ポンセ(マヌエル・マリア) Ponce, Manuel Maria
生没年 | 1882-1948 | 国 | メキシコ |
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辞書順 | 「ホ」 | NML作曲家番号 | 20981 |
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カストロ(1864-1907)/
ポンセ(1882-1948):
ピアノ協奏曲 [ホルヘ・フェデリコ・オソリオ(ピアノ)/カルロス・ミゲル・プリエト(指揮)/ミネリア交響楽団]Piano Recital: Osorio, Jorge Federico - PONCE, M.M. / CASTRO, R. (Conciertos románticos)
発売日:2023年09月22日
NMLアルバム番号:CDR90000-221
CD価格:2,025円(税込)
19世紀末のメキシコにおけるクラシック音楽の発展に寄与した2人の作曲家、カストロとポンセのピアノ協奏曲を中心に収録したアルバム。 カストロはメキシコシティの国立音楽院でピアノと和声、作曲を学び、1883年5月にはベネズエラで開かれたシモン・ボリバル生誕百年祭に彼の作品が送られるなど高い評価を受けるとともに、ピアニストとして活躍。1900年には音楽院の作曲家教授に就任し、後進の指導にも力を尽くしました。彼のピアノ協奏曲は、メキシコ人作曲家として初めてのもので、華麗なピアノ・パートと、それを支える壮大なオーケストラの響きが魅力的です。 ポンセはカストロの次世代を代表する作曲家の一人。10代でサンディエゴ教会のオルガニストを務めた後、イタリアとドイツに留学、帰国後はカストロの後任としてメキシコ国立音楽院のピアノ科教授に就任するなど活躍します。後年、アンドレス・セゴビアと交流し、数多くのギター曲を書いたことでも知られています。このピアノ協奏曲は「ロマンティコ」のタイトル通り、フランツ・リスト作品を思わせる妙技と美しさを兼ね備えています。 メキシコ生まれのホルヘ・フェデリコ・オソリオが自国の偉大な作曲家への共感を込めた熱い演奏を披露しています。
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ピアノ三重曲集
ヴィラ=ロボス/トゥリーナ/ポンセ [レベロン・ピアノ三重奏団]Latin America and Hispanic Piano Trios - VILLA-LOBOS, H. / TURINA, J. / PONCE, M.M. (Reverón Piano Trio)
発売日:2023年03月17日
NMLアルバム番号:IBS-202022
CD価格:2,250円(税込)
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ポンセ(1882-1948):
ピアノ作品全集 第3集 [アルバロ・センドージャ(ピアノ)]PONCE, M.M.: Piano Works (Complete), Vol. 3 (Cendoya)
発売日:2022年05月20日
NMLアルバム番号:GP772
CD価格:1,950円(税込)
メキシコ近代を代表する作曲家マヌエル・ポンセ。彼の作風は後期ロマン派風の作曲様式と新古典主義の中間に位置しています。日本では、ハイフェッツが編曲した歌曲「エストレリータ(小さな星)」や、いくつかのギター曲がよく知られていて、どちらかといえば「ギターの作曲家」として位置づけられていますが、実は彼自身が優れたピアニストであり、その作品にもピアノ曲がかなりの割合を占めています。 全8巻が予定されるポンセのピアノ作品全集、この第3集には、ピアニストとして自身の技巧を誇示するための「演奏会用練習曲」など超絶技巧を駆使した若い頃の作品、メキシコの民謡や踊りなど伝統的な旋律を独創的なピアニズムで翻案した壮年期の作品、そして「夕べの歌」や「5月」「マズルカ」などロマンティシズム溢れる個性的な作品が収録されており、これらにはポンセの3つの側面が表れていると言えるでしょう。まばゆいばかりの「ペルサグリエリ」も聴きものです。
収録作曲家:
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ロドリーゴ(1901-1999):
アランフエス協奏曲
ポンセ(1882-1948):
南の協奏曲
ガルシア(1949-):
チャイナ・シングス(ギターと管弦楽版) [カン・ユンホン(ギター)/ダレル・アン(指揮)/チェコ室内管弦楽団パルドビツェ]RODRIGO, J.: Concierto de Aranjuez / PONCE, M.M.:Concierto del sur (Junhong Kuang, Czech Chamber Philharmonic, Pardubice, Darrell Ang)
発売日:2020年07月22日
NMLアルバム番号:8.579053
CD価格:1,600円(税込)
2011年の「タイ国際ギター・コンクール」において僅か11歳で優勝、現在は巨匠マヌエル・バルエコに師事し研鑽を重ねる中国出身のカン・ユンホンをソリストに迎えたギター協奏曲集。誰もが知っているロドリーゴの「アランフエス協奏曲」、メキシコ生まれの国際的作曲家ポンセの「南の協奏曲」に加え、ユンホンに捧げられたジェラルド・ガルシアの「チャイナ・シングス」の3曲を収録しています。 「チャイナ・シングス」は、中国で人気の2つの曲を元にした抒情的な雰囲気を持つ作品で、トレモロを多用した中国琵琶風の美しい音色をお楽しみいただけます。 バックを務めるのは、第50回ブザンソン国際指揮者コンクールの優勝者、ダレル・アン。チェコのオーケストラからそれぞれの曲に相応しい色彩的なサウンドを引き出す手腕が光ります。
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-★『レコード芸術』特選盤(2020年6月号)★-
鈴木大介
シューベルトを讃えて [鈴木大介]Guitar Recital: Suzuki, Daisuke - SCHUBERT, F. / LANZ, W.J. / PONCE, M.M. (Hommage a Schubert)
発売日:2020年03月18日
NMLアルバム番号:MECO-1058
SACD-Hybrid国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
万感の思いを馳せて奏でる、シューベルトへのオマージュ 異才、鈴木大介が長年あたためてきたシューベルトと、シューベルト由来の名曲を編んだオマージュ・アルバムです。本人曰く「夢幻のニュアンスや色彩と空間の広がりを音楽に息づかせることを最重要なテーマとし続ける“クラシック・ギター”という楽器とその役割の真髄へと、僕を導いてくれそうな気がする」というシューベルトへの万感の想いが、あたたかく慈愛に満ちた旋律、端正で優美な官能、幽き無限の情念をもって奏でられます。 わずかな期間ではあったが、留学時代、僕はザルツブルクから20数キロ離れたハラインという街に住んでいた。ハラインは「きよしこの夜」を作曲したことで有名になったフランツ・グルーバーが後半生を暮らした任地であった。「きよしこの夜」はその作詞者ヨーゼフ・モールのギター伴奏によって1818年に初演されているが、モールの遺産としてグルーバーが受け継いだギターがハラインの博物館には保存してあり、クリスマス・イヴにはそのギターの伴奏によって、街の人々による「聖夜」の歌声が響いた。 意外なことかもしれないが、「きよしこの夜」の例からもわかるように、オーストリアではギターは日常的な和声楽器だった。19世紀のウィーンでマウロ・ジュリアーニやヨハン・カスパル・メルツ、ヴェンツェスラウス・トマス・マティエカをはじめとする多くのギタリストが活躍できたバックグラウンドもそのような土壌にあったのだろう。 1918年にリヒャルト・シュミットがライプツィヒで出版した「10のシューベルト歌曲~ある音楽史的なスケッチ“ギタリストとしてのシューベルト”付きの~(10 Schubert=Lieder für Gitarre mit einer musikhistorischen Skizze Franz Schubert als Gitarrist)」に寄せた長大な巻頭序文に端を発したとされる論争は、フランツ・シューベルトの作品に分類番号を与えた音楽学者オットー・エーリヒ・ドイチュによる論述「シューベルトにギターはない(Schubert ohne Gitarre)」ほか様々な研究者によって当初から否定されたにもかかわらず、シューベルトがギターを愛した、というステレオタイプは多くの人々に根強く支持されている。シューベルトとギターの距離を近づける論拠には、以下のような事実が基になっていると考えられる。
1. 1821年に自身もギタリストであったアントン・ディアベリがシューベルトにとって初の歌曲集を出版した際、4曲を選んでギター伴奏版を編曲し出版したこと。その後もディアベリやメルツ、ナポレオン・コストらによる歌曲のギター伴奏編曲が出版されていたこと。 2. シューベルト自身がギターを所有していたこと。ギターのチューニングで6本の弦を持つチェロのような形状の“アルぺジョーネ”という楽器の開発者ヨハン・ゲオルク・シュタウファーのギターもその中にあり、シューベルトの弟のヴァイオリニスト、フェルディナンドを経由して前述のシュミットの父へと譲られていたこと。またそのアルペジョーネのために有名な「アルペジョーネ・ソナタ」をシューベルトが作曲していること。 3. 1918年に発見されたフルート、ヴィオラ、チェロ、ギターのための「カルテットD.96」やシューベルトが父の聖名祝日のために書いた「カンタータD.80」などのギター・パートの存在(しかしながら1931年にD.96は先述マティエカによるフルート、ヴィオラ、ギターのための「ノットゥルノ」にチェロ・パートを書き加えた編作であることが判明)。 4. 「セレナーデ」や「アヴェ・マリア」にみられるような複声による分散和音の歌曲伴奏音形が、ギターの典型的な奏法を彷彿とさせる語法と感じられること。
ドイチュが若干の強引さまでをも動員して徹底論破したシューベルトとギターの親密さは、しかしながら上記のようなギター愛好家サイドの言い分を含めてこのCD録音のテーマとはまったく関係がない。むしろ、なぜ人々はギターとシューベルトの幸福な結びつきを信じたくなるのか、シューベルトの音楽にはそう思わせるだけの、他のドイツ系の作曲家にはない何かしらの要因があるのではないか、ということに僕の興味はあるからだ。そしてその“何らかの要素”は、非常に限定された機能の中で、夢幻のニュアンスや色彩と空間の広がりを音楽に息づかせることを最重要なテーマとし続ける“クラシック・ギター”という楽器とその役割の真髄へと、僕を導いてくれそうな気がするためでもある。 解説:鈴木大介 -
ポンセ(1882-1948):
〈管弦楽作品集 第1集〉
交響的素描「チャプルテペク」/夜の版画
組曲「メキシコの点描」
アルベニスの歌劇《マーリン》による交響的組曲 [ホセ・ミラモンテス・サパタ(指揮)/サン・ルイス・ポトシ交響楽団]PONCE, M.M.: Orchestral Music, Vol. 1 - Chapultepec / Instantáneas mexicanas / Estampas nocturnas (San Luis Potosí Symphony, Zapata)
発売日:2019年03月15日
NMLアルバム番号:TOCC0502
CD価格:1,950円(税込)
さまざまな楽器に編曲され、誰もが一度は聴いたことのある歌曲「小さな星(エストレリータ)」の作曲家ポンセ。ギターのための作品も比較的知られていますが、このアルバムでは彼のオーケストラ作品を聴くことができます。 まるでレスピーギを思わせる「春」など、オーケストラの豊かな質感を存分に生かした作品は、甘い旋律を持つ『小さな星』とは全く様相の違う味わいを持ち、彼の作曲家としての才能をみせつけるものです。また1947年に作曲された「メキシコの点描」はメキシコの先住民文化を取り入れた躍動的な作品。効果的に使われる打楽器が良いアクセントになっています。メキシコを代表するサン・ルイス・ポトシ交響楽団の演奏です。
収録作曲家:
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ポンセ(1882-1948):
ピアノ作品全集 第2集 [センドージャ]PONCE, M.M.: Piano Works (Complete), Vol. 2 (Cendoya)
発売日:2017年06月23日
NMLアルバム番号:GP764
CD価格:1,950円(税込)
メキシコにおける近代音楽の偉大な作曲家ポンセ。数多くの作品を残しましたが、現在聴くことができるのはほとんどがギター音楽です。しかし、彼のピアノ曲も実に多彩。初期の抒情的な作風から、後期の新古典派風の前衛的な作品まで、興味深い曲がたくさんあります。 このアルバムではキューバの民族音楽のエッセンスを取り入れた「キューバ組曲」を始め、フランス風の「白と黒の組曲」などといった、彼が一時期師事したデュカスの影響が感じられる作品も聴くことができます。
収録作曲家:
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ポンセ(1882-1948):
ギター作品集 第4集 [ペロワ]PONCE, M.M.: Guitar Music, Vol. 4 - Sonatina Meridional / Thème varié et Finale (Perroy)
発売日:2016年03月30日
NMLアルバム番号:8.573285
1)
CD価格:1,600円(税込)
20世紀前半のメキシコ音楽の立役者、マヌエル・ポンセ(1882-1948)。もともとピアニストであった彼にギターの魅力を伝えたのは名手アンドレス・セゴビアでした。そしてポンセはセゴビアの要求に応えるために次々とギター曲を書いたのです。 このアルバムは彼のギター作品集第4集となりますが、ここにはよく知られる、イベリアの抒情的な暖かさを連想させる「南のソナチネ」の他、いくつかの珍しい作品も含まれています。「主題、変奏と終曲」には2つの稿(もしくは「楽譜」)が存在しますが、ここでは第1稿の他、セゴビアが編集した第2稿も聞くことができます。 「カベソンの主題による変奏曲」はポンセの最後の作品。彼の死の2ヶ月前に書かれたものです。大作「フォリアの主題による変奏曲とフーガ」も格別の味わい。そしてソナタ第2番の第2楽章は、メキシコ革命で失われた自筆稿の断片から復元したものです。 “南国風”もしくは“擬似バロック”といわれてちまいがちなポンセの音楽。ここでもう一度その音楽をじっくり味わってみませんか。
収録作曲家:
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ポンセ(1882-1948):
ギター作品集 第3集 [ツボルスキー]PONCE, M.M.: Guitar Music, Vol. 3 - Guitar Sonatas (Tsiboulski)
発売日:2015年11月25日
NMLアルバム番号:8.573284
1)
CD価格:1,600円(税込)
20世紀前半のメキシコで活躍した作曲家でピアニストのマヌエル・ポンセ(1882-1948)。現在では彼の名は、あの愛らしい「エストレリータ(小さな星)」のみで知られているようですが、実は新古典派の作風によるいくつかの協奏曲や、このアルバムに収録されたギター曲など、優れた作品を数多く残しているのです。 彼はメキシコで初期の音楽教育を受けた後、ボローニャとベルリンに留学します。そして一度は帰国し、母校で教鞭を執りますが、また各地を巡ったあとに、1925年に再度渡欧、パリ音楽院のポール・デュカの元で作曲をもう一度学ぶこととなります。この時にギター奏者のアンドレス・セゴビアと知り合い、ギター音楽の魅力に開眼するのでした。彼らの最初の出会いの際、ポンセはセゴビアに短い曲を贈ります。そしてその小品は後にソナタ・メキシカーナの第3楽章になったのでした。 1926年に書かれた第2番のギター・ソナタはスペイン市民戦争のために失われてしまいましたが、その翌年に書かれた第3番のソナタはロマンティックな雰囲気を持ち、幾分ドビュッシーやショパン風なメロディの中にスペイン民謡の香りが漂うものとなっています。 そして1928年の有名な「シューベルトを讃えて」と「ソナタ・クラシカ」の2曲は、ポンセの全ギター作品を代表する名作であり、擬似バロック風な構成と明らかにモダンな響きのコントラストが見事な、遊び心に満ちた作品となっています。長い間良い意味でのセゴビアの呪縛から逃れることのなかったこれらの作品ですが21世紀になった今、ツボルスキーの新たな演奏解釈の登場に喝采を送りたいものです。
収録作曲家:
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ポンセ(1882-1948):
ギター音楽作品集 第2集 [ホルツマン ]PONCE, M.M.: Guitar Music, Vol. 2 - Suite in D major / Suite in A minor
■器楽曲(ギター)
発売日:1999年04月01日
NMLアルバム番号:8.554199
15)
CD価格:1,600円(税込)
セゴビアのジョークから生まれた夢見心地の快楽音楽20世紀前半にバロック音楽趣味が流行した頃、名ギター奏者セゴビアはヴァイオリンのクライスラー同様のジョークを思いつきました。現代の作曲家ポンセに擬古的に作曲させ、それを昔の作品(ヴァイスやスカルラッティら)として演奏したのです。当盤の2つの組曲は誠に良く出来ていて、それはそれは素敵! もう一つの聴き物はハープシコードとギターのための作品。こちらは明らかに現代のテイストが混じりますが、メキシコ出身の作曲者の南米の血も注がれ、ハープシコードがちっとも古めかしくなく、聴いたことのない異次元的響きはトリップ物です。
収録作曲家:
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ポンセ(1882-1948):
ギター音楽作品集 第1集 [ホルツマン ]PONCE, M.M.: Guitar Music, Vol. 1 - 24 Preludes / 4 Pieces / Estrellita (Holzman)
■器楽曲(ギター)
発売日:1998年10月01日
NMLアルバム番号:8.553832
CD価格:1,600円(税込)
南国極楽快適音楽は真夏の一服の清涼剤メキシコの作曲家ポンセのギター曲は、いかにも南国っぽい快適な肌触り。もとは歌曲でギターに編曲された「エストレリータ」や親しみやすい「3つのメキシコ民謡」のマジカルな魅力に言葉は要りません。暑い夏の日にイライラする貴方の心を溶かしてくれるでしょう。浜辺の貝殻のような、小さいけれどキラリと光る曲が並びます。なお、ポンセ作品は名ギタリストのセゴビアが非常に好んで愛奏したことで有名です。当録音では演奏者がオリジナルのソースに当たっているため、セゴビア版とは異なる箇所があるのも特徴です。
収録作曲家:
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エストレリータ
チェロで奏でる名曲集 [イム・ヒヨン(チェロ)/リャン・チュフイ(ピアノ)]Cello and Piano Recital: Lim, Hee-Young / Liang, Chuhui - PONCE, M. / BRAHMS, J. / RAVEL, M. / DEBUSSY, C. / TCHAIKOVSKY, P.I. (Estrellita)
発売日:2023年09月15日
NMLアルバム番号:ORC100227
CD価格:1,950円(税込)
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長谷川智恵(ヴァイオリン)
ヴァイオリン・アルバム
〜しづ心なく花の散るらむ〜 [長谷川智恵(ヴァイオリン)/前原亜友夢(ピアノ)/桜井大士(ヴァイオリン)/野中友多佳(ヴァイオリン)/多井千洋(ヴィオラ)/芝﨑紘生(チェロ)]Violin Recital: Hasegawa, Chie - ELGAR, E. / FIBICH, Z. / GLAZUNOV, A.K. / KREISLER, F. / MASSENET, J. (Violin Album A Moment)
発売日:2023年04月07日
NMLアルバム番号:LPDCD022
CD国内盤価格:3,080円(税込、送料無料)
著名アーティストとの共演、舞台での演奏・音楽制作、教授活動など、多方面で活躍めざましい長谷川智恵によるヴァイオリン・アルバム。 クライスラーをはじめとする有名なヴァイオリン・ソロ曲に、独自編曲によって姿を変えたドヴォルザーク『ロマンス』・フィビヒ『ポエム』・ワーグナー『アルバムブラット』(原曲:ピアノ伴奏・オーケストラ伴奏)の弦楽四重奏伴奏版(ヴァイオリン+弦楽四重奏)が所を得て差し挟まれ、昏暁を見るようなあわいの色彩を響かせる。チャイコフスキー『アンダンテ・カンタービレ』(交響曲第五番第2楽章)も全くの独自編曲で、チャイコフスキー版”運命交響曲”ともいえる原曲の、”運命”の主題が連なる中間部は思い切りよくカットされ、甘美な”ラブソング”としてピアノとヴァイオリンのみで奏でられている、エルガーやクライスラーの愛に応えた形と思しい。ソロと弦楽四重奏伴奏を積み重ねる構成から、最後はオリジナル曲『しづ心なく花の散るらむ』にて、どこか現代の風も吹く日本の旋律の粋をもって締め括られる。 演奏家にとどまらない構成家によるアルバムで、確かなヴァイオリニストでありつつも西洋クラシックの変容あらわで、今後のクラシック音楽界が楽しみになってしまう。
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〈期待の新進演奏家シリーズ〉
ビョン・ボギョン(ギター)
ギター・リサイタル [ビョン・ボギョン(ギター)]Guitar Recital: Byun, Bokyung - ASSAD, C. / BROUWER, L. / CASTELNUOVO-TEDESCO, M. / REFIK KAYA, C. / LAM, Angel / LUIZ, J. / PONCE, M. / SEIXAS, C. de
発売日:2022年06月10日
NMLアルバム番号:8.574433
CD価格:1,600円(税込)
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CORAZÓN
ラテン・アメリカの音楽集 [ジョン=ヘンリー・クロフォード(チェロ)/ビクトル・サンティアゴ・アスンシオン(ピアノ) 他]Cello Music (Latin American) - BROUWER, L. / VILLA-LOBOS, H. / GUASTAVINO, C. / PONCE, M.M. / GISMONTI, E. / PIAZZOLLA, A. (Corazón) (J.-H. Crawford)
発売日:2022年06月24日
NMLアルバム番号:ORC100198
CD価格:1,950円(税込)
アメリカ出身のチェリスト、ジョン=ヘンリー・クロフォード。前作「DIALOGO」(ORC100166)ではブラームス、リゲティ、ショスタコーヴィチのチェロ・ソナタを披露しましたが、今作では趣向をがらりと変えたラテン・アメリカの音楽集で魅力的な演奏を聴かせます。 2019年の夏、第9回カルロス・プリエト国際チェロ・コンクールに出場するためにメキシコへ赴いたクロフォード。コンクールでは首尾よく第1位を獲得し、公演のため何度もメキシコを行き来した彼は、すっかりラテン・アメリカの音楽、文化、歴史に魅せられてしまいました。 この「CORAZÓN=心」と題されたアルバムでクロフォードはマヌエル・ポンセの「エストレリータ」をはじめ、ジスモンチの「水とワイン」、ピアソラの「ル・グラン・タンゴ」「オブリビオン」などよく耳にする曲をはじめ、メキシコのみならずブラジルやアルゼンチンの作品を紹介。この音楽は聴き手の心の琴線に触れ、ロマンスと情熱を呼び起こします。
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-★『レコード芸術』特選盤(2022年3月号)★-
リアル・ユーフォニアムIV
波の綾 [外囿祥一郎(ユーフォニアム)/藤原亜美(ピアノ)]Euphonium and Piano Recital: Hokazono, Shoichiro / Fujiwara, Ami - DOSS, T. / FAURÉ, G. / ITO, Yasuhide / VERDI, G. (Nami no Aya - Real Euphonium IV)
発売日:2021年12月17日
NMLアルバム番号:MYCL-00015
SACD-Hybrid国内盤価格:3,520円(税込、送料無料)
さらに深みを増す音楽とサウンド。
まだ見ぬ高みへ続く外囿祥一郎とユーフォニアムの終わりなき旅。世界に誇る日本のトップ金管奏者、外囿祥一郎の久々となるピアノとのデュオ・アルバムです。外囿がライフワークとしているユーフォニアムの新たなるレパートリーと魅力を探求するシリーズ「リアル・ユーフォニアム」の続編となります。(I~III は校正出版社よりリリース) 今アルバムでも人気作曲家、加羽沢美濃と天野正道が作品を提供。二人の美しいメロディとインスピレーションによってユーフォニアムの魅力が存分にもたらされています。そして、外囿の圧倒的な技術と音楽性! その音はより深みを増し、表情豊かに音楽を表現してゆきます。 揺るぎない技術を披露する「パルス」「スコットランドの釣鐘草」は聴きもの。ユーフォニアムの美しい音色を聴かす「ロマンス」など現在の充実した音楽家、外囿祥一郎の姿が刻まれているかのようです。さらなる高みを目指す日本のトップランナー、「世界のホカゾノ」の新たなる旅の始まりです。 -
『エンゲルブルク・エクスペリエンス』
エンゲルブルク修道院のオルガン [マルクス・キューニス]Organ Recital: Kuhnis, Markus - ROSSINI, G. / BACH, J.S. / DVOŘÁK, A. / BIZET, G. (Engelberg Experience)
発売日:2021年07月30日
NMLアルバム番号:WHR066
CD価格:2,175円(税込)
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悪魔のカプリース [マベル・ミラン(ギター)]
Guitar Recital: Millán, Mabel - BROUWER, L. / CASTELNUOVO-TEDESCO, M. / MALATS, J. / MERTZ, J.K. (The Devil's Caprice - Guitar Favourites)
発売日:2021年05月14日
NMLアルバム番号:8.574191
CD価格:1,600円(税込)
1993年生まれの若きギタリスト、マベル・ミランのリサイタル・アルバム。スペインで生まれ、バレアレス諸島の高等音楽院でペドロ・マテオに師事するほか、数多くの名教師たちからギターを学びました。同時にマドリード・コンプルテンセ大学で法学を学び、2017年には修士号も取得したという才媛です。 コンサート・アーティストとしては15歳でデビュー。ピアニストである姉セリアとともに、スペイン全土で30回を超えるコンサート・ツアーを開催し人気を博したことでも知られます。また、ブローウェルのソナタ(ADLiB Music)で2017年のラテン・グラミー賞も獲得しました。 このアルバムは、彼女が得意とするさまざまな作品を集めた1枚。アンダルシアのリズムが横溢するマラツやトゥリーナの曲から、ロマンティックなポンセとメルツの曲などギターの名作中の名作が並びます。とりわけ、タイトルにもなったカステルヌォーヴォ=テデスコの「悪魔のカプリース」はミランの卓越したテクニックと音楽性が存分に発揮された見事な演奏。目まぐるしく変化する楽想を巧みに描き出し、聴き手の耳を惹きつけてやみません。
収録作曲家:
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『愛の挨拶』
ヴァイオリン小品集 [マシュー・ジョーンズ、アナベル・スウェイト]発売日:2021年05月28日
CD価格:2,175円(税込)
ヴァイオリンとピアノによる人気の楽曲の数々で、これら2つの楽器の美しさを存分に味わう名曲集。クライスラー、ガーシュウィンとモンティの楽曲はいずれも技巧的に華やかで情熱的、「タイスの瞑想曲」、「夢のあとに」、「エストレリータ」にシベリウスの「ロマンス」では、素直で美しいメロディを堪能できます。またショパンとシューベルトでは、スウェイトが美しさの際立ったソロを聴かせています。 これらのよく知られた人気曲とともに、アーンの「夜想曲」やアイアランドの「カヴァティーナ」などの知られざる傑作が配置されており、中でも映画『運命のいたずら(De tu ventana a la mia)』からカスピの「ラ・トレンツァ」、そして映画『太陽の帝国』でおなじみの「スオ・ガン」のヴァイオリンによる演奏は、世界初録音です。
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Heifetz Favorites
ハイフェッツのお気に入り
ヤッシャ・ハイフェッツによる編曲集とアンコール・ピース [ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン)/アリアーネ・ヘーリンク(ピアノ)]Violin and Piano Recital: Schmid, Benjamin / Haering, Ariane - DONCHEV, A. / DRIGO, R. / FAURÉ, G. (Heifetz Favorites - Transcriptions and more)
発売日:2021年02月12日
NMLアルバム番号:Gramola99236
CD価格:2,250円(税込)
「ヴァイオリニストの王」と呼ばれたヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)。20世紀を代表する偉大な巨匠の生誕120年を記念し、オーストリアのヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミットが、妻アリアーネ・ヘーリングとともに“ハイフェッツのお気に入り”作品を録音しました。 コンサートで大成功を収めた「剣の舞」やゴドフスキーの「古きウィーン」などの巧みなアレンジ作品や《ポーギーとベス》のジャズ風アレンジの曲、またハイフェッツが好んでンコールで採り上げたクロルやパラディスの煌めくような小品を選ぶだけでなく、ジャズから想起されたというデューク・エリントンのインスパイア作品も取り混ぜることで、ハイフェッツへの敬意を捧げるとともに、21世紀の名手であるシュミット自身の“お気に入り”もアピールしています。
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期待の新進演奏家シリーズ/ギター
ヨハン・スミス リサイタル
J.S.バッハ、ブリテン、メルツ、ポンセ、シュヴィツゲーベル [ヨハン・スミス(ギター)]Guitar Recital: Smith, Johan - BACH, J.S. / BRITTEN, B. / MERTZ, J.K. / PONCE, M.M. / SCHWIZGEBEL, J.
発売日:2020年06月19日
NMLアルバム番号:8.574199
CD価格:1,600円(税込)
2019年に開催されたGFA(全米ギター協会)国際ギターコンクールの優勝者、ヨハン・スミスのリサイタル・アルバム。彼はこのアルバムのために独創的なプログラムを準備し、聴き手を魅了します。 最初に演奏されるのは、イタリアのギタリスト、ステファノ・グロンドーナが編曲したバッハの「トッカータ」。鍵盤楽器(チェンバロと推測される)のために書かれた作品が、複雑な対位法も含め巧妙にギターのために置き換えられており、スミスの巧みなテクニックが遺憾なく発揮されています。次のポンセの作品はセゴビアに捧げられた大作。アルペッジョ、トレモロ、特殊レガートなど、あらゆる技巧が用いられた作品です。続けて、華やかなメルツの「ギター・コンチェルティーノ」とブリテンの「ダウランドによる夜想曲」が奏され、最後は世界初録音となるシュヴィツゲーベルの瞑想的な「星の砂」で締めくくられます。 ジュネーブ出身のヨハン・スミスはクラシック・ギターだけではなく、メタル・バンドを率い、グラフィック・デザインを手掛けるという多才なアーティスト。その将来が嘱望されています。
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華麗なギター - ギター名曲集 [様々な演奏家]
GORGEOUS GUITAR - Best Loved Classical Guitar Music
発売日:2020年06月26日
NMLアルバム番号:8.578176
CD価格:1,000円(税込)
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Danseuse dans Grenade
グラナダの舞曲
(ナルバエス、ポンセ、デ・ラ・マーサ、ジラルディーノ) [サーニャ・プロール(ギター)]Guitar Recital: Plohl, Sanja - NARVÁEZ, L. de / PONCE, M.M. / SÁINZ DEL LA MAZA, R. / GILARDINO, A. (Danseuse dans Grenade)
発売日:2020年03月06日
NMLアルバム番号:IBS-42012
CD価格:2,250円(税込)
このアルバムは16世紀に活躍したナルバエスから、19世紀から20世紀の作曲家、ポンセ、デ・ラ・マーサやジラルディーノまでの400年以上に渡る「グラナダの舞曲」を集めた1枚。ギターに似た楽器「ビウエラ」の名手として知られるナルバエスの技巧的な作品をはじめ、ポンセの大作「変奏曲とフーガ」、デ・ラ・マーサの活力溢れる2作品、哀愁たっぷりのジラルディーノの「ソナタ」とどの曲も異国情緒に満ちた美しい作品です。 「優れたテクニック、気質、洗練、そして卓越した音楽性の持ち主」と評されるスロベニア出身の女性ギタリスト、サーニャ・プロールの演奏で。
収録作曲家:
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Classical Guitarist
クラシカル・ギタリスト [マテウシュ・コヴァルスキ(ギター)]発売日:2020年01月17日
CD価格:2,100円(税込)
マテウシュ・コヴァルスキは1995年、ポーランドのコシャリン生まれの若きギタリスト。7歳よりギターを始め、12年間コシャリンの音楽院で学んだ後、ワルシャワ音楽院を優秀な成績で卒業。10代の頃から注目され、アントニー国際ギター・コンクール(フランス)やルスト国際ギター・コンクール(オーストリア)など数々のコンクールで優勝。東欧を含む欧州各地、イギリス、南アフリカなどで演奏を行い、ウィーン楽友協会のホールでも演奏しています。2019年6月にはワルシャワ音楽院の卒業生を代表し、ワルシャワ・フィルハーモニーにてロドリーゴのアランフェス協奏曲を演奏しました。 コヴァルスキの演奏は、若いエネルギーに溢れつつ、純真でノーブルなサウンドを持ち、とりわけ美しいピアニッシモに定評があります。バッハからタレガ、ポンセ、ピアソラ、バリオスからシューベルト、そしてマスタークラスで教えを受けたセルジオ・アサドの世界初録音作品も収録。
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期待の新進演奏家
アレハンドロ・コルドバ(ギター)
リサイタル [アレハンドロ・コルドバ(ギター)]Guitar Recital: Córdova, Alejandro - JOSÉ, A. / MERTZ, J.K. / PONCE, M.M. / TÁRREGA, F. / MORENO TORROBA, F.
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:8.573972
CD価格:1,600円(税込)
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キャサリン・ガワーズ(ヴァイオリン)
ヴァイオリン小品集 [キャサリン・ガワーズ(ヴァイオリン)/チャールズ・オーウェン(ピアノ)]Violin Recital: Gowers, Katharine - MONTI, V. / FAURÉ, G. / RAVEL, M. / GERSHWIN, G. / DEBUSSY, C. / BLOCH, E. / PONCE, M.M. / KREIN, Y.
発売日:2019年05月24日
NMLアルバム番号:SOMMCD064
CD価格:2,160円(税込)
映画音楽作曲家、パトリック・ガワーズを父に持ち、幼い頃から音楽的な環境で育ったキャサリン・ガワーズ。ユーディ・メニューイン音楽院で、日本にルーツを持つ名教師でありヴァイオリニストのデヴィッド・タケノに師事、才能を開花させました。 ナイジェル・ケネディのツアーに参加したり、ジャズ・アンサンブルに参加するなど幅広い活動をしていますが、このアルバムではモンティの「チャールダッシュ」やポンセの「小さな星」など、誰もが耳にしたことのある名曲を次々に演奏。聴き手を魅了する術を知っている彼女ならではの見事な演奏を楽しめます。
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期待の新進演奏家シリーズ
ヴォジン・コチチ(ギター)
リサイタル [ヴォジン・コチチ(ギター)]Guitar Recital: Kocić, Vojin - BACH, J.S. / REGONDI, G. / PONCE, M.M. / PASIECZNY, M.
発売日:2019年02月22日
NMLアルバム番号:8.573906
CD価格:1,600円(税込)
2017年、ドイツで開催された「ハインツベルク国際ギター・コンクール」の優勝者ヴォジン・コチチのリサイタル・アルバム。1990年セルビアで生まれ、チューリヒ音楽大学で学士号を取得、現在もチューリヒで研鑽を積んでいます。 すでにソリストとしてオーケストラとも数多く共演をこなすなど幅広く活躍していますが、このアルバムではバッハの無伴奏パルティータ第2番全曲(彼自身の編曲による)や、レゴンディ、ポンセ、パシェツニーなどの技術的に困難なレパートリーに挑戦、なかでもポンセの長大なフーガや、パシェツニーの複雑な作品(コンクールでの課題曲)での指裁きに思わず聴き入ってしまうほど、魅力的な演奏を聴かせています。
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20世紀のギター作品集 [デイル・カヴァナー(ギター)]
Guitar Recital: Kavanagh, Dale - DOMENICONI, C. / PONCE, M.M. / BRITTEN, B. / COOPERMAN, L. (20th Century Guitar)
発売日:2019年01月25日
NMLアルバム番号:8.573443
CD価格:1,600円(税込)
カナダ出身のギタリスト、デイル・カヴァナー。アマデウス・ギター・デュオの一員としても知られ、彼女のために書かれた曲などの世界初演も多く果たしています。このアルバムでは近現代4人の作曲家のギター独奏曲を演奏、多彩な作風による作品を紹介しています。 ドメニコーニの変奏曲は良く知られるアナトリア民謡「Uzun ince bir yoldayim 私は長く細い道を旅している」を主題とした作品。寂しげな主題が華やかに姿を変えていく様子は圧巻です。ポンセの変奏曲は、バロック期からおなじみの「フォリア」を主題にしたもの。元々の意味である“常軌を逸した”の通り、第1変奏から激しい変奏が続き、最後はフーガで締めくくられます。ブリテンのノクターナルは7つの気分を持つ変奏曲の一種。20世紀におけるギター作品の名作の一つです。アメリカの作曲家クーパーマンの「Walking on the Water」はピーター・セラーズの映画からインスパイアされた作品。静かな雰囲気を持つ洒落た曲です。
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ミケーレ・ピッタルーガ国際ギター・コンクール
第50回記念アルバム50TH ANNIVERSARY MICHELE PITTALUGA GUITAR COMPETITION, ALESSANDRIA - Laureates 2006-2015
発売日:2017年09月29日
NMLアルバム番号:8.573850
CD価格:1,600円(税込)
若手ギタリストの登竜門として知られる「ミケーレ・ピッタルーガ国際ギター・コンクール」。1968年からジェノヴァ近郊のアレッサンドリアで、この町出身のギター研究家の名を冠して開催されている権威あるコンクールです。1977年、第10回コンクールの優勝者は日本を代表するギタリストの一人、山下和仁でした。2007年からは優勝者のリサイタル・アルバムがNAXOSから発売されることもコンクールの魅力の一つとなっています。 このアルバムは2006年から2015年までの優勝者のアルバムからコンパイルしたもの。多彩な曲と優れた演奏は、このコンクールのレヴェルの高さを雄弁に物語っています。
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新垣隆&礒絵里子
ロンド 珠玉のヴァイオリン名曲集 [礒絵里子(ヴァイオリン)、新垣隆(ピアノ、作曲)]Violin and Piano Recital: Iso, Eriko / Niigaki, Takashi - DINICU, G. / ELGAR, E. / KREISLER, F. / MASSENET, J. / NIIGAKI, Takashi (Rondo)
発売日:2017年06月01日
NMLアルバム番号:MECO-1027
SACD-Hybrid価格:3,300円(税込、送料無料)
陰の天才から、真の天才へ!
鬼才 新垣隆(ピアノ、作曲)が盟友 礒絵里子(ヴァイオリン)と紡ぐ16の音の花束本場ベルギーで学んだ礒絵里子のヨーロッパ本流のヴァイオリンと、陰の天才から真の天才へと大きな変貌を遂げた新垣隆のピアノによる珠玉のヴァイオリン名曲集です。 このアルバムでは、新垣隆の作曲による「ロンド」「哀しい鳥」という2曲の魅力溢れる新曲を収録、多彩な音のパレットを持つ彼の非凡な才能が開示されています。新垣隆自身の名前が冠されるクラシック・アルバムとしては初となるこの「ロンド」は、新曲以外に、数多ある世界中のヴァイオリン名曲の中からまさに宝石のような全16曲を収録、薫り立つような音の花束は、聴く人の琴線に深く触れることでしょう。 学生時代から長きに渡り深い友情と信頼を醸成してきた礒と新垣による至高のデュオ・サウンド、その芸術が今、ここに結晶し、そして飛翔します。 -
フリッツ・ヴンダーリッヒ
1950年代のヒット曲集 [ウンダーリッヒ]Vocal Recital (Tenor): Wunderlich, Fritz - ANDERS, H. / MEISEL, W. / GROTHE, F. / INCZÉDY, T. / KAISER, E. (Hits from the 50s) (1953-1965)
発売日:2017年03月24日
NMLアルバム番号:SWR19029CD
CD 2枚組価格:2,240円(税込)
ドイツの伝説的テノール歌手フリッツ・ヴンダーリヒ。35歳という短い生涯でしたが、残された録音からは彼がいかに素晴らしい歌手であったかが、ひしひしと伝わってきます。 この2枚組には「1950年代のヒット曲」が収録されており「知られざるヴンダーリヒ」を存分に楽しむことができます。現在も多くのクラシックの歌手たちがオペラの舞台だけでなく、テレビにも出演し、ポピュラーのヒットナンバーを歌い人気を博していますが、この時代もそれは変わることなく、とりわけテノール歌手たちは、甘い声を生かして、ラヴ・ナンバーを滔々と歌い上げていました。ヴンダーリヒもその例に漏れず、「グラナダ」や「トリトンバ」などを熱く甘く歌い上げています。ブックレットには彼の娘であるバルバラが提供した珍しい写真やエピソードを掲載。また、曲によっては、彼自身がトランペットを吹き、曲に強烈なアクセントを与えていたりと実に興味深い演奏が楽しめる2枚組です。 このアルバムの復刻にあたっては、入念なリマスタリングが施されており、ブックレット(ドイツ語・英語のみ)には、その経緯が使用機材の写真も交え、詳細に記されています。まさに「古き宝物を丁寧に磨く」かのようなエンジニアたちの良い仕事も味わってください。
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ドゥーニャ・ラフロヴァ
My Dusty Gramophone [ラフロヴァ]Violin Recital: Lavrova, Dunja - ALBENIZ, I. / DEBUSSY, C. / DRIGO, R. / FALLA, M. de / GERSHWIN, G. / HALFFTER, E. (Lapshin) (My Dusty Gramophone)
発売日:2015年04月22日
NMLアルバム番号:SM216
CD価格:1,824円(税込)
このアルバムで素晴らしい演奏を聞かせるヴァイオリニスト、ラフロヴァは幼い頃から家族が所有していたLPレコードで聞くヴァイオリニスト、ジネット・ヌヴー、イダ・ヘンデル、そしてヤッシャ・ハイフェッツの演奏に魅了されたといい、これらが彼女にヴァイオリニストへの道を歩ませたといいます。 その時代の録音は独特の味わいがあり、とりわけその音色には現在のCDとは全く違う響きがあると感じた彼女は、このアルバムでもその時代の音色を再現するために、可能な限りヴィンテージの機器を使用して、ポルタメントを多用した演奏も含めて、当時の音色に近づけたのだそうです。確かに出来上がったアルバムからはデジタル録音では得られないふくよかで優しい味わいが感じられます。この時代を知らない人にも懐かしい気持ちが届くことでしょう。
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期待の新進演奏家シリーズ
イリーナ・クリコヴァ (ギター) [クリコヴァ]Guitar Recital: Kulikova, Irina - PONCE, M. / TANSMAN, A. / BROUWER, L. / JOSE, A.
■器楽曲(ギター)
発売日:2009年11月25日
NMLアルバム番号:8.572390
CD価格:1,600円(税込)
毎年星の数ほど表れる期待の新人たち、その中でも彼女は確実に生き残りそう2008年のアレッサンドリアのミケーレ・ピッタルガ国際ギターコンクールで優勝、その才能を全世界に認めさせた才媛、イリーナ・クリコーヴァのデビュー・アルバムです。ここに収録された作品は全て20世紀になって書かれたもの。古典的なフォルムを備えた曲からジャズ的要素満載の曲まで幅広い表現が求められています。曲の解釈、音色、そして表現力全てにおいて完璧。聴衆の心を捉えて離すことのない強烈な個性を備えた彼女のギターの魅力の片鱗が、この曲集から感じ取れることでしょう。例えば、ラジオ・フランス・ギターコンクールの委嘱作であるブローウェルの「ジャンゴ・ラインハルトの主題による変奏」は、ジャズ的な主題を敢えて古典的な舞曲として変化させたもの。まずは、こういうひねくれた作品に真っ向から挑む彼女の心意気を感じてみてください。
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期待の新進演奏家シリーズ
マルツィン・ディラ
ギター・リサイタル [ディッラ]Guitar Recital: Dylla, Marcin - RODRIGO, J. / TANSMAN, A. / MAW, N. / PONCE, M.
■器楽曲(ギター)
発売日:2008年10月08日
NMLアルバム番号:8.572060
2)
CD価格:1,600円(税込)
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アンドレス・セゴビア
1950年代アメリカ録音集 第4集 [セゴビア - 録音:1950年代]SEGOVIA, Andres: 1950s American Recordings, Vol. 4 (Segovia, Vol. 6)
■器楽曲(ギター)
発売日:2008年05月09日
NMLアルバム番号:8.111092
CD価格:1,600円(税込)
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アンドレス・セゴビア
1950年代アメリカ録音集 第3集 [セゴビア - 録音:1950年代]SEGOVIA, Andres: 1950s American Recordings, Vol. 3 (Segovia, Vol. 5)
■器楽曲(ギター)
発売日:2008年03月05日
NMLアルバム番号:8.111091
CD価格:1,600円(税込)
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期待の新進演奏家リサイタル・シリーズ
ニルセ・ゴンザレス (ギター) [ニルセ・ゴンザレス]Guitar Recital: Nirse Gonzalez
■器楽曲(ギター)
発売日:2007年11月14日
NMLアルバム番号:8.570446
CD-R価格:1,600円(税込)
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グレート・ギタリスト・シリーズ
アンドレス・セゴビア
1944年 アメリカ録音集 [セゴビア - 録音:1944年・1949年]SEGOVIA, Andres: 1944 American Recordings (The) (Segovia, Vol. 1)
■器楽曲(ギター)
発売日:2006年05月01日
NMLアルバム番号:8.111087
12)
CD価格:1,600円(税込)
カザルス、クライスラーの讃辞なくとも歴史に残る、偉大なギタリストカザルスがチェロを独奏楽器として高い位置に引き上げたのと同様、セゴビアはギターをクラシカルな芸術性高い独奏楽器に推し進めました。タルレガや自分自身の手による編曲によってクラシカルな曲を演奏会にとり入れる等、レパートリーの拡大はもちろんのこと、楽器としてのギターそのものにも職人と共に改良を加え、現代使われている形にしたのもセゴビアの功績によるものです。従来主流だった指の腹で弾く奏法に変え爪で弦をはじく奏法を用い、左手の魔術ともいうべき彼独特のビブラートをかけることで、微妙な節回しのかかったメロディーの歌わせ方を得意としました。
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グレート・ギタリスト・シリーズ
アンドレス・セゴビア
1946年ニューヨークおよび1949年ロンドン録音集 [セゴビア - 録音:1949年]SEGOVIA, Andres: 1946 New York and the 1949 London Recordings (The) (Segovia, Vol. 2)
■器楽曲(ギター)
発売日:2006年07月01日
NMLアルバム番号:8.111088
CD価格:1,600円(税込)
大バッハをギターの世界に取り入れたセゴビアの功績ギターを独奏楽器としての高い位置に引き上げた功績のほか、セゴビアの偉業として印されるものに、大バッハの編曲が挙げられます。35年に「シャコンヌ」を初演したときは、批判の対象にもさらされましたが、彼の編曲の巧みさ~ギターの慣用的な書法を適用しながら、オリジナルの持つ曲想を壊すことなく移行した編曲技術~に加え、彼の演奏が深い音楽性に裏打ちされていたことから、次第に高く評価されるようになり、ギターの重要なレパートリーとして確立されました。このCDに収録されているのは彼が残した2種類の録音のうち、より集中力に勝るとされているSP時代のものです。
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期待の新進演奏家リサイタル・シリーズ
マーサ・マスターズ (ギター)Guitar Recital:Martha Masters
■器楽曲(ギター)
発売日:2001年09月01日
NMLアルバム番号:8.555720
1)
CD価格:1,600円(税込)
バッハからタンスマンまで、何でもできちゃう才媛当盤でご紹介する女流若手奏者はバルエコらに学び、コンクール上位入賞の常連。バッハやソルといった古典的レパートリーで「何でもできますゾ」ぶりをアピールしますが、注目はやはり20世紀作品。粋な小品を書かせたら才人ぶりを遺憾なく発揮するポーランド人タンスマン、お馴染みのポンセ、ロドリーゴに加え、聴き逃せないのがアメリカ人ヨハンソン作品。フィンランド人である父のために作曲した変奏曲は、カレワラ伝承に求めた主題がとっても和風で、日本人のメンタリティーにぴったり。琴を爪弾いているかのような風情があります。
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期待の新進演奏家リサイタル・シリーズ
アナ・ヴィドヴィッチ(ギター)Guitar Recital: Ana Vidovic
■器楽曲(ギター)
発売日:2000年09月01日
NMLアルバム番号:8.554563
173)
CD価格:1,600円(税込)
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ラテンアメリカ・クラッシックス 第1集 [メキシコ祝祭管/バティス]
Latin American Classics
■交響曲/管弦楽曲
発売日:1994年08月01日
NMLアルバム番号:8.550838
7)
CD-R価格:1,600円(税込)