ババジャニアン(アルノ) Babadjanian, Arno Harutyuni
生没年 | 1921-1983 | 国 | アルメニア |
---|---|---|---|
辞書順 | 「ハ」 | NML作曲家番号 | 19125 |
-
チェボタリアン(1918-1998):
ピアノ三重奏曲
ババジャニアン(1921-1983):
ピアノ三重奏曲 嬰ヘ短調
ピアソラ(1921-1992):
ブエノスアイレスの四季 [トリオ・ド・リール]Piano Trios - BABADJANIAN, A.H. / CHEBOTARIAN, G. / PIAZZOLLA, A. (Trio de L'Île)
発売日:2020年12月25日
NMLアルバム番号:DDA25211
CD価格:2,250円(税込)
-
アルメニアのピアノ三重奏曲集
(ババジャニアン、チェボタリアン、マンスリアン) [KMWトリオ]Piano Trios - CHEBOTARIAN, G. / BABADJANIAN, A.H. / MANSURYAN, T.Y. (Armenian Piano Trios) (Klingberg, Mannheimer, S. Wijk)
発売日:2020年01月17日
NMLアルバム番号:dBCD168
CD価格:2,250円(税込)
-
Trios from Our Homelands ‐
故郷からの三重奏曲 [リンカーン・トリオ]Piano Trios - CLARKE, R. / BABADJANIAN, A. / MARTIN, F. (Trios from Our Homelands) (Lincoln Trio)
発売日:2016年10月21日
NMLアルバム番号:CDR90000-165
CD価格:2,160円(税込)
これまでにCEDILLEレーベルから4枚のアルバムをリリースしているアメリカの「リンカーン・トリオ」はヴァイオリンのデジレ・ルーストラット、チェロのデイヴィッド・カンリフ、ピアノのマルタ・アズナヴォーリアンの三人のメンバーからなる2003年に結成されたアンサンブルです。様々な音楽祭に出演し、その名声はアメリカ中に知れ渡っており、もちろん海外でも数多くのツアーを行っています。 現代曲を得意とする彼らは、これまでにも様々な作品を録音していますが、今回のアルバムでは、各々のメンバーの出身国、イングランド、アルメニア、スイスで生まれた作曲家の作品が取り上げられています。魅力的な旋律に溢れたクラーク、ロストロポーヴィチが「華麗な作品、作曲家」と絶賛したババジャニアン、アイルランドの主題が使われたフランク・マルタン、これらの特徴ある3曲の三重奏を、彼らは共感を持って演奏しています。
-
pictures [グニン]
Piano Recital: Gugnin, Andrea - JACQUES, I. / MUSSORGSKY, M.P. / BABADJANIAN, A.H. (Pictures)
発売日:2016年05月25日
NMLアルバム番号:Steinway30042
10)
CD価格:1,710円(税込)
ロシアのピアニスト、アンドレイ・ググニンのSteinwayレーベルへのデビューアルバム。7歳から音楽を学び、モスクワのチャイコフスキー音楽院でヴェラ・ゴルノステーヴァ教授に師事し、2010年に卒業。2013年にはウィーンで開催されたベートーヴェン国際ピアノ・コンクールで第2位を獲得したのを皮切りに、数多くのコンクールに参加、2014年にはジーナ・バッカウアー国際コンクールで金賞及び聴衆賞を獲得しています。 2016年10月には来日も予定されているググニン、このアルバムでは「展覧会の絵」を中心に、高い表現力を要求される作品が選択されており、類い稀なるテクニックと音楽性を存分に見せています。
-
The Return ‐ 帰還
ラッフィ・ベサリアン ピアノ・リサイタル [ベサリアン]Piano Recital: Besalyan, Raffi - RACHMANINOV, S. / BABADJANIAN, A.H. (The Return)
発売日:2015年06月24日
NMLアルバム番号:DSL-92187
CD+Blu-ray Audio価格:2,085円(税込)
「ホロヴィッツらのロシアンピアニズムの正統を受け継ぐ存在」とショパン誌でも絶賛されたアルメニア系のアメリカ人ピアニスト、ラッフィ・ベザリアンのリサイタル・アルバムです。カーネギー・ホールで正式なニューヨーク・デビューを果たし、日本にも来日、その技巧と音楽性を存分に見せつけた若手です。 このアルバムでは、彼が得意としているラフマニノフの前奏曲、練習曲、変奏曲と、ラフマニノフから強い影響を受けたアルメニアの作曲家ババジャニアンの小品が収録されています。彼の強靭な打鍵から生まれる音は、ラフマニノフ作品に底知れぬパワーと奥行きを与えるとともに、メロディにも滴り落ちるような哀愁を与えています。近年人気が高まっているババジャニアンの作品は、ロシアのイディオムにアルメニアの伝統を加え、時に現代的なジャズ風な動きを与えたもの。ハチャトゥリアンの思い出のために書かれたトラック37の「エレジー」は一度聴いたら忘れられないほどの魅力を有しています。
-
ババジャニアン(1921-1983):
ピアノ独奏のための作品全集 [メリキャン]BABADJANIAN, A.H.: Piano Solo Works (Complete) (Melikyan)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2014年03月26日
NMLアルバム番号:GP674
6)
CD価格:1,824円(税込)
アルメニア、エレバン出身の作曲家&ピアニスト、ババジャニアン(1921-1983)。両親は音楽家ではありませんでしたが、父はアルメニアの民族楽器を演奏するなど、とても音楽的な雰囲気を持った家庭で育ちました。1938年にモスクワに移住、グネーシン音楽大学でエレナ・グネーシナからピアノを学び、ヴィサリオン・シェバーリの作曲のクラスで学びます。彼はソ連の作曲家ユニオンのメンバーとなり、ハチャトゥリアンとショスタコーヴィチのサポートを受け、1948年にはモスクワ・チャイコフスキー音楽院を卒業。その後はアルメニアに戻り、祖国の音楽の発展のために力を尽くします。音楽家の友人も多く、なかでもチェリスト、ロストロポーヴィチは彼の音楽を心から賛美していたことでも知られています。 そんなババジャニアンの音楽は、強い民族性が感じられるもので、どれも劇的であり、鋭さと歌心に満ちています。「6つの絵」から匂い立つアルメニアの風に頬をくすぐられる感触は一度味わったら忘れられません。
収録作曲家:
-
Gems from Armenia
アルメニアの宝石
チェロとピアノのための作品集 [アニ・アズナヴォーリアン(チェロ)/マルタ・アズナヴォーリアン(ピアノ)]Cello and Piano Recital: Aznavoorian Duo - ARUTIUNIAN, A. / BOYER, P. / BABADJANIAN, A.H. / KHACHATURIAN, A.I. (Gems from Armenia)
発売日:2022年06月17日
NMLアルバム番号:CDR90000-209
CD価格:2,025円(税込)
アルメニア出身、シカゴで活躍するチェロ奏者アニ・アズナヴォーリアンとピアニスト、マルタ・アズナヴォーリアンが、故郷の作曲家の美しい作品を演奏した1枚。 アルバムは、20世紀初頭に活躍したアルメニア正教会の司祭で作曲家・音楽学者のコミタスがアレンジした古代の民謡で始まり、ハチャトゥリアンの故郷エレバンへの輝かしい頌歌へと続きます。次にハチャトゥリアンの次世代の作曲家、ババジャニアンとテルテリャーンの作品が置かれ、アルチュニアン、シャラフィアンと現代の作品へとつながれていきます。シャラフィアンの「Petrified Dance」は戦闘で命を落としたアルメニアの戦士を思う作品。 最後の収録曲、世界初録音となる「アララト山」はこのデュオによる委嘱作。アララト山は旧約聖書のノアの箱舟が流れ着いた場所とされていますが、古くはアルメニア人の住む場所で、トルコ領となった今もアルメニア人からは「霊峰」と崇められ、創造力の源泉となっています。
-
コミタスの遺産
アルメニアのピアノ三重奏曲集
ババジャニアン、コミタス、グリゴリヤン、アゴシアン [トリオ・エテルヌス]Piano Trios (Armenian) - AGOSHIAN, A. / BABADJANIAN, A.H. / GRIGORYAN, N. / VARDAPET, K. (The Komitas Legacy) (Trio Aeternus)
発売日:2020年07月10日
NMLアルバム番号:TOCN0006
CD価格:1,950円(税込)
アルメニアの司祭で、音楽学者、歌手としても活動したコミタス(本名:Soghomon Soghomonian)を讃えるアルバムの登場。 コミタスは1869年生まれ。幼い頃に両親を失い、アルメニアの神学校で教育を受け、1894年に司祭となりましたが、アルメニア人虐殺事件に巻き込まれ精神を病み、悲劇的な最期を送ったことで知られています。また、フィールドワークにより収集した膨大な数のアルメニアの民俗音楽や歌から、固有のアクセントなどを解明し保存したことで、“アルメニア音楽の父”と呼ばれています。 コミタスの偉業を継承した作品を集めたこのアルバムには、“20世紀の古典”となったババジャニアンの1曲の他、コミタスの「6つのアルメニアの小品」の民謡の編曲版を含む3つの世界初録音作品が収録されています。 演奏は、イギリス人ヴァイオリニスト、アルメニア人のチェリストと、ポーランド人のピアニストにより2013年に結成されたトリオ・エテルヌスです。
-
『HIKAYE(ヒカーイエ) ~ 物語』
(ギリシャ、アルメニア、トルコ、ユーゴスラビア、ベルギー、スイス、日本のピアノ作品) [イシュル・ベンギ]Piano Recital: Bengi, Işıl - BABADJANIAN, A.H. / BLOCH, E. / ERKIN, U.C. / FRANCK, C. (Hikaye)
発売日:2020年01月24日
NMLアルバム番号:FUG759
CD価格:2,475円(税込)
トルコ出身ピアニストによる、自らのルーツを探る多彩な音楽の物語イスタンブールに生まれベルギーで活躍するピアニスト、イシュル・ベンギによる、ドイツ・イタリア・フランスといったメインストリームをあえて外したピアノ作品集。日本の武満で締めくくられるのも興味深いプログラムです。 親密さと超絶技巧、優しさと暴力性、喜びと憤怒といった対照的な曲想が並び、民族性豊かなものから前衛まで手法も様々。ベンギは個性あふれるそれぞれの作品に寄り添い、しなやかでダイナミックな表現とテクニックで目の覚めるような演奏を聴かせ、素晴らしい聴き応えとなっています。トルコ出身という自らのルーツを探りながら、オスマン・トルコが優勢だったバルカン半島をはじめ東西ヨーロッパからアジアまでの作品に向き合い、それぞれに秘められた物語を紐解いていきます。 今回のレコーディングには、歴史的ピアノの修復でも名高いベルギーのピアノ工房クリス・マーネと、東京国際フォーラムのデザインなどで知られる世界的建築家ラファエル・ヴィニオリのコラボレーション・ピアノが初めて使用されています。これはクリス・マーネの平行弦ピアノとヴィニオリのデザインによる人間工学に基づいた鍵盤配置が組み合わされたもの。非常にユニークな見た目である以上に、たいへん美しい響きを実現した楽器です。
-
ケクラン/シュルホフ/ババジャニアン/
アミロフ/バルトーク:
「ORIGINS」
20世紀前半のフルート作品 [トーン・フレット (フルート)、ヴェロニカ・イリチェンコ (ピアノ)]Flute and Piano Recital: Fret, Toon / Iltchenko, Veronika - KOECHLIN, C. / SCHULHOFF, E. / BABADJANIAN, A.H. / AMIROV, F. (Origins)
発売日:2019年01月18日
NMLアルバム番号:FUG612
CD価格:2,475円(税込)
19世紀後半から20世紀にかけて活躍した作曲家たちによるフルートのためのオリジナル作品(バルトークはピアノ作品からの編曲)を収録。フランスのケクラン、チェコのシュルホフ、アルメニアのババジャニアン、アゼルバイジャンのアミロフ、ハンガリーのバルトークと、それぞれの風土の影響を強く受けた、いずれも個性的な作品です。 バルトークはピアノのための「15のハンガリーの農民の歌」を、弟子の一人であるハンガリー出身のパウル・アルマがフルートとピアノのために編曲したもので、第6曲「バラード」を省略し、繰り返しや変奏が若干加えられています。元々バルトークが各地で取材した民謡を編曲したもので、民族色豊かな旋律とルバート、特徴的な和声を楽しむことのできる作品です。 フルートのフレットはFUGA LIBERAより数点のアルバムをリリースしています。作品の特性に沿った生き生きとした表現がたいへん魅力的。
-
アルメニアのピアノ作品集 [ハイラペティアン]
Piano Music (Armenian) - KOMITAS / SPENDIARIAN, A. / BABADJANIAN, A.H. / ABRAMIAN, E. / BAGDASARIAN, E. / AMIRKHANIAN, R. (Ayrapetyan)
発売日:2015年07月29日
NMLアルバム番号:8.573467
6)
CD価格:1,600円(税込)
最近、何となく注目が高まっているアルメニアの音楽。もちろんハチャトゥリアンは言うまでもなく有名ですが、その後に続く作曲家たちの作品が放つ濃厚な香り(もちろんかなりスパイシー)も多くの聴き手を楽しませているようなのです。このアルバムに収録された6人の作曲家の作品はその筆頭であり、まるでゲームキャラクターのような彼らの特徴的な名前が、そのまま音楽に反映されているのでしょうか? 冒頭のコミタスの曲から、背中が何となくゾクゾクしてくること間違いありません。 とりわけ静かな人気を誇っているのが、ババジャニアンの一連の作品で、特にトラック16の「エレジー」が醸し出す濃厚な哀愁は、まさに日本の演歌。絡みつくような後を引くメロディはくせになります。これは考えるよりもまず「聴いてみてください!!!」