J.M.バッハ(ヨハン・ミヒャエル) Bach, Johann Michael
生没年 | 1648-1694 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「ハ」 | NML作曲家番号 | 23173 |
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ドイツの受難曲
17世紀の四旬節と復活祭の時期の音楽集 [マリト・ブルクルーロフス(指揮)/マルガレータ・コンソート(古楽声楽アンサンブル)]Sacred Music (17th Century) (A German Passion - 17th Century Music for the Time of Lent and Easter) (Margaretha Consort, Broekroelofs)
発売日:2023年11月24日
NMLアルバム番号:8.551484
CD価格:1,600円(税込)
12世紀頃、神聖ローマ帝国の中で皇帝に直接忠誠を誓う帝国自由都市が連合し、14世紀中頃までの最盛期には100以上の都市が加盟していた「ハンザ同盟」。北海・バルト海沿岸と内陸の北ドイツから西はフランドル、東は現在のポーランド・バルト諸国・ロシアにおよぶ地域の商業都市が結成したこの同盟は16世紀に衰退しましたが、ハンザが築いた巨大な富は各地の壮大な大聖堂に反映されました。 この聖堂の空間の豊かな音響を満たすために書かれた創意工夫に溢れた復活祭を中心とする教会音楽を集めた1枚。即興演奏や、様々な作曲家が「キリストは死の絆につかせたまえり」などの元の譜面を翻案し、テキストを強化した作品など多彩な曲が収録されています。 演奏は、2009年設立のオランダを拠点に活動する「マルガレータ・コンソート」。精鋭の奏者たちによる演奏です。
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BACH FAMILIY ・ FAMILY AFFAIRS
バッハ・ファミリー 一族の影響
バッハ一族のモテット集 [アンサンブル・ポリハルモニーク(声楽アンサンブル)/テアトロ・デル・モンド(古楽アンサンブル)/アンドレアス・キュッパース(指揮)]発売日:2022年12月09日
CD価格:1,800円(税込)
1735年にヨハン・ゼバスティアン・バッハが作成した『音楽家バッハ一族の起源』をはじめ、多くの文献にバッハ音楽一家の結束の固さが記載されています。一族のメンバーたちは音楽にかかわる職業に就いていた者が多く、一年に一度は定期的に集まる機会を設け、コラールや即興歌を歌い、職業上の話題を交換していたとされています。各地で活躍した彼らのおかげで「バッハ一族」という名前は、そのまま音楽家の代名詞として用いられ、そのイメージは18世紀末までも残るほどでした。 アンサンブル・ポリハーモニークとテアトロ・デル・モンド、そして音楽監督のアンドレアス・キュッパースは今作でバッハ一族が相互に与えた影響を追求し、キュッパースが彼らの出発点とみなした「17世紀初頭のバッハ一族作品集」から6曲をセレクト、ここに18世紀後半までのバッハたちの作品を加えることで、4世代にわたる作品の比較とその時代に及ぼした影響を知ることができます。選ばれた曲はどれも4~6声の声楽パートと通奏低音を持つ編成であり、先人の作品がC.P.E.バッハら18世紀生まれの後人の作品にもたらした影響も感じることができるでしょう。
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『ラメント』
バロック期ドイツ語圏の器楽と声楽のための哀歌をあつめて [ダミアン・ギヨン (カウンターテナー)、カフェ・ツィマーマン (古楽器使用) パブロ・バレッティ、マウロ・ロペス・フェレイラ (ヴァイオリン) パトリシア・ガニョン、デアドル・ダウリング (ヴィオラ) ペトル・スカルカ (チェロ) ダヴィデ・ナーヴァ (コントラバス) 野入志津子 (テオルボ) セリーヌ・フリッシュ (オルガン)]Vocal and Chamber Music (Baroque) - BACH, J.S. / BIBER, H.I.F. von / FROBERGER, J.J. / SCHMELZER, J.H. (Lamento) (Guillon, Café Zimmermann)
発売日:2020年09月11日
NMLアルバム番号:ALPHA626
CD価格:2,475円(税込)
ダミアン・ギヨンとカフェ・ツィマーマンの共演による哀歌集古くは13世紀からあり、ルネサンスを経てバロックに入る頃、声楽曲としてのみならず、器楽曲としてもその形式を確立した「ラメント(哀歌・悲歌)」。ここにはオーストリアを中心に活躍したシュメルツァーとビーバー、存命中に大きな名声を得ていたヨハン・クリストフ・バッハ、その弟で大バッハの先妻マリア・バルバラの父でもあるヨハン・ミヒャエル・バッハ、フレスコバルディに学んだ鍵盤音楽の重要作曲家フローベルガー、ドレスデンにおけるシュッツの高弟で後年ハンブルクに移り多くの教会音楽を残したベルンハルトらによる、ラメントの性格を持った作品を収録しています。 カフェ・ツィマーマンはこのアルバム制作にあたり、長年共演を重ねてきたダミアン・ギヨンを招き、しっとりとした表現に留まらず、時に波打つような動きを生き生きと歌い上げ、美しくもメリハリのある一枚に仕上げています。バレッティとフリッシュという、グループの中心人物二人それぞれのソロも収められた多彩なプログラムです。
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バッハ一族の教会カンタータ
~17世紀の教会コンチェルトから、大バッハの青年時代まで~ [リオネル・ムニエ、ヴォクス・ルミニス]Vocal Ensemble Concert: Vox Luminis - BACH, H. / BACH, J.C. / BACH, J.M. / BACH, J.S. (Bach Kantaten)
発売日:2019年06月28日
NMLアルバム番号:RIC401
CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)
バッハ一族の3巨匠から、大バッハ最初期の傑作へ全員ソリスト級の少数精鋭で聴くからこそ、バロックの声楽曲はその本来の魅力が生きてくるもの。ヨーロッパ古楽界の最前線をゆく精鋭集団ヴォクス・ルミニス最新盤は、大バッハの青年時代にいたる、バッハ一族の名匠たちの作品を通じての教会カンタータ史をひもとく充実企画です。 シュッツやシャイトらを経て、バッハ一族のモテット集(RIC347)も制作した経験を活かし、演奏編成は妥協なく17世紀流儀を徹底。各パート最大2人、大半はソリスト編成でわかりやすく音の綾を伝えてゆくスタイルが活きるのは、演奏者が一人残らず手練の名手だから。大バッハも若い頃憧れたヨハン・クリストフ・バッハをはじめ、3人の先達の作品にはトランペットやティンパニまで動員される大作も含まれ、曲ごとに異なる編成が17世紀音楽の面白さを伝えてやみません。その末に聴くバッハ最初期の教会カンタータ第4番では、合唱中心のカンタータ解釈とは全く違った「17世紀生まれの青年バッハ」の姿を垣間見せてくれる仕上がりに驚かされることでしょう。 国内仕様では歌詞全訳とともに詳細解説の日本語訳が添付されます。
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「我らの父よ」
ドイツ北部・中部・南部 バロックの教会音楽と器楽曲 [クレマンティス/ブンジェン]Vocal Music (German, Sacred Cantatas) - ECCARD, J. / FRANCK, J.W. / POHLE, D. / SCHEIN, J.H. / TUNDER, F. (Vater unser) (Clematis, Bündgen)
発売日:2018年08月29日
NMLアルバム番号:RIC389
CD価格:2,475円(税込)
「天にまします我らの父よ…」で始まる、キリスト教で最も有名な祈祷文の一つと言える「主の祈り」。これに基づいたゲオルク・ベームのコラール前奏曲を軸に、ドイツ・バロックの宗教的な器楽作品と、アルト(カウンターテナー)独唱によるルター派のカンタータを集めたアルバムです。これらの作品は器楽全盛だった当時のイタリア音楽に強い影響を受けており、声楽の伴奏においても、器楽が大きな役割を担っています。また収められた純器楽作品は全て宗教的題材に基づいており、その多くは、当時のコラールの旋律をもとにしたものです。 演奏は、「シャコンヌ」を始めとしたヴィターリ父子の作品をめぐる刺激的なアルバム(RIC326)をリリースしている、ヴァイオリンのステファニー・ド・ファイーとアンサンブル「クレマティス」。ここでも宗教的な敬虔さを大切にしながら、それぞれの作品が持つ抑揚や旋律の美しさを聴き応えたっぷりに歌い上げています。
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バッハ一族の作品集(モテット集) [テルツ少年合唱団/シュミット=ガーデン]
BACH FAMILY: Motets (Tolzer Boys Choir, Schmidt-Gaden)
■合唱曲
発売日:2011年08月24日
NMLアルバム番号:C5060
CD価格:2,250円(税込)
約150年間に渡る、バッハ一族の活躍の一端を垣間見る1枚です。トラック1は大バッハの父の叔父、トラック2-4は大バッハの父の叔父(1とは違う)ハインリヒ・バッハの子、5-6は大バッハの父の従弟で、最初の妻マリア・バルバラの父、トラック7のヨハン・クリストフ・アルトニコルは、もともとはバッハの弟子で、バッハとアンナの娘エリザベート・ユリアーナ・フリデリーカと結婚し、義母アンナ・マグダレーナとともに平均律クラヴィア曲集第2巻を編集した人。トラック8は大バッハの五男。一族とは言え、やはり各々の作風はとても個性的です。資料的価値の高いこの演奏、テルツ少年合唱団の清冽な歌声でお楽しみください。