ヴァイグル(カール) Weigl, Karl
生没年 | 1881-1949 | 国 | オーストリア |
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辞書順 | 「ウ」 | NML作曲家番号 | 26486 |
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ヴァイグル(1881-1949):作品集
ピアノ協奏曲 ヘ短調 Op.21
狂詩曲/3つの歌曲 [リナ・ジョンソン(ソプラノ)/オリヴァー・トリンドル(ピアノ)/ジモン・ガウデンツ(指揮)/イェナ・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2022年12月09日
CD価格:2,475円(税込)
オーストリアの上流階級出身のカール・ヴァイグル。シェーンベルクと親交を育みながらも、自身は決して十二音技法には手を染めず、若い頃に影響を受けたマーラーの作風を受け継ぎ生涯後期ロマン派の曲調を貫いた作曲家です。1925年にはウィーン市賞を受賞、フルトヴェングラーら著名な演奏家たちが挙って彼の作品を演奏しましたが、ユダヤ系であったため、ナチスの侵攻に伴い自身はアメリカに亡命。作品の演奏を禁じられたため長い間忘れられてしまいました。しかし、20世紀の終りに巻き起こった「退廃音楽」の発掘と再評価によって近年注目が高まっています。 このアルバムには1906年作曲の弦楽六重奏曲を原曲として1931年に書かれた弦楽オーケストラのための「狂詩曲」、同じく1931年の「ピアノ協奏曲」、1916年に書かれた「3つの歌曲」の3作品を収録。ピアノ協奏曲だけは少しだけ先進的な味わいを持っていますが、基本的には調性感のある耳なじみのよい作品に仕上がっています。 ピアノ協奏曲を演奏するのはヴェテラン、オリヴァー・トリンドル。ノルウェー出身の若きソプラノ、リナ・ジョンソンの美しい歌声も聴きどころです。
収録作曲家:
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ヴァイグル(1881-1949):
弦楽四重奏曲 第7番・第8番 [トーマス・クリスティアン・アンサンブル]WEIGL, K.: String Quartets Nos. 7 and 8 (Thomas Christian Ensemble)
発売日:2020年01月31日 NMLアルバム番号:555201-2
CD価格:1,800円(税込)
最近注目が高まる「退廃音楽」作曲家の一人カール・ヴァイグル。cpoレーベルからの2枚目のリリースは、ヴァイグルの最後の作品となった弦楽四重奏曲第7番と第8番の組み合わせ。作曲家の生前に演奏されることがなかった晩年の2曲で、1956年にニューヨークで初演された第7番、1973年にリンカーンセンターで初演された第8番。どちらの曲も抒情性を湛えた豊かな音楽であり、この時代の作品にしては、ほとんど不協和音が使われていません。しかし和声の変化やユニークな転調などで、夜の孤独や、漂う悲劇性などがしっかり表現されています。 演奏する「トーマス・クリスティアン・アンサンブル」はウィーン・フィルのメンバーを含む名手たちの集まり。各々の音楽性を生かしながら巧みな演奏を披露しています。
収録作曲家:
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ヴァイグル(1881-1949):
交響曲 第4番&第6番 [ユルゲン・ブルーンス(指揮)/ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団]WEIGL, K.: Symphonies Nos. 4 and 6 (Rheinland-Pfalz State Philharmonic, Bruns)
発売日:2019年11月15日 NMLアルバム番号:C5385
CD価格:2,475円(税込)
後期ロマン派の終焉の時代に活躍し、生涯調性を棄てることがなかったカール・ヴァイグル。このアルバムには1936年と1947年に作曲された2曲の交響曲を収録。オーストリア・ファシズムが出現した頃の、社会的な不安を象徴する交響曲第4番、ユダヤ系であったため、戦乱を逃れアメリカに亡命後、失意と望郷の念を抱きながら書き上げた交響曲第6番。世の中から忘れ去られてしまっても、音楽に対する愛情を失うことのなかったヴァイグルの強い思いが反映された作品です。
収録作曲家:
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ヴァイグル(1881-1949):
交響曲 第1番
絵画とおとぎ話(管弦楽版) [ユルゲン・ブルーンス(指揮)/ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団]WEIGL, K.: Symphony No. 1 / Bilder und Geschichten (Rheinland-Pfalz State Philharmonic, Bruns)
発売日:2019年05月24日 NMLアルバム番号:C5365
CD価格:2,475円(税込)
ウィーンで生まれ、ツェムリンスキーに作曲のてほどきを受けたカール・ヴァイグル。ウィーン音楽院ではロベルト・フックスから作曲を学ぶとともに、シェーンベルクの知遇を受けたことが、彼の生涯にとって大きな意味を持ちました。ヴァイグルは決して無調や十二音音楽を採用することはなく、常に後期ロマン派の様式を用いて作品を書いていましたが、シェーンベルクはヴァイグルの作品を高く評価。「旧世代の作曲家における最高の一人」とまで語るほどでした。 このアルバムにはヴァイグルの初期の2作品を収録、とりわけ1908年に書かれた交響曲は、ツェムリンスキーやレズニチェクなどの作品と同じく、半音階的なハーモニーに彩られたロマンティックな肌触りを持つ美しい音楽です。もともとはピアノのために書かれた「絵画とおとぎ話」はシューマン風の豊かな楽想を持つ小品集。オーケストラ編曲版では、重厚な和声が更に強調されており、夢幻的な雰囲気が漂います。
収録作曲家:
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亡命ユダヤ人作曲家たちの
チェロ協奏曲集 第3集
ヴァイグル(1881-1949):
チェロ協奏曲/チェロ・ソナタ他 [ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)/ジョン・ヨーク(ピアノ)/エドゥワルド・ラシュトン(ピアノ) ニコラス・ミルトン(指揮)/ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団]WEIGL, K.: Cello Concerto / Cello Sonata (R. Wallfisch, Berlin Konzerthaus Orchestra, J. York, E. Rushton, N. Milton)
発売日:2019年04月26日 NMLアルバム番号:555189-2
CD価格:2,475円(税込)
オーストリア出身のカール・ヴァイグル。上流階級の出身で、若い頃にはシェーンベルクと親交を育みながらも、自身は決して十二音技法には手を染めず、若いころに影響を受けたマーラーの作風を受け継ぎ生涯ロマン派風の曲調を貫いた作曲家です。第二次世界大戦まではヨーロッパの楽壇で強い影響力を誇っていましたが、ユダヤ系であったため、他の退廃芸術家たちと同じくナチス政権によって迫害され、作品の演奏を禁じられるとともに、自身はアメリカに亡命し苦難に満ちた晩年を送り、寂しく生涯を閉じました。 作品は長い間封印されていましたが、20世紀の終りに巻き起こった「退廃音楽の復興ブーム」によって彼の曲にも光が当たるようになり、いくつかの作品が演奏、録音されています。このアルバムに収録された「チェロ協奏曲」は、ブラームスをモデルにしたかのような古典的なフォルムを持つ音楽。とはいえ、やはり曲調は独自の雰囲気を持っており、印象的な旋律に満たされています。トスカニーニに捧げられた「2つの小品」では濃厚な「愛の歌」と特殊奏法を用いた「野性的な踊り」と対照的な作品を聴くことができます。 この時代の作品を精力的に演奏するウォルフィッシュの熱演が聴きどころです。
収録作曲家:
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ヴァイグル(1881-1949):室内楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ 第2番
チェロとピアノのための2つの小品
ヴァイオリンとピアノのための2つの小品
ピアノ三重奏曲 ニ短調 [ダフィド・フリューヴィルト(ヴァイオリン)/ベネディクト・クレクナー(チェロ)/フローリアン・クルムペック(ピアノ)]WEIGL, K.: Violin Sonata No. 2 / 2 Pieces for Cello and Piano, Op. 33 / 2 Pieces for Violin and Piano / Piano Trio (Frühwirth, Kloeckner, Krumpöck)
発売日:2019年01月25日 NMLアルバム番号:C5318
CD価格:2,475円(税込)
オーストリア後期ロマン派の時代に生きた作曲家カール・ヴァイグル。活動の初期には華々しい活躍を見せましたが、同時代の多くのユダヤ系作曲家たちと同じく、ナチス政権に国を追われ、厳しい後半生を送り、作品のほとんども忘れられてしまいました。21世紀になってようやく再評価されはじめ、交響曲やピアノ曲、歌曲などいくつかの作品が録音され、彼のユニークな作風が評価され始めています。 このアルバムには彼の様々な室内楽曲を収録。世界初録音となるヴァイオリン・ソナタの豊潤な響きからはウィーンの良き伝統が感じられます。
収録作曲家:
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ヴァイグル(1881-1949):協奏曲集
左手のためのピアノ協奏曲
ヴァイオリン協奏曲 [フリューヴィルト/クルンペック/ロストック北ドイツ・フィルハーモニー/レーナー]WEIGL, K.: Piano Concerto for the Left Hand / Violin Concerto (Frühwirth, Krumpöck, Norddeutsche Philharmonie Rostock, Lehner)
発売日:2015年10月28日 NMLアルバム番号:C5232
CD価格:2,438円(税込)
1990年代から始まった「頽廃音楽」の復興は、ナチスに迫害された多くの作曲家たちを歴史の闇から救い出しています。このカール・ヴァイグル(1881-1949)もその中の一人、まだまだ全貌を知るまでには至りませんが、このアルバムはその手がかりになることでしょう。 彼はウィーンの裕福な家庭に生まれ、少年時代から音楽に親しんでいます。あのツェムリンスキーと家族ぐるみの付き合いがあり、作曲の手ほどきもツェムリンスキーから受けています。その後はウィーン大学に進み、音楽学をアドラーの元で学び、ウィーン音楽院ではローベルト・フックスに作曲を学んでいます。この頃にシェーンベルクとも知り合い、強く影響を受けましたが、結局ヴァイグル自身は十二音技法に同調することはなく、その作品も後期ロマン派の作風から外れることはありませんでした。 彼の「左手のためのピアノ協奏曲」は、あの戦争で左手を失ったヴィトゲンシュタインのために書かれたものですが、なぜかヴァイグルの作品は演奏されることはなく、2002年にようやくウィーンで初演されたというものです。このアルバムには、同じく忘れられた作品である「ヴァイオリン協奏曲」がカップリングされています。
収録作曲家:
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ヴァイグル(1881-1949):
歌曲選集 [クルスマン/ノアック]WEIGL, K.: Lieder (Klussmann, Noack)
発売日:2015年10月28日 NMLアルバム番号:C5259
CD価格:2,600円(税込)
19世紀から20世紀初頭に書かれた夥しい数のドイツ・リート。シューベルト、ヴォルフ、ブラームス、マーラー、シュトラウス…これら百花繚乱の名曲の中に埋もれてしまった歌曲がどれほどあったのか、現在でも全貌はわかっていません。 その「忘れられた歌曲」の中にこのカール・ヴァイグル(1881-1949)の歌曲も含まれています。ウィーンの上流階級の家庭に生まれ、ツェムリンスキーに作曲を学び、ウィーンの音楽界で高い評価を得た人ですが、ユダヤ系であったため、ナチスの迫害を受けアメリカに亡命し、その地で寂しく生涯を終えたというヴァイグル。生涯に渡って書かれた歌曲は、独特の風情を持っています。
収録作曲家:
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ヴァイグル(1881-1949):
死の島
6つの幻想曲/絵画とお話
夜の幻想曲集/復讐の女神の踊り [バノウェツ]WEIGL, K.: Isle of the Dead / Fantasies / Pictures and Tales / Night Fantasies (Banowetz)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2012年07月18日 NMLアルバム番号:8.572423
CD価格:1,900円(税込)
カール・ヴァイグル(1881-1949)はウィーンの後期ロマン派の作曲家です。彼は上流階級出身の両親の元で、幼い頃から音楽に親しみ、一時期はツェムリンスキーから作曲の手ほどきも受けていました。ウィーン大学に進み、音楽学を学びながら、ウェーベルンやシェーンベルクとも交友関係を結びます。1903年には「創造的音楽家協会」を設立し、その会員として、当時の最先端の音楽の初演に携わります。 この頃に書かれた「死の島」は、あの有名なベックリンの絵に触発されたもので、同じ絵を題材としたラフマニノフやレーガーの曲とは、また違った雰囲気を有しています。マーラーの第7交響曲を彷彿させる「夜の幻想曲集」も秀逸。しかし、ナチスの台頭とともにアメリカに亡命し、故国への思いが募るとともに、その作品も懐古的となり、最晩年に書かれた「6つの幻想曲」には良き時代へのオマージュとも思える郷愁が漂っています。
収録作曲家:
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マーリス・ペーターゼン(ソプラノ)
Dimensionen
Mensch & Lied 人間と歌 [マーリス・ペーターゼン(ソプラノ) /シュテファン・マティアス・ラーデマン(ピアノ)/カミロ・ラディッケ(ピアノ)]発売日:2020年12月25日
CD 4枚組価格:5,775円(税込、送料無料)
「Dimensionen」とは、通常、長さや幅などの「寸法」の意味で使われるドイツ語ですが、数学などの世界では「次元」の意味でも使われます。ドイツの実力派ソプラノ、マーリス・ペーターゼンはこの「Dimensionen」の言葉の中に私たちを取り巻く全てを内包した4部作として表現。 第1部「Welt 世界」では自然や人間の営み、感情の起伏が歌われ、 第2部「Anders Welt 異世界」では、現世と異世界の境界である薄明の中に現れる、この世のものならぬ存在が歌われます。 第3部「Innen Welt 内なる世界」は夜の闇の中を飛翔する魂が出遭う、夢・幻・憧れを歌います。そして初CD化となる第4部「Neue Welt 新世界」では現世へと回帰し、この世のすべての存在との共生を歌います。 このアルバムの最後には、彼女自身の詩の朗読に続く、自由な編曲が施されたシューベルトの「夕べの歌」が置かれ、ペーターゼンが描き出した壮大な物語がそっと幕を閉じます。
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Dimensions 『ダイメンションズ』
~ インナーワールド(パートIII)
(シュトラウス、ブラームス、ヴォルフ、ゾマー、シューベルト、レーガー、リスト、フォーレ 他 歌曲集) [マリス・ペーターゼン(ソプラノ)/シュテファン・マティアス・レーデマン(ピアノ)/グレゴール・ヒューブナー(ヴァイオリン)]Vocal Recital (Soprano): Petersen, Marlis - BRAHMS, J. / DUPARC, H. / FAURÉ, G. / LISZT, F. / REGER, M. / SCHUBERT, F. / (Dimensions - Innerworld)
発売日:2019年11月08日 NMLアルバム番号:SM316
CD価格:1,950円(税込)
私達が自分たちの内面に目を向ける時、意識と無意識、両方の言葉と出会います。心の中の、ほの暗い空間は、ヴィジョンや夢が溢れ、魂のワークショップであるかのようです。自分自身の内面の真実をつきとめる旅は、誰をも、混乱と間違いの道を歩ませますが、最終的には、「人間の存在」が残り、それはすなわち、普遍的なエネルギーである「愛」なのです。 「Dimensions」シリーズの第3作目となる本作では、ウィーン国立歌劇場での個性的な「ルル」で有名な、世界で活躍中の実力派ソプラノのマリス・ペーターゼンが、声楽伴奏の名手、シュテファン・マティアス・レーデマンのピアノと、特別ゲストに、東欧にルーツをもち、ニューヨークで活躍するヴァイオリンのグレゴール・ヒューブナーを迎え、シューベルト、ブラームス、ヴォルフ、リスト、R.シュトラウスにワーグナーから、マックス・レーガー、ハンス・ゾマー、フォーレ、デュパルク、アーンなど多岐にわたる作曲家の、インナーワールドへの音楽の旅に誘います。
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ホルツマイアー(バリトン)
「不思議な角笛」歌曲集 [ヴォルフガンク・ホルツマイアー(バリトン)/テレーゼ・リンドクヴィスト(ピアノ)]Vocal Recital: Holzmair, Wolfgang - MENDELSSOHN, Felix / SCHUMANN, R. / BRAHMS, J. / MAHLER, G. / ZEISL, E. (Wunderhornlieder)
発売日:2019年02月22日 NMLアルバム番号:WWE1CD60024
CD価格:2,100円(税込)
オーストリア、ザルツブルク近郊の街、フェックラブルック出身のバリトン歌手ホルツマイアー。オペラ、オペレッタ歌手として世界中の舞台で活躍するだけでなく、ザルツブルク・モーツァルテウム大学のリート・オラトリオ科教授としても多くの後進を育てています。 1952年生まれということもあり、2014年には引退表明を出していますが、この2011年のリサイタルでは熟練の歌唱を披露。アルニムとブレンターノが編纂した詩集「不思議な角笛」を題材にしたメンデルスゾーンから近代作曲家までのさまざまな歌曲、その歌唱からは、リート歌手としての幅広いレパートリーと、彼が歩んできた確かな足跡が感じられます。