メシアン(オリヴィエ)
Messiaen, Olivier
生没年 | 1908-1992 | 国 | フランス |
---|---|---|---|
辞書順 | 「メ」 | NML作曲家番号 | 24628 |
57 件 / 57件中
-
メシアン(1908-1992):
時の終わりのための四重奏曲
アデス(1971-):
コート・スタディーズ [久保田巧(ヴァイオリン)、長谷川陽子(チェロ)、亀井良信(クラリネット)、廻由美子(ピアノ)]MESSIAEN, O.: Quatuor pour la fin du temps / ADÈS, T.: Court Studies from The Tempest (Takumi Kubota, Yoko Hasegawa, Yoshinobu Kamei, Yumiko Meguri)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:MYCL-00052
SACD-Hybrid国内盤価格:3,740円(税込、送料無料)
不滅の光と不変の祈り。
日本を代表する名手たちによるメシアンの傑作「時の終わりのための四重奏曲」20世紀を代表する室内楽曲、メシアン「時の終わりのための四重奏曲」を収録。当曲は第二次世界大戦下、捕虜となり拘束されたメシアン自身のピアノによって収容所の捕虜たちを前に初演された、初期の傑作です。ヴァイオリン、チェロ、クラリネット、ピアノという独特なアンサンブルによって奏でられる神秘的な世界観。そして、同じ楽器構成をもつトーマス・アデス作のシェークスピアを題材とした魅惑的で刺激的な作品も必聴です。日本の各楽器を代表する名手4名の鋭い感性によって、神聖な世界を描いていきます。 メシアンの強烈な音楽性を見事に表現するエネルギーに満ちたアンサンブルをぜひお聴き下さい。 -
メシアン(1908-1992):
峡谷から星たちへ… [スティーヴン・オズボーン(ピアノ)他 /ルドヴィク・モルロー(指揮)/シアトル交響楽団]MESSIAEN, O.: Canyons aux étoiles (Des) … (Osborne, Fair, Decker, M.A. Werner, Seattle Symphony, Morlot)
発売日:2024年06月07日
NMLアルバム番号:SSM1028
CD-R 2枚組価格:3,675円(税込、送料無料)
2011年から2019年までシアトル交響楽団の音楽監督を務め、退任後にも良好な関係を築いているルドヴィク・モルローが指揮したメシアンの大作「峡谷から星たちへ…」のライヴ録音。 在職中には「稀少なレパートリーを積極的に紹介すること」を心がけ、現代作品から知られざる作品まで幅広いプログラムを演奏していたというモルローならではの選曲で、この演奏ではメシアン弾きとして名高いピアニスト、スティーヴン・オズボーンをソリストに迎え、作曲家特有のカラフルなオーケストラの響きと“鳥の声”を再現することに成功しています。ベナロヤ・ホールの素晴らしい音響も見事に捉えられた録音も聴きどころ。 ※ CD-Rメディアでの発売です。
収録作曲家:
-
メシアン(1908-1992):
「地と天の歌」
「ミのための詩」
「多くの死」 [バーバラ・ハンニガン、ベルトラン・シャマユ、ヴィルデ・フラング、チャールズ・シー]MESSIAEN, O.: Chants de terre et de ciel / La mort du nombre / Poèmes pour Mi (Hannigan, Chamayou, Sy, Frang)
発売日:2024年05月24日
NMLアルバム番号:ALPHA1033
CD価格:2,775円(税込)
ハンニガンとシャマユが歌い上げるメシアン近現代声楽作品における世界最高峰の表現者として北米やヨーロッパで活躍するバーバラ・ハンニガンと、こちらも現代音楽で高く評価されるピアニスト、ベルトラン・シャマユが組んだメシアン歌曲集。 収録作品はいずれもメシアン自身が歌詞を手掛けており、妻のクレール・デルボス(愛称ミ)の名を冠し官能と神聖の間を行き来する「ミのための詩」、2人の間の息子が生まれた直後に書かれ、家族との愛情と宗教的な愛の暗喩を絡めた「天と地の歌」、宗教的な主題にさらに踏み込んだ「多くの死」までを収録しています。 劇的な激しいフレーズから恍惚とした表情までを自在に行き来するハンニガンの歌唱力、表現力がフルに発揮された聴き応えのある内容。人気ヴァイオリニストのヴィルデ・フラングらが参加した「多くの死」の、余韻を引く美しさも素晴らしいものです。
収録作曲家:
-
メシアン(1908-1992):
世の終わりのための四重奏曲
ミュライユ(1947-):
Stalag VIIIa [ヘット・コレクティーフ]発売日:2023年12月22日
CD
通常価格:2,475円→ 特価!:2,090円(税込) -
メシアン(1808-1992):
幼子イエスに注ぐ20のまなざし [クリストファー・ヒルディグ(ピアノ)]発売日:2023年04月28日
SACD-Hybrid 2枚組価格:3,225円(税込、送料無料)
メシアンの演奏で特に高く評価されるクリストファー・ヒルディグによる「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」がSACDハイブリッド盤で登場。 ヒルディグはメシアンの作品に傾倒し、自らコペンハーゲン・メシアン四重奏団を創設し、「世の終わりのための四重奏曲」を演奏。他にも「異国の鳥たち」やトゥーランガリラ交響曲、すべての歌曲を演奏し、歌曲集「ハラウィ」の録音は英グラモフォン誌で特選盤となりました。 ここではメシアンの神秘的な傾向が強く表れた大作「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」をとりあげ、コペンハーゲンにあるバロック様式のVor Frelser’s Church(救世主教会)で録音を敢行。多彩な音のパレットと美しい教会の響きが魅力です。SACD層はStereoと5.0chです。
収録作曲家:
-
メシアン(1908-1992):
忘れられた捧げ物
ミのための詩
クロノクロミー [サラ・レナード(ソプラノ)/ウィーン放送交響楽団/ミヒャエル・ギーレン(指揮)]MESSIAEN, O.: Offrandes oubliées (Les) / Poèmes pour Mi / Chronochromie (S. Leonard, ORF Vienna Radio Symphony, Gielen)
発売日:2022年07月08日
NMLアルバム番号:C250131
CD
通常価格:2,700円→ 特価!:1,590円(税込)ORFEOレーベルのミヒャエル・ギーレン/ORFウィーン放送交響楽団シリーズ第5弾。マーラーやシェーンベルクなどの大編成の近代作品を、細部まで見通しのよい音楽に仕上げることを得意としたドイツの指揮者ミヒャエル・ギーレン(1927-2019)。このアルバムにはギーレンが指揮したメシアンの3つの作品が収録されています。 冒頭はメシアン初期の作品で、キリストの無償の愛を忘れてしまった人間の姿と聖体秘跡が描かれた「忘れられた捧げ物」。次はメシアンの最初の妻に捧げられた、ソプラノのための歌曲集である「ミのための詩」、最後にメシアンがこよなく愛した鳥の声が重要な働きを見せる「クロノクロミー」を収録。ギーレンは作品の持つ色彩感豊かな響きと神秘的な雰囲気を活かし、ウィーン放送交響楽団とともに豊穣な音楽を紡ぎ出しています。 「ミのための詩」で独唱を担当するのはイギリス出身のサラ・レナード。マイケル・ナイマンやラッヘンマンなどの現代作品を得意とするソプラノです。 ※ORF(オーストリア放送協会)に保存されていたオリジナル・テープからリマスタリングを行っています。
収録作曲家:
-
メシアン(1908-1992):
世の終わりのための四重奏曲 [クリスティーナ・オストラン(ヴァイオリン)/ジョニー・テシエ(クラリネット)/ヘンリク・ダム・トムセン(チェロ)/ペア・サロ(ピアノ)]MESSIAEN, O.: Quatuor pour la fin du temps (Åstrand, Teyssier, Thomsen, Salo)
発売日:2022年05月27日
NMLアルバム番号:6.220679
SACD-Hybrid価格:2,175円(税込)
メシアンの最も有名な作品の一つ「世の終わりのための四重奏曲」は、第二次世界大戦中の1940年にドイツ軍の捕虜となったメシアンが収容所で書いた作品。そこで出会った音楽家、チェリストのエティエンヌ・パスキエとクラリネット奏者アンリ・アコカ、ヴァイオリン奏者ジャン・ル・ブレール、そしてメシアン自身のピアノのために書かれており、メシアンが愛する鳥の声や神への賛美が至るところに顕れる名作に仕上がっています。 デンマーク国立交響楽団(DR放送交響楽団)のコンサートマスター、クリスティーナ・オストランと首席クラリネット奏者ジョニー・テシエ、同じく首席チェロ奏者ヘンリク・ダム・トムセンの3人に加え、デンマークを拠点に活動するピアニスト、ペア・サロは、この曲をコンサートで何度も演奏しており、満を持しての録音となりました。 DXD352.8kHz/32bitでの録音、マルチ・チャンネルを含むSACDでの発売です。
収録作曲家:
-
メシアン(1908-1992):
我らの主イエス・キリストの変容
ミのための詩
クロノクロミー [ピエール=ロラン・エマール(ピアノ) 他/バイエルン放送合唱団/バイエルン放送交響楽団/ケント・ナガノ(指揮)]MESSIAEN, O.: Transfiguration de Notre Seigneur Jésus-Christ (La) / Poèmes pour Mi (Daviet, Bavarian Radio Chorus and Symphony, Kent Nagano)
発売日:2021年10月08日
NMLアルバム番号:900203
CD 3枚組価格:4,650円(税込、送料無料)
メシアンの歌劇《アッシジの聖フランチェスコ》が小澤征爾の指揮で1983年に初演された再、メシアンから直々にアシスタントに指名されていたのがケント・ナガノ。メシアンから高く評価されていたケント・ナガノは、その後もメシアン作品を積極的にプログラムに採り入れてきました。2000年にベルリン・フィルと録音した「トゥーランガリラ交響曲」(2000年)は、隅々まで解釈されて明晰に聞こえる演奏で、“複雑、難解”といった聴き手が持つこの作品のイメージを根本的に変えるほどの鮮烈な印象を与えるなど、現代最高のメシアン指揮者の一人と見なされています。 この3枚組は、そんなケント・ナガノによるメシアンの3作品のライヴ録音を収録。メインとなるのは1965年から1969年に書かれた、5管編成の巨大オーケストラ、100人の合唱団、ソリストと打楽器を含む7つの独奏楽器を要する『われらの主イエス・キリストの変容』で、ピアノを担当するのはおなじみピエール=ロラン・エマール、また美しいチェロのソロを披露するのはバイエルン放送交響楽団の首席チェロ奏者を務めるリオネル・コテという期待に違わぬもの。大編成のオーケストラが紡ぎ出す複雑なリズムと、陶然とするような響きをかいくぐって聞こえてくる鳥の声や合唱による神秘的なコラールなど、メシアンの創作の頂点ともいえる作品を存分に楽しませてくれます。 他にはメシアンの最初の妻クレール・デルボスに捧げられた「ミのための詩」、やはり鳥の声が重要な働きを見せる「クロノクロミー」を収録。
収録作曲家:
-
メシアン(1908-1992):
幼子イエスに注ぐ20のまなざし [チェン・ピシェン(ピアノ)]MESSIAEN, O.: 20 Regards sur l'Enfant-Jésus (Pi-hsie Chen)
発売日:2021年03月26日
NMLアルバム番号:Gramola98015
CD 2枚組価格:3,750円(税込、送料無料)
1950年に台湾で生まれたピアニスト、チェン・ピシェン(陳必先)。4歳からピアノのレッスンを始めすぐに才能を発揮、5歳の時には最初のコンサートを行いました。9歳の時にはドイツに留学、1970年に卒業。ヨーロッパのメディアから「中国の奇跡」と称賛され数多くのオーケストラと共演し、ピアニストとして活発な活動を続けています。J.S.バッハ作品の録音で高く評価されていますが、同時に20世紀音楽にも造詣が深く、ブーレーズ、ケージ、シュトックハウゼン、クルターグ作品の演奏を行っており、ドナウエッシンゲン音楽祭にも出演しています。 このアルバムに収録されているのは2005年、ケルンで行われたメシアンの大作「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」のライヴ録音。煌めく響きと官能性を備えた全20曲を、揺るぎないテクニックで堂々と弾きこなしています。
収録作曲家:
-
メシアン(1908-1992):
トゥーランガリラ交響曲 [タマラ・ステファノヴィッチ(ピアノ)/トマ・ブロシュ(オンド・マルトノ)/アレクサンダー・ソディ(指揮)/マンハイム国立劇場管弦楽団]MESSIAEN, O.: Turangalîla-symphonie (Stefanovich, Bloch, Mannheim National Theatre Orchestra, Soddy)
発売日:2020年09月18日
NMLアルバム番号:OC472
CD価格:2,475円(税込)
メシアンの代表作の一つ「トゥーランガリラ交響曲」。作品のタイトルは2つのサンスクリット語(梵語)の“Turaṅga”(時、天候、リズムなどの意)と“Līlā” (遊戯、愛、演奏などの意)を合わせたものであり、メシアン自身は作品を「愛の歌」もしくは「喜びの讃歌」などと呼んでいました。全10楽章で構成された巨大な作品で、演奏には数多くの打楽器やピアノ、メシアンが愛したオンド・マルトノが効果的に使用され、絢爛豪華な響きが楽しめます。 このアルバムでオンド・マルトノを演奏しているのは作曲家としても知られるトマ・ブロシュ。楽器を知り尽くした彼ならではの巧みな演奏をお楽しみください。 この破天荒な曲をまとめるのは、2016/17年のシーズンからマンハイム国立劇場管弦楽団の音楽監督を務めるアレクサンダー・ソディ。1982年オックスフォード生まれの若手で、就任以来、オーケストラのレパートリーを飛躍的に拡大させた功績が知られており、このメシアンでもオーケストラと一丸となり見事な演奏を披露しています。
収録作曲家:
-
世の終わり
メシアン(1908-1992)/武満徹(1930-1996):
20世紀のクラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための四重奏曲集 [ホセ・ルイス・エステレス(クラリネット)/アイツォル・イトゥリアガゴイティア(ヴァイオリン)/ダビド・アペリャーニス(チェロ)/アルベルト・ロサド(ピアノ)]MESSIAEN, O.: Quartet for the End of Time / TAKEMITSU, Toru: Quatrain II (Fin Du Temps) (Estellés, Iturriagagoitia, Apellániz, Rosado)
発売日:2020年07月31日
NMLアルバム番号:IBS-72020
CD価格:2,475円(税込)
ホロコースト後のアウシュビッツ解放から75周年を迎える2020年を記念するアルバム。ここではクラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノという珍しい編成によるメシアンと武満の2作品を収録しています。 メシアンは1940年、ゲルリッツ強制収容所で20世紀室内楽の歴史に残る「世の終わりのための四重奏曲」という重要な作品を書き、翌年には多数の捕虜たちの前で初演しました。聖書のヨハネ黙示録第10章からインスピレーションを得て書かれた作品には、宗教的なものを背景に、メシアンが好んだヒンドゥー教のリズム、鳥の鳴き声など、豊富なイメージが反映されています。 武満の「カトレーンII」はメシアンへのオマージュとして書かれたもので、原曲の「カトレーン」から4人の独奏者パートを抽出するとともに、4つの楽器のイメージを生かした作品です。 演奏は、ヴァイオリンのザハール・ブロン門下のイトゥリアガゴイティア他、ヨーロッパで活躍するソリストたちです。
-
-★『レコード芸術』特選盤(2020年2月号)★-
メシアン(1908-1992):
キリストの昇天/輝ける墓
忘れられた捧げもの/ほほえみ [パーヴォ・ヤルヴィ (指揮)/トーンハレ管弦楽団]MESSIAEN, O.: Ascension (L') / Le tombeau resplendissant / Les offrandes oubliées / Un sourire (Zürich Tonhalle Orchestra, P. Järvi)
発売日:2019年10月25日
NMLアルバム番号:ALPHA548
CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)
トーンハレ管の新シェフ、パーヴォ・ヤルヴィとの初録音がALPHAより登場!
絢爛豪華なメシアン!2019年10月より、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の首席指揮者兼音楽監督に就任するパーヴォ・ヤルヴィ。これに先駆けて、メシアンの初期及び晩年の管弦楽作品を取り上げた公演が行われ、そのライヴ・アルバムがALPHAより登場しました。会場は、現在大規模な改修が行われているトーンハレに代わる代用ホールでありながら、響きも、古い工場を改装した造りも大きな評判となっているトーンハレ・マーグ。ヤルヴィは自らが慣れ親しみ、唯一無二の個性を持つメシアンの作品でトーンハレとの共同作業を始めることを素晴らしいアイデアと確信した、と語っています。 収録作品の中ではメインと言える「キリストの昇天」をはじめ第二次大戦前の作品が多く占められており、初期作品ならではの、大規模な管弦楽による色彩豊かで輝かしい音響が聴かれますが、ここではトーンハレならではの繊細な技巧と、意外なほどのブリリアントなサウンドを楽しむことが出来ます。収録作曲家:
-
メシアン(1908-1992):
聖なる三位一体の神秘への瞑想 [トム・ウィンペニー(オルガン)]MESSIAEN, O.: Méditations sur le Mystère de la Sainte Trinité (Winpenny)
発売日:2019年08月30日
NMLアルバム番号:8.573979
CD価格:1,900円(税込)
22歳の若さで、パリのサントトリニテ(聖三位一体の意味)教会オルガニストに就任、83歳で亡くなる直前までこの職に就いていたメシアン。1869年、カヴァイエ=コルが制作したオルガンを用いて彼が行う即興演奏は、常に話題となり多くの聴衆たちを楽しませていました。 「聖なる三位一体の神秘への瞑想」は、1967年にこのオルガンが再建された際に行われた記念の即興演奏が基になって生まれた作品。アルファベットの各文字に固有の音価が割り当てられ、それを紐解くことでテキストが音楽に変換されるというユニークな語法を持ち、更にメシアンが愛した鳥たちの声もあしらわれています。万華鏡のような多彩なオルガンの響きを存分に味わえるメシアン円熟期の大作です。
収録作曲家:
-
スクリャービン(1872-1915)
モーツァルト(1756-1791)
メシアン(1908-1992):
Evocation [クララ・ミン(ピアノ)]Piano Recital: Min, Klara - SCRIABIN, A. / MOZART, W.A. / MESSIAEN, O. (Evocation)
発売日:2019年05月31日
NMLアルバム番号:Steinway30096
CD価格:2,475円(税込)
-
メシアン(1808-1992):
幼子イエスに注ぐ20のまなざし [マルティン・ヘルムヒェン]MESSIAEN, O.: Vingt regards sur l'enfant-Jésus (Helmchen)
発売日:2019年02月27日
NMLアルバム番号:ALPHA423
CD 2枚組
通常価格:2,475円→ 特価!:1,690円(税込)1944年に作曲された「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」はメシアンの最も重要、かつ規模の大きなピアノ曲集の一つ。全曲を演奏するためにはほぼ2時間を要すこの曲は、全編にわたって神への賛美や彼が愛した鳥の声などが混然一体となって盛り込まれています。5曲目ごとに重要な内容を持つ曲が置かれ、曲の中にはしばしば“神の主題”を表す嬰ヘ長調の和音が顕れ、その柔らかい響きが全曲に統一感を与えるとともに、ある種の聴きやすさももたらされています。 ヘルムヒェンはこう語ります。「この20世紀最高の“鍵盤楽器による神聖な音楽”に魅了されてからというもの、作品を深く研究し理解しようと努めました」「“決して官能的でも神秘的でもない”この作品は聴き手への大胆な挑発であり、メシアンの仕掛けた冥想の世界に入ることで、神に出会い崇拝することになるのです」。その言葉どおり全ての曲で変幻自在な響きと静けさを対比させながら、緊張感あふれる世界を描き出しています。
収録作曲家:
-
メシアン(1908-1992):
オルガンの書 [ウィンペニー]MESSIAEN, O.: Livre d'orgue / Verset pour la Fête de la Dédicace (Winpenny)
発売日:2018年07月27日
NMLアルバム番号:8.573845
CD価格:1,900円(税込)
メシアンが“栄光の御体”(8.573682)を完成させたのは1939年のこと。1944年には『わが音楽語法』で、この作品の個性的な書法について論述し、1949年には更に新しいモードに基づく作品を書くことを計画し、2つの異なる作品が生まれました。1950年に完成された“聖霊降臨祭のミサ”と1951年の「オルガン曲集”がそれにあたります。 即興演奏をもとに生まれた“聖霊降臨祭のミサ」、ヒンズー教のリズムと鳥の声が緻密な計算の上に織り込まれた「オルガン曲集」。どちらもオルガンの機能を極限まで生かした奇妙な美しさを放ちます。また、世界初録音の“トリスタンとイゾルデ「愛の主題」”は1945年に即興演奏の主題として書かれた曲。この旋律は後に歌曲集“ハラウィ”に用いられています。
収録作曲家:
-
発売日:2018年07月20日
CD価格:2,240円(税込)
-
メシアン (1908-1992):
ミのための詩
神の降臨のための3つの小典礼 [アーチボルド/ミラー/ブラウン/ノースウェスト少年合唱団/シアトル響/モルロー]MESSIAEN, O.: Poèmes pour Mi / 3 Petites liturgies de la Présence Divine (Archibald, C. Millar, M.Brown, Northwest Boychoir, Seattle Symphony, Morlot)
発売日:2018年01月26日
NMLアルバム番号:SSM1016
CD価格:1,950円(税込)
ワシントン州シアトルを拠点とするアメリカ合衆国のオーケストラ、シアトル交響楽団。2011年からはフランス人指揮者ルドヴィク・モルロー(モルローは2017年6月にネゼ=セガンの代役としてベルリン・フィルを指揮し、一躍時の人になったことでも知られています)が音楽監督を務めたことで、フランスの近現代作品の演奏が飛躍的に多くなりました。このメシアンの録音もその一つであり、声楽を含めた大編成のオーケストラを自由自在に駆使して、色とりどりの音を紡ぎ出しています。あまり録音の多くない「神の降臨のための3つの小典礼」での陶酔的な響きは美しさの極みです。
収録作曲家:
-
メシアン(1908-1992):
栄光の御体
聖霊降臨祭のミサ [ウィンペニー]MESSIAEN, O.: Corps Glorieux (Les) / Messe de la Pentecôte (Winpenny)
発売日:2017年06月23日
NMLアルバム番号:8.573682
CD価格:1,900円(税込)
20世紀の作曲家の中で、メシアンの存在は唯一無比であり、その独特な音楽語法は、次世代の作曲家たちに大きな影響を与えています。敬虔なカトリックへの傾倒、ほのかに漂う東洋的な響き、そして何より鳥の声を始めとした自然界の音への愛着。これらは活動の初期から変わることなく、メシアンの音楽の特徴といえるものです。 このアルバムに収録されている2曲のオルガン作品のうち、「栄光の御体」はメシアン自身のお気に入りの作品であり、曲の中には、聖書の中の“三位一体”を象徴する数字が隠されているなど、あらゆる表現で“死との戦いと歓喜”が描かれています。その10年後の「聖霊降臨祭のミサ」は、彼が若い頃にサント=トリニテ教会で行った即興演奏をもとに書き上げたとされた作品。即興的なフレーズと、古代ギリシャのリズム、彼が愛した鳥の声がふんだんに用いられた色彩的で神秘的な曲です。
収録作曲家:
-
メシアン(1908-1992):
オルガン作品集 [ウィンペニー]MESSIAEN, O.: Organ Works - L'Ascension / Diptyque / Offrande au Saint-Sacrement / Prélude / Le Banquet Céleste (Winpenny)
発売日:2016年04月27日
NMLアルバム番号:8.573471
CD価格:1,900円(税込)
オルガニスト、トム・ウィンペニーによるメシアン(1908-1992)の作品集です。2015年に発売された同じくメシアンの「主の降誕(8.573332)」の演奏も密度の濃いものでしたが、今作では一層の輝きを増したオルガンの響きを堪能することができることでしょう。 「キリストの昇天」はもともと1932年に管弦楽のために書かれた作品で、1935年の初演時とアメリカでの演奏会では華々しい成功を収めたとされています。初演に先立ってオルガン版も作られましたが、その際、第3楽章が差し替えられてこの形に落ち着きました。元々は華やかなトランペットのファンファーレが特徴的な楽章でしたが(若干メシアンらしくない)、こちらのオルガン版はもっと流動的で、雪崩落ちるようなパッセージが目立つものです。 また彼の死後、1997年に発見された2つの作品「前奏曲」と「聖体秘蹟への奉納」はマルセル・デュプレとトゥルヌミールからの影響を見ることができます。20世紀最高のオルガン音楽をぜひ体感してください。 ※日本語帯なし
収録作曲家:
-
メシアン(1908-1992):
ミのための詩
ヴォカリーズ・エチュード/天と地の歌 [ブルーン/ヒルディグ]MESSIAEN, O.: Poèmes pour Mi / Vocalise-Étude / Chants de Terre et de Ciel (Bruun, Hyldig)
発売日:2015年10月28日
NMLアルバム番号:8.573247
CD価格:1,900円(税込)
メシアン(1908-1992)の1936年から1938年に書かれた一連の歌曲集(ハラウィを除く)は、彼における作曲家活動の初期の作品にもかかわらず、その音楽が目指すものは顕著であり、彼の特徴とも言える「音と色彩の関係」や、官能性がはっきりと現れています。 「ミのための詩」は当時の彼の妻クレール・デルボス(1959年に死去)の愛称であった「ミ」に捧げられた歌曲集であり、夫婦愛の歓びと結婚の秘蹟を歌ったもので、この一音ごとに移り変わる色彩的な響きは、メシアンが愛したステンドグラスの光をそのまま写し取ったものでもあります。「ヴォカリーズ・エチュード」はタイトル通り歌詞を持たない小さな曲。パリ国立高等音楽院の声楽曲の練習曲として書かれたものですが、こんな短い曲の中にも(ドビュッシー風でもある)やはりメシアンらしい音の絵が描かれているのには感嘆するのみです。「天と地の歌」は妻への愛だけでなくわが子への愛、そして「死と復活」までもが高らかに歌われるというもの。「ミのための詩」からたった2年でここまで神秘性が増すとは・・・と驚いてしまいます。ブルーン・ヒルディグ・デュオによる美しい演奏で。
収録作曲家:
-
メシアン(1908-1992):
合唱作品集 [デンマーク国立声楽アンサンブル/デンマーク国立コンサート合唱団&室内管弦楽団/クリード]MESSIAEN, O.: Choral Music (L'amour et la foi) (Danish National Vocal Ensemble, Concert Choir and Chamber Orchestra, Creed)
発売日:2015年05月27日
NMLアルバム番号:6.220612
SACD-Hybrid価格:1,988円(税込)
メシアン(1908-1992)の音楽には、多くの暗示と啓示があります。彼が作り出した非凡な情景を味わった後に、人々はいろいろなことを考えることでしょう。このアルバムにはメシアンの3つの代表的な合唱作品が収録されています。オンド・マルトノやピアノ、弦楽、そして多くの色彩的な打楽器と18人のソプラノが織り成すきらびやかな「3つの小典礼」、ルネサンス時代のシャンソンの様式とインドのリズムの融合、そして言葉を巧みに使った「5つのルシャン=繰り返し」、荘厳で神々しい「おお、聖なる饗宴」と、様式は違いながらも、どれも陶酔的で、人知を超越した美しさを持つ作品と言えるでしょう。 もちろん演奏はとても困難ですが、名手マルクス・クリードは絶対的なアンサンブルと響きを大切にした上で、声を自由に飛翔させているところがさすがです。
収録作曲家:
-
メシアン(1908-1992):
主の降誕(1935) [ウィンペニー]MESSIAEN, O.: Nativité du Seigneur (La) (Winpenny)
発売日:2015年01月28日
NMLアルバム番号:8.573332
CD価格:1,900円(税込)
30歳になる前から、メシアン(1908-1992)はその作品において世界的な名声を確立していました。彼は11歳の時にパリ国立高等音楽院に入学、すでにこの当時から輝かしい業績を残しています。11年間音楽院に在籍し様々な知識を習得し、1930年の卒業時には、すでに異国風のリズムや鳥の鳴き声、そして音と色彩の関係などの独自の技法探求が確立されていたようです。その後、パリのサントトリニテ教会のオルガニストに就任し、亡くなるまでこの職に付き、ことあるごとに素晴らしい即興演奏を行い、信徒たちを熱狂させたのです。 この「主の降誕」もそんな特徴がはっきりと現れている作品で、「主の降誕」というクリスマスの物語の中に、驚くほどの優雅さと美しさ、輝き、そして不思議な陶酔感を注ぎ込みました。全曲は9つの部分からなり、それぞれに副題が付けられています。メシアンの作品を聴くときは、まず響きを体で感じること。難しい言葉は後から自然についてきます。オルガニスト、トム・ウィンペニーはこの大聖堂のアシスタントマスター・オルガニストです。
収録作曲家:
-
メシアン(1908-1992):
トゥーランガリラ交響曲 [フィンランド放送交響楽団/ハンヌ・リントゥ指揮]MESSIAEN, O.: Turangalîla-symphonie (Hewitt, Hartmann-Claverie, Finnish Radio Symphony, H. Lintu)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2014年05月30日
NMLアルバム番号:ODE1251-5
SACD-Hybrid価格:2,475円(税込)
フランスの現代作曲家、オリヴィエ・メシアンの最初の大規模な管弦楽曲であるこの「トゥーランガリラ交響曲」。メシアン作品のみならず、20世紀に作曲されたあらゆる作品の中でも、ひときわ特異な姿を持ち、また、その大規模な編成をものともせず、頻繁に演奏されることでも知られています。もともとはボストン交響楽団の音楽監督を務めていたS.クーセヴィッキーの委嘱により書き始められ、1948年にひとまず完成。その後にオーケストレーションが施されたものです。曲は10楽章からなり、メシアンが終生、その作曲の根源に置いていた「愛、死、祈り、鳥」がモティーフとして使われ、またその響きも、20世紀の音楽としてはわかりやすく、ほぼ半分の楽章は調性的であり、彼が愛した嬰ヘ長調(ピアノでいう黒鍵の響き)が多用されています。オンド・マルトノとピアノが大活躍しますが、ここでピアノを演奏するのは、あの吉田秀和氏も大絶賛していたアンジェラ・ヒューイット。彼女はバッハと同じくらいメシアンを愛していて、ここでも納得の演奏を聴かせてくれます。全体を手堅く纏めているのは、フィンランドが誇る名指揮者ハンヌ・リントゥ。リゲティを始めとする現代音楽を得意とするだけあって、ここでも巨大なオーケストラを完全に手中に収め引き締まった筋肉質なメシアン像を作り上げています。
収録作曲家:
-
メシアン(1908-1992):
われら死者のたち復活を待ち望む他 [フランス国立リヨン管/メルクル]MESSIAEN, O.: Et exspecto resurrectionem mortuorum / Le tombeau resplendissant / Hymne (Lyon National Orchestra, Markl)
■宗教曲
発売日:2012年07月18日
NMLアルバム番号:8.572714
CD価格:1,900円(税込)
メシアン(1908-1992)の作品の中でも、とりわけ規模が大きく、また「いかにもメシアンらしい」この音楽。本来は第二次世界大戦の犠牲者を追悼するために、当時のフランスの文化相から委嘱されたのですが、この頃、宗教的な題材をとことん追求していたメシアンは、曲中に戦闘の恐怖などを盛り込むことはせず、もっと全人類的で普遍的な「救済、復活」の音楽を描き出しました。編成は木管楽器と金管楽器、そして打楽器と言う変則的なもので、5つにわかれた部分は、全て聖書からの引用によるタイトルが付けられています。もちろんお約束の鳥の声も聞こえてきます。他には、若い頃に書かれた2つの作品も収録。準・メルクルは今回も冴えた棒捌きを見せてくれます。
収録作曲家:
-
ドビュッシー&メシアン:
2台のピアノのための音楽 [ファン・ラート/アウストボー]MESSIAEN, O.: Visions de l'Amen / DEBUSSY, C.: En blanc et noir (van Raat, Austbo)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2012年05月16日
NMLアルバム番号:8.572472
CD価格:1,900円(税込)
ともに戦時中に書かれた2つの「2台のピアノのための音楽」です。第一次世界大戦中に書かれたドビュッシー(1862-1918)の「白と黒で」は、その第2曲目に戦争の影響がはっきり表れています。タイトルについては、鍵盤の白と黒、そしてそれを混ぜ合わせた灰色がイメージされているといい、そちらもなかなか意味深です。活動的な第1曲、フランソワ・ヴィヨンの詩による第2曲、ドルレアンの詩による第3曲から出来ています。メシアンの作品は、深淵なる宗教的な瞑想の曲で、2台のピアノの役割が明確に分かれています。リズミックで華やかさを表現する第1ピアノはイヴォンヌ・ロリオが演奏し、メシアン(1908-1992)は第2ピアノでメロディと表現を担当するというものでした。この演奏では、2人の「現代音楽ピアニスト」が素晴らしい解釈を聞かせています。
-
メシアン(1908-1992):
聖体秘蹟の書 [ジェイコブス]MESSIAEN, O.: Livre du Saint Sacrement (P. Jacobs)
■器楽曲(オルガン)
発売日:2010年11月17日
NMLアルバム番号:8.572436-37
2CD価格:2,900円(税込)
全ては輝く光の渦に巻き込まれ
人としての存在を忘れそうになる陶酔の瞬間をメシアン最後のオルガン作品である「聖体秘跡の書」は、18の部分からなる深淵で長大な曲です。当時のメシアンは70歳を優に超え、完成に8年を要したオペラ「アッシジの聖フランチェスコ」の初演を終えたばかりでしたが、創作意欲は全く衰えることもなく、この見事な曲を1年で書き終えたのです。この曲には彼の宗教観が全て注ぎ込まれ、荘重なるコラール、即興的な部分、体中に浸みわたる三和音が絶え間なく交錯し、陶酔の境地へと聴き手を誘います。もちろん彼が愛した鳥の声も至るところから聞こえてきます。アメリカの名オルガニスト、ポール・ジェイコブスの光舞い降りるような神々しい演奏で。収録作曲家:
-
メシアン(1908-1992):
ミのための詩
忘れられた捧げもの/ほほえみ [シュヴァネヴィルムス/フランス国立リヨン管/メルクル]MESSIAEN, O.: Poemes pour Mi / Les offrandes oubliees / Un sourire (Schwanewilms, Lyon National Orchestra, Markl)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2009年12月16日
NMLアルバム番号:8.572174
CD価格:1,900円(税込)
眠りに就く前の甘美な感覚にも似た
陶酔の響きに満たされたメシアンの賛美と祈りの音楽愛と信頼、死および永遠、そして鳥の歌。これらはメシアンにとって、永遠のテーマです。「忘れられた捧げもの」は彼にとって最初に公表された管弦楽作品で、「捧げもの」とはキリストの無償の愛。それを忘れてしまい罪を重ねる人間の姿、忘れないための聖体秘跡、これらが音によって描かれます。「ミのための詩」はメシアンによる極めてシンボリックな愛の歌。最初の妻クレア・デルボスに捧げられた9つの神秘的なテキストによります。もちろん「ほほえみ」では随所に鳥の声が聞こえてきます。メシアン入門としても最適なこの1枚。準・メルクルの紡ぐ柔らかいオーケストラの音色と、硬質な響きを持つシュヴァネヴィルムスのソプラノは聴き手を陶酔の世界へと連れていきます。収録作曲家:
-
メシアン(1908-1992):
鳥のカタログ
鳥の小スケッチ [アウストボー]MESSIAEN: Catalogue d'oiseaux / Petites esquisses d'oiseaux
■現代音楽
発売日:1997年02月01日
NMLアルバム番号:8.553532-34
3CD価格:3,900円(税込、送料無料)
千変万化、極彩色の自然の音がまばゆいばかりに響くフランス現代の巨匠作曲家メシアンは、作品に鳥の声を積極的に取り入れました。世界の鳥の声を克明に採譜したメシアンの、この方面の集大成と言える驚異的な作品がピアノのための「鳥のカタログ」です。通常のピアノ独奏のイメージとは懸け離れた魅惑的な世界を提示します。「20のまなざし」の録音が大評判になったノルウェー出身のアウストボが、再び冴えに冴えた演奏を聞かせます。後年の「鳥の小スケッチ」を加えた3枚組がナクソス価格、今まで我慢していた方にもCD購入チャンス到来です。
収録作曲家:
-
フランスのヴァイオリン・ソナタ集
フォーレ、メシアン、ルクー、ラヴェル、プーランク [トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー、ミヒャエル・コルスティック]発売日:2025年03月14日
SACD-Hybrid 2枚組価格:3,750円(税込、送料無料)
19世紀から20世紀にかけて書かれたフランスのヴァイオリン・ソナタを収録した2枚組。 出発点となるのは、フォーレの2つのソナタ。第1番はサン=サーンスから「傑作」と称賛された作品。それから42年を経て作曲された第2番は調性が希薄で、フォーレ晩年ならではの透明感ある清冽な音楽です。ロマンスやシシリエンヌなどの4つの小品が続き、最後にはメシアンがヴァイオリニストであった最初の妻に捧げた《主題と変奏》が収録されています。このメシアン初期の作品は印象主義的な要素を色濃く残した魅力溢れるものです。 2枚目のアルバムには、イザイが委嘱・初演したルクーのソナタ、ブルースの要素を採り入れたラヴェルのソナタとガルシア・ロルカに捧げられたプーランクの洒脱なソナタ、ラヴェルの名作「カディシュ」、師であるフォーレに献呈された「子守歌」が収録されており、アルバム全体で印象主義から現代へと至る音楽の軌跡を辿ることができるでしょう。 演奏するイルンベルガーとコルスティックのアンサンブルは比類ない正確さと表現力で各方面から絶賛されています。
-
The Lamb’s Journey
子羊の旅 ギボンズからバーバーまで、合唱が紡ぐ物語 [クリストファー・ローリー、アンサンブル・アルテラ]Choral Concert: Ensemble Altera - GIBBONS, O. / BARBER, S. / BRUCKNER, A. / MESSIAEN, O. / POULENC, F. (The Lamb's Journey)
発売日:2024年03月22日
NMLアルバム番号:ALPHA1029
CD価格:2,775円(税込)
-
ファンタジー
ヴァイオリンとピアノで辿る幻想の行方
シューベルト、ストラヴィンスキー、シューマン、メシアン [アリョーナ・バーエワ、ヴァディム・ホロデンコ]Violin Recital: Baeva, Alena - SCHUBERT, F. / STRAVINSKY, I. / SCHUMANN / MESSIAEN, O. (Fantasy)
発売日:2024年02月09日
NMLアルバム番号:ALPHA1021
CD
通常価格:2,775円→ 特価!:1,690円(税込)2名手がALPHAに待望の登場!
深い共感が無辺に羽ばたかせる想像の翼キルギス出身のヴァイオリニスト、アリョーナ・バーエワとウクライナ出身のピアニスト、ヴァディム・ホロデンコ。バーエワは2022年5月に、ホロデンコは2023年12月に来日し、いずれも強い印象を日本の聴衆に遺しました。ルクセンブルクを拠点に活躍する二人は共演歴も長く、他レーベルに録音もあります。 ALPHAレーベルでの初アルバムは「幻想」をテーマに、幻想曲形式の作品や童話世界に取材した4つの傑作を厳選。19世紀初頭から20世紀まで、ロマン主義文化の源泉に触れながら近代まで多様な音楽的ファンタジーを絶妙な音の対話で綴ってゆきます。ここぞというところでソリストらしい存在感をみせるホロデンコのピアニズムと比類ないアンサンブルを聴かせるバーエワのヴァイオリンは、過剰に凄むことなしに縦横無尽、曲それぞれの圧倒的に強い個性を十二分に引き出してゆく柔軟さに、各作品への真摯な傾倒が垣間見えます。 ヴィオラで演奏されることが多いシューマン『おとぎ話の絵』は初版譜でもヴァイオリンが演奏楽器の一つとして指定されており、2人の奥深い解釈と相俟って新鮮さに満ちた作品像がみずみずしく浮かび上がります。 -
ENIGMA ~エニグマ [サラ・アリスティドゥ、ダニエル・アルカディ・ゲルツェンベルク、イェルク・ヴィトマン]
Vocal Recital (Soprano): Aristidou, Sarah - SCHUBERT, F. / RACHMANINOV, S. / RAVEL, M. / WOLF, HUGO (Enigma)
発売日:2023年11月10日
NMLアルバム番号:ALPHA740
CD
通常価格:2,475円→ 特価!:1,690円(税込)驚異のソプラノ、アリスティドゥ、
セカンド・アルバム登場キプロス島に生まれ、現在はフランスを中心に活躍するサラ・アリスティドゥ。持ち前の驚異的なテクニックで様々な現代作品を全身で表現するほか、バロックからロマン派までの作品を豊かな表現で歌い上げる柔軟性を併せ持つ彼女は、同時代のアーティストたちから既に多くの信頼を得ており、今やヨーロッパ中のホールや歌劇場から声が掛かる存在です。 ファースト・アルバムにはその才能を高く評価するダニエル・バレンボイムやエマニュエル・パユの参加がありましたが、今回は前回も新曲を提供したイェルク・ヴィトマンがクラリネットでも参加するという豪華さ。冒頭を飾るギリシャ出身のツィアルタスの作品を始めとした現代作品で炸裂する超絶技巧がまず聴きどころですが、ラフマニノフやシューベルトで聴かせる声色や歌いまわしにも異能ぶりが発揮されて聴きごたえ十分。 新しい時代を感じさせる素晴らしい表現力をぜひご体験ください。 -
IMAGES
ドビュッシー、メシアン、ミュライユ、マヌリ、ベンジャミン [ロレンツォ・スーレ]Piano Recital: Soulès, Lorenzo - BENJAMIN, G. / DEBUSSY, C. / MANOURY, P. / MESSIAEN, O. / MURAIL, T. (Images … )
発売日:2023年10月20日
NMLアルバム番号:LBM055
CD価格:2,475円(税込)
-
シルヴァン・カンブルラン
SWR名演集[10枚組 BOX] [シルヴァン・カンブルラン(指揮)/バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツ放送交響楽団]Orchestral Music - BERLIOZ, H. / DEBUSSY, C. / RAVEL, M. / STRAVINSKY, I. (SWR Symphony, Baden-Baden and Freiburg, Cambreling) (10-CD Box Set)
発売日:2023年10月13日
NMLアルバム番号:SWR19135CD
CD 10枚組価格:6,300円(税込、送料無料)
1999年から2011年までバーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団の常任指揮者を務めたシルヴァン・カンブルランの75歳を記念して、SWRのアーカイヴから初出音源多数を含む10枚組ボックスが登場。20世紀音楽ファン必聴と言えそうな内容です。 【これらを聴かずして、20世紀音楽は語れない。そう言いたくなるような充実したセット】 読響の常任指揮者を長らく務め、オーケストラのサウンドを一新したシルヴァン・カンブルラン。彼がバーデン=バーデン・フライブルクSWR放送響(南西ドイツ放送響)の常任指揮者に就いていた期間を含む、1992年から2016年までの録音が10枚組のセットになった(バルトークのヴィオラ協奏曲のみザールブリュッケン放送響)。ベルリオーズからメシアンまで、彼がもっとも得意としたレパートリーが一望の下に俯瞰できる構成だ。その6割程度が初出音源というのも嬉しい。 とりわけ20世紀の音楽を十八番にしていたカンブルラン。この時代ならではの、晦渋だったり、いかつい雰囲気をもった音楽を優雅に、色彩豊かに表現するのが彼の持ち味だ。たとえば、鉛色のイメージに染められがちなシェーンベルクやベルクの作品から、鮮やかな極彩色やほのかに薫る官能性を引き出してくれる。ウェーベルン「大オーケストラのための6つの小品」とドビュッシー「6つの古代の墓碑銘」を互い違いに組み合わせ、両者を違和感なく溶け込ませることができるのはカンブルランだけだろう。 バルトークの「中国の不思議な役人」やヤナーチェクの「シンフォニエッタ」では驚異的な見通しの良さで作品の精緻さを浮き彫りにしつつ、陰影豊かな表現で魅了する。ストラヴィンスキーの「春の祭典」も暴力的なところなく、エレガントなサウンドが愉悦を誘ってくれるほどだ。また、アイヴズの問題作である交響曲第4番は、あちこちに飛び散らかる様々な要素をデリケートに積み重ね、一つの大いなる流れを作り出す。いずれも、かつてない完成度を誇る演奏だ。 ドビュッシーやラヴェルなどのフランス音楽は、その音色の乾湿を使い分け、適切に整えられたバランスによって音が過不足なく空間を満たすようなデザイン感覚が見事。曲のすみずみまで、しなやかな響きで聴かせるのだ。優秀なドイツの放送オーケストラが、さらに明晰さを際立てる演奏をしているのも頼もしい。 ベルリオーズの序曲集では抒情性と運動性を巧みに交代させ、めくるめく興奮を導く。また、デュティユーならではの深さと鋭さをもった音楽も、そうしたベルリオーズの延長線上にあることをカンブルランの演奏は教えてくれよう。そして、彼のライフワークともいえるメシアンの作品。サイケデリックといいたくなるほどに色彩による楽園を燦然と築く。これらを聴かずして、20世紀音楽は語れない。そう言いたくなるような充実したセットになった。 鈴木淳史(音楽評論)バルトークの「中国の不思議な役人」やヤナーチェクの「シンフォニエッタ」では驚異的な見通しの良さで作品の精緻さを浮き彫りにしつつ、陰影豊かな表現で魅了する。ストラヴィンスキーの「春の祭典」も暴力的なところなく、エレガントなサウンドが愉悦を誘ってくれるほどだ。また、アイヴズの問題作である交響曲第4番は、あちこちに飛び散らかる様々な要素をデリケートに積み重ね、一つの大いなる流れを作り出す。いずれも、かつてない完成度を誇る演奏だ。 ドビュッシーやラヴェルなどのフランス音楽は、その音色の乾湿を使い分け、適切に整えられたバランスによって音が過不足なく空間を満たすようなデザイン感覚が見事。曲のすみずみまで、しなやかな響きで聴かせるのだ。優秀なドイツの放送オーケストラが、さらに明晰さを際立てる演奏をしているのも頼もしい。 ベルリオーズの序曲集では抒情性と運動性を巧みに交代させ、めくるめく興奮を導く。また、デュティユーならではの深さと鋭さをもった音楽も、そうしたベルリオーズの延長線上にあることをカンブルランの演奏は教えてくれよう。そして、彼のライフワークともいえるメシアンの作品。サイケデリックといいたくなるほどに色彩による楽園を燦然と築く。これらを聴かずして、20世紀音楽は語れない。そう言いたくなるような充実したセットになった。 鈴木淳史(音楽評論)
-
SOLO ALONE AND MORE
無伴奏クラリネットのための作品集 [ヨナス・フローント(クラリネット)]Clarinet Recital: Frølund, Jonas - BERG, G. / MESSIAEN, O. / NIELSEN, C. and M. / RUDERS, P. / SØRENSEN, B. / STRAVINSKY, I. (Solo Alone and More)
発売日:2023年08月18日
NMLアルバム番号:6.220681
SACD-Hybrid価格:2,175円(税込)
『SOLO ALONE AND MORE』は、コペンハーゲンのデンマーク王立音楽アカデミーで学び、パリ音楽院を卒業した若きクラリネット奏者ヨナス・フローントを紹介する初のアルバムです。アルバムを作成するにあたり、彼は様々なクラリネット…一般的なB♭管、A管だけでなく、A管バセット・クラリネット、B♭管バス・クラリネットを用いることで、聴き手が多彩な音色を楽しめるように工夫を凝らしています。 プログラムには、彼が「あらゆる現代音楽の起源」と考えるワーグナーの《トリスタンとイゾルデ》からの旋律や、ストラヴィンスキーの「3つの小品」、ソリストに打楽器の演奏までを要求するステーン=アナセンの「深き淵より」の他、フローントのために書かれたメテ・ニルスンの「アローン」も含まれています。
-
My Story
ヴァイオリン作品集 [ロベルト・クヴィアトコウスキ(ヴァイオリン)/ドミニカ・グラピャーク(ピアノ)]Violin and Piano Recital: Kwiatkowski, Robert / Glapiak, Dominika - WAGNER, R. / PADEREWSKI, I.J. / BACH, J.S. / ELGAR, E. / MESSIAEN, O. (My Story)
発売日:2023年06月23日
NMLアルバム番号:CDAccordACD322
CD価格:3,000円(税込、送料無料)
-
Souvenirs d’oiseaux
鳥の思い出 [ロデリック・チャドウィック(ピアノ)]Piano Recital: Chadwick, Roderick - MESSIAEN, O. / HARRISON, S. / JOLAS, B. / ANDERSON, J. / DEBUSSY, C. / GRIEG, E. (Souvenirs d'oiseaux)
発売日:2023年05月19日
NMLアルバム番号:DDA21240
CD 2枚組価格:2,775円(税込)
-
MEETING MY SHADOW
ベートーヴェン:エロイカ変奏曲
ブラームス、メシアン、スクリャービン、スカルラッティ [ギオルギ・ギガシュヴィリ]Piano Recital: Gigashvili, Giorgi - SCARLATTI, D. / BEETHOVEN, L. van / BRAHMS, J. / SCRIABIN, A. (Meeting My Shadow)
発売日:2023年04月28日
NMLアルバム番号:ALPHA930
CD
通常価格:2,475円→ 特価!:1,690円(税込)ジョージアの若き俊英ギオルギ・ギガシュヴィリ、
注目のデビュー・アルバム2000年ジョージア(グルジア)生まれのギオルギ・ギガシュヴィリ。現在ネルソン・ゲルナーに師事している彼は、2019年のブゾーニ国際ピアノ・コンクール第3位と聴衆賞、2021年ゲザ・アンダ国際ピアノコンクールでオルタンス・アンダ=ビュールレ賞など数多くの受領歴を誇り、同じくジョージア出身のヴァイオリニスト、リサ・バティアシュヴィリのアルバム(ドイツ・グラモフォン)ではフランクのソナタで共演しています。またエロクトロ・ユニットTsdunebaのシンガーでもあり、ポップスを最も愛するという彼に、マルタ・アルゲリッチは「ピアノも一緒に続けるように」と強く勧めたといいます。 そんな彼の初めてのアルバムがALPHAから登場。彼にとってクラシックのピアノ演奏は自分の「影」の面ということかもしれませんが、弱冠22歳にしてその表現の幅広さと奥深さには驚くべきものがあり、時代も国も多岐にわたるプログラムに統一感と物語性を与える構成力も素晴らしいものです。 -
Cloches et Carillons
鐘とカリヨン
様々な作曲家のピアノ曲集 [イルメラ・レルケ(ピアノ)]Piano Recital: Roelcke, Irmela - BLUMENFELD, F. / DEBUSSY, C. / ENESCU, G. / LISZT, F. / MESSIAEN, O. / MISHORY, G. (Cloches et Carillons)
発売日:2022年09月16日
NMLアルバム番号:TOCN0020
CD価格:2,175円(税込)
-
réBelles!
Portraits Lyriques
ソプラノのための歌曲集 [ヨゼフィーネ・コンスタンツェ・ゲーマン(ソプラノ)/マリオ・ヘリング(ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Göhmann, Josefine Constanze - BOULANGER, L. / CHAUSSON, E. / HONEGGER, A. / STRAUSS, R. (réBelles! Portraits Lyriques)
発売日:2022年06月24日
NMLアルバム番号:SM380
CD価格:1,950円(税込)
ハノーファーでチリ出身の家族に生まれ、近年ドイツの歌劇場で活躍が目覚ましいソプラノ、ヨゼフィーネ・ゲーマンのデビュー・アルバムは、女性の力とその復権をコンセプトとしたアルバムになっています。きっかけはゲーマンが目にした美術館のポストカードで、 そこに描かれていたフリーダ・カーロやポーラ・モーダーソン=ベッカーらの自画像を通して、さまざまな女性の自己表現のあり方に気付きました。 ゲーマンはこのアルバムを4つの展示室を持つ美術館に例え、聖書における処女性を表現した「Vierge」、神秘的な歌声で人を惑わす「水の精」、主人公となった女性たち、シェイクスピアのオフィーリアのイメージ...と順にめぐってゆきます。アルバムの最後は神戸に生まれヨーロッパを拠点に活動する吉田文の作品で締めくくられています。
-
Songs of Love and Despair
ビーザー/ブラントリー/ブドシュ/シューベルト
チェロとギターのための作品集 [ボイド・ミーツ・ガール]Cello and Guitar Recital: Boyd Meets Girl - BEASER, R. / BRANTLEY, P. / BUDOŠ, M. / SCHUBERT, F. (Songs of Love and Despair)
発売日:2022年05月27日
NMLアルバム番号:DSL-92255
CD価格:2,100円(税込)
Boy meets Girl ボーイ・ミーツ・ガールにギタリストの名前(Boyd)を引っかけたデュオ、ボイド・ミーツ・ガール。二人は結婚して一緒に暮らしており、スタジオも近くにあったことからパンデミックの間も新曲のリサーチ、アレンジ、リハーサルそして録音を続けることが出来ました。 そうした中で生まれたのがこのアルバム。ドビュッシーの穏やかな美しさ、ボッケリーニの楽しい躍動感といったクラシック作品のみならず、アパラチア地方に伝わったスコットランドやアイルランド民謡の哀調を帯びた世界(トラック6-9)、更には二人が大ファンだというビートルズ(同12&13)、ビヨンセ(同5)、レディオヘッド(同15)の曲も収めています。
-
-★『レコード芸術』特選盤(2022年2月号)★-
久末航
ザ・リサイタル [久末 航]発売日:2021年11月17日
SACD-Hybrid国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
数々の国際コンクールを制覇してきたヨーロッパ本流のピアニズムが、今ここに開花する。第66回ミュンヘン国際音楽コンクール第3位&委嘱作品特別賞、第7回リヨン国際ピアノコンクール優勝&聴衆賞、2016年度メンデルスゾーン全ドイツ音楽大学コンクール優勝他数々の国際コンクールを制覇してきたドイツ在住の若き俊英Wataru Hisasueのデビュー・アルバムです。 アーティスト自身が長年にわたり研究を重ね磨き上げてきた数多あるレパートリーの中から厳選に厳選を重ね、一夜のリサイタルのようにアルバム全体の起承転結をも俯瞰した全13トラックを収録しました。まさにWataru-Ism! を心ゆくまでご堪能下さい。
-
RHYTHM AND THE BORROWED PAST
リズムと借り物の過去
ヴァイオリンとピアノのための近現代作品集 [ダニエル・クルガノフ(ヴァイオリン)/コンスタンティン・ファインハウス(ピアノ)]Violin and Piano Music (20th and 21st Centuries) - AUERBACH, L. / BEAUDOIN, R. / MESSIAEN, O. (Rhythm and The Borrowed Past) (Kurganov, Finehouse)
発売日:2021年11月19日
NMLアルバム番号:ORC100182
CD価格:1,950円(税込)
共にロシアで生まれ、アメリカで活躍するヴァイオリニスト、ダニエル・クルガノフとピアニスト、コンスタンティン・ファインハウスによる近現代の作品集。選ばれた4つの作品は、どれも特異なリズムに支えられています。 ロシアの作曲家アウエルバッハの自由な様式で書かれたソナタは、無調の響きの中に、時折聞こえてくる甘い旋律が魅力的な音楽。第2楽章と第4楽章での高揚感溢れるリズムが特徴です。 ボードインの「In höchster Not」は彼がマイケル・フィニッシーの学生だった時代に書かれた曲。刻々と変化する表情記号の中、さまざまなリズムが現れます。 演奏者の自由な発想が求められるケージの「夜想曲」、メシアンの「主題と変奏」でも持続的なリズムを聞き取ることができます。
-
「青い海」
メシアン、ゴートン、シマノフスキのピアノ作品集 [ロデリック・チャドウィック(ピアノ)/ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)/シャー・ヴィクトリア・レヴィ(ヴァイオリン)]Piano Recital: Chadwick, Roderick - MESSIAEN, O. / GORTON, D. / SZYMANOWSKI, K. (La mer bleue)
発売日:2020年10月09日
NMLアルバム番号:DDA25209
CD価格:2,250円(税込)
-
フランス・ピアノ秘曲集
ブーレーズ/ドビュッシー/メシアン/ラヴェル [ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)]Piano Music (French) - BOULEZ, P. / DEBUSSY, C. / MESSIAEN, O. / RAVEL, M. (Rare French Piano Music) (van Raat)
発売日:2020年05月22日
NMLアルバム番号:8.573894
CD価格:1,900円(税込)
近現代のピアノ作品を得意とするピアニスト、ラルフ・ファン・ラートが弾くフランス現代の秘曲集。 ドビュッシーの最後のピアノ曲「燃える炭火に照らされた夕べ」、ドビュッシーから大きな影響を受けたメシアンの「峡谷から星たちへ」の中から“2つの鳥の歌”、2012年に発見された「シラヒゲムシクイ」、そしてそのメシアンから教えを受け、独自の音楽語法を確立させたブーレーズの最初期の作品『12のノタシオン』と世界初録音となる「前奏曲、トッカータとスケルツォ」などを収録。 ブーレーズの最後のピアノ曲である「天体暦の1ページ」には初期の作風の残滓がはっきり残っており、これらはフランス現代音楽の軌跡をたどるとともに、各々の作曲家の作風を知る良い例ともなります。ラヴェルがノートに書きつけた短いメヌエットにも、その伝統がはっきり認められることでしょう。
-
-★『レコード芸術』特選盤(2020年7月号)★-
『PARADISE LOST ~ 失楽園』
様々な地域と時代における、楽園と追放の歌 [アンナ・プロハスカ (ソプラノ)、ジュリアス・ドレイク (ピアノ)]Vocal Recital (Soprano): Prohaska, Anna - SCHUBERT, F. / RACHMANINOV, S. / WOLF, H. (Paradise Lost)
発売日:2020年04月10日
NMLアルバム番号:ALPHA581
CD国内仕様 日本語解説付き価格:2,970円(税込)
プロハスカが描く、楽園と追放の物語特に近・現代音楽の解釈と歌唱で高い評価を得ながら、持ち前の高い感性で古楽の世界にまで鋭く切り込むアンナ・プロハスカが描く『失楽園』。楽園でのアダムとイヴ、その堕落と追放の物語、あるいはそれに触発された歌曲を収録しています。ロマン派から近代、そして20世紀に至る各時代から独自の選曲を行っており、歌詞も仏・独・英・露と4ヵ国語に及ぶもの。圧倒的な充実度で、プロハスカの企画力、歌唱力、言語力と、現在の彼女が持てる実力が余すところなく発揮された、聴き応え十分のアルバムです。
-
The Etudes Project - エチュード・プロジェクト
Vol.1 アイスバーグ
(アンダーセン、バエズ、ブルツォス、クーパー、グラス、グレイフピアノ練習曲集) [ジェニー・リン(ピアノ)]Piano Recital: Lin, Jenny - ANDERSEN, D. / BAEZ, V. / BURTZOS, A. / COOPER, D. / GLASS, P. / GRAFE, M. (The Etudes Project, Vol. 1 - Iceberg)
発売日:2020年03月06日
NMLアルバム番号:DSL-92236
CD価格:2,100円(税込)
18世紀に生み出され、19世紀前半に一般的になった「エチュード(練習曲)」。ニューヨーク・タイムズ紙などで絶賛されたピアニスト、ジェニー・リンが練習曲に焦点をあてた「ジ・エチュード・プロジェクト」を立ち上げ、さまざまな作品を紹介しています。 第1弾となる本作は、ショパンやドビュッシー、ラフマニノフ、スクリャービン、メシアン、リゲティ、フィリップ・グラスに細川俊夫などのよく知られた作曲家たちの「エチュード」に、現在ニューヨークで活躍する作曲家集団“アイスバーグ”のメンバー10名による作品を組み合わせた興味深い1枚。リンの持つ世界観が、繊細で緻密な演奏によってあますところなく表現されています。
-
期待の新進演奏家シリーズ
アマンダ・モール(オルガン)
オルガン・リサイタル [アマンダ・モール(オルガン)]Organ Recital: Mole, Amanda - ALAIN, J. / BACH, J.S. / BRUHNS, N. / BUXTEHUDE, D. / MESSIAEN, O. / MUHLY, N. / REGER, M.
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:8.573912
CD価格:1,900円(税込)
1988年に第1回のコンクールが開催されてから、注目の逸材を輩出してきた「武蔵野市国際オルガン・コンクール」。アジア唯一の国際オルガン・コンクールとして世界中から集まる意欲ある奏者たちをオーディションで篩にかけ、残った精鋭たちが現地で戦うという、聴き手にとっても手に汗握るコンクールです。 第6回優勝者、マイケル・アンガー、第7回優勝者、福本茉莉に続き、第8回コンクールを制したのは北アメリカ出身のオルガニスト、アマンダ・モール。彼女は楽器の特性を完全に手中に収め、課題曲のバッハ、レーガー、アランから、自由曲として選んだニコ・マーリーの作品までを豪快、かつ精緻に弾き切っています。オルガンの荘厳な音色も楽しめる素晴らしい1枚です。
-
FRANCE
フランスの合唱作品集 [マーカス・クリード南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル]Choral Music - DEBUSSY, C. / MILHAUD, D. / POULENC, F. / JOLIVET, A. / MESSIAEN, O. (France) (South West German Radio Vocal Ensemble, M. Creed)
発売日:2018年10月17日
NMLアルバム番号:SWR19065CD
CD価格:2,400円(税込)
指揮者マーカス・クリードと南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブルによる“世界の歌”シリーズの最新作はフランスの近代合唱曲を集めた1枚です。 1870年に起きた普仏戦争は、フランスからドイツ文化の香りを一掃し「フランス独自の文化を発展させる」ことが国家的な政策になりました。しかし、ワーグナーの半音階技法は19世紀末のフランス国内でも流行しており、調性の緩やかな崩壊から生まれる響きはドビュッシーたち多くの作曲家たちを魅了していました。ドビュッシーは魅力的な和声を更に発展させつつも、同時に脱却も試みており「ペレアスとメリザンド」を経て、印象派音楽へと結実していきました。このアルバムではドビュッシーを始め、プーランク、ミヨー、ジョリヴェ、メシアン、アペルギスの作品が歌われており、色彩豊かなハーモニーを堪能することができます。 アルバムで歌っているのは、創立70年以上の歴史を持つ南西ドイツ放送合唱団の選りすぐりのメンバーたちによる「南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル」。20人ほどの少人数で結成されており、現代作品を中心に250曲以上のレパートリーを持つ彼らは世界中のコンサートホールで見事なハーモニーを披露しています。これまでにリリースした6枚のアルバムはどれも高く評価され、なかでも「アメリカ」と「フィンランド」は“ドイツ・レコード批評家賞”を受賞するなど、優れた演奏は広く注目を集めています。
-
Rejoice! - 喜び! [コーゲルト/ザルツブルク・バッハ合唱団/グラスナー]
Choral Music (Sacred) - STANFORD, C.V. / PÄRT, A. / MESSIAEN, O. / BRITTEN, B. (Rejoice!) (Kogert, Salzburg Bach Choir, Glaßner)
発売日:2018年08月29日
NMLアルバム番号:Gramola99156
CD価格:2,475円(税込)
1983年に創設されたザルツブルク・バッハ合唱団は、発足後すぐにオーストリアの主要なヴォーカル・アンサンブルの一つになり、2003年に芸術監督としてアロイス・グラスナーが就任してからは、更に活動の幅を広げ、ウィーン・フィルやザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団など多くのオーケストラとも共演、ザルツブルク音楽祭に定期的に出演するなど、世界的な賞賛を獲得しています。 このアルバムではオルガニスト、ヴォルフガンク・コーゲルトの壮麗な伴奏を伴い、スタンフォード、メシアン、ブリテンと言った近代の名合唱曲を演奏。優れたアンサンブル能力を発揮しています。
-
発売日:2018年07月20日
CD価格:3,440円(税込、送料無料)
-
FLAME [グェンドリン・メイシン/シモン・ビューヒャー]
Violin and Piano Recital: Masin, Gwendolyn / Bucher, Simon - DEBUSSY, C. / SZYMANOWSKI, K. / MESSIAEN, O. / STRAVINSKY, I. / RAVEL, M. (Flame)
発売日:2017年11月29日
NMLアルバム番号:ORC100075
CD価格:1,950円(税込)
-
福本茉莉
オルガン・リサイタル [福本茉莉]Organ Recital: Fukumoto, Mari – BRUHNS, N. / RADULESCU, M. / GRIGNY, N. de / BACH, J.S. / BUXTEHUDE, D. / MESSIAEN, O.
■器楽曲(オルガン)
発売日:2014年04月16日
NMLアルバム番号:8.573155
CD価格:1,900円(税込)
1987年東京生まれの若きオルガニスト、福本茉莉。彼女は2009年に東京藝術大学卒業後、同大学院で研鑽を重ね、更にハンブルク音楽演劇大学でも学びます。そんな彼女は、2012年、第7回武蔵野市国際オルガンコンクールで見事優勝に輝き、一層の飛躍を遂げることとなったのです。このアルバムは、その優勝記念のリサイタル録音であり、バロック期の作品から、メシアン、ラドゥレスクなどの現代作まで、彼女の素晴らしい才能の一端を知るには最適の1枚です。 2013年にはドイツ・ニュルンベルク国際コンクールでも優勝、その勢いは留まるところを知りません。プライヴェートではユニークなキャラクターを持つことで知られる彼女ですが、巨大なオルガンの前に座るやいなや「音楽の神」と化し、全身で神の声を表現する姿が衝撃的でもあります。
-
SONIC PHILOSOPHY:COLOUR AND AFFECT
音の哲学:色と影響 [ティチアーティ/モーウェ]Violin and Piano Recital: Ticciati, Hugo / Mawe, Henrik - PÄRT, A. / WEBERN, A. / MESSIAEN, O. / TAKEMITSU, T. (Sonic Philosophy: Colour and Affect)
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2014年02月19日
NMLアルバム番号:ORC100038
CD価格:1,710円(税込)
ロマン派の時代の音楽は、作曲家の意志が明確に表現されていて、演奏家は楽譜に解釈を施していくやり方がほとんどでした。しかし、バロックや初期の古典派の時代は、楽譜には最低限のことのみ書かれており、演奏家たちの手に委ねる部分も多かったのです。近現代にも同じような試みがとられ、そんな時の演奏家たちは素材を膨らませて、即興的に音楽を生み出さなくてはいけません。 このアルバムに共通するのは様々な色と光、そして比喩、感情。これでもかとばかりに繰り出される眩しいばかりの音の洪水。そして沈黙。音楽とは何か?と考えたくなるアルバムです。
-
期待の新進演奏家シリーズ
マイケル・アンガー オルガン・リサイタル [アンガー]Organ Recital: Unger, Michael - BUXTEHUDE, D. / BACH, J.S. / LITAIZE, G. / WIDOR, C.-M. / MESSIAEN, O.
■器楽曲(オルガン)
発売日:2010年02月17日
NMLアルバム番号:8.572246
CD
通常価格:1,900円→ 特価!:390円(税込)武蔵野の地に降臨、神の言葉を操る若者、その名はアンガー武蔵野市国際オルガンコンクールは4年に1回開催され、この2008年が第6回目にあたるアジア唯一のオルガン国際コンクールです。27カ国から 152名のエントリーがあり、この激戦を勝ち抜いたのがカナダ生まれのマイケル・アンガーでした。彼はすでにアメリカやオランダでのコンクールで高い評価を受けていて、今回の武蔵野でもその手腕を存分に発揮した形となりました。この演奏は優勝後すぐに録音されたもので、ブクステフーデの劇的な作品に始まり、最後はメシアンで締めくくるという絶妙のプログラム。大いなる将来性に期待できる演奏家の誕生を目の当たりにする、静かな興奮に満ちた1枚と言えるでしょう。
-
吹奏楽コレクション ~ 北国の風 [トロント・ウィンド・オーケストラ/ゴメス]
COLGRASS, M.: Dream Dancer / MESSIAEN, O.: Oiseaux exotiques / KUCHARZYK, H.: Some Assembly Required (Northern Winds) (Toronto Wind Orchestra, Gomes)
■吹奏楽
発売日:2009年03月25日
NMLアルバム番号:8.572248
CD-R価格:1,900円(税込)
漲る力、そよぐ風、これを聴かずに吹奏楽は語れない20世紀の作曲家たちによる様々なスタイルの吹奏楽作品その他を集めたゴキゲンな1枚です。トロント・ウィンド・オーケストラの目の覚めるような技にも耳が釘付けになりますが、ソロを担当している奏者たちにも注目です。この分野ではおなじみの作曲家、コルグラスの「ドリーム・ダンサー」での素晴らしいサックスを受け持つのはカナダの若き奏者、ハラディです。メシアンで鮮烈なピアノを弾いているのはオーストラリアの現代曲を得意とする若手ドッキング。全ての白熱した力がぶつかる時に溢れ出るエネルギーの凄まじさを体験してください。
-
ディスカヴァー・チェンバー・ミュージック
DISCOVER CHAMBER MUSIC
■室内楽
発売日:2008年09月10日
NMLアルバム番号:8.558206-07
2CD
通常価格:2,850円→ 特価!:790円(税込) -
オンド・マルトノのための音楽集 [ブロシュ]
Music for Ondes Martenot
■交響曲/管弦楽曲 ■室内楽 ■器楽曲
発売日:2004年10月01日
NMLアルバム番号:8.555779
CD-R価格:1,900円(税込)
これぞ天上の音色? 多彩な表現力をもった電子楽器の世界メシアンのトゥーランガリラ交響曲で使用されたことで有名な、電子楽器「オンド・マルトノ」のために作曲された作品を集めた、貴重な企画です(共演の編成の多彩さ、楽曲のスタイルの多様性も広範)。オンド・マルトノのユニークさは、その不思議な音色だけでなく、ポルタメントやヴィヴラートといった連続的な音高の変化や、自在な強弱のコントロールが可能という特色にあります。いわば通常のアコースティック楽器と同様な微妙でアナログな表現力を持っており、当盤の聴き所は、その表現力を活かした作品・演奏の面白さということになると思います。この個性派楽器に関心のある方は必携です!