レーガー(マックス) Reger, Max
生没年 | 1873-1916 | 国 | ドイツ |
---|---|---|---|
辞書順 | 「レ」 | NML作曲家番号 | 21016 |
75 件 / 75件中
-
レーガー(1873-1916):
レクイエム
マーラー(1860-1911):
さすらう若人の歌/リュッケルト歌曲集
管弦楽伴奏歌曲 [アンケ・フォンドゥング(メゾ・ソプラノ)/トビアス・ベルント(バリトン)/クリストフ・シュペリング(指揮)/コルス・ムジクス・ケルン(合唱)/ダス・ノイエ・オルケスター(ピリオド楽器アンサンブル)]発売日:2023年10月13日
CD価格:2,250円(税込)
レーガーとマーラーの管弦楽伴奏歌曲をピリオド楽器の演奏で!2023年に生誕150年を迎えたマックス・レーガーの管弦楽伴奏歌曲と、ほぼ同時代を生きたグスタフ・マーラーの歌曲を並べた1枚。ロマン派音楽にピリオド奏法で取り組む第一人者シュペリングの指揮に注目です。 レーガーが死の前年に作曲した「レクイエム」は戦争の犠牲になったドイツ兵に捧げたもので、メゾ・ソプラノ独唱と合唱を交えた大編成で書かれており、民謡風の親しみやすい旋律を用いたマーラー作品に比べると、その複雑な書法が際立っています。レクイエムでソロを歌うのは、ドイツ生まれのアンケ・フォンドゥング。ミュンヘン国際音楽コンクールなどで入賞し、 ヨーロッパを中心に活躍、ドラマティックで真摯な歌唱で魅了します。バリトンはフィッシャー=ディースカウにも 師事したドイツの歌手トビアス・ベルント。やはり数々のコンクールで入賞を飾り、高く評価されています。 クリストフ・シュペリングが1988年に創設したダス・ノイエ・オルケスターは、19世紀のロマン派音楽をレパートリーの中心に据えたピリオド楽器オーケストラとしてはドイツで最初のものでした。最近はバッハのカンタータにまでレパートリーを広げていますが、当盤のレパートリーは彼らにとって本領発揮。曲により10型または12型となるオーケストラと57名の合唱団が醸しだすサウンドは、濁ることなく厚みを生み出し、繊細微妙なハーモニーの移り変わりを見事に伝えてくれます。
-
レーガー(1873-1916):
〈オルガン作品集 第8集〉
「モノローグ」 Op.63
前奏曲とフーガ Op.56・Op.85
コラール前奏曲 Op.67・Op.79b [ゲルハルト・ヴァインベルガー(オルガン)]REGER, M.: Organ Works, Vol. 8 (Weinberger) - Monologe / Preludes and Fugues, Opp. 56 and 85 / Chorale Preludes, Opp. 67 and 79b
発売日:2022年09月30日
NMLアルバム番号:555342-2
SACD-Hybrid 2枚組価格:4,800円(税込、送料無料)
cpoレーベルの「J.S.バッハ:オルガン作品全集」の録音がドイツレコード批評家賞を受賞したオルガニスト、ゲルハルト・ヴァインベルガーによるレーガーのオルガン作品集。 第8集に収録されているのは、レーガーのオルガン作品の中でも重要な位置を占める「52のやさしいコラール前奏曲 Op. 67」からの抜粋を中心とした作品集。1901年5月、レーガーは彼の友人でオルガニスト、カール・シュトラウベに「有名なコラールに基づく前奏曲を30曲書く」と伝え、やがてこのプロジェクトは全52曲の曲集へと発展しました。 これらは、タイトルに「やさしい」とあるものの、演奏は決して容易ではなく、レーガーらしい込み入った対位法がふんだんに盛り込まれた厚みのある響きに彩られています。彼自身、この作品はバッハが書いた多くのコラール前奏曲に比肩するものと自負していました。 他にも「4つの前奏曲とフーガ」や「おお、血と涙にまみれた御頭よによる変奏曲とフーガ」などの名作を収録。 ヴァインベルガーはレーガーが活躍した時代に造られた2種類のオルガンで演奏。今回の第8集も、これまでと同じくマルチ・チャンネル対応のSACDフォーマットで、オルガンの美しい響きが余すことなく捉えられており、高音質を楽しむことができる2枚組となっています。
収録作曲家:
-
Imago
ジョナサン・エストルンド(1975-):
さまざまな作品集 [さまざまな演奏家]ÖSTLUND, J.: Imago Theme / Bouquet Suite for 2 Clarinets / Traumgewalt (Hidber-Dickinson, Noakes, Hoerning, Leveaux, Grynyuk, Gatti)
発売日:2022年02月18日
NMLアルバム番号:DDA21239
CD 2枚組価格:2,775円(税込)
スウェーデン出身の作曲家ジョナサン・エストルンドの作品集。若い頃から音楽家を志し、スウェーデンの大学でヤン・サンドストレムらに師事。これまでに100曲近くの作品を書き上げています。 この新しいアルバムには、オーケストラ作品から声楽曲、合唱曲、器楽曲、室内楽曲などさまざまなジャンルの作品を収録。その多くは自然からインスパイアされたフランス語のタイトルを持つ印象派風の作品ですが、バッハやベートーヴェン作品を元にした曲もあり、その曲調はどれもウィットに富んだ聴きやすいものばかり。 このアルバムを録音するために大規模なソリストのチームが結成され、彼らは各地に集まり、しばしばコロナ禍の影響を受けながらも2年間にわたり演奏を繰り広げました。聴きごたえのある2枚組です。
-
レーガー(1873-1916):
〈オルガン作品集 第7集〉
変奏曲とフーガ Op.73
「5つのやさしい前奏曲とフーガ」 Op.56
幻想曲とフーガ Op.29、Op.135b
13のコラール前奏曲 Op.79bより [ゲルハルト・ヴァインベルガー(オルガン)]REGER, M.: Organ Works, Vol. 7 (Weinberger) - Variations and Fugue on an Original Theme / 5 Easy Preludes and Fugues / Fantasia and Fugue
発売日:2021年07月09日
NMLアルバム番号:555229-2
SACD-Hybrid 2枚組価格:3,375円(税込、送料無料)
cpoレーベルのJ.S.バッハ: オルガン作品全集の録音がドイツレコード批評家賞を受賞したオルガニスト、ゲルハルト・ヴァインベルガー。現在彼が取り組んでいるのは、レーガーのオルガン作品です。 今作にはレーガー自身が“小規模なオルガン作品”と呼んだ「5つのやさしい前奏曲とフーガ」を中心に、コラール前奏曲と幻想曲、フーガが収録されており、レーガーの優れた対位法の技法をじっくり味わうことができます。また、今回の第7集も、これまでと同じくマルチ・チャンネル対応のSACDフォーマットで、オルガンの美しい響きが余すことなく捉えられており、高音質を楽しむことができる2枚組となっています。 ヴァインベルガーは今作でも2種類のオルガンを使用。楽器の響きの違いも味わえます。 ゲルハルト・ヴァインベルガーは1948年バイエルン生まれ。ミュンヘン音楽大学でオルガンを学び、1971年にはミュンヘン国際音楽コンクールのオルガン部門で2位入賞を果たしています。その後ケンプテンの聖ロレンツ大聖堂でコーラスマスターを務めた後、ミュンヘン音楽大学でオルガンと教会音楽の教授を務めた他、1984年から2003年まではヴュルツブルク音楽大学でも教えています。またヨーロッパ科学芸術アカデミーのメンバーであり、ライプツィヒ新バッハ協会の理事会のメンバーも務めています。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
〔室内楽作品集〕
クラリネット五重奏曲 イ長調 Op.146
弦楽六重奏曲 ヘ長調 Op.118 [トルステン・ヨハンス(クラリネット)/ディオジェネス四重奏団/ローランド・グラッスル(ヴィオラ)/ヤン・ウェン=シン(チェロ)]REGER, M.: Clarinet Quintet / String Sextet (Johanns, Diogenes Quartet, Glassl, Wen-Sinn Yang)
発売日:2020年04月24日
NMLアルバム番号:555340-2
CD価格:1,800円(税込)
音楽史の中でユニークな位置を占めるレーガーの室内楽作品。なかでも晩年に書かれたクラリネット五重奏曲は、モーツァルトの同名作品に触発されたためか、それまでの作品に見られた複雑な対位法や難解な旋律は影をひそめ、全曲に渡って美しく平穏な雰囲気がみなぎっており、ここではニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務めたトルステン・ヨハンスの見事なクラリネットが作品を引き立てています。 あまり演奏される機会の多くない弦楽六重奏曲は、ブラームスの影響が感じられる重厚な趣きを持つ曲。彼の生前に演奏されることはなく、1930年にようやくスコアが公表されてから評価が定まった作品です。ディオジェネス四重奏団が紡ぎ出す豊かなハーモニーにローランド・グラッスル、ウェン=シン・ヤンの2人が奏でる中音域の響きが溶け合い、厚みのある音色が生まれています。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
弦楽三重奏曲集
第1番 イ短調 Op.77b
第2番 ニ短調 Op.141b [イル・フリボンド(弦楽トリオ)]REGER, M.: String Trios Nos. 1 and 2 (Il Furibondo)
発売日:2020年04月10日
NMLアルバム番号:SM323
CD価格:1,950円(税込)
2011年に結成されたトリオ、イル・フリボンドによるレーガーの弦楽三重奏曲集。古楽アンサンブルのイル・ジャルディーノ・アルモノコやル・コンセール・デ・ナシオンとの共演も多く、バロックから20世紀前半までの多岐にわたる作品をレパートリーとしています。 アンサンブル名の「Il Furibondo イル・フリボンド」は、イタリア語で“ワイルドな、怒れる熱血漢”といった意味を持ち、かつてタルティーニが大ヴァイオリニスト、ジェミニアーニの演奏について使った形容詞。その名の通り、斬新で、卓越した解釈で結成後すぐに頭角を現し、ヨーロッパ中のラジオやコンサートホールで演奏を披露、高く評価されています。
収録作曲家:
-
Der Einsiedler - 世捨て人
レーガー(1873-1916):
レクイエム Op.144b/「世捨て人」Op.144a
マーラー(1860-1911):
リュッケルトの詩による5つの歌
ツェムリンスキー(1871-1942):
詩篇 第23番 [クリストフ・プレガルディエン(テノール)/カメラータ・ヴォカーレ・フライブルク/ヴィンフリート・トル(指揮)/バーセル室内管弦楽団]Vocal and Choral Music - MAHLER, G. / REGER, M. / ZEMLINSKY, A. (Der Einsiedler) (Prégardien, Camerata Vocale Freiburg, Winfried)
発売日:2020年01月17日
NMLアルバム番号:SM328
CD価格:1,950円(税込)
厳格な作風で知られるマックス・レーガーは、生涯で何度も「レクイエム」の作曲に挑みましたが、ようやく死の1年前にフリードリヒ・ヘッベルの詩による「レクイエム」Op.144bを完成させ、人々の記憶に残る作品を作り上げました。このアルバムには、同時代のマーラーの「リュッケルトの詩による5つの歌」と、ツェムリンスキーの「詩篇第23番」がカップリングされており、19世紀末の退廃的な雰囲気を存分に味わうことができます。 演奏は、世界中で演奏を行うと同時に地元バーゼルでも定期演奏会を開催するバーゼル室内管。独唱を担当するクリストフ・プレガルディエンは、巧みな声のコントロールと正確なディクションで知られ、数多くの名指揮者たちと共演する名手。カメラータ・ヴォカーレ・フライブルクは1977年に結成され、1988年よりヴィンフリート・トルが指揮者を務めています。
-
レーガー(1873-1916):
〈オルガン作品集 第6集〉 [ゲルハルト・ヴァインベルガー(オルガン)]REGER, M.: Organ Works, Vol. 6 (Weinberger) - Introduction, Passacaglia and Fugue, Op. 127 / 30 Little Chorale Preludes, Op. 135a
発売日:2019年10月25日
NMLアルバム番号:777539-2
SACD-Hybrid 2枚組価格:4,800円(税込、送料無料)
レーガーのオルガン作品全集の第6集となるこのアルバムも、これまでと同じく高音質サラウンド盤でのリリースとなります。レーガー自身、優れたオルガニストであったためか、作品には複雑な対位法が用いられ、演奏には高い技巧が要求されます。バッハを思わせるシンプルで宗教的な曲もありますが、ほとんどの曲は一度聞いたくらいではメロディすらわからないほど難解で入り組んだ声部を持ち、紡ぎ出される響きは重厚かつ壮麗です。 このアルバムではシンプルな作品「30の小コラール前奏曲」や「52のやさしいコラール前奏曲」と、レーガーの代表作の一つ「序奏、パッサカリアとフーガ」などの長大な作品をバランスよく配置。バッハ演奏家としても知られるヴァインベルガーは、レーガーが活躍していた時代の歴史的オルガンを駆使、作品の姿を伝えています。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
〔管弦楽作品集〕
アルノルト・ベックリンによる4つの音詩
J.S.バッハの主題による変奏曲とフーガ他 [クラウディナ・シュルツ=ブロニーヴスカ(ヴァイオリン)/アイラ・レヴィン(指揮)/ブランデンブルク州立管弦楽団]REGER, M.: 4 Tone Poems after Arnold Böcklin / Variations and Fugue on a Theme of J.S. Bach (Frankfurt Brandenburg State Orchestra, Levin)
発売日:2019年10月25日
NMLアルバム番号:8.574074
CD価格:1,600円(税込)
偉大なる先人、ヨハン・セバスチャン・バッハを敬愛していたレーガー。1904年に初めてバッハの作品を主題にした変奏曲を書き上げます。使われたのはカンタータ第128番の二重唱「神の全能の力は計り知れず」であり、レーガーは原曲のオーボエの音色を想定して楽譜に「オーボエのように」と書きつけるなど、ピアノ曲でありながら、演奏にあたって多彩な響きを要求していたことがわかります。 このアルバムでは編曲家でもある指揮者アイラ・レヴィンがレーガーの思いを音にするために、ピアノ曲をオーケストラ用にアレンジ、各声部を整理し、若干短縮を施すことでクライマックスを強大なものにしています。同じくバッハのコラール「ひとよ、汝が罪の」はレーガーの編曲、また「ベックリンの4つの音詩」はレーガーが魅了されていた絵画に触発された色彩豊かな作品です。
収録作曲家:
-
ヴォルフ(1860–1903)
レーガー(1873–1916):
管弦楽伴奏歌曲集 [ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ステファン・ゾルテシュ(指揮)、ミュンヘン放送管弦楽団、ゲルト・アルブレヒト(指揮)、ハンブルク聖ミヒャエル教会合唱団、ハンブルク・モンテヴェルディ合唱団、ハンブルク州立フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2019年05月30日
CD 2枚組価格:1,575円(税込)
-
モーツァルト - レーガー - ベートーヴェン [アンドレアス・グラウ/ゲッツ・シューマッハー(ピアノデュオ)]
発売日:2018年08月29日
CD価格:2,240円(税込)
-
クラリネット五重奏曲集
(モーツァルト/ライトナー/レーガー) [ライトマイアー/アウナー四重奏団]MOZART, W.A.: Clarinet Quintet, K. 581 / LEITNER, E.L.: Clarinet Quintet / REGER, M.: Clarinet Quintet, Op. 146 (Reitmaier, Auner Quartet)
発売日:2018年08月29日
NMLアルバム番号:Gramola99123
3)
CD価格:2,175円(税込)
異なる時代に作曲された3つのクラリネット五重奏曲。1789年、友人シュタードラーのために作曲されたモーツァルトの名曲は、このジャンルにおける最初の作品であり、当時まだ「新しい楽器」であったクラリネットの持つ可能性を探求し、模範を示すという後世に与えた影響の大きさでも知られています。1915年に作曲されたレーガーの五重奏曲は、彼の最後の完成作品。半音階的な旋律を用いながらも、柔らかく美しい雰囲気を湛えた清明な音楽です。 この2曲にインスパイアされたのが、ライトナーのクラリネット五重奏曲。冒頭は悲痛な曲調ですが、ところどころにモーツァルト、レーガーの旋律が顔を出し、幻想的な世界を作り上げています。第2楽章の幽玄な美しさも聴きどころの一つです。
-
レーガー(1873-1916):
〈オルガン作品集 第4集〉
交響的幻想曲とフーガ Op.57
7つのオルガンのための小品 Op.145
モノローグ Op.63 他 [ヴァインベルガー]REGER, M.: Organ Works, Vol. 4 (Weinberger) - Symphonic Fantasia and Fugue / 7 Organ Pieces / Monologe / 6 Trios / Organ Suite No. 2
発売日:2017年07月21日
NMLアルバム番号:777760-2
SACD-Hybrid 2枚組価格:5,120円(税込、送料無料)
2016年、レーガーの没後100年を記念して企画されたオルガン作品全集。今回の2枚組の核となる長大な「交響的幻想曲とフーガ」のように、複雑な声部が絡み合うのがレーガー作品の特徴で、もちろん演奏には高い技術が要求されます。演奏しているのはcpoレーベルにバッハ全オルガン作品を録音しているヴァインベルガー。彼の完璧な技巧を楽しむのはもちろんのこと、熟考の上に導き出されたオルガンの美しい響きを丹念に捉えた高音質録音がこのシリーズの特徴です。どんなに音が重なり合っていても、一つ一つの響きがクリアに聞き取れるSACD(ハイブリッド)盤の素晴らしさも体験できます。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
ヴァイオリンとピアノのための作品全集&
チェロ・ソナタ全集[8枚組 Box set] [ヴァリン/ペンティネン/コルップ/マイスター]REGER, M.: Violin and Piano Music (Complete) / Cello Sonatas (Complete) (Wallin, Pöntinen, Korupp, Meister)
発売日:2016年11月23日
NMLアルバム番号:555062-2
CD 8枚組価格:6,675円(税込、送料無料)
2016年はレーガー没後100年の記念年ということで様々なアルバムが発売されていますが、こちらはcpoレーベルの2種のシリーズ、ヴァイオリンとピアノのための作品全集と、チェロ・ソナタ全集を併せてBOX化しました。 バッハの伝統を継承する数多くのオルガン作品で知られるレーガーですが、ヴァイオリン作品ではより自由な作風が用いられており、時には聴衆や評論家を揶揄するようなフレーズが用いられていたり、また時には敬愛するブルックナーやグリーグの影響も散見される興味深い書法が見られたりと、レーガーの興味深い一面を知ることができます。一方チェロ・ソナタはブラームスを思わせる重厚な響きに満ちた美しい曲。作曲年代にはかなりの開きがありますが、どれも落ち着いた雰囲気を持っています。 レーガー作品を積極的に演奏しているヴァリン、コルップの風格ある演奏は、レーガー入門に最適です。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Op.101 [デニーソワ/グスタフ・マーラー・アンサンブル/コルニエンコ]REGER, M.: Violin Concerto, Op. 101 (arr. R. Kolisch for violin and chamber ensemble) (Denisova, Gustav Mahler Ensemble, Kornienko)
発売日:2016年11月23日
NMLアルバム番号:OC1862
CD価格:1,950円(税込)
2016年のレーガー・メモリアルイヤーを記念し、数多くのレーガー作品がリリースされましたが、この長大なヴァイオリン協奏曲は演奏家にとっても難曲であり、録音数もあまり多くありません。もちろんヴァイオリンには高度な技術が要求されますが、オーケストラ・パートの比重も高く、ブラームスのピアノ協奏曲のように「ヴァイオリンを伴う交響曲」と呼んだほうがしっくりくるという作品です。 ソリストを務めるのは、ロシアで生まれ、現在オーストリアで活躍する名手エレナ・デニソヴァ。4歳から演奏活動をはじめ、11歳で初のレコーディングを行ったほどの神童で、多くのコンサート、音楽祭に出演し、その高い音楽性で聴衆を魅了しています。このヴァイオリン協奏曲は、バックを務めるアンサンブルも重要な役割を果たしますが、共演したグスタフ・マーラー・アンサンブルは、デニソヴァとコルニエンコの2人が1996年に「珍しい作品を上演する」ことを目的に設立。作品によってプレイヤーの数を変化させるなど、常に柔軟で意欲的な演奏を行う団体です。
収録作曲家:
-
Entdeckung eines Romantikers -
ロマン派の発見 第1集
アンリ・マルトー(1874-1934)
マックス・レーガー(1874-1934):
作品集 [ピルナー/カラフース/ギンツェル/カウフマン/リ・イ/シュリヒティヒ]Vocal and Chamber Music - MARTEAU, H. / REGER, M. (Discovery of a Romanticist, Vol. 1) (Pirner, Kalafusz, Ginzel, Julie Kaufmann, Yi Li, Schlichtig)
発売日:2016年10月28日
NMLアルバム番号:SM229
CD価格:2,080円(税込)
フランスの、音楽を愛する家庭に生まれたアンリ・マルトー。幼い頃からヴァイオリンを学び、10歳の時にはハンス・リヒターの指揮するウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と共演、公式デビューを果たした神童でした。14歳の時には同じくリヒターとの共演でロンドン・デビュー、その4年後にはパリ音楽院のプルミエ・プリを獲得、マスネから大絶賛されて作品も献呈されます。多くの作曲家たちと交流を持ち、活発な演奏活動を行いながら、教育にも力を注ぎ、ヨーゼフ・ヨアヒムの後継者として数多くの弟子を育てます。しかし第一次世界大戦が勃発、スイスとドイツの関係が悪化し、彼は逮捕、抑留されてしまい、結局は親しくしていた王族がいたスウェーデンに渡り、この地に帰化します。 このシリーズでは、素晴らしい功績を残したにも拘わらず、録音も作品の演奏もほとんどないというマルトーが少しずつ紹介されます。この第1集では彼の歌曲と、ヴァイオリン曲、そしてなぜかレーガー作品が含まれています。これは、前述の通り、多くの作曲家と交流を持っていたマルトーが、当時周囲から煙たがられていたというレーガーとも仲が良く、しばしば彼の作品を演奏、紹介していたというエピソードに基づくものです。ブックレットに掲載された、2人が仲良く写っている写真からも彼らのやりとりが聞こえてくるかのようです。興味深いシリーズの始動です。
-
レーガー(1873-1916):
チェロとピアノのための作品全集 [シーフェン/ロイシュナー]REGER, M.: Cello and Piano Music (Complete) (Schiefen, Leuschner)
発売日:2016年09月21日
NMLアルバム番号:OC456
CD 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
2016年、レーガー(1873-1916)の「没後100年」を記念して数多くの作品がリリースされていますが、このチェロとピアノのための作品集もそんな1枚です。ワーグナーにも匹敵するほど重厚な作品を書き、ドイツロマン派を代表すべき作曲家であるレーガー。オルガン作品ばかりが有名ですが、彼のチェロ・ソナタはブラームス風の雰囲気を持つ美しいもの。ドイツの伝統を受け継ぎながらも、晩年の第4番に出現する前衛的な部分は後のヒンデミットやショスタコーヴィチ作品の先駆ともなっています。 チェリストのグィド・シーフェンはこれまでにもバッハから現代まで数多くのアルバムをリリースし、とりわけ近現代の作品の演奏について評価の高い人です。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
クラリネットを伴う室内楽曲全集 [シーゲンターラー/レッシング/ライプツィヒ弦楽四重奏団]REGER, M.: Clarinet Music (Siegenthaler, Lessing, Leipzig String Quartet)
発売日:2016年08月26日
NMLアルバム番号:OC1845
CD 2枚組価格:3,760円(税込、送料無料)
2016年に没後100年を迎えるレーガー(1873-1916)は、管弦楽曲やオルガン曲を数多く遺していますが、その中でも一連のクラリネット作品、とりわけ五重奏曲はモーツァルトやブラームスの作品にも比肩する充実した内容を持っています。また3曲あるクラリネット・ソナタも、最初の2曲はブラームス作品に触発されて書かれた曲で、若干複雑とは言え、クラリネットの音色が滑らかに響く穏やかで美しい雰囲気を持っています。2つの小品「タランテッラ」と「アルバムのページ」はしばしばヴァイオリンでも奏される親しみやすい曲です。 演奏しているのは、ベルンとジュネーヴの高等音楽院で、ドイツの名手、クルト・ウェーバーとトーマス・フリードリに師事した後、デトモルト音楽大学でハンス・クラウスとジョスト・ミヒャエルズに学んだクラリネット奏者シュテファン・ジーゲンターラーと、ヴァイオリン奏者、古楽研究家としても知られるコーリャ・レッシング。また、五重奏曲では名門ライプツィヒ弦楽四重奏団が絶妙なアンサンブルで曲をひきたてています。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集 Op.42 [ヴァーリン]REGER, M.: Violin Sonatas, Op. 42, Nos. 1-4 (Wallin)
発売日:2016年07月27日
NMLアルバム番号:777762-2
CD価格:1,710円(税込)
数多くの優れたオルガン作品で知られるドイツの作曲家レーガー(1873-1916)。2016年は彼の没後100年に当たりますが、これを記念してcpoレーベルでは、彼の「無伴奏ヴァイオリン作品全集」をリリースします。レーガーの無伴奏ヴァイオリン作品は、このOp.42と、Op.91のソナタ(全7曲)、そしてOp.117の「前奏曲とフーガ」(全8曲)、Op.131aの「前奏曲とフーガ」(全6曲)があり、それらが書かれた年代は、ほぼ彼の作曲期間の全てをカバーしています。これはレーガーがヴァイオリンに対して高い関心を有していたことの証明とも言えるでしょう。 このOp.42は1900年頃に書かれた作品で、もちろん巧みな対位法が用いられているのと同時に、J.S.バッハへの尊敬の念も強く感じられます。演奏しているのは、すでにレーガーの「ピアノとヴァイオリン作品全集」と「ヴァオリン協奏曲」をリリースしている名手ウルフ・ヴァリーンです。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
〈オルガン作品集 第3集〉 [ヴァインベルガー]REGER, M.: Organ Music, Vol. 3 (Weinberger)
発売日:2016年06月29日
NMLアルバム番号:777729-2
SACD-Hybrid 2枚組価格:6,080円(税込、送料無料)
cpoレーベルによるレーガー(1873-1916)オルガン作品全集の第3集。今作は彼の数あるオルガン作品の中でも最も重要な「3つのコラール幻想曲」Op.52と「12の小品」Op.59が中心となった選曲です。 中でも重要なのは1901年の夏ごろから作曲された「12の小品」で、それまでは高い演奏技術を追求することに重きを置いていたレーガーが、「礼拝で演奏するため」の作品を書き始めた時期とも一致するため、ダイナミックで技巧的な第5番「トッカータ」と静かで瞑想的な第6番「フーガ」といった両極端の性格を持つ作品が混在し、続く何曲かはグレゴリオ聖歌のモティーフが用いられるなど極めて興味深い?作品群となっているのです。レーガー時代に建立されたオルガンを用いた高音質録音盤です。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
コラール・カンタータ全集 [ライプツィヒ・ゲヴァントハウス合唱団/シェーンハイト/エルスター/メイヤー]REGER, M.: 5 Chorale Cantatas (Leipzig Gewandhaus Choir, Schonheit, Elster, G. Meyer)
発売日:2016年04月27日
NMLアルバム番号:777984-2
CD価格:1,824円(税込)
2016年はレーガー(1873-1916)の没後100年の記念年にあたります。各レーベルから様々なアルバムが発売されますが、cpoレーベルからはこの珍しいコラール・カンタータをお届けいたします。レーガーのオルガンの独奏曲はしばしば演奏されますが、この大規模な編成を必要とするコラール・カンタータはあまり耳にする機会がありません。しかし、オルガンと声が縦横無尽に絡み合うこのカンタータは、彼の芸術の頂点をなすものの一つ。バッハと同じコラールのメロディが使われながらも、複雑な構造を持つこれらの曲は、20世紀を代表する宗教作品として、もっと愛されてもよいのではないでしょうか。 今回は、伝統あるゲヴァントハウス合唱団、少年合唱団を中心としたドイツを代表する演奏家による演奏です。心に響く音楽を。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
オルガン作品全集 第4集 [ビュットマン]REGER, M.: Organ Works (Complete), Vol. 4 (Buttmann)
発売日:2016年04月27日
NMLアルバム番号:OC854
CD 4枚組価格:4,784円(税込、送料無料)
1916年5月11日にこの世を去ったレーガーの没後100年を記念してシリーズ化されたこのOEHMSレーベルとバイエルン放送との共同制作によるこの「オルガン作品全集」もこれで完結です。今回は「30の小コラール前奏曲Op.135a」と「創作主題による変奏曲とフーガOp.73」が聴きものですが、他の小品も、レーガーらしい複雑な対位法を駆使した曲が多く、オルガンを愛好する人ならば一度は聴いていただきたい作品なのです。 なかでも最晩年の作品である「7つの小品Op.145」(とは言え、1曲がどれも長い)に引用された“きよしこの夜”の旋律は本当に感動的です。今作もビュットマンが演奏する、ドイツの様々な教会に設置されたオルガンの響きを楽しめます。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Op.101
(ルドルフ・コーリッシュによる室内オーケストラ伴奏版) [ラーデマッハー/リノス・アンサンブル]REGER, M.: Violin Concerto in A Major, Op. 101 (arr. R. Kolisch for violin and chamber ensemble) (Rademacher, Linos Ensemble)
発売日:2016年03月30日
NMLアルバム番号:C5137
CD
通常価格:2,438円→ 特価!:1,590円(税込)若い頃から音楽的な才能を発揮していたレーガー(1873-1916)ですが、荒れた生活のおかげで一時は創作活動すらも危ぶまれる状態、しかし、ミュンヘンに行き、1902年に伴侶を得たおかげで(この時も一悶着あった)積極的に活動できるようになったのは彼にとっても幸いなことでした。そして1907年にはライプツィヒ音楽院の教授に選任されたレーガー。このヴァイオリン協奏曲はそんな時期の作品です。 いかにもドイツ音楽らしい堅固な形式と、ブラームスの向こうを張る重厚な管弦楽パートを持つ難解な作品ですが、演奏されることはあまりありません。しかしシェーンベルクはこの作品を高く評価し、「もっとこの作品は演奏されるべきだ」と彼が主宰していた「私的演奏協会」のレパートリーに組み込むため、弟子のコーリッシュに編曲を依頼。伴奏部を室内オーケストラ版にしたものが、ここで演奏されている作品です。リノス・アンサンブルの確固たる演奏にのって、ラーデマッハーのヴァイオリンが歌います。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
オルガン作品全集[16枚組BOX]REGER, M.: Organ Works (Complete) (16-CD Box Set)
発売日:2015年11月25日
CD 16枚組価格:7,875円(税込、送料無料)
2016年に没後100年を迎えるマックス・レーガー(1873-1916)のオルガン作品全集です。12人のオルガニストが、7台の異なる楽器を演奏して完成させたもので、楽器の音色の違いや、表現の違いを楽しむこともできるという素晴らしい16枚組です。 J.S.バッハをはじめとするドイツのオルガン曲の伝統を引き継ぎながらも、独自のロマン的な和声と対位法を用いた一連の作品には、まさにドイツ的な堅固さと、技術的な困難さが溢れています。確かにとっつきにくさもありますが、じっくり聴いてみると、オルガンというもののすみずみを知り尽くしていなければ、また楽器に対する愛がなければ書けない作品であることに気が付くのではないでしょうか? 学生時代のレーガーが友人とともに、バッハのインベンションをオルガン用に編曲した珍しい作品も興味深いものです。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
オルガン作品集 第3集REGER, M.: Organ Works (Complete), Vol. 3 (Buttmann)
発売日:2015年07月29日
CD 4枚組
通常価格:4,485円→ 特価!:2,490円(税込)レーガー(1873-1916)の没後100年を記念して、進行中の「オルガン全集」の第3集となります。今回も特徴ある作品が並びますが、CD1に収録された、規模の大きな「3つのコラール幻想曲」Op.52が聴きものです。使われているのはお馴染みのコラール主題ですが、どれもレーガーならではの趣向が凝らされた興味深いもの。中でも第2番はとりわけ劇的な作品で、「目覚めよ、と呼ぶ声あり」のタイトルそのまま、全ての死者たちが眠りから醒め、墓から甦るかのような雰囲気を持つ重厚な音楽です。曲の最後でお馴染みのメロディが聞こえてくると、思わず感動の涙が頬を伝わるかもしれません。 このような長大な曲から、ほんの1分にも満たない小さな曲まで多種多彩。じっくり噛みしめながら聴いていただきたい4枚組です。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
〈オルガン作品集 第2集〉
コラール幻想曲/コラール前奏曲
9つの小品 Op.129 [ヴァインベルガー]REGER, M.: Organ Works, Vol. 2 (Weinberger) - Chorale Fantasias / Chorale Preludes / 9 Organ Pieces, Op. 129
発売日:2015年06月24日
NMLアルバム番号:777718-2
SACD-Hybrid 2枚組価格:6,080円(税込、送料無料)
2016年の「レーガー没後100年」を記念して、様々なレーベルからレーガー(1873-1916)のオルガン作品全集が企画進行されています。もちろんcpoレーベルからも素晴らしい録音が発売され始めています。ここでオルガンを演奏しているのは、すでにバッハのオルガン全集で高い評価を受けているゲルハルト・ヴァインベルガー。バッハの流れを汲むレーガー作品の演奏には、これ以上ない人選であることは間違いありません。レーガー作品の持つ微妙な響きを表現するために、使用オルガンにも気を配っているというこの全集、少しずつ楽しみながら、全貌が明らかにされるのを待つことにしましょう。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
オルガン作品集 第16集 [バルテン]REGER, M.: Organ Works, Vol. 16 - 3 Pieces, Op. 7 / Schule des Triospiels (Barthen)
発売日:2014年10月22日
NMLアルバム番号:8.572909
CD価格:1,600円(税込)
レーガー(1873-1916)の偉大なるオルガン作品集もこの第16集で完結となります。このアルバムには彼の初期の作品である「3つの小品」Op.7と、「52のやさしいコラール前奏曲」の残り3曲、そして3つの遺作と、問題作「バッハの2声のインヴェンション」オルガン版が収録されています。原曲はピアノ学習者や愛好家に良く知られているあの曲集ですが、レーガーと彼の友人シュトラウベは、この作品に基づくオルガンのためのトリオ・ソナタを作ることを考案。両手とペダルを完全に独立させ、オリジナルのメロディに新たな対旋律を組み合わせることで、全く新しい様相を持った作品が出来上がりました。 日頃聞きなれているはずの音楽が、素晴らしく荘厳に聞こえてくる様子は感動的。研究のためとは言え、ここまでするか! とため息が出てしまうほどの出来栄えです。自らの作品を生み出すために、徹底的に先人の作品を研究するこの心意気、見習うべきところも多いのかも知れません。
-
レーガー(1873-1916):
〈オルガン作品集 第1集〉
レーガー時代の歴史的オルガンによる演奏 [ヴァインベルガー]REGER, M.: Organ Works, Vol. 1 (Weinberger)
■器楽曲(オルガン)
発売日:2014年08月27日
NMLアルバム番号:777717-2
SACD-Hybrid 2枚組価格:5,700円(税込、送料無料)
2016年に没後100周年の記念年を迎えるマックス・レーガー(1873-1916)。いくつかのレーベルが彼のオルガン作品の全集録音を目論んでいますが、「オルガンと言えばcpo!」ということで、cpoではJ.S.バッハの全集でお馴染みの名手ヴァインベルガーをフィーチャーして、レーガー全集を始動しました。 レーガー作品は、もちろんバッハの形式を厳格に継承した上で、ロマン派的な和声を、雄弁な表現力を上乗せしたもので、曲に用いられている対位法は想像を絶するほどに緻密であり、また音楽的にも(渋いとはいえ)極めて優れたものであることは間違いありません。そのうえ、この録音はSACDハイブリッド盤で発売というのも嬉しいところ。レーガーが活躍した時代に建立されたふくよかなオルガンの響きを、余すことなくとらえた素晴らしいアルバムの登場です。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
オルガン作品集 第14集 [スティル]REGER, M.: Organ Works, Vol. 14 - 5 Easy Preludes and Fugues / 52 Easy Chorale Preludes: Nos. 1-15 (Still)
■器楽曲(オルガン)
発売日:2014年07月23日
NMLアルバム番号:8.572907
CD価格:1,600円(税込)
レーガー(1873-1916)のオルガン作品は、どれもバッハの伝統を引き継ぐものであり、後期ロマン派のオルガン作品の最高峰に位置するものとしても認知されています。彼自身はカトリックでしたが、ルター派の伝統にも長けており、このアルバムにもあるように「コラール前奏曲」や「コラール幻想曲」など音楽を重視するルター派の特徴とも言える作品(祈る前に一般会衆たちが歌ったり、歌う前にオルガンのみで華やかに演奏する)も数多く作曲したのです。 もちろん歌うためのコラールは、単純なものですので、そこに様々な装飾をつけたり、対戦率を付けたりして、聴き応えのある作品に仕上げたのが、このアルバムにも収録されているコラール前奏曲というわけです。「前奏曲とフーガ」、「コラール前奏曲」のタイトルにそれぞれ「やさしい=Eazy」とありますが、お聴きいただいてわかるように、決してやさしくなどない(もちろん演奏も困難です)力強く光輝く、また若干難解な部分もある見事な曲ばかりです。一度聴けば必ずはまる不思議な味わいのオルガン曲。いかがですか?
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
オルガン作品集 第15集
コラール前奏曲/モノローグ/後奏曲 [リュプサム]REGER, M.: Organ Works, Vol. 15 - 52 Easy Chorale Preludes: Nos. 16-35 / Monologe: Nos. 1-4 / Postludium in D minor (Rübsam)
■器楽曲(オルガン)
発売日:2014年06月25日
NMLアルバム番号:8.572908
CD価格:1,600円(税込)
マックス・レーガー(1873-1916)の膨大なオルガン作品の中でも、とりわけ重要な位置を占めている「52のやさしいコラール前奏曲」。NAXOSではこれまで(他の演奏者で)、第1-15番までを8.552907、第39-52番までを8.570960で聴くことができます。この作品は、最も一般的なプロテスタントの賛美歌のメロディをベースに、レーガーらしい対位法を巡らせながら短いながらもドラマティックな前奏曲として構築されたもの。シンプルなメロディが持ち味のため、普段のレーガーに見られる半音階書法は、若干控えめですが、それでも後期ロマン派の濃厚な和声法は存分に楽しめるものです。もっとレーガーらしさを求めるのであれば、冒頭に置かれた「モノローグ」を。こちらは噎せ返るような半音階進行が散りばめられており、「こんなのを聴きたかった」と愛好家を満足させること間違いありません。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
オルガン作品集 第13集 [バルテン]REGER, M.: Organ Works, Vol. 13 - Monologe: Nos. 7-12 / Organ Sonata No. 1 / Fantasia and Fugue in C minor (Barthen)
■器楽曲(オルガン)
発売日:2013年07月24日
NMLアルバム番号:8.572906
CD価格:1,600円(税込)
J.S.バッハの伝統を正しく受け継いだマックス・レーガー(1873-1916)のオルガン作品集。今回の第13集にも渋くて複雑な作品が並んでいます。 Op.29のファンタジアとフーガは1898年に作曲されたもので、当時彼が傾倒していたリヒャルト・シュトラウスに捧げられています。バッハの精神を感じさせながらも、モダンなハーモニーが見て取れます。 Op.63の「12のモノローグ」は1902年の作曲。ほんの4年ほどの間のレーガーの成長ぶりを耳で感じてください。澄み渡った音色の中に、ほんの少し不安が溶け込む「アヴェ・マリア」を始めとした、美しいという一言では語り尽くせない深い味わいの曲が続きます。 1899年のオルガン・ソナタは大規模な構成を持つ見事な作品。フランツ・リストの友人でもあったザクソンの「伝説的カントール」アレクサンダー・ヴィルヘルム・ゴットシャルクに捧げられています。キャッチーなメロディは少ないものの、それが却って大人の雰囲気を醸し出しています。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
オルガン作品集 第1集 [ビュットマン]REGER, M.: Organ Works (Complete), Vol. 1 (Buttmann)
■器楽曲(オルガン)
発売日:2013年07月24日
NMLアルバム番号:OC851
4CD価格:4,784円(税込、送料無料)
2016年に没後100年を迎えるマックス・レーガー(1873-1916)を記念して、OEHMSではバイエルン放送と協力の上、彼のオルガン作品全集のリリースを予定しています(第2集以降は、今後年1回のリリースで2016年に完結となります)。ドイツの伝統を直接伝える彼の作品は、バッハ以前の古典的な構成とバッハに見られる複雑な対位法、そしてロマン派の拡張された和声感が溶け合い、見事な建築物を形作っています。ドイツ各地の4つの教会での録音。響きの違いもお楽しみください。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
ヴァイオリン協奏曲
独奏ヴァイオリンのためのシャコンヌ [シュミット]REGER, M.: Violin Concerto in A major, Op. 101 / Chaconne (Schmid)
■協奏曲
発売日:2012年12月19日
NMLアルバム番号:ODE1203-2
CD価格:2,250円(税込)
レーガー35歳頃の作品ですが、極めて円熟の風格を持つ協奏曲です。フランスのヴァイオリニスト、アンリ・マルトーのために書かれており、レーガー自身も友人に宛てた手紙の中で「この作品はベートーヴェンやブラームスの足跡を辿ると確信している」と述べるほど、その仕上がりに絶大なる自信を持っていたようです。確かに調性感が若干曖昧な上、“泣かせるメロディ”があるわけではないのですが、全体からにじみ出てくるような情感や、オルガンの大家らしい重厚な和声は、繰り返し聴けば聴くほどに心惹かれる「大人のための音楽」であることは間違いありません。添えられているシャコンヌも冴えた筆致が光る見事な作品です。 現代的なスマートさを持ち味とするヴァイオリニスト、シュミットが、ここではじっくりと腰を据えた味わい深い音を奏でています。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
ヴァイオリン協奏曲
独奏ヴァイオリンと管弦楽のための「アリア」 [ヴァーリン/ミュンヘン放送管/シルマー]REGER, M.: Violin Concerto in A major, Op. 101 (Wallin, Munich Radio Orchestra, Schirmer)
■協奏曲
発売日:2012年10月24日
NMLアルバム番号:777736-2
CD価格:3,040円(税込、送料無料)
ウルフ・ヴァーリンによるレーガー(1873-1916)のヴァイオリン協奏曲の登場です。意外なことに、この作品の録音はカタログ上にあまりありませんでした。演奏される機会もあまりなく、日本での初演は2002年(庄司紗矢香)まで待たなくてはいけなかったほど。演奏時間が1時間弱を要する長大な作品で、キャッチーなメロディこそあまりないものの、レーガー特有の厚みのある管弦楽伴奏と、堂々としたヴァイオリンが絡み合う充実の音楽です。一度聞いただけでは、なかなか全てを味わい尽くすのが難しい作品ですが、聴けば聞くほどに胸にしみるような不思議な音楽です。「アリア」は、あのバッハの「G線上のアリア」を思わせる、静かな歩みの美しい小品です。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
オルガン作品集 第12集 [シュトゥルム]REGER, M.: Organ Works, Vol. 12 - Organ Suites Nos. 1 and 2 (Sturm)
■器楽曲(オルガン)
発売日:2012年09月19日
NMLアルバム番号:8.572821
3)
CD価格:1,600円(税込)
レーガー(1873-1916)のオルガン作品は、質と量の両面において、偉大なるバッハの正統な後継者であることは間違いありません。このアルバムに収録された2つの組曲は、ルター派のコラールを基に、自由な創造力を働かせた見事な作品となっています。1895年に完成した第1番はブラームスも大絶賛したという作品で、4つの楽章はどれも複雑な対位法に彩られています。第2番はその10年後に書かれ1906年に出版されました。こちらは7つの部分からなり、およそ考えられる限りの最上の技法を駆使しながら最後の輝かしいフーガへと昇り詰めます。オルガンを聴く喜びをたっぷりと。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
オルガン作品集 第11集 [カイザー]REGER, M.: Organ Works, Vol. 11 - Chorale Preludes, Op. 79b / 12 Pieces, Op. 80: Nos. 1-6 and 9-12 (H.-J. Kaiser)
■器楽曲(オルガン)
発売日:2011年08月17日
NMLアルバム番号:8.572466
5)
CD価格:1,600円(税込)
教師、オルガニストとして将来を嘱望された青年が挫折、復活を遂げた頃に書いた作品たち大量にあるにも拘わらず、レーガーのオルガン作品があまり聴かれることがないのは、曲の渋さも原因の一つではないでしょうか? このアルバムに収録されている曲を聴いていると、そのような思いを拭うことができません。オルガンというと「華やかな降り注ぐ音」というイメージがありますが、これらの曲はもっと内省的で、外に向かってパワーを放出するのではなく、ひたすら内面の充実を図っているかのような印象を受けるからです。と言うのも、H.リーマンに作曲を学んでいた頃、若きレーガーはいくつかのオルガン作品を彼のもとに送り、その才能を認められたのですが、兵役を済ませて戻ったレーガーはすっかりうらぶれてしまい、自宅で両親と共に静養しなくてはいけなくなってしまいました。13のコラール前奏曲はそんな頃に書き始められた作品ですから、内省的になってしまうのも頷けるというものです。なお「12の小品」第7,8番は第8巻(8.570455)に収録されています。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
オルガン作品集 第10集 [ヴェルツェル]REGER, M.: Organ Works, Vol. 10 - 52 Easy Chorale Preludes, Op. 67: Nos. 39-52 / Chorale Fantasia Freu' dich sehr, o meine Seele (Welzel)
■器楽曲(オルガン)
発売日:2010年12月15日
NMLアルバム番号:8.570960
CD
通常価格:1,600円→ 特価!:390円(税込)レーガーの「52のやさしいコラール前奏曲」は彼のオルガン作品の中でも重要な位置を占めているものです。1902年に作曲され、プロテスタントの良く知られた讃美歌が元になっており、中にはバッハのコラールなどでおなじみのメロディもあり、なかなか聴きごたえがあります。タイトルに「やさしい」とありますが、なかなかどうして。どれも凝った作風で一筋縄ではいかないところがさすがレーガーです。さすがに半音階的な和声は姿を潜めていますが、いつものような「網の目のような対位法」が散りばめられていて、複雑怪奇な物が好きな人にはたまらない作品群と言えるのです。第1-10番までは8.553927、第11-30番までは8.570455で聴くことができます。独立した3つの作品もこれまた素晴らしく、こちらは完全に近代の音楽で、和声的にも音楽的にもすこぶる充実しています。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
クラリネット・ソナタ全集 [ヒルトン/フィッケルト]REGER, M.: Clarinet Sonatas, Opp. 49 and 107 (J. Hilton, J. Fichert)
■器楽曲
発売日:2010年12月15日
NMLアルバム番号:8.572173
CD価格:1,600円(税込)
レーガー(1873-1916)の3曲あるクラリネット・ソナタの全集です。第1番と第2番のソナタは、ブラームスのクラリネット・ソナタに触発されて書いたとされますが、曲の雰囲気はかなり違い、妙に懐かしいメロディと複雑な転調が組み合わせられた曲で、なかなか美しさを理解するには時間がかかりそうな作品です。彼の個人的な教師であったリントナーが紹介したクラリネット奏者、キュルマイヤーのために書かれており、キュルマイヤーも演奏に際して、この曲を丹念に研究したということです。第3番のソナタは形式こそ古典的ですが、曲想はもっと自由で、禁欲的なクラリネットと、演奏困難とも言えるピアノ・パートが見事な対話を繰り広げています。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
オルガン作品集 第9集 [スティル]REGER, M.: Organ Works, Vol.9 - Variations and Fugue on Heil, unserm Konig Heil / 12 Pieces, Op. 65: Nos. 1-6 / Chorale Preludes (Still)
■器楽曲(オルガン)
発売日:2009年08月26日
NMLアルバム番号:8.570454
14)
CD価格:1,600円(税込)
あまりにもたくさんオルガン曲を書き過ぎたため、本人はこれらを高く評価していなかったとか。大好評、レーガーのオルガン作品集の第9集です。驚くほどにカッコ良く始まる「国王万歳」は1900年頃に書かれた曲。恐らく、ヴィクトリア女王の長女であるヴィクトリア(ドイツ皇帝フリードリヒ3世妃)の60歳の誕生日記念として出版社から作曲を依頼されたようで、スコアには英語とドイツ語の両方のタイトルが付されています。1902年頃に書かれた12の小品は、オルガンの機能を目一杯に使って書かれており、精緻な響きに感嘆するばかりです。作品番号のないコラール幻想曲での瞑想的な美しさ、最後の曲Op.40での弱音の保持など、オルガン好きにはたまらない曲ばかりです。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
弦楽三重奏&ピアノ四重奏曲全集 第2集 [アペルトピアノ四重奏団]REGER, M: String Trios and Piano Quartets (Complete), Vol. 2 (Aperto Piano Quartet) - Piano Quartet, Op. 133 / String Trio, Op. 141b
■室内楽
発売日:2008年12月10日
NMLアルバム番号:8.570786
CD価格:1,600円(税込)
激渋! これぞマニアのためのマニアの作品、定番でなくても構わない。この曲に込められた深い美しさに気がつけば。元来地味なレーガーの作品の中でも、この弦楽三重奏曲とピアノ四重奏曲は耳にする機会すらほとんどありません。先日リリースされた第1集(8.570785)で、その魅力の片鱗を見せてくれたとは言え、まだまだ人口に膾炙するまでの道のりは遠そうです。しかしこれらを一度でも聴いてみてください。派手な管弦楽作品に疲れた耳に何と新鮮に響くことでしょう。今回も名手の集まりアペルト・ピアノ四重奏団のメンバーを中心とした奏者による納得の演奏です。秋の薄日を思わせる枯れた音楽。渋茶を片手にどうぞ。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
弦楽三重奏&ピアノ四重奏全集 第1集 [アペルトピアノ四重奏団]REGER, M: String Trios and Piano Quartets (Complete), Vol. 1 (Aperto Piano Quartet) - String Trio, Op. 77b / Piano Quartet, Op. 113
■室内楽
発売日:2008年10月08日
NMLアルバム番号:8.570785
CD価格:1,600円(税込)
これに比べればブラームスさえも晴れやかに聞こえるレーガーの晦渋で深遠なる室内楽レーガーは、そのあまり長いとは言えない生涯に多くの室内楽作品を書きました。このアルバムには、1904年に作曲された弦楽三重奏曲と、1910年作のピアノ四重奏曲を収録しました。簡潔で明瞭な味わいを持つ三重奏曲と、ブラームスの影響を受けた重厚で深い表現が魅力的な四重奏曲(とりわけ第2楽章の常軌を逸したスケルツォは作曲家自身の自信作)をお楽しみください。
収録作曲家:
-
レーガー(1873-1916):
オルガン作品集 第8集 [ヴェルツェル]REGER, M.: Organ Works, Vol.8 - Chorale Fantasia on Ein' feste Burg ist unser Gott / Little Chorale Preludes, Nos. 11-30 (Welzel)
■器楽曲(オルガン)
発売日:2008年07月16日
NMLアルバム番号:8.570455
CD価格:1,600円(税込)
バッハを終世愛し研究し尽くしたレーガー、複雑過ぎる調性感と対位法が身を焦がす曲だけ聴いていると敬虔な人物を彷彿させるレーガーですが、実はかなり荒っぽい性格で、大食い、大酒飲み、喧嘩好きだったとされています。カトリックの教会でプロテスタントのコラールを演奏したりと、なかなかやんちゃな事ばかりしていて顰蹙を買うのも好きだったという彼、作品も至極複雑怪奇。しかし一度はまれば抜けだせない音楽です。
収録作曲家:
-
ヴェントリング弦楽四重奏団
ドイツ・グラモフォン&エレクトローラ録音集(1920-1934) [ヴェントリング弦楽四重奏団/フィリップ・ドライスバッハ(クラリネット)/ヴァルター・ライヒャルト(チェロ)/ヴィッテンベルク弦楽四重奏団]発売日:2023年08月18日
CD 2枚組価格:2,700円(税込)
ヨアヒム直系の弦楽四重奏団による貴重な演奏をCD復刻ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)は、ブラームスをはじめとするドイツ・ロマン派の作曲家たちに大きな演奏を与えたヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストで作曲家。弦楽四重奏というジャンルを重視して熱心に取り組みました。その教えを受けたヴァイオリストたちによる弦楽四重奏の貴重な演奏の復刻です。 ここに聴くヴェントリング四重奏団の演奏は、ヴィブラートを控え目に使う一方、ポルタメントを多用しています。また、クラリネットのドライスバッハはヴィブラートが目立ちますが、ミュールフェルトもヴィブラートを多用していたと伝えられており、この演奏がヨアヒムとミュールフェルトのスタイルに近いのではないかというのが原盤解説者タリー・ポッター氏の見解です。ミュールフェルトとヨアヒムたちがモーツァルトのクラリネット五重奏曲を演奏したら...と想像しながら聴くのも楽しそうです。 CD2の余白には同じくヨアヒム門下のアルフレート・ヴィッテンベルク(1880-1952)の演奏が収められており、4曲中3曲が同じ曲目なので聴き比べを楽しめます。
-
インキネン&ドイツ放送フィル
FESTKLÄNGE
祝祭の響き [エルサ・ブノワ(ソプラノ)/サラ・ロンベルガー(メゾ・ソプラノ)/ピエタリ・インキネン(指揮)/ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団]Festklänge (Festive Sounds) (German Radio Saarbrücken-Kaiserslautern Philharmonic, Inkinen)
発売日:2023年08月11日
NMLアルバム番号:SWR19131CD
CD価格:2,175円(税込)
インキネンとドイツ放送フィルによる、2022年のクリスマス・コンサートのライヴ録音を中心としたアルバム。 前半はドイツ語圏ではクリスマス時期の定番作品を中心としたプログラム。後半では、さまざまなキャロルが次々と現れるヴィクター・ヘリー=ハッチンソンの「キャロル交響曲」が演奏されます。2022年9月のコンサートから採られたリヒャルト・シュトラウスの「13管楽器のためのセレナード」もハッピーな気持ちを盛り上げて、不思議と違和感なく収まっています。 ありがちなクリスマス名曲集とは異なる、ロマンティックでシンフォニックな、楽しくて心温まる1枚となっています。
収録作曲家:
-
カール・ゼーマン(ピアノ)
オルフェオ録音集[7枚組 BOX] [カール・ゼーマン(ピアノ)他]発売日:2023年04月07日
CD 7枚組価格:4,950円(税込、送料無料)
没後40年記念!
ピアニスト、カール・ゼーマン(1910-1983)のORFEOレーベルへの全録音をまとめたBOX。ピアノを対位法的表現に最適な楽器とみなしていたカール・ゼーマンがこれまでにORFEOからリリースしたアルバムを集成しました。ゼーマンはブレーメンに生まれ、ライプツィヒの教会音楽学校でオルガンとピアノを学びました。教会オルガニストとしてキャリアをスタートさせた後、25歳の時にピアニストに専念することを決意。その後は演奏家及び教育者として活躍しました。演奏者としてはバッハやスカルラッティからストラヴィンスキーやバルトークといった当時最新の音楽にまで取り組み、ヘンツェからは作品を献呈されています。 レコード・ファンの間では長らく「シュナイダーハンの伴奏者」とのイメージが強かったゼーマンですが、没後になってソロや協奏曲の録音が続々と発掘され、堅固な造形と和声感に裏打ちされた演奏が評価されています。 このボックスでは定評あるバッハからベルクやヒンデミットまで、生前のゼーマンが高い評価を受けていたレパートリーを収録。バッハのパルティータでは重苦しさのない明快且つ躍動感のある演奏が印象的。もちろんシュナイダーハンとのデュオもあります。 *当ボックスセットでは「バッハ:パルティータ」の録音データが1965年6月5&6日と表示されていますが、正しくは1965年7月5&6日です。 -
BBCレジェンズ
グレート・レコーディングス 第3集
[20枚組 BOX] [さまざまな演奏家]BBC LEGENDS - Great Recordings from the Archive, Vol. 3 (20 CD Box Set)
発売日:2023年01月13日
NMLアルバム番号:ICAB5167
CD 20枚組価格:11,400円(税込、送料無料)
眩暈を覚えるほどのお宝続出!
伝説のヒストリカル・レーベルの名演集第3弾英国BBCに残された巨匠たちの演奏の記録を、可能な限り良質のマスターを用いた安定の音質でリリースし、世界中のヒストリカル・ファンに高い支持を得ていた「BBCレジェンズ」。1998年から2010年まで活動し、現在はほぼ入手不能となっているこのレーベルの遺産を引き継いだICAレーベルより、その名演の数々を復刻するBOXセット第3弾が発売となります。 第1集(ICAB-5113/廃盤)第2集(ICAB-5141/国内在庫終了次第廃盤)同様、20枚組の内容すべてが超弩級の演奏内容であることが驚き。いずれもこの機会を逸すると、次の入手機会はかなり難しいものばかり。どうぞこの機会をお見逃しなく。 録音は全てライヴ(インタビュー除く)。 -
コンサート&ドキュメンタリー
『ホーム・ミュージック・ベルリン』 [さまざまな演奏家]発売日:2023年01月27日
Blu-ray 2枚組日本語字幕付き価格:3,225円(税込、送料無料)
ベルリン、2020年春、
コロナ禍の下の音楽家の記録『Home Music Berlin』2020年春、新型コロナ感染症に襲われたベルリン。映像作家ヤン・シュミット=ガレは、演奏機会を失っていたベルリン在住の音楽家たちに呼びかけ、オンラインで広く聴衆にその演奏を届けるプロジェクトを立ち上げました。 現代美術で名高い私設美術館シンケル・パビリオンを会場とし『Home Music Berlin』と銘打たれたコンサート・シリーズ(2020年3月~5月)にはクリスティアン・テツラフ、イザベル・ファウスト、タベア・ツィンマーマン、ロマン・トレーケルら錚々たる音楽家が参加し熱演を繰り広げました。 本映像は、このシリーズから13回のコンサート収録と、参加した演奏家のリハーサル風景や舞台裏の素顔を捉えた、映像ドキュメンタリーで構成されています。 -
SWRヴォーカル・アンサンブル
クリスマス・コンサート [マーカス・クリード(指揮)/SWRヴォーカル・アンサンブル]発売日:2022年11月25日
Blu-ray価格:2,550円(税込)
「世界の合唱曲」を集めたCDシリーズが好評を博したSWR(南西ドイツ放送)ヴォーカル・アンサンブルと、2020年をもって17年に渡る首席指揮者の地位を退いたマーカス・クリードによる2017年と2018年のクリスマス・コンサートを収録した映像作品。 クリスマスを迎えるまでの期待に満ちたアドヴェント、そして喜びにあふれた生誕祭を盛り上げる荘厳な合唱が、シュトゥットガルトの教会空間を埋め尽くします。
-
オルガンとヴァイオリンのための作品集
マルトー、ヴォルフルム、レーガー、ヘラー [エドガー・クラップ(オルガン)/インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)]Violin and Organ Recital: Turban, Ingolf / Krapp, Edgar - MARTEAU, H. / WOLFRUM, P. / REGER, M. / HÖLLER, K.
発売日:2022年07月15日
NMLアルバム番号:SM364
CD価格:1,950円(税込)
オルガンとヴァイオリンの組み合わせによる作品を集めた1枚。アンリ・マルトーの「幻想曲」及び「前奏曲とパッサカリア」は、バロック期の様式に倣って書かれており、これは作曲当時彼が住んでいたオーバーフランケンのリヒテンベルクで使われていたオルガンの温かい音色にインスパイアされたものです。他はレーガーとラインベルガーにオルガンを師事したヴォルフルム、バンベルクでオルガン奏者の父のもとに生まれたヘラーの作品を収録。荘厳なオルガンと華やかなヴァイオリンの音色が溶け合う美しい響きをご堪能ください。 オルガニストのエドガー・クラップは1947年バンベルク生まれ。1971年、ミュンヘンARD音楽コンクールで第1位を獲得し世界的な活躍をはじめるとともに、フランクフルト音楽大学でオルガンの指導にあたり、ザルツブルクのモーツァルテウムで客員教授を務めた後、ミュンヘン音楽大学の教授に就任、2012年に引退するまでその職にありました。インゴルフ・トゥルバンはベルリン・フィル、ミュンヘン・フィルとの共演をはじめ、世界の主要なコンサートホールでソロ演奏を行うヴァイオリニスト。これまでほとんど演奏されたことのない作品を積極的に広めていることでも知られています。
-
クリスマス・メディテーション100 [さまざまな演奏家]
100 CHRISTMAS MEDITATION
発売日:2021年10月22日
NMLアルバム番号:C7371
CD 5枚組
通常価格:3,375円→ 特価!:2,590円(税込)クリスマス・クラシックス100(C7331)に続くCapriccioレーベルのクラシック・コンピレーション・アルバム。今作のクリスマス・メディテーション100は、タイトル通り瞑想的で落ち着いた美しい旋律を持つ曲が100曲集められています。 クリスマス・オラトリオ、メサイアなどのクリスマスに欠かせない曲集からの抜粋や、バロック時代の合奏協奏曲やクリスマス・キャロル、バッハ/グノーの「アヴェ・マリア」や「きよしこの夜」などおなじみの作品までヴァラエティに富んだ内容です。 伝統あるドレスデン聖十字架合唱団、ウィーン少年合唱団、ヘルマン・マックスが指揮するライニッシェ・カントライ、ヨッヘン・コヴァルスキーなどCapriccioが誇る名演奏家たちの演奏でお楽しみください。 (演奏家名の詳細は割愛させていただきます)
収録作曲家:
- アダン
- アルビノーニ
- ヴァーゲンザイル
- ヴィヴァルディ
- ウィリス
- エステルハージ
- G.ガブリエリ
- ガリレイ
- グノー
- グリーグ
- グルーバー
- コレッリ
- サン=サーンス
- シューベルト
- シュミット
- シュメルツァー
- チャイコフスキー
- テレマン
- 伝承曲
- ノイナー
- J.C.F.バッハ
- J.S.バッハ
- バルサンティ
- パレストリーナ
- ハンドル(ガッルス)
- ビュファルダン
- フィナーレ
- フランク
- ブルッフ
- M.プレトリウス
- ペシェッティ
- ベネデッティ
- ヘルベック
- ヘンデル
- ボノンチーニ
- A.マルチェッロ
- マンチーニ
- マンフレディーニ
- メンデルスゾーン
- モルター
- ライヒャルト
- ラインベルガー
- ルイエ
- ルター
- レーガー
- ロカテッリ
-
マーリス・ペーターゼン(ソプラノ)
Dimensionen
Mensch & Lied 人間と歌 [マーリス・ペーターゼン(ソプラノ) /シュテファン・マティアス・ラーデマン(ピアノ)/カミロ・ラディッケ(ピアノ)]発売日:2020年12月25日
CD 4枚組価格:5,775円(税込、送料無料)
「Dimensionen」とは、通常、長さや幅などの「寸法」の意味で使われるドイツ語ですが、数学などの世界では「次元」の意味でも使われます。ドイツの実力派ソプラノ、マーリス・ペーターゼンはこの「Dimensionen」の言葉の中に私たちを取り巻く全てを内包した4部作として表現。 第1部「Welt 世界」では自然や人間の営み、感情の起伏が歌われ、 第2部「Anders Welt 異世界」では、現世と異世界の境界である薄明の中に現れる、この世のものならぬ存在が歌われます。 第3部「Innen Welt 内なる世界」は夜の闇の中を飛翔する魂が出遭う、夢・幻・憧れを歌います。そして初CD化となる第4部「Neue Welt 新世界」では現世へと回帰し、この世のすべての存在との共生を歌います。 このアルバムの最後には、彼女自身の詩の朗読に続く、自由な編曲が施されたシューベルトの「夕べの歌」が置かれ、ペーターゼンが描き出した壮大な物語がそっと幕を閉じます。
-
フィッシャー=ディースカウ(1925-2012)
〈リート・エディション 第2集〉
ゲーテ、アイヒェンドルフ、デーメルの詩による歌曲集
ロマン派の歌曲集 [フリードリヒ・フィッシャー=ディースカウ]発売日:2020年06月26日
CD 4枚組価格:2,250円(税込)
フィッシャー=ディースカウによる、ORFEOへの歌曲録音の集大成第2弾!ドイツ・リートの歴史に大きな足跡を残したディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ。1947年ライプツィヒで最初のリサイタルを行い、その翌年にベルリン・ドイツ・オペラのバリトン歌手としてデビュー。1951年には、伴奏ピアニストとして大きな名声を築いたジェラルド・ムーアと歌曲を初めて録音し、以降次々とアルバムをリリース、いずれも高い評価を得ました。 EMIやDGなどのメジャー・レーベルに膨大な録音を行ったフィッシャー=ディースカウですが、ORFEOレーベルにもライヴやセッション録音を数多く残しています。その中から、ドイツを中心としたリートの録音を集めたBOXの第2弾が登場。3人の大詩人に着目したアルバムを中心とし、フィッシャー=ディースカウのプライベート・アーカイヴからCD化されたエンゲルとのストックホルム・ライヴ、ORF(オーストリア放送協会)の協力でリリースされたサヴァリッシュとのザルツブルク音楽祭ライヴ、名手ブラッハーやクレッカーの参加など、興味の尽きない内容となっています。 <リート・エディション第1集…C992205>
-
Ding, dong, merrily on high
ディン・ドン! 高らかに
アドヴェントとクリスマスの合唱音楽 [アンドリュー・カニング(オルガン)/ケルン放送合唱団/ケルン放送児童合唱団ドルトムント/シュテファン・パークマン(指揮)]発売日:2020年01月31日
CD価格:1,800円(税込)
12月になるとヨーロッパの街はクリスマス・ソングに包まれます。ケルン放送合唱団の歌手たちは、コンサートだけでなく様々な場所で歌唱を披露することで知られ、2012年、ケルン中央駅でのフラッシュ・モブの映像は45万回以上も再生されるなどソーシャルメディアを賑わしています。 このアルバムには、彼らが得意とする多彩なクリスマスとアドヴェントの曲が収録されており、アルバムタイトルの「ディン・ドン!高らかに」などの名作や、伝承曲やルネサンス期の歌から、ラターやウィルコックスなど現代の作品まで。また、静かな曲から賑やかな曲までヴァラエティ豊かな曲が散りばめられています。
-
CHRISTMAS
ザ・ファイヴ・ブラウンズのクリスマス [ザ・ファイヴ・ブラウンズ]Multiple Piano Recital: 5 Browns (The) - ANDERSON, L. / BACH, J.S. / BUSONI, F. / HANDEL, G.F. / REGER, M. (Christmas with The 5 Browns)
発売日:2020年01月17日
NMLアルバム番号:Steinway30124
CD価格:2,250円(税込)
2004年にデビューしたアメリカ出身の5人姉弟アンサンブル「ザ・ファイヴ・ブラウンズ」。兄弟姉妹全員がジュリアード音楽院に進学、卒業後はジャンルを超えた自由自在な表現を目指しアンサンブルを結成、日本に来日した際には5台のグランドピアノを舞台に並べた華麗な演奏が大きな話題となりました。 この最新アルバムとなるクリスマス曲集は彼らがプロデュースするドレッシーなクリスマス・パーティの風景。様々なアレンジで演奏されるクリスマス・ソングは、煌めく光と、粉雪が舞い降りる中、そりの鐘の音とともに聖なる夜を盛り上げ、聴き手を魅了します。
-
Mirabile Mysterium - 素晴らしき謎
様々な国と様々な時代の
クリスマスのための合唱音楽 [ザクセン・ヴォーカルアンサンブル/マティアス・ユング(指揮)]Choral Music (Christmas) - ISAAC, H. / ECCARD, J. / RAPHAEL, G. / HAMMERSCHMIDT, A. (Mirabile Mysterium) (Saxon Vocal Ensemble, M. Jung)
発売日:2019年12月27日
NMLアルバム番号:555318-2
CD価格:1,800円(税込)
様々な国と時代の「イエスの誕生(クリスマス)」を祝う合唱作品を集めたアルバム。キリスト教の信者だけでなく世界中が祝祭ムードに包まれるクリスマスのために、はるか昔から数多くの作曲家が作品を書いています。その中には直接、キリストの誕生を祝うものだけでなく、「その日を待ち焦がれる」アドヴェントの曲も含まれています。 イサークやエッカールトによる素朴で敬虔な作品から、ラッターやローリゼンなどの現代的で華やかな曲まで、幅広い喜びを味わえる1枚であり、ザクセン・ヴォーカルアンサンブルの演奏は神への祈りと喜びに溢れています。
-
-★『レコード芸術』特選盤(2020年3月号)★-
小菅 優(ピアノ)
Four Elements Vol.2 : Fire [小菅 優(ピアノ)]Piano Recital: Kosuge, Yu - TCHAIKOVSKY, P.I. / REGER, M. / LISZT, F. / DEBUSSY, C. / SCRIABIN, A. / STRAVINSKY, I. (4 Elements, Vol. 2: Fire)
発売日:2019年11月29日
NMLアルバム番号:ORC100108
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,750円(税込)
ピアニスト、小菅優が2007年から取り組むコンサート・シリーズ「Four Elements」(四元素/水・火・風・大地)。すでにCD化された第1作「Water」(ORC10092/NYCX-10037)では、変幻自在に姿を変え、人々の感情に入り込む「水」の様々な姿を描き出し大好評を博した彼女、第2作では「火」をテーマに、またもや多彩な作品に命を吹き込んでいます。 「火」と言えば、真っ先に連想されるのが神話に登場するプロメテウスであり、神を無視して火を盗み人類に分け与えた存在とされています。小菅はリストの交響詩「プロメテウス」(L.シュタルクによるピアノ編)を取り上げ、プロメテウスに対する神の怒りまでをも存分に表現しています。 また、このアルバムには第一次世界大戦中に書かれた曲が中心に収録されているのも聴きどころの一つ。この時代の人々が抱いた不安と感情を根底に置きながら、炎の持つ神性と悪魔性を描き分け、大胆な感情表現で音による「火(戦)」を描き出します。 最後に置かれたストラヴィンスキーの「火の鳥」抜粋では、まさに大地と大空全てを舐めつくすかのような音による巨大な炎を感じることでしょう。
-
100 クリスマス・クラシックス [さまざまな演奏家]
100 Christmas Classics
発売日:2019年11月15日
NMLアルバム番号:C7331
CD 5枚組価格:2,850円(税込)
ヨーロッパではクリスマスの時期になると、街のいたるところから歌が聞こえてきます。音楽作家のマリウス・シュナイダーは、かつてこのシーズンを「神は歌を渇望している」と評したほどに、ヨーロッパにおけるクリスマスと「合唱音楽」は強く結びついています。 この5枚組のBOXには、100曲のクリスマスにちなんだ合唱作品を収録。素朴で静かな伝承曲から、誰もが知っている「オー・ホーリーナイト」や「きよしこの夜」までヴァラエティ豊かな曲を、ヘルマン・プライやコヴァルスキをはじめとしたソリストと、ウィーン少年、ドレスデン、聖トーマスなど由緒ある合唱団が心を込めて歌い上げています。
-
Dimensions 『ダイメンションズ』
~ インナーワールド(パートIII)
(シュトラウス、ブラームス、ヴォルフ、ゾマー、シューベルト、レーガー、リスト、フォーレ 他 歌曲集) [マリス・ペーターゼン(ソプラノ)/シュテファン・マティアス・レーデマン(ピアノ)/グレゴール・ヒューブナー(ヴァイオリン)]Vocal Recital (Soprano): Petersen, Marlis - BRAHMS, J. / DUPARC, H. / FAURÉ, G. / LISZT, F. / REGER, M. / SCHUBERT, F. / (Dimensions - Innerworld)
発売日:2019年11月08日
NMLアルバム番号:SM316
CD価格:1,950円(税込)
私達が自分たちの内面に目を向ける時、意識と無意識、両方の言葉と出会います。心の中の、ほの暗い空間は、ヴィジョンや夢が溢れ、魂のワークショップであるかのようです。自分自身の内面の真実をつきとめる旅は、誰をも、混乱と間違いの道を歩ませますが、最終的には、「人間の存在」が残り、それはすなわち、普遍的なエネルギーである「愛」なのです。 「Dimensions」シリーズの第3作目となる本作では、ウィーン国立歌劇場での個性的な「ルル」で有名な、世界で活躍中の実力派ソプラノのマリス・ペーターゼンが、声楽伴奏の名手、シュテファン・マティアス・レーデマンのピアノと、特別ゲストに、東欧にルーツをもち、ニューヨークで活躍するヴァイオリンのグレゴール・ヒューブナーを迎え、シューベルト、ブラームス、ヴォルフ、リスト、R.シュトラウスにワーグナーから、マックス・レーガー、ハンス・ゾマー、フォーレ、デュパルク、アーンなど多岐にわたる作曲家の、インナーワールドへの音楽の旅に誘います。
-
「明日!」
シューベルト、ブラームス、リヒャルト・シュトラウス作品集 [エフゲニ・ボジャノフ]発売日:2019年09月27日
CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)
来日記念盤! ボジャノフが誘うドイツ・ロマン派の旅ブルガリアに生まれ、2008年リヒテル国際ピアノ・コンクール優勝、2010年エリザベート王妃国際ピアノコンクール第2位、同年ショパン国際ピアノコンクール第4位入賞という輝かしい経歴を持ち、アルゲリッチをはじめとした世界中のアーティストからの称賛を受けているボジャノフ。来日経験も豊富で日本にも多くのファンを持つ彼が、「Shigeru Kawai」の音色に合わせて選曲したというドイツ・ロマン派の作品集です。 振幅の大きい緩急の中にも穏やかな諦観を湛えた表現が惹きつけるシューベルトの最後のソナタを中心に、レーガーが編曲したブラームスとリヒャルト・シュトラウスの名曲を併せ、しっとりと聴かせています。
-
パイネマン(1937-):
1952-1965年
南西ドイツ放送スタジオ録音集[5枚組 BOX] [エディト・パイネマン]Chamber Music and Violin Concertos - DVOŘÁK, A. / BARTÓK, B. / PFITZNER, H. / SIBELIUS, J. (The SWR Studio Recordings) (E. Peinemann) (1952-1965)
発売日:2019年04月19日
NMLアルバム番号:SWR19074CD
1)
CD 5枚組価格:4,500円(税込、送料無料)
感涙! パイネマン最初期の録音が一挙登場!公式録音数が極端に少なく、幻のヴァイオリニストとも呼ばれるパイネマンが、1952年から65年に南西ドイツ放送で行った放送用スタジオ録音が一挙BOX化。いずれもメディアとして公式に発売されるのは今回が初めてとなり、ファンにとって大いに歓迎されるものとなるでしょう。 その内容も注目に値するもので、父親ロベルト・パイネマン(エディトの生地マインツのオーケストラでコンサートマスターを務めていました)のピアノ伴奏による初々しいバロックと、早熟の片鱗をうかがわせるレーガーとヒンデミットという、15~16歳の最初期の録音も収録しています。得意としたシベリウスなどの協奏曲を二十代の瑞々しい演奏で堪能することが出来るもの魅力。またロスバウトが振るプフィッツナーは彼の最後の演奏・録音となっており、巨匠はこの直後12月29日に亡くなっています。 ちなみにレーベルの資料によると、初期の録音ではチェコに近いクリンゲンタールのフィエカー製ヴァイオリン、あるいは1720年頃ロンドンのダニエル・パーカー製作の楽器を使用しており、1965年には1732年製グァルネッリ(Guarneri del Gesù)を入手したとのことです。SWRが保有するマスターテープから最新のリマスターが行われており、モノラルながらたいへん聴きやすい音となっています。
-
期待の新進演奏家シリーズ
アマンダ・モール(オルガン)
オルガン・リサイタル [アマンダ・モール(オルガン)]Organ Recital: Mole, Amanda - ALAIN, J. / BACH, J.S. / BRUHNS, N. / BUXTEHUDE, D. / MESSIAEN, O. / MUHLY, N. / REGER, M.
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:8.573912
CD価格:1,600円(税込)
1988年に第1回のコンクールが開催されてから、注目の逸材を輩出してきた「武蔵野市国際オルガン・コンクール」。アジア唯一の国際オルガン・コンクールとして世界中から集まる意欲ある奏者たちをオーディションで篩にかけ、残った精鋭たちが現地で戦うという、聴き手にとっても手に汗握るコンクールです。 第6回優勝者、マイケル・アンガー、第7回優勝者、福本茉莉に続き、第8回コンクールを制したのは北アメリカ出身のオルガニスト、アマンダ・モール。彼女は楽器の特性を完全に手中に収め、課題曲のバッハ、レーガー、アランから、自由曲として選んだニコ・マーリーの作品までを豪快、かつ精緻に弾き切っています。オルガンの荘厳な音色も楽しめる素晴らしい1枚です。
-
Dimensions - "Anderswelt" (Part II)
マルリス・ペーターゼン
歌曲を歌う [マルリス・ペーターゼン(ソプラノ)/カミロ・ラディッケ(ピアノ)]Vocal and Piano Recital: Petersen, Marlis / Radicke, Camillo - BRAHMS, J. / LOEWE, C. / NIELSEN, C. / SINDING, C. (Dimensionen - Anderswelt)
発売日:2019年01月25日
NMLアルバム番号:SM294
CD価格:2,080円(税込)
実力派ソプラノ歌手、マルリス・ペーターゼンが取り組むユニークな歌曲の世界。「Dimensionen」と題されたシリーズには私たちを取り巻く全ての事項が内包されています。第1作のモティーフは“世界”(SM274)でしたが、第2作の今作では「Anderswelt=異世界」がテーマ。選ばれた曲を見てわかるとおり、この世のものではない不可思議な者たちが主人公です。 いつの時代にも芸術家たちは、伝説の世界に住む人魚、妖精、目に見えぬ霊魂などを絵や音、詩で捉えようと試みを重ねてきており、ペーターゼンは官能的な歌唱で彼らに命を吹き込んでいます。
-
THE GRAND ORGAN OF TEMPLE CHURCH
- テンプル教会の大オルガン [ロジャー・セイヤー]Organ Recital: Sayer, Roger - MENDELSSOHN, Felix / KARG-ELERT, S. / REGER, M. / REUBKE, J. (The Grand Organ of Temple Church)
発売日:2018年11月28日
NMLアルバム番号:ORC100090
CD価格:2,080円(税込)
-
リノス・アンサンブル
室内楽へのアレンジメント集[8枚組BOX] [リノス・アンサンブル]発売日:2018年09月21日
CD 8枚組BOX価格:3,525円(税込、送料無料)
1918年にシェーンベルクによって旗揚げされた音楽団体「私的演奏協会」では、同時代の音楽に興味を持つ人々のために「良質な演奏」を提供することを目的とし、数多くの興味深い作品の初演が行われました。しかし、世相の悪化、激しいインフレのために、作曲家が本来意図した編成で演奏することはほとんどの場合困難でした。そのためシェーンベルクと彼の友人、弟子たちはこれらの作品を、より演奏のしやすい編成(大オーケストラのために書かれたものを、ピアノ、ハルモニウムを含む室内楽に)に置き換え、ようやく演奏することができたのです。 「リノス・アンサンブル」は1977年にオーボエ奏者クラウス・ベッカーによって創設されたアンサンブル。前述の「私的演奏協会」の演奏で名をあげましたが、レパートリーはバッハからシュトックハウゼンまでと幅広く、常に130以上の作品をストックしています。
-
エマヌエル・ガイベルの詩による歌曲集 [ベストライン/ムイジ]
Vocal and Piano Recital: Bästlein, Ulf / Mouissi, Sascha el - SCHUMANN, R. / WOLF, H. / BRAHMS, J. / BRUCKNER, A. (Songs to Texts by Emanuel Geibel)
発売日:2018年08月29日
NMLアルバム番号:Gramola99136
CD価格:2,320円(税込)
ドイツ・ロマン派の詩人エマヌエル・ガイベル(1815-1884)。ベルリンで学び、マクシミリアン2世の招きでミュンヘンに移り、若い詩人たちと共に詩作に励みました。ギリシャ語、ラテン語を得意とし、ロマンティックな詩の中に、古典的な語法を取り入れるなど折衷的な作風が特徴で、その詩は同時代の作曲家たちにも多大なる影響を与えています。メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、ブルックナーなど多くの作曲家がガイベルの詩に曲を付けており、このアルバムで歌われているのはその一部ですが、当時どれほど彼の詩が愛されていたのかが理解できるでしょう。
-
Unverganglichkeit - 不滅なるもの
ミヒャエラ・シュースター
リサイタル [シュースター]Vocal Recital (Mezzo-Soprano): Schuster, Michaela - KORNGOLD, E.W. / MAHLER, G. / REGER, M. / WEILL, K. (Unvergänglichkeit)
発売日:2017年12月22日
NMLアルバム番号:OC1881
CD価格:1,950円(税込)
ドイツ出身のメゾ・ソプラノ、ミヒャエラ・シュスター。2008年にロイヤル・オペラで《サロメ》のヘロディアス役でデビュー。以降、幅広い役柄に挑戦し、いずれも表情豊かな歌唱で高く評価され、2016年にはウィーン国立歌劇場の来日公演にも帯同、この時は「ヴァルキューレ」のフリッカ役を歌い喝采を浴びました。 このコルンゴルトの歌曲集「Unverganglichkeit=不滅なるもの」からタイトルを得たアルバムは、永遠の憧れと普遍性をテーマにしたもので、全て後期ロマン派の作曲家たちによる曲は各々の標題に沿って選ばれ、丁寧に歌われています。マーラーやレーガーの微笑ましい曲や、ヴァイルのひねりの効いた曲、中心となるコルンゴルトの曲など聴き応えのある1枚です。
-
Lieder im Volkston -
民謡のスタイルによる歌曲集 [ダムラウ/ミューレマン/ナズミ/シュヴァイガー/バイアヌ]Vocal Music (German) - REGER, M. / ALBERT, E. d' / BECKER, R. / BLECH, L. (Lieder im Volkston) (Damerau, Mühlemann, Nazmi, Schwaiger, Baianu)
発売日:2017年10月27日
NMLアルバム番号:OC1875
CD価格:2,080円(税込)
ベルリンの出版社「August Scherl」が1899年から1944年に刊行していた週刊誌「Die Woche」。ここで1903年に開催されたコンペティション“im Volkston - 新しい民謡“のために30人の作曲家が曲を提出、特別号に掲載されました。どの曲も「民謡の形式」を持ってはいましたが、少々芸術的になり過ぎてしまって、本来の目的「簡潔で美しく歌いやすい曲を発見する」には至らず、出版社は2回目のコンペティションを開催することになりました。 今回は出版社から作曲家に直接依頼することはなく、自然に集まった様々な曲をWoche誌に掲載。大好評を得ました(残念なことにレーガーの「森の孤独」は素晴らしい出来栄えにも拘わらず落選、誌面では発表されませんでした)。 このアルバムでは、全ての応募作中から美しい作品を選び演奏したものです。
-
レーガー(1873-1916):
〈管弦楽伴奏歌曲集〉 [イラーニ/トロスト/エデルマン/ラインランド=プファルツ州立フィル/ブール]REGER, M.: Orchestral Songs (Iranyi, Trost, Edelmann, Rheinland-Pfalz State Philharmonic, Bühl)
発売日:2016年11月23日
NMLアルバム番号:C5275
CD
通常価格:2,250円→ 特価!:1,590円(税込)ドイツの伝統を汲む管弦楽作品と重厚なオルガン作品で知られるマックス・レーガー(1873-1916)。2016年はレーガーの没後100年にあたり、リリースされる数多くのアルバムは「知られざるレーガー作品」に光をあてたものが多く、この歌曲集もそのような1枚です。 前半の6曲は彼の自作で、清々しく愛らしい曲調の作品が集められています。後半はレーガーが他の作曲家のピアノ伴奏歌曲を管弦楽伴奏に編曲した曲集で、グリーグ、ブラームス、ヴォルフ、シューベルトの4人の作品が、どれもレーガーらしい重厚なハーモニーと対位法を駆使した華やかな雰囲気を得て、斬新な作品へと生まれ変っています。 エデルマン、イラーニ、トロスト。この3人の名歌手がそれぞれ最もふさわしい歌を担当、曲の魅力を存分に引き出すことに成功しました。
-
ブリタニック・オルガン 第10集
ヴェルテのドイツ人オルガニストと彼らの作品集BRITANNIC ORGAN (THE), Vol. 10 - Welte's German Organists and Their Music
発売日:2015年10月28日
NMLアルバム番号:OC849
CD 2枚組
通常価格:2,985円→ 特価!:1,790円(税込)「ブリタニックのオルガン」第10集は、ドイツのオルガニストと作曲家に焦点を当てたものです。このヴェルテのロールには、現在では名前すら残っていない作曲家たちの作品が多く残されており、当時、いかに多くの作曲家やオルガニストたちが活躍していたのかを再確認することができるものでもあるのです。 1909年から1912年、まだ現代のように録音技術が発展しておらず、オルガンの音を記録するためには、このヴェルテのシステムがうってつけでした。年を追うごとに多くのオルガニストがロールに演奏を記録し、1920年代には一大ムーヴメントになったのです。100年の時を経た今でも、彼らの演奏は全く色褪せることなく、数多くのロールは再生される時を待っているのです。
-
ヴァイオリン・ララバイ [レイチェル・バートン・パイン/マシュー・ヘイグル]
VIOLIN LULLABIES
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2013年04月24日
NMLアルバム番号:CDR90000-139
5)
CD価格:1,710円(税込)
名手レイチェル・バートン・パインはプライヴェートにおいて、2011年9月に母になったばかり。その輝くばかりの喜びと深い愛情を反映させたこの25曲の子守歌が詰まったアルバムは、世界中の「母と子」へのまたとない贈り物となることでしょう。もっともシンプルな子守歌は母親が乳児をあやしながらハミングするものであり、またゆりかごを揺らしながら歌って聞かせるもの。子どもたちは、それを記憶の片隅にしまいこみ、大人になってから懐かしく思い出すのです。このアルバムの子守歌は、芸術的でありながらもきわめて素朴であり、たくさんの人の幸せを願いながらヴァイオリンでそっと奏されています。世界初録音も含まれています。
-
ブリタニック号のオルガン 第1集
モーツァルト、グリーグ、
ベートーヴェン、ベルリオーズ、
ワーグナー、エロール、J.S.バッハ他:
オルガン作品集 [ブリタニック号のオルガン 1]Organ Music - MOZART, W.A. / GRIEG, E. / BEETHOVEN, L. van / BERLIOZ, H. / WAGNER, R. / HEROLD, F. / BACH, J.S. (The Britannic Organ, Vol. 1)
発売日:2011年07月27日
NMLアルバム番号:OC840
2CD
通常価格:2,985円→ 特価!:1,790円(税込)豪華客船タイタニック号の姉妹船「ブリタニック号」には、ピアノ・ロールでおなじみヴェルテ社の自動演奏オルガン「フィルハーモニック・オルガン」が搭載されていましたが、沈没と同時に行方不明になってしまいました。1世紀以上も消息が不明だったこの銘器ですが、ヴァイス氏のコレクションの一つがそのオルガンではないかと推測。手がかりも発見し、2006年から秘かに修復作業を行ってきたのです。そして見事に修復完了。2007年10月に一般公開し、世界的な話題を呼んだというものです。この楽器は「ブリタニック・オルガン」と命名され、博物館で展示されると同時に、ヴェルテのロール紙の演奏を行い、また実際の演奏も可能です。海に沈んだ楽器が再び音を奏でる姿は感動的ですらあります。珍しい楽器をこよなく愛する「OEHMS」ならではの、貴重な音を伝えるシリーズです。
-
発売日:2011年04月20日
CD価格:1,100円(税込)
マーラー、ブラームス…
愛と頽廃の時代に生きた作曲家たちのショートストーリーラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2011ータイタンたちーで演奏予定の作品の中から作曲家の作風が色濃く表れている楽曲を21曲に厳選して収録しました。超有名曲から普段耳馴染みのない作品までバラエティに富んだラインナップは、さながらタイタン=作曲家たちの音のポートレートを聴き比べるような気分です。すべての曲は5分以内で、トラックのつながりやテンポ感まで考え抜かれたコンピレーション。音楽評論家・飯尾洋一氏の分かりやすい楽曲解説も必見です。 -
ブラームス、ラインベルガー、
シューマン、レーガー:
オルガン作品集 [ブライヒャー]BRAHMS / RHEINBERGER / SCHUMANN / REGER: Organ Works
■器楽曲(オルガン)
発売日:2011年02月01日
NMLアルバム番号:OC543
37)
CD
通常価格:1,824円→ 特価!:490円(税込) -
ブラームス(1833-1897):
5つの歌 Op.104/3つの歌 Op.42より第3番
メンデルスゾーン(1809-1847):
6つの歌 Op.59 より第5番・第6番
最初の春の日Op.48 より第5番他 [イゴール・カメンツ]Choral Concert: Bavarian Radio Chorus - BRAHMS, J. / MENDELSSOHN, Felix / SCHUMANN, R. / STEIN, F. / BIEBL, F.X. / REGER, M. (Leise Tone Der Brust)
発売日:2011年02月01日
NMLアルバム番号:OC589
CD
通常価格:2,310円→ 特価!:390円(税込)