ジェミニアーニ(フランチェスコ) Geminiani, Francesco
生没年 | 1687-1762 | 国 | イタリア、イギリス |
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辞書順 | 「シ」 | NML作曲家番号 | 27200 |
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ジェミニアーニ(1687-1762):
ヴァイオリン・ソナタ集 Op.1 による
トリオ・ソナタ集(管弦楽版) [ドミニク・キーファー/カプリッチョ・バロック管弦楽団]GEMINIANI, F.: Trio Sonatas Nos. 1-7, 9 and 11 (after Violin Sonatas, Op. 1) (Capriccio Baroque Orchestra, Kiefer)
発売日:2024年01月12日 NMLアルバム番号:TUDOR7213
CD価格:2,250円(税込)
ジェミニアーニのヒット作、ヴァイオリン・ソナタ集
作品1を作曲家自ら編曲したトリオ・ソナタ版の録音が登場!イタリアに生まれイギリスに渡って活躍したバロック期のヴァイオリニスト、作曲家フランチェスコ・ジェミニアーニ。彼の作品1は1716年に出版されると大きな注目を浴び、バルサンティ、エイヴィソン、ルーマンらの編曲も登場しました。 ジェミニアーニは後の1739年に多くの変更を加えた改訂版を出版、更に1757年にはトリオ・ソナタ版を出版します。2つのヴァイオリン・パートはオリジナルの旋律を重ねたり、パラフレーズしたり、あるいはまったく新規に作曲されたものとなりましたが、更に「ヴァイオリン・パートを複数の奏者で演奏する場合に加える第4のパート」つまりリピエーノ用の低音パートが加えられていました。このことから、このトリオ・ソナタ版はコンチェルティーノとリピエーノの対比効果を生かした合奏協奏曲という演奏形態も想定していたことがうかがわれます。原盤解説筆者は、それが70歳のジェミニアーニが第三者の編曲を自ら越えようとする挑戦だったと想像しています。 当ディスクでは9曲中7曲でジェミニアーニ作品全集の編集主幹であるルドルフ・ラーシュが校訂した楽譜(2020年出版)を使用。第5番のみリピエーノ・パートを加えず1パート1人のトリオ・ソナタとして演奏し、第1、2、3、6、9、11番は人数を増やして合奏協奏曲として演奏しています。更に一部の曲では、当時ジェミニアーニが活躍していたロンドンの嗜好を鑑みて木管楽器を追加するなど、楽譜に無い工夫も凝らしています。また第4番と第7番をエイヴィソン版で収録することで、ジェミニアーニとのオーケストレーションの違いを聴かせるという念の入れよう。 オーケストラのメンバーには朝吹園子(ヴァイオリン、ヴィオラ)、菅間周子(ヴィオローネ)、木下恵子(フルート)、福井美穂(ファゴット)といったスイスで活躍する日本人演奏家が参加しているのも注目です。収録作曲家:
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ジェミニアーニ(1687-1762):
チェロと通奏低音のためのソナタ集 第1番-第6番 [クリスティン・フォン・デア・ゴルツ(バロック・チェロ)/アンドレアス・キュッペルス(チェンバロ)/ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)/クリストフ・ダンゲル(バロック・チェロ)/トーマス C. ボイセン(リュート/テオルボ)]GEMINIANI, F.: Cello Sonatas, Op. 5, Nos. 1-6 / WEISS, S.L.: Preludes for Lute (K. von der Goltz, Perl, Dangel, Boysen, Küppers)
発売日:2023年12月22日 NMLアルバム番号:555402-2
CD価格:1,800円(税込)
バロック期の作曲家フランチェスコ・ジェミニアーニのチェロと通奏低音のためのソナタ集。作曲家としてはコレッリからヘンデルの橋渡しを務め、優れたヴァイオリン奏者としてイタリアのみならずロンドンで活躍、チェンバロ奏者としては、ヘンデル作品でジョージ1世に御前演奏を披露するなど、まさに「万能の人」として名を馳せました。このアルバムにはチェロを主役とした6つのソナタを収録。ジェミニアーニ自身によって、当時の皇太子であるフレデリック・ルイスに捧げられた作品です。 このアルバムではフォン・デア・ゴルツやヒレ・パールら名手がエキサイティングな演奏を繰り広げるとともに、ところどころにヴァイスの前奏曲が演奏され、次に演奏されるジェミニアーニのソナタへの前奏としての効果を上げています。
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「英国へ渡った合奏協奏曲」
(A.スカルラッティ、F.スカルラッティ、ジェミニアーニ、エイヴスン、コレッリ) [{oh!} オルキェストラ・ヒストリチナ(古楽器使用)、マルティナ・パストゥシカ(指揮、ソロ・ヴァイオリン)]Concerti Grossi - SCARLATTI, F. / AVISON, C. / GEMINIANI, F. (Concerto grosso - Émigré to British Isles) (Orkiestra Historyczna, Pastuszka)
発売日:2019年06月28日 NMLアルバム番号:MU030D
CD国内仕様 日本語解説付価格:2,970円(税込)
バロック期英国で人気を博した、イタリア直送の合奏協奏曲かつてのオランダやベルギー、英国などをよそに、フランスやスペインに次いで確実にヨーロッパ最大の古楽拠点になりつつあるポーランド。そんなポーランド古楽界の充実度が如実にあらわれているオルキェストラ・ヒストリチナは南部カトーヴィツェ(ポーランド国立放送交響楽団の本拠)に拠点をおく古楽器集団。その技量に注目したベルギーMUSOレーベルからの新録音のテーマは、ヘンデル時代の英国を賑わせたイタリア人作曲家たち! コレッリが絶大な人気を博した当時、大家アレッサンドロ・スカルラッティの6歳年下の弟フランチェスコ・スカルラッティもかの地で活躍をみせ、ロンドンとダブリンで注目を集めていました。時おりしも英国では合奏協奏曲が大ブーム。編曲作品や他の作曲家の類例も含め、イタリア直送の芸術で英国人たちを夢中にさせたフランチェスコ・スカルラッティのセンスを、俊英古楽奏者たちが秀逸なセンスで現代に甦らせます。 Alpha初期の伝説的エンジニア、ユーグ・デショーとアリーヌ・ブロンディオによる自然派録音も魅力。国内仕様では邦訳もつく解説を紐解けば、本盤の存在意義にも深く納得がゆくのではないでしょうか。
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ジェミニアーニ(1687-1762):
合奏協奏曲集 Op.7 [カフェ・ツィマーマン]GEMINIANI, F.: Concerti Grossi, Op. 7 (Café Zimmermann)
発売日:2018年09月28日 NMLアルバム番号:ALPHA396
CD
通常価格:2,475円→ 特価!:1,790円(税込)イタリア後期バロック期の作曲家フランチェスコ・ジェミニアーニは「コレッリからヘンデルをつなぐ存在」と言われています。アレッサンドロ・スカルラッティに学び、ナポリの宮廷楽団のコンサート・マスターとして活躍していたところ、腕を買われてロンドンに招かれ第3代エセックス伯ウィリアム・カペルの庇護を受けました。かなり気性の激しい性格であったようで「熱血漢 Il Furibondoと呼ばれたことでも知られます。 このアルバムに収録された作品番号7の合奏協奏曲は、ジェミニアーニ59歳頃の作品。それぞれ弦楽四重奏をソリストに据えるという、当時としては画期的な編成で書かれているだけでなく、規則性を重視した時代にあって、彼の作品はあまりにも気まぐれであり、この曲を録音することに決めたカフェ・ツィマーマンのメンバーたちもその斬新さに驚いてしまったといいます。そろそろ対位法を重視した時代から典雅なギャラント様式に移行しつつある時代に花開いたジェミニアーニの華麗な協奏曲は、やはり熱血漢ならではの名曲です。
収録作曲家:
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ジェミニアーニ(1687-1762):
チェロ・ソナタ集
ヘンデル(1685-1759):
組曲 [オサリヴァン/アッペル/フォー・ネイションズ・アンサンブル]GEMINIANI, F.: Cello Sonatas, Op. 5 / HANDEL, G.F.: Keyboard Suite No. 5 (O'Sullivan, Appel, The Four Nations Ensemble)
発売日:2015年08月26日 NMLアルバム番号:ORC100049
CD価格:1,710円(税込)
ニューヨークに拠点を置く「フォー・ネイションズ・アンサンブル」によるジェミニアーニ(1687-1762)とヘンデル(1685-1759)の作品集です。“コレッリからヘンデルをつなぐ存在”として知られる、イタリア後期バロックの作曲家ジェミニアーニは、優れたヴァイオリニストであったようですが、ここでは彼の「チェロ・ソナタ(正しくはチェロと通奏低音のためのソナタ)」を聴くことができます。イタリア特有の明るいバロックの響きではなく、少しだけ陰影に富んでいるのは、チェロを主役にしているからでしょうか。極めて美しく流麗な音楽を楽しむことができます。 独奏ハープシコードによるヘンデルの組曲は、このアンサンブルのハープシコード奏者アペルによる演奏です。こちらは、ルクレールのフルート・ソナタ集(ORC100032)に続くフォー・ネイションズ・アンサンブルの2作目のアルバムとなります。
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取り戻されたミューズ
~英国バロックの室内楽を集めて~ [レイチェル・ポッジャー、ブレコン・バロック]発売日:2024年05月24日
CD国内仕様 解説日本語訳付き価格:3,300円(税込、送料無料)
ポッジャーと実力派古楽奏者たちが追求する、英国バロック室内楽の真髄バロック・ヴァイオリンの世界を席捲する英国の名手レイチェル・ポッジャーによる、17~18世紀初頭の英国室内楽を集めた充実プログラム。15世紀から16世紀にかけたエリザベス女王の時代に欧州最大級の洗練された音楽文化を誇ったイングランドは、17世紀半ばの清教徒革命による文化破壊でその伝統が途絶えかけたものの、1660年の王政復古を経て徐々にかつての活況と豊かさを取り戻し、フランスやイタリアの最先端の流行からも大きな影響を受けつつ新たな音楽世界を花開かせます。 本盤はその勢いの只中で活路を見出したドイツ人作曲家ヘンデルのソナタに始まり、王政復古期の新潮流の礎を築いた革命前夜の室内楽まで時代を遡った後、バロック期の英国人たちを惹きつけたスコットランドやアイルランドの伝承音楽にも触れながら、徐々に18世紀へと年代を追って英国音楽の変化を辿ってゆく流れ。ポッジャーのヴァイオリンはもちろんのこと、英国を拠点に幅広い活躍をみせてきたガンバ奏者の市瀬礼子や、ルネサンス・バロック2種のリュートを使いこなす撥弦奏者エリザベス・ケニーなど、全ての奏者が音楽的対話を通じみずみずしい存在感を示し続ける様子はさながら、自発性と高いコミュニケーション感覚で紡ぎ出されていった英国貴族たちの語らいのよう。 名技師ジャレッド・サックスならではの精妙なエンジニアリングもそれぞれの古楽器の味わいを最大限に伝え、やんごとなき人々の社交の嗜みの中で大きな意味を持った当時の音楽芸術の素顔がありありと蘇る奥深い1枚です。
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レイチェル・バプティスト
アイルランドの黒いセイレーン
~バロックのさまざまなアリアを集めて~ [レイチェル・レドモンド、ピーター・ウィーラン、アイリッシュ・バロック・オーケストラ]発売日:2024年05月24日
CD価格:2,775円(税込)
英音楽史に輝く18世紀のアフリカ系歌手を軸に据えた意欲的プログラムヘンデルが圧倒的名声を轟かせていた18世紀中盤の英国諸島にあって、ダブリンを拠点に活躍した女声歌手レイチェル・バプティスト。アフリカにルーツを持つ彼女は、英国の白人社会では人目を引いた外見のインパクトに全く負けない美声と傑出した歌唱力で高い評価を保ち、人心惑わす歌声で知られた古代神話の水の精になぞらえた「黒いセイレーン」の綽名で人気を博しました(本盤ジャケットの肖像は同時代に描かれたモデル不明の作品)。キルケニーやリメリックなどアイルランド各地はもちろん、ロンドンやバースなど英国屈指の音楽拠点でも絶賛されています。 グラスゴー出身のスコットランド人歌手レイチェル・レドモンドはこの歌手の活動を軸に、ヘンデルのアリアほかバプティストの当たり役や当時のダブリンにゆかりのある作品を集め、LINN RECORDSに名盤の多いアイリッシュ・バロック・オーケストラと共に充実したプログラムを構成。明瞭にしてメリハリの利いた確かな歌声で往年の「黒いセイレーン」の活躍ぶりを思い起こさせてくれます。 あふれんばかりの自発性を高雅な一体感へ昇華させてこれに応える器楽勢も見事なもの(ソリストとしても幅広い活躍をみせるホルンのアンネケ・スコットも楽団の一員としてクレジットされています)。現代欧州の古楽シーンの活況がそのまま18世紀音楽の生々しい再現に繋がる好企画盤です。
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EnSuite グランド・ツアーの続き
~18世紀中盤のオリジナル・チェンバロで巡る音楽紀行2~ [コルネール・ベルノレット]発売日:2024年04月26日
CD価格:2,775円(税込)
極上の響き再び!
古楽大国ベルギー発、歴史的チェンバロの美音で辿る生の18世紀豊かな歴史遺産が息づくベルギーの古都アントウェルペンで、同市に残る18世紀の貴重なオリジナル1段鍵盤チェンバロを使って18世紀各地の鍵盤作品を辿るRaméeレーベルの充実盤『グランド・ツアー』(RAM2009)に、嬉しい続編が登場。 欧州各地それぞれの伝統の違いに光を当てた前作に対し、今回はブリュッセル、ハンブルク、ベルリン、パリという三つの大都市を巡りながら、古典派前夜の18世紀中盤にあって当時の二大潮流だったフランス様式とイタリア様式がどう各地の流行に浸透したかを探るプログラム。フランス語で「続き」をあらわすensuiteの語に「フランス流の組曲で」〔仏〕または「そして組曲も」〔蘭〕の表現が重なるタイトルも頷けます。 ブリュッセル生まれのイタリア系作曲家フィオッコは、フランス流の表題を冠した鍵盤曲集にイタリア様式を柔軟に取り入れた作風が魅力。大バッハ次男とベンダ家の若き弟の作品は、イタリア風ソナタをドイツ流に深めた書法にロココの感傷性を滲ませた仕上がりが美しく、ロンドンでのイタリア音楽人気を甘受した後にパリ向けのフランス様式も模索したジェミニアーニ後期の鍵盤作品と好対照をみせます。 (曲目・内容欄に続く) -
Semina Rerum
イタリア・バロックのヴァイオリン・ソナタ集 [ロベルト・アロンソ(ヴァイオリン)/アグラヤ・ゴンサレス(ヴィオラ・ダモーレ)/ブライス・ゴンサレス(チェンバロ)]Violin Sonatas (Italian Baroque) - ALBERTINI, I. / CALDARA, A. / CORELLI, A. / VIVALDI, A. (Semina Rerum) (R. Alonso, A. and B. González)
発売日:2021年11月12日 NMLアルバム番号:IBS-182021
CD価格:2,250円(税込)
「Semina Rerum=物事の種」と題されたアルバム。イタリア・バロック期に活躍した8人の作曲家のヴァイオリン・ソナタが収録されています。8人とも全てヴァイオリンの名手で楽器の愛好家であり、この中には、当時アルプスを越えて出版されるほど高い評価を得た作品も存在しています。 このアルバムのポイントは「ニ短調」で書かれた作品を中心に収録していること(同主調のニ長調と、その属調のイ長調作品も含む)であり、この調性はヴァイオリンの弦の音をすべて含んでいるため、ヴァイオリンにとっては演奏しやすく、よく響くとされており、どの曲からも各々の作曲家の工夫もうかがえます。 また通奏低音にヴィオラ・ダモーレを用いていることにも注目。甘く美しい響きが華を添えています。 演奏するロベルト・アロンソは1983年、スペインのビーゴで生まれたヴァイオリニスト。6歳からヴァイオリンをはじめ、2001年にロンドンに移住。ユーディ・メニューイン音楽学校で研鑽を積んだ後、国際的に活動するとともに、現在は香港浸会大学(香港バプテスト大学)で後進の指導にあたっています。 使用楽器は1835年製のフランチェスコ・マウリッツィ。
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Il FURIBONDO - Ou les tribulations d’un italien à Londres
熱血漢 - ロンドンでのイタリア人の苦難 [レスカドロン・ヴォラン・ドゥ・ラ・レーヌ]FURIBONDO (IL) (L'Escadron Volant de la Reine)
発売日:2018年10月31日 NMLアルバム番号:LBM007
CD価格:2,475円(税込)
イタリア後期バロックの作曲家ジェミニアーニ。アレッサンドロ・スカルラッティに師事し、ナポリの宮廷楽団のコンサート・マスターとして活躍。その後ロンドンに招かれ第3代エセックス伯ウィリアム・カペルの庇護を受けました。ジェミニアーニはかなり気性の激しい性格だったようで「熱血漢Il Furibondo」と呼ばれたことでも知られます。彼の晩年は謎に包まれており、中でも大切な手稿を使用人に盗まれ気落ちしてしまったことなど数多くのエピソードも残されています。 このアルバムは、彼の音楽を中心に周辺の作曲家の作品も交え、語りを加えて3幕の物語として仕立てた演奏会をそのまま収録しています。演奏も素晴らしく、劇場の雰囲気も良く伝わってきます。