クラーク(レベッカ) Clarke, Rebecca
生没年 | 1886-1979 | 国 | イギリス |
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辞書順 | 「ク」 | NML作曲家番号 | 26944 |
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Trios from Our Homelands ‐
故郷からの三重奏曲 [リンカーン・トリオ]Piano Trios - CLARKE, R. / BABADJANIAN, A. / MARTIN, F. (Trios from Our Homelands) (Lincoln Trio)
発売日:2016年10月21日
NMLアルバム番号:CDR90000-165
CD 価格:2,160円(税込)
これまでにCEDILLEレーベルから4枚のアルバムをリリースしているアメリカの「リンカーン・トリオ」はヴァイオリンのデジレ・ルーストラット、チェロのデイヴィッド・カンリフ、ピアノのマルタ・アズナヴォーリアンの三人のメンバーからなる2003年に結成されたアンサンブルです。様々な音楽祭に出演し、その名声はアメリカ中に知れ渡っており、もちろん海外でも数多くのツアーを行っています。 現代曲を得意とする彼らは、これまでにも様々な作品を録音していますが、今回のアルバムでは、各々のメンバーの出身国、イングランド、アルメニア、スイスで生まれた作曲家の作品が取り上げられています。魅力的な旋律に溢れたクラーク、ロストロポーヴィチが「華麗な作品、作曲家」と絶賛したババジャニアン、アイルランドの主題が使われたフランク・マルタン、これらの特徴ある3曲の三重奏を、彼らは共感を持って演奏しています。
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20世紀の女性作曲家たち [ウィンザー/トリオ・デ・アルプス]
Chamber Music - BEACH, A. / BOULANGER, L. / CLARKE, R. (20th-Century Women Composers) (Windsor, Trio des Alpes)
発売日:2015年05月27日
NMLアルバム番号:CDS7717
CD 価格:1,824円(税込)
このアルバムに収録された3人の女性作曲家たち。19世紀代における女性の地位は、現在では考えられないほどに規律にしばられていて、どれほど才能がある女性でも社会で自由に活躍することは、とても困難であったことは間違いありません。 イギリスの作曲家レベッカ・クラークは優れたヴィオラ奏者でもありましたが、作曲家として認められるまでには数々の苦難があり(コンクールに応募する際は男性名を用いたほど)彼女自身も「女性が作曲すること」に疑問を抱いていた節がありました。しかし完成された作品からは紛れもなく天才の香りが漂っています。 リリ・ブーランジェは著名な音楽一家に生まれ、姉ナディアも音楽家として大成しています。リリはもともと体が弱く、将来は望めないと宣言されていたにもかかわらず、素晴らしい神童ぶりを発揮したのですが、その才能もきら星の如く、たった24歳で散ってしまうことになります。残されたいくつかの作品は、後世の作曲家たちに影響を与えています。 それに引き換え、アメリカの作曲家ビーチは、その優れた才能をある程度発揮することができたようです。もちろん家庭の理解や本人の資質も大きかったのでしょう。そのため現在でも「創造的な作曲家として成功した最初のアメリカ人女性」として讃えられています。今の時代、果たして彼女たちの作品は、どのような位置にあるのでしょうか。
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英国歌曲の100年 第1集
ホルスト、クラーク、ガーニー、ブリッジの歌曲 [ジェイムス・ギルクリスト(テノール)/ネイサン・ウィリアムソン(ピアノ)]Vocal Recital (Tenor): Gilchrist, James - HOLST, G. / CLARKE, R. / GURNEY, I. / BRIDGE, F. (One Hundred Years of British Song, Vol. 1)
発売日:2020年11月20日
NMLアルバム番号:SOMMCD0621
CD 価格:2,025円(税込)
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BEST LOVES Classical viola music
Vivid Viola - 躍動的なヴィオラ [さまざまな演奏家]VIVID VIOLA
発売日:2019年08月30日
NMLアルバム番号:8.578186
CD 価格:1,200円(税込)
ヴァイオリンほど華やかではなく、チェロのような存在感はなく、コントラバスのようにジャズなどでも活躍することはなく、とにかく「地味な弦楽器」として扱われてしまうヴィオラ。しかし豊かな表現力と、味わい深い音色を持ち、オーケストラの中でも「中音域を支える立役者」として大切な役割を担っています。古典派以前の時代には、ヴァイオリンやチェロのようには独奏楽器として扱われることはあまりありませんでしたが、20世紀になると自らが優れたヴィオラ奏者だったヒンデミットを筆頭に、「ヴィオラのための作品」は数多く書かれており、現代ではコンサートホールでも中心的役割を果たすことができるようになりました。 このアルバムではテレマンからウォルトンまで、多彩な作曲家によるヴィオラ作品を聴くことができます。
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THIS DAY - この日
イギリス女性が選挙権を獲得した世紀を祝して [ヒラリー・キャンベル(指揮)/ブロッサム・ストリート(声楽アンサンブル) 他]Choral Concert: Blossom Street - BINGHAM, J. / CLARKE, R. / HOLST, I. / MACONCHY, E. / PANUFNIK, R. / WEIR, J. (This Day)
発売日:2019年01月25日
NMLアルバム番号:8.573991
CD 価格:1,200円(税込)
1918年12月14日、英国史上初めて女性が議会の候補者として立候補が認められるとともに、年齢、財産権などの一定の制限があったものの「女性の投票権」も認められるという画期的な出来事がありました。そのためこの時の選挙は、前回1910年12月の総選挙時のおよそ4倍の有権者が存在することとなり、それも含めイギリス近代選挙の幕開けとされています。 このアルバムでは「その日」を祝し、20世紀に生まれた女性演奏家、作曲家たちの作品を集め、女性たちの更なる地位向上を目指しています。世界初録音を数多く含む作品の中には、日本でも良く知られた詩(私のお墓の前で泣かないでください)を用いた曲もあり、ヴァラエティに富んだ美しい合唱曲を楽しむことができます。
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ヴァイオリン・ララバイ [レイチェル・バートン・パイン/マシュー・ヘイグル]
VIOLIN LULLABIES
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2013年04月24日
NMLアルバム番号:CDR90000-139
5)
CD 価格:1,824円(税込)
名手レイチェル・バートン・パインはプライヴェートにおいて、2011年9月に母になったばかり。その輝くばかりの喜びと深い愛情を反映させたこの25曲の子守歌が詰まったアルバムは、世界中の「母と子」へのまたとない贈り物となることでしょう。もっともシンプルな子守歌は母親が乳児をあやしながらハミングするものであり、またゆりかごを揺らしながら歌って聞かせるもの。子どもたちは、それを記憶の片隅にしまいこみ、大人になってから懐かしく思い出すのです。このアルバムの子守歌は、芸術的でありながらもきわめて素朴であり、たくさんの人の幸せを願いながらヴァイオリンでそっと奏されています。世界初録音も含まれています。
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イギリスのヴィオラ作品集 [ジョーンズ]
Viola Recital: Jones, Matthew - CLARKE, R. / WALTON, W. / BRIDGE, F. / BAX, A. / BLISS, A. / VAUGHAN WILLIAMS, R. (English Music for Viola)
■器楽曲(ヴィオラ)
発売日:2011年04月27日
NMLアルバム番号:8.572579
CD 価格:1,200円(税込)
一人で泣きたい時に・・・雲厚き英国風景と包みこむようなヴィオラの音色をNAXOSの隠れた名シリーズ、ヴィオラ作品集です。今回も渋い選曲が心にしみ入ります。最初の曲の作曲家であるレベッカ・クラークは、素晴らしい才能に恵まれながらも、当時の社会的な状況(女性の地位の低さ)に揉まれてしまい、大輪の花を咲かせることができなかった人です。しかし、このソナタを聴いてみると、その説得力の高さと芯の強い美しさに魅了されるはずです。その他、おなじみの作曲家たちによる滋養味たっぷりの作品。イギリスの伝説的名ヴィオラ奏者ライオネル・ターティスの「真の後継者」と呼ばれるジョーンズの素晴らしい演奏でお楽しみください。