ワルター(ブルーノ) Walter, Bruno
生没年 | 1876-1962 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「ワ」 | NML作曲家番号 | 31907 |
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ブルーノ・ワルター(1876-1962):
弦楽四重奏曲
ピアノ五重奏曲 [アロン四重奏団/マッシモ・ジュゼッペ・ビアンキ(ピアノ)]WALTER, B.: String Quartet / Piano Quintet (Aron Quartet, Bianchi)
発売日:2023年01月27日
NMLアルバム番号:555193-2
CD価格:1,800円(税込)
20世紀の大指揮者として知られるブルーノ・ワルター。ピアニストとしてデビューしたのち、1896年、ハンブルク歌劇場でマーラーに認められウィーン宮廷歌劇場の副指揮者に抜擢され、以降指揮者として成長していきます。彼が作曲家として世間の注目を浴びたのは、主として初期のウィーン時代(1901-1912年頃)のこと。1903年には彼の「弦楽四重奏曲ニ長調」を高名なロゼ四重奏団が演奏、また1905年にはワルター自身がピアノで参加して「ピアノ五重奏曲嬰ヘ短調」が演奏され当時の音楽誌で高い評価を受けたということです。 この弦楽四重奏曲は、これまで第2、3、4楽章のみの存在が知られていましたが、録音の際の調査で、オーストリア国立図書館の音楽コレクションから全曲のコピーが見つかり今回のアロン四重奏団による全曲録音が実現しました。当盤の演奏は、後期ロマン派の作曲家としてのワルターを知る手がかりとなる貴重な1枚です。
収録作曲家:
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ワルター(1876-1962):
ピアノ五重奏曲
ヴァイオリン・ソナタ [フロロヴァ/佐藤麻理/ヴィーダ/ペールストルファー/ホイスレ/レ・リュー]WALTER, B.: Violin Sonata / Piano Quintet (Frolova, Mari Sato, Vida, Peherstorfer, Häusle, S. Huber, Le Liu)
発売日:2016年08月26日
NMLアルバム番号:8.573351
CD価格:1,600円(税込)
20世紀を代表する名指揮者ワルター(1876-1962)は、ベルリンの音楽院を卒業後、ハンス・フォン・ビューローの演奏を聴いて指揮者になることを決意、ケルン市立歌劇場を経てハンブルク歌劇場に移った時に、生涯尊敬することになるマーラーと出会います。 作曲家としても極めて高い能力を持っていたワルターですが、その作品にも恩師の影響がはっきりと感じられます。とりわけピアノ五重奏曲には、後期ロマン派特有の濃厚な和声が認められます。とは言え、1908年に作曲されたヴァイオリン・ソナタはワルターの最後の室内楽作品でもあり、独自の語法によるユニークな作品となっています。 ※日本語帯付き
収録作曲家:
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ブルーノ・ワルター(1876-1962):
交響曲 ニ短調 [ボットスタイン/北ドイツ放送交響楽団]WALTER, B.: Symphony No. 1 (North German Radio Symphony, Botstein)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2009年01月14日
NMLアルバム番号:777163-2
CD価格:2,445円(税込)
大指揮者として知られるワルターですが、当時の音楽家の常として彼も作曲に勤しんでいたことは案外知られているのではないでしょうか。今までにも歌曲など若干のリリースがあったのですが、今回はついに大曲「交響曲」の登場です。この作品は1907年に作曲されたもので、随所にマーラーの影響が感じられるのは否めませんが、もう少し表現的で柔らかい色調を持った傑作です。
収録作曲家:
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LOVE AND LET DIE
愛ゆえに死を望む - 人間の罪深き心を歌う [カタリーナ・ルックガーバー(ソプラノ)/ヤン・フィリップ・シュルツェ(ピアノ)]Vocal Recital: Ruckgaber, Katharina - EISLER, H. / LISZT, F. / MOZART, W.A. / SCHUBERT, F. / WEILL, K. / WOLF, H. / ZEMLINSKY, A. (Love and Let Die)
発売日:2022年10月14日
NMLアルバム番号:SM405
CD価格:1,950円(税込)
聖書に描かれた失楽園を初めとして、人間の歴史には「罪」がつきまとってきました。誰かを愛するあまり恋敵の破滅を願ったり、自分の思い通りにならない恋の相手を呪ったり...このような強烈で背徳的な感情は、古今の文学や芸術作品のテーマにもなり、今も映画や小説やテレビ・ドラマに顔を出します。 このアルバムには、そうしたテーマで選曲されたモーツァルトからベリオに至る歌曲が並び、聴き手はカタリーナ・ルックガーバーの歌を通じて目まぐるしく変化する強烈な感情を経験することとなります。 映画『007 死ぬのは奴らだ』の原題“Live And Let Die”をもじったタイトルが意味深です。
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マーリス・ペーターゼン(ソプラノ)
Dimensionen
Mensch & Lied 人間と歌 [マーリス・ペーターゼン(ソプラノ) /シュテファン・マティアス・ラーデマン(ピアノ)/カミロ・ラディッケ(ピアノ)]発売日:2020年12月25日
CD 4枚組価格:5,775円(税込、送料無料)
「Dimensionen」とは、通常、長さや幅などの「寸法」の意味で使われるドイツ語ですが、数学などの世界では「次元」の意味でも使われます。ドイツの実力派ソプラノ、マーリス・ペーターゼンはこの「Dimensionen」の言葉の中に私たちを取り巻く全てを内包した4部作として表現。 第1部「Welt 世界」では自然や人間の営み、感情の起伏が歌われ、 第2部「Anders Welt 異世界」では、現世と異世界の境界である薄明の中に現れる、この世のものならぬ存在が歌われます。 第3部「Innen Welt 内なる世界」は夜の闇の中を飛翔する魂が出遭う、夢・幻・憧れを歌います。そして初CD化となる第4部「Neue Welt 新世界」では現世へと回帰し、この世のすべての存在との共生を歌います。 このアルバムの最後には、彼女自身の詩の朗読に続く、自由な編曲が施されたシューベルトの「夕べの歌」が置かれ、ペーターゼンが描き出した壮大な物語がそっと幕を閉じます。
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フィッシャー=ディースカウ(1925-2012)
〈リート・エディション 第2集〉
ゲーテ、アイヒェンドルフ、デーメルの詩による歌曲集
ロマン派の歌曲集 [フリードリヒ・フィッシャー=ディースカウ]発売日:2020年06月26日
CD 4枚組価格:2,250円(税込)
フィッシャー=ディースカウによる、ORFEOへの歌曲録音の集大成第2弾!ドイツ・リートの歴史に大きな足跡を残したディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ。1947年ライプツィヒで最初のリサイタルを行い、その翌年にベルリン・ドイツ・オペラのバリトン歌手としてデビュー。1951年には、伴奏ピアニストとして大きな名声を築いたジェラルド・ムーアと歌曲を初めて録音し、以降次々とアルバムをリリース、いずれも高い評価を得ました。 EMIやDGなどのメジャー・レーベルに膨大な録音を行ったフィッシャー=ディースカウですが、ORFEOレーベルにもライヴやセッション録音を数多く残しています。その中から、ドイツを中心としたリートの録音を集めたBOXの第2弾が登場。3人の大詩人に着目したアルバムを中心とし、フィッシャー=ディースカウのプライベート・アーカイヴからCD化されたエンゲルとのストックホルム・ライヴ、ORF(オーストリア放送協会)の協力でリリースされたサヴァリッシュとのザルツブルク音楽祭ライヴ、名手ブラッハーやクレッカーの参加など、興味の尽きない内容となっています。 <リート・エディション第1集…C992205>
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マーラーと同時代作曲家の歌曲集 [ペトラ・フレーゼ/フェリックス・ルンプ/テレサ・モヴァコヴァ/ラディスラヴァ・ヴォンドラスコヴァ]
発売日:2019年04月26日
CD価格:1,650円(税込)
2014年、“イフラヴァ”で開催された「グスタフ・マーラー音楽祭」のライヴ録音。カールスバート国際コンクールの受賞者たちが、マーラー生誕の地であるイフラヴァの教会で歌うコンサートを収録。彼と同時代の作曲家たちによるあまり知られていない歌曲を収録しています。 1曲目の「フェルステル:スターバト・マーテル」のみ合唱で、他は全て独唱曲。一口にマーラーと同世代と言っても、その作風は様々。民謡風の簡素な作品があれば、ロマンティックで重厚な作品もあり、作曲家の個性を存分に楽しむことができます。ライバルと称されるハンス・ロットの愛らしい歌曲やフェルステルの個性的な歌曲が聴きもの。
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Dimensions - "Anderswelt" (Part II)
マルリス・ペーターゼン
歌曲を歌う [マルリス・ペーターゼン(ソプラノ)/カミロ・ラディッケ(ピアノ)]Vocal and Piano Recital: Petersen, Marlis / Radicke, Camillo - BRAHMS, J. / LOEWE, C. / NIELSEN, C. / SINDING, C. (Dimensionen - Anderswelt)
発売日:2019年01月25日
NMLアルバム番号:SM294
CD価格:2,080円(税込)
実力派ソプラノ歌手、マルリス・ペーターゼンが取り組むユニークな歌曲の世界。「Dimensionen」と題されたシリーズには私たちを取り巻く全ての事項が内包されています。第1作のモティーフは“世界”(SM274)でしたが、第2作の今作では「Anderswelt=異世界」がテーマ。選ばれた曲を見てわかるとおり、この世のものではない不可思議な者たちが主人公です。 いつの時代にも芸術家たちは、伝説の世界に住む人魚、妖精、目に見えぬ霊魂などを絵や音、詩で捉えようと試みを重ねてきており、ペーターゼンは官能的な歌唱で彼らに命を吹き込んでいます。