ポット(フランシス) Pott, Francis
生没年 | 1957- | 国 | イギリス |
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辞書順 | 「ホ」 | NML作曲家番号 | 18673 |
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ポット(1957-):
クリストゥス
オルガン作品集 [トム・ウィンペニー(オルガン)]POTT, F.: Christus / Improvisation on Adeste, Fideles / Schmücke dich, O liebe Seele / Surrexit Hodie (T. Winpenny)
発売日:2021年08月13日
NMLアルバム番号:8.574252-53
CD 2枚組価格:2,500円(税込)
英国出身の作曲家フランシス・ポット。数多くの合唱曲で知られていますが、2021年には英国でオルガン作品の普及に努める団体“ロイヤル・カレッジ・オブ・オルガニスト”からメダルを授与されるなど、オルガン作品の分野でも活躍しています。 20世紀英国オルガン作品の最高峰のひとつとみなされる「クリストゥス」はユダの裏切りからキリストの磔刑、復活までの聖書の物語を辿った、調性崩壊ぎりぎりの響きを持つオルガンのための受難交響曲。このウィンペニーによる演奏は、作曲家自身の立ち合いのもとで行われた初のスタジオ・レコーディングとなりました。 この曲の前にはウィンペニーによるインプロヴィゼーションが演奏されるとともに、アルバムの終わりには2曲の世界初録音となる小品が添えられています。
収録作曲家:
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ポット(1957-):
夜明けと共に
Word - 言葉 [ジョセフ・スプーナー(チェロ)/コモーショ(合唱団)/マシュー・ベリー(指揮) 他]POTT, F.: At First Light / Word (Commotio, Spooner, C. Wilson, M. Berry)
発売日:2020年07月10日
NMLアルバム番号:8.573976
CD価格:1,600円(税込)
英国出身の合唱音楽作曲家フランシス・ポット。ドラマティックで感情豊かな彼の音楽は、過去の伝統を未来へ繋ぐ架け橋として高く評価されており、世界の40か国以上で演奏、放送されています。 このアルバムには2010年代に作曲された2つの世界初演作を収録。『夜明けと共に』は親しい人の死を悼むモテットを中心に、それを取り巻く瞑想的な曲で構成された作品。嘆き悲しむかのようなチェロが曲に寄り添い、言葉のない歌を奏でています。 『言葉』はマートン・カレッジの創設750周年記念の委嘱作。ポットは、ウェールズの司祭、詩人ロナルド・スチュワート・トーマスの美しくも難解な詩を、聖ヨハネのプロローグに合わせ、ポスト・モダンの時代における“新しい福音書”として人々に提示します。 神秘的な合唱を披露するのは1999年に創設された「コモーショ」。現代作品をレパートリーの中心に据え、数多くの作品の初演を担う実力派合唱団で、2012年にリリースされたポットの合唱曲集(8.572739)でも見事なアンサンブルを聴かせています。
収録作曲家:
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物事の中心に
ポット(1957-):
合唱作品集 [デイヴィッドソン/コモーショ/ベリー]POTT, F.: Choral Music (In the Heart of Things) (G. Davidson, Commotio, M. Berry)
■声楽曲 ■合唱曲
発売日:2012年03月14日
NMLアルバム番号:8.572739
CD価格:1,600円(税込)
合唱王国イギリスには、いつの時代にも、多くの合唱曲とオルガン音楽の作曲家がいて、その時々に常に新鮮な曲を創造しています。このフランシス・ポット(1957-)もそんな一人。彼の音楽は劇的で感情的に優れていて、多彩なテクニックで、過去の伝統を未来へと繋いでいます。数多くの受賞歴もあり、また作品も数多く演奏されています。このアルバムの中心作品である「ミサ曲」は、病のため47歳の若さで世を去ったバッキンガム大学の教授、アナベラ・ブラヴォーの死を悼んで書かれたものです。痛烈な曲調をバードやタリス風の奥ゆかしい語り口で包んだ、美しい無伴奏合唱曲です。「マリアのキャロル」は彼の義理の父の追悼であり、その他の曲も、親しい人のために書かれたものが多いのですが、どの曲も親密さの中に人間の経験を超越した神秘性と、近代的な味わいを持たせていて、単なる個人的な悲しみに留まらず、普遍的な人生の機微を伺わせる見事な作品へと昇華させています。
収録作曲家:
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クリスマス - チェルシーのキャロル集 [ロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペル合唱団/ウィリアム・ヴァン(指揮)]
CHRISTMAS MUSIC - Carols from Chelsea (Chapel Choir of the Royal Hospital Chelsea, Orford, G. Hatton, Vann)
発売日:2019年07月26日
NMLアルバム番号:SOMMCD0161
CD価格:2,160円(税込)
1682年にチャールズ2世によって創設されたチェルシー王立病院。イギリス軍を引退した兵士たちが老後の余生を過ごす施設として知られており、毎年5月には花の展覧会が行われ、またクリスマスには盛大なパーティが開催されます。ロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペル合唱団は施設専属の合唱団であり、とりわけクリスマスの時期には特別な演奏会を開催、施設で過ごす人々だけでなく、近隣住民も彼らの歌声を楽しむのが恒例行事となっています。 おなじみのクリスマス・キャロルからイギリスの伝承曲、近現代の曲、バッハやブラームスの曲など盛りだくさんの感動的なプログラムをご一緒にお楽しみください。
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Nowell sing we
クリスマスの曲集 [オックスフォード・ウースター大学合唱団]発売日:2017年07月21日
CD価格:2,240円(税込)
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ガブリエル・ジャクソン(1962-):
レクイエム他 [ヴァザーリ・シンガーズ/バックハウス]JACKSON, G.: Requiem / In all his works / I am the voice of the wind / POTT, F.: When David heard (Vasari Singers, Backhouse)
■声楽曲 ■宗教曲
発売日:2012年11月21日
NMLアルバム番号:8.573049
CD価格:1,600円(税込)
何かを失う悲しみ。それはどんなに時が経とうとも癒されることはないのかも知れません。この2008年に書かれたレクイエムにも作曲家ジャクソンの苦悩が反映されています。しかしこの曲には「死は確かに悲しいことであるが、そこには光のイメージもあり、決して悲観すべきことばかりではない。」そんな作曲家のメッセージも込められているようです。曲が進むにつれ輝かしさを増すレクイエム。今の世界はこのような作品も必要でしょう。 他にも興味深い作品が収録されていますが、英国の合唱作曲家として知られる、チルコットのトラック10の「ばらの奇跡」に注目。原曲は「カノン」ですが、声とギターによる「聖母マリアを賛美する作品」として生まれ変わっています。ここで素晴らしい歌声を聴かせるヴァサーリ・シンガーズは前作「イギリスの賛歌集(8.572504)」がGramophone誌で大絶賛されました。
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眠れ、聖なる幼子よ
クリスマスの子守歌 [ブロッサム・ストリート/キャンプベル]Christmas Lullabies - CAMPKIN, A. / FINZI, G. / MANCHICOURT, P. de / MUDGE, A. / LING, T. (Sleep, Holy Babe) (Blossom Street, H. Campbell)
■声楽曲
発売日:2012年01月18日
NMLアルバム番号:8.572868
CD
通常価格:1,600円→ 特価!:390円(税込)これを聴きながら
2000年ほど前のある一夜に思いを巡らしてすでに地上にはこんなにも子守歌が溢れているというのに、まだまだ知られていない歌があるのです。このアルバムは、その中でもキリストの生誕を描いた作品を集めたものです。いわばクリスマスの音楽であり、どれも静けさと喜びに満ちています。ここに収録された作品のほとんどは、現代のものですが、16世紀に書かれたものも交じっていて、その響きの違いがまた美しい彩りを添えています。心の底まで洗い清められるような慈愛に満ちた演奏も素晴らしいの一言です。