ヴァイネル(レオー) Weiner, Leo
生没年 | 1885-1960 | 国 | ハンガリー |
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辞書順 | 「ウ」 | NML作曲家番号 | 22408 |
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ドホナーニ(1877-1960):
組曲 嬰ヘ短調
歌劇《シモーナおばさん》序曲
アメリカ狂詩曲
ヴェイネル(1885-1960):
セレナード ヘ短調 Op.3 [ウィーン放送交響楽団/ロベルト・パーテルノストロ(指揮)]DOHNÁNYI, E.: Tante Simona: Overture / American Rhapsody / Suite, Op. 19 / WEINER, L.: Serenade, Op. 3 (Vienna Radio Symphony, Paternostro)
発売日:2021年08月13日 NMLアルバム番号:C5380
CD価格:2,250円(税込)
名指揮者クリストフ・フォン・ドホナーニの祖父、エルンスト・フォン・ドホナーニ(ドホナーニ・エルネー)。ピアニストとして活躍しただけではなく、教育者としてはアニー・フィッシャーやゲオルク・ショルティなど数多くの弟子を育て上げた優れた功績で知られます。作曲家としても数多くの作品を残しましたが、残念なことに演奏される機会が多いとはいえません。 このCapriccioのシリーズではドホナーニのロマンティシズムと官能性に満ちた作品の数々を現代に蘇らせています。シリーズ第5集となるこのアルバムに収録されているのは、1幕ものの歌劇《シモーナおばさん》の序曲と、ドホナーニの代表作の一つ「組曲 嬰ヘ短調」、彼の最後のオーケストラ作品となった「アメリカ狂詩曲」の3曲。なかでもアメリカ民謡が数多く引用された「アメリカ狂詩曲」は聴きごたえたっぷりの作品です。 添えられているのはドホナーニより8歳年下のレオー・ヴェイネルの「セレナード」。彼もドイツ・ロマン派とハンガリー民謡の融合を目指した作曲家の一人です。 演奏は世界的なオーケストラと数多く共演し、卓越したパフォーマンスで活躍する指揮者パーテルノストロ。交響曲第1番(C5386)に続くドホナーニ作品のアルバムとなります。
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ヴェイネル(1885-1960):
〈管弦楽作品全集 第3集〉
ディヴェルティメント 第1番・第2番
ロマンス/パストラーレ、幻想曲とフーガ
ハンガリーの童謡と民謡集 [ヴァレリア・チャーニ(指揮)/MAVブダペスト交響楽団 他]WEINER, L.: Orchestral Works (Complete), Vol. 3 - Divertimentos Nos. 1 and 2 (Rohmann, Felletár, Budapest Symphony Orchestra MÁV, Csányi)
発売日:2020年07月22日 NMLアルバム番号:8.574125
CD価格:1,900円(税込)
バルトークやコダーイと同時期に活躍したハンガリーの作曲家、教師レオー・ヴェイネル(1885-1960)の管弦楽作品全集の第3集。完璧主義者であった彼は、生涯で30曲ほどの作品を発表したのみで、そのほとんどは忘れられていましたが、最近になってドイツ・ロマン派とハンガリーの民族要素を融合したユニークな作風が広く認識されるようになりました。 この第3集にはヴェイネル円熟期に書かれた5作品が収録されています。活動の初期には、自作にハンガリーの民俗音楽を積極的に採り入れることはせず、ロマンティックな作風を模索していたヴェイネルですが、1930年に彼の友人ラースロー・ライタからハンガリーの民族音楽を紹介されてからは路線を変更、当時多数採集されたハンガリー民謡を自作に反映させ、次々とユニークな作品を書き上げました。なかでも舞曲のリズムが際立つ「2つのディヴェルティメント」はヴェイネルの代表的な作品として知られています。
収録作曲家:
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ヴェイネル(1885-1960):
〈管弦楽作品全集 第2集〉
交響詩「トルディ」Op.43 [ヴァレリア・チャーニ/MAVブダペスト交響楽団]WEINER, L.: Orchestral Works (Complete), Vol. 2 - Toldi (Budapest Symphony MÁV, Csányi)
発売日:2019年04月26日 NMLアルバム番号:8.573847
CD価格:1,900円(税込)
ブダペストで教師として活躍したレオー・ヴェイネル。ブダペスト音楽大学の作曲科、室内楽の教授として数多くの後進を育てました。作曲家としては、完璧主義者であったためか、生涯で30曲ほどの作品を発表したのみでほとんどは忘れ去られてしまいましたが、最近になって、ドイツ・ロマン派とハンガリーの民族要素を融合したユニークな作風が広く認識されるようになりました。 交響詩「トルディ」はハンガリーの作家アラニーの叙事詩にインスパイアされた作品で、作曲当時シカゴ交響楽団の指揮者であったフリッツ・ライナー(ヴァイネルの元弟子)のために書かれましたが、ライナーはこの曲を演奏することはありませんでした。しかしヴェイネルはこの作品を気に入っており、2つの組曲など様々な形に編曲を施したため、現在では一部の曲が知られています。このアルバムの指揮者チャーニは出版されたことのない組曲の譜面を調べて今回の形で演奏、作品の真の形に近づけています。
収録作曲家:
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ヴェイネル(1885-1960):
〈管弦楽作品全集 第1集〉
バレエ音楽「チョンゴルとツンデ」(1959年 第2稿)
バッラータ Op.28(ヴィオラと管弦楽版) [シューチュ/ジュビラーテ少女合唱団/MAVブダペスト響/チャーニ]WEINER, L.: Csongor és Tünde (2nd version, 1959) / Ballata (Szűcs, Jubilate Girls Choir, Budapest Symphony Orchestra MÁV, Csányi)
発売日:2016年03月30日 NMLアルバム番号:8.573491
CD価格:1,900円(税込)
レオ・ヴェイネル(1885-1960)はハンガリー出身、ユダヤ系の作曲家です。1901年から1906年までブダペスト音楽アカデミーで学び、歌劇場でコレペティトールを務めた後は、半世紀以上に渡ってブダペスト音楽高等学校の作曲科と室内楽の教授として、次世代の音楽家たちを育ててきました。彼の門人にはドラティ、クルターク、アンダなど名だたる音楽家の名前が並びます。 彼の最高傑作である「チョンゴルとツンデ」はハンガリーの国民的詩人ミハーイ・ベレシュマルティ(1800-1855)の劇のための作品で、幸福を追い求める若き王子と、彼を愛する妖精ツンデの愛の物語です。もともとの単純なおとぎ話にベレシュマルティが深い哲学的な思想を加えた物語は、ハンガリー文学界の最も重要な作品として認識されていて、これをハンガリー国立劇場で上演するためにヴェイネルが音楽を書いたのですが、オーケストラなどの規模が大きすぎたため、上演は延期されてしまいました。とりあえずは、1914年2月に「王子とゴブリン」としてスケルツォが初演、その1年後に4楽章からなる組曲が演奏されています。1916年11月に初演を予定していたところ、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の崩御でキャンセルされるも、その数日後の12月6日にようやく上演されることとなりました。そして、ヴェイネルの死の1年前、更に改編が行われたのがこのアルバムに収録されたバレエ音楽となります。
収録作曲家:
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Alla Zingarese - ジプシー風 [シヴィタス・アンサンブル/ジプシー・ウェイ・アンサンブル]
Chamber Music - BRAHMS, J. / BOULANGER, G. / SOMMER, L. / ŠPORCL, P. / POPPER, D. (Alla Zingarese) (Civitas Ensemble, Gipsy Way Ensemble)
発売日:2018年08月29日 NMLアルバム番号:CDR90000-179
CD 2枚組価格:2,025円(税込)
シカゴ交響楽団のメンバーたちによって結成されたグループ「キウィタス・アンサンブル」(アンサンブル名のキウィタスとはラテン語で「都市、市民権」を意味する言葉)。このアルバムではチェコのヴァイオリニスト、パヴェル・シュポルツルが率いる「ジプシー・ウェイ・アンサンブル」とコラボし、西洋音楽とロマ(ジプシー)音楽の接点を探ります。ブラームス、フバイ、ポッパーなどの民族的要素を含んだ作品が、新しいアレンジを施され、一層情熱的な音楽に生まれ変わっています。 もともとキウィタス・アンサンブルのヴァイオリニスト、ユー・ヤンキンとシュポルツルが学生時代からの親友であったことから実現した企画は想像以上の素晴らしい結果を生み出しました。
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クラリネット・エバーグリーン
クラリネット五重奏による「イパネマの娘」他 [ブダペスト・クラリネット五重奏団]Clarinet Evergreens
■室内楽
発売日:1997年09月01日 NMLアルバム番号:8.553427
CD価格:1,900円(税込)
5人のクラリネット吹きによる極上の音楽の遊び何でもありの選曲にご注目ください。こういう曲をクラリネット5人だけで(低音にはバセットホルンとバス・クラリネットを使用)演奏してしまおうというご機嫌な企画、曲名を見るだけでわくわくします。「熊蜂の飛行」や「ピッチカートポルカ」のようなおよそクラリネット演奏が想像できないもの、ベートーヴェンのような正統派クラリネット音楽、「トロイメライ」や「パヴァーヌ」のようなゆったりナンバー、果てはラグタイムからジャズまで。マニアックにして誰もが楽しめる、クラリネットを聞く楽しみを一気に広げる会心のアルバムです。