ヴラディゲロフ(パンチョ) Vladigerov, Pancho
生没年 | 1899-1978 | 国 | ブルガリア |
---|---|---|---|
辞書順 | 「ウ」 | NML作曲家番号 | 29595 |
12 件 / 12件中
-
ヴラディゲロフ(1899-1978):
〈舞台音楽集〉
スカンディナヴィア組曲
『カエサルとクレオパトラ』
劇 『白墨の輪』から他 [アレクサンドル・ヴラディゲロフ(指揮)/ブルガリア国立放送交響楽団]VLADIGEROV, P.: Stage Music - Scandinavian Suite / Caesar and Cleopatra / The Chalk Circle (Bulgarian National Radio Chorus & Symphony, A. Vladigerov)
発売日:2023年06月16日
NMLアルバム番号:C8067
CD 2枚組価格:2,400円(税込)
近年注目が高まる作曲家パンチョ・ヴラディゲロフ。1933年にはブルガリア現代音楽協会の創立メンバーに名を連ね、1978年に世を去って以降もブルガリア音楽史に名を遺す重要な人物として後進たちに強い影響を与えています。 彼は生涯、後期ロマン派の伝統に基づく調性音楽を書き、その多くはブルガリア民謡に根差したものでしたが、舞台作品においては国際的な題材を用いています。『スカンディナヴィア組曲』はスウェーデンの小説家アウグスト・ストリンドベリの戯曲、シェイクスピアの『十二夜』、中国を題材にしたクラブント(本名アルフレート・ヘンシュケ)の『白墨の輪』、エキゾチックな雰囲気を湛えたバーナード・ショウの戯曲『シーザーとクレオパトラ』など多彩な題材による作品が楽しめます。 全ての作品は作曲家の息子、アレクサンドルの指揮による演奏です。
収録作曲家:
-
ヴラディゲロフ(1899-1978):
管弦楽作品集 第3集 [ブルガリア室内管弦楽団/パンチョ・ヴラディゲロフ(指揮)/ブルガリア国立放送交響楽団/アレクサンドル・ヴラディゲロフ(指揮)]VLADIGEROV, P.: Orchestral Works, Vol. 3 - Evreiska Poema / Symphonic Legend / Lyulinski impresii (Bulgarian National Radio Symphony, A. Vladigerov)
発売日:2022年04月15日
NMLアルバム番号:C8056
CD 3枚組価格:2,850円(税込)
パンチョ・ヴラディゲロフはブルガリア20世紀を代表する作曲家の一人。1933年にはブルガリア現代音楽協会の創立メンバーに名を連ねるなど、ブルガリア音楽史に名を遺す重要な人物です。 彼の管弦楽作品第3集となるこの2枚組には、彼の最後の管弦楽作品となった「リューリンの印象」をはじめとした、ブルガリアの民謡や周辺ヨーロッパの民謡をふんだんに採り入れた作品が収録されています。ブルガリアのソフィアにある丘陵地帯の印象を描いた「リューリンの印象」は活気に満ちた音楽であり、1973年にヴラディゲロフ自身の指揮で初演されました。 また「ユダヤの詩」は彼の母方の出自であるユダヤの旋律が用いられ、第2次大戦中のブルガリアでユダヤ人たちが受けた迫害を表す陰鬱な雰囲気の中、彼らの反骨精神も描かれています。 「劇的な詩曲」も政治的な意味合いが込められた作品で、別名「平和の歌」とも呼ばれています。以前作曲したピアノ曲をオーケストレーションした「6つのエキゾティックな前奏曲」は、民謡が取り入れられており、全体で交響組曲のようなまとまりを持った聴き応えのある作品です。 同じくピアノ曲を原曲とする「3つの演奏会用小品」は、晩年近くに書かれたせいか実験的要素を持っており、曲も短く、タイトルも示唆に富んでいます。そのほか、ヴラディゲロフの多彩な作品を彼の息子アレクサンドル(1933-1993)が指揮し、偉大な父の音楽を未来に継承するために見事な演奏を披露しています。
収録作曲家:
-
ヴラディゲロフ(1899-1978):
管弦楽伴奏による歌曲集 [ルミヤナ・ヴァルチェヴァ=エヴロヴァ(ソプラノ)/マリア・ヴェンチスラヴォヴァ(ソプラノ)/エヴェリナ・ストイツェヴァ(ソプラノ)/パヴェル・ゲルジコフ(バス)/ブルガリア国立放送交響楽団/アレクサンドル・ヴラディゲロフ(指揮)]VLADIGEROV, P.: Orchestral Songs (Stoitseva,Valtcheva-Evrova, Ventsislavova, Gerdjikov, Bulgarian National Radio Symphony, A. Vladigerov)
発売日:2021年08月13日
NMLアルバム番号:C8070
CD 2枚組価格:2,400円(税込)
ブルガリアの近代作曲家、パンチョ・ヴラディゲロフ作品のシリーズ第5集は、管弦楽伴奏による歌曲の数々です。 少年時代から作曲とピアノを始めたヴラディゲロフは、やがてベルリンへ移住し、ベルリン高等音楽院でパウル・ユオン、プロイセン芸術アカデミーでフリードリヒ・ゲルンスハイムとゲオルク・シューマンに作曲を師事しました。1920年代から1935年まで、ベルリン・ドイツ劇場で演出家マックス・ラインハルトの下で作曲家とピアニストを務めた後、ブルガリアに帰国。ブルガリア国立音楽院でピアノを教えるとともに、幅広いジャンルの作品を書き上げヨーロッパ、ロシア、アメリカなどで演奏され高く評価されています。1933年にはブルガリア現代音楽協会の創立メンバーに名を連ねるなど、ブルガリア音楽史に名を遺す重要な人物になりました。 ヴラディゲロフはベルリン時代に、グスタフ・マーラーやリヒャルト・シュトラウス、ハンス・プフィッツナーらの管弦楽伴奏による歌曲を聴き影響を受けたと推測され、ブルガリアに戻ってから自身も積極的にこのジャンルの作品を書き上げました。その際、彼は常にブルガリアの作家、詩人の詩を用いることで自国の民謡や民俗舞踊を深く掘り下げることを追求したのです。 この中の作品のいくつかは現在でも人気を保っており、どれも力強く鮮やかな旋律と華麗なオーケストラの響きに満たされています。ヴラディゲロフの没後、彼の作品は忘れられかけてしまいましたが、21世紀になって再度注目を浴びるようになり、いくつかの録音も生まれました。中でも、彼の息子アレクサンドル(1933-1993)は、偉大な父の音楽を未来に継承するために、1970年代にCapriccioレーベルへアルバム18枚分にも及ぶ録音を残しています。
収録作曲家:
-
ヴラディゲロフ(1899-1978):
〈管弦楽作品集 第2集〉
ブルガリア狂詩曲 「ヴァルダル」
7つの交響的ブルガリア舞曲/ブルガリア組曲
4つの交響的ルーマニア舞曲/2つの交響的ルーマニア素描 [アレクサンドル・ヴラディゲロフ(指揮)/ブルガリア国立放送交響楽団]VLADIGEROV, P.: Orchestral Works, Vol. 2 - Bulgarian Rhapsody / Bulgarian Suite and Dances (Bulgarian National Radio Symphony, A. Vladigerov)
発売日:2021年04月09日
NMLアルバム番号:C8053
CD 2枚組価格:2,400円(税込)
パンチョ・ヴラディゲロフはブルガリアの近代作曲家。1933年にはブルガリア現代音楽協会の創立メンバーに名を連ねるなど、ブルガリア音楽史に名を遺す重要な人物です。この2枚組には、ブルガリアの民謡や、周辺ヨーロッパの民謡をふんだんに採り入れた管弦楽作品を中心に収録。この中にはヴラディゲロフ作品の中でも最も頻繁に演奏されたブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」や、ヴラディゲロフ自身が管弦楽版に編曲した「ホラ・スタッカート」も含まれています。 ここでタクトを振っているのは、彼の息子アレクサンドル(1933-1993)。偉大な父の音楽を未来に継承するために見事な演奏を披露。またボーナス・トラックとしてヴラディゲロフへのインタビュー(ブックレットに英語、ドイツ語訳掲載)も収録されています。
-
ヴラディゲロフ(1899-1978):
〈弦楽器のための協奏曲集〉
ヴァイオリン協奏曲 第1番・第2番
ブルガリア狂詩曲「ヴァルダール」
演奏会用幻想曲 ほか [ゲオルギー・バデフ(ヴァイオリン)/ディナ・シュナイダーマン(ヴァイオリン)/エミール・カルミラロフ(ヴァイオリン)/ヴァレンチェスラフ・ニコロフ(チェロ)/パンチョ・ヴラディゲロフ(指揮)/ブルガリア室内管弦楽団/アレクサンドル・ヴラディゲロフ(指揮)/ブルガリア国立放送交響楽団]VLADIGEROV, P.: String Concertos - Violin Concertos Nos. 1 and 2 / Bulgarian Rhapsody, "Vardar" (Badev, Schneidermann, Nikolov, Vladigerov)
発売日:2021年02月12日
NMLアルバム番号:C8064
CD 2枚組価格:2,400円(税込)
20世紀ブルガリアにおける「最も卓越し、影響力のある作曲家」の一人に数えられるヴラディゲロフ。1933年にはブルガリア現代音楽協会(ブルガリア作曲家同盟の前身)にも創立メンバーとして名を連ね、ブルガリアの音楽発展に貢献しただけではなく、教師としても優れた才能を見せ、数多くの後進を育てました。 このCapriccioのシリーズは1970年代に録音されたCD18枚分の音源の復刻で、今作はヴァイオリンとオーケストラのための作品が中心となっています。ブルガリアの旋律を用いた一連の曲は、ヴラディゲロフ作品の中でもとりわけ人気が高いジャンルで、なかでも自作自演となる「ブルガリア舞曲」でのおおらかな表現は魅力的です。また、自由なヴァイオリンのパッセージと古典的な様式を備えた2曲のヴァイオリン協奏曲も聴き応えのある大作です。 作品のほとんどは作曲家の息子、アレクサンドルの指揮による演奏です。
収録作曲家:
-
ヴラディゲロフ(1899-1978):
〈管弦楽作品集 第1集〉
交響曲 第1番・第2番
演奏会用序曲「大地」Op.27
「秋の悲歌」 - オーケストラのために Op.15
英雄的序曲 Op.45 [アレクサンドル・ヴラディゲロフ(指揮)/ブルガリア国立放送交響楽団]VLADIGEROV, P.: Orchestral Works, Vol. 1 - Symphonies Nos. 1 and 2 / Zemya (Earth) (Bulgarian National Radio Symphony, A. Vladigerov)
発売日:2020年11月13日
NMLアルバム番号:C8050
CD 2枚組価格:2,400円(税込)
20世紀ブルガリアにおける「最も卓越し、影響力のある作曲家」の一人ヴラディゲロフ。1933年にはブルガリア現代音楽協会(ブルガリア作曲家同盟の前身)にも創立メンバーとして名を連ね、ブルガリアの音楽発展に貢献しただけではなく、教師としても優れた才能を見せ、数多くの後進を育てました。作曲家としては幅広いジャンルの作品を書き上げ、ヨーロッパ、ロシア、アメリカなどで演奏され高く評価されています。 彼の作品については、ブルガリアでは1970年代に一連の録音が製作されており、Capriccioレーベルにはアルバム18枚分にも及ぶ音源が遺されています。 今回発売となる管弦楽作品集は、いずれも1920年代から40年代までに作曲されたもの。色彩豊かなオーケストレーションと耳なじみの良い旋律が特徴的な5つの作品を、彼の息子アレクサンドル(1933-1993)が指揮。偉大な父の音楽を未来に継承するために、見事な演奏を披露しています。 (なお、ヴラディゲロフ博物館によると、英雄的序曲の作曲年は1945年、秋の悲歌の改訂年は1937年、交響曲第2番の作曲年は1948年と記載されています。)
収録作曲家:
-
ヴラディゲロフ(1899-1978):
〈ピアノ協奏曲集〉
ピアノ協奏曲 第1番-第5番 [テオドール・モウセフ(ピアノ)/イヴァン・ドレニコフ(ピアノ)/クラシミール・ガテフ(ピアノ)/パンチョ・ヴラディゲロフ(ピアノ)/アレクサンドル・ヴラディゲロフ(指揮)/ブルガリア国立放送交響楽団]VLADIGEROV, P.: Piano Concertos Nos. 1-5 (T. Moussev, I. Drenikov, K. Gatev, P. Vladigerov, Bulgarian National Radio Symphony, A. Vladigerov)
発売日:2020年09月11日
NMLアルバム番号:C8060
CD 3枚組価格:3,000円(税込、送料無料)
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978)はブルガリアの近代作曲家。1933年にはブルガリア現代音楽協会の創立メンバーに名を連ねるなど、ブルガリア音楽史に名を遺す重要な人物です。 少年時代から作曲とピアノを始めたヴラディゲロフは、やがてベルリンへ移住し、ベルリン高等音楽院でパウル・ユオン、プロイセン芸術アカデミーでフリードリヒ・ゲルンスハイムとゲオルク・シューマンに作曲を師事しました。1920年代から1935年まで、ベルリン・ドイツ劇場で演出家マックス・ラインハルトの下で作曲家とピアニストを務めた後、ブルガリアに帰国。ブルガリア国立音楽院でピアノを教えるとともに、幅広いジャンルの作品を書き上げヨーロッパ、ロシア、アメリカなどで演奏され高く評価されています。没後、彼の作品は忘れられかけてしまいましたが、21世紀になって再度注目を浴びるようになり、いくつかの録音も生まれています。 そんなヴラディゲロフですが、ブルガリアでは1970年代に一連の録音が製作されており、Capriccioレーベルにはアルバム18枚分にも及ぶ音源が遺されています。CD3枚に渡って収録されたピアノ協奏曲は、ラフマニノフやラヴェルを思わせる色彩豊かなオーケストラをバックに、ピアノの技巧的なパッセージが映える聴きごたえのあるものです。また第5番はヴラディゲロフ自身が独奏を担当。彼が卓越した技巧を誇るピアニストであったことを証明しています。 ここでタクトを振っているのは、彼の息子アレクサンドル(1933-1993)。偉大な父の音楽を未来に継承するために、見事な演奏を披露しています。
収録作曲家:
-
ヴラディゲロフ(1899-1978):
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.1
プーランク(1899-1963):
ヴァイオリン・ソナタ FP119
シーボーン(1960-):
ポートレイトと4つの夜想曲 [イリーナ・ボリソヴァ(ヴァイオリン)、ジャコモ・バッタリーノ(ピアノ)]Violin and Piano Recital: Borissova, Irina / Battarino, Giacomo - VLADIGEROV, P. / POULENC, F. / SEABOURNE, P.
発売日:2020年01月31日
NMLアルバム番号:SH226
CD価格:2,175円(税込)
ブルガリア出身のヴァイオリニスト ボリソヴァによる近現代のヴァイオリン作品集。彼女の故国ブルガリアの音楽史で重要な作曲家の一人、最後のロマン派とも言われるヴラディゲロフのソナタは、高い技巧性と親しみやすいメロディ、濃厚なロマンティシズムで聴く者を楽しませてくれる佳作。もっと広く演奏されるべき作品といえ、ボリソヴァは見事な技術と深い共感でその素晴らしさを表出しています。 英国の作曲家シーボーンによる作品は、シューマンの『謝肉祭』の「ショパン」の手法をまねて2010年に単独で書いた「ポートレイト: ショパン」に、4つの夜想曲を書き足したもので、ヴァイオリンの様々な奏法・用法を通して独特のイメージを織り上げる個性的な作品。そしてプーランクの熱演も素晴らしく、音圧高めの録音も相まって、たいへん聴き応えのあるアルバムとなっています。
-
ヴラディゲロフ(1899-1978):
ブルガリア組曲
7つの交響的ブルガリア舞曲
ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」 [ナイデン・トドロフ(指揮)/ルセ・フィルハーモニー管弦楽団]VLADIGEROV, P.: Bulgarian Suite / 7 Symphonic Bulgarian Dances / Vardar Rhapsody (Rousse Philharmonic, Todorov)
発売日:2019年12月27日
NMLアルバム番号:8.573422
CD価格:1,600円(税込)
20世紀ブルガリアにおける「最も卓越し、影響力のある作曲家」の一人ヴラディゲロフ。1933年にはブルガリア現代音楽協会(ブルガリア作曲家同盟の前身)にも創立メンバーとして名を連ね、ブルガリアの音楽発展に貢献しただけではなく、教師としても優れた才能を見せ、数多くの後進を育てました。彼は2つの世界大戦の狭間に高い名声を得て、多くの作品はヨーロッパだけではなくアメリカでも演奏されています。 このアルバムに収録された3つの作品は、どれも彼の故郷であるブルガリアの音楽を国際的に注目させるという使命を持っています。どの曲にも、古典的な佇まいによる作風の中にエキゾチックな民謡素材が組み込まれており、その結果、とれもが楽しく活発な作品に仕上がっています。なかでも「ブルガリア狂詩曲」は“ブルガリアのショパンが作ったポロネーズイ長調”と呼ばれるほどに親しみ易い曲です。バレエ曲を得意とするトドロフのパワフルな演奏が作品を引き立てます。
収録作曲家:
-
ノクターン
ショパンとフィールドから離れて [ホス・デ・ソラウン]Piano Recital: Solaun, Josu de - BARBER, S. / ENESCU, G. / FAURÉ, G. / GRIFFES, C.T. / HERSCH, F. / MARTUCCI, G. (Nocturnes on the Margins)
発売日:2023年05月26日
NMLアルバム番号:MV008
CD価格:2,475円(税込)
様々なノクターンを楽しむ一夜のライヴノクターン(夜想曲)といえば現代ではまずショパン、そしてその創始者と言われるフィールドが思い浮かぶところですが、このアルバムにはそのほかの様々な作曲家によるノクターンが収められています。フォーレなどは比較的知られるところですが、レスピーギやバーバーといった作曲家の名前も見られるのが嬉しいところで、フランス、イタリア、アメリカ、ルーマニア、ブルガリアと、様々な国の音楽が聴ける点もたいへん魅力的。いずれの作品もロマンティックなショパンと比べると、より「夜」の印象が強い静けさを感じさせるもので、中でも鐘を模したエネスクの作品は非常に興味深い響きとなっています。 演奏はGRAND PIANOでのエネスクのピアノ作品全集や、NAXOS、Ibs CLASSICALでの録音でも高い評価を得ているスペインのピアニスト、ホス・デ・ソラウン。それぞれの作品に深く寄り添った美しい演奏を聴かせています。 フアン・マルク財団のオーディトリアムで行われた「Música en la noche 夜の音楽」というシリーズでのライヴ録音。
-
A Slavic Heart
スラヴの心 [アンナ・ペトロヴァ(ピアノ)]Piano Recital: Petrova, Anna - PROKOFIEV, S. / RACHMANINOV, S. / SCRIABIN, A. / VLADIGEROV, P. (A Slavic Heart)
発売日:2022年04月15日
NMLアルバム番号:SM383
CD価格:1,950円(税込)
ブルガリア生まれのピアニスト、アンナ・ペトロヴァ。マンハッタン音楽院で博士号をとり、オラシオ・グティエレスやアンドレ=ミシェル・シュープに師事。現在ケンタッキー州のルイヴィル大学でピアノを教えながら、ソリスト及び室内楽奏者として演奏しています。また、難民支援活動では国連から表彰を受け、アメリカのテレビ番組で現代アメリカを代表する「クリエイティヴな女性」の一人として紹介されるなど、注目されています。 このアルバムではラフマニノフ、プロコフィエフ、スクリャービンに母国ブルガリアのヴラディゲロフの作品を演奏、作品に込められた「スラヴの心」を伝えようとしています。ペトロヴァによれば、心という単語はギリシャ語を語源とし、ドイツ語の「Herz」に代表されるように”振動する”という意味を持ちます。この演奏ではそんな彼女の心の震えが伝わります。
-
〈20世紀のフォックストロット集 第3集〉
中央&東ヨーロッパ編 [ゴットリープ・ヴァリッシュ(ピアノ)]Piano Music - PEJAČEVIĆ, D. / TIJARDOVIĆ, I. / LOGAR, M. / VLADIGEROV, P. (20th Century Foxtrots, Vol. 3: Central and Eastern Europe) (G. Wallisch)
発売日:2021年10月22日
NMLアルバム番号:GP854
CD価格:1,950円(税込)
「フォックストロット」とはアメリカで生まれたダンス音楽の一種で、ラグタイムから派生したと言われています。これらの音楽は2つの世界大戦の狭間である1920年代から1930年代のいわゆる「狂騒の20年代」のアメリカで、ジャズや、同じ系統であるシミー(ジャズにあわせて肩を揺らすダンス)やチャールストン(両膝をつけたまま、足を交互に跳ね上げるダンス)などとともに大流行、そしてこの流行は瞬く間にヨーロッパ一帯にも及びました。 さまざまなフォックストロットを追求するピアニスト、ゴットリープ・ヴァリッシュは、第1集ではオーストリアとチェコの作品、第2集ではドイツで生まれた作品を採り上げましたが、この第3集では中央、東ヨーロッパからロシアまで9か国に及ぶ作曲家のフォックストロットを収録。中には大指揮者エフゲニー・ムラヴィンスキーの「フォックス=トロット」などの珍しい曲も含まれています。 世界初録音作品も多数収録。28の魅惑的な作品が並びます。