を俯瞰する企画。2017年に亡くなったアメリカの振付師トリシャ・ブラウンに捧げられた自作のほか、ベッツィ・ジョラスによる自身の過去のオルガン曲「Musique de jour(日中の音楽)」に呼応する作品、そしてパスカル・デュサパンやトマ・ラコートといったフランスで活躍する作曲家、イギリスのジョナサン・ハーヴェイ、日本の自然への観想と笙の響きに着想を得た細川俊夫の作品など、多彩な収録内容となっています。チェロの名手ヴィーダー=アサートンが2曲で参加し、切れ味鋭い演奏を聴かせてくれるのもポイント。 収録されたトラック6と7は2020年のロックダウン中に収録。フォクルールはその他の作品を、ブリュッセルのパレ・デ・ボザールにあったジョゼフ・ステヴァンス製作のオルガンを用いて録音するつもりでおりました。ところが2021年1月18日、そのオルガンはホールで発生した火災による消火活動の影響を受けて使用不能となってしまい、パリでの録音に変更されたということです。
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The Etudes Project - エチュード・プロジェクト
Vol.1 アイスバーグ
(アンダーセン、バエズ、ブルツォス、クーパー、グラス、グレイフピアノ練習曲集) [ジェニー・リン(ピアノ)]Piano Recital: Lin, Jenny - ANDERSEN, D. / BAEZ, V. / BURTZOS, A. / COOPER, D. / GLASS, P. / GRAFE, M. (The Etudes Project, Vol. 1 - Iceberg)
発売日:2020年03月06日
NMLアルバム番号:DSL-92236
CD価格:2,100円(税込)
18世紀に生み出され、19世紀前半に一般的になった「エチュード(練習曲)」。ニューヨーク・タイムズ紙などで絶賛されたピアニスト、ジェニー・リンが練習曲に焦点をあてた「ジ・エチュード・プロジェクト」を立ち上げ、さまざまな作品を紹介しています。 第1弾となる本作は、ショパンやドビュッシー、ラフマニノフ、スクリャービン、メシアン、リゲティ、フィリップ・グラスに細川俊夫などのよく知られた作曲家たちの「エチュード」に、現在ニューヨークで活躍する作曲家集団“アイスバーグ”のメンバー10名による作品を組み合わせた興味深い1枚。リンの持つ世界観が、繊細で緻密な演奏によってあますところなく表現されています。
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RAINS ~ 日本の打楽器作品集[LP 2枚組]
(細川 俊夫、岸野 末利加、平 義久、武満 徹) [ストラスブール・パーカッション・グループ[LP]]発売日:2019年11月29日
LP 2枚組日本語解説付き価格:4,080円(税込、送料無料)
パーカッション・アンサンブルの雄、自主制作盤で邦人作品をリリース1962年の結成以来、メンバーチェンジを繰り返しながらも現在まで60年近い活動を続けているストラスブール・パーカッション・グループ。彼らの自主レーベルから満を持してリリースする、日本の作曲家による打楽器作品集です。 グループの委嘱作品であり、細川俊夫が20年ぶりに書いたという打楽器のみの編成による作品「祈雨(きう)」をはじめ、平義久「イエロフォニーV」、岸野未利加「散華」はいずれもストラスブール・パーカッション・グループによって初演されたもの。これに、大江健三郎の小説にイスパイアされた武満徹の傑作を収録した、理想的な内容のアルバムです。 メンバーの若返りもあり近年はエレクトロニクスにも接近している彼らですが、純粋に打楽器のみによる今回のアルバムは、広い層のファンが待ち望んだ一枚と言えるでしょう。140gアナログ盤2枚組。
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RAINS ~ 日本の打楽器作品集
(細川 俊夫、岸野 末利加、平 義久、武満 徹) [ストラスブール・パーカッション・グループ]発売日:2019年09月13日
CD日本語帯付き 日本語解説付き価格:2,475円(税込)
パーカッション・アンサンブルの雄、自主制作盤で邦人作品をリリース1962年の結成以来、メンバーチェンジを繰り返しながらも現在まで60年近い活動を続けているストラスブール・パーカッション・グループ。彼らの自主レーベルから満を持してリリースする、日本の作曲家による打楽器作品集です。 グループの委嘱作品であり、細川俊夫が20年ぶりに書いたという打楽器のみの編成による作品「祈雨(きう)」をはじめ、平義久「イエロフォニーV」、岸野未利加「散華」はいずれもストラスブール・パーカッション・グループによって初演されたもの。これに、大江健三郎の小説にイスパイアされた武満徹の傑作を収録した、理想的な内容のアルバムです。 メンバーの若返りもあり近年はエレクトロニクスにも接近している彼らですが、純粋に打楽器のみによる今回のアルバムは、広い層のファンが待ち望んだ一枚と言えるでしょう。アナログ盤もリリース。
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JAPAN - 日本の合唱作品集 [マーカス・クリード(指揮)/南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル]
Choral Music - HOSOKAWA, Toshio / TAKEMITSU, Tōru / MAMIYA, Michio / KONDŌ, Jō (Japan) (South West German Radio Vocal Ensemble, M. Creed)
発売日:2019年08月23日
NMLアルバム番号:SWR19079CD
CD価格:2,175円(税込)
大好評シリーズ、指揮者クリードと南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブルによる世界の合唱曲に「日本の作品集」が登場。ここで選ばれている作品は、どれも1950年以降に作曲されたもので、ハイネの詩と自然との強い結びつきを表現した細川の「蓮の花」、チベットで撮影された写真からインスパイアされたという武満の「風の馬」と愛らしい「うた」、日本民謡の囃子詞を題材にした間宮の「合唱のためのコンポジション」、12人の声のために書かれた近藤の「薔薇の下のモテット」と、どの曲にも各々の作曲家たちの個性が強くにじみ出ています。 南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブルの高いテクニックに支えられた見事なハーモニーが、曲の姿をあますことなく描き出します。ブックレットには日本語の歌詞が掲載されています。
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発売日:2018年08月29日
CD価格:2,100円(税込)
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LACHRYMAE REVISITED [デュオ・ヴァン・ヴリート]
Viola and Accordion Recital: Duo van Vliet - DOWLAND, J. / BRITTEN, B. / BOYLE, R. / HIGGINS, G. / HOSOKAWA, Toshia (Lachrymae Revisited)
発売日:2017年07月28日
NMLアルバム番号:ORC100069
1)
CD価格:2,080円(税込)
ポーランドのアコーディオン奏者ラハウ・ウーク。10歳からコンサートに出演し、15歳で協奏曲デビュー(ブロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団)、以降各地で多くのリサイタルを行っています。ヴィオラのアンダーソンはグラスゴー出身。作曲家としても才能を示し、数多くの賞を獲得している期待の奏者。この2人によるアンサンブル「デュオ・ファン・ヴリート」は現代作曲家たちにも積極的に新作を委嘱。ヴィオラとアコーディオンという希少な響きを広めるために結成されました。アンサンブルの名前はアメリカの偉大なミュージシャン、キャプテン・ビーフハートの本名“ドン・ヴァン・ヴリート”から取られています。
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塚越慎子
ディア・マリンバ [塚越慎子(マリンバ)、土井徳浩(クラリネット)、鉄井孝司(ウッドベース)、山口真由子(マリンバ)]Marimba Recital: Tsukagoshi, Noriko - BURRITT, M. / HOSOKAWA, Toshio / MIYAKE, Kazunori / SAMMUT, E. / YOSHIMATSU, Takashi (Dear Marimba)
発売日:2017年06月01日
NMLアルバム番号:MECO-1005
SACD-Hybrid価格:3,143円(税込、送料無料)
次世代を担うマリンバ界の若きスター塚越慎子のデビューアルバム!次世代を担うマリンバ界の若きスター塚越慎子(つかごし・のりこ)のデビューアルバムです。第2回 パリ国際マリンバコンクール(フランス)第1位、第8回 第2回 国際マリンバコンクール(ベルギー)第2位他、国内外の数々のコンクールで輝かしい受賞歴を誇る塚越慎子。その塚越の「ディア・マリンバ」は、まさにタイトルのとおりアーティストのマリンバに対する深い愛情が感じられるアルバムです。シリアスな現代曲から、ジャズやポピュラー音楽のイディオムを踏襲した楽曲まで、アーティストの持てるポテンシャルを幅広く堪能できます。 世界的名指揮者であるシャルル・デュトワをして、「私の知る限り、Noriko Tsukagoshiほど素晴らしいマリンバの演奏を聞いたことがない。」と言わしめるほどの見事な才能は、CDに収録されたすべての楽曲において証明されています。 DSDレコーディング、SACDハイブリッド盤の高音質も魅力です。
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福田進一
〈日本のギター作品集 第2集〉
武満徹/原博/三善晃/池辺晋一郎/細川俊夫 [福田進一]Guitar Recital: Fukuda, Shin-ichi - TAKEMITSU, Toru / MIYOSHI, Akira / IKEBE, Shin-ichiro / HOSOKAWA, T. (Japanese Guitar Music, Vol. 2)
発売日:2016年01月27日
NMLアルバム番号:8.573457
142)
CD価格:1,600円(税込)
ナクソスの名プロデューサー兼ディレクター、ノーバート・クラフトと福田の出会いから生まれた好企画「日本のギター作品集」シリーズ第2弾は、武満徹をはじめとした日本を代表する作曲家たちの作品集です。繊細で豊かな、そして伝統的なフォルムを持つ多彩な作品が並びます。 武満徹編曲による名曲、中田章の「早春賦」はオリジナルの喜ばしさと、そこはかとない抒情的な雰囲気を漂わせてい ます。また三善の「五つの詩」はフランス音楽の影響を受けながらも、俳句のパターンを組み込んだ詩的なスタイルで書かれています。 ドラマティックな、池辺晋一郎の「ギターは耐え、そして希望しつづける」は、“細部まで作品の意味が聴き手に明確に伝わる演奏”と作曲者に絶賛されました。さらに、箏を模した刺激的な響きを持つ細川の「セレナーデ」は、初演時とは違うチューニング(福田独自のもの)で演奏され、“その音楽性の豊かさ、美しさ!”と作曲者からの感嘆のメッセージが寄せられています。 今回も素晴らしい音響空間を求め、カナダ・トロント郊外ニューマーケットの教会で録音を行っています。
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独奏クラリネットのための音楽集 [ブルンナー]
Clarinet Recital: Brunner, Eduard - WIDMANN, J. / BERIO, L. / JOLIVET, A. / DENISOV, E. / GOEHR, A. / HOSOKAWA, T. / REIMANN, A.
■吹奏楽 ■器楽曲(クラリネット)
発売日:2011年08月17日
NMLアルバム番号:8.572470
1)
CD価格:1,600円(税込)
クラリネットの可能性を限界まで極める。名手のための名手による作品集スイスで生まれのドイツ系クラリネット奏者、エドゥアルド・ブルンナー。彼はモーツァルトやクロンマー、ウェーバーなど古典作品の名演ですでに良く知られていますが、現代作品にも意欲的に取り組んでいます。世界の名だたる作曲家に新作を依頼し次々と初演を行っている彼は、その驚異的な技術と表現力で、この楽器のためのレパートリーを飛躍的に広めることに成功しています。特筆すべきは、彼の紡ぎ出す音色の美しさで、どのような特殊奏法を行っても、その全てが圧倒的な存在感と説得力を持ち、かつて聞いたこともないような新しい共鳴を発見するスリリングな驚きを味わわせてくれるのです。収録されたどの曲も特徴的な美しさを持っていますが、一番の注目は細川俊夫による「EDI」でしょうか。曲のタイトル「EDI」はブルンナーのファーストネームの短縮形であり、作曲家と演奏家の親密さをも表しています。無音の部分に深い意味を込めるという、作曲家独特の思想はこの曲にも生きています。