ルビンシテイン(アントン)
Rubinstein, Anton
生没年 | 1829-1894 | 国 | ロシア |
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辞書順 | 「ル」 | NML作曲家番号 | 26317 |
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〈ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史 第1集〉
アリャビエフ(1787-1851):
ピアノ三重奏曲 変ホ長調・イ短調
グリンカ(1804-1857):
三重奏曲 ニ短調 「悲愴」(ピアノ三重奏編)
ルビンシテイン(1829-1894):
ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15-2 [ブラームス・トリオ]Piano Trios (Russian) - ALYABIEV, A. / GLINKA, M. / RUBINSTEIN, A. (The History of Russian Piano Trio, Vol. 1) (Brahms Trio)
発売日:2020年11月13日
NMLアルバム番号:8.574112
CD 価格:1,200円(税込)
ピアノ三重奏曲は、ロシアの室内楽作品の歴史の中でとりわけ重要な位置を占めています。この全5巻からなるシリーズでは、さまざまな作品を採り上げながら、ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史を探っていきます。 ロシアにおけるこのジャンルの幕開け的作品は、1815年に作曲されたアリャビエフの「三重奏曲 変ホ長調」であり、未完成でありながらモーツァルトを思わせるエレガントで活気に満ちた味わいを持っています。1834年に書かれたイ短調も優美ではありますが、ピアノの妙技が存分に発揮されているとは言えず、まだまだロシア音楽特有の個性を有してはいません。しかし同じ頃に書かれたグリンカの「悲愴」三重奏曲の憂鬱な雰囲気は、後のロシアの作曲家たちにも大きな影響を与えています。アントン・ルビンシテインの三重奏曲は、作曲家自身が優れたピアニストであったこともありピアノが大活躍する作品です。 ロシア期待の若手奏者によるアンサンブル「ブラームス・トリオ」の洗練された演奏で。
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ルビンシテイン(1829-1894):
弦楽四重奏曲 第4番 ホ短調 Op.47-1
弦楽四重奏曲 第6番 ニ短調 Op.47-3 [ラインホルト四重奏団]発売日:2020年10月30日
CD 価格:1,800円(税込)
19世紀後半ロシアを代表する作曲家アントン・ルビンシテイン。ピアニストとしても活躍した彼は、ヨーロッパ、アメリカで精力的に演奏会をこなしながら、その合間を縫って12曲の歌劇や6曲の交響曲、200曲に及ぶバレエ、オラトリオを含む膨大な数の作品を書き上げました。室内楽の分野でもさまざまな楽器の組み合わせによる作品を書いており、弦楽四重奏曲は10曲が遺されています。 このアルバムでは2曲の四重奏曲を収録。1856年、27歳の時の作品はどちらも短調で書かれており、洗練された旋律が随所に溢れる見事な仕上がりとなっています。ラインホルト四重奏団は、ルビンシテインの若々しい情熱を見事なアンサンブルで描き出しています。
収録作曲家:
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ルビンシテイン(1829-1894):
『舞踏会』 Op.14(1854/1871改訂) [ウォーレン・リー(ピアノ)]RUBINSTEIN, Anton: Bal (Le) (Warren Lee)
発売日:2020年09月25日
NMLアルバム番号:8.574216
CD 価格:1,200円(税込)
ロシアの作曲家・ピアニスト、アントン・ルビンシテイン(1829-1894)。9歳で演奏会を開くほどの楽才に恵まれた彼は、やがてリストに並ぶピアノの名手として名声を確立。作曲家としても壮大な交響曲や歌劇などで評価されました。しかし、ドイツ寄りの作風を好んでいたためか、第二次世界大戦後のロシアでは彼の作品が演奏されることが少なくなり、ごく少数のピアノ曲以外、ほとんどが忘れられてしまいました。 このアルバムに収録された「舞踏会」もそんな忘れられた作品の一つ。現代のコンサート・ホールで演奏されることはまずありませんが、なかなか聞きごたえのある曲集です。踊り手の入場で曲が始まり、華やかな曲が次々と出現。軽やかなダンスが繰り広げられ、雰囲気はギャロップで最高潮に達します。 曲集の最後は踊り手たちの興奮を鎮めるかのような静かな回想「夢」で終わるという、ウェーバーの「舞踏への勧誘」を思わせるこの「舞踏会」を名手ウォーレン・リーが表情豊かに演奏しています。
収録作曲家:
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ルビンシテイン(1829-1894):
ピアノ・ソナタ 第1番&第2番
3つのセレナード [チェン・ハン(ピアノ)]RUBINSTEIN, Anton: Piano Sonatas Nos. 1 and 2 / 3 Serenades (Han Chen)
発売日:2020年01月31日
NMLアルバム番号:8.573989
CD 価格:1,200円(税込)
ロシアで生まれ5歳からピアノを始めたアントン・ルビンシテイン。9歳で演奏会を開くなど神童ぶりを発揮しましたが、パリ音楽院への入学を試みるも敢え無く失敗。しかしフランツ・リストと知り合いになり、才能を絶賛されました。一時期はベルリンに拠点を置くも、1848年ロシアに帰国。ドイツにルーツを持つエレナ・パヴロヴナ大公妃らの支援を受け、サンクトペテルブルクで一連のコンサートを開始した後、3年後にサンクトペテルブルク音楽院を設立、ロシアの音楽教育に多大な功績を残しています。 作曲家としては、ピアノ曲を中心に多くの作品を残しましたが、これらは彼の死後ほとんど演奏されることなく忘れられていたところ、熱心な愛好家たちのおかげで、最近演奏機会が増えてきました。このアルバムにはソナタ第1番と第2番、3つのセレナードを収録。第6回中国国際ピアノコンクールの優勝者、チェン・ハンが作品のストーリー性を読み解き、ドラマティックな演奏を聴かせます。
収録作曲家:
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ルビンシテイン(1829-1894):
交響曲 第6番 イ短調
フモレスケ「ドン・キホーテ」 [フィルハーモニア・フンガリカ/ヴァルガ/スロヴァキア・フィル/ハラーシュ]RUBINSTEIN, A.: Symphony No. 6 / Don Quixote (Philharmonia Hungarica, G. Varga, Slovak Philharmonic, Halász)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2014年01月22日
NMLアルバム番号:8.555394
4)
CD 価格:1,200円(税込)
第1楽章の冒頭を聴いた瞬間は「この曲は難しい?」と思うかもしれませんが、序奏部が終わった途端炸裂するのは紛れもないロシアのリズム。これは1886年に作曲されたルビンシテイン(1829-1894)最後の交響曲です。溌剌とした第1主題の次に来るのは抒情的な第2主題。チャイコフスキーよりは、ブラームスやシューマンを思い起こさせる重厚なハーモニーに彩られた力強い楽章、次の第2楽章は控え目に咲く花を思わせる優美な音楽。快活な中間部も聴き映えのするものです。第3楽章は明るくさっぱりとした茶目っ気たっぷりの音楽。そしてどっしりとした最終楽章にもロシアの風味が満載です。 「ドン・キホーテ」は1870年の作品。数多くの作曲家たちがモティーフとした破天荒な騎士の物語を、ルビンシテインは丁寧に音で追って行きます。広く聴かれることを願いたい「隠れた名作」です。
収録作曲家:
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ルビンシテイン(1829-1894):
交響曲 第5番 他 [ジョルジュ・エネスコ・フィル/アンドレースク]RUBINSTEIN, A.: Symphony No. 5 / Dmitry Donskoy Overture / Faust (George Enescu Philharmonic, Andreescu)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年08月21日
NMLアルバム番号:8.557005
CD 価格:1,200円(税込)
19世紀ロシアの最も偉大な音楽家の一人、アントン・ルビンシテイン(1829-1894 ルビンシュタインと表記することも)。彼はピアノの名手であり(彼の弟ニコライもまた素晴らしいピアニストでした)、若い頃はヨーロッパからロシアにかけて演奏会を開き、そこでショパンやリストとも友好関係を結びます。作曲家としても幅広い活動を行い、ロシア最初の専門的な音楽教育機関であるサンクトペテルブルク音楽院を創設、またロシア音楽協会の創設者としても知られます。 しかし、彼は出自がユダヤ系であったせいもあり(一家ともども2歳の時にロシア正教に改宗している)、同時期に活動していたロシア五人組とは対立したため、その作品は生前からほとんど演奏されることがありませんでした。しかし、この交響曲第5番に横溢するロシア風味は、彼自身がどれほどまでにロシアを愛しているかの証明と言えるのではないでしょうか。
収録作曲家:
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ルビンシテイン(1829-1894):
ピアノ作品集 第2集(1852-1894) [バノウェツ]RUBINSTEIN, A.: Piano Music (1852-1894) (Banowetz) - Souvenir de Dresde / Akrostichon No. 1
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2010年09月15日
NMLアルバム番号:8.570942
CD 価格:1,200円(税込)
ロシア・ピアノ流派の祖、しかし、あまりにも作品が多くて未だに全容の解明ができていない人ピアノ作品集第1集(8.570941)が好評のロシアのピアニスト&作曲家、アントン・ルビンシテインの作品集です。この第2集は23歳の時に書かれた、有名な「へ調のメロディ」から、亡くなる年に書かれた「ドレスデンの思い出」まで、作曲家の長い経歴を慮る作品を網羅しています。演奏するのは、GRAMMY賞も受賞した名手、バノヴェツ。彼の明晰なピアニズムによって、どの曲にもくまなく光が当てられています。トラック1の「ロシア風セレナーデ」の重苦しくも切ないメロディは、いかなる時もロシア風ですが、どことなく日本の演歌に通じるものがあるような気がしませんか?また、相変わらず色々な物が織り込まれている「折句」での甘い囁き風のメロディにも心惹かれます。
収録作曲家:
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ルビンシュテイン(1829-1894):
ピアノ作品集 [バノウェツ]RUBINSTEIN, A.: Piano Music (1871-1890) (Banowetz) - Theme and Variations / Akrostichon No. 2
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2010年07月14日
NMLアルバム番号:8.570941
CD 価格:1,200円(税込)
折句・・・何かが織り込まれているらしいのだが 範囲が広すぎて特定できないこともあるアントン・ルビンシュテインはロシア人ピアニストとしてはじめて世界的名声を博し、またサンクトペテルブルク音楽院を開設し、1859年にはロシア音楽協会を開設するなど、以降のロシアのピアノ界に多大なる影響を与えた人です。また歌劇、交響曲からピアノ曲までとあらゆるジャンルにたくさんの作品を残したのですが残念なことに、「ヘ調のメロディ」や「天使の夢」の小さなピアノ曲以外はほとんど忘れ去られてしまいました。ここでは、シューマンの「交響練習曲」に触発されて書かれた「主題と変奏」と、サロン風な「折句」第2番でその才能をじっくり味わってみてください。「折句」とは聞き慣れない言葉ですが、今でいう「縦読み」のようなもので、並んだ文章の頭だけを読んでいくと他の文が浮かびあがる仕掛けのようなものです。こちらもシューマンが好んだ手法ですが、このルビンシュテインの作品には曲を献呈した相手の名である「S-O-F-I-A」の音が織り込まれているということです。
収録作曲家:
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A SPAN OF TIME
ジュリアン・ロイド・ウェバーの芸術
[4枚組BOX]JULIAN LLOYD-WEBBER – A SPAN OF TIME (4-CD Box Set)
発売日:2018年04月27日
CD 4枚組BOX 価格:2,880円(税込)
イギリスのチェロ奏者ジュリアン・ロイド・ウェバー(1951-)。父ウィリアム・ロイド・ウェバーと兄アンドルー・ロイド・ウェバーは作曲家、妻ジアシンはチェロ奏者という音楽ファミリーの一員です。イギリスや北欧の小品を得意とする彼は、このBOXに収録されているイギリスの小品集(CD2)では、自らイギリス室内管弦楽団を指揮しながらチェロを演奏。指揮者としても才能を発揮しました。また、編曲家としても知られており、父ウィリアムの作品をはじめ、様々な曲を独奏用、もしくは二重奏用に編曲することで、曲の新たな魅力を引き出すとともに、知られざる曲の美しさを伝えています。 CD4のヴィヴァルディは、2014年に病のため、惜しくもチェロ奏者としての引退を発表した彼のチェリストとしての最後の録音となりました。
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〈クライスラー 録音全集 第7集〉
クライスラー(1875-1962):
1921年-1925年 [1921-1925]KREISLER, Fritz: Complete Recordings, Vol. 7 (1921-1925)
発売日:2017年07月28日
NMLアルバム番号:8.111406
1)
CD 価格:1,200円(税込)
第一次世界大戦では陸軍中尉として戦争に参加、しかし重傷を負い除隊となったクライスラー。その後はニューヨークに戻り演奏活動を再開したものの、様々な事情で活動は軌道に乗らず、結局はヨーロッパに戻ることとなり、1923年には日本を含む極東ツアーを行い、1924年から1934年まではベルリンに拠点を置くこととなります。 この第7集はそんな波乱万丈の時代の録音集。特に重要なのはHMV録音で聴ける、クライスラーの9歳離れた弟で才能あるチェリスト、フーゴとのアンサンブルです。フリッツの影響を受けたと思われる豊かなカンタービレに満ちた音は、まさに典型的なウィーン風。素晴らしく息のあった演奏です。ピアニスト、ラムソンと行ったビクター・トーキング・マシーンへの録音は、初のエレクトリカル・レコーディングであり、いくつかのテイクを失敗するなど、新しいシステムでの試行錯誤がうかがわれるものの、1733年製のストラディヴァリの豊かな響きが余すことなく記録されました。
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2台のチェロの物語(2台チェロのための作品集) [ジュリアン&ジアシン・ロイド・ウェバー/レナハン]
Cello Duet Arrangements (A Tale of Two Cellos) (Julian and Jiaxin Lloyd Webber, Lenehan)
■器楽曲(チェロ)
発売日:2013年11月20日
NMLアルバム番号:8.573251
1)
CD 価格:1,200円(税込)
編曲の世界に魅せられた作曲家は、いつの時代にも数多く存在します。それは憧れの存在を身近に引き寄せるようなものなのでしょうか? 名チェリスト、ジュリアン・ロイド・ウェバーもそんな一人で、彼は古今東西の声楽曲をチェロのために編曲し、声楽作品と器楽作品を自由に行き来して、これらの曲の魅力を存分に伝えることに力を尽くしています。このアルバムでは、モンテヴェルディからペルトまで時代を超えた「二重唱」の名作を2台のチェロ用にアレンジ。ジュリアンと彼の妻ジアシンが2人で寄り添いながら、哀愁に満ちた調べをゆったりと奏でます。
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イージーリスニング・ピアノ・クラシック
ロマンティック・エクスプレッションズEasy-Listening Piano Classics: Romantic Expressions
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2010年06月16日
NMLアルバム番号:8.578081-82
2CD
通常価格:2,400円→ 特価!:690円(税込) -
ローザ・ポンセルのアメリカ録音集 第4集 [録音:1923年-1929年]
PONSELLE, Rosa: American Recordings, Vol. 4 (1923-1929)
■オペラ
発売日:2008年01月16日
NMLアルバム番号:8.111141
CD
通常価格:1,200円→ 特価!:390円(税込) -
パブロ・カザルス(1810-1849):
アンコールと編曲集 5 [カザルス - 録音:1920年-1924年]CASALS, Pablo: Encores and Transcriptions, Vol. 5: Complete Acoustic Recordings, Part 3 (1920-1924)
■交響曲/管弦楽曲 ■協奏曲 ■室内楽
発売日:2007年08月01日
NMLアルバム番号:8.110987
2)
CD 価格:1,200円(税込)
耳馴染みのある小品にも慈しみをこめて19世紀から20世紀にかけて、いわゆる「大家」と言われた演奏家達は、大曲や難曲と言われる作品を手がけ偉大な解釈を施す一方で、小品にたいしても愛着を深く持ち、それらを愛しみ楽しんで演奏しました。大曲よりも、むしろ小品においてより個性が発揮されることも多く、演奏者を知る上でも貴重な手がかりともいえるでしょう。カザルスは小品に取り組む際、彼らしい生真面目な姿勢を見せており、リラックスして演奏するというよりも、集中力を持ってチェロがいかにメロディーを歌わせることのできる楽器であるかを追求しているかのようです。カザルス節炸裂の「コル・ニドライ」から、清澄な「愛のあいさつ」まで、彼の七変化を聴くことの出来る一枚です。
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イグナーツ・フリードマン
英コロムビアによる録音集 [フリードマン - 録音:1933年-1936年]FRIEDMAN, Ignaz: Complete Recordings, Vol. 5: English Columbia Recordings (1933-1936)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2006年06月01日
NMLアルバム番号:8.111114
CD 価格:1,200円(税込)
マズルカにおいてその神懸かり的なリズム感の冴えを表す一方、フリードマンは旋律線を息長く歌わせることに秀でたピアニストでした。レシェテツキーの弟子の中でおそらくもっとも技巧的な力量を持っていた彼は、曲の細部に至るまで完全に掌握し、また自発的あるいは直感的ともいえる勘で曲全体の構成をつかみ、旋律線を描くことに反映していたと見ることが出来ます。このCDに収録されている変ホ長調の夜想曲は、録音史上もっとも「歌う」ピアノとして評価されている彼の金字塔です。いかなるピアニスト~ホロヴィッツを含めて~もこの高みに達することは不可能でした。