アリャビエフ(アレクサンドル・アレクサンドロヴィチ) Alyabiev, Alexander Alexandrovich
生没年 | 1787-1851 | 国 | |
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辞書順 | 「ア」 | NML作曲家番号 | 30318 |
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〈ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史 第1集〉
アリャビエフ(1787-1851):
ピアノ三重奏曲 変ホ長調・イ短調
グリンカ(1804-1857):
三重奏曲 ニ短調 「悲愴」(ピアノ三重奏編)
ルビンシテイン(1829-1894):
ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15-2 [ブラームス・トリオ]Piano Trios (Russian) - ALYABIEV, A. / GLINKA, M. / RUBINSTEIN, A. (The History of Russian Piano Trio, Vol. 1) (Brahms Trio)
発売日:2020年11月13日
NMLアルバム番号:8.574112
CD価格:1,600円(税込)
ピアノ三重奏曲は、ロシアの室内楽作品の歴史の中でとりわけ重要な位置を占めています。この全5巻からなるシリーズでは、さまざまな作品を採り上げながら、ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史を探っていきます。 ロシアにおけるこのジャンルの幕開け的作品は、1815年に作曲されたアリャビエフの「三重奏曲 変ホ長調」であり、未完成でありながらモーツァルトを思わせるエレガントで活気に満ちた味わいを持っています。1834年に書かれたイ短調も優美ではありますが、ピアノの妙技が存分に発揮されているとは言えず、まだまだロシア音楽特有の個性を有してはいません。しかし同じ頃に書かれたグリンカの「悲愴」三重奏曲の憂鬱な雰囲気は、後のロシアの作曲家たちにも大きな影響を与えています。アントン・ルビンシテインの三重奏曲は、作曲家自身が優れたピアニストであったこともありピアノが大活躍する作品です。 ロシア期待の若手奏者によるアンサンブル「ブラームス・トリオ」の洗練された演奏で。