ヘンツェ(ハンス・ヴェルナー) Henze, Hans Werner

生没年 1926-2012 ドイツ
辞書順 NML作曲家番号 23315
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    ヘンツェ(1926-2012)
    オラトリオ『メデューサの筏』 詳細ページ
    [ヴェゲナー (ソプラノ)/ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)/スヴェン=エリク・べヒトルフ(語り)/コルネリウス・マイスター(指揮)/ウィーン放送交響楽団/アルノルト・シェーンベルク合唱団/ウィーン少年合唱団]

    HENZE, H.W.: Floss der Medusa (Das) (Wegener, Henschel, Bechtolf, Vienna Boys Choir, Arnold Schoenberg Choir, Vienna Radio Symphony, Meister)

    発売日:2023年09月15日 NMLアルバム番号:C5482

    CD価格:2,250円(税込)

    19世紀前半に活躍した画家テオドール・ジェリコーの代表作の一つ「メドゥーサ(メデューズ号)の筏」。1816年に実際に起きた凄惨な海難事故をテーマにした巨大なこの絵画は、フランス絵画におけるロマン主義の台頭を示すものとして数多くの芸術家たちの想像力を刺激しました。 ヘンツェもこの絵に触発された一人で、1967年にエルンスト・シュナーベルの台本を用い、2人のソリストと語り手、大合唱団とオーケストラのための大規模なオラトリオを書き上げました。しかし翌年、ハンブルクで初演を試みた際は、過激な演出に反対した人々が乱闘騒ぎを起こしたために上演が中止されてしまい、結局1971年まで初演が行われることのなかった問題作です。 このアルバムには作曲から50年目に行われた演奏会形式上演のライヴを収録。2人のソリストにヴェゲナーとヘンシェルという実力派を迎え、語り手にはウィーン国立歌劇場の《指環》やザルツブルク音楽祭のダ・ポンテ3部作を演出したベヒトルフ、更にアルノルト・シェーンベルク合唱団とウィーン少年合唱団という万全の布陣で臨み、マイスターの指揮の下、ドラマティックな演奏を繰り広げています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574181

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    ヘンツェ(1926-2012)
    夜想曲とアリア
    ロス・カプリチョス
    イギリスの愛の歌 詳細ページ
    [ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)/ナレク・アフナジャリアン(チェロ)/ウィーン放送交響楽団/マリン・オルソップ(指揮)]

    HENZE, H.W.: Nachtstücke und Arien / Los caprichos / Englische Liebeslieder (Banse, Hakhnazaryan, ORF Vienna Radio Symphony, Alsop)

    発売日:2022年01月14日 NMLアルバム番号:8.574181

    CD価格:1,600円(税込)

    ドイツの作曲家ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ。12歳から作曲をはじめ、1947年に発表した「交響曲第1番」が高く評価されたことで、シュトックハウゼンと並ぶ才能ある若手作曲家の一人とみなされました。 しかし十ニ音技法の使用に違和感を覚え、少しずつ脱却を試み、無調でありながらも古典的なメロディやリズムを用いた作品を書き始めます。このアルバムではウィーン放送交響楽団とオルソップがこの時代のヘンツェ作品を緻密な演奏で聴かせます。 アルバムに収録された「夜想曲とアリア」はヘンツェがドイツを離れ、イタリアに住み始めた頃に書かれた作品で、ダルムシュタットでの前衛的な作風を手放し、後期ロマン派風の和声と旋律を用いて作られています。独唱を担当するユリアーネ・バンゼは現代作品も得意とするソプラノ。深い響きを持つ声質が作品を引き立てています。 フランシス・デ・ゴヤの同名作品からインスパイアされた1963年の「ロス・カプリチョス」は“オーケストラのための幻想曲”と呼ばれており、9つの小品にはそれぞれタイトルが付されています。どの曲もパーカッションが活躍し、印象的な旋律で満たされています。 「イギリスの愛の歌」は当初、7曲で構成されていましたが、後にヘンツェが第5曲を削除、現在の形になりました。歌と言っても主役は独奏チェロ。ここで演奏しているナレク・アフナジャリャンは2011年の第14回国際チャイコフスキー・コンクールの優勝者。変幻自在な演奏を聴かせます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:C5460

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    ヘンツェ(1926-2012)
    歌劇《裏切られた海(午後の曳航)》 詳細ページ
    [ジョシュ・ラヴル(テノール)/ヴェラ=ロッテ・ベッカー(ソプラノ)/ボー・スコウフス(バリトン) 他/ウィーン国立歌劇場管弦楽団/シモーネ・ヤング(指揮)]

    HENZE, H.W.: Verratene Meer (Das) [Opera] (V.-L. Boecker, Skovhus, Lovell, Van Heyningen, Vienna State Opera Orchestra, S. Young)

    発売日:2021年10月22日 NMLアルバム番号:C5460

    CD 2枚組価格:3,000円(税込、送料無料)

    未亡人の母と二人で暮らす海が好きな少年、登。母の部屋に通じる覗き穴を見つけた登は、ある日“海の男”竜二と母との情事を目撃、竜二を英雄とみなし強い憧れを抱きます。しかし竜二が母の経営する洋品店を手伝いはじめたことで憧れは失望に変わり、ついに…
    三島由紀夫の作品に魅了された作曲家ハンス・ヴェルナー・ヘンツェは、1986年に『午後の曳航』のオペラ化に着手。三島が描いた男女間の危うい愛と、少年が抱く理想がもろくも崩れ去る様を迫力ある管弦楽と歌唱で表現し、1989年に《裏切られた海》として完成させました。 その翌年ベルリン・ドイツ・オペラで初演、その後、ゲルト・アルブレヒトの企画で日本語版の《午後の曳航》を作成、2003年に読売日本交響楽団が演奏会形式で初演。そしてこの日本語版をヘンツェが大幅に改訂し、2006年にはザルツブルク音楽祭で初演されています。 このアルバムはコロナ禍の中、無観客で行われたウィーン国立歌劇場のプレミエ公演の収録。主人公登を歌うのはヘンデルからブリテンまで幅広いレパートリーを誇るカナダ出身の若手テノール、ジョシュ・ラヴル。竜二を歌うのはベテラン、ボー・スコウフスです。また未亡人房子を演じたヴェラ=ロッテ・ベッカーパーの奮闘も見事。パーカッションを多用した色彩豊かなオーケストラの響きを自在に操るシモーネ・ヤングの指揮にも注目です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:NYDX-50110

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    ヘンツェ(1926-2012)
    歌劇《ホンブルクの公子》 詳細ページ
    [シュテファン・マルギタ(テノール)/ヘレーネ・シュナイダーマン(メゾ・ソプラノ)/ヴェラ=ロッテ・ベッカー(ソプラノ)/ロビン・アダムス(バリトン)/フリーデマン・レーリヒ(バス) 他/コルネリウス・マイスター(指揮)/シュトゥットガルト州立管弦楽団]

    発売日:2020年09月25日

    Blu-ray国内仕様 日本語字幕付き価格:4,400円(税込、送料無料)

    現代オペラの古典ともいえるヘンツェの『ホンブルクの公子』はハインリヒ・フォン・クライストの戯曲による全3幕の作品で、個人の自由と国家の法との間の矛盾という今日にも通じる重いテーマを扱っています。 ヘンツェは「私の音楽と結合することで何か新しいものを生み出すことができる言葉、つまり私の音楽が求めていた言葉を探していた時に、友人のクライストによる“ホンブルクの公子”にたどり着いた。彼をおいて他に誰があれほどのリブレットを書くことができただろう。[中略]個人の生活とレゾン・デタ(国家利益の優先)の間の軋轢、法の無視と秩序の問題、支配者の権力の前に恐れ戦きつつそれに抵抗する人間の勇気―これらは、すべて今日でも起こり得ることであり、千年か二千年前にも起こり得たことだろう。[中略]ここ数年の私の多くの努力は、このドラマを通して新しい地平、つまり自由に選択された厳格さの併用による新しいポリフォニーに到達した」と述べています。 シュテファン・キミッヒによるシンプルで奇抜な舞台に、現代物を得意とする実力派の歌手たちを配し、2018年からシュトゥットガルト州立歌劇場の音楽監督に就任したコルネリウス・マイスターの明快なタクトに導かれたシャープな演奏が出色です。

    収録作曲家:

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    ヘンツェ(1926-2012)
    歌劇《ホンブルクの公子》 詳細ページ
    [ステファン・マルギータ(テノール)/ヘレーネ・シュナイダーマン(ソプラノ) 他 コルネリウス・マイスター(指揮)/シュトゥットガルト州立管弦楽団]

    HENZE, H.W.: Prinz von Homburg (Der) [Opera] (R. Adams, V.-L. Böcker, S. Margita, Schneiderman, Stuttgart State Opera Orchestra, Meister)

    発売日:2020年06月05日 NMLアルバム番号:C5405

    CD 2枚組価格:3,000円(税込、送料無料)

    現代オペラの古典ともいえるヘンツェの『ホンブルクの公子』はハインリヒ・フォン・クライストの原作による全3幕の作品で、個人の決断と法の判断との齟齬という今日にも通じる重いテーマを扱う作品です。 ヘンツェは「私の音楽から何か新しいものを生み出すことが出来る言葉を探していた時に、友人のクライストによる“ホンブルクの公子”に行き着いた。彼をおいて他に誰があれほどのリブレットを書くことができただろう。個人の決断とレゾン・デタ(国家の存在理由)の間の軋轢と、法と秩序の問題、支配当局の絶大な力の前に震える人間というテーマは、すべて今日でも起こり得ることであり、千年か二千年前にも起こり得たことだろう。ここ数年における私の多くの努力は、このドラマを通して新しいポイント、つまり慣例にとらわれない新しいポリフォニーに到達した」と語りました。 現代物を得意とする実力派の歌手たちと、1980年生まれで、2018年からシュトゥットガルト州立歌劇場の音楽監督に就任したコルネリウス・マイスターの指揮による演奏です。マイスターは2017年から20年3月まで読売日本交響楽団で首席客演指揮者を務めており、日本でも馴染深い存在。シュトゥットガルトでも意欲的なプログラムを取り入れ話題となっています。

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  • 商品番号:SWR19082CD

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    ヘンツェ(1926-2012)
    オラトリオ「メデューサの筏」 詳細ページ
    [SWRヴォーカル・アンサンブル/WDR放送合唱団/フライブルク大聖堂児童合唱団/ペーター・エトヴェシュ(指揮)/南西ドイツ放送交響楽団]

    HENZE, H.W.: Floss der Medusa (Das) (Nylund, Schöne, P. Stein, South West German Radio Vocal Ensemble and Symphony, Eötvös)

    発売日:2019年09月20日 NMLアルバム番号:SWR19082CD

    CD価格:2,400円(税込)

    2012年9月28日、南西ドイツ放送の傘下にあるシュトゥットガルト放送交響楽団とバーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団が統廃合し、誕生した新生「南西ドイツ放送交響楽団」としての初録音となるアルバム。2016年9月、ペーター・エトヴェシュの指揮でオーケストラとしての第1回公演が行われ、その後はケント・ナガノやエッシェンバッハ、クルレンツィスら、錚々たる指揮者たちがオーケストラを指揮しています。 このアルバムには1968年に初演のリハーサルが録音されて以来、かつて録音されたことのないヘンツェのオラトリオ「メデューサの筏」が収録されています。実際に起きた海難事故を主題にしたこのオラトリオは、複雑な書法を取りながらも美しい響きに溢れた作品。初演時には大混乱をきたしたというエピソードがありますが、現代では受け入れられやすい音楽です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.573886

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    ヘンツェ(1926-2012)
    ヴァイオリンとヴィオラのための作品集 詳細ページ
    [シェパード・スケアヴェズ/チャドウィック]

    HENZE, H.W.: Violin and Viola Works (Sheppard Skærved, Chadwick)

    発売日:2018年06月27日 NMLアルバム番号:8.573886

    CD価格:1,600円(税込)

    ドイツの現代作曲家ヘンツェのヴァイオリン作品集。12歳で作曲を始めたヘンツェは21歳の時に発表した「交響曲第1番」で認められ、当時のドイツにおける“もっとも才能のある若手”の一人に列挙されます。その後は作風を変化させながら、晩年はオペラの作曲を熱心に行い、2012年に亡くなるまで賞賛を集めていました。 このアルバムに収録されたソナタは、ヘンツェの活動の初期の時代から、20世紀の終わりまでの長い期間に渡って書かれており、なかでも1946年の「ヴァイオリン・ソナタ」は第二次世界大戦直後の困難な状況の中で書かれた“創造的な作品”として知られています。無伴奏ヴァイオリン・ソナタは詩人アンジェロ・ポリツィアーニの作品に基づく三部構成になっており、演劇を愛したヘンツェらしく、どの楽章も描写的です。「ソナチネ」は子供たちのためのオペラ「ポリチーノ」の旋律を用いたユーモラスな作品で、ヴァイオリンは祖母の声を表現しています。ヴィオラ・ソナタは、バレエ音楽「オルフェウス」から派生し、また2つの小品は、彼の友人への思い出に寄せて書かれています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:SWR19049CD

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    ヘンツェ(1926-2012)
    合唱作品集 詳細ページ

    HENZE, H.W.: Lieder von einer Insel / Orpheus Behind the Wire / 5 Madrigäle (South West German Radio Vocal Ensemble, Ensemble Modern, M. Creed)

    発売日:2017年11月29日 NMLアルバム番号:SWR19049CD

    CD価格:2,400円(税込)

    ドイツの現代作曲家ヘンツェの合唱作品集。大編成の作品に人気が集中するヘンツェですが、言葉を用いる声楽作品には、彼の「真実の声」が反映されており、これらはヘンツェの芸術観や哲学的思想、そして宗教観までをも垣間見ることができる貴重な作品群として知られています。 なかでも、ギリシャ神話の「オルフェウスとオイリディーケ」をイギリスの劇作家エドワード・ボンド(1934-)が現代に翻案した「鉄条網のオルフェウス」は根強い人気を持つ作品。もともと労働者階級であったボンドは、10代から戯曲を書き始め、衝撃的、暴力的な舞台で物議をかもした人ですが、年とともに作風を転換させ、80年代には戦争をテーマにした作品を多く手掛けた人。この作品も、まさに戦争によって引き裂かれ、抑圧された恋人たちがモティーフであり、付けられたヘンツェの音楽も無調でありながら、時にうっとりするほどの美しさに満ちています。 初期の作品「5つのマドリガル」は、やはりヘンツェの戦争体験が反映された古典主義的なシンプルな表現を持つ曲。また「島からの歌」にも伝統的な表現が用いられています。どれも演奏は困難ですが、クリードが指揮する南西ドイツ放送合唱団とアンサンブル・モデルンは、曲の魅力を余すことなく伝えています。

    収録作曲家:

  • 商品番号:OC446

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    ヘンツェ(1926-2012)
    交響曲 第7番
    7つのボレロ/劇場のための序曲/蒼い時間 詳細ページ
    [ケルン・ギュルツェニヒ管/シュテンツ]

    HENZE, H.: Symphony No. 7 / 7 Boleros / Overture for a Theatre / L’heure bleue (Gürzenich Orchestra, Stenz)

    発売日:2016年05月25日 NMLアルバム番号:OC446

    CD価格:2,025円(税込)

    ヘンツェ(1926-2012)の交響曲第7番は、ベルリン・フィルハーモニー協会創立100周年記念の委嘱作として書かれたもので、オスティナート(ある種のパターンを何度も繰り返すこと…偏執的なという意味を持つ)を多用した新古典派風の趣きと、第3楽章に見られるロマンティックな和声の両方を兼ね備えた、現代音楽の中でも比較的耳馴染みのよい作品です。ヘンツェ自身も「私の交響曲の中でも、最も古典派のモデルに近い」と述べるなど、彼にとっても自信作であったことが伺われます。 「7つのボレロ」は歌劇「ヴィーナスとアドニス」と同時期の作品で、各々にスペイン語の副題が付されています。「劇場のための序曲」はヘンツェの最後の作品、ベルリン・ドイツ・オペラの創立100周年の委嘱作です。この曲が初演された7日後にヘンツェは惜しまれつつこの世を去りました。最後に収録された「蒼い時間」はフランクフルト歌劇場で初演された歌劇「ヤツガシラと息子の愛の勝利」の一場面です。夕暮れの空の色を音で描いたという美しい小品。ヨーロッパでは「ヘンツェのスペシャリスト」として高い評価を受けてるシュテンツによる演奏。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.573289

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    ヘンツェ(1926-2012)
    ヴァイオリン協奏曲 第2番
    イル・ヴィタリーノ・ラッドッピアート 詳細ページ
    [シェパード・スケアヴェズ/ロングボウ/パルナッスス・アンサンブル/ヘンツェ]

    HENZE, H.W.: Il Vitalino Raddoppiato / Violin Concerto No. 2 (Sheppard Skærved, Longbow, Parnassus Ensemble, Henze)

    発売日:2015年05月27日 NMLアルバム番号:8.573289

    CD価格:1,600円(税込)

    ヘンツェ(1926-2012)の2つのヴァイオリン作品を収録。最初の作品のタイトルは「倍増したヴィターリ」という意味で、あの有名な「ヴィターリのシャコンヌ」をさらに変奏曲に仕立てたというもの。原曲がどんどん陵辱され、どろどろに形を変えていく様子がたまりません。カデンツァの部分の奇妙な世界観もたまりません。ヴァイオリン協奏曲第2番は、劇場やコンサートで演奏されることを目標に作られた音楽で、ヴァイオリン、テープに録音された詩人エンツェンスベルガーの「ゲーデル頌」をスピーカーから流しながら、管弦楽とヴァイオリンが様々な風情の音楽を奏していきます。 ヴァイオリニストのパフォーマンスも含めて入念な準備が必要とされるこの演奏は、ヘンツェとスケアヴェズによるコラヴォレーションの最後のもので(その少し後に彼らの共同作業は終了しています)スケアヴェズ自身もこの演奏を聴いたことがなかったのだそうです。BBCによると、この記録のマスターは失われていたため、今回のCDには大英図書館にあったコピーを修復したものが収録されています。曲はもう通常のヴァイオリン協奏曲の概念など軽く飛び越えた「パフォーマンス」であり、上質な素材をふんだんに使用したヘンツェらしい混沌の世界を楽しむことができます。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.557345

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    ヘンツェ(1926-2012)
    ギター作品集 第2集 詳細ページ
    [ハラス]

    HENZE, H.W.: Guitar Music, Vol. 2 (Halasz) - Royal Winter Music No. 1 / Carillon, Recitatif, Masque / Ode an eine Aolsharfe

    ■器楽曲(ギター)

    発売日:2011年01月12日 NMLアルバム番号:8.557345

    CD通常価格:1,600円特価!:390円(税込)

    ヘンツェ(1926-)とギター。一見ミスマッチな組み合わせですが、その奥深い味わいは第1集(8.557344)でも実証ずみ。まさにギター音楽に新たな地平を拓いたと言っても過言ではありません。このアルバムも、ファンならずとも一聴の価値あるものとなっています。シェークスピアの戯曲の登場人物に触発された「王宮の冬の音楽」を始め、幼年期に触れたおとぎ話や、メリケの詩による「エオリアン・ハープ」など感覚的で抒情性溢れた作品を聴くことができます。マンドリン、ハープなど典雅な音を用いているところもポイント高しです。「ネオロマン」という言葉がぴったりの音楽です。

    収録作曲家:

  • 商品番号:8.574539

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    〈期待の新進演奏家シリーズ〉
    ロヴロ・ペレティッチ(ギター) 詳細ページ
    [ロヴロ・ペレティッチ(ギター)]

    Guitar Recital: Peretić, Lovro - BARRIOS MANGORÉ, A. / BRAHMS, J. / CRAEYVANGER, K.A. / DEBUSSY, C. / HENZE, H.W. / OHANA, M. / SCARLATTI, D.

    発売日:2023年06月09日 NMLアルバム番号:8.574539

    CD価格:1,600円(税込)

    1985年クロアチア生まれのロヴロ・ペレティッチのアルバム。ザグレブ音楽院を卒業後、ジュネーヴ音楽院でジュディカエル・ペロワに学び、2022年に開催されたGFA国際ギターコンクールで優勝を飾りました。2023年と2024年には全米各地とカナダで大規模なコンサート・ツアーが予定されているなど、その将来を嘱望されています。 このアルバムでは18世紀から現代にいたる作品をチョイス。バリオスの官能的な作品やヘンツェのソナタなどを見事な技巧で弾き切るとともに、スカルラッティのソナタやブラームスの間奏曲では自身で編曲も行い、その広範な才能を披露しています。

  • 商品番号:C984191

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    ダニエル・ミュラー=ショット(チェロ)
    #CelloUnlimited 詳細ページ
    [ダニエル・ミュラー=ショット(チェロ)]

    Cello Recital: Müller-Schott, Daniel - KODALY, Z. / PROKOFIEV, S. / HINDEMITH, P. / HENZE, H.W. / CRUMB, G. / CASALS, P. (#CelloUnlimited)

    発売日:2019年12月13日 NMLアルバム番号:C984191

    CD通常価格:2,325円特価!:1,990円(税込)

    18世紀初頭に作曲されたJ.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」以降、独奏チェロのための目立った作品は、長い間書かれることがありませんでした。しかし20世紀になると次々にこの分野での名作が次々と出現します。 その先鞭をつけたのは、演奏時間30分を超えるコダーイの「無伴奏チェロのためのソナタ」。この曲はミュラー=ショットに言わせるとまさに「エベレスト」であり厳しさの中に美しさを持つ孤高の作品です。 その後もヒンデミットやプロコフィエフ、ヘンツェ、カザルス、クラムによるユニークな「無伴奏チェロ作品」が多数生まれており、ミュラー=ショットは「長年にわたって私に影響を与えてきた独奏チェロ作品」であるこれらを紹介するとともに、自身の初の作品「カデンツァ」も併せて披露、アルバム・タイトル「CelloUnlimited=チェロの限界を超える」通りの手に汗握るばかりの凄まじい演奏を聴かせます。

  • 商品番号:CDS-7805

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    CINEMA
    ピアノで聴く映画音楽史
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    [パロンビ]

    Piano Recital: Palombi, Luigi - ZAMECNIK, J.S. / SATIE, E. / MILHAUD, D. / AURIC, G. / PETERSON, O. / GRUSIN, D. (Cinema - Original Film Soundtracks)

    発売日:2018年03月23日 NMLアルバム番号:CDS7805

    CD価格:2,325円(税込)

    19世紀の終わりに、フランスのリュミエール兄弟によって映画装置「シネマトグラフ・リュミエール」が発明された時にはまだ音声は付いておらず、人々は映像と音楽を結び付けることに関心を抱くようになりました。最初の頃の映画館ではピアノやオーケストラが別に音楽を演奏していましたが、1920年代にトーキーが発明されてから「映画音楽」というジャンルが生まれ、ハリウッドを中心に一大勢力として発展していきます。 このアルバムでは、初期の映画のための音楽が少しずつ発展していく様子がパロンビのピアノ独奏のみで表現されています。

  • 商品番号:MSVDX-102

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    発売日:2015年10月28日

    DVD価格:2,400円(税込)

    パーカッションの演奏は、音で聴くだけでも楽しいのですが、やはり映像を見るほうがその凄さをダイレクトに感じることができるのではないでしょうか? この映像はデンマークの映画監督クリスチャン・ホルテン・ボンケの手によるもので、様々な楽器の姿と、それを操る奏者の動きが捉えられたこれらの映像は、まさに「アート作品」なのです。光と影を見事に操った映像の美しさと素晴らしい響きは、見る者全てを圧倒するかのようです。 マティアス・ロイメルトはヨーロッパ有数のパーカッショニストの一人で、2015年のデンマーク音楽批評家賞を受賞した人です。