カーン(ロバート) Kahn, Robert
| 生没年 | 1865-1951 | 国 | ドイツ |
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| 辞書順 | 「カ」 | NML作曲家番号 | 39513 |
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カーン(1865-1951):
ピアノ四重奏曲全集
セレナード [オリヴァー・トリンドル、ジリアクス三重奏団]発売日:2025年11月21日
NMLアルバム番号:555150-2CD 2枚組価格:4,200円(税込、送料無料)
ロベルト・カーンにとって決定的な出会いは、1886年のブラームスとの邂逅でした。このときから、彼の創作の道は大きく開かれ、特に室内楽においてその成果が結実します。二重奏から五重奏に至る作品群は、しばしばブラームスを想起させる響きを帯びつつも、単なる模倣ではなく、豊麗な声部書法を自身の語法として確立、とりわけピアノ四重奏曲第1番から第3番までの3作は、交響的な響きの広がりを備えた壮大な作品群として重要な位置を占めています。 その後、1933年のブラームス生誕100周年に際して作曲された「弦楽三重奏のためのセレナーデ」では、活気ある響きの中に「古き良き時代」への強いノスタルジーが漂うものです。カーンはこの作品を公式作品目録に含めなかったものの、「自分の楽しみのために」書いたと語り、この実直さが、彼の音楽への誠実さを表していると言えるでしょう。 ロマン派の知られざるレパートリーを得意とするオリヴァー・トリンドルのピアノ、北欧のアンサンブル、ジリアクス三重奏団の親密な演奏で。
収録作曲家:
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カーン(1865-1951)/ダンディ(1851-1931):
クラリネット三重奏曲 [バワンディ・トリオ]KAHN, R. / INDY, V. d': Clarinet Trios (Bawandi Trio)
発売日:2023年04月28日
NMLアルバム番号:555596-2CD価格:1,800円(税込)
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カーン(1865-1951):
チェロとピアノのための作品集
チェロ・ソナタ 第1番・第2番
3つの小品 [トルライフ・テデーン(チェロ)/オリヴァー・トリンドル(ピアノ)]KAHN, R.: Cello Sonatas Nos. 1 and 2 / 3 Pieces for Cello and Piano (Thedéen, Triendl)
発売日:2019年04月26日
NMLアルバム番号:555139-2CD価格:1,920円(税込)
ドイツ、マンハイム生まれの作曲家ロベルト・カーン。ユダヤ系であったため、晩年はナチス政権により作品の演奏を禁じられてしまい、忘れられた存在になってしまいましたが、最近、作品の演奏機会が増えてきました。 ほぼリヒャルト・シュトラウスと同世代でありながら、その作風は穏健であり、彼が薫陶を受けたブラームスの影響が色濃く感じられます。とりわけチェロのための作品はその傾向が顕著であり、このアルバムに収録された3つの作品は内省的な雰囲気を湛えるとともに、ブラームス作品に匹敵する高い完成度を誇っています。また「3つの小品」はシューマン風であり、カーンがいかにこの時代の作風を愛していたかがうかがい知れます。 テデーンとトリンドル、2人の名手が表現力豊かに演奏、作品の魅力を伝えます。
収録作曲家:
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カーン(1865-1938):
室内楽作品集 第1集 [ブシュコフ/ハリトノフ]KAHN, R.: Chamber Music, Vol. 1 (Bushkova, Kharitonov)
発売日:2015年01月28日
NMLアルバム番号:TOCC0021CD価格:2,175円(税込)
ロマン派の作品が隅々まで発掘されている現代において、この人の作品を聞く機会も多くなってきたように思います。ロベルト・カーン(1865-1938)は、マンハイムで裕福な家の7人兄弟の2番目の息子として生まれ、ベルリンで最初の音楽教育を受け、その後はミュンヘンでラインベルガーに師事、やがてウィーンでブラームスに出会い、その作品に強く影響を受けたといいます。しかし彼はブラームスに師事することはなく、兵役を終えてから作曲家として独り立ちし、現在のベルリン芸術大学で教鞭をとることとなります。指導者としても優秀であり、作曲家のスカルコッタスやピアニストのヴィルヘルム・ケンプら素晴らしい後進を輩出したことでも知られています。彼は一時期ベルリン芸術アカデミーのメンバーにも選出されましたが、「ユダヤの血」を引いていたことが理由で、役職を解かれ、結局その作品も出版、上演禁止となってしまったため、すっかり忘れられてしまったのです。 このヴァイオリン・ソナタは実に精妙なスタイルで書かれていて、ブラームス的な香りも感じさせながら、もっと未来を予見させるものでもあります。
収録作曲家:
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カーン(1865-1951):
ピアノ三重奏曲全集 [ハイペリオン・トリオ]KAHN, R.: Piano Trios (Complete) (Hyperion Trio)
■室内楽
発売日:2014年06月25日
NMLアルバム番号:777791-22CD価格:2,608円(税込)
1865年、マンハイム生まれの作曲家ロベルト・カーン(1865-1951)のピアノ三重奏曲です。現在では名前すらも残っていない人ですが、若い頃には、晩年のブラームスに高く評価されたこともあり、彼はその幸福な気持ちをずっと持ち続けていたと言います。しかし内向的な性格であったため、その事はずっと隠していて、自身を語る時には「ベルリンでフリードリヒ・カイルに学び、ミュンヘンでヨーゼフ・ラインベルガーに学び作曲家となった」と言っていたそうで、あまりにも幸福だったブラームスとの出会いについては、ついぞ語ることはなかったのだそうです。そんなカーン、1894年にベルリン・ロイヤルアカデミーの教授職に就き後進の指導にあたっていましたが、ナチスの台頭に伴い1934年にイギリスに亡命、そこで生涯を終えることになりました。彼の生徒にはヴィルヘルム・ケンプ、フェルディナンド・ライトナー、アルトゥール・ルービンシュタインなどがおり、どれほど優秀な教師であったかも理解できます。そんな彼のピアノ三重奏曲は、どれも1918年までに書かれており、わかりやすく簡潔な書式を保ったものです。
収録作曲家:
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Lieder im Volkston -
民謡のスタイルによる歌曲集 [ダムラウ/ミューレマン/ナズミ/シュヴァイガー/バイアヌ]Vocal Music (German) - REGER, M. / ALBERT, E. d' / BECKER, R. / BLECH, L. (Lieder im Volkston) (Damerau, Mühlemann, Nazmi, Schwaiger, Baianu)
発売日:2017年10月27日
NMLアルバム番号:OC1875CD価格:2,475円(税込)
ベルリンの出版社「August Scherl」が1899年から1944年に刊行していた週刊誌「Die Woche」。ここで1903年に開催されたコンペティション“im Volkston - 新しい民謡“のために30人の作曲家が曲を提出、特別号に掲載されました。どの曲も「民謡の形式」を持ってはいましたが、少々芸術的になり過ぎてしまって、本来の目的「簡潔で美しく歌いやすい曲を発見する」には至らず、出版社は2回目のコンペティションを開催することになりました。 今回は出版社から作曲家に直接依頼することはなく、自然に集まった様々な曲をWoche誌に掲載。大好評を得ました(残念なことにレーガーの「森の孤独」は素晴らしい出来栄えにも拘わらず落選、誌面では発表されませんでした)。 このアルバムでは、全ての応募作中から美しい作品を選び演奏したものです。
