ボスマンス(ヘンリエッテ) Bosmans, Henriëtte
| 生没年 | 1895-1952 | 国 | |
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| 辞書順 | 「ホ」 | NML作曲家番号 | 282076 |
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強いられた沈黙
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
ヴァイオリン協奏曲 第1番
ボスマンス(1895-1952):
ヴァイオリンと管弦楽のための演奏会用小品他 [パク・ヘユン、ゲルゲイ・マダラシュ、ケルンWDR交響楽団]SHOSTAKOVICH, D.: Violin Concerto No. 1 / Theme and Variations, Op. 3 / BOSMANS, H.: Concert Piece for Violin and Orchestra (Silenced) (Hyeyoon Park)
発売日:2025年10月31日
NMLアルバム番号:CKD772CD価格:2,775円(税込)
パク・ヘユンが鋭く切り込む、沈黙を強いられた2人の作曲家の協奏曲2009年のミュンヘン国際音楽コンクールに於いて史上最年少の17歳で優勝したほか輝かしい経歴を持ち、数度の来日で日本でもおなじみのパク・ヘユンがLINNに初登場。政治的な理由から沈黙を強いられながらも、抑圧を乗り越えて現在に生き続ける作品をテーマとしたアルバムをリリースします。 ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲はオイストラフのために書かれ1948年に完成しましたが、作曲者は折しもソヴィエト当局のジダーノフ批判にさらされたため、やや前衛的な手法を用いたこの作品の発表は見送られました。ようやく日の目を見たのは作曲から7年後の1955年、オイストラフの独奏とムラヴィンスキーの指揮で初演されています。現在ではショスタコーヴィチが残した協奏曲の中でも深刻さと情熱が際立ち、第3楽章にパッサカリアを置くなどの独創性においても最も交響曲的な傑作とされています。 ユダヤ人ピアニストを母に持ちオランダに生まれたヘンリエッテ・ボスマンスは、10代後半からコンサート・ピアニストとして活躍しながら作曲もこなした才女。収録された「演奏会用小品」は婚約者であったヴァイオリニスト、フランシス・クネが1934年に脳腫瘍で亡くなったあとに作曲され、コンセルトヘボウ管のコンサートマスター、ルイ・ツィンマーマンの独奏、メンゲルベルクの指揮で初演されています。ラプソディックな性格を持ちユダヤ音楽の影響も聴かれますが、個人的な悲劇と時代的な困難が色濃く反映された内省的な作品です。 (...)
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ボスマンス(1895-1952):
チェロ・ソナタ
夜想曲
3つの印象 [ラファエル・ウォルフィッシュ、エト・スパンヤールト、シャロン・グリフィス]発売日:2025年09月26日
CD価格:2,100円(税込)
ピアニストの母と、コンセルトヘボウ管の首席チェリストであった父のもとに生まれたボスマンスは、幼い頃に父を亡くし、母やヤン・ヴィレム・ケルスベルゲン、さらにコルネリス・ドッパーに学んで作曲家としての基礎を築きました。彼女の作品は一時期忘れられていましたが、1980年代以降、再評価が進みその芸術的価値が見直されています。 「チェロ・ソナタ」は1919年にアムステルダムで作曲者自身のピアノと、コンセルトヘボウ管弦楽団の首席チェリスト、マリックス・レーヴェンゾーンの演奏によって初演された、ロマン派の影響が色濃い作品で、ボスマンスにとって最初のチェロ作品です。 「ノクターン」はチェロとハープのための抒情的な作品で、レーヴェンゾーンのために書かれたと考えられていますが、生前に演奏された記録は残っていません。フランス印象派の影響が感じられる、繊細な音の世界が広がります。 「3つの印象」は、若きチェリスト、フリーダ・ベリンファンテと、著名なフランス人チェリスト、ジェラール・ヘッキングへの敬意を込めて書かれた、ボスマンス最後のチェロ作品です。 これらの作品は、前作《チェロ協奏曲》に続き、ウォルフィッシュとスパンヤールトによって、深い共感とともに演奏されています。
収録作曲家:
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ボスマンス(1895-1952):
チェロ協奏曲 第1番・第2番
詩曲 [ラファエル・ウォルフィッシュ、エト・スパンヤールト、BBCスコティッシュ交響楽団]発売日:2025年08月22日
NMLアルバム番号:555694-2CD価格:2,775円(税込)
オランダの作曲家ボスマンスの世界初録音となる2曲のチェロ協奏曲を名手ウォルフィッシュが演奏!ピアニストの母と、コンセルトヘボウ管の首席チェリストであった父のもとに生まれたボスマンスは、幼い頃に父を亡くし、母やヤン・ヴィレム・ケルスベルゲン、さらにコルネリス・ドッパーに学んで作曲家としての基礎を築きました。1919年にコンセルトヘボウ管弦楽団の首席チェロ奏者マリックス・レーヴェンゾーンの依頼により、チェロとピアノのための「詩曲(ポエム)」を作曲。初演の成功を受けて1927年に管弦楽版を発表し、こちらはピエール・モントゥー指揮のもと初演されました。スペイン風の旋律とリズムが印象的なこの作品は高く評価されましたが、第二次世界大戦後は長く忘れられていました。 1922年に作曲されたチェロ協奏曲第1番も、レーヴェンゾーンが初演を務め大きな成功を収めました。批評家たちは、旋律の独創性、形式の巧みさ、管弦楽の扱い、そしてチェロの書法に高い評価を与えており、特に第2、第3楽章にはボスマンスが愛した歌劇《カルメン》の影響とされるスペイン風の要素が見られます。 一方、1923年作曲の《第2番》は若きチェリスト、フリーダ・ベリンファンテに献呈されたもので、第1番とは異なり、劇的な要素や物語的手法は控えめで、チェロの独奏による静かな序奏や田園的なスケルツォ、神秘的な中間部が特徴的ですが、終楽章でタンバリンを活躍させるところにボスマンスらしさが垣間見えます。
収録作曲家:
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ボスマンス(1895-1952):
〈初期の室内楽作品集〉
ヴァイオリン・ソナタ
ピアノ三重奏曲
アリエッタ [ソラレク・ピアノ三重奏団]BOSMANS, H.: Early Chamber Music - Violin Sonata / Piano Trio / Ariëtta (Solarek, Bottrill, Solarek Piano Trio)
発売日:2022年08月12日
NMLアルバム番号:TOCC0654CD価格:2,175円(税込)
アムステルダム生まれの女性作曲家ヘンリエット・ボスマンスの室内楽作品集。音楽一家に生まれ、母親からピアノを学びピアニストとして活躍。ヨーロッパ各地で演奏会を行い、とりわけ自国のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とは数多くの共演を果たしています。彼女は10代の終わりから作曲を始め、まずピアノ曲や室内楽曲を書き、その後はオーケストレーションを学び、協奏曲などの編成の大きな作品も遺しています。 このアルバムには彼女の20代前半から半ばの作品が収録されており、ヴァイオリン・ソナタとピアノ三重奏曲は世界初録音となります。この時期の彼女の作品は、フランス印象派やスペイン民謡、そして中東からの影響が感じられる情熱が迸るもの。バッハやレーガーを思わせるヴァイオリン・ソナタも聴きどころです。
収録作曲家:
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忘れられたミューズ II
〈歴史に埋もれた女性作曲家たちのピアノ曲集 第2集〉 [アントニオ・オヤルサバル(ピアノ)]La Muse Oubliée II
発売日:2024年05月03日
NMLアルバム番号:IBS-32024CD価格:2,475円(税込)
ロンドン在住のピアニスト、アントニオ・オヤルサバルが紹介する女性作曲家のピアノ曲集第2集。このアルバムでも異なる時代と地域に生きた18人の作品が取り上げられています。 ナディア・ブーランジェやドーラ・ペヤチェヴィチ、フローレンス・プライス、ルイーズ・ファランクなど近年注目を集めている人もいますが、他の作曲家の名前を目にすることはほとんどありません(ちなみにトラック5のエリザベート・フォン・ヘルツォーゲンベルクはドイツの作曲家ハインリヒ・フォーン・ヘルツォーゲンベルクの妻、トラック18のオリティエ・スコーヴァはヨゼフ・スークの妻です)。 オヤルサバルは彼女たちが生きた時代を徹底的に調査し、実際に音にすることで彼女たちの存在を確かなものにしています。
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UPHEAVAL - 激動
1911年から1918年に書かれた
4人の女性作曲家によるチェロとピアノのための作品集 [ヤンネ・フレデンス(チェロ)/セーアン・ラストギ(ピアノ)]Cello and Piano Recital: Fredens, Janne / Rastogi, Soren - BOSMANS, H. / PEJAČEVIĆ, D. / BOULANGER, L. / BOULANGER, N. (Upheaval)
発売日:2024年01月26日
NMLアルバム番号:6.220683SACD-Hybrid価格:2,175円(税込)
第1次世界大戦前後の激動の時代に活躍した4人の女性作曲家たちのチェロ作品を集めた1枚。 冒頭ではピアニストとして名高く、ピエール・モントゥー、ウィレム・メンゲルベルク、エルネスト・アンセルメらとも共演したオランダ出身のボスマンスの初期のソナタを紹介、そしてクロアチア出身のペヤチェヴィチのブラームスを思わせる後期ロマン派風の香りを湛えたソナタが続き、最後に置かれたのはフランスの2人の姉妹ナディアとリリの作品。女性として初のローマ賞受賞者であり将来を嘱望されながらも24歳で夭折したリリ、戦後に偉大な教師として名を馳せたナディア。それぞれ作風は違うものの、どちらも個性的、かつひっそりとした美しさを備えています。 各々がソリストとしても活躍するヤンネ・フレデンスとセーアン・ラストギの夫妻の息のあったデュオが聴きどころ。ベヒシュタインのピアノが当時の響きを再現しています。
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『ウィスパー・ミー・ア・ツリー ~ 森のチェロ』
チェロ小品集 [オリヴィア・ゲ]Cello Recital: Gay, Olivia - ELGAR, E. / FAURÉ, G. / ADAMS, J.L. /OFFENBACH, J. / EDWARDS, R. / DVOŘÁK, A. / POPPER, D. (Whisper Me a Tree)
発売日:2022年09月09日
NMLアルバム番号:FUG807CD価格:2,475円(税込)
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『オランダ人の秘密の宝石』
20世紀オランダのヴィオラ作品 [ダナ・ゼムツォフ、アンナ・フェドロヴァ、シズオ・Z・クワハラ]発売日:2022年02月25日
CD価格:2,475円(税込)
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KOMPONISTINNEN
女性作曲家の歌曲集 [フランツィスカ・ハインツェン(ソプラノ)/ベンヤミン・ミード(ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Heinzen, Franziska - CHARRIÈRE, C. / CLARKE, R. / HALL, J. / MACONCHY, E. / ROSENBERGER, K. (Women Composers)
発売日:2021年12月24日
NMLアルバム番号:SM378CD価格:1,950円(税込)
ロマン派から現代までに活躍した24人の女性作曲家が書いた歌曲を収録したアルバム。 クララ・シューマンの生誕200年を迎えた2019年、イギリスとポーランドの家系を持つドイツのピアニストのベンヤミン・ミードが彼女の作品の調査に着手したことが発端となり、ほぼ名前も知られていない女性たちの知られざる作品を発掘。比較的知られるレベッカ・クラークやアルマ・マーラー、エイミー・ビーチの歌曲と併せ、このアルバムが生まれました。 さわやかな春の気持ちを歌う曲や、死の恐怖、不安な予感を抱いた曲などが女性の視点から描かれた24の歌曲を、ミードのピアノとともに、スイスのソプラノ、ハインツェンが歌い上げました。二人はライン=ルール地方リートデュオ・コンクールで第1位を獲得したのち、デュオとして活躍しています。
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EntArteOpera Festival - 退廃音楽の祭典
室内楽作品と歌曲集 [ヘルミーネ・ハーゼルベック(メゾ・ソプラノ)/フランツ・バルトロメイ (チェロ)/クレメンス・ツァイリンガー (ピアノ)]Vocal and Chamber Music - BOSMANS, H. / WEIGL, V. / SCHLESINGER, C. / KAPRÁLOVÁ, V. (EntArteOpera Festival) (Haselböck, Bartolomey, Zeilinger)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:Gramola99183CD価格:2,475円(税込)
2012年から2016年まで毎年開催されていた「EntArteOpera Festival=退廃音楽の祭典」からのレコーディング。2016年はテーマに『女性作曲家たち』を据えて、ボスマンズ、ヴァイグル、シュレジンガー、カプラーロヴァの4人の作品を紹介しています。 女性の作曲家の活動が難しかったことに加え、戦争での迫害など様々な逆境をはねのけ、素晴らしい作品を残した彼女たちの偉業を讃えたアルバムは聴き手に大いなる感動をもたらします。また、1曲添えられたマルティヌーの作品は、カプラーロヴァの「クリスマス・キャロル」と同じ詩が用いられています。
