エネスク(エネスコ)(ジョルジェ(ジョルジュ))
Enescu, George
生没年 | 1881-1955 | 国 | ルーマニア |
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辞書順 | 「エ」 | NML作曲家番号 | 26030 |
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ニコラ・ミーチャム
ピアノ・リサイタル [ニコラ・ミーチャム(ピアノ)]Piano Recital: Meecham, Nicola - ENESCU, G. / JANÁČEK, L. / KODALY, Z.
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:SOMMCD081
CD 価格:2,160円(税込)
イギリス、バース生まれのピアニスト、ニコラ・ビーチャムが演奏するルーマニア、ハンガリーのピアノ曲集。3人の東欧の作曲家が書き上げた民族色豊かな作品はそれぞれ特徴的で、力強いエネスコ、静かな感情のうねりが感じられるヤナーチェク、エキゾチックな雰囲気が漂うコダーイ、この曲調の違いをミーチャムが的確に弾き分けることで、各々の作品を存分に楽しむことができます。
収録作曲家:
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エネスコ(1881-1955):
オラトリオ「Strigoii 亡霊」 [ロディカ・ヴィーカ(ソプラノ)/ティベリウス・ジーム(テノール)/他 ガブリエル・ベベシェレア(指揮)ベルリン放送交響楽団]ENESCU, G.: Strigoii [Oratorio] (Vica, Simu, Baciu, Anca, Berlin Radio Symphony, Bebeşelea)
発売日:2018年09月21日
NMLアルバム番号:C5346
CD 価格:2,400円(税込)
2017年12月に世界初演されたエネスコのオラトリオ「亡霊」。第一次世界大戦の混乱の際に失われてしまい、ずっと忘れられていた作品です。近年エネスコ博物館のディレクターが総譜を買い戻しましたが、そのままでは演奏不能であり、まずは楽譜を判読することから始め、作品を再構築したというもの。作品にはエネスコが生涯尊敬の念を抱いていた詩人ミハイ・エミネスクの台本が用いられており、後期ロマン派から新ウィーン楽派までの作風を取り入れた新時代の模索が感じられる音楽が付けられいます。
収録作曲家:
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エネスコ(1881–1955):
ピアノ作品全集[3枚組BOX] [ホス・デ・ソラウン(ピアノ)]発売日:2018年09月28日
CD 3枚組
通常価格:3,525円→ 特価!:2,490円(税込)2016年に、全3巻でリリースされ、高い評価を得ている「エネスコ:ピアノ作品全集」(GP705、GP706、GP707)がBOX化。演奏しているのは、ブカレストで開催された第13回ジョルジェ・エネスコ国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得したスペイン出身のホス・デ・ソラウンです。 20世紀の傑出した音楽家の一人、ルーマニア出身のジョルジュ・エネスコは、数多くの作品を残した作曲家、そして卓越したヴァイオリニストとして後世に強い影響を与えています。ヴァイオリンを用いた作品に素晴らしいものが多いのですが、実はピアノ独奏曲にも重要な作品があることはあまり知られていません。彼の作品の多くはルーマニア民謡に影響されたものですが、小品の数々はウィーン、パリ双方の伝統を継承した作風で、スケルツォはブラームス風であり、即興曲はフォーレ風でもありと、様々なスタイルがブレンドされています。世界初録音3曲を含む、貴重なアルバムです。
収録作曲家:
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ルーマニア狂詩曲
(エネスコ/バルトーク) [アパップ/ケトラー/アンサンブル・ラロ]Chamber Music - ENESCU, G. / BARTÓK, B. (Rhapsodie Roumaine) (G. Apap, Ketler, Ensemble Raro)
発売日:2018年03月16日
NMLアルバム番号:SM277
CD
通常価格:1,950円→ 特価!:1,390円(税込)最近、注目を浴びているチェリスト、ベルンハルト・直樹・ヘーデンボルクが所属するアンサンブル・ラロ。日本でも積極的にコンサートを行い、アグレッシヴな演奏を聴かせることで知られています。 今回取り上げるのは、とりわけ彼らが得意とする東欧の2人の作曲家、エネスコとバルトーク。「ルーマニア狂詩曲」のタイトル通り、民族色豊かな作品が並びます。エネスコの「ルーマニア狂詩曲」はもともと管弦楽のために作曲されましたが、当アルバムでは現代作曲家トーマス・ウォリーがピアノ四重奏にアレンジした版を使用。小回りの利く軽妙な風情が原曲の魅力を引き立てています。
収録作曲家:
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エネスコ(1881-1955):
独奏ピアノ作品全集 第2集 [ソラウン]ENESCU, G.: Piano Works (Complete), Vol. 2 (Solaun)
発売日:2016年08月26日
NMLアルバム番号:GP706
CD 価格:2,530円(税込)
20世紀の傑出した音楽家の一人、ルーマニア出身のジョルジュ・エネスコ(1881-1955)の独奏ピアノのための作品第2集。ヴァイオリン奏者としてのイメージが強いエネスコの、また違った面を知ることができる貴重なシリーズです。第2集に収録されている4つの作品は、それぞれの作曲年代におよそ30年の開きがありエネスコの作風の変遷を辿ることができるでしょう。 最も初期の「組曲」は陰鬱な民謡をうまく取り入れた表現的な音楽です。同じ頃に書かれた「前奏曲とフーガ」からは、バッハの前奏曲を模倣することで、対位法の技術を学ぼうとしたエネスコの努力の跡が伺われます。「フォーレの名による小品」はF(ファ).A(ラ).E(ミ)の音を用いたメロディが鮮やかな2分半ほどの短い曲。そしてアルバムの中心をなす「ソナタ第3番」はすっかり独自の語法を身に付けたエネスコの堂々たる作品です。 演奏しているのは、ブカレストで開催された第13回ジョルジュ・エネスコ国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得したスペイン出身のホス・デ・ソラウンです。
収録作曲家:
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エネスク(1881-1955):
交響曲 第4番
室内交響曲/森の秋雲 [北ドイツ放送フィル/ルジツカ]ENESCU, G.: Symphony No. 4 / Chamber Symphony / Nuages d'Automne sur les Forêts (North German Radio Philharmonic, Ruzicka)
発売日:2015年09月23日
NMLアルバム番号:777966-2
CD 価格:2,608円(税込)
作曲家でもあるルジツカによるエネスク(1881-1955)作品集の第2集です。前作第1集(777823)でも2つの未完の作品を取り上げ、納得の行く演奏をしていたルジツカですが、今作ではその傾向を更に推し進め、これまでに聞いたことのないエネスク作品を音にしています。「交響曲第4番」は、第1楽章の草稿と第2楽章の断片のみが残された未完の作品。「森の秋雲」は組曲「自然の呼び声」の中の1曲として構想されたものです。「室内交響曲」は1954年に作曲されたエネスク晩年の作品ですが、思いの他美しく平穏な響きを持っています。清貧のエネスクがたどり着いた境地はどのようなものだったのでしょうか?
収録作曲家:
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エネスク(1881-1955):
ヴァイオリンとピアノのための作品全集 第2集 [A. シュトラウス/ポレターエフ]ENESCU, G.: Violin and Piano Works (Complete), Vol. 2 (A. Strauss, Poletaev)
発売日:2015年05月27日
NMLアルバム番号:8.572692
CD 価格:1,200円(税込)
ヴァイオリニストとしても並外れた才能を有していたジョルジェ・エネスク(1881-1955)は、フリッツ・クライスラーやジャック・ティボーと並ぶ「20世紀前半の三大ヴァイオリニスト」の一人であり、また名チェリスト、パブロ・カザルスは「モーツァルト以降の最も偉大で非凡なる音楽の才能」と賛辞を送っています。そんな彼の作品も、単なるヴァイオリニストが自分の腕を誇示するための曲ではなく、真に霊感の篭ったものであり、ルーマニアの民俗音楽を絶妙に取り入れた名作揃いとなっています。 ヴァイオリン・ソナタ第1番は彼の16歳の作品で、確かにブラームスやベートーヴェンの影響も感じられますが、対位法や色彩はユニークであり、類い稀なる才能の萌芽が確実にここにあります。また「幼き頃の印象」も良く練られた作品で、程よい郷愁と神秘的な雰囲気が万華鏡のような色鮮やかな世界を形作っています。名手アクセル・シュトラウスの丁寧な演奏が光ります。 第1集…8.572691
収録作曲家:
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エネスク(1881-1955):
交響詩「イシス」
交響曲 第5番 ニ長調 [ヴラド/北ドイツ放送合唱団/ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル/ルジツカ]ENESCU, G.: Isis / Symphony No. 5 (Vlad, NDR Chorus, German Radio Saarbrücken-Kaiserslautern Philharmonic Orchestra, Ruzicka)
■声楽曲
発売日:2014年07月23日
NMLアルバム番号:777823-2
CD 価格:2,608円(税込)
ここで指揮をしているルジツカは、作曲家としても(作曲の方が)有名で、もともとハンブルクでピアノとオーボエを学んだのち、作曲をヘンツェとオッテに学び、それから指揮と法律、音楽学も学んだという人。現代ドイツでは指揮と作曲の両面で高く評価されています。彼によるこのエネスク(1881-1955)の交響曲第5番と「イシス」の演奏は、ドイツ初演であり、どちらも未完に終わってしまった興味深い作品に納得の行く結末を与えたものです。やはりこちらも現代作曲家として知られるパスカル・ベントユが補筆完成したもので、エネスク作品の特徴でもある民謡風の色使いと、透明な管弦楽法、そして複雑な音楽語法の全てを研究し、不足している部分が補われたこれらの作品は、神秘的な女声合唱の響きを伴って、全ての聴き手の耳に強い印象を残すことでしょう。
収録作曲家:
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エネスコ(1881-1955):
ヴァイオリンとピアノのための作品全集 第1集 [シュトラウス/ポレターエフ]ENESCU, G.: Violin and Piano Works (Complete), Vol. 1 (A. Strauss, Poletaev)
■器楽曲(ヴァイオリン) ■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年09月25日
NMLアルバム番号:8.572691
2)
CD 価格:1,200円(税込)
20世紀ルーマニアにおける最も優れた音楽家の一人、ジョルジュ・エネスク(1881-1955 エネスコ)。存命中の彼は最高のヴァイオリニストであり、ブラームス作品の素晴らしい解釈者としても知られていました。作品番号付きの作品はあまり数が多くないのですが、ブカレストのエネスク博物館には未完成の原稿などの膨大な資料があり、少しずつその全貌が解明されようとしています。このシリーズは、エネスクの本領とも言えるヴァイオリンとピアノのための作品全集であり、情熱的でパワフルな第2番のヴァイオリン・ソナタは彼の「作曲家としての評価」を高めた記念碑的な作品でもあります。 1楽章のみが残存する「ソナタイ短調」は民族音楽風のメロディと、不規則に移り変わる楽想が魅力的な作品です。初期の作品「協奏的即興曲」はフランス風な優雅さを持っています。ヴァイオリン・ソナタ第3番は「ルーマニア民謡の特徴による」の副題を持つ大作で、急進的な作風と強烈なリズムと特殊奏法を多用した印象的な音楽です。演奏も困難で、彼の弟子であったメニューインもこの曲の難しさについて述べています。この曲の中にはあらゆるものが内包されていると言っても過言ではありません。
収録作曲家:
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エネスク(1881-1955):
ピアノ作品集 [ヴァルガ]ENESCU, G.: Piano Sonata No. 1 / Suite No. 2 (Varga)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2010年12月15日
NMLアルバム番号:8.572120
1)
CD
通常価格:1,290円→ 特価!:390円(税込)20世紀最高のヴァイオリニストの一人、ジョルジェ・エネスク(1881-1955)。彼はパリで学び、自作にルーマニア民俗音楽を取り入れたことでも良く知られています。彼のピアノ曲はあまり知られていませんが、魅力的な作品が多く、このアルバムが再評価のきっかけになることを祈るばかりです。1924年に作曲されたピアノ・ソナタは彼が休暇で訪れたカルパチア山で完成させたもので、第2楽章の特徴的なリズムが印象的な作品です。調性感は弱いものの、得も言われぬ抒情性を帯びたメロディは聴き手を引きつけて離しません。組曲は、もう少し前に書かれた作品ですが、こちらもかなり個性的。例えば「鐘の夜想曲」での倍音を模した響きはありそうでなかった音色です。後のメシアンを予感させる多元的な音色とでも言えましょうか。
収録作曲家:
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エネスク(1881-1955):
チェロ・ソナタ集 [ブルイアナ]ENESCU, G.: Cello Sonatas Nos. 1 and 2 (Buruiana)
■器楽曲(チェロ)
発売日:2008年08月06日
NMLアルバム番号:8.570582
CD 価格:1,200円(税込)
青春時代に書かれた第1番、カザルスに捧げられた渋い第2番、どちらもエネスクの隠れた名作です20世紀前半の偉大なるヴァイオリニスト、作曲家エネスクはその活動の初期の時代にたくさんの室内楽曲を書きました。このチェロ・ソナタ第1番も1898年頃に書かれたにもかかわらず、なぜか1935年まで公表されることはありませんでした。独自の作風が確立された第2番に比べると、ブラームスなどの影響を感じないわけでもありませんが、若々しい情熱に溢れた美しい作品です。チェロのブルイアーナの共感溢れた美音に心が震えます。
収録作曲家:
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FROM THE EARLY 20TH
20世紀前半のピアノ音楽
アイヴズ、ニールセン、シェーンベルク、エネスク [アンドリュー・ランジェル(ピアノ)]Piano Recital: Rangell, Andrew - NIELSEN, C. / ENESCU, G. / SCHOENBERG, A. / IVES, C. (From the Early 20th …)
発売日:2020年12月25日
NMLアルバム番号:Steinway30100
CD 価格:2,250円(税込)
バッハとベートーヴェン作品における解釈で名を馳せるアンドリュー・ランジェルが、20世紀前半に作曲されたピアノ曲の中から、実験的な作風で知られるアイヴズの「ピアノ・ソナタ第2番」を中心に、ニールセン、シェーンベルク、エネスクの作品を選曲し、1枚のアルバムにまとめたもの。 ランジェルは2008年にアイヴズのピアノ・ソナタ第1番をBridge Records(BCD9295)に録音、その際にもニールセンの組曲「明けの明星」を組み合わせており、今回のアルバムは事実上の続編になります。
収録作曲家:
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Les Ménestrels & Virtus Classics
パトリック・ガロワの芸術・1
パリ音楽院卒業試験曲集 [パトリック・ガロワ(フルート)/瀬尾和紀(ピアノ)]Flute Recital: Gallois, Patrick - ENESCU, G. / FAURÉ, G. / GAUBERT, P. (The Art of Patrick Gallois, Vol. 1 - Morceaux de concours de Paris)
■器楽曲(フルート)
発売日:2019年11月22日
NMLアルバム番号:VTS-008
1)
CD 価格:3,300円(税込、送料無料)
”まさに現代を呼吸するフレンチ・スクール”
フランスを代表するフルーティスト、パトリック・ガロワの集大成ともいえるアルバム第1弾!フルートの“フレンチ・スクール”に対して、たった1つのイメージをあてはめるのはおよそ不可能といってよい。それは数々の重要な、そして現在も活動中の人物によって代表されるスクールとして命脈を保ち続けている。奥義を伝えるべき師から師へと受け継がれ、姿を変え、理解されていくべき伝統なのだ。(パトリック・ガロワ) 「パリ音楽院卒業試験曲集」と聞くと、どうしても堅苦しい雰囲気が思い浮かびますが、パリ音楽院においては「試験」は全て「コンクール」であり、師の教えを離れた若き奏者たちの思い思いの創造の翼を広げる機会なのです。実際にこれらの曲は「様々なコンクール用小品集」であり、試験だけで用いられるのではありません。全てのフルート奏者にとっての必須曲であり、また演奏のためのスタンダード・レパートリーにもなっています。 もちろん、全ての曲がよく知られているわけではありませんが、どれも近代フランス周辺の作曲家たちが腕によりをかけて書き上げた逸品ばかり。ゆったりとした序奏部と、華やかで技巧的な速い部分で構成されており、最後は華やかなカデンツァで締めくくるという決まった形式を採りながらも、作曲家たちの個性が存分に発揮された芸術性の高い曲集です。 今回、この曲集に取り組んだのは名フルート奏者、パトリック・ガロワ。聴きどころの多いこれらの作品をいとも易々と演奏し、味わい深く聴かせます。そして注目はピアノを担当する瀬尾和紀! フルート奏者でありながら、幾度となくガロワの伴奏を務めるなど、すでにピアニストとしても名を馳せる彼の演奏をお聴きください。 -
Edge of Youth
ジャネット・スン
ヴァイオリン・リサイタル [ジャネット・スン(ヴァイオリン)]Violin Music - BRITTEN, B. / ENESCU, G. / MAZZOLI, M. / PROKOFIEV, G. / VISCONTI, D. (Edge of Youth)
発売日:2019年09月27日
NMLアルバム番号:DSL-92230
CD 価格:2,240円(税込)
アルバム・タイトルの「The Edge of Youth」とは「人が成長する過程に於いて、より成熟した自分自身を発見する時期」を表しており、自分自身に確信が持てるのは、自身が心地よく感じるぎりぎりの「エッジ(先端)」まで自分を持って行った時だと若きヴァイオリニスト、ジャネット・スンは語ります。 このアルバムは彼女自身の芸術的な旅の過程を示すもので、ブリテンからエネスコ、若き3人の作曲家の作品に挑戦していくと予想外のサウンドや新発見があったといい、「クラシックの伝統を踏襲しながらも、無意識の内でその伝統に異議を唱えている」作曲家たちの心の声を丁寧に拾い上げ、彼女自身の音で再現しています。 〔ジャネット・スン〕 ワシントン・ポスト紙で「魅惑的な演奏、絶妙な音色」と絶賛、強烈な知性と繊細さ、そして超絶技巧を併せ持ち、世界各地のコンサートホールや音楽祭で活躍中。
収録作曲家:
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BEST LOVES Classical viola music
Vivid Viola - 躍動的なヴィオラ [さまざまな演奏家]VIVID VIOLA
発売日:2019年08月30日
NMLアルバム番号:8.578186
CD 価格:1,200円(税込)
ヴァイオリンほど華やかではなく、チェロのような存在感はなく、コントラバスのようにジャズなどでも活躍することはなく、とにかく「地味な弦楽器」として扱われてしまうヴィオラ。しかし豊かな表現力と、味わい深い音色を持ち、オーケストラの中でも「中音域を支える立役者」として大切な役割を担っています。古典派以前の時代には、ヴァイオリンやチェロのようには独奏楽器として扱われることはあまりありませんでしたが、20世紀になると自らが優れたヴィオラ奏者だったヒンデミットを筆頭に、「ヴィオラのための作品」は数多く書かれており、現代ではコンサートホールでも中心的役割を果たすことができるようになりました。 このアルバムではテレマンからウォルトンまで、多彩な作曲家によるヴィオラ作品を聴くことができます。
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エリーザベト王妃国際音楽コンクール 2019年大会 ヴァイオリン [ステラ・チェン、スティーヴン・キム、ティモシー・チョイ、ユーリア・プシュケル、ルーク・スー、岡本誠司、宇野由樹子、エヴァ・ラプチェフスカ、イオアーナ・クリスティナ・ゴイチェア、シャノン・リー、チ・ウォン・ソン、シルヴィア・ファン]
QUEEN ELISABETH COMPETITION: Violin 2019
発売日:2019年08月23日
NMLアルバム番号:QEC2019D
CD 4枚組 価格:4,800円(税込、送料無料)
日本人2名がファイナリスト!若き才能が磨き合う名コンクール、2019年の記録前身のウジューヌ・イザイ・コンクールから、世界大戦による中断を挟んで80年を超える歴史を持つエリザベート王妃国際音楽コンクール。ピアノ、ヴァイオリン、声楽、チェロのコンクールが交代で行われますが、2019年はヴァイオリンが開催され、日本人の岡本誠司と宇野由樹子のファイナル進出でも話題となりました。 出場者には既にプロとして来日公演などもこなしているアーティストもおり、そのレベルの高さはよく知られたところ。2019年も熱い演奏が繰り広げられました。
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モダン・トランペットの芸術 第1集
(エネスコ/ヒンデミット/オネゲル/リゲティ/マルティヌー/マクスウェル・デイヴィス/ウィリアムズ) [ヒュー・モーガン(トランペット)/パトリシア・ウルリヒ(ピアノ)]Trumpet Recital: Morgan, Huw - ENESCU, G. / HINDEMITH, P. / HONEGGER, A. / LIGETI, G. / MARTINŮ, B. (The Art of the Modern Trumpet, Vol. 1)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:8.573995
CD 価格:1,200円(税込)
NAXOSの新しいシリーズ「モダン・トランペットの芸術」。20世紀から21世紀にかけてトランペットとピアノのために書かれた様々な作品を集めるという趣旨のもと、第1集では1906年に作曲されたエネスコの「伝説」をはじめ、ヒンデミット、マルティヌーら近代の作品から、マクスウェル・デイヴィス、リゲティといった現代作品を収録しています。なかでもエネスコの「伝説」は、楽器特性の進歩により半音階奏法が完全に可能となった証と言える作品で、近代トランペット作品の中でも重用視される曲。他のレパートリーでも数々の特殊奏法を用い、万華鏡のような音色を駆使しており、トランペットの可能性を極限まで追求した聴きごたえのあるものばかりです。 アンサンブル「セプトゥーラ」のメンバーであり、バーゼル交響楽団の奏者、ヒュー・モーガンの超絶技巧でお楽しみください。 使用楽器:YAMAHA
収録作曲家:
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ラインホルト・フリードリヒ(1958-)。7歳からトランペットを始め、エドワード・タール、ピエール・ティボーに師事。1986年に開催されたミュンヘン国際コンクールで優勝し一躍注目を浴びました。 1983年から1999年までフランクフルト放送交響楽団の首席トランペット奏者を務めるとともに、ルツェルン祝祭管弦楽団の創設時より同じく首席トランペット奏者を勤めるという華々しい経歴を持つフリードリヒ。インバル、キタエンコ、そしてアバドからの信頼も厚く、例えば、映像で公開されている2004年のルツェルン祝祭管弦楽団によるマーラーの5番での冒頭のトランペットの音色に胸を熱くした人は多いのではないでしょうか? 現在、カールスルーエ音楽大学の教授職にあり、数多くの後進を指導していることでも知られています。オーケストラのメンバーとして、またソリストとしての来日経験も豊富で、日本でも多くのファンを持つ人気者です。 この10枚組は彼の豊富なレパートリーの一端を知らしめるもので、過去15年間の録音から特色ある演奏を選び出し、バロックから現代まで作曲年代ごとに収録したものです。どんな曲でも難なく演奏してしまうフリードリヒの、輝かしい音色と超絶技巧を存分にお楽しみください。
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Direct Message - ダイレクト・メッセージ
20世紀と21世紀、トランペットとピアノのための作品集 [マティルダ・ロイド/ジョン・リード]Trumpet and Piano Recital: Lloyd, Matilda / Reid, John - MAXWELL DAVIES, P. / WOOLF, A. / PRITCHARD, D. / SWAYNE, G. / CASTÉRÈDE, J. (Direct Message)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:ORC100089
CD 価格:2,080円(税込)
注目の女性トランペット奏者マティルダ・ロイドのデビュー・アルバム。“エリック・オービエ国際トランペット・コンクール”に入賞、BBC若手ミュージシャンに選定された彼女はBBCプロムスで鮮烈なソロ・デビューを果たし世界中の注目を集めました。 このアルバムは「トランペットのレパートリーを広げたい」というロイドの願いが反映されており、スウェイン、プリッチャード、ウルフの新作だけでなく、他の作曲家たちの忘れられてしまった作品も収録されており、彼女の技巧を楽しむとともに、作品への興味も強くかきたてられる構成となっています。
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Alla Zingarese - ジプシー風 [シヴィタス・アンサンブル/ジプシー・ウェイ・アンサンブル]
Chamber Music - BRAHMS, J. / BOULANGER, G. / SOMMER, L. / ŠPORCL, P. / POPPER, D. (Alla Zingarese) (Civitas Ensemble, Gipsy Way Ensemble)
発売日:2018年08月29日
NMLアルバム番号:CDR90000-179
CD 2枚組 価格:2,025円(税込)
シカゴ交響楽団のメンバーたちによって結成されたグループ「キウィタス・アンサンブル」(アンサンブル名のキウィタスとはラテン語で「都市、市民権」を意味する言葉)。このアルバムではチェコのヴァイオリニスト、パヴェル・シュポルツルが率いる「ジプシー・ウェイ・アンサンブル」とコラボし、西洋音楽とロマ(ジプシー)音楽の接点を探ります。ブラームス、フバイ、ポッパーなどの民族的要素を含んだ作品が、新しいアレンジを施され、一層情熱的な音楽に生まれ変わっています。 もともとキウィタス・アンサンブルのヴァイオリニスト、ユー・ヤンキンとシュポルツルが学生時代からの親友であったことから実現した企画は想像以上の素晴らしい結果を生み出しました。
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Four Strings Around the World
世界を巡る4本の弦 [ムレサヌ]Violin Recital: Muresanu, Irina - ENESCU, G. / FLYNN, D. / PAGANINI, N. / KREISLER, F. / BACH, J.S. (Four Strings Around the World)
発売日:2018年05月25日
NMLアルバム番号:DSL-92221
CD 価格:2,240円(税込)
ルーマニア出身のヴァイオリニスト、イリーナ・ムレサヌー。ボストン・グローブ誌で「あまりにも魅力的な」と絶賛され、そのエレガントな演奏は、すでに批評家と聴衆の心を掴んでいます。 この「世界各国の無伴奏ヴァイオリンのための作品」を集めた1枚は、彼女がマーク・オコーナーの「クリケット・ダンス」に取り組んだ時に、制作を思いついたというもの。この作品が、これまでの古典的な曲とは全く違うスタイルで書かれていると感じた彼女が、「世界にはもっと違う音楽があるのではないか」と探求を重ね、様々な様式の曲を選び抜き、出来上がった力作です。耳慣れた旋律から実験的な曲まで、興味深い作品が並んでいます。
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Hommage a Ysaye
イザイへのオマージュ [マーロフ]YSAŸE, E.: 6 Sonatas for Solo Violin, Op. 27 (Hommage á Ysaÿe) (Malov)
発売日:2018年01月26日
NMLアルバム番号:SM275
CD 価格:2,080円(税込)
19世紀から20世紀にかけて、世界的指揮者、ヴァイオリニスト、教師として活躍したウジェーヌ・イザイ。彼が65歳の時に作曲した「独奏ヴァイオリンのための6つのソナタ」はJ.S.バッハの影響を強く受けつつも、イザイ自身における“ヴァイオリン音楽の集大成”としての役割も持つ素晴らしい作品です。6つのソナタはそれぞれ彼と親交があったヴァイオリニストに捧げられており、パガニーニの狂詩曲を思わせる超絶技巧が駆使された、演奏困難な曲としても知られています。ロシア生まれのヴァイオリニスト、マロフは6か国語を操るだけでなく、バロック、モダン両方のヴァイオリンとチェロ、ヴィオラを演奏するスーパーミュージシャン。このアルバムでは、イザイの6つのソナタを軸に、バッハからエネスコ、クライスラーまでを関連付け、ヴァイオリン音楽の壮大な潮流を表現しています。トラック17ではチェロ・ダ・スパッラの演奏も披露しています。
収録作曲家:
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RHAPSODY
ガーシュウィン(1898-1937):
ラプソディ・イン・ブルー(F.グローフェ編)
シャブリエ(1841-1894):
狂詩曲「スペイン」 他 [マツーエフ/バイエルン放送響/ヤンソンス]Orchestral Music - CHABRIER, E. / GERSHWIN, G. / ENESCU, G. / RAVEL, M. / LISZT, F. (Rhapsodies) (Matsuev, Bavarian Radio Symphony, Jansons)
発売日:2016年08月26日
NMLアルバム番号:900146
CD 価格:2,100円(税込)
異なる地域で活躍した5人の作曲家による、地元風味たっぷりの5曲の“狂詩曲(ラプソディ)”を集めた楽しいアルバム。シャブリエの代表作である狂詩曲「スペイン」は豊かな色彩に支えられたメロディが特徴で、1882年に彼がこの地を旅行した際に受けた印象を元に作曲されたと言われています。ラヴェルの「スペイン狂詩曲」は、彼自身のルーツでもあるバスクの民謡も取り入れたエスニックな作品。2台ピアノ版も知られていますが、精妙なオーケストレーションによるこちらの管弦楽版は、また格別な雰囲気を持っています。 2曲あるエネスコの「ルーマニア狂詩曲」は、なんと言っても第1番が人気曲。リストのお馴染のハンガリー狂詩曲も曲が進むにつれて熱狂が高まります。アメリカの民族音楽ともいうべきジャズ要素たっぷりの「ラプソディ・イン・ブルー」のソロはロシアのピアニスト、マツーエフが担当。全ての曲を熱狂的に指揮するヤンソンスの解釈も楽しめる、素晴らしいライヴ録音です。
収録作曲家:
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Laura Metcalf - First Day [メトカーフ/ヴァルガ]
Cello and Piano Recital: Metcalf, Laura / Varga, Matei - BRAGATO, J. / MARTINŮ, B. / BURHANS, C. / GINASTERA, A. / ENESCU, G. / MARAIS, M. (First Day)
発売日:2016年06月29日
NMLアルバム番号:DSL-92201
CD 価格:2,224円(税込)
ワシントン・ポスト誌で「ゴージャスなチェロのレガート奏法」、ブログ・クリティクス・マガジンでは「繊細でメロディアスなタッチ」と絶賛されている若手チェリスト、ローラ・メトカーフのSONO LUMINUSレーベルへのデビュー盤。彼女は弦楽五重奏アンサンブル「Sybarite5」のメンバーであり、こちらではジャンルを越えた作品を演奏、そのアルバムはビルボードのチャートTOP10にも入るほどの人気を博しています。 今回のソロ・アルバムのタイトルは、プーランクの「愛の小径」の一節から取られたもので、新しい一歩を踏み出す彼女の感情を端的に捉えたものと言えるでしょう、マラン・マレから現代までと、様々な作品が選ばれたこのアルバムでは、彼女の多彩な才能が見事に表出されています。
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ヴィルトゥオーゾ・ヴィオラ [チェイス]
Viola Recital: Chase, Roger - BENJAMIN, A. / ENESCU, G. / KODALY, Z. / JONGEN, J. / VIEUXTEMPS, H. / PAGANINI, N. / KREISLER, F. (The Virtuoso Viola)
■器楽曲(ヴィオラ)
発売日:2010年04月21日
NMLアルバム番号:8.572293
1)
CD 価格:1,200円(税込)
「ヴァイオリンでもなく、チェロでもない中間の大きさ」というイメージの付きまとうヴィオラですが、一度この音色にはまってしまうと、もう後には戻れないほどの魔力がある楽器です。特に中音域から低音域の艶やかさと、絶妙な表現力はどんな言葉を持ってしてでも表すことはできません。そんなヴィオラの魅力を存分に楽しむ1枚がこれ。もともとヴィオラのために書かれた曲と、他の楽器のために書かれた曲を聴き比べるのも楽しいでしょう。通好みの人が愛する作曲家ジョンゲンの珍しい作品も収録されています。またバッハの曲をコダーイが編曲したトラック3もオススメです。見事なヴィオラを演奏するチェイスはロンドン生まれでカナダで学んだ人。優れた室内楽プレイヤーとして世界中で絶賛されています。