ペヤチェヴィッチ(ドーラ) Pejacevic, Dora
生没年 | 1885-1923 | 国 | クロアチア |
---|---|---|---|
辞書順 | 「ヘ」 | NML作曲家番号 | 143997 |
14 件 / 14件中
-
発売日:2016年01月27日
CD 2枚組価格:3,420円(税込、送料無料)
cpoレーベルが力を入れて作品をリリースしている作曲家の一人ドラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923)の作品集、こちらがシリーズ最後のアルバムになります。クロアチア屈指の女性作曲家であった彼女の作品は、現在確認されているのが58曲で、その大半をピアノ曲が占めています。彼女の室内楽や歌曲も味わい深いものですが、作品の概要を知りたければこの2枚組を聴いてみるのが一番といえるでしょう。 「即興曲」は既に室内楽ヴァージョンがリリースされていますが(777421)ピアノのみで演奏されると、また違った趣きが感じられます。晩年に近づくにつれ、厳しく深い音楽を作って行ったペヤチェヴィチですが、初期の多くのピアノ曲には、まるで匂い立つような艶やかさも感じられます。驚く程に洗練されたその作品をぜひ味わってみてください。
収録作曲家:
-
ペヤチェヴィチ(1885-1923):
ピアノ協奏曲/序曲 ニ短調
管弦楽伴奏付きの歌曲集 [ダンツ/トリエンドル/フランクフルト・ブランデンブルク州立管/グリフィス]PEJAČEVIĆ, D.: Piano Concerto in G Minor / Overture / Orchestral Songs (Danz, Triendl, Brandenburgisches Staatsorchester Frankfurt, Griffiths)
発売日:2015年05月27日 NMLアルバム番号:777916-2
CD価格:2,445円(税込)
クロアチアの女性作曲家ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923)。最近、少しずつ認知度が高まり、cpoレーベルをはじめとした何枚かのアルバムが相次いでリリースされています。今回のアルバムでは、彼女の作品の中でも比較的良く知られている「ピアノ協奏曲」を中心に、「序曲」と管弦楽伴奏付きの歌曲を聴くことができます。 彼女が28歳の時に書いた最初の管弦楽曲であるピアノ協奏曲は、ロマンティックな独奏楽器のための協奏曲の伝統に則りながらも、精緻な管弦楽法が用いられたドラマティックな作品で、力強いモティーフが魅力的な作品となっています。彼女の作品には、極めて高い意志力が感じられ、またとても表情豊かな旋律が息づいています。また彼女の最後の管弦楽作品である「序曲 ニ短調」は熟成された作風を持つ個性豊かな作品です。更に再評価が進むことを願ってやみません。
収録作曲家:
-
ペヤチェヴィチ(1885-1923):
ヴァイオリンとピアノのための作品集 [ビエロフ/トリエンドル]PEJAČEVIĆ, D.: Violin Sonata, Op. 26 / Canzonetta / Menuet / Romanze (Bielow, Triendl)
■器楽曲(ヴァイオリン) ■器楽曲(ピアノ)
発売日:2013年12月18日 NMLアルバム番号:777420-2
CD価格:1,710円(税込)
クロアチアの女性作曲家ペヤチェヴィチ(1885-1923)。cpoレーベルは彼女の作品の復興に力を入れており、このアルバムは室内楽作品集の第3集にあたります。彼女の作品からは後期ロマン派の香りと、先人たちの作品、ドヴォルザークやチャイコフスキーらの面影が感じられ、初めて聴く人にも一抹の懐かしさを抱かせるのです。とりわけヴァイオリン・ソナタニ長調は彼女の作風が完全に確立されたことを示す美しい作品で、その明朗な色調は「春のソナタ」と呼ぶのがふさわしいかもしれません。「スラブ風ソナタ」は民謡風なメロディを素晴らしいインスピレーションに満ちたパッセージで包み込んだ独創的なもの。他の曲も個性的であり親しみやすい曲ばかりです。
収録作曲家:
-
ドーラ・ペヤチェヴィッチ(1885-1923):
室内楽作品集 第2集 [シネ・ノミネ四重奏団]PEJACEVIC, D.: Impromptu / Piano Quartet in D minor / Piano Quintet in B minor / String Quartet in C major (Chamber Works) (Quatour Sine Nomine)
■室内楽
発売日:2013年02月20日 NMLアルバム番号:777421-2
2CD価格:3,420円(税込、送料無料)
cpoレーベルが精力的にリリースを続けている女性作曲家ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923)。今作は彼女の室内楽に焦点を当てます。彼女の作品の中でも「室内楽」は重要な位置を占めていて、そのどれもが独自のテクスチャーを持つ見事な音楽です。 彼女が最初の室内楽である「ピアノ四重奏曲Op.25」を書いたのは1908年、23歳の時でした。古典的なフォルムと、4つの性格的な表情を持つ楽章は彼女の独自性がイヤというほど感じられます。ピアノ五重奏曲Op.40は、交響曲や「スラブ風ソナタ」と並行して書かれたもので、厳粛な雰囲気を持ち、崇高な精神の高揚が感じられるインスピレーション溢れる最高傑作の一つです。同じく最高傑作の一つピアノ四重奏曲Op.58と、若き頃に書かれた即興曲。これらが世に出ることで、ますますこの「類い稀なる作曲家」の信奉者が増えることでしょう。
収録作曲家:
-
夢の幸福
ペヤチェヴィチ、ガルシア=ヴィアルド、
フォーレ、リヒャルト・シュトラウス:
歌曲集 [マンディ・フレデリッヒ(ソプラノ)、マティアス・ザミュイル(ピアノ)]Vocal Recital: Fredrich, Mandy - PEJAČEVIĆ, D / FAURÉ, G. / GARCIA-VIARDOT, Pauline / STRAUSS, R. (Traumglück)
発売日:2024年09月20日 NMLアルバム番号:OC1737
CD価格:2,475円(税込)
ロマン派から印象派の時代に活躍した4人の作曲家による「幸福な夢」をテーマにした歌曲を集めた1枚。 マンディ・フレデリッヒは、ロバート・ギャンビルやレナータ・スコットに師事。ザルツブルク音楽祭でニコラウス・アーノンクール指揮の《魔笛》夜の女王を歌って大ブレイクしたのち、ミラノ・スカラ座、東京の新国立劇場、コヴェント・ガーデン王立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、ベルリン、ミュンヘンおよびハンブルクの州立/国立歌劇場など主要歌劇場を席捲。メータ、ティーレマン、バレンボイムらが共演している人気歌手です。
収録作曲家:
-
忘れられたミューズ II
〈歴史に埋もれた女性作曲家たちのピアノ曲集 第2集〉 [アントニオ・オヤルサバル(ピアノ)]La Muse Oubliée II
発売日:2024年05月03日 NMLアルバム番号:IBS-32024
CD価格:2,475円(税込)
ロンドン在住のピアニスト、アントニオ・オヤルサバルが紹介する女性作曲家のピアノ曲集第2集。このアルバムでも異なる時代と地域に生きた18人の作品が取り上げられています。 ナディア・ブーランジェやドーラ・ペヤチェヴィチ、フローレンス・プライス、ルイーズ・ファランクなど近年注目を集めている人もいますが、他の作曲家の名前を目にすることはほとんどありません(ちなみにトラック5のエリザベート・フォン・ヘルツォーゲンベルクはドイツの作曲家ハインリヒ・フォーン・ヘルツォーゲンベルクの妻、トラック18のオリティエ・スコーヴァはヨゼフ・スークの妻です)。 オヤルサバルは彼女たちが生きた時代を徹底的に調査し、実際に音にすることで彼女たちの存在を確かなものにしています。
-
UPHEAVAL - 激動
1911年から1918年に書かれた
4人の女性作曲家によるチェロとピアノのための作品集 [ヤンネ・フレデンス(チェロ)/セーアン・ラストギ(ピアノ)]Cello and Piano Recital: Fredens, Janne / Rastogi, Soren - BOSMANS, H. / PEJAČEVIĆ, D. / BOULANGER, L. / BOULANGER, N. (Upheaval)
発売日:2024年01月26日 NMLアルバム番号:6.220683
SACD-Hybrid価格:2,175円(税込)
第1次世界大戦前後の激動の時代に活躍した4人の女性作曲家たちのチェロ作品を集めた1枚。 冒頭ではピアニストとして名高く、ピエール・モントゥー、ウィレム・メンゲルベルク、エルネスト・アンセルメらとも共演したオランダ出身のボスマンスの初期のソナタを紹介、そしてクロアチア出身のペヤチェヴィチのブラームスを思わせる後期ロマン派風の香りを湛えたソナタが続き、最後に置かれたのはフランスの2人の姉妹ナディアとリリの作品。女性として初のローマ賞受賞者であり将来を嘱望されながらも24歳で夭折したリリ、戦後に偉大な教師として名を馳せたナディア。それぞれ作風は違うものの、どちらも個性的、かつひっそりとした美しさを備えています。 各々がソリストとしても活躍するヤンネ・フレデンスとセーアン・ラストギの夫妻の息のあったデュオが聴きどころ。ベヒシュタインのピアノが当時の響きを再現しています。
-
ラ・ファム
女性作曲家の旅 東方から西方へ [フラカ・ゴランチ(メゾ・ソプラノ)/コンスタンティノス・ディミナキス(指揮)/ワールド・チェンバー・オーケストラ 他]Vocal Music (Mezzo-Soprano) (La Femme - Journey of Female Composers) (Goranci, World Chamber Orchestra)
発売日:2022年11月25日 NMLアルバム番号:8.551470
CD価格:1,900円(税込)
西欧(オクシデント)から東洋(オリエント、ここでは中東あたりまで)にいたる諸国の女性作曲家の作品を集めた1枚。伝承曲や有名なパラディスのシチアーノなどもありますが、20世紀後半から21世紀にかけて書かれた「今」の作品を多く含んでいるのが特徴です。収録作品のテイストは、民俗音楽の影響が濃いものや実験的な現代音楽風など様々で、「女性だから」とひとくくりには出来ない創作の多様性を聞かせます。 アルバムで中心的役割を成すフラカ・ゴランチはコソボ共和国出身、オーストリアで学んだメゾ・ソプラノ。《カルメン》などオペラハウスで活躍するとともに、多くの曲と詞を書き、女性のためのプロジェクトを企画。女性活躍の可能性を広げる活動を続けています。
-
-★『レコード芸術』特選盤(2022年7月号)★-
女性作曲家の3世紀[10枚組](日本語解説付) [さまざまな演奏家]
発売日:2022年03月25日
CD 10枚組国内仕様 日本語解説付き価格:9,900円(税込、送料無料)
Grand Pianoレーベル10周年記念企画第一弾。
女性作曲家たちの作品集10枚組を3月8日の国際女性デーを前にリリース!20世紀中盤までクラシックの作曲界は圧倒的な男性社会でした。女性は作曲に向いていないとされ、発表の機会を与えられない、文化人のサークルから排斥される、家庭に入ることを強要される、まずは容姿で判断される、が当たり前だったのです。しかし、歴史上、作曲をした女性は6000人以上いたと言われています。彼女たちは彼女たちなりの闘いでその音楽人生を切り開いて行きました。音楽も嗜む良家の奥様であり続けたブリヨン・ド・ジュイ、侯爵夫人という恵まれた環境と夫をフランス革命で失うもその後を楽才を武器に生き抜いたモンジェロール、ピアノの腕と抜群の容姿でゲーテをも魅了したシマノフスカヤ、チェコ近代音楽の情熱的な推進者として注目されながら25歳で病没したカプラーロヴァー、ポップスや民謡の要素を取り入れて現代の調性音楽を書き続けるスリランカのエカナヤカなど19人の女性作曲家の生きざまがここに刻まれています。 ――吉池拓男(監修) *国内仕様盤には「知られざる音楽を広める会」の主宰・監修や『女性作曲家列伝』の共著のある谷戸基岩氏と小林緑氏による日本語解説が付属します。 -
〈20世紀のフォックストロット集 第3集〉
中央&東ヨーロッパ編 [ゴットリープ・ヴァリッシュ(ピアノ)]Piano Music - PEJAČEVIĆ, D. / TIJARDOVIĆ, I. / LOGAR, M. / VLADIGEROV, P. (20th Century Foxtrots, Vol. 3: Central and Eastern Europe) (G. Wallisch)
発売日:2021年10月22日 NMLアルバム番号:GP854
CD価格:1,950円(税込)
「フォックストロット」とはアメリカで生まれたダンス音楽の一種で、ラグタイムから派生したと言われています。これらの音楽は2つの世界大戦の狭間である1920年代から1930年代のいわゆる「狂騒の20年代」のアメリカで、ジャズや、同じ系統であるシミー(ジャズにあわせて肩を揺らすダンス)やチャールストン(両膝をつけたまま、足を交互に跳ね上げるダンス)などとともに大流行、そしてこの流行は瞬く間にヨーロッパ一帯にも及びました。 さまざまなフォックストロットを追求するピアニスト、ゴットリープ・ヴァリッシュは、第1集ではオーストリアとチェコの作品、第2集ではドイツで生まれた作品を採り上げましたが、この第3集では中央、東ヨーロッパからロシアまで9か国に及ぶ作曲家のフォックストロットを収録。中には大指揮者エフゲニー・ムラヴィンスキーの「フォックス=トロット」などの珍しい曲も含まれています。 世界初録音作品も多数収録。28の魅惑的な作品が並びます。
-
山元香那子
ブーケ [山元香那子]Kanako Yamamoto / Bouquet
発売日:2021年05月19日
SACD-Hybrid国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
-
Unerhörte Schätze - 前代未聞の宝物
女性作曲家の音楽集
アマンダ・レントヘン=マイエル、クララ・シューマン、エイミー・ビーチ、リリー・ブーランジェ、ドーラ・ペヤチェヴィチ [トリオW]Chamber Music by Women Composers - RÖNTGEN-MAIER, A. / SCHUMANN, C. / BEACH, A. / BOULANGER, L. / PEJAČEVIĆ, D. (Unerhörte Schätze) (trioW)
発売日:2020年11月27日 NMLアルバム番号:8.551438
CD価格:1,900円(税込)
女性が作曲することについて偏見の多かったロマン派の時代、そして近代にかけて活躍した女性作曲家たちの作品を集めた1枚。 アマンダ・マイエルは1872年にストックホルム音楽大学で初の「音楽監督」の称号を獲得。その後ライプツィヒで学び、ブラームスやグリーグ、クララ・シューマンと親交を結びいくつかの作品を作曲した後、ユリウス・レントヘンと結婚。以降は作曲に専念し、41歳でこの世を去った作曲家・ヴァイオリニスト。彼女の友人たちを思わせるロマンティックな美しい作品が特徴です。 クロアチア出身のペヤチェヴィチは最近注目が高まる作曲家。残された56作品が次々と録音されています。他、リリー・ブーランジェ、エイミー・ビーチ、クララ・シューマンの作品を収録。これらのエレガントで個性的な曲をドイツの3人の奏者による「トリオW」が熱意を込めて演奏しています。
収録作曲家:
-
PIONEERS 先駆者たち
女性作曲家たちのピアノ曲集 [石本 裕子(ピアノ)]Piano Recital: Ishimoto, Hiroko - BACKER GRØNDAHL, A. / BĄDARZEWSKA-BARANOWSKA, T. / BEACH, A. / BON, A. (Pioneers - Piano Works by Female Composers)
発売日:2020年09月11日 NMLアルバム番号:GP844
CD価格:1,950円(税込)
18世紀から現代までに於いて、女性作曲家たちがどのような活動をしてきたかを探るアルバム。クララ・シューマンやエイミー・ビーチ、三宅榛名などよく知られた女性たちの作品から、最近注目が高まるドーラ・ペヤチェヴィチ、セシル・シャミナードの作品までを紹介するだけでなく、フリードリヒ大王(プロイセン王)フルート・ソナタを献呈したことで知られるイタリアのアンナ・ボンを始め、マルティヌーに師事したヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー、「乙女の祈り」1曲のみが知られるテクラ・バダジェフスカ(テクラ・ボンダジェフスカ=バラノフスカ)、そしてほぼ歴史に埋もれてしまった他の女性たちの作品が随所に散りばめられたこのアルバムは、ピアニスト、石本裕子の長年の研究結果が反映される興味深い1枚に仕上りました。 石本は各々の女性作曲家たちの生涯を丹念に辿りながら、その作品を愛情を込めて奏でています。
-
Ladies' Night - 淑女の夜 [イルンベルガー/モーザー]
Violin and Piano Recital: Irnberger, Thomas Albertus / Moser, Barbara (Ladies' Night) BEACH, A. / VIARDOT-GARCIA, P. / RÖNTGEN-MAIER, A.
発売日:2018年08月29日 NMLアルバム番号:Gramola99153
SACD-Hybrid価格:2,850円(税込)
20世紀後半までは、女性が職業音楽家になることは稀でした。クララ・シューマンなどの何人かを除いては、社会的、政治的な抑圧のため、女性がどんなに音楽の才能を発揮したとしても、単なる手習いの域を出ることは許されず、たくさんの才能が花開くことなく埋もれてしまったのです。 このアルバムに収録されているのは、何人かの「成功した」女性作曲家たちの作品集。アメリカのエイミー・ビーチ、フランスのヴィアルド=ガルシア、最近注目を集めているペヤチェヴィチの他、ル・ボー、マイエル、パラディスの作品が収録されており、その溢れる才能に触れることができます。
収録作曲家: