Channel Classics
名エンジニア、ジャレッド・サックスによって設立され、2020年には30周年を迎えたオランダのレーベル、CHANNEL CLASSICS。イヴァン・フィッシャー、レイチェル・ポッジャーなどによる良質な演奏を、こだわりの高音質でリリースします。
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フランク、N.ブーランジェ、
ドビュッシー、フェルミューレン:
チェロ作品集 [リディ・ブライドルプ、トビアス・ボルスボーム]発売日:2026年02月13日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
国民音楽協会とその周辺のチェロ作品を集めてオランダ出身で、その魅力的な音楽性と卓越した語り口で高く評価されるチェロ奏者、リディ・ブライドルプによるフランスの作品を中心としたアルバム。1871年パリで創設された国民音楽協会に所属したフランクやドビュッシーを核に、教育者として多くの音楽家を育て作風としてはドビュッシーの影響を強く受けたナディア・ブーランジェ、こちらもドビュッシーのソナタに触発されたオランダのフェルミューレンのチェロ・ソナタといった周辺の作品を収録しています。 作曲者公認のもとヴァイオリン・ソナタから編曲されたフランク、抒情的にして技巧的なブーランジェ、古典的な形式美を持つドビュッシー、ヴィーナス(金星)とマーズ(火星)に関連付けられた対照的な性格による2つの楽章を持つフェルミューレンといった作品を並べることで、19世紀末から20世紀初頭における音楽的な交流や伝統の継承を浮き彫りにしています。
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鏡の中の鏡
ペルト、ヴォーン・ウィリアムズ、
トルミス、ヴァスクス、スメラ作品集 [キャンディダ・トンプソン、マルティナ・バティッチ、アムステルダム・シンフォニエッタ、オランダ室内合唱団 他]発売日:2026年01月30日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
瞑想と躍動、声と弦、過去と現在、
様々な要素が合わせ鏡のように生み出す重層的な魅力キャンディダ(カンディダ)・トンプソン率いるアムステルダム・シンフォニエッタと、マルティナ・バティッチ指揮オランダ室内合唱団によるバルト三国の作曲家を中心としたアルバム。冒頭とラストに2つのヴァージョンが収められたペルトの『鏡の中の鏡』に代表される瞑想と、時間、空間、文化、編成といった要素を次々と反映し合っていくという構成になっています。 唯一収められたイギリスの作曲家であるヴォーン・ウィリアムズの『タリスによる幻想曲』は平和的な美しさを持ち、四重奏、小編成、大編成という3種の弦楽合奏が響き合い、ルネサンスと20世紀が対話するという象徴的な作品。トルミス『鉄への呪い』に聴かれる戦争への非難を込めたシャーマン的な高揚、ヴァスクス『プレインスケープ』が描くラトビアの広大な草原、その星空と移り行く季節、そして作曲者自身が「音楽的なマグマ」と表現するスメラの協奏曲では、ミニマリスト的なスタイルで燃えるような躍動が聴かれます。 そうして最後はもう一度ペルトの瞑想の世界へ。静と動を繰り返しながらプログラム全体が合わせ鏡であるように感じさせる、トータルで抗いがたい魅力を放つアルバムです。収録作曲家:
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リベルテ
ラヴェル(1875-1937):
ピアノ協奏曲
ガーシュウィン(1898-1937):
ラプソディ・イン・ブルー
3つの前奏曲他 [アンナ・フェドロヴァ、パブロ・ゴンザレス、カスティーリャ・イ・レオン交響楽団]発売日:2025年11月21日
NMLアルバム番号:CCS48825CD価格:3,000円(税込、送料無料)
フェドロヴァが描く自由とジャズウクライナ出身のアンナ・フェドロヴァが、アメリカに発したジャズとそのフランスへの影響、そしてそれらが体現する自由をテーマに作り上げた一枚。お互いを賞賛し影響を受け合ったとされるラヴェルのピアノ協奏曲とガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」を中心に、タイユフェールがジャズの影響を受けた小品、現代アメリカの作品、同郷ウクライナの作品、フェドロヴァ自身と父親ボリス・フェドロフによるシャンソンの編曲などを収録しています。 多彩な角度からジャズの影響を聴くことで、音楽における自由の象徴であるジャズを通じて現実世界の自由と平和を願う、そういった祈りの込められた一枚です。
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メンデルスゾーン(1809-1847):
弦楽のための交響曲 第10番
ヴィトマン(1973-):
Ikarische Klage
コルンゴルト(1897-1957):
シンフォニック・セレナード [イェルク・ヴィトマン、シュトゥットガルト室内管弦楽団]MENDELSSOHN, Felix: Sinfonia No. 10 / WIDMANN, J.: Ikarische Klage / KORNGOLD, E.W.: Symphonic Serenade (Stuttgart Chamber Orchestra, Widmann)
発売日:2025年10月31日
NMLアルバム番号:CCS49225CD価格:2,775円(税込)
ヴィトマンが贈る、輝く魔術と深遠な嘆きが織りなす弦楽の饗宴指揮者、作曲家、そしてクラリネット奏者として三面六臂の活躍を続けるイェルク・ヴィトマンが振る、弦楽合奏のための作品を集めたアルバム。 メンデルスゾーンがわずか14歳で作曲した単一楽章の交響曲第10番は、師ツァルターの指導のもと一昔前の古典派に倣って書かれ、伝統を踏まえつつも若々しい好奇心に満ちた独自の響きを持つ、軽快で自由な傑作となっています。 ボードレールの「イカロスの嘆き」に着想を得たヴィトマンの作品は1999年に書かれ、ヴァイオリンのフラジオレットが表す高みと低弦が表す地の底の間にある空気を媒体とした音の絵画で、イカロス神話の不安定さをドラマティックに表現し、芸術家の孤独と苦悩、そしてその超越を重ねて描いたもの。 コルンゴルトの「シンフォニック・セレナード」は妻への個人的な愛情、マーラーやベルクの時代あるいは想像上のウィーンの夢、さらに未来への展望が込められており、その美しさをヴィトマンは「きらめく魔法に満ちた傑作」と評しています。 1945年にカール・ミュンヒンガーによって設立されて以来バロック音楽に始まり同時代作品までを、伝統と革新を両立しながら奏でてきたシュトゥットガルト室内管弦楽団と共に、ヴィトマンがその多角的な芸術的視点を通じて、音楽史における才能と革新、芸術家の内面的な探求、そして時代を超えた美と郷愁の物語を紡ぎ出しています。
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グリーグ(1843-1907):
ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16
サン=サーンス(1835-1921):
ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 Op.22 [スザナ・バータル、セバスティアン・ルーラン、ザールラント州立管弦楽団]GRIEG, E.: Piano Concerto, Op. 16 / SAINT-SAËNS, C.: Piano Concerto No. 2 (Bartal, Saarland State Theater Orchestra, Rouland)
発売日:2025年10月31日
NMLアルバム番号:CCS47825CD価格:2,775円(税込)
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ブラームス(1833-1897):
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
ゴルトマルク(1830-1915):
ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 Op.28 [ニン・フェン、アントニー・ヘルムス、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団]発売日:2025年10月31日
NMLアルバム番号:CCS46225CD価格:2,775円(税込)
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炎の中で
~ソプラノ独唱のための後期バロック・カンタータと協奏曲
ヘンデル、バッハ、ヴィヴァルディ [ローワン・ピアース、アシュリー・ソロモン、フロリレジウム]HANDEL, G.F.: Tra le fiamme / BACH, J.S.: Ich bin in mir vergnügt / VIVALDI, A.: Chamber Concerto, RV 84 (R. Pierce, Florilegium, Solomon)
発売日:2025年09月05日
NMLアルバム番号:CCS47625CD価格:2,775円(税込)
緊密な室内楽的アンサンブルを得て映えるバロック独唱の妙バロックとドイツ・リートを中心に幅広い活躍をみせる英国のソプラノ歌手ローワン・ピアースが、同国の最前線をゆく古楽器楽団フロリレジウムと共演、後期バロックの最も有名な作曲家たちの隠れた独唱レパートリーの数々を披露します。フロリレジウムにはヴィオラ・ダ・ガンバ市瀬礼子も参加し、通奏低音以外は各1パート1人ずつの編成。それぞれのパートの動きが明瞭に浮かび上がる音作りが各作品の細かな機微を浮き彫りにし、バロックの作曲家たちがいかに緊密な音の綾を織りあげていたかを再確認させてくれます。 ヘンデルの独唱カンタータ「炎の中で」は、ローマで教皇庁の禁令によりオペラ上演ができない中で、若き日の作曲家が音楽愛好の貴族たちを喜ばせた作品の1つ。バッハの世俗カンタータBWV 204は独唱向けカンタータが多く書かれた1726~27年頃の作とされ、フラウト・トラヴェルソ(バロックフルート)独奏が際立った活躍するアリアが印象的な1作。同じくトラヴェルソがヴァイオリンと活発なやりとりを聴かせるヴィヴァルディの室内協奏曲やヘンデルの合奏協奏曲と共に、各楽器の音色表現の巧みさにも惹かれます。 激しい音の上下の中ピアースの美声が映えるアルバム末尾の「アレルヤ」まで聴きどころ満載の1枚です。
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バッハとその息子たちによる
フルート・ソナタ集
J.S.バッハ、C.P.E.バッハ、W.F.バッハ [柴田俊幸、アンソニー・ロマニウク]発売日:2025年08月01日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)
柴田俊幸&アンソニー・ロマニウク、
彼らならではのエッセンスが効いたバッハ第2弾!フラウト・トラヴェルソ奏者柴田俊幸と鍵盤奏者アンソニー・ロマニウク。ピリオド奏法に根差した解釈を土台としながらオリジナルやインプロヴィゼーションを交えたバッハのソナタ集が大きな話題となった二人が、今回はバッハとその息子たちの作品で彼ららしい刺激的な演奏を聴かせます。 「私たちの新しいアルバムのコンセプトは、“過去と現在の音楽の隔たりを橋渡しすること”、そして伝統と革新を無理なく融合させたアール・ヌーヴォーの精神を体現することにあります。」(柴田)、「アーティスト写真の印象もあってか、“破天荒なことをしている2人”と見られることが多いのですが、実のところ我々は、非常に保守的なアプローチを重んじるベルギーのアンサンブルで長年研鑽を積んできた音楽家です。そのうえで、ごくささやかに、自分たちの感性を “ふりかけ” として音楽にかけてみる——ただそれだけのことなのです。」(ロマニウク)という彼らの言葉通り、オリジナルの前奏を付すなど個性的な解釈でありながらも、その実際は作曲家と演奏家の垣根が明確ではなかった時代の習慣に倣ったもの。ケンプ版の「シチリアーノ」ではその右手のメロディをトラヴェルソが受け持ったり、ラウテンヴェルクのための組曲BWV 997にもトラヴェルソが加わり書き下ろしのドゥーブル(変奏)も披露するといった具合です。 ジャズやロックを経験した現代を生きる自分たちの新しい感性を生かしながらも、音楽進行に違和感無く作品の持ち味を十二分に引き出した、素晴らしいパフォーマンスを楽しむことが出来ます。 -
Just Biber
ビーバー(1644-1704):
ヴァイオリン・ソナタ集 [レイチェル・ポッジャー、ブレコン・バロック]発売日:2025年07月04日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)
ビーバー芸術の洗練を名手ポッジャーと味わうモーツァルト父子に先駆けザルツブルク大司教の宮廷で活躍、ドイツ語圏随一の凄腕ヴァイオリン奏者兼作曲家として高い名声を博し貴族にも序されたハインリヒ・ビーバー。その芸術の粋が示された1681年の独奏ソナタ集に、現代を代表するバロック・ヴァイオリン奏者の一人レイチェル・ポッジャーが正面から向き合い、見事な演奏解釈のアルバムに結晶させました。 ビーバーが主君ザルツブルク大司教マクシミリアン・ガンドルフに捧げた曲集としては、変則調弦(スコルダトゥーラ)を駆使した異例の手法がめだつ『ロザリオのソナタ集』(1674/78年頃)が有名ですが、作曲家37歳の年に刊行されたこちらの曲集では変則調弦の利用を最小限に留め、より洗練された技巧と表現力を追求するものとなっているのが特徴。ビーバーならではというほかない美しい和声と歌心がきわだつ名品揃いで、近年は競合録音も少なからずありますが、ポッジャーは豊かな活動歴に裏打ちされた精緻にして端正な演奏を通じ、まさに彼女でなくては成し得ない境地を味わえる充実解釈に仕上げています。 当該曲集からの5曲に加え、鳥や猫、蛙の啼き声や銃士の活躍などをヴァイオリンで活写する「描写的ソナタ」(ビーバーの自筆譜はシュメルツァーの作品を筆写したものという説あり)も収録。手練の通奏低音陣と共に、バロック期の南ドイツらしい遊び心も縦横無尽に楽しませてくれるのが嬉しいところです。
収録作曲家:
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ヴィルヘルミーネの足跡を辿って
~バイロイト辺境伯妃ヴィルヘルミーネの宮廷音楽 [ペーター・スピスキー、カメラータ・オーレスン]IN WILHELMINE'S FOOTSTEPS (Andersson, Camerata Øresund, Spissky)
発売日:2025年06月20日
NMLアルバム番号:CCS49325CD価格:2,775円(税込)
貴婦人の余芸をはるかに超えた充実度!見過ごしがたいロココ期ドイツ宮廷音楽プロイセン皇太子フリードリヒ(のちのフリードリヒ大王)の姉で、1731年に南ドイツのバイロイト辺境伯の妃として迎えられたヴィルヘルミーネ・フォン・プロイセン。生涯を通じ書簡を交わしあった弟と同じく音楽に情熱を傾け、自身チェンバロとリュートを巧みに演奏したばかりか作曲でも本職顔負けの成果をみせた彼女の作として知られる曲の数々が、スウェーデンとデンマークの古楽器奏者たちの集うカメラータ・オーレスンの充実解釈で味わえます。 古楽器演奏が今ほど盛んでなかった20世紀から折に触れ注目され、現代楽器での録音もある辺境伯妃ヴィルヘルミーネの作品は近年なお研究が進み、一部はベルリンやバイロイトで彼女に仕えた専業作曲家の作であったことも明らかになっており、本盤収録作の幾つかもその例にもれませんが、そうした同時代の専門家たちの作と並べても全く遜色ない作曲手腕に驚かされます。 弟フリードリヒに仕えたC.P.E.バッハやグラウン兄弟の多感主義にも通じる短調の魅力とロココ的典雅が交錯する中、各楽器のソロも鮮やかで効果的。リート歌手としても活躍するヨゼフィーネ・アンデション含め、演奏陣が総じて曲の隅々まで深く読み解き、メリハリある演奏解釈に結実させている点も頼もしいところです。 巻末にはヴィルヘルミーネがベルリン時代に共演したロカテッリの初期協奏曲も収録。
収録作曲家:
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バルトーク(1881-1945):
2つのヴァイオリンのための44の二重奏曲
ベリオ(1925-2003):
2つのヴァイオリンのための二重奏曲 [マリア・ミルシテイン、マティユー・ファン・ベッレン]BARTÓK, B.: 44 Duos for 2 Violins, Vol. 1 / BERIO, L.: Duos for 2 Violins (Milstein, Bellen)
発売日:2025年03月28日
NMLアルバム番号:CCS47425CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)
教育用に書かれながらも異彩を放つ名作2曲をカップリングモスクワで音楽一家に生まれベルギーでオーギュスタン・デュメイに師事、現在はアムステルダム音楽院で後進の指導にもあたるヴァイオリニスト、マリア・ミルシテインと、オランダの名手マティユー・ファン・ベッレンによるヴァイオリン・デュオのための大作2題。 バルトークが教育用に書いた44の二重奏曲は東ヨーロッパ諸国の民謡が元になっており、順を追って難易度が増す趣向ですが、独創的な和声や印象的な不協和音なども聴かれるたいへんユニークなもの。ここでは演奏者の解釈によって独自の順で演奏されています。ベリオの二重奏曲もまた教育用として書かれたもので、技巧的にも曲想的にも多彩でそれぞれの曲には献呈先あるいは先人達の名前が付けられています。第1曲「ベラ」はバルトークへのオマージュ。 CHALLENGE CLASSICSからも既にデュオのアルバムをリリースしているミルシテインとファン・ベッレンは、彼らならではの息の合った演奏と隙の無いテクニック、そして鋭い表現で最後まで集中を切らすことがありません。倍音が重なり合い、2挺の音にはとても聴こえないような響きも楽しめます。
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エルガー(1857-1934):
ヴァイオリン協奏曲/愛の挨拶
ディーリアス(1862-1934):
ヴァイオリンと管弦楽のための組曲(室内楽編曲版) [ニコラ・ドートリクール、フレデリック・シャスラン、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団、カプリチオ弦楽四重奏団]ELGAR, E.: Violin Concerto, Op. 61 / Salut d'amour / DELIUS, F.: Suite (Dautricourt, Chaslin, Capriccio Quartet, BBC National Orchestra)
発売日:2025年02月21日
NMLアルバム番号:CCS48725CD価格:2,775円(税込)
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黄色い蝶
ラテン・アメリカン・フェイヴァリッツ [ダナ・ゼムツォフ、アンナ・フェドロヴァ、アンジェロ・フェルプルーヘン、クラウディオ・コンスタンティニ、ニコラス・シュワルツ、アンドレ・フルーン]ZEMTSOV, Dana: Latin American Favourites
発売日:2025年02月14日
NMLアルバム番号:CCS47525CD価格:2,775円(税込)
ダナ・ゼムツォフが綴る、自らのルーツのメロディメキシコシティ生まれのヴィオラ奏者ダナ・ゼムツォフは、色鮮やかなラテン・アメリカの文化に日頃から深い愛着を抱いてきたといいます。そんな彼女がガルシア=マルケスの小説『百年の孤独』に出会い、そこに描かれた黄色い蝶の生き生きととした文学的イメージに強く触発され、自らの最初期の音楽的記憶を巡る旅へと出ることにしました。 ここに収録された曲は、スペイン語圏の人々であれば空で歌うことの出来るメロディばかり。アレンジはスペインの作曲家ジョアン・アルベルト・アマルゴスとここでバンドネオンを担当するクラウディオ・コンスタンティニを中心に、一部ゼムツォフなども担当しており、ラテン・アメリカに漂う哀愁、荒々しさ、活気、そして喜びを伴うシュールさを自然に呼び起こす詩情豊かなものです。盟友アンナ・フェドロヴァが多くの曲で参加しているほか、オランダの名トランペッター、アンジェロ・フェルプルーヘンが活躍し、味わい深い演奏を聴かせます。
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R.シュトラウス(1864-1949):
ドン・キホーテ
イベール(1890-1962):
遍歴の騎士 [アミハイ・グロス、ジャン・ワン、ニコライ・シェプス=ズナイダー、リヨン国立管弦楽団]発売日:2024年12月13日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)
名手2人をソリストに迎えた「ドン・キホーテ」と、イベールの隠れた人気作デンマーク出身の指揮者・ヴァイオリニストのニコライ・シェプス=ズナイダーと、彼が音楽監督を務めるリヨン国立管弦楽団による、セルバンテスの『ドン・キホーテ』を元にした音楽作品2題を収録したアルバム。 リヒャルト・シュトラウスによる6作目の交響詩「ドン・キホーテ」では、ヴィオラにベルリン・フィル首席奏者アミハイ・グロス、チェロにDGレーベルに多くの録音を残すジャン・ワンという2人の名手をゲストに迎え、それぞれの細やかな技巧と豊かな表現力とを軸に、華麗なオーケストレーションも十二分に引き立てた物語性豊かな音楽を聴かせます。 カップリングはイベールによるバレエ『遍歴の騎士』からの組曲。原曲は1935年に作曲された2人の語り手と合唱を要する作品ですが、その約2/3程度の要素を再構成したのがこの組曲版。サクソフォンが随所で活躍するほか、ギターも登場してスペイン風情を演出します。イベールらしい洗練されたメロディと軽快な変拍子に華やかなオーケストレーションが施され、一部は吹奏楽編曲などでも親しまれる隠れた人気作品で、ここではリヨン国立管弦楽団による作品のツボを押さえた色彩感豊かな演奏で楽しむことが出来ます。
収録作曲家:
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She/Her
女性作曲家によるクラリネット作品集 [マリア・デュ・トワ、フェラ・コーパー]SHE/HER - Music for Clarinet and Piano by 12 Female Composers (Du Toit, Kooper)
発売日:2024年11月22日
NMLアルバム番号:CCS47024CD価格:2,775円(税込)
19世紀フランスから現代のナイジェリアまで、
女性作曲家たちによる知られざるクラリネット作品集南アフリカ出身のクラリネット奏者マリア・デュ・トワは、ケープ・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者などを経て、現在はオランダを拠点にソリスト・室内楽奏者として活躍しています。彼女にとって4枚目のアルバムとなる今作は、女性作曲家による知られざる作品を集めた興味深いもの。 作曲家自身についても、有名なタイユフェールや近年注目されているバチェヴィチ、管楽器ファンには知られたゴトコフスキーや、ブラームスなどとの交流で知られるマリー・エリザベトなどのほかは、ほとんど知られていません。それぞれの国籍も、フランスを中心にデュ・トワの出身国南アフリカやナイジェリア、ラトヴィアからニュージーランドまで多彩。いずれもクラリネットの特性と持ち味を生かした聴き応えのある作品ばかりです。 デュ・トワはオランダのピアニスト、フェラ・コーパーと共に、幅広い表現力で作品に深く寄り添った彫の深い演奏を聴かせています。 -
ピーター・ウィスペルウェイ
CHANNEL CLASSICS全録音[35枚組 BOX] [ピーター・ウィスペルウェイ]発売日:2024年11月08日
CD 35枚組価格:14,400円(税込、送料無料)
名手ウィスペルウェイの’90年代から’00年代の偉業を集成!現代オランダを代表するチェロ奏者の一人で、古楽器奏者たちとの共演によるガット弦でのバロック作品から現代音楽まで、幅広い演目を出色の解釈で聴かせてきたピーター・ウィスペルウェイ。19世紀の室内楽作品では作品に合わせたモデルの歴史的ピアノとも共演するだけでなく現代ピアノとの録音もあり、作品の本質に迫る柔軟な演奏姿勢はリスナーだけでなく演奏家たちにも大きな刺激を与え続けています。 CHANNEL CLASSICSではレーベル創設間もない頃から多くの注目作を録音、世界的な批評誌のレビュー賞に輝いたアルバムも少なくありません。パオロ・ジャコメッティやデヤン・ラツィックなどピリオド楽器にも適性をみせるピアニストたち、俊英続々の古楽器楽団フロリレジウムや近年ますます世界的注目が高まるリチャード・トネッティ&オーストラリア室内管弦楽団など、共演者もユニークな才人揃い。シーン最前線をひた走ってきたウィスペルウェイが同レーベルに刻んだ音源がこのたび一挙35枚組でBOX化、その全貌を見渡しやすくなったことは、世紀の変わり目を跨いでのチェロ演奏史の先端を辿れるという意味でも貴重と言えるでしょう。 バッハやベートーヴェン、ブラームスなど異なる時期に再録音した演目は新旧どちらも収録、共演者の違いや解釈スタイルの変化も聴きどころになっています。
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ショスタコーヴィチ(1906-1975):
ヴァイオリン協奏曲 第1番
プロコフィエフ(1891-1953):
ヴァイオリン協奏曲 第1番 [ニン・フェン、トンチエ・ツァン、ボーフム交響楽団]SHOSTAKOVICH, D. / PROKOFIEV, S.: Violin Concertos No. 1 (Ning Feng, Bochum Symphony, Tung-Chieh Chuang)
発売日:2024年11月08日
NMLアルバム番号:CCS45924CD価格:2,775円(税込)
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ロッシーニ(1792-1868):
ピアノのための全作品
(19世紀のオリジナル楽器による) [パオロ・ジャコメッティ]発売日:2024年10月11日
CD 8枚組価格:5,550円(税込、送料無料)
ジャコメッティによる記念碑的名シリーズ、待望のBOX化!ミラノ出身のジャコメッティが、ロッシーニのピアノ作品を全て録音したシリーズが待望のセットで登場。 歌劇作曲家として大きな成功を収めながら37歳にしてその世界から身を引き、後半生は小品や宗教作品などをマイペースで作曲したロッシーニ。様々な小品を集めた『老いの過ち』を晩年までに全14巻編集(出版は歿後)、その中にはピアノのための小曲がたくさん含まれており、このシリーズにはこれらを全曲収めています。なかにはユーモラスなタイトルが付けられた作品も多く、また「やれやれ! 小さなえんどう豆よ」「ロマンティックな挽き肉」といった美食家ロッシーニらしいものも。どの曲もたいへん親しみやすい曲想となっています。 さらにジャコメッティは、ロッシーニ存命中に彼が生活したフランスで作られたオリジナル楽器を使用。その端正な音色でこれらの作品を楽しむことが出来るのが、このBOXの素晴らしさと言えるでしょう。 なおそれぞれのCDには『老いの過ち』各巻の題名などをもとにしたタイトルが付されていますが、曲順などは独自に入れ替えが行われています。
収録作曲家:
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神童フェリックス
フェリックス・メンデルスゾーン初期作品集 [パトリック・ファン・デル・リンデン、アルス・ムジカ、ナネッテ・マンス]MENDELSSOHN, Felix: Ave maris stella / Symphony No. 1 (Wunderkind Felix) (Mans, Ars Musica, van der Linden)
発売日:2024年10月04日
NMLアルバム番号:CCS46924CD価格:2,775円(税込)
オランダの新世代プレイヤーたちが瑞々しく伝える
メンデルスゾーン初期作品群オランダの合唱指揮者パトリック・ファン・デル・リンデンを中心に、若い世代のプレイヤーが集まって発足したアルス・ムジカによるメンデルスゾーン初期作品集。作曲家がまだ若い頃、バッハをはじめとする古い時代の音楽の復権に意欲的だった師匠ツェルターの元で作曲を学んでいた時期に遡る一連の初期作品は、バロック音楽を思わせる音運びやポリフォニックな曲構造が特徴的。ここでオーケストラはナチュラル・ホルンを除き基本的に現代楽器を使っていますが、ノンヴィブラート中心のピリオド奏法を踏まえた弦楽合奏が作り出すハーモニーは透明感にあふれ、緻密な合唱と溶け合うかのような美しい調和の中、曲の起伏をよく捉えメリハリの利いた解釈を聴かせてくれます。 擬古的な書法に風格が漂うキリエ、ナネッテ・マンスの美声がひときわ映える「めでたし、海の星」、作曲翌年の『マタイ受難曲』復活上演を予告するかのようなカンタータ「ただ愛する神の摂理にまかす者」といった声楽曲の傍ら、バロックさながらの弦楽交響曲と初期ロマン派の息吹が瑞々しい交響曲第1番での冴えわたる器楽勢の活躍も聴き逃がせません。なお交響曲第1番はオランダの作曲家ミシャ・スポルクによる小編成への編曲版が用いられており、ファン・デル・リンデンによれば、ファニーの誕生日祝いにメンデルスゾーン家で行われたと伝わる初演時の姿を想定したということです。収録作曲家:
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シューマン(1810-1856):
ヴァイオリン協奏曲
ブルッフ(1838-1920):
ヴァイオリン協奏曲 第1番 [ニーク・バール、クリストフ・ポッペン、ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団]SCHUMANN, R. / BRUCH, M.: Violin Concertos (Baar, German Radio Saarbrücken-Kaiserslautern Philharmonic, Poppen)
発売日:2024年09月20日
NMLアルバム番号:CCS46724CD価格:2,775円(税込)
美演! 師弟共演によるシューマンとブルッフの名作オランダのヴァイオリニスト、ニーク・バールのCHANNEL CLASSICS3枚目のアルバム。デン・ハーグの王立音楽院でフィリップ・グラファン、ペーター・ブラントらに学んだ後、ベルリンにてシュテファン・ピカールやクリストフ・ポッペンの元でさらなる研鑽を積んだ彼は、オランダ国内はもとより各国のコンクールで入賞を重ねています。 今回は師ポッペンの指揮のもと、ドイツのヴァイオリン協奏曲2曲を録音。晩年のシューマンがヨアヒムのために書いたものの、演奏されず封印され80年以上も陽の目を見なかった作品と、こちらもヨアヒムの助言により改訂された、あらゆるヴァイオリン協奏曲の中でもトップクラスの人気を誇るブルッフの傑作をカップリングしています。 バールはどちらの作品にも深く寄り添い、それぞれの美しさを伸び伸びと存分に引き出しました。
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闇の誘惑
ムソルグスキー:展覧会の絵
ラヴェル:夜のガスパール
スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第9番
ファリャ:恋は魔術師 [アンナ・フェドロヴァ]Piano Recital: Fedorova, Anna - SCRIABIN, A. / RAVEL, M. / FALLA, M. de / MUSSORGSKY, M.P. (Intrigues of the Darkness)
発売日:2024年09月06日
NMLアルバム番号:CCS47124CD価格:2,775円(税込)
『展覧会の絵』収録!
フェドロヴァが描く、闇と光の物語アンナ・フェドロヴァによる、闇の力をテーマにしたアルバム。スクリャービン自身が“巨大な魔物がいる、ここには真の悪がある”と語ったソナタに始まり、ラヴェルが描く怪奇の世界、ファリャが描く亡霊との駆け引きの世界へと続きます。メインは2023年5月の来日公演でも披露された『展覧会の絵』となっており、彼女の故国ウクライナの首都キーウ(キエフ)にそびえる大きな門をイメージした曲で、光が闇に打ち勝つフィナーレを迎えるという構成。生まれた国と、ロシアを含む過去の偉大な芸術への彼女の思いが詰まった内容といえそうです。 繊細なタッチから強靭な打鍵、ダイナミックなクライマックスまで、フェドロヴァの持つ表現力の幅広さが遺憾なく発揮されています。 -
取り戻されたミューズ
~英国バロックの室内楽を集めて~ [レイチェル・ポッジャー、ブレコン・バロック]発売日:2024年05月24日
CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:3,300円(税込、送料無料)
ポッジャーと実力派古楽奏者たちが追求する、英国バロック室内楽の真髄バロック・ヴァイオリンの世界を席捲する英国の名手レイチェル・ポッジャーによる、17~18世紀初頭の英国室内楽を集めた充実プログラム。15世紀から16世紀にかけたエリザベス女王の時代に欧州最大級の洗練された音楽文化を誇ったイングランドは、17世紀半ばの清教徒革命による文化破壊でその伝統が途絶えかけたものの、1660年の王政復古を経て徐々にかつての活況と豊かさを取り戻し、フランスやイタリアの最先端の流行からも大きな影響を受けつつ新たな音楽世界を花開かせます。 本盤はその勢いの只中で活路を見出したドイツ人作曲家ヘンデルのソナタに始まり、王政復古期の新潮流の礎を築いた革命前夜の室内楽まで時代を遡った後、バロック期の英国人たちを惹きつけたスコットランドやアイルランドの伝承音楽にも触れながら、徐々に18世紀へと年代を追って英国音楽の変化を辿ってゆく流れ。ポッジャーのヴァイオリンはもちろんのこと、英国を拠点に幅広い活躍をみせてきたガンバ奏者の市瀬礼子や、ルネサンス・バロック2種のリュートを使いこなす撥弦奏者エリザベス・ケニーなど、全ての奏者が音楽的対話を通じみずみずしい存在感を示し続ける様子はさながら、自発性と高いコミュニケーション感覚で紡ぎ出されていった英国貴族たちの語らいのよう。 名技師ジャレッド・サックスならではの精妙なエンジニアリングもそれぞれの古楽器の味わいを最大限に伝え、やんごとなき人々の社交の嗜みの中で大きな意味を持った当時の音楽芸術の素顔がありありと蘇る奥深い1枚です。
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Pärt über Bach
ペルト(1935-)、J.S.バッハ(1685-1750)作品集 [シモーネ・ラムスマ、カンディダ・トンプソン、アムステルダム・シンフォニエッタ]PÄRT ÜBER BACH (Lamsma, Thompson, Amsterdam Sinfonietta)
発売日:2024年05月03日
NMLアルバム番号:CCS46624CD価格:2,775円(税込)
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ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲 第3番 「英雄」
「コリオラン」序曲 [イヴァン・フィッシャー、ブダペスト祝祭管弦楽団]BEETHOVEN, L. van: Symphony No. 3, "Eroica" / Coriolan Overture (Budapest Festival Orchestra, I. Fischer)
発売日:2024年04月12日
NMLアルバム番号:CCSSA46524SACD-Hybrid国内仕様 日本語解説付き価格:3,630円(税込、送料無料)
精悍にして気品と詩情を併せ持つ、
イヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管による「英雄」第7番(2006年)、第4番と第6番(2010年)、第1番と第5番(2017年)と、稀に見るスロー・ペースで進められているイヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管によるベートーヴェン・シリーズに「英雄」が登場。53分(繰り返し全てあり)という、近年ではゆったり目のテンポ設定ながら遅いという印象をほとんど感じさせません。精悍で引き締まった第1楽章に始まり、低い重心でじっくりと歌い込まれフーガのクライマックスも雄大な第2楽章、特徴的なリズムを際立たせた第3楽章、堅固な構造美を感じさせながら気品と力強さを両立させた第4楽章と、心地よい緊張の糸が切れることのない素晴らしい演奏となっています。 「コリオラン」もメリハリのある骨太の演奏で聴き応えあり。DSD256録音による高音質を最大限引き出すSACDハイブリッド・ディスクでの発売も嬉しいところです。 国内仕様盤には鈴木淳史氏による日本語解説付。収録作曲家:
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モーツァルト(1756-1791):
鍵盤とヴァイオリンのためのソナタ全集[8枚組 BOX] [レイチェル・ポッジャー、ゲイリー・クーパー]発売日:2024年03月22日
CD 8枚組価格:5,550円(税込、送料無料)
名手ポッジャーとクーパーが、18世紀当時の響きに迫ったモーツァルト全曲録音21世紀の古楽器演奏を牽引してきたバロック・ヴァイオリン奏者レイチェル・ポッジャーが、経験豊かなチェンバロ&フォルテピアノ奏者ゲイリー・クーパーと共に古典派世界へ踏み込み、CHANNEL CLASSICSの精妙なエンジニアリングが捉える古楽器の響きと共に18世紀当時の作品像に迫ったモーツァルトの二重奏ソナタ全曲録音シリーズ。8枚のCD全てを収めたBOX版が待望の再登場です。 17世紀に遡る幅広いレパートリーに通じたクーパーの細やかな解釈は、緩急のメリハリに富んでいながら気品に貫かれたポッジャーのヴァイオリンと絶妙のアンサンブルを繰り広げ、作品像の奥深さを探求してゆく喜びを堪能させてやみません。パリとロンドンを巡った若き日のソナタ群では18世紀半ばに人気だった英国の名工カークマンによるチェンバロのオリジナルを用い、モーツァルトが愛奏したヴァルター工房の楽器に基づくフォルテピアノを用いたザルツブルク時代や後年の名作群との対比を味わえるのも魅力的。 各タイトル初出時から好評だったことも頷ける、改めて隅々まで聴き深め甲斐のある充実内容です。
収録作曲家:
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But Not My Soul - 魂までは奪えない
プライス(1887-1953):
弦楽四重奏曲 第2番
ドヴォルザーク(1841-1904):
弦楽四重奏曲 第12番「アメリカ」
ギデンズ(1977-):
At The Purchaser’s Option [ラガッツェ四重奏団]PRICE, F.B.: String Quartet No. 2 / DVOŘÁK, A.: String Quartet No. 12 / GIDDENS, R.: At the Purchaser's Option (But Not My Soul) (Ragazze Quartet)
発売日:2024年03月08日
NMLアルバム番号:CCS45724CD価格:2,775円(税込)
アメリカと、その陰の歴史に光を当てた弦楽四重奏曲集オランダの弦楽四重奏団ラガッツェ四重奏団のCHANNEL CLASSICSから8枚目のアルバム。 アメリカ初の黒人女性作曲家とされるフローレンス・プライスによる弦楽四重奏曲第2番は、黒人霊歌や初期のジャズの影響がみられるもの。ドヴォルザークの人気曲「アメリカ」は、彼のアメリカ生活中に短期間で書かれたとされ、やはり黒人霊歌や先住民の歌などの影響が顔を出します。 アメリカのシンガー・ソングライター、フィドル奏者リアノン・ギデンズによる「At The Purchaser’s Option」は、22歳の女性奴隷とその9か月の赤子をオプションとして売り出す19世紀の広告から着想を得た曲で、「あなたは私の体を奪うことが出来る
骨を奪うことが出来る
血を奪うことが出来る
だが、魂までは奪えない」と歌われます。 ここで演奏されるのはジャズ・トロンボーン奏者のジェイコブ・ガーチクが、クロノス・クァルテットのために編曲した版。ラガッツェ四重奏団はそれぞれの作品に深く寄り添い、多彩な表情を聴かせています。 -
シュポア・コレクション Vol.3
18世紀製オリジナル楽器によるフルート作品集 [アシュリー・ソロモン、フロリレジウム]Flute Recital: Solomon, Ashley - BACH, W.F. / LOCATELLI, P.A. / MOZART, W.A. / VIVALDI, A. (The Spohr Collection, Vol. 3)
発売日:2024年01月26日
NMLアルバム番号:CCS46024CD価格:2,475円(税込)
古典派の到来を準備したフルート芸術を、当時から現存するオリジナル楽器で!歴史的フルートのコレクターとして世界的に有名なフランクフルトの蒐集家ペーター・シュポアのコレクションから、貴重な18世紀製のオリジナル楽器を厳選、それぞれの楽器が出来た地域と時代に合った名曲を通じてその魅力を紹介してゆくシリーズ第3弾。 第1弾のソナタ集(CCS43020)も第2弾の協奏曲集(CCS45323)もバロック寄りの選曲でしたが、今回はモーツァルトの時代に至るロココ~古典派の作品を演目に選び、18世紀後半製の楽器も選ばれている点が目を引きます。 21世紀では考えられない総象牙製の楽器も何本か登場。温もり豊かな音色から芯のある頼もしい響きまで、楽器それぞれの特質と音域ごとの魅力を最大限に引き出すアシュリー・ソロモンの妙技は今回も惚れ惚れするばかり。英国屈指の古楽器楽団フロレジウムの層の厚い共演陣も、それぞれに随所でセンス良いアンサンブルを聴かせてくれます。ソナタの形式による収録作品群の合間で、18世紀にも広く愛されたスコットランド民謡の気品ある素朴さが興を添える曲順も絶妙。 ライナーノート(英・仏・独語)には各楽器の詳述も掲載されています。末永く味わい続けたい奥深い1枚です。
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Fathers and Daughters
父たちと娘たち [ダナ・ゼムツォフ、ミハイル・ゼムツォフ、アンナ・フェドロヴァ、ボリス・フェドロフ]CHOPIN, F.: Nocturne No. 5 / GLAZUNOV, A.K.: Elégie, Op. 44 / SCRIABIN, A.: Fantasy (Fathers and Daughters) (Fedorov, Fedorova, D. and M. Zemtsov)
発売日:2023年11月10日
NMLアルバム番号:CCS44523CD価格:2,475円(税込)
アンナ・フェドロヴァ、ダナ・ゼムツォフ、
そしてその父親たちの4人で巡る、自分たちのルーツメキシコ・シティ生まれ、ロシアにルーツを持つヴィオリストのダナ・ゼムツォフ。ウクライナに生まれ現在はオランダを中心に活動するピアニスト、アンナ・フェドロヴァ。その父親たちもそれぞれヴィオラとピアノの名手です。 今回はそんな4人が集い、彼らのルーツにまつわる音楽を奏でるアルバムを作成しました。フェドロヴァの父ボリス・フェドロフは教育者、作曲家としても活躍しており、冒頭では彼が郷愁を込めて書き下ろした新曲を娘たち2人が演奏。続いてはダナ・ゼムツォフの父ミハイルの父親(ダナの祖父)で、ロシアで活躍した作曲家イェフゲニーの作品をミハイルとアンナ・フェドロヴァが演奏というように、4人で様々な組み合わせでのパフォーマンスを聴かせてくれます。 最後は4人全員にダブルベースを加えて、ミハイルによるタンゴを演奏。彼らの親しさやそれぞれのルーツに対する慈しみが伝わる、暖かいアルバムです。 -
18世紀パリのクラヴサン
~フランスの鍵盤音楽と同時代の名器 [ジョス・ファン・インマゼール]Clavecin à Paris au XVIIIe siècle (Le) - BALBASTRE, C.-B. / COUPERIN, F. / DUPHLY, J. / RAMEAU, J.-P. (Immerseel)
発売日:2023年10月20日
NMLアルバム番号:CCS45523CD 3枚組国内仕様 解説日本語訳付き価格:5,940円(税込、送料無料)
フォルテピアノの大御所、原点回帰。
18世紀オリジナル楽器による豊穣なクラヴサン芸術クラヴサン〔チェンバロ〕奏者として研鑽を重ねつつ早くから18~19世紀モデルのフォルテピアノを演奏、LPレコードの時代からモーツァルトやベートーヴェンが馴染んでいた響きの真相に迫ってきたベルギーの大御所ジョス・ファン・インマゼール。その後も古楽器を使ったレパートリーは20世紀まで及び、古楽器オーケストラ指揮の傍らドビュッシーやラフマニノフの鍵盤作品も当時のピアノで録音していますが、今回は満を持して、そうした後の時代の響きまで細やかな解像度で解釈してきた彼ならではのクラヴサン独奏曲集を録音。 使用楽器は現代随一の古楽鍵盤製作家3人の手で丁寧に修復された、18世紀パリ屈指の製作家たちによるオリジナル楽器3台。ルイ14世の治世末期から古典派前夜の1768年までに刊行された重要なクラヴサン曲集群から名品を厳選、さまざまな世代の巨匠7人の至芸に、18世紀パリそのままの響きを通じて迫ります。 前世紀からの伝統を受け継いだマルシャンやクープラン、バロック末期に新機軸を打ち出したラモーやフォルクレ、タッチで音量に強弱がつかない特性を逆手に取りピアノとは違ったダイナミックな音楽表現を聴かせるバルバストルやデュフリ、A-L.クープランと、深い作品分析を経ての趣き豊かな演奏でそれぞれの世界の違いを味わえる喜びは格別。国内仕様盤では各楽器について詳述された原盤解説の訳に加えて各作曲家紹介も付属します。 時代が進むにつれクラヴサンより人気を得ていったフォルテピアノの機微を知る奏者ならではのクラヴサン芸術後期の世界、じっくりお楽しみください。 -
J.S.バッハ(1685-1750)/チャド・ケリー:
ゴルトベルク変奏曲 リイマジンド [レイチェル・ポッジャー、ブレコン・バロック、チャド・ケリー]BACH, J.S.: Goldberg Variations (arr. C.M. Kelly) (Podger, Brecon Baroqe)
発売日:2023年10月20日
NMLアルバム番号:CCSSA44923SACD-Hybrid国内仕様 日本語解説付き価格:3,630円(税込、送料無料)
ポッジャーの快挙!
「ゴルトベルク」室内管弦楽のための新編曲版登場バロック・ヴァイオリン現代随一の名手として、実演録音共に刺激的な活動で世界中の音楽ファンを楽しませてくれるレイチェル・ポッジャー。2007年に彼女が組織したブレコン・バロックとの久しぶりのアルバムは、なんと「ゴルトベルク変奏曲」の新編曲版です。 イギリス出身の鍵盤奏者・指揮者で、現在はオーストラリアを中心に活躍するチャド・ケリーによる、「リイマジンド」と呼ばれる一歩踏み込んだ編曲は、原曲の素材を最大限生かしながら、「もしバッハがこの作品を編曲したら?」を基本的なコンセプトとして進められたもの。バッハが残した他の作品を参考に、例えば冒頭のアリアはヴァイオリンとオブリガート・チェンバロによる緩徐楽章風に始められ、以降ポッジャーのヴァイオリンを中心としながら、トリオ・ソナタ風、フルート・ソナタ風、室内協奏曲風、チェンバロ協奏曲風と、変奏ごとに趣向を変えて様々な顔を見せてくれます。また第30変奏やアリア・ダ・カーポなどでの木管楽器の扱いに特徴的なモダンな手法もアクセントとなり、古楽器の響きが絶妙な効果も与えてたいへん新鮮。名編曲の多い「ゴルトベルク」の中でも異色かつ出色の出来栄えと言えるでしょう。 編曲者のケリーは古楽の鍵盤奏者としても活躍しており、ガーディナーやピノックとも共演を重ねた経歴の持ち主。今回もチェンバロで録音に参加し、ポッジャーほか名手揃いのアンサンブルをがっちりと支える頼もしい演奏を聴かせます。 国内仕様盤には澤谷夏樹氏による日本語解説付。収録作曲家:
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ラフマニノフ(1873-1943):
ピアノ協奏曲 全集
前奏曲集/ユース・シンフォニー[3枚組 BOX] [アンナ・フェドロヴァ、モデスタス・ピトレナス、ザンクト・ガレン交響楽団]発売日:2023年10月13日
CD 3枚組価格:4,425円(税込、送料無料)
2023年は生誕150年没後80年、フェドロヴァによるラフマニノフがBOX化!ウクライナのキーウ出身、2009年のルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールでの優勝を始め、オランダを中心に世界的に活躍し数度の来日公演でも素晴らしい演奏を聴かせているアンナ・フェドロヴァ。彼女が完成させたラフマニノフのピアノ協奏曲全集がBOXで登場します。 フェドロヴァのラフマニノフといえば、YouTubeにアップされている2013年9月アムステルダム・コンセルトヘボウでの協奏曲第2番のライヴ映像が、10年間で4000万回近く再生されているというから驚きです。今回の一連の録音では比較的ゆったりとしたテンポを取っており、表情をダイナミックに付けていくピアノと大きくうねるようなオーケストラとの絡みが、作品の持つ叙情性と力強さを十二分に引き出しています。 2023年現在、ロシアの侵攻による母国の現状に深く心を痛めるフェドロヴァは「今は多くの人がロシア音楽の演奏を控えようとしていますが、ラフマニノフを演奏することは私にとって重要なのです。それはその音楽が美しさと力強さ、感動に満ちたものであるとともに、彼自身がロシアという国家に圧力を受けた被害者であったからです」と語ります。 セット化にあたり組替えが行われており、第1番からパガニーニ狂詩曲までが作曲順に収められているのも嬉しいところ。組み合わせて収録されていた前奏曲と「ユース・シンフォニー」も収録されておりますが、第3番と一緒に収録されていたシルヴェストロフの「使者」は、今回収録されておりません。
収録作曲家:
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孤独
シューマン(1810-1856):
ヴァイオリン・ソナタ 第2番・第3番
クララ・シューマン(1819-1896):
3つのロマンス [ニーク・バール、ベン・キム]SCHUMANN, R.: Violin Sonatas Nos. 2 and 3 / SCHUMANN, C.: 3 Romances (arr. for violin and piano) (Solitude) (Baar, Kim)
発売日:2023年09月15日
NMLアルバム番号:CCS45123CD価格:2,475円(税込)
ニーク・バールのセカンド・アルバムは、ベン・キムとの共演!オランダのヴァイオリニスト、ニーク・バールは、デン・ハーグの王立音楽院でフィリップ・グラファン、ペーター・ブラントらに学んだ後、ベルリンにてシュテファン・ピカールやクリストフ・ポッペンの元でさらなる研鑽を積みました。オランダ国内はもとより各国のコンクールで入賞を重ねており、今回がセカンド・アルバムとなります。 片やアメリカ出身のピアニスト、ベン・キムは、2006年のミュンヘン国際コンクールで優勝後世界各地で活躍しており、SONYとDECCAからソロ・アルバムもリリースしています。2022/23年シーズンに共演を重ねている2人がここで聴かせるのはシューマン夫妻による作品。 最初の1音から、彼らがこれらの作品に傾ける深い情熱が伝わってくるような力演で、両者ともよく歌いながら振幅の大きな表現もぴったりと息の合った、素晴らしいパフォーマンスを聴かせています。
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ブーレのステップで
~宮廷舞踏と18世紀ヨーロッパ諸国の様式~ [カメラータ・エアソン]Chamber Music (Baroque) - CAMPRA, A. / BACH, J.S. / TELEMANN, G.P. / ROMAN, J.H. (Pas de bourrée) (Camerata Øresund)
発売日:2023年08月25日
NMLアルバム番号:CCS45823CD価格:2,475円(税込)
デンマーク発、気鋭古楽集団が意外な角度から見せるバロック諸様式コペンハーゲンを拠点に2010年から活動を続けてきた古楽器アンサンブルのカメラータ・エアソンが、フランス様式とイタリア様式という二大潮流だけでは語りつくせないバロック後期のヨーロッパ音楽世界を概観。東はオスマン帝国領のあったバルカン半島から西はスペインまで、南はイタリア半島から北はデンマークやスウェーデンまで……と欧州各地にルーツを持つ、あるいはそれらの土地にインスパイアされた楽曲を丁寧に集め、組曲形式と協奏曲形式の間を行き来しながら至高のガット弦サウンドを堪能させてくれます。時に舞曲のリズムをはっきり際立たせた彫琢の深い音楽作りも聴かせながら、しなやかなカンタービレの味わいは古楽器ならではの音運びの魅力が存分に生かされ、何筋ものメロディラインが音を重ねてゆく心地良さがCHANNEL CLASSICSならではの克明なエンジニアリングで伝えられる快感は格別。アンサンブルのメンバーはデンマークに限らずスウェーデン、ノルウェー、アイスランドなど北欧諸国や英国で研鑽・活動歴を重ねてきた実力派たちで、北欧のグループだけにスウェーデン宮廷の俊才ルーマンやテレマンの北欧向け音楽まで視野に入れているのも頼もしいところ。夏には清涼感、冬には季節との親和性を楽しめそうな極上バロック・アルバムと言ってよいでしょう。
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ウィルヘルム・グロス:
Achtung, Aufnahme!!
ヴァルター・ゲール:
Komödien in Europa
マティアーシュ・シェイベル:
Die vertauschten Manuskripte [エボニー・バンド、ヴェルナー・ヘルベルス、リリア・ミレク、アンドレ・ポスト、フランツィスカ・ヒルツェル、カペラ・アムステルダム ほか]GROSZ, W.: Achtung Aufnahme!! / GOEHR, W.: Komödien in Europa / SEIBER, M.: Die vertauschten Manuskripte (Ebony Band, Herbers)
発売日:2023年07月07日
NMLアルバム番号:CCS46823CD価格:2,475円(税込)
「退廃音楽」の復権に貢献したエボニー・バンド、ラスト・アルバムオーボエ奏者兼指揮者であるヴェルナー・ヘルベルスが率いるエボニー・バンドは、2つの世界大戦の間にヨーロッパで興った不条理主義的かつジャズの影響を受けた音楽を積極的に取り上げ、ナチスによって「退廃音楽」の汚名を着せられた後、散逸してしまったこれらの作品を発掘し、紹介することに力を注いできました。 その活動は32年の間に200以上のコンサートを行い、数十曲を出版、15枚のCD(うちCHANNEL CLASSICSから11枚)をリリースするという成果を生んでおり、そのアーカイヴはハーグのthe Netherlands Music Instituteに移管され、広く公開されるべく保存されています。その活動を締めくくる一枚がこちら。 (曲目・内容欄に続く)
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-★『レコード芸術』特選盤(2023年7月号)★-
C.P.E.バッハ(1714-1788):
ヴァイオリンと鍵盤楽器のためのソナタ集 [レイチェル・ポッジャー、クリスティアン・ベザイデンホウト]発売日:2023年04月28日
SACD-Hybrid国内仕様 日本語解説付き価格:3,630円(税込、送料無料)
情感豊か! ポッジャーとベザイデンホウトによるC.P.E.バッハコンサートでは度々共演しているレイチェル・ポッジャーとクリスティアン・ベザイデンホウトの共演による初めてのCDは、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハの作品集。 冒頭のト短調のソナタはまだ十代の頃に書かれ、父ヨハン・ゼバスティアン・バッハのフルート・ソナタBWV 1020によるものですが、そもそもエマヌエルの作品、あるいは父との習作なのではないかという可能性が濃厚なもの。この作品と、やはり十代に書かれたWq. 71ではベザイデンホウトはチェンバロを演奏しており、フォルテピアノとは大きく違うその表現力に強いこだわりを持つ彼ならではのパフォーマンスで、ポッジャーのヴァイオリンと共に活き活きとした音楽を作り上げます。 作曲家円熟期に書かれたほかの3曲では、ヴァイオリンとフォルテピアノが共によく歌い、たっぷりと情感豊かな表現で多感様式と呼ばれる作品の特性を十二分に引き出しながらも、すっきりとした後味を残すバランス感覚が素晴らしい出来栄えとなっています。
収録作曲家:
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ラフマニノフ(1873-1943):
ピアノ協奏曲 第3番
シルヴェストロフ(1937-):
使者 [アンナ・フェドロヴァ、モデスタス・ピトレナス、ザンクト・ガレン交響楽団]発売日:2023年04月28日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)
フェドロヴァによるラフマニノフのピアノ協奏曲全集完結、
母国の巨匠シルヴェストロフによる「使者」も収録!ウクライナのキーウ出身、2009年のルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールでの優勝を始め、オランダを中心に世界的に活躍するアンナ・フェドロヴァによるラフマニノフの協奏曲第3番が登場。第1番と「パガニーニ狂詩曲」を収録した第1弾(CCS42620)、第2番と第4番を収録した第2弾(CCS42522/NYCX-10338)に続き、ラフマニノフのピアノ協奏曲全集がこれで完結となります。 併せて、若きラフマニノフによる交響曲の断章と、ウクライナの巨匠シルヴェストロフによる「使者」を収録。共演はこれまでと同様、リトアニアの指揮者モデスタス・ピトレナスと、彼が首席指揮者を務めるスイスのザンクト・ガレン交響楽団となっています。 ロシアの侵攻による母国の現状に深く心を痛めるフェドロヴァは「今は多くの人がロシア音楽の演奏を控えようとしていますが、ラフマニノフを演奏することは私にとって重要なのです。それはその音楽が美しさと力強さ、感動に満ちたものであるとともに、彼自身がロシアという国家に圧力を受けた被害者であったからです」と語ります。今回もゆったりとしたテンポを採用し、作品が持つ抒情性と力強さをオーケストラと共に、美しくもダイナミックに歌い上げています。シルヴェストロフによる「使者」は弦楽とピアノのため版も存在しますが、ここにはピアノ独奏のための版を収録。憧憬を湛えた美しいメロディが終始静かに続くこの作品を、フェドロヴァは慈しむように奏で、祈るように終えています。 -
CONCERTOS
ヴィヴァルディ協奏曲BOX[7枚組 BOX] [レイチェル・ポッジャー ほか]発売日:2023年04月21日
CD 7枚組価格:4,800円(税込、送料無料)
21世紀のヴィヴァルディ録音史に燦然と輝く金字塔的録音群、一挙BOX化20世紀末における古楽器演奏の活況を早くからリードしてきた英国で、さまざまなアンサンブルの一員として活躍した後、ソリストとして世界をまたにかける存在となったバロック・ヴァイオリン奏者レイチェル・ポッジャー。今やベートーヴェンやモーツァルトなど古典派以降のソナタでも古楽器による魅力的な演奏を聴かせていますが、当初その本領を存分に発揮してシーンの注目を集め躍進のきっかけとなったのは、当時まだ今ほど知られていなかったポーランドの実力派古楽器団体アルテ・デイ・スオナトーリと録音したヴィヴァルディ『ラ・ストラヴァガンツァ』の全曲盤(2002)でした。 隅々まで高度な音楽性に貫かれた演奏解釈は、CHANNEL CLASSICSレーベルならではの感触確かなエンジニアリングで克明に伝えられ、知られざるアンサンブルの卓越した演奏技量とともにバロック・ファンに留まらない人気を集めたものですが、その後も同レーベルでポッジャーはオランダ・バロックやブレコン・バロックなどの気鋭団体とヴィヴァルディの傑作を相次いで録音。いずれ劣らぬ仕上がりは世界各地で高い評価を博しています。 出版譜で必要とされている最少人数に近い編成で録音された『調和の霊感』、ヴィヴァルディの作風の充実が見られる隠れた傑作『ラ・チェトラ』、そして鮮烈な作品の魅力を十全に引き出した『四季』……お手頃価格のBOXでその秀逸な成果をじっくり聴き確かめられる嬉しいリリース、ここに登場です。
収録作曲家:
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オープン・スペース
ガース・ノックス(1956-):
弦楽器のための室内楽作品集 [ラガッツェ四重奏団、ガース・ノックス]KNOX, G.: String Quartets Nos. 1 and 2 / Quartet for One (Open Spaces) (Knox, Ragazze Quartet)
発売日:2023年04月14日
NMLアルバム番号:CCS44623CD価格:2,475円(税込)
アルディッティ弦楽四重奏団やアンサンブル・アンテルコンタンポランのヴィオラ奏者として活躍し、ヴィオラ・ダモーレの演奏でも知られるアイルランド生まれ、スコットランド育ちという作曲家、ガース・ノックスの作品集。 QUARTET FOR ONEは全曲でも7分ほどの小品ながら、弦楽四重奏曲の要素をヴィオラ1本で表現する意欲作です。
収録作曲家:
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『シュポア・コレクション Vol. 2』
~18世紀製オリジナル楽器によるフルート作品集 [アシュリー・ソロモン、フロリレジウム]Flute Recital: Solomon, Ashley - BACH, C.P.E. / LECLAIR, J.-M. / QUANTZ, J.J. / VIVALDI, A. (The Spohr Collection, Vol. 2)
発売日:2023年03月24日
NMLアルバム番号:CCS45323CD価格:2,475円(税込)
全て18世紀のオリジナル楽器!
6種の楽器から導き出される玄妙な音を生かして2020年3月にリリースされた先行盤(CCS43020)に続く、フランクフルトの歴史的楽器蒐集家ペーター・シュポアの名高い古楽器コレクションを使った新録音。イタリア、フランス、ドイツの重要作曲家たちがそれぞれ残した重要な作品と同時期、ないし各作曲家と何らかの関係を見出せる楽器を6本厳選し、それらを使い分けてその真相に迫ります。 ソナタを集めていたVol.1に対し、今回は6人の作曲家による協奏曲6曲をチョイス。18世紀の一般的な演奏習慣を踏まえ、名手ボヤン・チチッチをはじめとする弦楽器奏者たちは通奏低音以外1パート1人ずつで、俊才アシュリー・ソロモンの細やかな息遣いや闊達な吹奏を通じて真価を発揮する各銘器の味わいを殺さない、親密にして緊密なアンサンブルは企画の趣旨によく合致していると言ってよいでしょう。 有名なヴィヴァルディ「夜」の緩急あざやかな解釈もさることながら、クヴァンツ作品での艶やかなロココ情緒も、リコーダー作品で有名なウッドコックの協奏曲に聴く歌心の豊かさも、大西洋をまたいで活躍を続ける経験豊かなアシュリー・ソロモンとフロリレジウムなればこその瑞々しさ。 CHANNEL CLASSICSの創設者で名録音技師ジャレッド・サックスによる丁寧なエンジニアリングも彼らの妙技を克明に伝えてくれています。知る人ぞ知るリコーダー奏者ワルター・ファン・ハウヴェ(フランス・ブリュッヘンの高弟にして盟友)がプロデューサーとして名を連ねているのも見逃せません。 -
J.S.バッハ(1685-1750):
マタイ受難曲/ヨハネ受難曲
クリスマス・オラトリオ
ミサ曲 ロ短調
[10枚組 BOX] [ヨス・ファン・フェルトホーフェン、オランダ・バッハ協会]発売日:2023年03月17日
CD 10枚組価格:5,850円(税込、送料無料)
新世紀のスタンダードを切り拓いた名団体の画期的バッハ解釈がBOXにウィレム・メンゲルベルクやカール・リヒターらによる現代楽器によるバッハ解釈に、古楽器による新解釈で新風を巻き起こしたアーノンクールやガーディナーら大家たちに続き、古楽先進国オランダならではの21世紀の瑞々しいバッハ像を打ち出したヨス・ファン・フェルトホーフェン率いるオランダ・バッハ協会。18世紀の演奏習慣を見据えた洞察に満ちた解釈と、抜群の音楽性を兼ね備えた演奏の機微を隅々まで伝えるChannel Classicsのエンジニアリングを得て、バッハの大作群を彼らが録音してきたのは今世紀初頭の10年間においてのことでした。 リリースされるたび大きな反響を呼んできたこれらの名盤が、このたび10枚組BOX仕様で登場! 他の名指揮者たちの元でもソリストとして多くの名盤を刻んでいるテュルク、ゾマー、マクラウド、ハーヴェイ、ダニエルズら名歌手たちが続々参入、各パートの員数はほぼ1人で最大でも3人程度と適切に絞り込まれた編成で精緻に綴られてゆくその演奏は、隅々まで聴きどころが詰まっていて興味が尽きません。 通奏低音はオルガンだけでなくチェンバロやテオルボも参入、撥弦のフレッド・ヤーコプスやマイク・フェントロス、チェンバロのピーター・ヤン・ベルダーやシーベ・ヘンストラなど今やソリストとしても名の通った名手たちがオーケストラの各セクションに見つかり、聴きながら誰の音か確かめてゆく楽しみも。 知らずにいるのが惜しい名盤群、この機会にぜひお求め下さい。 (ブックレットに歌詞の掲載はございません。)
収録作曲家:
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ブラームス(1833-1897):
ヴァイオリン・ソナタ全集 第1番-第3番
スケルツォ(「F.A.E.ソナタ」より) [ニン・フェン、Zee Zee]発売日:2023年02月24日
CD価格:2,475円(税込)
2006年パガニーニ国際コンクールの覇者(第1位)で、CHANNEL CLASSICSが誇るヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、中国出身で現在はベルリンを拠点に活動しているニン・フェンの新録音はブラームス。テクニックのみならず情感豊かな表現でも世界的な評価を受けている彼らしく、伸びやかな歌から儚げな音色までを自在に駆使しながら抑揚のバランスが効いた、たいへん心地よい演奏となっています。 Zee Zeeことチャン・ツォーは2013年のエリザベート王妃国際コンクールで5位に入賞しており(ニン・フェンは2001年の第5位)、DGやDeccaからアルバムもリリースしている中国の若い世代の注目アーティスト。
収録作曲家:
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プロコフィエフ(1891-1953):
ヴァイオリン協奏曲 第1番・第2番 [マリア・ミルシテイン、オットー・タウスク、フィオン]発売日:2023年01月27日
CD価格:2,475円(税込)
マリア・ミルシテインが、深い思い入れを持って歌い上げるプロコフィエフモスクワで音楽一家に生まれ、ベルギーでオーギュスタン・デュメイに師事したというフランス系ロシア人のヴァイオリニスト、マリア・ミルシテイン。 MIRAREレーベルから、妹でピアニストのナタリア・ミルシテインとのデュオ・アルバムを2枚リリースしているほか、ブッシュ三重奏団によるドヴォルザークのピアノ五重奏曲(ALPHA403)にゲストで参加するなど、幅広いアーティストから信頼を得ている実力派がCHANNEL CLASSICSに登場します。 プロコフィエフが二十代で書いた、瞑想的な曲想と動きのある曲想の交錯がモダンな印象を与える第1番、四十代に書かれ、やや古典に回帰しつつ打楽器の用法やリズムが特徴的な第2番という、2つのヴァイオリン協奏曲を収録。 両親ともにプロコフィエフを好んでいたというミルシテインは、ダヴィッド・オイストラフの録音で第1番を初めて聴いた時の強烈な印象、数年後に第2番を聴いた時に感じた美しさと奥深さを忘れられない思い出として、いつかは自分でこの作品を録音してみたいと強く願っていたとのこと。念願の叶ったこのアルバムで彼女は、思い入れの深さを聴く者にひしひしと感じさせる伸びやかなカンタービレ、持ち前の高い技術と表現力を存分に発揮した躍動的なパッセージなどをたっぷりと聴かせています。
収録作曲家:
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イヴァン・フィッシャー指揮
ブラームス(1833-1897):
交響曲全集/管弦楽作品集
[4枚組 BOX] [イヴァン・フィッシャー、ブダペスト祝祭管弦楽団]発売日:2022年11月11日
CD 4枚組価格:5,100円(税込、送料無料)
イヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管のブラームスがBOX化!10年以上の歳月をかけて録音され、リリースされるたびにその個性的かつ説得力のある解釈が話題となった、イヴァン・フィッシャーのブラームス交響曲全集が待望のBOX化です。 全体にメリハリのあるテンポ感ながら奇をてらった印象は全く無く、隅々まで歌い込まれたダイナミックで躍動感のある表現が大きな魅力。併せて収められた管弦楽作品の名作も嬉しいところですが、ハンガリー舞曲からフィッシャーによるオリジナルの編曲や、原曲の民族音楽の雰囲気を楽しめるトラックも収録するなど、彼らならではのこだわりが満載の内容となっています。 単品ではSACDハイブリッドでのリリースでしたがBOX化にあたり通常CDへと変更、大幅にお求め安くなったことは歓迎できる点といえるでしょう。
収録作曲家:
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ハイドン(1732-1809):
交響曲 第6番「朝」
交響曲 第7番「昼」
交響曲 第8番「晩」 [フロリレジウム、アシュリー・ソロモン]発売日:2022年11月11日
CD価格:2,475円(税込)
当時想定された編成でこそ映える、ハイドン初期交響曲の室内楽的魅力小編成の室内楽編成を軸に、時には合唱を交えた大規模編成の作品も演目に選びながら、17~18世紀の楽団規模に合わせ弦楽合奏の員数を絞った緊密なアンサンブルで、バロックや古典派の音楽本来の姿を問い続けてきた英国の古楽器アンサンブル、フロリレジウム。 ハイドン作品ではウィスペルウェイとのチェロ協奏曲の録音(CCS7395)がある他、後期のロンドン交響曲を当時の室内楽編曲版で演奏もしています(第104番はチェロ協奏曲のアルバムに併録、他に第93・94・101番も室内楽版で録音〔CCSSA19603〕)が、今回は当初から小編成のオーケストラでの演奏を念頭に置いて作曲された初期の3連作「朝・昼・晩」が選ばれました。 エステルハージ侯爵家に雇われて間もない若きハイドンが主君の余興のために書いたこれら3曲は、侯爵家に雇われていたヴァイオリンのトマジーニやチェロのクラフトなど名手たちの腕前が際立つよう、随所に各楽器のソロが盛り込まれている点が魅力の一つ。作曲当時の侯爵家でこれらの交響曲を披露した宮廷楽団の規模通り(チェンバロ抜き・弦は3/3/2/2/1)で、室内楽とオーケストラの区別も明確ではなかった18世紀半ばの音作り本来の面白さに迫り、フロリレジウムの持ち味が最大限に活かされた出色の好演に仕上がっています。 あらゆる細部に深い音楽知が潜む後年の大作群への第一歩が早くも詰まった初期の傑作を、作曲家の真意に迫った解釈で味わえる絶好の1枚と言えましょう。
収録作曲家:
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『Tutta sola 全てひとりで』
無伴奏ヴァイオリンのためのバロック作品集 [レイチェル・ポッジャー]発売日:2022年10月28日
SACD-Hybrid国内仕様 解説日本語訳付き価格:3,630円(税込、送料無料)
ポッジャーが奏でるバロック期無伴奏ヴァイオリン作品集、第2弾!バッハやテレマンの無伴奏ヴァイオリン作品全曲録音で高い評価を博すにとどまらず、2013年には彼らの先駆者ビーバーのパッサカリアの副題をタイトルに掲げたアルバム『守護天使』(CCSSA35513)をリリース、バロック期の無伴奏ヴァイオリン音楽の多様さを鮮やかに示してみせた英国随一のバロック・ヴァイオリン奏者レイチェル・ポッジャー。彼女は今やモーツァルトやベートーヴェンのソナタ解釈でも注目すべき実績を上げていますが、その活動の柱として早くから高い評価を得てきたバロック作品での演奏が、いかに魅力的な誠実さに貫かれていながら自在であるか、改めて強く実感させてくれる新しい無伴奏アルバムが登場します。 17世紀後半、バッハ以前の無名作品から古典派前夜のタルティーニに至るまで、シンプルでありながら確実に聴き手の耳を捉える魅力が凝縮されている作品を厳選、各作品の持ち味をじわじわと引き出す端正な演奏が続くプログラムは虚飾ない高雅さに満ちており、聴き深めるほどに気づかされる音楽の味わいがバロックの多様さ・広大さを改めて印象づけてやみません。 近年しばしば無伴奏ヴァイオリンでも演奏される(原作が無伴奏ヴァイオリン作品だったのではと主張する人もいる)バッハのオルガン作品『トッカータとフーガ』のユニークかつ様式感を捉えた編曲版から、アルバム全編を通じてさりげない驚きが詰まった充実の仕上がり。CHANNEL CLASSICSならではの絶妙な高音質録音でその味わいを隅々までお楽しみいただけます。
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ブルックナー(1824-1896):
交響曲 第9番 [イヴァン・フィッシャー、ブダペスト祝祭管弦楽団]発売日:2022年09月23日
SACD-Hybrid国内仕様 日本語解説付き価格:3,630円(税込、送料無料)
イヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管によるブルックナー第9!2012年に録音された交響曲第7番以来の、イヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管弦楽団によるブルックナーに第9番が登場。ブルックナーがこの作品の第3楽章を書き上げた時に70歳だったことから、「自分が70歳の誕生日を迎えるまでこの作品は録音しない」と決めていたというフィッシャー。2021年1月に70歳を迎え、満を持してこの大作に臨みました。 彼は過去に試みられた様々な補筆完成の動きに敬意を表しながらも、「第3楽章終結の、終わりなく続くかと思われるホルンの音はあたかも作曲者の最後の息のようだし、もうこれ以上語ることは無いと感じさせる」として、3つの楽章で作品は完結していると解釈。ブルックナー自身がこの作品の総譜に書き込んだ「わが愛する神に」という献辞に引っかけ、この録音を「わが愛するブルックナーに捧げる」と、深い思い入れを語っています。 演奏の方は、緩急織り交ぜたメリハリのあるテンポ設定に加え、管と弦との対比を鮮明にどのパートも大きな表現を伴ってよく歌わせており、結果ヴァイオリンの両翼配置も効果的なものとなって、ダイナミックでありながら雄大な美しさを湛えた、たいへん聴き応えのある仕上がりとなっております。 これらを最大限楽しむことの出来るSACDハイブリッドでの発売も嬉しいところ。彼らの大作録音を心待ちしていたファンの期待に大いに応えるアルバムといえるでしょう。
収録作曲家:
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ラフマニノフ(1873-1943):
ピアノ協奏曲 第2番・第4番 [アンナ・フェドロヴァ、モデスタス・ピトレナス、ザンクト・ガレン交響楽団]発売日:2022年09月09日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)
フェドロヴァが歌い上げる、困難な時代だからこそのラフマニノフウクライナのキーウ(キエフ)出身、2009年のルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールでの優勝を始め、オランダを中心に世界的に活躍するアンナ・フェドロヴァによるラフマニノフの協奏曲第2番、第4番が登場。第1番と「パガニーニ狂詩曲」を収録した第1弾(CCS42620)に続く、ラフマニノフのピアノ協奏曲全集第2弾です。フェドロヴァが弾く第2番は、2013年のアムステルダム・コンセルトヘボウでのライヴ映像がYou Tubeで再生回数3500万回近くに及んでおり、CDとしては2014年(PIANO CLASSICS)以来の再録音となります。 交響曲第1番の酷評から精神的危機に陥ったラフマニノフが、大きな成功を得て立ち直るきっかけとなったピアノ協奏曲第2番。ここではややゆったりとしたテンポの中、表情をダイナミックに付けていくフェドロヴァのピアノと、大きくうねるオーケストラとの絡みが作品の魅力を十二分に引き出しています。 ラフマニノフが1917年に祖国ロシアを離れて9年後に完成させ、その後さらに2回の大きな改訂が行われた第4番は、スクリャービンなどの影響も指摘されるやや複雑な作品。ここでも、力強さと繊細さを併せ持つフェドロヴァのテクニックと表現力が生きています。 フェドロヴァによると、第4番は「時代の大きな変わり目、過去との別れと恐ろしい未来への突入」、第2番は「不死鳥のような生まれ変わりと精神の復活、希望と光、それこそが今この時に必要なこと」という解釈から第4番、第2番という収録順にしたとのことで、彼女の今の思いが強く入った、聴く者の心を揺さぶるアルバムとなりました。 なおピアノ協奏曲第3番は2023年春のリリース予定。
収録作曲家:
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『オブセッション』
ヴァイオリンと弦楽による小品集 [ニーク・バール]発売日:2022年08月26日
CD価格:2,475円(税込)
オランダのヴァイオリニスト、ニーク・バールのソロ・デビュー・アルバム。デン・ハーグの王立音楽院でフィリップ・グラファン、ペーター・ブラントらに学んだ後、ベルリンにてシュテファン・ピカールやクリストフ・ポッペンの元でさらなる研鑽を積んだ彼は、オランダ国内はもとより各国のコンクールで入賞を重ねており、2021/22年のシーズンにはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とヨーロッパ各地で共演を行います。 待望のデビュー・アルバムは、様々な国や時代の名曲をコンセルトヘボウ管の仲間たちとの共演で収めたもので、ファースト・ヴァイオリンのマイケル・ヴァーターマンがアレンジャーも務めました。 バールのよく歌うヴァイオリンに弦楽が寄り添う、息の合った演奏がたいへん魅力的な美しい一枚です。
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パガニーニ(1782-1840)/ロッラ(1757-1841):
弦楽器とファゴットのための室内楽作品集 [アンドレア・ブレッサン、ジョヴァンニ・グッツォ、ガブリエル・シェク、ダナ・ゼムツォフ、パウ・コディーナ]発売日:2022年06月24日
CD価格:2,475円(税込)
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-★『レコード芸術』特選盤(2022年9月号)★-
『イントラーダ』
オネゲル、エネスク、フランセ、ガーシュウィン [オマール・トマゾーニ(トランペット)、フェムケ・アイルストラ(サクソフォン)、イェルーン・バル(ピアノ)]発売日:2022年06月10日
CD日本語解説付き価格:2,475円(税込)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管首席の名手、
オマール・トマゾーニが遂にソロ・デビュー!来日公演やイベントなどで日本でもすでにお馴染みであり、名手揃いで知られるアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席トランペット奏者を2013年から務める、イタリア出身のオマール・トマゾーニ。2004年にフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団の首席奏者に就任して以来、ヨーロッパで輝かしい活躍をしてきた彼が、満を持して世に送り出すソロ・デビュー・アルバム。20年もの間練り上げたプログラムは、クラシカルなレパートリーを自分なりの解釈で収録するもので、最終的には息子の誕生と世界的パンデミックが制作を後押ししたということです。高い技術はもちろんですが、作品に対して常に前のめりのパフォーマンスがたいへん魅力的。色彩感あふれる音色と表情で、より高い次元の表現を求める姿勢は多くの共感を呼ぶことでしょう。 今回のための委嘱作品であるロブ・ホールハイスの「カンツォーニ」で共演するサクソフォンのフェムケ・アイルストラは、様々なオーケストラとの共演や現代音楽のパフォーマンスのほか、ピリオド楽器オーケストラ「アニマ・エテルナ」でも活躍する名手。ピアノのイェルーン・バルもアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の常任ピアニストを務めています。 -
-★『レコード芸術』特選盤(2022年7月号)★-
ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン・ソナタ
第1番・第5番「春」・第10番 [レイチェル・ポッジャー、クリストファー・グリン]発売日:2022年04月08日
SACD-Hybrid国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
レイチェル・ポッジャーが
遂にベートーヴェンの録音を開始!バッハ、ヴィヴァルディ、モーツァルトなどの演奏で世界中を魅了し、「英国の比類なき栄誉あるバロック・ヴァイオリニスト」(TIMES紙)と讃えられるレイチェル・ポッジャーと、グラミー受賞歴を誇りトロンボーン版「冬の旅」(8.574093)でのマシュー・ジーとの共演も記憶に新しい鍵盤奏者、クリストファー・グリンによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタが登場。二人の共演は前作の補筆完成版モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集(CCSSA42721)に続いて2作目となります。 ベートーヴェンが残した10曲のヴァイオリン・ソナタのうち、20代後半のベートーヴェンが初めて書いた「ヴァイオリンの助奏付きクラヴィーア・ソナタ」とされる第1番、明るく美しい曲想で最も人気が高く「春」の愛称を持つ第5番、唯一作曲家活動後期に書かれロマン派の片鱗を感じさせる最後の第10番という、幅広い時期の作品を収録。 ポッジャーはここで英国王立音楽院が所有する1718年製ストラディヴァリの名器を使用し、グリンの奏でる1840年製エラールと共に、粒だった音色で音楽の流れの綾を明確に紡ぎ、それぞれの作品の性格を巧みに描き分けて素晴らしさを伝えています。 マルチ・チャンネルを含むSACDでの発売です。収録作曲家:
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『オランダ人の秘密の宝石』
20世紀オランダのヴィオラ作品 [ダナ・ゼムツォフ、アンナ・フェドロヴァ、シズオ・Z・クワハラ]発売日:2022年02月25日
CD価格:2,475円(税込)
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発売日:2022年02月25日
CD価格:2,475円(税込)
