タネーエフ(セルゲイ)
Taneyev, Sergey Ivanovich
生没年 | 1856-1915 | 国 | ロシア |
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辞書順 | 「タ」 | NML作曲家番号 | 23864 |
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タネーエフ(1856-1915):
ヴァイオリン・ソナタ イ短調
ピアノ五重奏曲 ト短調 [スペクトラム・コンサーツ・ベルリン]TANEYEV, S.I.: Violin Sonata / Piano Quintet (Spectrum Concerts Berlin)
発売日:2024年08月09日
NMLアルバム番号:8.574566
CD価格:1,900円(税込)
作曲家としても教育者としても賞賛されていたロシアの作曲家タネーエフ。民族主義的な傾向ではなく、見事な対位法を駆使するなど、ヨーロッパ古典派の作曲技法を完璧にマスターしたその作品、とりわけ室内楽作品は同時代のウィーンの巨匠たちのものと同等にみなされるほどに絶賛されました。 しかしタネーエフ自身が作品の出版に無頓着だったためか、残された作品が少なく、亡くなった後これらはほとんど演奏される機会を失ってしまいました。このアルバムに収録された2つの作品のうち、ヴァイオリン・ソナタは美しい旋律線を持つベートーヴェンを思わせる古典的な作品。第3楽章にメヌエットがおかれているところも優雅な雰囲気を醸し出します。それに対しピアノ五重奏曲は壮大なスケールと華やかな曲想に満ちた作品。技巧的なピアノ・パートは優れたピアニストであったタネーエフならではの聴きどころです。 エルダー・ネボルシンをメンバーとするスペクトラム・コンサーツ・ベルリンは19~20世紀を中心とした知られざる室内楽作品の演奏に力を入れるアンサンブル。曲の編成に柔軟に対応し見事な演奏を聴かせます。
収録作曲家:
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タネーエフ(1856-1915):
弦楽三重奏曲 Op.31
ピアノ四重奏曲 Op.20 [スペクトラム・コンサーツ・ベルリン]TANEYEV, S.I.: String Trio, Op. 31 / Piano Quartet, Op. 20 (Spectrum Concerts Berlin)
発売日:2022年06月24日
NMLアルバム番号:8.574367
CD価格:1,900円(税込)
チャイコフスキーに教えを受け、作曲家・ピアニストとして活躍したタネーエフ。教師としても才能を発揮、スクリャービンやラフマニノフの師として名を遺しています。生前は対位法の理論家としても広く知られたタネーエフらしく、ここに収録された2曲もその持ち味が最大限生かされており、さらに哀愁漂う美しいメロディも満載の聴きごたえある作品です。 弦楽三重奏曲 Op.31はもともとヴァイオリン、ヴィオラ、テナー・ヴィオラという珍しい編成で書かれた作品。テナー・ヴィオラとは大きなヴィオラのような形をしていて、通常のヴィオラよりも低い調弦をする楽器です。初演はこの楽器によって行われましたが、楽器自体が廃れてしまったため、現在ではヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのトリオで演奏されます。古典的な形式による明るい第1楽章、湧き上がるような曲調を持つ第2楽章、讃美歌のような旋律によるゆったりとした第3楽章、そして快活な終楽章は、第1楽章の素材が時折姿を見せながら曲を盛り上げます。 ピアノ四重奏曲ホ長調 Op.20は名ピアニストであったタネーエフならではの技巧的なピアノ・パートが聴きどころです。情熱的なモティーフに彩られた第1楽章、旋律美が魅力の第2楽章、タネーエフの特徴といえる対位法の技術が最大に発揮された終楽章を持つ充実した曲です。 スペクトラム・コンサーツ・ベルリンは、1988年にアメリカ人チェリスト、フランク・サムナー・ダッジによって設立されたアンサンブルです。
収録作曲家:
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タネーエフ(1856-1915):
交響曲・管弦楽作品集 [ノヴォシビルスク・アカデミー交響楽団/ロシア・フィルハーモニー管弦楽団 /トーマス・ザンデルリンク(指揮) 他]発売日:2022年05月27日
CD 4枚組価格:3,800円(税込、送料無料)
19世紀から20世紀にかけてのロシア音楽界を代表的存在セルゲイ・タネーエフ。モスクワ音楽院でニコライ・ルビンシテインとピョートル・チャイコフスキーに師事、卒業後はピアニスト、作曲家として活躍するとともに、母校のモスクワ音楽院で後進を指導。ラフマニノフやスクリャービン、プロコフィエフやメトネルを育てました。 このアルバムにはトーマス・ザンデルリンクの指揮による交響曲全曲に加え管弦楽曲とカンタータを収録。ロマン派の影響が感じられる初期の作品から、大規模な傑作となった最後の第4交響曲まで、その作風の発展を辿ることができます。また交響詩のような風格を持つ巨大な序曲《オレステイア》や、タネーエフが初めて手掛けたヴァイオリンとオーケストラのための作品「協奏的組曲」、古代の聖歌が表情豊かに織り込まれたカンタータ『聖イオアン・ダマスキン(ダマスカスのヨハネ)』も収録。対位法を巧みに駆使した緻密な構築力によって“ロシアのブラームス”と呼ばれたタネーエフを存分に味わえます。
収録作曲家:
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RUSSIAN ALBUM
ロシアのアルバム
タネーエフ、チェレプニン、ショスタコーヴィチ ピアノ作品集 [アンドレア・ヴィヴァネート(ピアノ)]Piano Recital: Vivanet, Andrea - TANEYEV, S.I. / TCHEREPNIN, N. / SHOSTAKOVICH, D. (Russian Album)
発売日:2021年10月15日
NMLアルバム番号:Gramola98022
CD価格:2,475円(税込)
19世紀から20世紀ロシアで活躍した3人の作曲家によるピアノ作品集。 一人目のタネーエフは、優れたピアニストであったにもかかわらず、このアルバムに収録された「前奏曲とフーガ」をはじめとした何曲かのピアノ曲が残されたのみ。しかし、この憂鬱な雰囲気を持つ前奏曲と精緻な対位法を駆使したフーガはなんとも魅力的です。 ニコライ・チェレプニンは、サンクトペテルブルク音楽院にてニコライ・リムスキー=コルサコフに師事。1909年から1914年にセルゲイ・ディアギレフのロシア・バレエ団に指揮者として随行、フランス印象主義の影響を受けた作曲家です。古典的なフォルムによる小品が多く、どれも軽妙洒脱な味わいを持っています。 ショスタコーヴィチの「24の前奏曲」は1933年の作品。ショパンの前奏曲を参考にしながらも、ロシアのピアノ音楽を継承する作品として高く評価されています。 演奏者のアンドレア・ヴィヴァネートはイタリア、サルデーニャの出身。ムソルグスキーやシマノフスキの演奏で知られるピアニストです。
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〈ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史 第4集〉
アレンスキー(1861-1906):
ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 Op.32
タネーエフ(1856-1915):
ピアノ三重奏曲 ニ長調 Op.22 [ブラームス・トリオ]Piano Trios (Russian) - ARENSKY, A. / TANEYEV, S.I. (History of the Russian Piano Trio, Vol. 4) (Brahms Trio)
発売日:2021年06月25日
NMLアルバム番号:8.574115
CD価格:1,900円(税込)
ブラームス・トリオによるロシア・ピアノ三重奏曲の伝統を追うシリーズ、第4集に登場するのはアレンスキーとタネーエフの三重奏曲。2人ともチャイコフスキーとラフマニノフの中間に位置する19世紀の終わりに活躍した作曲家であり、その三重奏曲も、濃厚なロマンティシズムと美しい旋律に満たされた充実した作風を持つ味わい深い仕上がりを見せています。 アレンスキーの三重奏曲は「亡き芸術家への追悼音楽」というロシアの伝統に則った作品で、1889年にこの世を去った名チェリスト、カール・ダヴィドフに捧げられています。かたやタネーエフの三重奏曲は、特定の誰かのための作品ではありませんが、チャイコフスキーの流れを汲む高度な作曲技法が遺憾なく発揮されています。 どちらも19世紀ロシア音楽における「ピアノ三重奏曲」のジャンルの発展に寄与し、さらなる進化の礎を築いた力作です。
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ラフマニノフ(1873-1943):
合唱交響曲『鐘』
タネーエフ(1856-1915):
聖イオアン・ダマスキン [アンナ・サムイル(ソプラノ)/ドミトロ・ポポフ(テノール)/ヴラジスラフ・スリムスキー(バリトン)/ドミートリー・キタエンコ(指揮)/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団/チェコ・フィルハーモニー合唱団ブルノ]RACHMANINOV, S.: Bells (The) / TANEYEV, S.I.:Ioann Damaskin (Czech Philharmonic Choir, Cologne Gürzenich Orchestra, Kitayenko)
発売日:2020年07月22日
NMLアルバム番号:OC470
CD価格:1,275円(税込)
ラフマニノフの合唱交響曲『鐘』は、1913年に作曲された合唱作品。アメリカの詩人エドガー・アラン・ポー(1809-1849)の詩をロシアの詩人、コンスタンチン・バリモントがロシア語に訳したものを自由に用いながら、4つの場面「そりのベル=若さ」「結婚」「激動の幕開け」「弔い」を象徴する鐘の音を通して人生の機微を描いています。ラフマニノフが好んだ「怒りの日=ディエス・イレ」の旋律も効果的に使われた中期の傑作の一つです。かたやタネーエフの「聖イオアン・ダマスキン」は宗教的なカンタータ。7~8世紀に実在した聖人(ダマスコのヨハネ)の祈祷文をトルストイが翻案したテキストの中から、タネーエフは16行を選択、感動的な作品に仕上げました。タネーエフ初の成功作品としても知られ、いかにもロシアの合唱曲らしい荘厳な雰囲気を持っています。 キタエンコは、その特徴とも言える重低音を強調した響きを、30年以上に渡り彼と演奏を続けているケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団から引き出し、メリハリのある音楽を作っていきます。また、チェコで作曲家としても活躍するペトル・フィアラが指導するチェコ・フィルハーモニー合唱団ブルノの力強く、清冽なハーモニーも聴きどころです。
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ロシアのヴァイオリンとオーケストラのための協奏的作品集
タネーエフ(1856-1915):
協奏的組曲 Op.28
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
2つのロシアの主題による幻想曲 [アンネレ K.グレゴリー(ヴァイオリン)/ドミトリー・ヤブロンスキー(指揮)/キエフ・ヴィルトゥオージ交響楽団]TANEYEV, S.I.: Suite de Concert / RIMSKY-KORSAKOV, N.A.: Fantasia on 2 Russian Themes (A.K. Gregory, Kiev Virtuosi Symphony, D. Yablonsky)
発売日:2019年08月30日
NMLアルバム番号:8.579052
CD価格:1,900円(税込)
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は19世紀ロシアを代表する“ヴァイオリンとオーケストラのための作品”ですが、他のロシアの作曲家たちも、優れた協奏的作品を数多く作曲しています。このアルバムにはチャイコフスキーの弟子、セルゲイ・タネーエフと『ロシア五人組』の一人、リムスキー=コルサコフの作品をヤブロンスキーとキエフ・ヴィルトゥオージ交響楽団の演奏で収録。 タネーエフの「協奏的組曲」は彼の友人であるヴァイオリニスト、シボールの依頼で書かれた作品で、バロック期の組曲の体裁を取りながら、各々の曲は大胆な筆致で書かれています。愛らしい「ガヴォット」が魅力的。 リムスキー=コルサコフの「2つのロシアの主題による幻想曲」は、クライスラーのピアノ伴奏版も知られますが、迫力あるオーケストラ版は聴きもの。ヴァイオリンが歌う哀愁漂うロシアの旋律が、色彩豊かな響きを駆使したオーケストラ・パートと溶け合い、壮大なクライマックスを築きあげます。
収録作曲家:
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タネーエフ(1856-1915)
ボロディン(1833-1887):
ピアノ三重奏曲 [デルタ・ピアノ三重奏団]TANEYEV, S.I.: Piano Trio, Op. 22 / BORODIN, A.P.: Piano Trio (Delta Piano Trio)
発売日:2017年04月21日
NMLアルバム番号:8.573561
CD価格:1,900円(税込)
ニコライ・ルビンシテインに師事し、保守的でありながらも美しいメロディを駆使した作品を書いたタネーエフ。指導者としても優れており、モスクワ音楽院ではスクリャービンとラフマニノフを教えるなど後世にも強い影響を残しました。このピアノ三重奏曲はタネーエフ円熟期の作品で、高度な作曲技法が遺憾なく発揮されています。第3楽章の終わりに置かれたヴァイオリンの美しいカデンツァが印象的です。 もう1曲はロシア5人組の一人ボロディンの作品。本業は化学者という異色の経歴の持ち主で、忙しい研究の合間に優れた作品を多数残しています。このピアノ三重奏曲は未完成ながらも、豊かな和声と抒情的な旋律を持つ力強い曲です。
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タネーエフ(1856-1915):
〈弦楽四重奏曲全集 第5集〉
弦楽四重奏曲 第8番・第2番 [カルペ・ディエム弦楽四重奏団]TANEYEV, S.I.: String Quartets (Complete), Vol. 5 (Carpe Diem String Quartet) - No. 8 / String Quintet No. 2
発売日:2016年12月21日
NMLアルバム番号:8.573671
CD価格:1,900円(税込)
2005年に設立、世界的に認められているアメリカのカルペ・ディエム弦楽四重奏団によるタネーエフ(1856-1915)の弦楽四重奏曲全集も、この第5集で完結となります。 ピアニスト、教師として活躍したタネーエフは、自作を出版することにあまり興味を示さなかったため、後世に残された作品数はあまり多くありません。とは言え弦楽四重奏曲は番号なしも含めると、全部で11曲あり、そのどれもが見事な対位法を駆使したベートーヴェンやブラームスに通じる堅固な風格を持つ、技巧が凝らされた充実した作品です。チャイコフスキー作品のような叙情性はあまり感じられず、ひたすら音楽を究めていく曲が多く、この第8番の四重奏曲も、終楽章に壮大なフーガが置かれた充実した音楽です。 同時収録の弦楽五重奏曲は、彼の晩年の作品で、1904年に亡くなったロシアの慈善家、出版業を営むパルヤエフの思い出に捧げられています。第2楽章の美しい賛美歌のようなメロディが、彼の想いを物語っているかのようです。
収録作曲家:
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タネーエフ(1856-1915):
〈弦楽四重奏曲全集 第4集〉
弦楽四重奏曲 第6番・第9番 [カルペ・ディエム弦楽四重奏団]TANEYEV, S.I.: String Quartets (Complete), Vol. 4 (Carpe Diem String Quartet) - Nos. 6, 9
発売日:2016年01月27日
NMLアルバム番号:8.573470
CD価格:1,900円(税込)
チャイコフスキーに学び、ラフマニノフとスクリャービンを育てたタネーエフ(1856-1915)。ヨーロッパではピアニスト、教育者としての評価ばかりが名高い人ですが、現在では交響曲が良く知られています。しかし彼の本領は室内楽、それも作品番号を持つ6曲の弦楽四重奏曲が最高傑作と言っても過言ではありません。かのチャイコフスキーは彼のことを「ロシアのバッハ」もしくは「ロシアのブラームス」と呼びましたが(タネーエフ自身はブラームスの音楽を嫌っていた)それは何といっても彼の音楽が極めて精緻な対位法を用いて書かれているからでしょう。しかし、その本質は美しいメロディにあることは間違いありません。 このアルバムに収録されているのは第9番と第6番の2曲ですが、第9番は実は初期の作品で、印象的な雰囲気を持つチャイコフスキー的な旋律を持っています。第6番は11曲確認されているタネーエフの最後の弦楽四重奏曲で、充実した書法で書かれています。
収録作曲家:
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タネーエフ(1856-1915):
ピアノ室内楽曲集 [ザッシモワ/ブロイニンガー/クルズナリック/ハイヒェルベック/レルヒャー]TANEYEV, S.I.: Chamber Music - Piano Quintet / Piano Quartet / Piano Trio (Zassimova, Breuninger, Krznaric, Heichelbech, Lörcher)
■室内楽
発売日:2014年05月30日
NMLアルバム番号:777793-2
2CD価格:2,608円(税込)
「対位法の大家」と言われるロシアの作曲家タネーエフ(1856-1915)。モスクワ音楽院でニコライ・ルビンシテインにピアノ、作曲をチャイコフスキーに学んだ彼は、ピアニストとしても作曲家としても優れた才能を発揮し、各地で活躍しました。1878年にはモスクワ音楽院の和声、楽器法の教授を務め、1881年にはピアノ科の教授、そして1885年からは4年間院長職にあるなど、教師としても業績を残しています。対位法については幾冊かの著書もあり、またチャイコフスキーの未完の作品を補筆するなど、後世に及ぼした影響も大きな人でした。このアルバムには彼のピアノを含む3曲の室内楽作品が収録されています。どの曲も演奏時間40分を超える大作であり、彼の持ち味が最大限生かされた、ロシアの哀愁漂う美しいメロディが満載の聴きごたえある作品です。
収録作曲家:
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この月夜に
ホロストフスキー ロシアの歌曲を歌う [ホロストフスキー]Vocal Recital: Hvorostovsky, Dmitri - TCHAIKOVSKY, P.I. / MUSSORGSKY, M.P. / TANEYEV, S.I. (In this moonlit night)
発売日:2013年02月20日
NMLアルバム番号:ODE1216-2
CD価格:2,475円(税込)
現代最高のバリトン、ホロストフスキーのONDINE 2作目のアルバムです。十八番であるロシア歌曲が16曲並び、彼が歌うオペラ・アリアとはまた違う、繊細な感情表現をじっくり楽しむことができる1枚です。今作では3人の作曲家が取り上げられていて、同じロシア歌曲と言えどもその多彩な表現の振れ幅に驚く人も多いのではないでしょうか? よく知られるムソルグスキー「死の歌と踊り」での絶妙な歌い回しと、チャイコフスキーの歌曲が持つ郷愁はもちろんのこと、驚くほど感動的でエキサイティングなタネーエフが、このアルバムの白眉と言えそうです。交響曲や管弦楽曲の分野で、ようやく復興の兆しが感じられるタネーエフ。この6曲もタネーエフ・ファンにとっての嬉しい贈り物です。
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タネーエフ(1856-1915):
弦楽四重奏曲全集 第2集 [カルペ・ディエム弦楽四重奏団]TANEYEV, S.I.: String Quartets (Complete), Vol. 2 (Carpe Diem String Quartet) - Nos. 2 and 4
発売日:2011年05月18日
NMLアルバム番号:8.572421
CD価格:1,900円(税込)
NAXOSが力を入れるタネーエフ弦楽四重奏の全貌が少しずつ明らかに!タネーエフは生涯に11曲の弦楽四重奏曲を書いていますが、初期の作品には最初番号を付さなかったこともあり、混乱を招いています。1番と呼ばれているものは実際に5番目に作曲された曲であり、この盤に収録された2番は6番目の作品です。第2番は1895年にトルストイ家に滞在していた時に作曲されました。ベートーヴェンを思わせる重厚さと、歌心に溢れた作品です。第4番は1899年に書かれた曲で、彼の弦楽四重奏曲の中でも最も劇的な表情を持っています。激しい不協和音で始まり、痛烈なメロディーが続きます。第2楽章は優雅なディヴェルティメントであり、第3楽章はしっとりとした歌に満たされています。そして快活な終楽章で締めくくられるこの作品、もっと演奏される機会が多くてもいいのではないでしょうか?
収録作曲家:
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タネーエフ(1856-1915):
交響曲 第2番&第4番 [ノヴォシビルスク・アカデミック響/T. ザンデルリンク]TANEYEV, S.I.: Symphonies Nos. 2 and 4 (Novosibirsk Academic Symphony, T. Sanderling)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2010年06月16日
NMLアルバム番号:8.572067
CD価格:1,900円(税込)
アントン・ルービンシュタインに「だめだね」と言われると、その曲は後世に残る名作になるのかもしれません「ロシアのバッハ」として、ラフマニノフやチャイコフスキーも一目置いていたタネーエフの交響曲を2曲お聴きください。未完に終わった第2番の交響曲は、モスクワ音楽院の学生だった時に書き始められた若書きの作品です。教師であったチャイコフスキーは1875年に書きあげられた第1楽章で彼の天分を認め、全曲書きあげるように説得したのですが、結局2年経っても完成せず、1877年に終楽章のスケッチが出来ただけでした。第1楽章はアントン・ルビンシテインによってモスクワで演奏されたのですが、ルービンシュタインのお気に召さなかったようで、チャイコフスキーは「あまり気にしないように」と助言したそうです。その20年後に書かれた第4番の交響曲は、タネーエフの最も素晴らしい管弦楽作品の一つです。当時多くの重厚な作品を発表していたタネーエフは「ロシアのブラームス」と呼ばれていましたが、彼自身はその呼び名は嫌いだったそうですが、書式の厳格さや曲の持つ雰囲気は、確かに両巨匠に共通する部分もありますね。
収録作曲家:
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タネーエフ(1856-1915):
ヴァイオリン・ソナタ
ピアノ作品集 [ペシュコフ/ソロヴィエヴァ]TANEYEV, S.I.: Violin Sonata / Piano Music (Peshkov, Solovieva)
■器楽曲(ヴァイオリン) ■器楽曲(ピアノ)
発売日:2009年12月16日
NMLアルバム番号:8.557804
CD価格:1,900円(税込)
実は名ピアニスト。タネーエフの知られざるピアノ作品集と、ロマンティックなヴァイオリン・ソナタを聴く喜びを。偉大なる作曲家タネーエフは、実はピアニストとしても有名で、彼のコンサートは「モスクワ全土のための音楽の祝賀」と称されるほど高く評価されていました。彼はニコライ・ルビンシテインにピアノを学び、モスクワ音楽院に入学後はすぐさま最も優れたピアニストとして知られるほどでした。あの有名なチャイコスキーのピアノ協奏曲のモスクワ初演もタネーエフが行っています。しかし、タネーエフがピアノのために書いた作品は驚くほど少なく、また演奏される機会もほとんどありません。ここに収録された作品もほとんどが世界初録音というものばかりです。彼の円熟した作曲技法が楽しめるヴァイオリン・ソナタも聴きどころのひとつです。
収録作曲家:
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タネーエフ(1856-1915):
協奏的組曲
聖イオアン・ダマスキン他 [カーラー/グネーシン・アカデミー合唱団/ロシア・フィル/T. ザンデルリンク]TANEYEV, S.I.: Suite de Concert / Ioann Damaskin (John of Damascus) (Kaler, Gnesin Academy Chorus, Russian Philharmonic, T. Sanderling)
■協奏曲 ■宗教曲
発売日:2009年11月25日
NMLアルバム番号:8.570527
CD価格:1,900円(税込)
タネーエフ渾身の作品! 壮大なカンタータとオイストラフも愛した華麗な協奏曲1883年、アントン・ルビンシテインの死を悼んで作曲されたカンタータ「聖イオアン・ダマスキン」。ロシア正教会では重要な聖人である聖イオアンは、聖像破壊運動に反対しイコンを擁護、教会の伝統を守った人として讃えられています。タネーエフは尊敬するA.ルビンシテインをその聖人になぞらえ、極めて崇高なカンタータを作曲、故人への捧げものとしたのでしょう。協奏的組曲は、彼の友人であるヴァイオリニスト、シボールの依頼で書かれたもので、冒頭からヴァイオリンが艶めかしくも強靭なメロディを奏でる劇的で色彩的な曲。バッハやモーツァルトの時代に書かれたような単純な形式に見えてしまいますが、曲に含まれる「主題と変奏」だけを取り出してみても、その素晴らしい筆致に驚かざるを得ません。NAXOSが誇る名ヴァイオリニスト、カーレルの深みのある音色はこの曲の真価を存分に伝えてくれています。
収録作曲家:
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タネーエフ(1856-1915):
管弦楽作品集 [ノヴォシビルスク・アカデミック響/T. ザンデルリンク]TANEYEV, S.I.: Oresteya: Overture and Entr'acte / Overture in D minor / Overture on a Russian theme (Novosibirsk Academic Symphony, T. Sanderling)
■交響曲/管弦楽曲 ■オペラ
発売日:2009年08月26日
NMLアルバム番号:8.570584
CD価格:1,900円(税込)
泣きの入ったドイツロマン派の音楽? 堅固さのなかに封じ込められた男の苦悩がちらりと見えるロシアの作曲家、ピアニスト、教師および対位法の研究者セルゲイ・タネーエフの作品集です。このアルバムには彼の唯一のオペラである「オレステイア」からの長大な序曲を中心に、抒情性と対位法に彩られたいくつかの作品を収録しています。ロシア的なものを聴きたければ、トラック4や5がオススメです。どっしりとしたものを聴きたければトラック7などはいかがでしょう。チャイコフスキーのようなわかりやすい抒情性に、若干の男らしさを付け加えた思いきりの良い音楽が魅力です。
収録作曲家:
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タネーエフ(1856-1915):
交響曲 第1番&第3番 [トーマス・ザンデルリンク]TANEYEV, S.I.: Symphonies Nos. 1 and 3 (Novosibirsk Academic Symphony, T. Sanderling)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2008年05月09日
NMLアルバム番号:8.570336
CD価格:1,900円(税込)
全てのロシア音楽好きに贈るすばらしき1枚。熱き魂の叫びに五感が震撼間違いなし!対位法の魔術師、タネーエフの残した4曲の交響曲。そのどれもが深い味わいを持ちます。今回名指揮者ザンデルリンクが録音に踏み切ったのは、とりわけ叙情的な第3番と第1番。曲の本質に迫る白熱の演奏で、繊細な弦の響きと押し寄せる金管の咆哮、押し寄せてくる情緒の高ぶりに五感が満たされます。究極の1枚の登場です。
収録作曲家:
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タネーエフ(1856-1915):
弦楽四重奏曲全集 第1集 [カルペ・ディエム弦楽四重奏団]TANEYEV, S.I.: String Quartets (Complete), Vol. 1 (Carpe Diem String Quartet) - Nos. 1, 3
■室内楽
発売日:2008年01月16日
NMLアルバム番号:8.570437
CD価格:1,900円(税込)
すすり泣くかのごとく哀愁を湛えたラルゴ。ロシアの生んだ名作、タネーエフの弦楽四重奏曲チャイコフスキーに学び、ラフマニノフとスクリャビンを育てたタネーエフ(1856-1915)。現在では交響曲が良く知られていますが、彼の本領は室内楽、それも作品番号を持つ6曲の弦楽四重奏と言っても過言ではありません。このアルバムに収録されているのは第1番と第3番。いずれも作曲家円熟期の作品で、いかにもロシアらしい物憂げな情感に満ちた音楽です。夜更けにしっぽりとお聴きください。
収録作曲家:
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SPHINX - スフィンクス
カウンターテナーが歌う近代ロシアの歌曲集 [ヘイミッシュ・マクラーレン(カウンターテナー)/マシュー・ジョリーズ(ピアノ)/ナタリー・グリーン=バックリー(ヴィオラ)/クラウディア・ファラー(ヴァイオリン)/ベン・マイケルズ (チェロ)]Vocal Recital (Counter-Tenor): McLaren, Hamish - BORODIN, A.P. / FIRSOVA, E. / SHOSTAKOVICH, D. / TANEYEV, S.I. / TCHAIKOVSKY, B. (Sphinx)
発売日:2021年05月14日
NMLアルバム番号:ORC100161
CD価格:1,950円(税込)
ロシア(ソヴィエト)の芸術歌曲の伝統は、19世紀初頭のサロン音楽から始まりました。もともと素朴で抒情的な「ロマンス」は、やがてショスタコーヴィチらによって壮大なテーマを採り入れたものに進化しましたが、決して親密さを失うことはありませんでした。このアルバムには、アマゾン、コーカサス、スコットランド、イングランド、エジプトなど、ロシアから遠く離れた地を主題にした作品を収録。旅をする喜び、ロマンティックな風景、愛と喪失、そして生と死など永続的なテーマを網羅する様々な歌曲を、ヘイミッシュ・マクラーレンの清冽な歌声でお聴きいただけます。 ヘイミッシュ・マクラーレンはロンドン王立音楽院で歌唱指導を受けるとともに、在学中にロシア語を学び、ショスタコーヴィチの歌劇やロシアの歌に興味を持ちました。2018年には実際にロシアを旅行し、サンクトペテルブルクからモスクワ、シベリアのイルクーツクまでの楽譜店を探求。これまでに録音されたことのないショスタコーヴィチの2作品をはじめ、数多くの貴重な楽譜を入手し、今回の録音に使用したということです。
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エイムズ・ピアノ四重奏団
完全録音集 1989-2000[8枚組BOX] [エイムズ・ピアノ四重奏団]DORIAN RECORDINGS, 1989-2000 (COMPLETE) (The Ames Piano Quartet)
発売日:2018年03月23日
NMLアルバム番号:DSL-90908
CD 8枚組価格:5,100円(税込、送料無料)
1976年に結成された「エイムズ・ピアノ四重奏団」。創立メンバーは全てアイオワ州立大学の教員であり、ロマン派から近現代の作品まで幅広いレパートリーを持ち、アメリカをはじめ全世界で演奏活動を行い、録音にも積極的に携わったことで知られています。2012年の春、ピアニストのディヴィッドとヴァイオリニストのダーリントンの引退に伴い、30年以上に渡る四重奏団の歴史に幕を下ろしました。このBOXは彼らのDORIANレーベル録音の集大成です。