シュヴァルツ=シリング(ラインハルト) Schwarz-Schilling, Reinhard
生没年 | 1904-1985 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「シ」 | NML作曲家番号 | 68307 |
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J.S.バッハ(1685-1750):
フーガの技法(弦楽合奏版)
(コントラプンクトゥス XIVの3ヴァージョンの完成版を含む) [クリストフ・シュリューレン(指揮)/ザルツブルク・チェンバー・ソロイスツ]BACH, J.S.: Kunst der Fuge (Die) (Triple Completion of the Final Fugue) (Salzburg Chamber Soloists, Schlüren)
発売日:2020年04月17日
NMLアルバム番号:Gramola98009
CD 2枚組価格:2,850円(税込)
ヨハン・セバスチャン・バッハの未完の大作「フーガの技法」。 3つの主題による4声のフーガである“第14コントラプンクトゥス”は、239小節で突然中断することで知られ、一時期は「バッハの健康状態の悪化により書き進めることができなかった」と言われていましたが、最近の研究ではその論説には疑問が投げかけられています。 この未完成のフーガを完成させる試みは以前から行われており、このシュリューエン率いるザルツブルク・チェンバー・ソロイスツは、本来の形である未完成のフーガの他に、3人の作曲家ヘルマン・ピルニー、フランシス・トーヴィ、カレヴィ・アホによる完成版を演奏するという面白い試みを行い、バロック期から現代までつながるポリフォニーの歴史を紐解いています。 弦楽合奏で奏でられる様々なフーガはまるで厳かな宗教曲のような味わいを有しています。曲間には、シューマンとシーリングによる「BACHの名によるフーガ」が挿入されており、こちらは良い間奏曲としての役割を担います。
収録作曲家:
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シュヴァルツ=シーリンク(1904-1985):
管弦楽作品集 [ワイマール・シュターツカペレ/セレブリエール]SCHWARZ-SCHILLING, R.: Orchestral Works, Vol. 1 - Sinfonia diatonica / Symphony in C major / Introduction and Fugue (Serebrier)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2008年10月08日
NMLアルバム番号:8.570435
CD価格:1,600円(税込)
チェリビダッケもそのレパートリーに加えていた名作、「序奏とフーガ」をセレブリエールの名指揮で同時代の作曲家たちが、競って12音音楽の可能性を探っていた時でも、ドイツの作曲家シュヴァルツ=シーリンクは調性から目を背けることはありませんでした。例えば1948年に作曲された「序奏とフーガ」での極めて古典的な表情は、聴き手に大いなる安心感をもたらすことでしょう。1963年の作である「交響曲」もまた然り。大編成のオーケストラによる自由な響きは心地良い興奮をもたらしてくれるものです。
収録作曲家:
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German Counterpoint
ドイツの弦楽三重奏曲集
モーツァルト、ビュットナー、ハインツ・シューベルト、シュヴァルツ=シーリング [トリオ・モンセラート]Chamber Music (String Trio) - MOZART, W.A. / BUTTNER, P. / SCHUBERT, H. / SCHWARZ-SCHILLING, R. (German Counterpoint) (Trio Montserrat)
発売日:2021年03月26日
NMLアルバム番号:Gramola98014
CD価格:2,100円(税込)
このアルバムは、2020年8月、コロナ禍におけるコンサート開催の困難を乗り越え、これまで共に演奏したことがなかったカタロニアの3人のソリストたちが、たった1週間の準備期間のみで、弦楽三重奏曲を演奏したという記録です。 プログラムに選ばれたのは、モーツァルトが編曲したとされるJ.S.バッハの「前奏曲とフーガ」とカノン形式で書かれたビュットナーの「トリオ・ソナタ」。そして、アルバムのメインとなるハインツ・シューベルトの「室内ソナタ」。これはバッハ、ベートーヴェン、ブルックナーの伝統に基づき、複雑な対位法を駆使した3つの楽章で構成されており、2つの世界大戦の狭間の不穏な世界情勢が反映された難解ながらも美しい作品です。とりわけ第2楽章の深い祈りの音楽は聴き手の耳を魅了します。 アルバムの最後は1983年に作曲されたシュヴァルツ=シーリングの弦楽三重奏曲で締めくくられています。
収録作曲家:
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フィッシャー=ディースカウ(1925-2012)
〈リート・エディション 第2集〉
ゲーテ、アイヒェンドルフ、デーメルの詩による歌曲集
ロマン派の歌曲集 [フリードリヒ・フィッシャー=ディースカウ]発売日:2020年06月26日
CD 4枚組価格:2,250円(税込)
フィッシャー=ディースカウによる、ORFEOへの歌曲録音の集大成第2弾!ドイツ・リートの歴史に大きな足跡を残したディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ。1947年ライプツィヒで最初のリサイタルを行い、その翌年にベルリン・ドイツ・オペラのバリトン歌手としてデビュー。1951年には、伴奏ピアニストとして大きな名声を築いたジェラルド・ムーアと歌曲を初めて録音し、以降次々とアルバムをリリース、いずれも高い評価を得ました。 EMIやDGなどのメジャー・レーベルに膨大な録音を行ったフィッシャー=ディースカウですが、ORFEOレーベルにもライヴやセッション録音を数多く残しています。その中から、ドイツを中心としたリートの録音を集めたBOXの第2弾が登場。3人の大詩人に着目したアルバムを中心とし、フィッシャー=ディースカウのプライベート・アーカイヴからCD化されたエンゲルとのストックホルム・ライヴ、ORF(オーストリア放送協会)の協力でリリースされたサヴァリッシュとのザルツブルク音楽祭ライヴ、名手ブラッハーやクレッカーの参加など、興味の尽きない内容となっています。 <リート・エディション第1集…C992205>