バラキレフ(ミリー・アレクセイヴィチ) Balakirev, Mily Alexeyevich
生没年 | 1837-1910 | 国 | ロシア |
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辞書順 | 「ハ」 | NML作曲家番号 | 25962 |
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-★『レコード芸術』特選盤(2023年4月号)★-
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
交響曲 第10番
(ザンデルリング、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)
バラキレフ(1837-1910):
イスラメイ
(コンドラシン、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団) [クルト・ザンデルリング、キリル・コンドラシン、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2023年02月24日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,750円(税込)
初出! ザンデルリング&ニュー・フィルハーモニアのショスタコーヴィチ10番、
コンドラシン&ロイヤル・フィルのイスラメイ!ザンデルリング指揮によるショスタコーヴィチの交響曲第10番といえば、1977年ベルリン交響楽団とのセッション録音と、1978年フランス国立管弦楽団とのライヴ録音などが知られますが、それらより前となる1973年のライヴ録音が登場します。 当時首席客演指揮者の座にあったニュー・フィルハーモニア管との録音は、1980年代に入ってからのベートーヴェンなどがよく知られますが、今回のライヴはその経歴初期のものとはいえ両者のコミュニケーションは万全。重心の低い音楽運びはザンデルリングならではですが、第1楽章や第4楽章クライマックスでの凄まじい巻き上げや、第2楽章の緊張感などは素晴らしいもので、終演後の拍手も熱狂的。 カップリングはコンドラシン指揮による「イスラメイ」というもので、ここに収録されたカゼッラ編曲版はソヴィエト時代から彼のレパートリーであったようですが、録音のリリースは初めてのようです。色彩感豊かで非常に細やかなオーケストレーションを整然とまとめつつ、疾走するようなクライマックスへと導くコントールはさすがの一言。 良質なステレオ録音で、BBCに残されたオリジナル・テープから、ヒストリカル音源の復刻で高い評価を得ているポール・ベイリーがデジタル・リマスター。これらの演奏の魅力を最大限引き出す素晴らしい音に仕上げています。 国内仕様盤日本語解説 … 鈴木淳史 -
バラキレフ(1837-1910):
独奏ピアノのための作品全集 [ニコラス・ウォーカー(ピアノ)]発売日:2021年09月10日
CD 6枚組価格:5,100円(税込、送料無料)
ロシア五人組の一人、バラキレフ。ロシア音楽普及活動の先鋒として、またまとめ役として多彩な活動をしたにも拘わらず、彼自身は自己批判が強く自作について懐疑的であったようで、一時期は音楽界から退き、サンクトペテルブルク・ワルシャワ鉄道の事務員として働くなど、紆余曲折、挫折の日々を送っていたことも知られています。 そのためか、残された作品はあまり多くありませんが、代表作「イスラメイ」をはじめとするピアノ曲はどれもショパン、シューマン、リストの伝統を受け継ぐ華麗な技巧を誇る親しみやすいものばかりです。このBOXには、オリジナル作品をはじめ、先人の作品のアレンジなど、バラキレフの多彩な作品を全て収録しました。 このシリーズを通して録音したニコラス・ウォーカーは、英国王立音楽院とモスクワ音楽院で学び、ベートーヴェン演奏で高い評価を得ているほか、2010年の“バラキレフ没後100年イベント”を英国で開催するなど、バラキレフのスペシャリストとして知られています。
収録作曲家:
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バラキレフ(1837-1910):
〈ピアノ作品全集 第6集〉
イスラメイ、それを越えて [ニコラス・ウォーカー(ピアノ)]BALAKIREV, M.A.: Piano Works (Complete), Vol. 6 (N. Walker)
発売日:2020年09月11日 NMLアルバム番号:GP846
CD価格:1,950円(税込)
ニコラス・ウォーカーの演奏によるバラキレフのピアノ作品全集の第6集。シリーズの完結編となるこのアルバムには代表作「イスラメイ」が収録されているほか、グリンカとザポルスキー作品の編曲版も含まれており、バラキレフの多彩な才能を楽しめます。 またこのアルバムのためにニコラス・ウォーカー自身がピアノ版に編曲した交響詩「タマーラ」と、補筆完成させた「蚊の死へのエレジー」も収録。東洋的な題材を色彩豊かなオーケストラ曲に仕立てたことで知られる「タマーラ」の美点があますことなくピアノの響きへと移し替えられたアレンジは聴きどころ。もちろんイスラメイを凌駕するほどの超絶技巧が至る所に用いられています。
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バラキレフ(1837-1910):
〈ピアノ作品全集 第4集〉
スケルツォとその他の作品 [ニコラス・ウォーカー (ピアノ)]BALAKIREV, M.A.: Piano Works (Complete), Vol. 4 (N. Walker)
発売日:2019年05月31日 NMLアルバム番号:GP810
CD価格:1,950円(税込)
バラキレフのピアノ作品全集第4弾は、19歳の頃に書かれショパンやリストの影響が色濃いスケルツォ第1番、60代の円熟期の作品で彼のピアノ曲の中でも人気のあるものの一つスケルツォ第2番など、3つのスケルツォを中心に編曲作品も収めたもの。師グリンカの影響でスペイン音楽に興味を持っていた彼が、若き日に作ったファンダンゴ練習曲は世界初録音となっています。 第1弾からこのシリーズを録音しているニコラス・ウォーカーは、英国王立音楽院とモスクワ音楽院で学び、ベートーヴェン演奏で高い評価を得ているほか、2010年の没後100年イベントを英国で開催するなど、バラキレフのスペシャリストとして知られています。
収録作曲家:
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バラキレフ(1837-1910):
〈ピアノ作品全集 第3集〉
マズルカ集他 [N. ウォーカー]BALAKIREV, M.A.: Piano Works (Complete), Vol. 3 (N. Walker)
発売日:2016年10月21日 NMLアルバム番号:GP714
CD価格:1,950円(税込)
ロシア五人組のまとめ役、ミリイ・バラキレフ(1837-1910)のピアノ作品シリーズ、第3集。今回はマズルカを中心に様々な小品を取り合わせた魅力的なアルバムになっています。マズルカといえば独特なリズムを持つポーランド舞曲で、ショパンの素朴な曲がお馴染みですが、バラキレフの曲は更にスラブ的な雰囲気が強調された重厚かつ華麗な仕上がりとなっています。他には、あの《イスラメイ》を凌駕するほどに技巧的な《ユモレスク》や力強い《ドゥムカ》など聴き応えのある曲が並びます。各々2分にも満たない3つの楽章で構成された《ソナチネ》は、その短い曲の中にロシアの美しい田園風景が凝縮されたような色彩豊かな響きで満たされています。 2010年に“バラキレフ生誕100周年”の記念コンサートをロンドンで行い喝采を浴びたピアニスト、ニコラス・ウォーカーの演奏で。
収録作曲家:
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バラキレフ(1837-1910):
〈ピアノ作品全集 第2集〉 [ウォーカー]BALAKIREV, M.A.: Piano Works (Complete), Vol. 2 (N. Walker)
発売日:2016年02月24日 NMLアルバム番号:GP713
CD価格:1,710円(税込)
ロシア五人組のメンバーの一人、バラキレフ(1837-1910)のピアノ作品集の第2集です。今回のアルバムで取り上げられているのは、彼の「ショパンへの憧れ」が強く感じられる夜想曲とワルツです。彼は実は優れたピアニストであり、とりわけ即興演奏の腕は素晴らしいものだったとされています(イスラメイを聴けばそれも納得です)。しかし、自作については懐疑的であり、鬱病になってワルシャワ鉄道の事務員として働くなど、一時期音楽からすっかり遠ざかってしまったこともあると言います。 そんな彼、残された作品もあまり多くないのですが、ここに収録されている晩年の作品はどれも確信に満ちたもの。中には若いころの作品を改作した「夜想曲第1番」も含まれていますが、今回、その初稿版が初めて録音されました。比べてみるのも面白いのではないでしょうか。
収録作曲家:
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バラキレフ(1837-1910):
ピアノ協奏曲集 [セイフェトディノーヴァ/ロシア・フィル/ヤブロンスキー]BALAKIREV, M.: Piano Concertos Nos. 1 and 2 / Grande Fantaisie on Russian Folksongs (Seifetdinova, Russian Philharmonic, Yablonsky)
■協奏曲
発売日:2009年04月22日 NMLアルバム番号:8.570396
CD価格:1,900円(税込)
ラフマニノフ、チャイコ、ショパンを聴き飽きた人へ、ロシア音楽の開拓者、バラキレフの美しすぎる協奏曲華麗で技巧的な小品「イスラメイ」で知られるバラキレフのピアノ協奏曲は、驚くほどに切なく哀愁を帯びたものでした。2曲とも若い時期の作品で、第1番は18歳、第2番は24歳くらいに書かれたものです。第2番は未完のまま放置され、1909年に作曲を再開するも結局完成されることなく終わった作品です(弟子のリャプノフが完成)。多少のぎこちなさが却って甘酸っぱい青春を感じさせる第1番、アダージョ楽章の切なさと華麗さが際立つ第2番(とりわけクライマックスのそそり立つような和音連打はラフマニノフ、チャイコを超えるかも)、どちらも聴きものです。ロシア民謡による大幻想曲はロシア音楽の普及に多大なる貢献を果たしているはずです。
収録作曲家:
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Great Music of Small Forms
19-20世紀ロシアの合唱作品 [アンドレイ・ペトレンコ、エカテリンブルク・フィルハーモニー合唱団]Choral Concert: Yekaterinburg Philharmonic Choir - TCHAIKOVSKY, P.I. / BORODIN, A.P. / MUSSORGSKY, M. P. / RUBINSTEIN, A. (Great Music of Small Forms)
発売日:2023年09月08日 NMLアルバム番号:FUG800
CD価格:2,475円(税込)
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The Year That Never Was
こんな年はかつてなかった
ベートーヴェン/ショパン/
レクオーナ/D. スカルラッティ:
ピアノ作品集 [マテイ・ヴァルガ(ピアノ)]Piano Recital: Varga, Matei - BEETHOVEN, L. van / CHOPIN, F. / LECUONA, E. / SCARLATTI, D. (The Year That Never Was)
発売日:2022年09月09日 NMLアルバム番号:DSL-92258
CD価格:2,100円(税込)
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Iberian Dances
イベリア舞曲 [フアン・カルロス・フェルナンデス=ニエト(ピアノ)]Piano Recital: Fernández-Nieto, Juan Carlos - ALBÉNIZ, I. / BALAKIREV, M.A. / LYAPUNOV, S.M. / MACHAVARIANI, A. (Iberian Dances)
発売日:2022年06月24日 NMLアルバム番号:IBS-262021
CD価格:2,250円(税込)
このアルバムにはイベリア半島からコーカサス(カフカス)地方に伝わる民謡、地域性を感じさせる色彩感豊かな作品が収録されています。 バラキレフの「イスラメイ」は彼がコーカサス地方に旅行した際に着想された作品。この地の民謡を超絶技巧を交えながらスリリングに展開していきます。 “バラキレフのスタイルで”の副題を持つリャプノフの「レズギンカ」ではやはり超絶技巧を駆使しながら、コーカサス地方の速いテンポの旋律が歌われていきます。 次の2曲はジョージア出身の作曲家マチャヴァリアニの作品。「バザレティ湖」は、素晴らしい景観を誇るジョージア州東部にある湖の名前で、冒頭部の雄大かつ抒情的な旋律が印象的。中間部はうってかわって激しさを増します。短いダンスは活発なリズムによる楽しい小品。 最後に置かれたアルベニスの「スペイン組曲」は躍動感あるリズムと、ギターを思わせる音色が多用された名作。 これらお国情緒豊かな作品をスペインのピアニスト、フアン・カルロス・フェルナンデス=ニエトが情熱的に演奏しています。
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ロマンティック・
ピアノ・コンチェルト 第5集 [マイケル・ポンティ(ピアノ)/ロラント・ケラー(ピアノ)/ルクセンブルク放送管弦楽団 他]発売日:2021年12月24日
CD 2枚組価格:2,175円(税込)
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バラキレフ(1837-1910):
〈ピアノ作品全集 第5集〉
作品集・編曲集 [ニコラス・ウォーカー(ピアノ)]BALAKIREV, M.A.: Piano Works (Complete), Vol. 5 (N. Walker)
発売日:2019年11月08日 NMLアルバム番号:GP811
CD価格:1,950円(税込)
バラキレフは尊敬する作曲家たちの作品をピアニスティックな独奏曲に編曲することで、彼らへの傾倒を表明していました。このアルバムに収録されている世界初録音を含むほとんどの曲は、ショパンやリスト、ベートーヴェンらの作品のトランスクリプションであり、管弦楽作品や弦楽四重奏曲、歌劇からの曲をピアノに置き換えるだけではなく、時にはもともとある曲にコーダを付けたり、素材として新たな曲を書き起こしたりと、様々な手法が凝らされています。これらを聴くことで彼がいかに先人たちをリスペクトしていたかが理解できるのではないでしょうか? また、最後に置かれた「華麗ナポロネーズ」はバラキレフ16-17歳の作品。音楽に憧れる少年の熱き想いが結実しています。
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映画「蜜蜂と遠雷」
福間洸太朗 plays 高島明石 [福間洸太朗(ピアノ)]発売日:2019年09月04日
UHQCD価格:3,300円(税込、送料無料)
福間洸太朗が弾く、「蜜蜂と遠雷」高島明石インスパイアード・アルバム!第156回直木賞&2017年本屋大賞をダブル受賞した恩田陸『蜜蜂と遠雷』がついに実写映画化! 映像化不可能と言われたこの作品で松坂桃李演じる高島明石のピアノ演奏を担当するのは、福間洸太朗。ベルリンを拠点に国際的な活躍を続ける福間が、家庭を持つ生活者・高島明石の情熱に思いを巡らせて、コンクールに挑戦するピアノの音を作り上げました。小説での第一次予選第一曲「J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第2番」の寄り添うような祈りから、映画で使用される藤倉大の書き下ろし「春と修羅」まで、優しさと愛情あふれる音楽を届けます。
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リチャード・イッター・アーカイヴ
トーマス・ビーチャム Vol.2
(シャブリエ、フランク、グレトリ、ラロ、メユール、サン=サーンス、ディーリアス、バラキレフ、R.シュトラウス) [トーマス・ビーチャム(指揮)、BBC交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団]Orchestral Music - CHABRIER, E. / FRANCK, C. / BALAKIREV, M.A. / STRAUSS, R. / MÉHUL, É.-N. / DELIUS, F. (Royal Philharmonic, BBC Symphony, Beecham)
発売日:2019年07月12日 NMLアルバム番号:ICAC5158
CD 3枚組
通常価格:5,025円→ 特価!:2,690円(税込)ビーチャム得意のフランスものを中心とした第2弾英国音楽の録音を積極的に行い、知られざる作曲家の発掘にも貢献した「Lyrita Recorded Edition」レーベル創立者、リチャード・イッター(1928-2014)。彼が当時最先端のプロ用機材を用い、1952年からエアチェックしていたというBBC放送の音源を集めた貴重なコレクションから、BBCの正規ライセンスを受けCD化するシリーズ。 ディーリアスと親交を結ぶなど母国英国音楽のスペシャリストとして名高いビーチャムですが、フランス音楽へ傾ける情熱もよく知られたところで、中でもメユールとグレトリには強い思い入れがあったと伝えられており、ここではそれらを中心に聴くことが出来ます。グレトリの組曲では第3曲(Disc1、Track5)の後に拍手が沸き起こり、そこへビーチャムが「たいへん残念ですが、ここで終わりです」とジョークを飛ばして笑いを取る一幕もそのまま聴くことができます。 3枚目には洒脱に洗練されたバラキレフとリヒャルト・シュトラウスも収録。状態の良いテープを用いて丁寧にリマスターされており、たいへん聴きやすい音質とモノラルながら広がりを感じる音場感、十分なダイナミックレンジで演奏を楽しむことができます。
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発売日:2017年05月26日
CD 2枚組価格:2,200円(税込)
恩田陸書き下ろしエッセイ収録!『蜜蜂と遠雷』の世界を彩る音楽が、ついにCD化!第156回直木賞&2017年本屋大賞をW受賞した恩田陸による話題作『蜜蜂と遠雷』。 累計販売部数30万部になろうとするこの小説は、3年毎に開催される国際ピアノコンクールを舞台に、才能ある若者たちが「音楽を競うこと」に逡巡しながらも、大切なものを掴み取っていくという物語です。 もちろん大きなファクターとなるのは、彼らが演奏する音楽。彼らが演奏する曲を聴くことで、臨場感が増すだけでなく、この迫真の物語が現実のものとなり、全ての登場人物に拍手を贈りたくなるでしょう。 たった一人で演奏する第1次予選から第3次予選、大人数のオーケストラと立ち向かわなくてはならないファイナルと、ストーリーに沿った選曲が物語を盛り上げます。 【内容紹介】 『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎刊)は、第156回直木三十五賞を受賞に加え、2017年本屋大賞も受賞したことで注目を集めている恩田陸の小説。ピアノコンクールを舞台に繰り広げられる群像劇は、文芸ファンはもとより、多くの音楽ファンの共感を呼んでいます。 「蜜蜂と遠雷 音楽集」は、小説の登場人物たちがコンクールで演奏する楽曲から、物語の核となる19曲を厳選したコンピレーションアルバム。読書の楽しみを大きく広げる楽曲の数々のみならず、著者恩田陸による書き下ろしエッセイや、小説の装丁を担当した鈴木成一によるデザイン、この小説をメディアで推薦した音楽評論家・青澤隆明による楽曲解説など、直木賞受賞後も反響が続くこの小説をより深く味わえる要素満載の、ファン必携アイテムです。
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Natasha
ナターシャ・パレムスキ
ピアノ・リサイタル [パレムスキ]Piano Recital: Paremski, Natasha - BRAHMS, J. / KAHANE, G. / PROKOFIEV, S. / BALAKIREV, M. (Natasha)
発売日:2016年10月21日 NMLアルバム番号:Steinway30063
CD価格:1,950円(税込)
各紙で絶賛されているモスクワ生まれの若きピアニスト、ナターシャ・パレムスキ。4歳でピアノを始めた彼女は8歳の時にアメリカに移り、サンフランシスコ音楽院で学び、その翌年にはデビュー・コンサートを果たしています。 幅広いレパートリーを持つ彼女、ロイヤル・フィルとのチャイコフスキー&ラフマニノフの協奏的作品や、プロコフィエフのチェロ・ソナタでの伴奏など、特色ある録音がいくつかありますが、今回のリサイタル・アルバムでは新たな魅力を見せてくれます。ブラームスの冒頭の和音の激しさや、叩きつけるようなプロコフィエフは、確かに若きアルゲリッチの情熱的な風貌を彷彿させる要素を持っています。
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夜想曲 [ランドラム]
Piano Recital: Landrum, Michael - FIELD, J. / CHOPIN, F. / RESPIGHI, O. / SCRIABIN, A. / FAURE, G. / FRANCAIX, J. (Nocturnes)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2012年10月24日 NMLアルバム番号:DSL-92158
2CD価格:2,600円(税込)
「夜想曲」という形式は、一般的にアイルランドの作曲家ジョン・フィールドが最初に確立したと言われています。これは単一楽章からなるピアノのための小品で、それ以前の「ノットゥルノ」や「セレナーデ」とは若干趣きが異なり、どちらかというと夜の感傷的な気分を前面に押し出したものでした。この形式をとりわけ愛したのがショパンであり、現代では「夜想曲」と言うと、ショパンの美しいメロディを思い出す人も多いのではないでしょうか? もちろん後世の作曲家たちも、この名前を使って、夜のもたらす神秘的な雰囲気を描き出しています。この2枚のCDに収録された「夜の風景」のなんと多彩なこと。どれもが一つのストーリーを秘めたステキな32曲です。 ジョージア州出身のピアニスト、マイケル・ランドルムは美術の修士号も持つ俊英であり、映画にも深い知識を有しているアーティストです。
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ロシアの歌曲集 [スヴェトロフ/ドコヴスカ]
Vocal Recital: Svetlov, Mikhail - MUSSORGSKY, M.P. / CUI, C. / RIMSKY-KORSAKOV, N.A. / BALAKIREV, M.A. / BORODIN, A.P. (Russian Songs)
■声楽曲
発売日:2011年05月18日 NMLアルバム番号:8.572218
CD価格:1,900円(税込)
世紀の名曲「蚤の歌」これのみでも面白いことこの上なし!「ロシア5人組」の名歌曲をとことん味わう1枚です。ロシア歌曲と言えば、深みと凄みを併せ持った男の低い声がぴったりで、ここでは10年以上ボリショイ歌劇場の主要なソリストを務めたスヴェトロフが素晴らしい声を聞かせてくれます。有名なムソルグスキーの「死の歌と踊り」を始め、リムスキー・コルサコフ、バラキレフ、ボロディン、そして珍しいキュイの作品まで、とことん低音に塗れる喜びを味わうことが可能です。「蚤の歌」のような皮肉たっぷり、力でぐいぐい押す曲も見事ですが、トラック12のような、優しさに溢れる曲での包み込むような包容力に胸がきゅんとしてしまう瞬間もステキです。
収録作曲家:
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グレート・ピアニスト・シリーズ
ケントナー
リスト、ショパン、ウォルトン、バラキレフ [ケントナー - 録音:1938年-1951年]BALAKIREV: Piano Sonata / LISZT: Apres une lecture du Dante (Kentner) (1938-1951)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2007年12月12日 NMLアルバム番号:8.111223
CD価格:1,900円(税込)