Carpe Diem
ドイツのレコーディング・エンジニア、トーマス・ゲルネが創設した室内楽専門レーベル。特に古楽、現代音楽、演奏される機会の少ないクラシック作品に力を入れ、気鋭の演奏家を起用して完成度の高い音楽を提供している。2008年からはトーマス・ゲルネからドイツのリュート奏者ヨナス・ニーダーシュタットに譲渡され、古楽を中心としたレーベルとして再スタートしている。
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甘き憂鬱
ダウランドのリュート作品 [フローラン・マリー]DOWLAND, J.: Lute Music (Sweet Melancholy) (Marie)
発売日:2024年09月20日 NMLアルバム番号:CD-16336
CD価格:2,775円(税込)
ダウランドが英国を離れての諸国での活躍も見据えた傑作選ノルマンディのカーン音楽院でパスカル・ガロンに師事した後、パリやヴェルサイユとは異なる豊かな古楽研究の歴史を持つフランス・リヨン音楽院で研鑽を重ねたリュート奏者フローラン・マリー。 中世・ルネサンスを得意とするアンサンブル・セラドンやドゥース・メモワールの一員として、またバロックに造詣の深いアンサンブル・コレスポンダンスやレ・フォリー・フランセーズ、フィリップ・ヘレヴェッヘのコレギウム・ヴォカーレ・ヘントなどで通奏低音奏者として幅広く活躍する演奏家ですが、リヨン音楽院では多声による即興演奏をはじめ15~17世紀特有の古い音楽語法も学んでおり、その成果はCarpe Diemレーベルからのソロ・デビュー盤となったテルツィ作品集(CD-16327)に結実しました。 同レーベル2枚目となる本盤はリュート音楽の大家、英国人作曲家ダウランドの作品集。この音楽家や英国文化を読み解く上で重要なキーワードとなる「憂鬱(メランコリー)」をテーマに掲げながら、ダウランドがドイツを経てイタリアへ向かった旅路やデンマーク王室時代を経ての帰国に難儀したエピソードにも繋がる選曲になっており、英国内の芸術語彙に留まらなかった作曲家の幅広い活躍ぶりに改めて気づかされます。 フローラン・マリーの奏でるリュートが紡ぎ出す、くすんだ響きの奥にまばゆい輝きが感じられる美音も魅力的。多声書法を浮かび上がらせつつも起伏に富んだ音楽のドラマをよく捉えた演奏で、この作曲家の独奏曲の豊かさを堪能できる1枚に仕上がっています。
収録作曲家:
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OSTIUM(小さな扉)
~欧州各地の伝承曲と中世音楽から読み解く「物語」~ [ディミトリス・クントゥラス]発売日:2024年07月05日
CD価格:2,775円(税込)
言葉のない笛の音が逆説的に浮かび上がらせる、昔日の「物語」の奥深い魅力ユトレヒト、ミラノ、ウィーン、トロッシンゲンなど欧州屈指の古楽拠点で名匠たちに学んだ後、さまざまな楽器を手に中世ヨーロッパと中近東の音楽を自在に行き来する、ギリシャ出身のリコーダー奏者ディミトリス・クントゥラス。その笛の音を軸に、イタリアからコーカサス山地まで幅広く曲を集め、歌い手も朗読者もなしに古来の「物語」を浮き彫りにしてゆくプログラム。 「現代は誰もが歌や小話を求める時代で、長々と続けられる物語に人が耳を傾けてきた伝統は忘れられている」との発想のもと、いずれも短い演奏時間に収まる作品を選んでいながら、その全ての背後に何かしらの物語や伝統が息づいている充実した選曲になっています。 十字軍遠征の最中に囚われの身となり、忠臣ブロンデルに救われたという伝説で知られるリチャード獅子心王の歌に始まり、クントゥラスの故郷ギリシャの歴史に関わるビザンツ帝国やオスマン帝国からの伝統、アルメニアやシリアの伝承曲、数多くの詩人や音楽家が集ったアキテーヌ地方の教会音楽や詩人としても高名だったマショーの語り歌など、背景の豊かさに裏打ちされた音楽の味わいはどこまでも深く、シンプルな音が驚くほど想像力を刺激してやみません。 しなやかな笛の調べと中世楽器の素材感の心地良さ、安定した舞曲のリズムが穏やかな陶酔をさそう、聴くほどに引き込まれるアルバムです。
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Mélodies d'ailleurs
19世紀末前後のフランス歌曲と、リーム「オフィーリアの歌」 [ヴィヴィアン・ハスラー、マレン・ガンパー]Vocal Recital: Hasler, Viviane - CHAMINADE, C. / CHAUSSON, E. / DEBUSSY, C. / RIHM, W. (Mélodies d'ailleurs)
発売日:2024年05月10日 NMLアルバム番号:CD-16334
CD価格:2,775円(税込)
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スペイン近世の『シビラの歌』と
ノルウェー古来の『夢の詩』 [イルンド・マリス(アリアンナ・サヴァール、ペッテル・ウトラント・ヨハンセン ほか)]CANT DE LA SIBIL.LA (EL) - DRAUMKVEDET (Savall, P.U. Johansen, Ensemble Vocal de Saint-Maurice, Hirundo Maris, Barbier)
発売日:2023年11月24日 NMLアルバム番号:CD-16333
CD価格:2,475円(税込)
ヨーロッパの南から北へ、そして再び南へ。
ユニークな中世伝承歌の旅絶美の歌声と古楽器ハープで独自の音楽世界を綴ってきたアリアンナ・サヴァールは、スペイン・カタルーニャ地方出身の偉大なヴィオラ・ダ・ガンバ奏者=指揮者ジョルディ・サヴァールを父に持ち、彼のアンサンブルであるエスペリオンXXIでも活躍してきました。近年はCarpe Diemレーベルで、ヴィオラ・ダモーレやハリングフェレ(ノルウェーの共鳴弦付き伝統弦楽器)を奏でるスイスのシンガーソングライター、ペッター・ウトラント・ヨハンセンと共に伝統音楽や中世以前の音楽を絡めたユニークなアルバムを数多く制作していますが、今回は一つのアルバムの中でスペインと北欧の伝承歌を辿ります。 『シビラの歌』はイベリア半島各地の教会に写本が残る、カタルーニャ語によるルネサンス期の祭事向け伝承歌。アリアンナの父ジョルディ・サヴァールもAlia Voxレーベルでこの曲集をとりあげていますが、今回はカタルーニャ地方のジローナとバルセロナに残る写本を底本に、ヨハンセンと彼女が中世舞曲やグレゴリオ聖歌を交えたスタイルにアレンジ。器楽と声楽アンサンブルの合唱が交錯する独特な音世界が展開します。 その間に置かれた『夢の詩』も同様のアレンジが施されていますが、こちらは中世に遡るノルウェーの詩歌で、夢物語を通じて人の生と死を歌い上げるというもの。言葉の響きの違いがもたらす北欧と南欧の音世界のコントラストが、使われる民俗楽器や古楽器の響きとあいまって、アルバムを通じて思いがけない聴覚体験をもたらしてくれます。 -
たまらない喜び
18世紀中盤以降の
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェロのための作品集 [ヴィクトール・テペルマン、ゲルハルト・ダルムシュタット]Music for Viola da Gamba and Cello (18th Century) - ABEL, C.F. / HAMMER, F.X. / LIDL, A. / MOZART, W.A. (Töpelmann, Darmstadt) (Exquisite Delight)
発売日:2023年11月10日 NMLアルバム番号:CD-16332
CD価格:2,475円(税込)
古典派時代に命脈を保ったガンバの味わいを際立たせるチェロ17世紀の終わりにかけて音楽シーンの表舞台から徐々に姿を消していったヴィオラ・ダ・ガンバですが、この楽器が18世紀後半まで偏愛されていた地域もヨーロッパ各地にありました。このアルバムで聴けるのは、そうした地域で古典派の時代になお活発に作曲されていたガンバ音楽のうち、同じ中低音の弓奏弦楽器であるチェロとの二重奏として仕上げられた作品の数々と、2023年が生誕300年となるアーベルの無伴奏曲。 使われているガンバはアーベルが活躍したロンドンで18世紀初頭に活躍しチェロも製作していたバラク・ノーマンによるオリジナル楽器で、ヴィクトール・テペルマンはこれを18世紀末に高い名声を誇ったダッド一族による弓(こちらも1800年頃のオリジナル)で演奏。ガンバ特有の伸びやかな妙音を素早いフレーズでも巧みに弾きこなし、カンタービレの味わいも豊かに引き出します。 アーノンクールとビルスマに師事したゲルハルト・ダルムシュタットが弾くチェロも、低音伴奏にもなればガンバと対等なデュオ・パートナーとしても立ち回り、微妙な音の違いからくるコントラストをたっぷり楽しませてくれます。 ハイドンやエステルハージ侯爵との関係でも知られるボッケリーニ世代のガンバ奏者ハンマーの作品に聴く歌心も、大バッハの末男ヨハン・クリスティアンとの共演で知られたアーベルの流麗と深遠を兼ね備えた作風も、ドイツと英国をまたにかけて活躍したリドル(リーデル)の作品のみずみずしい響きも、知らずにいては惜しい魅力的な音世界ばかりです。
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『SAPPERLOT(おお神よ)!』
1700年頃製のクラヴィコードで聴く
昔日のオーストリア鍵盤楽曲 [アレクサンダー・ゲルゲリフィ]発売日:2022年12月16日
CD価格:2,475円(税込)
300年以上前の響きから立ちのぼる歴史の息吹!
これがモーツァルトに至る道大バッハやその息子たちが愛奏していたことで知られるクラヴィコードは、小型で卓上に置け持ち運びもしやすい古くからある鍵盤楽器。小片で弦を突き上げて音を出す構造のため、打鍵した瞬間やその後鍵盤を押さえている指の力しだいで音にニュアンスがつけられ、表情豊かな演奏ができるかわり奏者自身のごく周辺にしか音が届かず、プロ音楽家が大人数相手に演奏することが増えた19世紀以降に音楽史の表舞台から姿を消しました。しかしオルガニストの練習用などプライベート空間でこれを愛奏した音楽家は欧州各地に多く、モーツァルトも旅先で鍵盤練習ができる旅行用の楽器を持っていたことが知られています。 その伝統を踏まえ、1700年前後から残るオーストリアでは現存最古のオリジナル楽器を用い、バロック以前の音楽から多くを学んだ18世紀の音楽家たちの個人的な演奏空間の響きに迫ったのがこのアルバム。楽器は全て製作者の地元周辺で切り出された木材で出来ており、共鳴弦型で同時に鳴らせない音が生じるため奏者も工夫が必要ですが、リンツ生まれの若き名手アレクサンダー・ゲルゲリフィは巧みにニュアンス豊かな演奏で、300年以上前から残る楽器の素材感豊かな味わいを引き出してゆきます。 楽器そのものの微音を間近で克明に捉えたエンジニアリングで、モーツァルトも学んだバロックの巨匠フックスやムッファトの多声書法から、ドイツ語圏南部のロココ期ならではの典雅な鍵盤曲まで、多様な音楽様式を通じての音による歴史旅行をお楽しみ下さい。 -
『わたしはあなたさえいてくだされば』
テノール独唱による17世紀ドイツ北部の教会音楽 [アンサンブル・ラ・シッラ、リヒャルト・レッシュ]Vocal Recital (Tenor): Resch, Richard - BRUHNS, N. / BUXTEHUDE, D. / FLOR, G.P. (Wenn ich nur Dich hab)
発売日:2022年11月11日 NMLアルバム番号:CD-16330
CD価格:2,475円(税込)
静謐さと躍動感。
ドイツ古楽の真骨頂を実力派たちとともにルネサンス~バロックに軸足を置きながら19世紀に至る宗教曲の演奏でも注目を集めるドイツ新世代のテノール歌手、リヒャルト・レッシュを中心に、バッハ以前の重要な音楽潮流であるドイツ17世紀の小編成教会音楽を集めたプログラム。リューベック、ハンブルク、メクレンブルクなど、ドイツ北部各地で活躍した作曲家たちが知名度にかかわらずバランスよく集められ、ベッシュの丁寧かつ安定感ある歌唱と対話する古楽器奏者たちの細やかな解釈で、作品の持ち味が最大限に引き出されてゆきます。 バッハの教会カンタータのような大規模な音楽が生み出される前の、祈りの詩句を細やかに伝えてゆくことに心を砕いて作曲された独唱作品の数々は、奏者各員の個性が際立つ室内楽編成でこそ映えるということが改めて実感される名演。ドイツ語圏内外で多忙な活動を続ける名手たちが集うアンサンブル・ラ・シッラの妙技を隅々まで、Carpe Diemの自然な佇まいを活かしたエンジニアリングで収めている好感度抜群のアルバムです。 -
『Delicacy』
古楽器による18世紀ヴィオラ作品集 [ナディーネ・ヘンリクス、ペーテル・ブラチ、ヒレ・パール、アンネカトリン・ベラー、ミヒャエル・ベーリンガー]Viola Recital: Henrichs, Nadine - BACH, J.S. / BRAUN, J.D. / FLACKTON, W. / TELEMANN, G.P. (Delicacy)
発売日:2022年09月09日 NMLアルバム番号:CD-16328
CD価格:2,475円(税込)
単体では注目されにくい「古楽器ヴィオラ」の味わいを、絶妙選曲で隅々まで近代もかなり後になるまでソロ楽器として扱われる機会に恵まれなかったヴィオラですが、実は大バッハがこれを弾きながら合奏を指揮したと言われるように、バロック後期のドイツでは決して看過できない存在とされていました。 古楽器奏者にも名手は多いものの、バロック・ヴィオラを単体で聴ける機会となると非常に限られてくるのは確か。ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンスやコンチェルト・ケルン、ヴォクス・ルミニス、ホラント・バロックなどヨーロッパ屈指の古楽アンサンブルで活躍を続けるナディーネ・ヘンリクスの演奏で、バッハと同時代人たちによる作品群を通じてこの楽器を堪能できるこの新録音の登場は、古楽ファンならずとも歓迎せずにおれません。 指定されている本来の楽器でなくとも、演奏可能であれば別の楽器を使うことが日常的に行われたバロック期の演奏習慣を踏まえ、的確な判断で選び抜かれた名品の数々は、18世紀オリジナルのヴィオラから引き出される中音域のくすんだ音色の魅力を最大限に活かしたヘンリクスの演奏を通じ、いずれも味わい深く響きます。 無伴奏作品を中心にしつつ共演者が加わる作品もあり、とくにトリオ編成で演奏されているBWV1029のソナタでは本来ガンバ向けに書かれたパートをヴィオラが受け持ち、通奏低音に徹するヒレ・パールのガンバやチェンバロの右手のパートを弾くペーテル・ブラチのヴァイオリンなど、他の楽器との対比が鮮やかに際立つ解釈になっています。
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テルツィ(1570頃?-1600以降):
リュート作品集 [フローラン・マリー]発売日:2022年05月27日
CD価格:2,475円(税込)
妙なる響きで作品の機微そのままに伝えられる、ベルガモの名リュート音楽家の古雅なる名品群パレストリーナやマレンツィオなどの巨匠たちが声楽のために精緻な多声音楽を作曲する傍ら、さまざまな楽器の使い手たちが器楽特有の音楽作法を確立しはじめていた16世紀イタリア。 カプスベルガーやピッチニーニといったバロック期の作曲家が登場する前、ルネサンス独奏器楽の集大成ともいうべき作品群をリュートのために残したのが、北イタリアのベルガモを拠点に活躍したこの楽器の名手テルツィ。彼の名を冠した出版譜の存在や世界各地に残る筆写譜の多さから推察される生前の人気に比して生涯は謎に包まれたままですが、作曲者の深い音楽的知識と感性は、さまざまな時代の舞曲やフランス語の多声シャンソンの独奏編曲、プレリュードなど多岐にわたる形式の音楽そのものに如実に現れていると言ってよいでしょう。 さまざまな中世・ルネサンス音楽の演奏団体と共演するフランスの名手フローラン・マリーは、古楽器製作家の父が手がけた8コースのリュートを手に、ルネサンス様式の総目録のごときテルツィの音楽の多彩さを丁寧な解釈で味わい深く聴かせます。 先例が決して多いとは言えない、テルツィ作品だけで構成されたアルバムという意味でも貴重なリリース。佐藤豊彦やリー・サンタナなど、世界的リュート奏者たちにも愛されてきたCarpe Diemレーベルの抜群のエンジニアリングが映える、自然な佇まいの弦音も魅力です。
収録作曲家:
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『Harmonice Mundi』
ヴィオラ・ダ・ガンバとオルガンで巡る
ドイツ・バロックの音楽世界 [フィクトール・テペルマン、ダニエラ・ニートハンマー]発売日:2021年11月12日
CD価格:2,475円(税込)
17世紀から殆ど手が加えられていない貴重なオルガンが、
17世紀オリジナルのガンバと交わす妙音指板やボディの構造の違いから、ヴァイオリン属のヴィオラやチェロとは微妙に違う、鼻にかかったような美しい音を奏でる弓奏弦楽器ヴィオラ・ダ・ガンバ。 倍音豊かなその音色が、こもりすぎず響きすぎない短めの残響の教会堂に設置された歴史的オルガンと相性の良いデュオを聴かせるこのアルバムのテーマは「宇宙の音楽」。天文学にも通じた博覧強記の学者アタナシウス・キルヒャー(1602-1680)の著名からタイトルを取り、キルヒャーが生きた17世紀のドイツ語圏に花開いた弦楽芸術の粋を示す重要作品を中心に、オルガン独奏曲の傑作を交えた厳選選曲を、ほぼ当時の姿のまま今に残るガンバとオルガンでお送りします。 既に当時はドイツ語圏でもヴァイオリンが新たな器楽作法の中軸を担う存在になりつつあり、本盤にもシュメルツァーやアルベルティーニ、ビーバーといった名演奏家≒作曲家たちによるヴァイオリン音楽が多数選ばれていますが、ここでは17世紀当時ないし奏者自身による編曲を通じてガンバの響きに置き換えられており、原作を知る人にも新鮮な感覚で味わえる演奏となっています。 ガンバ奏者テペルマンは世界的に知られた古楽器演奏の2拠点ロンドンとケルンで学んだミュンヘン出身の俊才で、本盤では弦楽器の里フュッセンからウィーンに移り住んだ17世紀の名工ケークルによる響きの良いオリジナル楽器を使用。 対するオルガンも1662年建造時からほぼ手が加えられていないオーストリアの一段鍵盤楽器。こちらも同じくミュンヘン出身で近年ますます多忙になりつつある新世代奏者ニートハンマーの的確な音使いにより、残響にぼかされない美音がガンバの味わいと好適な調和とコントラストを描き出します。 -
『わたしを忘れないでください』
~ジョスカン・デ・プレと追悼歌~ [カントゥス・モダリス・セコンダ・プラティカ]発売日:2021年10月15日
CD価格:2,475円(税込)
知る人ぞ知る欧州古楽界の大御所が、ジョスカン歿後500周年に贈る充実録音研究者として、また教育者としての多忙な日々もあってか、古楽界から寄せられている深い信頼に比して録音は圧倒的に少ない合唱指揮&古楽研究家レベッカ・ステュワート。日本の古楽シーンにも門弟の多いこの名匠が、ルネサンス・ポリフォニーの粋とも言えるジョスカン・デ・プレの作品集をその歿後500周年に寄せて制作したことは、古楽ファンにとって両手を挙げて歓迎したい出来事と言ってよいでしょう。 数あるジョスカンのミサ曲の中から選ばれた『「父にして子であらせられる方の母よ」のミサ曲』はこれまで競合盤はあるものの、前後世代の作曲家たちやグレゴリオ聖歌などの関連作品も含めた入念なプログラム構成を通じ、7人の精鋭歌手とともに織り上げられてゆく解釈の確かさは記念年にこそ聴き深めたい味わい。最低音域でのドローン声部を従え倍音豊かに響き渡る男声群の深々とした導入部から、少しずつ声部が増え多声の音響空間が形作られ、中世の末に現れたルネサンスという異次元の時空へと誘われる鑑賞体験は、ぜひ多くの人に触れていただきたい完成度です。 ジョスカンの自伝を模した長大な解説には膨大な注釈が添えられ、レベッカ・ステュワート本人と彼女の協力者でもある音楽学者ユープ・ファン・ビュヘムによる周到な研究成果から得られる知見も計り知れません。
収録作曲家:
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『THE ROAD NOT TAKEN
~ 辿らなかった道』 [ペッテル・ウトランド・ヨハンセン(ヴォーカル、ピアノ)]発売日:2020年11月27日
CD価格:2,475円(税込)
アリアンナ・サヴァールとの共演で知られるペッテル・ウトランド・ヨハンセンによる、
自作ピアノ弾き語りテノール歌手として、またリラやヴァイオリン、ハリングフェーレなどを操る弦楽器奏者として、古楽や民族音楽の世界で活躍するノルウェー出身のアーティスト、ペッテル・ウトランド・ヨハンセン初のソロ・アルバムは、なんと全曲ピアノ弾き語りによるポップス・アルバム。 フォスターによるトラック4、カントリー歌手ヒュー・プレストウッドによるトラック7以外は、全てヨハンセン自身による作曲。メロウでちょっとセンチメンタルなメロディラインが、心にすっと入ってくる美しいアルバムです。 -
発売日:2020年10月23日
CD価格:2,475円(税込)
東西文化の交わるところ、知られざる宮廷音楽ヨーロッパの新しい古楽シーンを柔軟な感性で切り取りつづけるCarpe Diemレーベルで、すでにいくつかの越境型アルバムをリリースしているギリシャの古楽合奏団エクス・シレンティオ。リコーダーやヴィオラ・ダ・ガンバ、中世フィドルなどの西欧古楽器に中近東の伝統的撥弦楽器ウードが絡むサウンドが心地よく、東地中海の文化多層地域へ思いを誘います。 今回のアルバムではさらにバルカン半島に広く流布している民俗弦楽器リラも参加。ローマ帝国の後継国家ビザンティン帝国が栄え、十字軍遠征がたびたびあった中世ギリシャの西欧型宮廷音楽から、オスマン朝が支配権を伸ばした 16世紀以降のトルコ古典音楽まで、欧州古楽と近東の音楽との接点と重なりあいを、同じ楽器の組み合わせで探る好企画。先行作「MNEME 記憶」(CD-16306)と対をなす、昔日のバルカンに思いを馳せるプログラムです。 エンジニアリングも秀逸で、自然な響きでくりだされる妙音のなか異国情緒と歴史探訪に浸れる絶妙の1枚です。
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『ただ勇者のみが』
ウェルシュ・ハープ(ウェールズのトリプル・ハープ)によるバロック期英国の流行音楽 [マクシミリアン・エールハルト (ウェルシュ・トリプル・ハープ)]発売日:2020年06月19日
CD価格:2,475円(税込)
18世紀ウェールズで親しまれたメロディを、ヒストリカル・ハープの美しい響きでヘンデルのハープ協奏曲に代表されるように、18世紀のロンドンではアイルランドのオカロランやウェールズのジョン・パリ―など、連合王国各地から来たハープの音楽家たちが妙技を聴かせ、ポルポラやジェミニアーニといったイタリア出身の作曲家たちとともに人々の耳を喜ばせていました。 この新譜はナミュール室内合唱団を率いるレオナルド・ガルシア・アラルコンや、ガンバ奏者のユリアーネ・ラーケらの信頼篤い、ドイツのテットナング出身の古楽系ハープ奏者マクシミリアン・エールハルトによる、英国バロックをテーマにしたアルバム。ハープのための知られざるレパートリーを追求する彼らしく、収録されているのは英国で作曲された作品はもちろん、当時流行っていた合奏協奏曲やコレッリの作品、伝承曲を元にした変奏曲など実に多彩です。 もちろん名手ジョン・パリーによる音楽もあり、ウェールズに古くから伝わる伝承曲の一つ「ホワイトロックのデイヴィッド」など、当時既に有名だったメロディを元に作られたその変奏曲の趣は、日本人にもたいへん親しみやすいものと言えるでしょう。ヴィヴァルディやヘンデルによるよく聴き知ったメロディも、ヒストリカル・ハープの音色でたいへん味わい深く響きます。
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Quando cala la notte 夜のとばりが降りる頃 -
16世紀初頭の歌と器楽
コリーナ・マルティ&エネア・ソリーニ
リサイタル [コリーナ・マルティ(チェンバロ)/エネア・ソリーニ(テノール)]Vocal and Instrumental Recital: Sorini, Enea / Marti, Corini - SEGNI, J. / CARA, M. / VERDELOT, P. / DUPRÉ, E. / FESTA, S. (Quando cala la notte)
発売日:2019年09月20日 NMLアルバム番号:CD-16308
CD価格:2,475円(税込)
西山まりえと共演したアルバム「中世の四季(KCD2056)」で優美な中世音楽を聴かせたスウェーデンのチェンバロ奏者コリーナ・マルティ。このアルバムではルネサンス音楽を専門に演奏しているグループ「Urbino Bella Gerit」に参加するテノール歌手エネア・ソリーニとともに、16世紀初頭の“イタリアの歌と鍵盤作品”を披露。独奏曲と歌がバランス良く配置されており、技巧的なチェンバロの響きと美しい歌声をお楽しみいただけます。
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アトザカス:
ウードのための作品集 [ティミオス・アトザカス(ウード)/アヴゲリーニ・ガツィ(ヴォーカル)/ジェイムズ・ワイリー (サクソフォン/リラ)/ニコス・パラウラキス(ネイ/マントゥーラ) 他]Oud Music - ATZAKAS, T. / SATIE, E. / KEMENÇECI, N. (Udopia) (Atzakas, Gatsi, Wylie, Paraoulakis, Miliadou, Anastasiadis, Zacharakis)
発売日:2019年09月20日 NMLアルバム番号:CD-16309
CD価格:2,475円(税込)
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En El Amor
歌とセルパンのための室内楽曲集 [ナターシャ・ミルコヴィチ(ヴォーカル)/ミシェル・ゴダール(セルパン)/ジャロッド・カグウィン(パーカッション)]発売日:2019年09月20日
CD価格:2,475円(税込)
ミシェル・ゴダール(セルパン)とジャロッド・カグウィン(パーカッション)、2人の名手とボスニアの歌手ナターシャ・ミルコヴィチによる魅力的なアルバム。3人は歴史あるボスニア地域の伝承曲に実験的なアレンジを加えることで、時間、文化、伝統を全て超越した新しい作品へと生まれ変わらせることに成功。聴き手の耳に郷愁と興奮をもたらします。
収録作曲家:
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The Wind Rose - 風配図 [ヒルンド・マリス(アンサンブル)]
Vocal Music - JOHANSEN, P.U. / SAVALL, A. / LE BAILLY, H. (The Wind Rose) (Hirundo Maris)
発売日:2019年09月20日 NMLアルバム番号:CD-16314
CD価格:2,475円(税込)
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J.S.バッハ(1685-1750)
カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
ギター作品集 [エリーゼ・ノイマン(ギター)]BACH, J.S.: Lute Suite, BWV 997 (arr. for guitar) / CASTELNUOVO-TEDESCO, M.: Escarramán / Capriccio diabolico (E. Neumann)
発売日:2019年09月20日 NMLアルバム番号:CD-16315
CD価格:2,475円(税込)
ドイツの若手女性ギタリスト、エリーゼ・ノイマンが演奏するJ.S.バッハとカステルヌオーヴォ=テデスコの作品集。2人の作品に明らかな関係性を見出すのは難しいのですが、大きく括ればどちらも「組曲」であるということでしょうか? しかし作品の中で展開される世界は全く異なり、伝統に則ったバッハの組曲と、自由に曲を集めたカステルヌオーヴォ=テデスコの「エスカラマン」はおよそ200年の様式の変化を如実に物語っています。 ノイマンが演奏しているのは、1969年にダニエル・フリーデリヒが制作した楽器で、温かみのあるソウルフルな音色が魅力的です。
収録作曲家:
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MNEME - 地中海の国々の中世音楽と伝承曲 [エクス・シレンティオ(アンサンブル)]
MNEME - Late Medieval and Traditional Music from the Mediterranean Countries (Ex Silentio)
発売日:2019年08月30日 NMLアルバム番号:CD-16306
CD価格:2,475円(税込)
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Il viaggio d'Amore - 愛の旅 [ヒルンド・マリス(アンサンブル)]
Vocal Music - PINTOS, A. / MONTEVERDI, C. / SANDRIN, P. / SAVALL, A. / SCHUBERT, F. (Il viaggio d'Amore) (Hirundo Maris)
発売日:2019年08月30日 NMLアルバム番号:CD-16307
CD価格:2,475円(税込)
ジョルディ・サバールとモンセラート・フィゲ-ラスの娘であるアリアンナ・サバール(サヴァール)。このアルバムはアリアンナと、彼女が率いるアンサンブル「ヒルンド・マリス」が奏でる、様々な時代と地域の「愛の歌」を集めた1枚です。伝統的な曲からルネッサンス期の曲、時には古典派の曲をはじめ、アリアンナ自身の新作を収め、最後にチリの国民的歌手パッラの「人生よ、ありがとう」を置くという凝った選曲が目を引きます。 「ヒルンド・マリス」の6人の音楽家たちは、多彩な楽器を駆使し、これらの曲をボーダーレスに演奏、普遍的な愛の力を示しています。
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パルテノペのチェンバロ
ルネサンス・チェンバロの物語 [カタリーナ・ビセンス(チェンバロ)]Harpsichord Recital: Vicens, Catalina - VALENTE, A. / CABEZÓN, A. de / TROMBONCINO, B. (Il Cembalo di Partenope - A Renaissance Harpsichord Tale)
発売日:2019年08月30日 NMLアルバム番号:CD-16312
CD価格:2,475円(税込)
ユニークな世界を表現することで知られるチェンバロ奏者、カタリナ・ビセンスのコンセプト・アルバム。この「パルテノペのチェンバロ」と題された1枚は、今回演奏に使用された16世紀初頭の楽器に合わせ、この当時のナポリで弾かれていた音楽を集めたもの。その上、ビセンスはただ曲を並べるのではなく、詩的なインスピレーションに基づく一つの物語を作り、イメージに合わせて演奏していく形を取っています(彼女がナレーションを務める物語は、アルバムに付属したコードによるダウンロードでのみお楽しみいただけます)。
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Music from the Acoustic Neighbourhood
「どこから来たのか、山の女たち」
~ 古今スペインのラヴソング [アンチェ・リュクス/リー・サンタナ/アンドレアス・ワール/マルテ・パール]Vocal and Chamber Music - SALINAS, F. de / SANTANA, L. / VALDERRÁBANO, E. de (Dónde son estas serranas) (A. Rux, L. Santana, M. Wahl, M. Perl)
発売日:2018年12月21日 NMLアルバム番号:CD-16319
CD価格:2,475円(税込)
ギター、リュート奏者リー・サンタナと、ヒレ・パールとの間の愛娘マルテ・パールなどのユニット「Music from the Acoustic Neighbourhood」による、16世紀スペインのラヴ・ソングをメインとしたアルバム。ビウエラなどのスペイン系撥弦楽器とガンバの響きの中にエレキ・ギターの参加が異彩を放ち、電気的な振動で弓によるボウイングに似た効果を出す「e-bow」なども駆使して、ポップスからアヴァンギャルドまで世界を大きく広げています。 収録作品の中ではよく聴かれる「どこから来たのか、山の女たち」は、ワールとサンタナによる2種の編曲を収録しています。
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パガニーニ(1782-1840):
チェントーネ・ディ・ソナタ集 [山口慶子/コンテ]PAGANINI, N.: Centone di sonate: Sonatas Nos. 2, 3, 5, 6, 15, 17 / Guitar Sonatas Nos. 34, 35 (La Lanterna Magica) (Keiko Yamaguchi, Conte)
■器楽曲(ヴァイオリン) ■器楽曲(ギター)
発売日:2013年07月24日 NMLアルバム番号:CD-16297
CD
通常価格:2,475円→ 特価!:490円(税込)東京生まれのヴァイオリニスト、山口慶子のデビュー盤。清水高師に師事し、東京芸大を卒業後はベーゼルに留学、バロック・ヴァイオリンをジュリアーノ・カルミニョーラから学びます。ソリスト、室内楽奏者として主にヨーロッパで活躍中の彼女、北米、南米、ロシアを始め、アゼルバイジャン、トルコ、中国などでも高い評価を受けています。 使用楽器は1822年のニコラ・デュポ制作のもの。古典から現代まで幅広いレパートリーを持つ彼女の豊かな音楽性と高い技術、なにより溢れる歌心をお楽しみください。
収録作曲家:
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ハリーはわれらの王様
チューダー王ヘンリー8世のための音楽 [カペラ・デ・ラ・トーレ/カタリナ・ボイムル指揮 ]HARRY OUR KING - Music for King Henry VIII Tudor
■声楽曲
発売日:2012年12月19日 NMLアルバム番号:CD-16292
CD価格:1,824円(税込)
チューダー王ヘンリー8世(1491-1547)は、イングランド王家史上最高のインテリであるとされ、ラテン語、スペイン語、フランス語を理解し、スポーツにも才能を発揮、また音楽にも造詣が深かったことで知られています。また幾つかの合唱曲の楽譜も現存、文化史にも名を残しています。このアルバムは、そんな王自身の作品とその時代の音楽を集めたもので、世俗曲から宗教曲まで、16世紀のイギリス文化の華を感じさせる好企画となっています。テノールのチャールズ・ダニエルズは、当時の言葉を古式ゆかしき発音で見事に歌い上げ、およそ500年前の音楽を生き生きと表現しています。
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ジョン、今すぐ私にキスして
17世紀の室内楽作品集 [ブライヒ/シュテンプフェル]Chamber Music (17th Century) - PLAYFORD, J. / LOCKE, M. / CORBETTA, F. / PURCELL, H. (La Beata Olanda: John Come Kiss Me Now) (Bleich, Stempfel)
■室内楽
発売日:2012年11月21日 NMLアルバム番号:CD-16273
CD価格:2,475円(税込)
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彼らが私の名を呼ぶならば [エル・コルテサノ]
Vihuela and Vocal Music (16th Century) - PISADOR, D. / MUDARRA, A. / WILLAERT, A. / FUENLLANA, M. de (Si me llaman) (El Cortesano)
■室内楽
発売日:2012年11月21日 NMLアルバム番号:CD-16276
CD価格:2,475円(税込)
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スウェーリンク(1562-1621):
ハープシコード作品集 [ロタル]SWEELINCK, J.P.: Harpsichord Works (Fortune My Foe) (Rotaru)
■器楽曲(ハープシコード)
発売日:2012年11月21日 NMLアルバム番号:CD-16281
CD価格:2,475円(税込)
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a trace of grace [ゴダール]
Chamber Music - MONTEVERDI, C. / GODARD, M. / SWALLOW, S. (Monteverdi: A Trace of Grace) (Godard)
■オペラ
発売日:2012年11月21日 NMLアルバム番号:CD-16286
CD価格:2,475円(税込)
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ばらとイラクサ
13世紀イタリアの声楽と室内楽作品集 [ダニレフスキ]Vocal and Chamber Music (13th Century Italian) - BARTOLINA DA PADOVA / EGIDIUS DE FRANCIA / LANDINI, F. / STEFANI, A. (Rosa e Orticha) (Danilevski)
■室内楽 ■声楽曲
発売日:2012年11月21日 NMLアルバム番号:CD-16287
CD価格:2,475円(税込)
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アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638):
リュートとキタローネのためのタブラチュラ集(抜粋) [コンテ]PICCININI, A.: Archlute Works - Intavolatura di Liuto, et di Chitarrone (excerpts) (Conte)
■器楽曲
発売日:2012年11月21日 NMLアルバム番号:CD-16288
CD価格:2,475円(税込)
ルネサンスの末期からバロックの初期の時代、イタリアで活躍したピッチニーニ(1566-1638)。彼の父親も、兄弟もリュート奏者という音楽一家に生まれ、彼もリュート奏者&作曲家として素晴しい活躍をしていました。その代表的な作品がこのアルバムに収録されている、1623年と1639年に出版された2巻からなるタブラチュア(独特な記譜法による楽譜)です。この中の一部には、彼の息子であるレオナルド・マリア・ピッチニーニの作品も含まれているという貴重なものであり、卓越した技法と豊かな情緒が感じられる小品が並びます。豊かな響きが耳に残ります。
収録作曲家:
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フローベルガー(1616-1667):
組曲とトッカータ集 [ロタル]FROBERGER, J.J.: Suites / Toccatas (Rotaru)
■器楽曲(ハープシコード)
発売日:2012年11月21日 NMLアルバム番号:CD-16290
CD価格:2,475円(税込)
「若手奏者のなかでもとりわけ優れた才能を有した彼女は、リズミカルな精密さと繊細さを併せ持ち、アーティキュレーションとフレージングは完璧であり、美しい歌心に満ちている」と評論家に絶賛されたハープシコード奏者、アリーナ・ロタルによるフローベルガー(1616-1667)の作品集。鍵盤音楽の作曲家としては、J.S.バッハの先駆的存在として知られますが、その作品の成立は謎めいているものも多く、曲中に個人的な比喩が込められているとも言われています。そんな作品をロタルは洞察力に富んだ解釈で、見事に音にしています。歴史的銘器の音色にも注目です。
収録作曲家: