エッレル(ヘイノ) Eller, Heino
生没年 | 1887-1970 | 国 | エストニア |
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辞書順 | 「エ」 | NML作曲家番号 | 16321 |
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エッレル(1887-1970):
〈ピアノ作品全集 第9集〉 [ステン・ラスマン(ピアノ)]ELLER, H.: Piano Music (Complete), Vol. 9 (Lassmann)
発売日:2023年08月11日 NMLアルバム番号:TOCC0669
CD価格:1,950円(税込)
TOCCATA CLASSICSの人気シリーズの一つ、
エストニアの作曲家ヘイノ・エッレルのピアノ作品全集が遂に完結!2008年から録音がはじまり、全巻を通じて演奏を担当したピアニスト、ステン・ラスマンは当初「全6集で完成」を予想していたとのことですが、調査を続けるうちに新しい曲が発見され、全206曲、9枚のアルバムからなる膨大な作品集となりました。 シリーズの最終巻となるこの第9集に収録されているのも、ほとんどが世界初録音。収録曲の大半はエッレルが得意とした小品ですが、初演時に賛否両論を巻き起こしたという、22分に及ぶ「ピアノ・ソナタ第3番」も収録されています。 全集の最後を締めくくるのは、エストニアでよく知られる「故郷の調べ」と題された小品。エストニア愛国精神を象徴する旋律からは、全曲録音という偉業を成し遂げたラスマンの達成感も感じられます。収録作曲家:
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ヘイノ・エッレル(1887-1970):
〈ピアノ作品全集 第8集〉
エストニアの結婚行進曲 ニ長調他 [ステン・ラスマン(ピアノ)]ELLER, H.: Piano Music (Complete), Vol. 8 (Lassmann)
発売日:2022年03月11日 NMLアルバム番号:TOCC0637
CD価格:1,950円(税込)
エストニアの作曲家ヘイノ・エッレル。サンクトペテルブルク音楽院でヴァイオリンを学び、いくつかのオーケストラで演奏。管弦楽曲を40曲ほど作曲し、優れた教育者としてトゥビンやペルトをはじめ数多くの弟子を育て「エストニア近代音楽の父」と呼ばれています。 また、エッレルのピアノ曲は合計206曲が確認されており、これはエストニアのクラシック音楽の中でも最大級の作品群です。しかしそのほとんどは演奏されることがなく忘れられており、この第8集も「夕べの歌」を除いて世界初録音。アルバムには1912年から1960年の半世紀にわたって書かれた小品が収録されており、どれもグリーグを思わせる抒情的な雰囲気を湛えています。 シリーズを通じてエッレル作品の普及に力を注ぐピアニスト、ステン・ラスマンが共感溢れる演奏を聴かせます。
収録作曲家:
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ヘイノ・エッレル(1887-1970):
〈ピアノ作品全集 第7集〉
12のバガテル/悲歌の舞曲
5つの前奏曲/間奏曲/ロマンス
[ステン・ラスマン(ピアノ)]ELLER, H.: Piano Music (Complete), Vol. 7 (S. Lassmann)
発売日:2021年08月13日 NMLアルバム番号:TOCC0611
CD価格:1,950円(税込)
エストニアの作曲家ヘイノ・エッレルのピアノ作品集。 サンクトペテルブルク音楽院でヴァイオリンを学び、いくつかのオーケストラでヴァイオリン奏者として活躍したエッレルですが、ピアノ曲の分野でも素晴らしい作品を200曲以上も残しています。これらは近代エストニアにおけるピアノ曲の重要な部分を占めますが、残念なことにあまり演奏される機会がありません。この第7集には1912年から1961年まで、およそ半世紀にわたって書かれた作品を収録。 「5つの前奏曲」以外は全て世界初録音であり、なかでも1961年の「12のバガテル」はロシア語のタイトルを付して出版された重要な作品。民謡の旋律を大胆に用いたこの小品集は、子供たちの教育用としてソ連全体に配布されました。第12曲の「カプリース」は1940年に作曲された管弦楽組曲の中の一楽章が転用されています。 シリーズを通じて、エストニアを代表するピアニスト、ステン・ラスマンが見事な演奏を聴かせます。
収録作曲家:
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エッレル(1887-1970):
〈交響詩集〉
夜の叫び/白夜
夕暮れ/薄明 [オラリー・エルツ(指揮)/エストニア国立交響楽団]ELLER, H.: Night Calls / White Night / Twilight / Dawn (Estonian National Symphony, Elts)
発売日:2019年10月25日 NMLアルバム番号:ODE1335-2
CD価格:2,475円(税込)
エストニア国立交響楽団とオラリー・エルツによるヘイノ・エッレル作品集。シリーズ第2弾となるこのアルバムにはエッレルの交響的作品が収録されており、その中には彼の代表作「Koito 薄明」が含まれています。 活動の初期にはピアノの小品を中心に作曲していたエッレルですが、1917年頃から管弦楽曲を書き始め、まずは「Videvik 夕暮れ」を書き上げペトログラードで初演、続いて1918年に完成させたピアノ曲「薄明」をその2年後にオーケストラ版に改訂、自身の指揮で初演したところ大成功を収めました。これで自信を得たエッレル、以降、堰を切ったように数多くのオーケストラ曲が生まれています。シベリウスを思わせる壮大な旋律と、豊かなオーケストレーションは後進の作曲家たちにも大きな影響を与え「ヘイノ・エッレル楽派」と呼ばれるグループが形成されたことでも知られています。 1939年の「白夜」は広大な自然を舞台にした音楽の中に、舞曲を組み込んだユニークな作品。エッレル熟練の音楽語法が感じられる力作です。
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エッレル(1887-1970):
ヴァイオリン協奏曲
幻想曲/交響的伝説/交響曲 第2番 [バイバ・スクリデ(ヴァイオリン)/オラリー・エルツ(指揮)/エストニア国立交響楽団]ELLER, H.: Violin Concerto / Fantasy / Symphonic Legend / Symphony No. 2 (B. Skride, Estonian National Symphony, Elts)
発売日:2019年01月25日 NMLアルバム番号:ODE1321-2
CD価格:2,475円(税込)
20世紀エストニア音楽界を牽引した作曲家の一人、ヘイノ・エッレルの作品集。2018年「エストニア独立100周年」を記念してのリリースです。 名手スクリデをソリストに据えた「ヴァイオリン協奏曲」は、抒情的で技巧的な作品。単一楽章の中で旋律が目まぐるしく変化し、時には民族音楽的な要素も聴かれる興味深い曲です。1916年に構想され、1964年に完成された「幻想曲」は短いながらも魅力的な雰囲気を持っています。さまざまな素材が組み合わされ絵画的な表現が美しい「交響的伝説」はエッレルにおける中期の傑作。このエルツの演奏は改訂稿を用いた初の録音となります。「交響曲第2番」は悲劇的な性格を持ち、当時のソ連で推進されていた「社会主義リアリズム」の流れに乗ることができず、書き上げられることのなかった作品です。
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ヘイノ・エッレル(1887-1970):
〈ピアノ作品全集 第6集〉 [ラスマン]ELLER, H.: Piano Music (Complete), Vol. 6 (Lassmann)
発売日:2018年06月27日 NMLアルバム番号:TOCC0475
CD価格:1,950円(税込)