ディッタースドルフ(カール・ディッタース・フォン)
Dittersdorf, Carl Ditters von
生没年 | 1739-1799 | 国 | オーストリア |
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辞書順 | 「テ」 | NML作曲家番号 | 27161 |
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ディッタースドルフ(1739-1799):
オウィディウスの『変身物語』による交響曲集 [ケース・スカリョーネ(指揮)/ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団]DITTERSDORF, C.D. von: Symphonies Nos. 1-6 (Symphonies after Ovid's Metamorphoses) (Württemberg Chamber Orchestra of Heilbronn, Scaglione)
発売日:2024年06月21日
NMLアルバム番号:555429-2
CD 2枚組価格:4,800円(税込、送料無料)
LP時代から人気のあったディッタースドルフの「変身物語」に基づく交響曲集に新録音が登場。 1781年、ディッタースドルフは古代ローマの詩人オウィディウスの『変身物語』に基づく交響曲シリーズの作曲を計画します。この物語は古代神話の登場人物たちが動物や植物、鉱物、果ては神にまで変身していくエピソードを集めた叙事詩で、後世数多くの演劇作品やオペラなどの題材になっています。 ディッタースドルフは15曲の交響曲を5曲ずつ3つのセットにし、そのセットのために造られた彫刻を合わせて出版することを計画。これは18世紀後半における「最も野心的なプロジェクト」の一つとして評判になりましたが途中で頓挫。完成したのはここに収められた6曲の交響曲だけでした。 ハイドンを思わせる端正な音楽に現れる「変身」の場面は今も魅力的に響きます。
収録作曲家:
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ディッタースドルフ(1739-1799):
オウィディウスの「変身物語」による3つのソナタ集
(4手によるフォルテピアノ版) [ティブルス/ツァルカ]DITTERSDORF, C.D. von: 3 Ovid Sonatas - Ajax et Ulysse / Hercule changé en Dieu / Jason, qui emporte la toison d'or (Tibbles, Tsalka)
発売日:2017年08月30日
NMLアルバム番号:8.573740
CD価格:1,900円(税込)
1781年、ウィーンで活躍していた作曲家ディッタースドルフは、古代ローマの詩人オウィディウスの「変身物語」に基づく交響曲シリーズの作曲を計画、出版社Artariaに提案します。彼の意図は15曲の交響曲を5曲ずつ3つのセットにし、そのセットのために造られた彫刻を合わせ出版することでした。これは18世紀後半における「最も野心的なプロジェクト」の一つとして評判になりましたが、結局のところ計画は頓挫。現在残されているのは、6曲の完全な形の交響曲と、作曲家自身の編曲による6曲の連弾版のみで、残り三曲の行方はわかっていません。 このアルバムには連弾版のうち3曲が収録されていますが、正確な曲順はわかっておらず、推測するほかありません。ギリシア、ローマ神話の「変身」の場面を集めた物語に即した劇的な音楽は、今の時代でもとても魅力的に響きます。
収録作曲家:
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FORGOTTEN VIENNA
ウィーン古典派の知られざる作品集 [ジョージ・クリフォード/ドミニカ・フェール]発売日:2017年07月21日
CD価格:2,100円(税込)
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ヴェントリング弦楽四重奏団
ドイツ・グラモフォン&エレクトローラ録音集(1920-1934) [ヴェントリング弦楽四重奏団/フィリップ・ドライスバッハ(クラリネット)/ヴァルター・ライヒャルト(チェロ)/ヴィッテンベルク弦楽四重奏団]発売日:2023年08月18日
CD 2枚組価格:3,000円(税込、送料無料)
ヨアヒム直系の弦楽四重奏団による貴重な演奏をCD復刻ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)は、ブラームスをはじめとするドイツ・ロマン派の作曲家たちに大きな演奏を与えたヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストで作曲家。弦楽四重奏というジャンルを重視して熱心に取り組みました。その教えを受けたヴァイオリストたちによる弦楽四重奏の貴重な演奏の復刻です。 ここに聴くヴェントリング四重奏団の演奏は、ヴィブラートを控え目に使う一方、ポルタメントを多用しています。また、クラリネットのドライスバッハはヴィブラートが目立ちますが、ミュールフェルトもヴィブラートを多用していたと伝えられており、この演奏がヨアヒムとミュールフェルトのスタイルに近いのではないかというのが原盤解説者タリー・ポッター氏の見解です。ミュールフェルトとヨアヒムたちがモーツァルトのクラリネット五重奏曲を演奏したら...と想像しながら聴くのも楽しそうです。 CD2の余白には同じくヨアヒム門下のアルフレート・ヴィッテンベルク(1880-1952)の演奏が収められており、4曲中3曲が同じ曲目なので聴き比べを楽しめます。
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コンチェルト・ケルン名演集 [コンチェルト・ケルン]
発売日:2019年03月15日
CD 10枚組価格:5,325円(税込、送料無料)
1985年設立、ケルンに本拠を置くドイツ屈指の古楽器オーケストラ「コンチェルト・ケルン」の名演集。常任指揮者を置かず、2005年からはフルート、リコーダー奏者マルティン・ザンドホフが芸術監督を務め、17世紀から18世紀にかけての作品を中心に活発な演奏活動を行っています。 時代考証とテクニックを駆使し、アーティキュレーションに工夫を凝らすことで、曲が作られた当時の響きを蘇らせることを探求する彼らの演奏は、創造的で活気のあるものとして知られており、ヴィヴァルディやJ.S.バッハの有名曲だけでなく、設立当時はまだ耳なじみのなかったマルティン・クラウスや、バッハの息子たちの作品も数多く演奏、並み居る古楽アンサンブルの中でもひときわ優れた存在感を示しています。