ゾマー(ハンス) Sommer, Hans
生没年 | 1837-1922 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「ソ」 | NML作曲家番号 | 25089 |
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ゾマー(1837-1922):
歌曲集 第2集 [ヨッヘン・クプファー (バス・バリトン)/マルセロ・アマラル (ピアノ)]SOMMER, H.: Lied Edition, Vol. 2 (J. Kupfer, Amaral)
発売日:2022年01月28日
NMLアルバム番号:8.574142
CD価格:1,600円(税込)
ドイツ・リートの歴史にひっそりと名を残すハンス・ゾマー。幼いころから音楽を愛好し、劇音楽や美しい歌曲を数多く遺しましたが、実際の職業はブラウンシュヴァイク工科大学の数学科教授。「屈折学」の専門家であり、高名な研究者でした。 しかしライプツィヒではシューマン、ブラームス、ヨアヒムらを含むサークルに属し、40代から本業の合間に精力的に作品を発表、リヒャルト・シュトラウスからも絶賛されるなど優れた能力を発揮しました。作品がほとんど出版されることがなかったため、その大半が忘れられてしまいましたが、20世紀の終わり頃から再び演奏されるようになり、雄弁なピアノ・パートと詩に沿った美しい旋律が人々の心を捉えています。 このアルバムに収録されているのもほとんどが世界初録音。第1集と同じくヨッヘン・クプファーが伸びやかな声で歌いあげました。
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ゾマー(1837-1922):
〈歌曲集 第1集〉
「タンホイザー」から8つの歌 Op.5より
最後の花 Op.30/ローレライ Op.7他 [ヨッヘン・クプファー(バス=バリトン)/マルセロ・アマラル(ピアノ)]SOMMER, H.: Lied Edition, Vol. 1 (J. Kupfer, Amaral)
発売日:2020年09月25日
NMLアルバム番号:8.573827
CD価格:1,600円(税込)
ハンス・ゾマー(1837-1922)はドイツの作曲家。数多くの劇音楽や歌劇、そして美しい旋律を持つ多くの歌曲を残しましたが、一部の曲を除いてはほとんど演奏されることなく、21世紀の初頭まで歴史の流れの中で眠っていました。 彼は実は専門の音楽家ではなく、本業はブラウンシュヴァイク工科大学の数学科教授。「屈折学」の専門家であり、高名な研究者でした。しかし、ゾマーは作曲に対して強い関心を抱き、ライプツィヒではシューマン、ブラームス、ヨアヒムらを含むサークルに属しています。40代からは精力的に作品を書き続け、リヒャルト・シュトラウスからは「優れた芸術家」と称賛されました。 しかし著作権を管理する立場にあったためか、自作の出版についても制限を設けてしまい、晩年の作品はどれも未発表のまま残されました。このアルバムの歌曲もほとんどが世界初演であり、ゾマーの作品を理解するのに一役買うことでしょう。ドイツの歌手ヨッヘン・クプファーの滑らかな声は作品の美質を引き出しています。
収録作曲家:
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Mignons Sehnen - ミニョンの憧れ
ゾマー(1837-1922):
歌曲集 [ヘラー/フーバー]SOMMER, H.: Vocal Music - Mignons Sehnen / Sapphos Gesange / Desdemona / Mignons Heimath (C. Heller, G. Huber)
発売日:2018年05月25日
NMLアルバム番号:SM281
CD価格:2,080円(税込)
ドイツの作曲家、ハンス・ゾマーの歌曲集。数多くの劇音楽や歌劇を書きましたが、作曲家として知られる前は「数学者」として注目され、1875年から1881年まではブラウンシュヴァイク大学で数学科の教授として後進の指導に当たっていたことでも知られています。また著作権の確立にも尽力し、リヒャルト・シュトラウスと同じく、ドイツ著作権協会「GEMA」の前身である「AFMA」の創設者の一人に名を連ねています。 ゾマーは生涯を通じて300曲ほどの歌曲を残しましたが、現在に至るまでほとんど演奏されることがありません。しかし、初期の楽天的な作品から、晩年の哲学への深淵なアプローチに彩られた作品まで、どの歌曲にもドイツ・リートの伝統が色濃く宿っています。演奏するヘラーは2006年にベルリン国立歌劇場でデビューした中堅メゾ・ソプラノ。陰影ある美しい声が魅力的です。
収録作曲家:
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マーリス・ペーターゼン(ソプラノ)
Dimensionen
Mensch & Lied 人間と歌 [マーリス・ペーターゼン(ソプラノ) /シュテファン・マティアス・ラーデマン(ピアノ)/カミロ・ラディッケ(ピアノ)]発売日:2020年12月25日
CD 4枚組価格:5,775円(税込、送料無料)
「Dimensionen」とは、通常、長さや幅などの「寸法」の意味で使われるドイツ語ですが、数学などの世界では「次元」の意味でも使われます。ドイツの実力派ソプラノ、マーリス・ペーターゼンはこの「Dimensionen」の言葉の中に私たちを取り巻く全てを内包した4部作として表現。 第1部「Welt 世界」では自然や人間の営み、感情の起伏が歌われ、 第2部「Anders Welt 異世界」では、現世と異世界の境界である薄明の中に現れる、この世のものならぬ存在が歌われます。 第3部「Innen Welt 内なる世界」は夜の闇の中を飛翔する魂が出遭う、夢・幻・憧れを歌います。そして初CD化となる第4部「Neue Welt 新世界」では現世へと回帰し、この世のすべての存在との共生を歌います。 このアルバムの最後には、彼女自身の詩の朗読に続く、自由な編曲が施されたシューベルトの「夕べの歌」が置かれ、ペーターゼンが描き出した壮大な物語がそっと幕を閉じます。
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Dimensions 『ダイメンションズ』
~ インナーワールド(パートIII)
(シュトラウス、ブラームス、ヴォルフ、ゾマー、シューベルト、レーガー、リスト、フォーレ 他 歌曲集) [マリス・ペーターゼン(ソプラノ)/シュテファン・マティアス・レーデマン(ピアノ)/グレゴール・ヒューブナー(ヴァイオリン)]Vocal Recital (Soprano): Petersen, Marlis - BRAHMS, J. / DUPARC, H. / FAURÉ, G. / LISZT, F. / REGER, M. / SCHUBERT, F. / (Dimensions - Innerworld)
発売日:2019年11月08日
NMLアルバム番号:SM316
CD価格:1,950円(税込)
私達が自分たちの内面に目を向ける時、意識と無意識、両方の言葉と出会います。心の中の、ほの暗い空間は、ヴィジョンや夢が溢れ、魂のワークショップであるかのようです。自分自身の内面の真実をつきとめる旅は、誰をも、混乱と間違いの道を歩ませますが、最終的には、「人間の存在」が残り、それはすなわち、普遍的なエネルギーである「愛」なのです。 「Dimensions」シリーズの第3作目となる本作では、ウィーン国立歌劇場での個性的な「ルル」で有名な、世界で活躍中の実力派ソプラノのマリス・ペーターゼンが、声楽伴奏の名手、シュテファン・マティアス・レーデマンのピアノと、特別ゲストに、東欧にルーツをもち、ニューヨークで活躍するヴァイオリンのグレゴール・ヒューブナーを迎え、シューベルト、ブラームス、ヴォルフ、リスト、R.シュトラウスにワーグナーから、マックス・レーガー、ハンス・ゾマー、フォーレ、デュパルク、アーンなど多岐にわたる作曲家の、インナーワールドへの音楽の旅に誘います。
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Dimensions - "Anderswelt" (Part II)
マルリス・ペーターゼン
歌曲を歌う [マルリス・ペーターゼン(ソプラノ)/カミロ・ラディッケ(ピアノ)]Vocal and Piano Recital: Petersen, Marlis / Radicke, Camillo - BRAHMS, J. / LOEWE, C. / NIELSEN, C. / SINDING, C. (Dimensionen - Anderswelt)
発売日:2019年01月25日
NMLアルバム番号:SM294
CD価格:2,080円(税込)
実力派ソプラノ歌手、マルリス・ペーターゼンが取り組むユニークな歌曲の世界。「Dimensionen」と題されたシリーズには私たちを取り巻く全ての事項が内包されています。第1作のモティーフは“世界”(SM274)でしたが、第2作の今作では「Anderswelt=異世界」がテーマ。選ばれた曲を見てわかるとおり、この世のものではない不可思議な者たちが主人公です。 いつの時代にも芸術家たちは、伝説の世界に住む人魚、妖精、目に見えぬ霊魂などを絵や音、詩で捉えようと試みを重ねてきており、ペーターゼンは官能的な歌唱で彼らに命を吹き込んでいます。
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Dimensions - "World" (Part I) [ペーターゼン/ラーデマン]
Vocal Recital (Soprano): Petersen, Marlis / Lademann, Stephan Matthias - SCHUMANN, R. / SCHUBERT, F. / BRAHMS, J. / WAGNER, R. (Dimensionen Welt)
発売日:2018年01月26日
NMLアルバム番号:SM274
CD価格:2,080円(税込)
「Dimensions」とは、通常、長さや幅などの「寸法」の意味で使われますが、数学などの世界では「次元」の意味でも使われます。このアルバムでは「Dimensions」の言葉の中に私たちを取り巻く全てが内包されており、この第1部「世界」では自然や人間の営み、感情の起伏などがロマン派の歌曲を使って描かれています。大地への愛おしさ、自然への憧れ、大切なものを失う痛み、希望など様々な要素が散りばめられたこのアルバム、歌っているのは実力派ソプラノ、マーリス・ペーターゼン。ベルクの《ルル》での個性的な歌唱で知られる彼女ですが、「リート」にも高い関心を持っており、ここでも極めて抒情的な歌唱による確かな内面描写と表現力を伺わせます。
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Lieder im Volkston -
民謡のスタイルによる歌曲集 [ダムラウ/ミューレマン/ナズミ/シュヴァイガー/バイアヌ]Vocal Music (German) - REGER, M. / ALBERT, E. d' / BECKER, R. / BLECH, L. (Lieder im Volkston) (Damerau, Mühlemann, Nazmi, Schwaiger, Baianu)
発売日:2017年10月27日
NMLアルバム番号:OC1875
CD価格:2,080円(税込)
ベルリンの出版社「August Scherl」が1899年から1944年に刊行していた週刊誌「Die Woche」。ここで1903年に開催されたコンペティション“im Volkston - 新しい民謡“のために30人の作曲家が曲を提出、特別号に掲載されました。どの曲も「民謡の形式」を持ってはいましたが、少々芸術的になり過ぎてしまって、本来の目的「簡潔で美しく歌いやすい曲を発見する」には至らず、出版社は2回目のコンペティションを開催することになりました。 今回は出版社から作曲家に直接依頼することはなく、自然に集まった様々な曲をWoche誌に掲載。大好評を得ました(残念なことにレーガーの「森の孤独」は素晴らしい出来栄えにも拘わらず落選、誌面では発表されませんでした)。 このアルバムでは、全ての応募作中から美しい作品を選び演奏したものです。