ヴュータン(アンリ) Vieuxtemps, Henry
生没年 | 1820-1881 | 国 | フランス |
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辞書順 | 「ウ」 | NML作曲家番号 | 22380 |
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ヴュータン(1820-1881):
ヴァイオリンと管弦楽のための作品集 [アレクサンドル・マルコフ(ヴァイオリン)/ゴータ=アイゼハナ・チューリンゲン・フィルハーモニー管弦楽団/マルクス・フーバー(指揮)]VIEUXTEMPS, H.: Fantasie, "La Sentimentale" / Variations on Bellini's Norma (Alexander Markov, Thüringen Philharmonie Gotha-Eisenach, M. Huber)
発売日:2022年08月26日
NMLアルバム番号:8.574363
CD価格:1,600円(税込)
19世紀におけるヴァイオリン演奏の技術と美学を一変させるほどの影響力を持ち、名演奏家、作曲家としてパガニーニの後継者にふさわしいと賞賛されたアンリ・ヴュータンの作品集。このアルバムに収録された彼の作品は、未完のヴァイオリン協奏曲第8番を除き、全てヴュータンの死後に発見されたものです。 ここで聴けるいくつかの作品でも顕著なように、彼はとりわけ変奏曲の形式を好んだようで、一つの主題を感情を込めながら発展させつつ、名人芸を発揮する場として作品を練り上げています。中でも、ベートーヴェンのロマンス第1番の主題による変奏曲や、ベルカントの影響を受けた幻想曲ホ長調「ラ・センティメンターレ」は、彼の演奏会用作品の中でも最も素晴らしいものの一つです。彼が完成させたヴァイオリン協奏曲は全7曲ですが、このアルバムに収録された未完の「第8番」はヴュータンの最後の作品で彼の弟子であるウジェーヌ・イザイに捧げられました。 演奏者アレクサンドル・マルコフはユーディ・メニューインに絶賛されたヴァイオリニスト。16歳でカーネギーホールでソロ・デビューを飾り、以降ロリン・マゼールやシャルル・デュトワら世界的な指揮者と共演。パガニーニの「24のカプリース」などの19世紀ロマン派音楽から、ロックまで幅広いレパートリーを誇ります。
収録作曲家:
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ヴュータン(1820-1881):
〈ヴァイオリンと管弦楽のための作品集〉
幻想曲「ロシアの思い出」
古きイングランド
華麗な二重奏曲/アンダンテとロンド他 [レート・クッペル(ヴァイオリン)/キリル・ボガティレフ(チェロ)/マルクス・ボッシュ(指揮)/カタール・フィルハーモニー管弦楽団]VIEUXTEMPS, H.: Violin and Orchestra Works - Souvenir de Russie / Old England / Duo brillant (Kuppel, Bogatyrev, Qatar Philharmonic, Bosch)
発売日:2020年06月19日
NMLアルバム番号:8.573993
CD価格:1,600円(税込)
リエージュ近郊の都市ヴェルヴィエのヴァイオリン工房の家系に生まれたヴュータン。まさにヴァイオリニストになるために生まれてきたかのような彼は、幼い頃から楽才を発揮。6歳で公開デビューを果たすなど、神童の名を欲しいままにし、13歳の時のドイツ楽旅ではシュポーアやシューマンらから絶賛されました。ヴァイオリンの名手として活躍するかたわら作曲も学び、その後華麗なヴァイオリン作品を多く作曲したのはよく知られるところです。 このアルバムには彼の代表作「ロシアの思い出」を始め、ブラームスが二重協奏曲を書く際のヒントとしたとされる「華麗な二重奏曲」などヴァイオリンの技巧が存分に用いられた6作品が収録されています。表現力豊かなヴァイオリンを聴かせるのは、1997年から2013年までバイエルン放送交響楽団のコンサートマスターを務めたドイツの名手レート・クッペル。ヴュータンの作品では、無伴奏ヴァイオリン作品集(8.573339)でも素晴らしい演奏を披露しています。
収録作曲家:
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ヴュータン(1820-1881):
〈チェロ協奏曲集〉
チェロ協奏曲 第1番・第2番他 [ヤン・ウェン=シン/エヴァーグリーン響/シュマルフス]VIEUXTEMPS, H.: Cello Concertos Nos. 1 and 2 / Capriccio, Op. 55 (arr. for cello) (Wen-Sinn Yang, Evergreen Symphony, Schmalfuss)
発売日:2016年12月16日
NMLアルバム番号:777922-2
CD価格:2,640円(税込)
ベルギー出身のヴァイオリニスト、作曲家アンリ・ヴュータン(1820-1881)。その作品もほとんどがヴァイオリンのために書かれていますが、生涯の終わり近くになって、ヴァイオリンの演奏を断念してからは、このアルバムに収録されている2曲の「チェロ協奏曲」や弦楽四重奏曲など他の楽器のための作品も残しました。 このアルバムでは、珍しいチェロのための作品集を名手ウェン=シン・ヤンが演奏しています。華やかな作風で知られるヴュータンの一連の作品に比べると、このチェロ協奏曲が陰鬱な雰囲気を持っているのは、病のためにヴァイオリン演奏を断念せざるを得なかった晩年のヴュータンの境遇が反映されているようで、初期の作品とは一線を画した晦渋な音楽となっています。Op.55の奇想曲は当初ヴィオラのために作曲されましたが、チェロで演奏されると一層力強さが増幅され、パガニーニの原曲を超えるほどの完成度の高さを感じさせます。
収録作曲家:
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ヴュータン(1820-1881):
〈ヴァイオリン作品集〉
コレッリ変奏曲/6つの小品
狩り/演奏会用練習曲 [クッペル]VIEUXTEMPS, H.: Violin Solo Works - 6 Morceaux / La Chasse (version for violin solo) / Etudes, Opp. 16 and 48 (Kuppel)
発売日:2015年12月23日
NMLアルバム番号:8.573339
3)
CD価格:1,600円(税込)
ベルギーのヴァイオリニスト、作曲家アンリ・ヴュータン(1820-1881)は、ピエール・ローデ、シャルル・ド・ベリオといったフランスのヴァイオリン音楽の潮流を受け継ぐ名手として知られています。彼の師のベリオと同じく、主としてヴァイオリンのための作品を残し(弦楽四重奏曲なども存在する)中でも7曲のヴァイオリン協奏曲は、独創的な作風が現在でも愛されています。 このアルバムに収録されているのは、技術を磨くための練習曲が中心ではありますが、これらは単なるテクニックの上達を目指すのではなく、高い音楽性と表現力を養うためのものでもあることは間違いありません。Op.48の練習曲はパリ音楽院に献呈されていて、彼自身の手引きの言葉が添えられています。1845年に書かれたOp.16の練習曲は若書きの作品であり、作曲技法を磨こうとするヴュータンの努力のあとも垣間見える力作と言えるでしょう。それに比べ、死後に出版されたOp.55の6つの小品は彼のキャリアの最終段階の円熟を示すもので、まさに「バッハへのオマージュ」とも呼べる高い完成度を誇っています。緊張感漲るヴァイオリンを演奏するのは、1997年から2013年までバイエルン放送交響楽団のコンサートマスターを務めたドイツの名手クッペルです。
収録作曲家:
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ヴュータン(1820-1881):
ヴァイオリンと管弦楽のための作品集 [ケイリン/スロヴァキア放送響/モグレリア]VIEUXTEMPS, H.: Fantasia appassionata / Ballade and Polonaise / Fantaisie-Caprice / Greeting to America (Keylin, Slovak Radio Symphony, Mogrelia)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2010年07月14日
NMLアルバム番号:8.570974
CD価格:1,600円(税込)
超絶技巧なのだけど、それだけではない、奥深さと限りなく高い音楽性を備えたヴュータンの音楽音楽を愛する職人の家系に生まれたヴュータンは、地元の音楽家からヴァイオリンの手ほどきを受け、6歳で公開デビューを果たし、ブリュッセルではシャルル・ド・ベリオに師事するようになり、一層その腕に磨きをかけました。ローデ、ベリオからヴィエニアフスキー、クライスラーへと、その名人芸の橋渡しをした偉大なるヴィルトゥオーゾであり、その技巧の冴えから「小さなパガニーニ」と異名を取るまでの人気者になりました。華麗な技が炸裂する彼の作品は今でも広く愛されています。ここではその中から4曲をお聴きいただきましょう。ロシア滞在中に書かれた「ファンタジア・アパッショナータ」、緊張感溢れる「ポロネーズ」や「カプリース」、そしておなじみのメロディが印象的な「アメリカへの挨拶」と、多様な音色を聴くことができます。
収録作曲家:
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アルフレッド・デュボワ(ヴァイオリン)
歴史的録音集 [アルフレッド・デュボワ]Violin Recital: Dubois, Alfred - VIEUXTEMPS, H. / FRANCK, C. / YSAŸE, E. / JONGEN, J.
発売日:2023年09月22日
NMLアルバム番号:MEW2204
CD 2枚組価格:3,975円(税込、送料無料)
グリュミオーを育てたフランコ=ベルギー派の知られざる至芸を一挙復刻!美しい音色と洗練された音楽解釈で知られるヴァイオリン奏者が多いベルギーで、フランコ=ベルギー派の名手・作曲家イザイの後を受け、20世紀前半に活躍した名手アルフレッド・デュボワ(1898-1949)の稀少な録音を丁寧に復刻した2枚組アルバム。 フォーレやダンディと同世代の名手でユベール・レオナールの門弟だったアレクサンドル・コルネリスに師事、イザイ門下ではなかったものの彼の作品を積極的に演奏するなど近代音楽の紹介にも積極的で、同時に古典的名曲の解釈でも高く評価されました。ブリュッセル音楽院で多くの名手を育てたことでも知られ、特にステレオ時代の名盤で有名なベルギー随一の名手アルテュール・グリュミオーが門下から出ていることは見逃せません。 デュボワのレコードはBiddulphで復刻されたドビュッシーやベートーヴェンのソナタが知られていましたが、今回はColumbiaで1930年前後に収録された78回転盤向け小品録音の数々を聴けるのが貴重。Biddulph復刻音源とは違い、ピアノはマルセル・マースよりも作曲家でもあったフェルナン・フイエンスが弾いている音源が多く、さらに1930年、同国の名指揮者デジレ・デファウ(ドフォー)との共演で収録されたヴュータンの協奏曲まで復刻収録されているのも嬉しいところ。音楽性の充実と物理的技量が絶妙にバランスした時期の演奏ばかりである点が何より素晴らしく、適切な節度をもって香気豊かに織り込まれるヴィブラートやポルタメントが各作品の旋律美をこの上なく美しく引き立ててやみません。 世紀初頭の気品漂うフイエンスのピアノも伴奏以上の存在感で作品解釈に寄与しており、ティボーやクライスラーと同じ時代にベルギー特有の芸術性を世界に伝えた名演の数々の味わい深さに驚かされます。
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ヒューズ・ボルサレッロ(ヴァイオリン)
ヴァイオリン小品集 [ヒューズ・ボルサレッロ、トマ・デュトロン、フランク・ブラレイ、ゴーティエ・カピュソン、アドリアン・ペルション、ブルターニュ国立管弦楽団]発売日:2023年09月08日
CD価格:2,475円(税込)
美しいメロディを表情豊かなヴァイオリンで味わう一枚1979年フランス生まれ、ラムルー管弦楽団のソリストと芸術監督を務めるヒューズ・ボルサレッロのヴァイオリンによる名曲集。リュリから印象派、ジャンゴ・ラインハルトまで、フランスとベルギー周辺を中心とした様々な時代の作品を並べています。 ピアノのフランク・ブラレイ、チェロのゴーティエ・カピュソン、ジャズ・ギタリスト、ヴォーカリストのトマ・デュトロンなどゲストも豪華。いかにも耳馴染みの良い美しい名曲ばかりが並ぶものの、どの曲も特性をつかんで豊かに、かつ大仰にならずにセンスよく歌い上げられており、良い意味でBGMにはならない、最後までじっくりと楽しめる一枚となっています。
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ジノ・フランチェスカッティ
プレイズ・ラロ&ヴュータン [ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)]発売日:2021年07月16日
CD価格:1,725円(税込)
パガニーニ直系の弟子、フランチェスカッティによる1957年「スペイン交響曲」初のステレオ録音!20世紀中葉に活躍したヴァイオリニスト、ジノ・フラン チェスカッティ(1902-1991)。パガニーニ唯一の弟子とされるカミッロ・シヴォリに学んだ父の薫陶を受けて育ったフランチェスカッティは、5歳でリサイタルを開き、10歳でベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏。のちにジャック・ティボーの目に留まり指導を受け、ラヴェルとのデュオでツアーを行うなど、若くしてフランスを代表するヴァイオリニストとなります。しかし、第2次世界大戦を契機にアメリカに移住。1972年に引退するまで同地に留まり、戦後のアメリカでハイフェッツと人気を二分するスターとして活躍しました。 遂に来日することの無かったフランチェスカッティですが、パガニーニ直系とされる超絶技巧と輝かしいサウンドに加え、イザイやクライスラーの影響を受けたとされる優雅な演奏は、米コロンビアへの録音を通じて日本でも人気を博しました。 このアルバムに収録されているのは1957年のステレオ録音集。1950年代に人気が高かったラロの 「スペイン交響曲」は、当時活躍していたハイフェッツ、ミルシテイン、メニューイン、シェリング、グリュミオー、コーガン、オイストラフ、スターンなどの巨匠たちがこぞって録音していますが、フランチェスカッティの再録音となる当盤の華麗な演奏はそれらの中でも際立つ仕上がりを見せています。当時はモノラルからステレオへの移行期にあたり、このフランチェスカッティ盤は「スペイン交響曲」初のステレオ録音でした(初出時はモノラル。当CDはステレオ音源から復刻)。 今回のCD化に際しては、初出時と同じくヴュータンのヴァイオリン協奏曲第4番をカップリング。併せてフランチェスカッティの超絶技巧と輝かしい美音を楽しめるサン=サーンスの「ハバネラ」とサラサーテの 「ツィゴイネルワイゼン」も収録されています。 ラロ以外は左右の広がりが若干狭いですが、全てステレオでの復刻です。
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ReVIOLAtion
ヴィオラのための作品集 [クシシュトフ・コメンダレク=ティメンドルフ(ヴィオラ)]Viola Recital: Komendarek-Tymendorf, Krzysztof - DRUZHININ, F. / WEINBERG, M. / VIEUXTEMPS, H. / BACEWICZ, G. (ReVIOLAtion)
発売日:2021年01月15日
NMLアルバム番号:8.551432
CD価格:1,600円(税込)
「革命 Revolution」と「ヴィオラ Viola」を融合させたタイトル「ReVIOLAtion」が特徴、ポーランドの俊英ヴィオラ奏者コメンダレク=ティメンドルフ渾身のアルバム。どの曲も無伴奏ヴィオラのために書かれており、張りつめた緊張感が心地よい1枚です。 冒頭のドウジーニンは、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲の初演で知られるベートーヴェン弦楽四重奏団のヴィオラ奏者を務めた人。この曲でもショスタコーヴィチの作品を思わせる重苦しい雰囲気が感じられます。同じくショスタコーヴィチの友人ヴァインベルクの作品は、思いの他諧謔性に満ちたユニークな作風。ヴュータンの「パガニーニへのオマージュ」は技巧性の高い小品。同じくパツェヴィチの作品は「カプリッチョ」というタイトル通り、変幻自在な曲想を持つ小品。 コメンダレク=ティメンドルフが高い演奏技術を駆使し、見事な演奏を聴かせます。
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BEST LOVES Classical viola music
Vivid Viola - 躍動的なヴィオラ [さまざまな演奏家]VIVID VIOLA
発売日:2019年08月30日
NMLアルバム番号:8.578186
CD価格:1,000円(税込)
ヴァイオリンほど華やかではなく、チェロのような存在感はなく、コントラバスのようにジャズなどでも活躍することはなく、とにかく「地味な弦楽器」として扱われてしまうヴィオラ。しかし豊かな表現力と、味わい深い音色を持ち、オーケストラの中でも「中音域を支える立役者」として大切な役割を担っています。古典派以前の時代には、ヴァイオリンやチェロのようには独奏楽器として扱われることはあまりありませんでしたが、20世紀になると自らが優れたヴィオラ奏者だったヒンデミットを筆頭に、「ヴィオラのための作品」は数多く書かれており、現代ではコンサートホールでも中心的役割を果たすことができるようになりました。 このアルバムではテレマンからウォルトンまで、多彩な作曲家によるヴィオラ作品を聴くことができます。
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フックス/ヴュータン/ライネッケ/リスト:
ロマンティック・ヴィオラ [ダニエル・ヴァイスマン(ヴィオラ)/ジャン=ルイ・ドゥラオー(ピアノ)]Viola and Piano Recital: Weissmann, Daniel / Delahaut, Jean-Louis - VIEUXTEMPS, H. / FUCHS, R. / REINECKE, C. / LISZT, F. (The Romantic Viola)
発売日:2019年01月18日
NMLアルバム番号:FUG750
CD価格:2,475円(税込)
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ヴィルトゥオーゾ・ヴィオラ [チェイス]
Viola Recital: Chase, Roger - BENJAMIN, A. / ENESCU, G. / KODALY, Z. / JONGEN, J. / VIEUXTEMPS, H. / PAGANINI, N. / KREISLER, F. (The Virtuoso Viola)
■器楽曲(ヴィオラ)
発売日:2010年04月21日
NMLアルバム番号:8.572293
1)
CD価格:1,000円(税込)
「ヴァイオリンでもなく、チェロでもない中間の大きさ」というイメージの付きまとうヴィオラですが、一度この音色にはまってしまうと、もう後には戻れないほどの魔力がある楽器です。特に中音域から低音域の艶やかさと、絶妙な表現力はどんな言葉を持ってしてでも表すことはできません。そんなヴィオラの魅力を存分に楽しむ1枚がこれ。もともとヴィオラのために書かれた曲と、他の楽器のために書かれた曲を聴き比べるのも楽しいでしょう。通好みの人が愛する作曲家ジョンゲンの珍しい作品も収録されています。またバッハの曲をコダーイが編曲したトラック3もオススメです。見事なヴィオラを演奏するチェイスはロンドン生まれでカナダで学んだ人。優れた室内楽プレイヤーとして世界中で絶賛されています。
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セルヴェ、ギス、レオナール、ヴュータン:
ヴァイオリンとチェロによるグラン・デュオ集 [アイヒホルン/ヒュルスホフ]SERVAIS, A.F. / GHYS, J. / LEONARD, H. / VIEUXTEMPS, H.: Grand Duos (Eichhorn, Hulshoff)
■室内楽 ■器楽曲
発売日:2010年03月17日
NMLアルバム番号:8.572188
6)
CD価格:1,600円(税込)
優しく寄り添い、時には激しく主張し合う、チェロとヴァイオリンの豊穣な音色「チェロのパガニーニ」との異名を取るベルギー生まれの作曲家セルヴェ。彼はチェロとヴァイオリンとのデュエットを作曲するために、当時、隆盛を誇っていた3人のヴァイオリニストたちに協力を仰ぎました。その結果生まれた6曲のデュエットを収録した興味深い1枚です。名手たちの力を出し合ったこれらの作品は、当時流行していたメロディを用いた上、チェロとヴァイオリンのお互いの音色と技巧をとことん生かしたもので、この仕上がりには作曲家たちも聴衆も大満足だったに違いありません。もちろん演奏するためにはチェロ、ヴァイオリンとともに再難関の技巧を要求されますが、ここで演奏する2人は息のぴったりあった極上の演奏を聴かせます。