マコンキー(エリザベス) Maconchy, Elizabeth
生没年 | 1907-1994 | 国 | |
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辞書順 | 「マ」 | NML作曲家番号 | 66552 |
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マコンキー(1872-1958)&
ウィリアムズ(1872-1958):
〈歌曲集 第2集〉 [ジェイムズ・ギア(テノール)/ロナルド・ウッドリー(ピアノ)]発売日:2023年05月26日
CD価格:2,100円(税込)
2022年に生誕150年を迎えたヴォーン・ウィリアムズと彼の弟子エリザベス・マコンキーの歌曲を紹介するプロジェクト、第1集(RES10299)の続編です。今作の収録曲は、ヴォーン・ウィリアムズ初期を代表するロセッティの詩による歌曲集「命の家」(1940年初演)と、1954年から1958年に書かれた晩年の歌曲集「4つの最後の歌」の2作品。またマコンキーの歌曲は、1920年代半ばにヴォーン・ウィリアムズに師事してから、1960年代から70年代にかけて英国モダニズムの美学に傾倒するまでの間に作曲されたもので、ほぼ未発表の作品です。 今作でもテノール歌手のジェイムズ・ギアとピアニストのロナルド・ウッドリーが、長年のパートナーシップの継続から生まれる、息の合った演奏を披露しています。
収録作曲家:
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マコンキー、ラッチェンス、ウォーレン:
ピアノとオーケストラのための作品集 [マーティン・ジョーンズ(ピアノ)/レベッカ・オモーディア(ピアノ)/ジョン・アンドリュース(指揮)/BBCコンサート・オーケストラ]発売日:2023年04月28日
CD価格:2,100円(税込)
英国近現代の3人の作曲家によるピアノとオーケストラのための作品集。全て世界初録音です。 エリザベス・マコンキーはアイルランド系イギリス人の作曲家。ロンドン王立音楽大学でピアノをアーサー・アレクサンダーに、作曲をチャールズ・ウッドとレイフ・ヴォーン・ウィリアムズに就いて学び、10曲を超える弦楽四重奏曲を遺しています。このピアノ協奏曲「ダイアローグ」は1941年の作品。翌年にロンドンのロイヤル・アルバートホールでクリフォード・カーゾンの独奏で初演されました。4楽章からなる古典的な形式を持つ作品です。 エリザベス・ラッチェンスは幼い頃から作曲家を目指し、パリのエコール・ノルマル音楽院に留学、帰国後もロンドン王立音楽大学で作曲を学びました。アルバムには「Eos」と「Music」の2作品を収録。どちらも簡潔な書法で書かれています。 エロリン・ウォーレンは英国を中心に人気を博す作曲家。15作の管弦楽作品に加え数多くの室内楽曲があり、その作品はロンドン・パラリンピックの開会式で演奏されています。アルバムには2022年のロックダウン中に書かれたピアノ協奏曲を収録。“Joyful”と題された終楽章では、さまざまなダンスの要素が生かされており、初演者オモーディアの技巧が存分に披露される曲として書かれています。
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エリザベス・マコンキー&
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ:
歌曲集 第1集 [ジェイムズ・ギア(テノール)/ロナルド・ウッドリー(ピアノ)]発売日:2022年06月17日
CD価格:2,100円(税込)
ヴォーン・ウィリアムズ生誕150年の記念アルバム。ここでは、ヴォーン・ウィリアムズの2つの歌曲集とともに、彼の弟子エリザベス・マコンキーの歌曲を紹介しています。 「旅の歌」はヴォーン・ウィリアムズが初めて本格的に手がけた歌曲集。ロバート・ルイス・スティーヴンソンの詩を用いて1901年から1904年にかけて作曲されました。バリトンのための曲集ですが、テノールでも歌われます。作曲家の妻アデリーヌの姪の詩を用いた「フレデグンデ・ショーヴによる4つの詩」は1925年の壮年期の作品で、作風にも成熟が感じられる技巧的な歌曲です。 マコンキーの歌曲は、1920年代半ばにヴォーン・ウィリアムズに師事してから、1960年代から70年代にかけて英国モダニズムの美学に傾倒するまでの数十年間に作曲されたもので、ほぼ未発表の作品です。テノール歌手のジェイムズ・ギアとピアニストのロナルド・ウッドリーが、長年のパートナーシップを継続し、この曲を演奏しています。
収録作曲家:
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RELATIONSHIPS - 関係性 [マル・リン(ヴァイオリン)/ジャイルズ・スウェイン(ピアノ)]
発売日:2021年03月26日
CD価格:2,100円(税込)
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KOMPONISTINNEN
女性作曲家の歌曲集 [フランツィスカ・ハインツェン(ソプラノ)/ベンヤミン・ミード(ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Heinzen, Franziska - CHARRIÈRE, C. / CLARKE, R. / HALL, J. / MACONCHY, E. / ROSENBERGER, K. (Women Composers)
発売日:2021年12月24日
NMLアルバム番号:SM378
CD価格:1,950円(税込)
ロマン派から現代までに活躍した24人の女性作曲家が書いた歌曲を収録したアルバム。 クララ・シューマンの生誕200年を迎えた2019年、イギリスとポーランドの家系を持つドイツのピアニストのベンヤミン・ミードが彼女の作品の調査に着手したことが発端となり、ほぼ名前も知られていない女性たちの知られざる作品を発掘。比較的知られるレベッカ・クラークやアルマ・マーラー、エイミー・ビーチの歌曲と併せ、このアルバムが生まれました。 さわやかな春の気持ちを歌う曲や、死の恐怖、不安な予感を抱いた曲などが女性の視点から描かれた24の歌曲を、ミードのピアノとともに、スイスのソプラノ、ハインツェンが歌い上げました。二人はライン=ルール地方リートデュオ・コンクールで第1位を獲得したのち、デュオとして活躍しています。
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Poésie et musique
詩と音楽 [アリアンナ・サヴァール、ペッテル・ウトランド・ヨハンセン、ヒルンド・マリス]Vocal and Chamber Music - CHAUSSON, E. / CHOPIN, F. / GARCÍA LORCA, F. / GRIEG, E. / KARŁOWICZ, M. (Poésie et musique) (A. Savall, Hirundo Maris)
発売日:2021年10月22日
NMLアルバム番号:FUG772
CD価格:2,475円(税込)
アリアンナ・サヴァールとペッテル・ウトランド・ヨハンセンが歌いあげる、
詩と音楽の美しき融合ヒルンド・マリスによる、ヨーロッパの詩人たちと作曲家たちの関係に焦点を当てたアルバム。 ゲーテやリルケ、リュッケルト、シェイクスピア、イプセンといった大詩人、シューマン、ショパン、リヒャルト・シュトラウス、グリーグなどの大作曲家はもちろん、スペイン内戦で銃殺されたフェデリコ・ガルシア・ロルカや、雪崩で遭難したミェチスワフ・カルウォヴィチといった、非業の死を遂げた芸術家の作品、アリアンナ・サヴァールの自作も収録しています。 ギターやハープといった撥弦楽器を主体としたアンサンブルの美しい響き、グループを主宰するアリアンナ・サヴァールとペッテル・ウトランド・ヨハンセンの済んだ歌声、ヒルンド・マリスが録音場所として好んで使用する教会の豊かなアコースティックを通じ、これらの作品の魅力を存分に楽しむことが出来るアルバムです。 -
英国歌曲の100年 第2集
オルウィン、ブッシュ、ロースソーン、
マコンキー、カーウィゼン [ジェイムス・ギルクリスト(テノール)/ネイサン・ウィリアムソン(ピアノ)]Vocal Recital (Tenor): Gilchrist, James - RAWSTHORNE, A. / BUSH, A. / ALWYN, W. / CARWITHEN, D. (One Hundred Years of British Song, Vol. 2)
発売日:2021年07月16日
NMLアルバム番号:SOMMCD0636
CD価格:2,025円(税込)
第1集(SOMMCD0621)が高く評価されたジェイムス・ギルクリストとネイサン・ウィリアムソンによる「英国歌曲の100年」シリーズ。前作ではホルスト、クラーク、ガーニー、ブリッジの作品が紹介されていましたが、今回の第2集には5人の作曲家の作品を収録。ほとんど耳にすることのない歌曲ばかりが選ばれています。 ドイツ後期ロマン派の影響が感じられるオルウィンの「告別」、エリザベス朝時代の古風な雰囲気とユーモアが融合したロースソーンの「ジョン・フレッチャーの詩による2つの歌曲」、ロースソーンとブッシュがドイツの社会主義の劇作家エルンスト・トラーの詩に付けた「監獄の歌曲集」に続き、ウィリアムソンが"劇的な感覚が吹き込まれた野心的な曲"と評価する女性作曲家マコンキーの「「3つのドンネの歌」と、同じくウィリアムソンが「真の想像力と表現力に富んだ珠玉の歌」と呼ぶオルウィンの妻カーウィゼンの7曲の歌。ギルクリストとウィリアムソンはそれぞれの歌曲が持つ魅力を最大に引き出し、聴き手に届けます。 アルバムのために書き下ろされたウィリアムソンの詳細な解説(英語のみ)も読み応えがあります。
収録作曲家:
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Dreams Melting - 蕩ける夢
ファーガソン、クラーク、マコンキー、
フィンジ、テイトの歌曲集 [ジェイムズ・ギア(テノール)/ロナルド・ウッドリー(ピアノ)]Vocal Recital (Tenor): Geer, James - FERGUSON, H. / CLARKE, R. / MACONCHY, E. / FINZI, G. / TATE, P. (Dreams Melting)
発売日:2021年04月23日
NMLアルバム番号:SOMMCD0630
CD価格:2,025円(税込)
数多くの優れた歌曲が生まれた20世紀のイギリス。このアルバムではフィンジの「地球が朽ちるまで」と、ファーガソンの「発見」、この2つの歌曲集を中心に、クラーク、マコンキー、テイトのさまざまな歌曲を収録した1枚。世界初録音を含む全28曲の中には、英語の持つ響きの美しさを表現したファーガソン作品から、メランコリックな風情を持つフィンジ、バルトークの民謡を思わせるテイトの「子守歌」、拷問を受けながらも神への賛美を続けた神父の情熱を描いたマコンキーの「父なる神への賛歌」など多彩な歌曲が選ばれています。 ここで表現力豊かな歌唱を披露するのは、英国の歌手ジェイムズ・ギア。バロック音楽から近代作品まで幅広い舞台で活躍する名手で、透明感のある美しい声が魅力です。
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THIS DAY - この日
イギリス女性が選挙権を獲得した世紀を祝して [ヒラリー・キャンベル(指揮)/ブロッサム・ストリート(声楽アンサンブル) 他]Choral Concert: Blossom Street - BINGHAM, J. / CLARKE, R. / HOLST, I. / MACONCHY, E. / PANUFNIK, R. / WEIR, J. (This Day)
発売日:2019年01月25日
NMLアルバム番号:8.573991
CD価格:1,600円(税込)
1918年12月14日、英国史上初めて女性が議会の候補者として立候補が認められるとともに、年齢、財産権などの一定の制限があったものの「女性の投票権」も認められるという画期的な出来事がありました。そのためこの時の選挙は、前回1910年12月の総選挙時のおよそ4倍の有権者が存在することとなり、それも含めイギリス近代選挙の幕開けとされています。 このアルバムでは「その日」を祝し、20世紀に生まれた女性演奏家、作曲家たちの作品を集め、女性たちの更なる地位向上を目指しています。世界初録音を数多く含む作品の中には、日本でも良く知られた詩(私のお墓の前で泣かないでください)を用いた曲もあり、ヴァラエティに富んだ美しい合唱曲を楽しむことができます。