リャプノフ(セルゲイ・ミハイロヴィッチ) Lyapunov, Sergei Mikhailovich
生没年 | 1859-1924 | 国 | ロシア |
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辞書順 | 「リ」 | NML作曲家番号 | 22596 |
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「24の超絶技巧練習曲」
リスト(1811-1886):
超絶技巧練習曲 S.139
リャプノフ(1859-1924):
超絶技巧練習曲 Op.11 [コンスタンティン・シチェルバコフ]LISZT, F.: 12 Études d'exécution transcendante / LYAPUNOV, S.M.: 12 Études d'exécution transcendante, Op. 11 (Scherbakov)
発売日:2019年08月16日
NMLアルバム番号:Steinway30098
CD 2枚組価格:3,600円(税込、送料無料)
名手シチェルバコフが紐解く "24の"超絶技巧練習曲が持つ奥深さロシアの技巧派ピアニスト、シチェルバコフがリャプノフの傑作「超絶技巧練習曲」を再録音。1992年に録音された前作(Marco Polo/8.223491 -廃盤-)も、持ち前の技術と感性でこの難曲を颯爽と聴かせた名盤として知られますが、今回はさらに奥行きが加わり、成熟した音楽性で作品の魅力をじっくりと聴かせてくれます。ss さらにここにはリストによる本家「超絶技巧練習曲」も併せて収録。リャプノフの作品はリストの追悼として書かれ、リストが使わなかった12の音階が使用されていることでも知られており、2作品が一緒に収録されることによって、いわば「24の超絶技巧練習曲」として完結する作りとなっています。リストでの彫りの深い表情にも注目で、2つの作品に有機的な流れを作り、対比させながら終曲のリストの追悼曲へと繋げていく技量は圧巻です。
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リャプノフ(1859-1924):
ヴァイオリン協奏曲
交響曲 第1番 [フェドトフ/ロシア・フィル/ヤブロンスキー]LYAPUNOV, S.M.: Violin Concerto / Symphony No. 1 (Fedotov, Russian Philharmonic, Yablonsky)
■協奏曲
発売日:2011年03月16日
NMLアルバム番号:8.570462
CD価格:1,600円(税込)
ピアノ協奏曲では、リストの面影を引きずっていたリャプノフですが、1915年に作曲され1921年に改訂されたヴァイオリン協奏曲では一転、ロシアの郷愁を前面に出した壮大で抒情的な作品を書いています。フェドトフが鳴らす豪華なソロ・パート。甘美な第2主題、4分にも渡るそして強烈なカデンツァ。これを聴いて魅了されずに済む人がいるのでしょうか?もう一つの交響曲第1番は1887年に完成された曲で、まだバラキレフの影響が見られるものの、刺激的で堂々たる楽想を持つ雄大な作品です。終楽章での燃え上がる情熱の炎をぜひ体感してください。
収録作曲家:
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リャプノフ(1859-1924):
ピアノ協奏曲 第1番・第2番他 [ツィンツァバーゼ/ロシア・フィル/ヤブロンスキー]LYAPUNOV, S.M.: Piano Concertos Nos. 1 and 2 / Rhapsody on Ukrainian Themes (Tsintsabadze, Russian Philharmonic, Yablonsky)
■協奏曲
発売日:2011年02月16日
NMLアルバム番号:8.570783
14)
CD価格:1,600円(税込)
タネーエフに作曲を、フランツ・リストの門弟カール・クリントヴォルトにピアノを学んだ若き青年作曲家リャプノフは、モスクワ音楽院を卒業後、バラキレフに出会います。その影響を強く受けたリャプノフは、1885年にバラキレフの家へ身を寄せることになります。2人の芸術家はお互いに影響しあい、バラキレフの絶筆となったピアノ協奏曲第2番(未完)はリャプノフが補筆したことでも知られます。そんなリャプノフ自身のピアノ協奏曲第1番は、もちろんバラキレフに捧げられていて、重く垂れこめるようなメロディと、華々しい技巧がいかにもロシア風です。1909年に書かれたピアノ協奏曲第2番は、ピアノと管弦楽が優美に絡みあい、どことなくリストの作品の雰囲気を湛えていますが、いつしか彼が敬愛したバラキレフの協奏曲のメロディが現れます。1907年に作曲された「ウクライナの主題による狂詩曲」はブゾーニに献呈された技巧的で華やかな作品です。
収録作曲家:
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Iberian Dances
イベリア舞曲 [フアン・カルロス・フェルナンデス=ニエト(ピアノ)]Piano Recital: Fernández-Nieto, Juan Carlos - ALBÉNIZ, I. / BALAKIREV, M.A. / LYAPUNOV, S.M. / MACHAVARIANI, A. (Iberian Dances)
発売日:2022年06月24日
NMLアルバム番号:IBS-262021
CD価格:2,250円(税込)
このアルバムにはイベリア半島からコーカサス(カフカス)地方に伝わる民謡、地域性を感じさせる色彩感豊かな作品が収録されています。 バラキレフの「イスラメイ」は彼がコーカサス地方に旅行した際に着想された作品。この地の民謡を超絶技巧を交えながらスリリングに展開していきます。 “バラキレフのスタイルで”の副題を持つリャプノフの「レズギンカ」ではやはり超絶技巧を駆使しながら、コーカサス地方の速いテンポの旋律が歌われていきます。 次の2曲はジョージア出身の作曲家マチャヴァリアニの作品。「バザレティ湖」は、素晴らしい景観を誇るジョージア州東部にある湖の名前で、冒頭部の雄大かつ抒情的な旋律が印象的。中間部はうってかわって激しさを増します。短いダンスは活発なリズムによる楽しい小品。 最後に置かれたアルベニスの「スペイン組曲」は躍動感あるリズムと、ギターを思わせる音色が多用された名作。 これらお国情緒豊かな作品をスペインのピアニスト、フアン・カルロス・フェルナンデス=ニエトが情熱的に演奏しています。
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ロマンティック・
ピアノ・コンチェルト 第5集 [マイケル・ポンティ(ピアノ)/ロラント・ケラー(ピアノ)/ルクセンブルク放送管弦楽団 他]発売日:2021年12月24日
CD 2枚組価格:1,950円(税込)
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OPUS 8 [ガポネンコ]
Cello and Piano Solo Recitals: Gaponenko, Elena - LIADOV, A.K. / MEDTNER, N. / LYAPUNOV, S. / SCRIABIN, A.N. / SIBELIUS, J. / LIGETI, G. (Opus 8)
発売日:2017年12月22日
NMLアルバム番号:OC1884
CD価格:4,598円(税込、送料無料)
ロシア生まれのエレナ・ガポネンコは4歳ですでに「チェロとピアノの神童」として知られていました。すぐさま最高の訓練を受け、9歳でオーケストラと共演を果たし、モスクワ音楽院の中央音楽学校を経て、ドイツとオランダに留学。ピアノとチェロの両方で賞を獲得し、2014年にはGENUINレーベルに2つの楽器を操った演奏を録音。こちらも驚きを持って迎えられています。 今回のアルバムは2枚組の構成となっており、CD1はピアノ、CD2はチェロの演奏で、基本的に作曲家の「作品番号8」が選ばれているという凝った選曲。様々な要素が盛り込まれた興味深い2枚組です。
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ピアノ・ファントム [レヴィン]
Piano Recital: Lewin, Michael - NIEMANN, W.R. / LYAPUNOV, S.M. / GRIEG, E. / TAUSIG, C. / MEDTNER, N. / DVORAK, A. (Piano Phantoms)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年06月19日
NMLアルバム番号:DSL-92168
CD価格:2,085円(税込)
亡霊、幽霊の存在を信じない人でも、ちょっと背筋がぞくぞくする「夏向き」のアルバムです。亡霊や幽霊、そして精霊の存在は、国によっても扱いが違い、日本のようにちょっと不気味なものから、ヨーロッパのゴブリンのように自然界に普通に存在するものなど、その表情も様々です。ここでピアノを演奏しているマイケル・レヴィンは、現代アメリカで最も期待されているピアニストの一人であり、数多くのコンクール受賞歴と、40曲を超えるピアノ協奏曲のレパートリーを誇る名手です。このはかり知れない才能を秘めたピアニストが贈る「想像力を駆使した」音楽集、お楽しみいただけることは間違いありません。