エッカルト(ヨハネス) Eccard, Johannes
生没年 | 1553-1611 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「エ」 | NML作曲家番号 | 24990 |
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HISTORIA NATIVITATIS
『クリスマス物語』
シュッツ(1585-1672):
『クリスマス物語』SWV435 による [アンサンブル・ポリハルモニーク(古楽アンサンブル)]HISTORIA NATIVITATIS - Christmas Oratorio after Heinrich Schütz (Ensemble Polyharmonique)
発売日:2022年11月11日
NMLアルバム番号:555432-2
CD 2枚組価格:4,125円(税込、送料無料)
17世紀、プロテスタントの教会音楽では、キリストの降誕、受難、復活の物語をルターの聖書の言葉によって語る物語(historia)が生まれ、各地で発展していきました。ドレスデンの教会音楽家ハインリッヒ・シュッツも1623年には早くもこの形式を採り入れ、さまざまな作品を書き上げています。なかでもシュッツ75歳、1660年に作曲された『クリスマス物語』は、聖書の言葉を用いてイエスの降誕を描いたもので、天使、羊飼い、東方の博士たち、祭司長、律法学者、ヘロデ王たちの歌が福音史家(エヴァンゲリスト)のレチタティーヴォによって繋がれていくという幸福感に満ちた内容です。 シュッツ自身は、作品の序文に「10曲からなるこの作品(コンチェルト)は、その時に利用できる資料にあわせて誰もが新しい作品として作り替えることができる」と記しており、このアルバムではアンサンブル・ポリハルモニークのメンバーがその言葉に従い、シュッツと、彼の同時代の作曲家の作品を集めて、6部の声楽と、2つのヴァイオリン、オルガン、テオルボ、バロック・ハープなどの通奏低音による新しい『クリスマス物語』を作り上げました。この中には現在ではほぼ耳にする機会のない作曲家たちの作品も含まれていて、当時の演奏に立ち会っているかのような気分を味わえます。
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クリスマス・コンサート [ヘレン・ドナート(ソプラノ)/レーゲンスブルク大聖堂少年合唱団/クルト・アイヒホルン(指揮)/ミュンヘン放送管弦楽団]
CHRISTMAS CONCERT (Donath, Regensburger Domspatzen, Eichhorn)
発売日:2022年10月28日
NMLアルバム番号:C230091
CD価格:1,575円(税込)
ヘレン・ドナート、レーゲンスブルク大聖堂少年合唱団とクルト・アイヒホルンが指揮するミュンヘン放送管弦楽団による「クリスマスの夕べ」のコンサート。 毎週日曜日に開催されるコンサート・シリーズの中でもとりわけ人気の高いもので、この日はヘンデルの『メサイア』からの6曲の他、コレッリの「合奏協奏曲」や、合唱団による様々なクリスマス・キャロル、そしてドナートの美しい声が楽しめるモーツァルトの「アレルヤ」など、クリスマスにふさわしい曲が盛りだくさん。曲の終わりの拍手もひときわ温かく感じられます。
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Mirabile Mysterium - 素晴らしき謎
様々な国と様々な時代の
クリスマスのための合唱音楽 [ザクセン・ヴォーカルアンサンブル/マティアス・ユング(指揮)]Choral Music (Christmas) - ISAAC, H. / ECCARD, J. / RAPHAEL, G. / HAMMERSCHMIDT, A. (Mirabile Mysterium) (Saxon Vocal Ensemble, M. Jung)
発売日:2019年12月27日
NMLアルバム番号:555318-2
CD価格:1,800円(税込)
様々な国と時代の「イエスの誕生(クリスマス)」を祝う合唱作品を集めたアルバム。キリスト教の信者だけでなく世界中が祝祭ムードに包まれるクリスマスのために、はるか昔から数多くの作曲家が作品を書いています。その中には直接、キリストの誕生を祝うものだけでなく、「その日を待ち焦がれる」アドヴェントの曲も含まれています。 イサークやエッカールトによる素朴で敬虔な作品から、ラッターやローリゼンなどの現代的で華やかな曲まで、幅広い喜びを味わえる1枚であり、ザクセン・ヴォーカルアンサンブルの演奏は神への祈りと喜びに溢れています。
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100 クリスマス・クラシックス [さまざまな演奏家]
100 Christmas Classics
発売日:2019年11月15日
NMLアルバム番号:C7331
CD 5枚組価格:2,850円(税込)
ヨーロッパではクリスマスの時期になると、街のいたるところから歌が聞こえてきます。音楽作家のマリウス・シュナイダーは、かつてこのシーズンを「神は歌を渇望している」と評したほどに、ヨーロッパにおけるクリスマスと「合唱音楽」は強く結びついています。 この5枚組のBOXには、100曲のクリスマスにちなんだ合唱作品を収録。素朴で静かな伝承曲から、誰もが知っている「オー・ホーリーナイト」や「きよしこの夜」までヴァラエティ豊かな曲を、ヘルマン・プライやコヴァルスキをはじめとしたソリストと、ウィーン少年、ドレスデン、聖トーマスなど由緒ある合唱団が心を込めて歌い上げています。
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ハンザ同盟の結婚モテット集 [マンフレート・コルデス指揮 ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス]
HANSEATIC WEDDING MOTETS
発売日:2019年10月25日
NMLアルバム番号:999396-2
CD価格:1,425円(税込)
16世紀から17世紀のハンザ同盟諸国では、結婚式は人々の生活において「特別な出来事」でした。都市の至る所にある教会では、ことあるごとに祝祭の音楽が演奏されていましたが、実は結婚する人たちの身分によって、結婚式で演奏する音楽への特別な取り決めがあったようですが、お金を持つ中流社会の人々は、この時とばかりに贅沢の限りを尽くす良い機会でもありました。彼らは友人の伝手を使い高名な音楽家に作品を依頼。演奏後は印刷して出席者への贈り物に使ったことで楽譜が残存するこれらの曲を、マンフレート・コルデスとブレーメン・ヴェーザー=ルネサンスが、当時を彷彿させる素晴らしい演奏で聴かせています。
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「我らの父よ」
ドイツ北部・中部・南部 バロックの教会音楽と器楽曲 [クレマンティス/ブンジェン]Vocal Music (German, Sacred Cantatas) - ECCARD, J. / FRANCK, J.W. / POHLE, D. / SCHEIN, J.H. / TUNDER, F. (Vater unser) (Clematis, Bündgen)
発売日:2018年08月29日
NMLアルバム番号:RIC389
CD価格:2,475円(税込)
「天にまします我らの父よ…」で始まる、キリスト教で最も有名な祈祷文の一つと言える「主の祈り」。これに基づいたゲオルク・ベームのコラール前奏曲を軸に、ドイツ・バロックの宗教的な器楽作品と、アルト(カウンターテナー)独唱によるルター派のカンタータを集めたアルバムです。これらの作品は器楽全盛だった当時のイタリア音楽に強い影響を受けており、声楽の伴奏においても、器楽が大きな役割を担っています。また収められた純器楽作品は全て宗教的題材に基づいており、その多くは、当時のコラールの旋律をもとにしたものです。 演奏は、「シャコンヌ」を始めとしたヴィターリ父子の作品をめぐる刺激的なアルバム(RIC326)をリリースしている、ヴァイオリンのステファニー・ド・ファイーとアンサンブル「クレマティス」。ここでも宗教的な敬虔さを大切にしながら、それぞれの作品が持つ抑揚や旋律の美しさを聴き応えたっぷりに歌い上げています。