武満 徹(たけみつとおる) Takemitsu, Toru
生没年 | 1930-1996 | 国 | 日本 |
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辞書順 | 「タ」 | NML作曲家番号 | 23861 |
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武満徹(1930-1996):〔室内楽作品集〕
そして、それが風であることを知った
雨の樹/海へ 他 [ロバート・エイトケン(フルート)/トロント・ニュー・ミュージック・アンサンブル]TAKEMITSU: Toward the Sea / Rain Tree / Rain Spell / Bryce
■現代音楽
発売日:2020年08月21日
NMLアルバム番号:8.555859
CD国内仕様 日本語解説付き 価格:1,980円(税込)
音楽史上、唯一無二の鋭敏な感性に耳を澄ます武満がなぜ世界中で絶賛されたのか、その理由を知るための入門盤として最適なアルバムです。とにかく美しい、そうとしか形容のしようのない音だけが、ここにあります。それは音楽史上、彼だけが楽譜に記すことができた音です。たいていの音楽愛好家が普通は嫌う、無調の音楽なのに美しいマジカルなタケミツ・サウンド。収録曲中「雨の樹」以外はフルートを中心とする室内楽で、70年代初頭の「ヴォイス(声)」から、作曲者最後の作品「エア」までを収録。そのフルートを吹くエイトケンら、生前の作曲者と親交があり、直接指導を受けたカナダの奏者たちの理想的な演奏でお届けします。
収録作曲家:
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武満徹(1930-1996):〔管弦楽作品集〕
鳥は星形の庭に降りる
精霊の庭/ソリチュード・ソノール 他 [マリン・オルソップ(指揮)/ボーンマス交響楽団]TAKEMITSU: Orchestral Works
発売日:2020年08月21日
NMLアルバム番号:8.557760
CD国内仕様 日本語解説付き 価格:1,980円(税込)
オールソップが紡ぐユニヴァーサルなタケミツ・サウンド日本が生んだ芸術でユニヴァーサルな広がりを持つものは決して多くありません。その意味で、音楽の分野で殆ど唯一の存在がタケミツ・サウンド。天才だけが創造しえた美は、世界中の演奏家や聴衆を魅了し続けています。ナクソスが誇る指揮者オールソップが心からの共感を込めて響きを紡ぐ当盤。黛敏郎「涅槃交響曲」に感動した作曲家が50年代に書いた「ソリチュード・ソノール」は滅多に聴かれることがなく、極めて貴重な録音です。転機となった「鳥は星形の庭に降りる」、80年代前半の代表作「夢の時」、晩年の作から「精霊の庭」、弦楽合奏用に編曲、亡くなる前年に初演された「3つの映画音楽」。作曲家死すとも、サウンドは永遠に生き続けます。
収録作曲家:
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世の終わり
メシアン(1908-1992)/武満徹(1930-1996):
20世紀のクラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための四重奏曲集 [ホセ・ルイス・エステレス(クラリネット)/アイツォル・イトゥリアガゴイティア(ヴァイオリン)/ダビド・アペリャーニス(チェロ)/アルベルト・ロサド(ピアノ)]MESSIAEN, O.: Quartet for the End of Time / TAKEMITSU, Toru: Quatrain II (Fin Du Temps) (Estellés, Iturriagagoitia, Apellániz, Rosado)
発売日:2020年07月31日
NMLアルバム番号:IBS-72020
CD 価格:2,250円(税込)
ホロコースト後のアウシュビッツ解放から75周年を迎える2020年を記念するアルバム。ここではクラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノという珍しい編成によるメシアンと武満の2作品を収録しています。 メシアンは1940年、ゲルリッツ強制収容所で20世紀室内楽の歴史に残る「世の終わりのための四重奏曲」という重要な作品を書き、翌年には多数の捕虜たちの前で初演しました。聖書のヨハネ黙示録第10章からインスピレーションを得て書かれた作品には、宗教的なものを背景に、メシアンが好んだヒンドゥー教のリズム、鳥の鳴き声など、豊富なイメージが反映されています。 武満の「カトレーンII」はメシアンへのオマージュとして書かれたもので、原曲の「カトレーン」から4人の独奏者パートを抽出するとともに、4つの楽器のイメージを生かした作品です。 演奏は、ヴァイオリンのザハール・ブロン門下のイトゥリアガゴイティア他、ヨーロッパで活躍するソリストたちです。
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日本のギター作品集 第1集
武満徹(1930-1996):
ギター独奏作品集 他 [福田進一]TAKEMITSU, Toru: Original Solo Guitar Works (Complete) (Shin-ichi Fukuda) (Japanese Guitar Music, Vol. 1)
■器楽曲(ギター)
発売日:2014年04月23日
NMLアルバム番号:8.573153
90)
CD 価格:1,200円(税込)
福田進一にとって1996年以来、2度目の録音となる「武満&ブローウェル」。これは、ナクソスの名プロデューサー兼ディレクター、ノーバート・クラフトと福田の出会いから生まれた好企画「現代日本のギター音楽シリーズ」の第1弾です。 我が国を代表する作曲家・武満徹を追悼し、福田に献呈されたブローウェルの「悲歌~イン・メモリアム・タケミツ」は、現代のギター界のスタンダード・ナンバーとなっています。この曲に始まるニュー・アルバムは、武満の書いたオリジナル独奏曲の全てと、ビートルズの名アレンジを2曲。さらに、ブローウェルによって、没後10年目に再び書かれた武満への讃歌「ハープと影」を含む豪華なアンソロジーとなっています。
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武満 徹(1930-1996):
ピアノ作品集 [福間洸太朗]TAKEMITSU: Piano Music
発売日:2007年08月01日
NMLアルバム番号:8.570261
2)
CD 価格:1,200円(税込)
若き新星による、瑞々しいタケミツ福間洸太朗は、日本人では初となるクリーヴランド国際ピアノコンクール(2003年)の優勝者。ナクソスへのデビュー盤となったシューマンの作品集では、闊達なテクニックと繊細なニュアンス、さらには通好みなプログラミングで、期待の俊英登場として広く話題を集めました。そして今回、彼に託されたのは、ナクソスのカタログでは初となる武満徹のピアノ作品集。ピアニスト自身、世界中に紹介したいと意欲的に演奏してきた 作品でもあり、作曲家への深い敬意が感じ取れる録音となっています。静寂の中に瑞々しさを湛えた23歳の福間によるこのピアノ作品集は、作曲家の没後10年余を経て、武満作品の演奏が新しい時代を迎えたことを印象づけます。
収録作曲家:
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『世界の合唱作品』 [マーカス・クリード(指揮) 南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル ほか]
発売日:2020年07月17日
CD 9枚組 価格:4,350円(税込、送料無料)
世界中の合唱の名曲を集めた好企画、待望のBOX化!約17年に渡って南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブルの首席指揮者を務めたマーカス・クリードの退任と、SWRレーベルの20周年を記念したBOXセット。世界の名曲を合唱で、ではなく、合唱のために書かれたオリジナルの名作を国(あるいは地域)ごとに、もちろん原語で歌っていくという、世界中の合唱ファンを狂喜させた企画が、約6年間を経ていよいよ完結しました。 その歌唱技量と表現力の高さは、昨年発売された「日本」編の美しさで私たちにも実証済み。同時発売の最終巻「バルト三国」編も含めた9枚組で、合唱の世界の奥深さをたっぷりと堪能することが出来ます。 それぞれのアルバムをそのままBOXに収めた仕様で、歌唱言語による歌詞を掲載したオリジナル・ブックレットを読むことが出来るのも嬉しいところ。
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The Many Faces of God - 神の様々な顔
マイケル・ブキャナン
トロンボーン名演集 [マイケル・ブキャナン(トロンボーン)/カシア・ウィチョレク(ピアノ)/ヤコブ・ローム(指揮)/エロイカ・ベルリン室内管弦楽団 ]発売日:2020年03月27日
CD 価格:2,400円(税込)
2015年のミュンヘンARD国際音楽コンクールに22歳で優勝したイギリス出身のトロンボーン奏者、ブキャナンのデビュー盤。知的で確かなテクニックをもつ新鋭によるアルバムは、まずベートーヴェンとバッハの2作品で幕を開けます。 「3つのエクアーレ」はトロンボーン奏者にとって大切なレパートリーであり、バッハの「無伴奏チェロ組曲」はトロンボーンで演奏するには至難な曲。「テクニックやブレスの調整はもちろん、チェロとは違った表現による音楽にするため惜しみない努力が必要」とブキャナンは語ります。他には、ブルッフ、クセナキス、シュレック、ペルトにカッワーリー民謡、最後は武満のトロンボーンと管弦楽ための作品でしめくくられます。 昔は「神の宿る楽器」ということで、世俗音楽での使用は控えられたほどに神聖視されていたトロンボーン。この凝った選曲がユニークなアルバムのタイトルには、トロンボーンを通じての音楽の旅であることと同時に、神の様々な顔を発見する過程という意味が込められています。
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期待の新進演奏家シリーズ/ギター
パク・ジヒョン
ギター・リサイタル
(アルベニス、ブローウェル、カステルヌオーヴォ=テデスコ、D.スカルラッティ、武満 徹、シールマンス) [パク・ジヒョン(ギター)]Guitar Recital: Park, Ji Hyung - ALBÉNIZ, I. / BROUWER, L. / CASTELNUOVO-TEDESCO, M. / SCARLATTI, D. / TAKEMITSU, Toru / THIELEMANS, T.
発売日:2020年02月21日
NMLアルバム番号:8.574140
CD 価格:1,200円(税込)
1993年生まれの韓国出身のギタリスト、パク・ヒジョン。9歳でギターをはじめ2014年からはパリに留学し、数々のコンクールを制覇、直近では「第62回東京国際ギターコンクール」でも優勝を飾り話題を集めています。 このアルバムは、2018年に開催された「第7回長沙国際ギターコンクール」の優勝記念の1枚で、ギタリストにも人気の高いスカルラッティのソナタや、アルベニスのイベリアからの抜粋、武満の「森のなかで」など彼のテクニックと音楽性が存分に発揮された選曲。即興性あふれるフレーズ運びが魅力的です。
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『HIKAYE(ヒカーイエ) ~ 物語』
(ギリシャ、アルメニア、トルコ、ユーゴスラビア、ベルギー、スイス、日本のピアノ作品) [イシュル・ベンギ]Piano Recital: Bengi, Işıl - BABADJANIAN, A.H. / BLOCH, E. / ERKIN, U.C. / FRANCK, C. (Hikaye)
発売日:2020年01月24日
NMLアルバム番号:FUG759
CD 価格:2,325円(税込)
トルコ出身ピアニストによる、自らのルーツを探る多彩な音楽の物語イスタンブールに生まれベルギーで活躍するピアニスト、イシュル・ベンギによる、ドイツ・イタリア・フランスといったメインストリームをあえて外したピアノ作品集。日本の武満で締めくくられるのも興味深いプログラムです。 親密さと超絶技巧、優しさと暴力性、喜びと憤怒といった対照的な曲想が並び、民族性豊かなものから前衛まで手法も様々。ベンギは個性あふれるそれぞれの作品に寄り添い、しなやかでダイナミックな表現とテクニックで目の覚めるような演奏を聴かせ、素晴らしい聴き応えとなっています。トルコ出身という自らのルーツを探りながら、オスマン・トルコが優勢だったバルカン半島をはじめ東西ヨーロッパからアジアまでの作品に向き合い、それぞれに秘められた物語を紐解いていきます。 今回のレコーディングには、歴史的ピアノの修復でも名高いベルギーのピアノ工房クリス・マーネと、東京国際フォーラムのデザインなどで知られる世界的建築家ラファエル・ヴィニオリのコラボレーション・ピアノが初めて使用されています。これはクリス・マーネの平行弦ピアノとヴィニオリのデザインによる人間工学に基づいた鍵盤配置が組み合わされたもの。非常にユニークな見た目である以上に、たいへん美しい響きを実現した楽器です。
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RAINS ~ 日本の打楽器作品集[LP 2枚組]
(細川 俊夫、岸野 末利加、平 義久、武満 徹) [ストラスブール・パーカッション・グループ[LP]]発売日:2019年11月29日
LP 2枚組日本語解説付き 価格:4,080円(税込、送料無料)
パーカッション・アンサンブルの雄、自主制作盤で邦人作品をリリース1962年の結成以来、メンバーチェンジを繰り返しながらも現在まで60年近い活動を続けているストラスブール・パーカッション・グループ。彼らの自主レーベルから満を持してリリースする、日本の作曲家による打楽器作品集です。 グループの委嘱作品であり、細川俊夫が20年ぶりに書いたという打楽器のみの編成による作品「祈雨(きう)」をはじめ、平義久「イエロフォニーV」、岸野未利加「散華」はいずれもストラスブール・パーカッション・グループによって初演されたもの。これに、大江健三郎の小説にイスパイアされた武満徹の傑作を収録した、理想的な内容のアルバムです。 メンバーの若返りもあり近年はエレクトロニクスにも接近している彼らですが、純粋に打楽器のみによる今回のアルバムは、広い層のファンが待ち望んだ一枚と言えるでしょう。140gアナログ盤2枚組。
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武満 徹(1930-1996)/シマノフスキ(1882-1937)
ショパン(1810-1849)/セロツキ(1922-1981):
ピアノ作品集/有島 京 [有島 京(ピアノ)]Piano Recital: Arishima, Miyako - TAKEMITSU, Toru / SZYMANOWSKI, K. / CHOPIN, F. / SEROCKI, K.
発売日:2019年10月25日
NMLアルバム番号:Steinway30118
CD日本語帯付き 価格:2,250円(税込)
2015年ショパン国際ピアノ・コンクールで話題となった有島京、デビュー・アルバム熊本県出身、桐朋学園を卒業後ポーランドで研鑽を積んでいるピアニスト有島京(ありしま・みやこ)。2015年に開催されたショパン国際ピアノ・コンクールに出場して第一次予選を突破し話題となりました。 STEINWAYレーベルから登場する彼女のデビューアルバムには、故郷日本を代表するピアノ作品の一つ武満徹「雨の樹 素描」と、現在の活動拠点ポーランドの作品を収録しています。ショパン・コンクールでも評判となった「舟歌」をはじめ、国内外のリサイタルでも弾きこんできた、ショパンから十二音技法を用いたセロツキの作品までを収録。これらロマン派と20世紀の作品を、手法の違いを越えて結びつけています。音楽に真摯に向き合う姿勢が大きな実を結んだアルバムです。
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Impermanence [ローレライ・アンサンブル]
Vocal Ensemble Music - TAKEMITSU, Toru / GILBERT, P. / DUFAY, G. (Impermanence) (Lorelei Ensemble)
発売日:2019年09月27日
NMLアルバム番号:DSL-92226
CD + Blu-ray Audio 価格:2,560円(税込)
ボストンで活躍する女声ヴォーカル・グループ“ローレライ・アンサンブル”。古楽作品から現代曲まで幅広いレパートリーを持ち、その美しいハーモニーは高く評価されています。 Sono Luminusへのデビューとなるこのアルバムでは、ほぼ1000年の長きに渡る歴史の中から生まれた作品を取り上げ、「すべて移り変わり続けること」についての人々の精神的な拠り所を探っていきます。住処を失い彷徨う難民、また精神的な何かを求めて巡礼の旅に出る人、彼らの心に去来する「無常」は逃れる術のないことですが、同時に謙虚さと自由を手に入れることができます。 このアルバムに集められた音楽の内容も、一定のところにとどまることなく常に変化する可能性を秘めているものばかり。中でもピーター・ギルバートの「月見」は日本的な諦観と無常の心がマッチした瞑想的な雰囲気が心を捉えます。
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RAINS ~ 日本の打楽器作品集
(細川 俊夫、岸野 末利加、平 義久、武満 徹) [ストラスブール・パーカッション・グループ]発売日:2019年09月13日
CD日本語帯付き 日本語解説付き 価格:2,560円(税込)
パーカッション・アンサンブルの雄、自主制作盤で邦人作品をリリース1962年の結成以来、メンバーチェンジを繰り返しながらも現在まで60年近い活動を続けているストラスブール・パーカッション・グループ。彼らの自主レーベルから満を持してリリースする、日本の作曲家による打楽器作品集です。 グループの委嘱作品であり、細川俊夫が20年ぶりに書いたという打楽器のみの編成による作品「祈雨(きう)」をはじめ、平義久「イエロフォニーV」、岸野未利加「散華」はいずれもストラスブール・パーカッション・グループによって初演されたもの。これに、大江健三郎の小説にイスパイアされた武満徹の傑作を収録した、理想的な内容のアルバムです。 メンバーの若返りもあり近年はエレクトロニクスにも接近している彼らですが、純粋に打楽器のみによる今回のアルバムは、広い層のファンが待ち望んだ一枚と言えるでしょう。アナログ盤もリリース。
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JAPAN - 日本の合唱作品集 [マーカス・クリード(指揮)/南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル]
Choral Music - HOSOKAWA, Toshio / TAKEMITSU, Tōru / MAMIYA, Michio / KONDŌ, Jō (Japan) (South West German Radio Vocal Ensemble, M. Creed)
発売日:2019年08月23日
NMLアルバム番号:SWR19079CD
CD 価格:2,320円(税込)
大好評シリーズ、指揮者クリードと南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブルによる世界の合唱曲に「日本の作品集」が登場。ここで選ばれている作品は、どれも1950年以降に作曲されたもので、ハイネの詩と自然との強い結びつきを表現した細川の「蓮の花」、チベットで撮影された写真からインスパイアされたという武満の「風の馬」と愛らしい「うた」、日本民謡の囃子詞を題材にした間宮の「合唱のためのコンポジション」、12人の声のために書かれた近藤の「薔薇の下のモテット」と、どの曲にも各々の作曲家たちの個性が強くにじみ出ています。 南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブルの高いテクニックに支えられた見事なハーモニーが、曲の姿をあますことなく描き出します。ブックレットには日本語の歌詞が掲載されています。
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Four Elements Vol.1 : Water
小菅 優(ピアノ) [小菅優(ピアノ)]Piano Recital: Kosuge, Yu - MENDELSSOHN, Felix / FAURÉ, G. / RAVEL, M. / FUJIKURA, Dai / CHOPIN, F. / TAKEMITSU, Toru (4 Elements, Vol. 1: Water)
発売日:2019年01月30日
NMLアルバム番号:ORC100092
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CD国内仕様、日本語解説付 価格:2,750円(税込)
小菅優、最新録音の登場!
改めて、弊社でのお取り扱いが決まりました。ベートーヴェンやショパンを中心に、 力強いタッチと独自の感性に貫かれた演奏を聴かせる小菅優。このアルバムは2017年から彼女が取り組んでいるコンサート・シリーズ「Four Elements」(四元素/水・火・風・大地)の第1作となる「水」をテーマにしたプログラムのスタジオ録音。 川の流れ、雨、噴水など様々な姿に変化し、私たちの日常に溶け込む「水」は、多くの作曲家たちにもインスピレーションを与え、数多くの曲が作られています。小菅が選んだのはメンデルスゾーンとフォーレ、ショパンの舟歌や、武満徹の「雨の素描」の他、ラヴェル、リスト、藤倉大による多彩な水の形を描いた作品。彼女の演奏は繊細な感情表現と美しい音色で彩られています。 アルバムを締めくくる曲はワーグナーの《トリスタンとイゾルデ》であり、これは大海の上で繰り広げられる壮絶な愛の物語ということで、やはり「水」はなくてはならない要素です。 「……たとえそれが幻想や想像の世界だとしても、その色々な詩情や感情は常にこの世界に通じるものがあります。自然が生み出したこうした様々な作品を訪れ、この美しい世界の原点と、人生そのものの素晴らしさを探求していきたいと思います。」(小菅優 国内盤解説より) -
ラインホルト・フリードリヒ(1958-)。7歳からトランペットを始め、エドワード・タール、ピエール・ティボーに師事。1986年に開催されたミュンヘン国際コンクールで優勝し一躍注目を浴びました。 1983年から1999年までフランクフルト放送交響楽団の首席トランペット奏者を務めるとともに、ルツェルン祝祭管弦楽団の創設時より同じく首席トランペット奏者を勤めるという華々しい経歴を持つフリードリヒ。インバル、キタエンコ、そしてアバドからの信頼も厚く、例えば、映像で公開されている2004年のルツェルン祝祭管弦楽団によるマーラーの5番での冒頭のトランペットの音色に胸を熱くした人は多いのではないでしょうか? 現在、カールスルーエ音楽大学の教授職にあり、数多くの後進を指導していることでも知られています。オーケストラのメンバーとして、またソリストとしての来日経験も豊富で、日本でも多くのファンを持つ人気者です。 この10枚組は彼の豊富なレパートリーの一端を知らしめるもので、過去15年間の録音から特色ある演奏を選び出し、バロックから現代まで作曲年代ごとに収録したものです。どんな曲でも難なく演奏してしまうフリードリヒの、輝かしい音色と超絶技巧を存分にお楽しみください。
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バーンスタイン(1918-1990):
CBSミュージック
バーンスタインの誕生日の祝宴
マンボ/政治的序曲「スラヴァ!」
《ペンシルヴァニア通り1600番地》 - 組曲 他 [マリン・オルソップ/サンパウロ交響楽団]BERNSTEIN, L.: 1600 Pennsylvania Avenue Suite / Slava! / CBS Music / A Bernstein Birthday Bouquet (São Paulo Symphony, Alsop)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:8.559813
CD 価格:1,200円(税込)
2018年に生誕100年を迎えた偉大な音楽家バーンスタイン。このアルバムは彼が愛した作品や、折に触れて書いていた小品を集めた1枚です。 冒頭に置かれているのは、ついつい一緒に「マンボ!」と掛け声をかけたくなる《ウェスト・サイド・ストーリー》の名曲「マンボ」。次はバーンスタインの親友、チェリストのロストロポーヴィチのために書かれた「スラヴァ!(ロストロポーヴィチの愛称)」。ショーを愛したバーンスタインらしい軽快な音楽の中に「政治的な批判」が込められた作品です。この曲のもとになったのは、数年前に書かれ、初演が不評に終わったミュージカル「ペンシルヴァニア通り1600番地」の主題。トラック3ではその“失敗作”ミュージカルのいくつかの曲を集めリサイクルした組曲を聴くことができます。短くとも印象的な「オン・ザ・タウン」のタイムズ・スクエア・バレエも強烈な印象を残します。1978年に放送されて以来、演奏されることのなかった「CBSミュージック」とバーンスタインの70歳を祝して友人たちが贈った「誕生日の祝宴」は世界初録音となります。8人の作曲家たちの思い思いの作品をお楽しみください。 バーンスタインを尊敬してやまないオルソップの愛情がたっぷり込められています。
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日本のギター作品集 第4集
武満徹/野平一郎/野平多美 [福田進一]Guitar and Flute Recital: Fukuda, Shin-ichi / Kudo, Shigenori - TAKEMITSU, Toru / NODAIRA, Ichiro / NODAIRA, Tami (Japanese Guitar Music, Vol. 4)
発売日:2018年08月29日
NMLアルバム番号:8.573911
42)
CD 価格:1,200円(税込)
日本を代表するギタリスト・福田進一が、ナクソスの名プロデューサー、ノーバート・クラフトの協力を得て「日本のギター作品」を世界に紹介するシリーズの第4弾。 今作では、国際的に活躍するフルート奏者・工藤重典をゲストに迎え、水と自然の風景にまつわる作品群を収録。武満作品のほか、作曲家・ピアニスト・教育者として、現在もっとも多忙な音楽人として知られる野平一郎と、その妻・野平多美の作品が紹介されています。福田進一、工藤重典、野平夫妻、共にパリ留学時代から40年近くに亘る音楽家たちの友情が結実したアルバムとなりました。 最初の3曲は武満作品。冒頭の「海へ」は、英語の「S(Es)-E-A」から導き出された3つの音を基に展開する、武満の独創的な音楽。広大で、神秘的な海の情景を描いた作品は聴き手の様々なイマジネーションをかきたてます。続く「波の盆」は美しいメロディに彩られたTVドラマの音楽。原曲のオーケストラを、福田の愛弟子である鈴木大介がギター用に編曲したもの。そして「海へ」と親和性の高い「エア」を収録。巨匠オーレル・ニコレの70歳記念コンサートのめに作曲されたフルート独奏曲であり、これが武満の遺作となりました。 続いてシリーズ初登場となる野平一郎の作品。「波の記憶」は福田進一によって2011年2月に初演され、今回の録音の為に2017年に改訂されたな作品。チョーキング、打楽器音、弦を擦るなど、様々な特殊奏法が盛り込まれ、楽音としての波が徐々に異世界の音へと変貌していくユニークな作品。さらに野平多美の「Water drops」は一滴の水が落ちるときの不規則性をギターの豊かな音色で表現した作品。万華鏡を思わせる美しい響きに満ちた曲です。野平夫妻による6曲の日本の歌の編曲は、よく知られたメロディに新たな光をあてたアレンジが聴きもの。夫妻各々の作風の違いも楽しめます。 アルバム最後、アンコール風に収められた「荒城の月」は、ピアソラの名曲「タンゴの歴史」へのオマージュとなっています。
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レナード・バーンスタインBOX
マリン・オルソップ
NAXOS録音全集[8枚組BOX] [ボルティモア響/ボーンマス市響/サンパウロ響/オルソップ]BERNSTEIN, L.: Orchestral Music (Complete Naxos Recordings) (Baltimore Symphony, Bournemouth Symphony, Sao Paulo Symphony, Alsop) (8-CD Box Set)
発売日:2018年03月23日
NMLアルバム番号:8.508018
CD 8枚組+DVD 価格:6,480円(税込、送料無料)
バーンスタインは、アメリカが生んだ初の「国際的レベルの指揮者」であり、作曲家としても活躍した偉大な音楽家。作曲家としてのバーンスタインは、自らのルーツである「ユダヤ」の精神を取り入れたシリアスな交響曲、《ウエスト・サイド・ストーリー》をはじめとしたミュージカル、実験音楽、ジャズなど多彩な作品を残し、“20世紀アメリカの最も偉大な作曲家”として称えられています。 指揮者としてのバーンスタインは、1958年にニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団の音楽監督に就任、オーケストラのレパートリーを拡大すると同時に、持ち前のカリスマ性と情熱的な演奏で聴衆を魅了、CBSレコードに数多くの録音を残しました。1958年から1973年までニューヨーク・フィルが主催する演奏会シリーズ「ヤング・ピープルズ・コンサート」他、多くのテレビ番組に出演、若手リスナーの心もつかみ、クラシック音楽の普及に務めました。1969年にニューヨーク・フィルの音楽監督を辞任。その後は世界中のオーケストラに客演しながら、後進の指導にも熱心にあたりオルソップや小澤征爾、佐渡裕、マイケル・ティルソン・トーマスなど数多くの弟子を育て上げました。 このBOXには、バーンスタインの愛弟子マリン・オルソップによる名演を収録。CD1からCD6までは、これまでに発売されたオルソップの録音をまとめ、CD7とCD8には、世界初録音を含む新録音が収録されています。付属のDVDには、ゲオルク・ヴュボルトによるドキュメンタリー映像を収録。秘蔵映像を含む、バーンスタインの子供たちをはじめ、彼にまつわる多彩な音楽家たちが語る「バーンスタインへの思い」を見ることができます。バーンスタインの人間性と、彼の音楽が持つ魅力をじっくり味わえる感動のドキュメンタリーです。 レナード・バーンスタインは思索者であり、教師、作家、テレビスター、扇動者、人道主義者、そして私にとっての英雄でした。真の指導者が皆そうであるように、バーンスタインは私に指揮法だけでなく、それ以上に多くのことを教えてくれました。更に彼は、私だけではなく世界中にも、音楽が持つ計り知れない力と、とても豊かな人間性とともに、この力を共有することの大切さを示してくれました。また「クラシック音楽」は人々を感動させるだけではなく、その人生を変える強い力を持っていること。彼はその信念に従って生きていました・・・マリン・オルソップ
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日本のギター作品集 第3集 [福田進一/和谷泰扶]
Guitar and Harmonica Recital: Fukuda, Shin-ichi / Watani, Yasuo - TAKEMITSU, Toru / HAYASHI, Hikaru / TOGAWA, Yoichi (Japanese Guitar Music, Vol. 3)
発売日:2016年11月23日
NMLアルバム番号:8.573595
102)
CD 価格:1,200円(税込)
NAXOSの数あるシリーズの中でも大人気を誇る、ギタリスト福田進一が演奏する「日本のギター作品集」の第3集。このアルバムでは、独奏曲だけでなく、世界的にも珍しいハーモニカとギターのための日本人によるオリジナル作品を収録。美しい日本の秋への憧憬を描いています。 武満徹の創造的かつ見事な編曲によって、誰もが知っている旋律が現代的に生まれ変った「ギターのための12の歌」からの3曲、隠れキリシタンの伝承歌に基づく北爪道夫の「オラショ」、原始的な島で生活する家族の悲哀を描いた映画「裸の島」から林光による悲哀に満ちたメイン・テーマ、2つの楽器の可能性を極限まで追求した十河陽一の「たまゆら」と二橋潤一の「秋の歌」など、どれも張り詰めた緊張感の中に極上の美しさを有した音楽です。特に、吉松隆の「忘れっぽい天使」は、作曲家本人がこの演奏を聴いて、「自分の曲ながら一瞬聞き惚れてしまった」(吉松隆:HPより引用)というほどの完成度の高さを誇ります。
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福田進一
〈日本のギター作品集 第2集〉
武満徹/原博/三善晃/池辺晋一郎/細川俊夫 [福田進一]Guitar Recital: Fukuda, Shin-ichi - TAKEMITSU, Toru / MIYOSHI, Akira / IKEBE, Shin-ichiro / HOSOKAWA, T. (Japanese Guitar Music, Vol. 2)
発売日:2016年01月27日
NMLアルバム番号:8.573457
142)
CD 価格:1,200円(税込)
ナクソスの名プロデューサー兼ディレクター、ノーバート・クラフトと福田の出会いから生まれた好企画「日本のギター作品集」シリーズ第2弾は、武満徹をはじめとした日本を代表する作曲家たちの作品集です。繊細で豊かな、そして伝統的なフォルムを持つ多彩な作品が並びます。 武満徹編曲による名曲、中田章の「早春賦」はオリジナルの喜ばしさと、そこはかとない抒情的な雰囲気を漂わせてい ます。また三善の「五つの詩」はフランス音楽の影響を受けながらも、俳句のパターンを組み込んだ詩的なスタイルで書かれています。 ドラマティックな、池辺晋一郎の「ギターは耐え、そして希望しつづける」は、“細部まで作品の意味が聴き手に明確に伝わる演奏”と作曲者に絶賛されました。さらに、箏を模した刺激的な響きを持つ細川の「セレナーデ」は、初演時とは違うチューニング(福田独自のもの)で演奏され、“その音楽性の豊かさ、美しさ!”と作曲者からの感嘆のメッセージが寄せられています。 今回も素晴らしい音響空間を求め、カナダ・トロント郊外ニューマーケットの教会で録音を行っています。
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SONIC PHILOSOPHY:COLOUR AND AFFECT
音の哲学:色と影響 [ティチアーティ/モーウェ]Violin and Piano Recital: Ticciati, Hugo / Mawe, Henrik - PÄRT, A. / WEBERN, A. / MESSIAEN, O. / TAKEMITSU, T. (Sonic Philosophy: Colour and Affect)
■器楽曲(ヴァイオリン)
発売日:2014年02月19日
NMLアルバム番号:ORC100038
CD 価格:1,710円(税込)
ロマン派の時代の音楽は、作曲家の意志が明確に表現されていて、演奏家は楽譜に解釈を施していくやり方がほとんどでした。しかし、バロックや初期の古典派の時代は、楽譜には最低限のことのみ書かれており、演奏家たちの手に委ねる部分も多かったのです。近現代にも同じような試みがとられ、そんな時の演奏家たちは素材を膨らませて、即興的に音楽を生み出さなくてはいけません。 このアルバムに共通するのは様々な色と光、そして比喩、感情。これでもかとばかりに繰り出される眩しいばかりの音の洪水。そして沈黙。音楽とは何か?と考えたくなるアルバムです。
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アジアの弦楽四重奏曲集 [ニュージーランド弦楽四重奏団]
Asian Music for String Quartet - TAN, Dun / TAKEMITSU, Toru / GAO, Ping / UNG, Chinary / ZHOU, Long (New Zealand String Quartet)
■室内楽
発売日:2012年12月19日
NMLアルバム番号:8.572488
CD 価格:1,200円(税込)
日本が誇る「タケミツ」を含む5人のアジアの作曲家による弦楽四重奏曲集です。琴の音を模したピツィカートが印象的な「秦の歌」、カンボジア生まれのチナリー・ウンの作品は、西洋音楽の形式の中に仏教思想を盛り込んだものです。四川省生まれのガオ・ピンはピアニストとしても有名で、日本にも来日しそのテクニックを披露していますが、ここでは不思議な響きを持った音楽を聴かせます。武満については、今さら紹介の必要もないでしょう。この作品は東京クァルテットの結成10周年記念の委嘱作です。譚盾の作品は、彼が1986年にニューヨークに来て初めて書いた曲集。幼年期の思い出から無調音楽まで様々なシーンが描かれた絵画的な小品集です。ニュージーランド弦楽四重奏団の演奏によって、異文化融合が一層際立っています。