クレイン(ジュリアン) Krein, Yulian
生没年 | 1913-1996 | 国 | ロシア |
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辞書順 | 「ク」 | NML作曲家番号 | 96725 |
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DREAMS AND DANCES - 夢と踊り
クレイン一族によるクラリネットのための室内音楽集 [アンネ・エリザベート・ピーライネン(クラリネット)/イリーナ・ゴルクン=シレン(フルート)/レア・トゥーリ(ヴァイオリン)/マリア・プーサーリ(ヴァイオリン)/ユッシ・アールト(ヴィオラ)/ピニャ・ヌニェス(チェロ)/キリル・コズロフスキ(ピアノ)]KREIN FAMILY - Chamber Music for Clarinet (Dreams and Dances) (Piirainen, Gorkun-Silén, Tuuri, Puusaari, Aalto, Nuñez)
発売日:2023年06月16日 NMLアルバム番号:TOCN0019
CD価格:2,175円(税込)
リトアニアに起源を持つクレイン家は、帝政ロシア、そしてソヴィエト~ロシアに至る重要な音楽一家となりました。家長であるアブラムは当時人気の“クレズマー(ユダヤ系の民謡をルーツに持つ音楽)”の代表的なフィドル奏者で、またユダヤ教とキリスト教双方に深い理解を持ち、エストニア語、ラトヴィア語、ドイツ語、恐らくロシア語も自在に話すことができた精力的な人物でした。 彼の7人の息子は全て音楽家になりましたが、中でもアレクサンダーとグリゴリーの兄弟は傑出した才能を発揮、またグリゴリーの息子ユリアンも優れた作品を遺しました。彼らはユダヤ由来の舞曲とロシアの民俗音楽を融合し、そこにスクリャービンの神秘的なハーモニーとフランスの印象派の要素を加え、ユニークな作品を作り上げました。3人ともクラリネットの音色を愛しており、この楽器のために多くの作品を書き上げています。 このアルバムではその一部を聴くことができます。
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FROM JEWISH LIFE
ユダヤの生活より
モスクワ・ユダヤ音楽協会の室内楽作品集 [ヤッシャ・メムツォフ(ピアノ)/ヴォルフガング・マイヤー(クラリネット)/タベア・ツィマーマン(ヴィオラ)/インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)/ダヴィド・ゲリンガス(チェロ)/ヘレーネ・シュナイダーマン(メゾ・ソプラノ)]発売日:2023年06月09日
CD 5枚組価格:4,050円(税込、送料無料)
モスクワ・ユダヤ音楽協会100周年記念。
知られざる作品群が伝える、その豊穣な活動1908年に作曲家ヨエル・エンゲルらを発起人として発足した「ユダヤ民族音楽協会」。それ以前からもロシア5人組のリムスキー=コルサコフをはじめとした何人もの音楽家、研究者たちがサンクトペテルブルグを拠点にユダヤの民俗音楽を収集し、研究の成果を発表していましたが、その運動が少しずつ広がり、1923年にはモスクワにユダヤ音楽協会が設立されます。しかしソビエト政権は「社会主義リアリズム」に反する人々を抑圧、投獄したため、この活動も反ユダヤ主義のあおりを受けて1929年4月のコンサートを最後として短命に終わりました。 このアルバムで中心的役割を担うピアニスト、ヤッシャ・ネムツォフの父も強制収容所の生存者の一人であり、彼は歴史に埋もれたユダヤ人たちの作品の復興を目指すため、多くの協力者を募り、1999年から2004年にかけて世界初録音を含む5枚のアルバムの録音を成し遂げました。 演奏はネムツォフとともに、ヴォルフガング・マイヤー、タベア・ツィンマーマン、インゴルフ・トゥルバン、ダヴィド・ゲリンガス、ヘレーネ・シュナイダーマンと錚々たるアーティストが担当。知られざる作品の復興に力を尽くしています。 -
〈20世紀のフォックストロット集 第3集〉
中央&東ヨーロッパ編 [ゴットリープ・ヴァリッシュ(ピアノ)]Piano Music - PEJAČEVIĆ, D. / TIJARDOVIĆ, I. / LOGAR, M. / VLADIGEROV, P. (20th Century Foxtrots, Vol. 3: Central and Eastern Europe) (G. Wallisch)
発売日:2021年10月22日 NMLアルバム番号:GP854
CD価格:1,950円(税込)
「フォックストロット」とはアメリカで生まれたダンス音楽の一種で、ラグタイムから派生したと言われています。これらの音楽は2つの世界大戦の狭間である1920年代から1930年代のいわゆる「狂騒の20年代」のアメリカで、ジャズや、同じ系統であるシミー(ジャズにあわせて肩を揺らすダンス)やチャールストン(両膝をつけたまま、足を交互に跳ね上げるダンス)などとともに大流行、そしてこの流行は瞬く間にヨーロッパ一帯にも及びました。 さまざまなフォックストロットを追求するピアニスト、ゴットリープ・ヴァリッシュは、第1集ではオーストリアとチェコの作品、第2集ではドイツで生まれた作品を採り上げましたが、この第3集では中央、東ヨーロッパからロシアまで9か国に及ぶ作曲家のフォックストロットを収録。中には大指揮者エフゲニー・ムラヴィンスキーの「フォックス=トロット」などの珍しい曲も含まれています。 世界初録音作品も多数収録。28の魅惑的な作品が並びます。
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ソヴィエトとロシアのヴィオラ音楽集 [フェドトフ/ハモンド/ヴェシュアイツェル]
Viola Recital: Fedotov, Igor - KRYUKOV, V. / VASILENKO, S. / FRID, G. / KREIN, Y. / BOGDANOV-BEREZOVSKY, V. (Soviet Russian Viola Music)
■器楽曲(ヴィオラ)
発売日:2010年04月21日 NMLアルバム番号:8.572247
CD価格:1,900円(税込)
同じ国の人たちのはずなのに、どうして出来上がった音楽はこんなに違うのだろう?ほとんど耳にすることのないロシア、ソヴィエトの作曲家たちの、これまた渋いヴィオラ・ソナタ集です。通して聴いてみると各々の作曲家たちの個性の違いが際立つ面白いアルバムとなっています。これらの曲の中には、ロマン主義の叙情性とスクリャービン、ショスタコーヴィチの明らかな影響、そしてロシアらしい感傷性とわずかに感じられるフランスの空気がごちゃ混ぜになって含まれていて、それを感じ取るのがとても楽しいひと時となるに違いありません。フェドトフとヴェシュアイツェルはこれがNAXOSへのデビュー盤となります。瑞々しい才能の発見も楽しい限りです。
収録作曲家: