ミャスコフスキー(ニコライ)
Myaskovsky, Nikolay
生没年 | 1881-1950 | 国 | ロシア |
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辞書順 | 「ミ」 | NML作曲家番号 | 24632 |
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RUSSIAN TALES - ロシアの物語
ミャスコフスキー(1881-1950)/
グラズノフ(1865-1936):
チェロのための作品集 [アンドレアス・ブランテリド(チェロ)/ベンクト・フォシュベリ(ピアノ)]MYASKOVSKY, N.: Cello Sonatas Nos. 1 and 2 / GLAZUNOV, A.K.: 2 Morceaux / Chant du ménéstrel (Russian Tales) (A. Brantelid, B. Forsberg)
発売日:2020年09月11日
NMLアルバム番号:8.573985
CD 価格:1,200円(税込)
近代ロシアを代表する2人の作曲家、ミャスコフスキーとグラズノフのチェロ作品を集めた1枚。 ミャスコフスキーは27曲の交響曲を作曲したことで知られる人。ペテルブルク音楽院ではプロコフィエフと同級であり、学生時代から意気投合し、生涯にわたる友情を結んだというエピソードも知られます。19世紀初頭には先鋭な響きを模索しましたが、1930年代には政府の方針もあって、若干古典的な作風に戻っており、ここで聴ける2曲のチェロ・ソナタも調性感を持つ聴きやすい音楽になっています。 グラズノフも生涯保守的な作風を守った人で、作品はどれも平穏な雰囲気を持っています。とりわけこの「2つの小品」は民謡風の旋律を自由に扱った美しい作品。「吟遊詩人の歌」も哀愁溢れる魅力的な小品です。 スウェーデン=デンマーク人チェリスト、アンドレアス・ブランテリドの美音をお楽しみください。dB Productuinsから多数のアルバムをリリースするスウェーデンのピアニスト、フォシュベリの伴奏も聴きどころです。
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ミャスコフスキー(1881-1950):
交響曲 第1番・第13番 [アレクサンドル・ルーディン(指揮)/ウラル・ユース交響楽団]MYASKOVSKY, N.Y.: Symphonies Nos. 1 and 13 (Ural Youth Symphony, Rudin)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:8.573988
CD日本語帯付き 価格:1,200円(税込)
「ベートーヴェン、マーラー、ブルックナーなどのように多くの作曲家は交響曲第10番を完成できない」…そんなジンクスをあっさり破ったのがロシアの作曲家ミャスコフスキー。彼は生涯に27曲の交響曲を作曲、現代でも「ソヴィエト交響曲の父」として讃えられています。 活動の初期にはピアノ曲と歌曲を書いていたというミャスコフスキーが、交響曲第1番に着手したのは1908年、サンクトペテルブルク音楽院に在学中の時。完成版は1914年に初演されたものの、彼自身は作品の出来に不満を持っており、1921年に大幅な改訂を加え、よりロシア情緒あふれる作品へと書き換えています。 1933年に作曲された第13番は大きく3つの部分に分けられる単一楽章の作品。彼の作品の中で“最も不協和音が多用された”曲であり、この曲を境に、ミャスコフスキーの作風は聴きやすいものへと変遷を遂げていきます。冒頭の弦の響きを切り裂くようなティンパニの活躍が目立つユニークな交響曲です。
収録作曲家:
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マリア・ユーディナ
アニヴァーサリー・エディション[10枚組 BOX] [マリア・ユーディナ(ピアノ) 他]発売日:2020年01月17日
CD 10枚組 価格:13,200円(税込、送料無料)
ロシアのピアニスト、マリア・ユーディナ(1899-1970)のアニヴァーサリーを記念したMelodiyaレーベルの貴重なアーカイヴ音源10枚組ボックス・セットの登場です。 ペトログラード音楽院(ペテルブルク音楽院)の同級生で友人のショスタコーヴィチも一目置くピアニストであったユーディナは、反体制派であることを公言しながらも、スターリンが彼女の大ファンであったため、彼を巡る数々の武勇伝も残されている伝説的な存在です。 力強いタッチと高い精神性、宗教性に貫かれたピアニズムでバッハやベートーヴェンの解釈で高い評価を得ており、この1948年から1969年の間の録音のアンソロジーには、バッハの「平均律クラヴィーア曲集」からの抜粋、ベートーヴェンの初期と晩年のソナタ、シューベルトの即興曲から、グラズノフの希少作品、プロコフィエフ、ルトスワフスキやストラヴィンスキーなど20世紀音楽までが網羅されているだけではなく、ボーナス・トラックとして1950年のライブ録音によるバッハの「前奏曲とフーガ」や、1954年にキエフのツアーで収録された「チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番」などファン垂涎の音源も収録されています。
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イディル・ビレット・アーカイブ
LPオリジナルス・エディション[14枚組BOX]IDIL BIRET LP ORIGINALS EDITION (1959-1986) (14-CD Box Set)
発売日:2018年02月23日
CD 14枚組 価格:5,120円(税込、送料無料)
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ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(1927-2007)。アゼルバイジャン出身、20世紀を代表するチェリストです。ソリストとしてだけでなく、指揮者としても活躍し、親交のあったショスタコーヴィチやプロコフィエフのチェロ作品と管弦楽作品を積極的に演奏し、ロシア国内だけでなく、世界中に広めた功績も知られています。 このBOXに収録された音源はどれも1967年以前に録音された「若い時期」の演奏であり、ロストロポーヴィチが初演を担った作品も含まれています(ブリテンのチェロ協奏曲はこの演奏が世界初録音になりました)。タイトルの「SLAVA」とはロストロポーヴィチの愛称で、“栄光”を意味するロシア語と、彼自身のファーストネームの一部に由来しています。
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イディル・ビレット
20世紀ピアノ・エディションIDIL BIRET 20TH CENTURY PIANO EDITION
発売日:2016年07月27日
NMLアルバム番号:8.501504
CD 15枚組 価格:6,744円(税込、送料無料)
モーツァルト、ベートーヴェンはもちろんのこと、どんな作品でも完璧に弾きこなすトルコの女性ピアニスト、イディル・ビレット。初期のNAXOSレーベルの立役者でもあった彼女は、現在、各レーベルに散らばっている自らの録音を集約し、「イディル・ビレット・アーカイヴズ」として世に出しています。 そんなビレットが最も得意としているのはなんと言っても「現代の作品」であり、デビュー直後からブーレーズやリゲティ作品をバリバリ弾きこなすことで評判を取っていたことでも知られています。この15枚組には、バルトークからストラヴィンスキー、そして前述のブーレーズやリゲティまで、1950年代から2010年代までの演奏が収録されています。彼女の恩師であるヴィルヘルム・ケンプの「バッハ編曲集」や、トルコの作曲家サイグン自身が指揮してバックを務めた協奏曲など、興味深い作品が並んでいます。
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ソ連の経験[Box set]
(パシフィカ弦楽四重奏団によるショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全集+関連のある作品集) [パシフィカ弦楽四重奏団]発売日:2014年10月22日
8CD 価格:3,648円(税込、送料無料)
第1集から第4集まで静かなブームを呼んできた、「パシフィカ弦楽四重奏団によるショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全集+関連のある作品集」がなんとBOX化! ショスタコーヴィチといえば、皮肉と虚飾を凝らした交響曲が人気ですが、それとは全く別の顔を見せる「弦楽四重奏曲」は彼の本質であり、心情の吐露でもある大切な作品であり、実はショスタコーヴィチの最高傑作、いえ、全ての弦楽四重奏作品の中でも最高傑作であると評価する人も多い作品です。 パシフィカ弦楽四重奏団は、この全集に、ショスタコーヴィチ作品と強い関連を持つ4人の作曲家の作品を1曲ずつ付け加え、当時のソヴィエトにおける「騒乱、混乱」を表出することを試みました。ショスタコーヴィチにおける「一つの金字塔」になり得る迫真の演奏です。
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グレート・ロシアン・シンフォニーズ
[10枚組BOX]GREAT RUSSIAN SYMPHONIES (10-CD Box Set)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年05月30日
10CD 価格:4,800円(税込、送料無料)
ロシア音楽というと、どんなイメージを思い浮かべますか?まずは重々しい和音、咆哮する金管、ロシア民謡・・・などなど、ドイツやフランス、イタリアの音楽とは全く違う世界が目の前に広がります。広大な国土、革命と激動に彩られた歴史の中で育まれた音楽は、ショスタコーヴィチの第7番のように、時として攻撃的でありながらも、人々の切なる思いを全て受け入れるだけの深い懐も持っていて、それは例えばラフマニノフの交響曲第2番の第3楽章「アダージョ」での陶酔感や、スクリャビンの「法悦の歌」などの突き抜けた妖艶さなどに良く表れています。全ての人々の心に、燃え盛る炎と情熱をお届けいたします。
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イディル・ビレット
アーカイヴ・エディション 第7集 [イディル・ビレット/ビルケント響/セレブリエール/タバコフ]MYASKOVSKY, N.: Piano Sonatas Nos. 2 and 3 / SCRIABIN, A.: 5 Preludes / LISZT, F.: La lugubre gondola (Biret Archive Edition, Vol. 7)
■器楽曲(ピアノ)
発売日:2011年12月14日
NMLアルバム番号:8.571281
CD 価格:1,200円(税込)
ビレットの珍しいレパートリー。あまり演奏する人のいないミャスコフスキーまで!トルコ、イスタンブール出身のプロデューサー、イルハン・ミマログルに見出されたイディル・ビレットは、Finnadarレーベルのために様々な曲を録音しました。それはベルリオーズ=リストの「幻想交響曲」からテープとピアノのための作品集(8.571276で聴けます)まで多岐に渡っています。さて、このアルバムに収録されているのは1978年から1979年にかけて録音されたミャスコフスキーを中心とした6つの作品です。ミャスコフスキーのソナタは、どちらも彼の初期の頃の作品で、第2番では有名な「怒りの日」のモティーフが印象的に使われています。単一楽章で書かれていて、スクリャービンの影響も感じさせる技巧的な曲です。リストの2つの曲は無調を感じさせる晩年のもので、静かな音の中に凝縮した世界が描かれています。スクリャービンは短いながらも印象的な作品であり、ラフマニノフは最近注目の華やかな曲。どれもが聴きどころたっぷりです。