トゥール(エリッキ=スヴェン) Tuur, Erkki-Sven
生没年 | 1959- | 国 | エストニア |
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辞書順 | 「ト」 | NML作曲家番号 | 27295 |
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トゥール(1959-):
カンティクム・カンティコルム・カリタティス
ア・カペラ作品集 [エンドリク・ウクスヴァラフ、コレギウム・ムジカーレ室内合唱団]TÜÜR, E.-S.: Canticum Canticorum Caritatis / Missa Brevis / Triglosson Trishagion (Collegium Musicale Chamber Choir, Üksvärav)
発売日:2023年02月24日
NMLアルバム番号:ALPHA917
CD価格:2,475円(税込)
注目のエストニアの作曲家、トゥールの美しいア・カペラ作品集1959年、エストニアのヒーウマー島に生まれたトゥールは、タリンでパーカッションとフルート、さらに作曲を学んだ後、プログレッシブ・ロック・グループ「IN SPE」で活躍し人気を博したという経歴の持ち主。現在は作曲に専念しています。ミニマル、スペクトル分析、十二音技法、音響作曲法などの影響を受けた前衛的な作風ではありますが、その多彩なリズムと刺激的な音響の面白さで人気があり、2020年にリリースされたパーヴォ・ヤルヴィ指揮による管弦楽作品集(ALPHA595)も話題となりました。 今回のアルバムには彼の無伴奏混声合唱のための作品が収められおり、多くは宗教的な題材に基づくもので、トゥールならではの和声の美しさを堪能することができます。 エンドリク・ウクスヴァラフ率いるコレギウム・ムジカーレ室内合唱団の表現力も素晴らしく、その特徴的な音響を構成する音程とリズムを高い技術力で再現。トラック8は彼らに献呈された作品です。
収録作曲家:
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トゥール(1959-):
交響曲 第9番 「ミトス」
「テンペストの呪文」
「風を蒔いて…」 [パーヴォ・ヤルヴィ (指揮)、エストニア祝祭管弦楽団]TÜÜR, E.-S.: Symphony No. 9, "Mythos" / Incantation of Tempest / Sow the Wind … (Estonian Festival Orchestra, P. Järvi)
発売日:2020年03月13日
NMLアルバム番号:ALPHA595
4)
CD価格:2,475円(税込)
パーヴォ・ヤルヴィが描く、故国エストニアのトゥールによる爽快作品!エストニアのヒーウマー島に生まれたトゥールは、タリンでパーカッションとフルート、さらに作曲を学んだ後、プログレッシブ・ロック・グループ「IN SPE」で活躍し人気を博したという経歴の持ち主。現在は作曲に専念しています。ミニマル、スペクトル分析、十二音技法、音響作曲法などの影響を受けた前衛的な作風ではありますが、その多彩なリズムと刺激的な音響の面白さで、いずれもたいへん聴き応えのあるものです。パーヴォ・ヤルヴィは同世代にあたり、故国を代表する彼の作品を積極的に取り上げてきました。 パーヴォ・ヤルヴィに捧げられた単一楽章の交響曲第9番は、神話あるいは信仰などを意味する「ミトス(MYTHOS)」の副題が付けられており、30分以上に渡り大管弦楽が色彩豊かに響く大作。カオスを思わせる冒頭から上昇系のフレーズが執拗に繰り返されるクライマックス、ヴェールに包まれるようなラストまで、高い緊張が続き耳を離せません。 2019年の来日公演でお披露目され話題となった「テンペストの呪文」(嵐を呼び寄せる声、といった意味)は、リズムが特徴的な高揚感のある小品。「風を蒔いて…」は、ヘブライ語聖書(旧約聖書)のホセア書にある教訓「風を蒔いて、つむじ風を刈り取る」(因果応報、自業自得といった意味)からタイトルを取っており、リズムと音響の面白さに加え、特に打楽器の使い方にプログレッシブ・ロックの影響も感じさせる作品です。
収録作曲家:
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スヴェン=トゥール(1959-):
「イルミナシオ」
「ウルルからのホイッスルとささやき」
交響曲 第8番 [パワー/レイシー/タピオラ・シンフォニエッタ/エルツ]TÜÜR, E.-S.: Illuminatio / Whistles and Whispers from Uluru / Symphony No. 8 (Power, Lacey, Tapiola Sinfonietta, Elts)
発売日:2018年02月23日
NMLアルバム番号:ODE1303-2
CD価格:2,250円(税込)
エストニア生まれの作曲家スヴェン・トゥール。若いころにロック・グループ「In Spe」を率いた経験を生かし、9曲の交響曲、声楽曲をはじめとした「クラシックとプログレ・ロックの融合」による刺激的な作品を多く生み出すことで知られています。 このアルバムではロンドン生まれのヴィオラ奏者ローレンス・パワーをソリストに据えたヴィオラ協奏曲と、同じく高名なリコーダー奏者ジェネヴィーヴ・レイシーの独奏によるリコーダー協奏曲、2010年に作曲された交響曲第8番を聴くことができます。トゥールの生まれ故郷ヒーウマー島の作曲小屋でインスピレーションを受けた「リコーダー協奏曲」、神秘的な雰囲気に彩られた「ヴィオラ協奏曲」。この2曲でのトゥールの音楽は、常に変化、発展し、ソリストとの関係性も深まっています。小規模な編成のための「交響曲」もトゥールらしいジャンルボーダーレスな音楽です。
収録作曲家:
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トゥール(1959-):
〈作品集〉
ペレグリヌス・エクスタティクス
ノエシス
命の重さはここには存在しない [クーシスト/スンドクヴィスト/フィンランド放送響/リントゥ]TÜÜR, E.-S.: Peregrinus Ecstaticus / Noēsis / Le poids des vies non vécues (Kuusisto, Sundqvist, Finnish Radio Symphony, Lintu)
発売日:2017年03月24日
NMLアルバム番号:ODE1287-2
CD価格:2,250円(税込)
現代エストニアを代表する作曲家、エリッキ=スヴェン・トゥール。ONDINEレーベルでは彼の作品を集中して録音しています。前作の交響曲第5番(ODE-1234)は、ビッグ・バンドとエレクトリック・ギターを用いた独創的な音響が魅力でしたが、今回のアルバムにはクラリネットを中心とした2曲の協奏曲が収録されており「ペレグリヌス・エクスタティクス」ではクラリネットの鮮やかなモティーフと、打楽器を含むきらびやかなオーケストラの響きの融合を楽しむことができます。「ノエシス」はクラリネットとヴァイオリンの二重協奏曲で、こちらは諧謔性は少ない辛辣な音楽。全編が嘆きに満ちたレクイエムであり、2つの楽器の音色は交錯しながら、フィナーレで完全なる融合を遂げます。激しいリズムの応酬も見事です。 スンドクヴィストは2005年からフィンランド放送交響楽団の首席クラリネット奏者として活躍し、2013年にリントゥと共に「ペレグリヌス・エクスタティクス」の世界初演を行いました。ペッカ・クーシストはフィンランドを代表するヴァイオリンの名手。数多くのオーケストラと共演し、様々な現代作品を初演、高い評価を受けています。
収録作曲家:
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トゥール(1959-):
交響曲 第5番
アコーディオンとオーケストラのための「予言」 [グエン・レ/ヴァイリネン/UMOジャズ・オーケストラ/ヘルシンキ・フィル/エルツ]TÜÜR, E.-S.: Symphony No. 5 / Accordion Concerto, "Prophecy" (Nguyên Lê, Mika Väyrynen, UMO Jazz Orchestra, Helsinki Philharmonic, Elts)
発売日:2014年11月26日
NMLアルバム番号:ODE1234-2
CD価格:2,250円(税込)
エストニア生まれの作曲家、エリッキ=スヴェン・トゥール(1959-)はタリン音楽学校でフルートと打楽器を学び、後にタリン音楽アカデミーで作曲を学んだという人。一方で1979年から1984年にかけて「In Spe」というロック・グループを率いて活動し、こちらはエストニアで高い人気を獲得しました。しかし作曲に専念するためにバンドを脱退したところ、作品が西側に注目され、そのまま作曲家として素晴らしい成果を挙げています。 そんな彼、自作にはしばしばビッグ・バンドやエレクトリック・ギターなどを用いることでも知られ、この交響曲第5番でもユニークな音響に満たされています。アコーディオンを用いた「予言」でも奇妙な世界が広がります。単なるクラシック音楽では満足できない人にオススメします。
収録作曲家:
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『CREATION』
~ロッケンハウス室内楽音楽祭40周年記念~
ヴィンケルマン、メルラン : チェロ協奏曲 ほか [ニコラ・アルトシュテット、イリヤ・グリンゴルツ、ヴィルデ・フラング、ギドン・クレーメル、ヨーナス・アホネン、クレメラータ・バルティカ ほか]Cello Recital: Altstaedt, Nicolas - WINKELMAN, H. / MERLIN, R. / MUSTONEN, O. (Creation)
発売日:2022年07月08日
NMLアルバム番号:ALPHA861
CD価格:2,475円(税込)
ロッケンハウス音楽祭40周年を祝う、新作ばかりを豪華アーティストの共演でギドン・クレーメルが中心となり、1981年にオーストリアのロッケンハウスで始められた室内楽音楽祭。40周年となる2021年はコロナ禍の中ながら無事に開催され、ヘレナ・ヴィンケルマンとラファエル・メルランによるチェロ協奏曲2曲が現在の芸術監督ニコラ・アルトシュテットのソロで初演されたほか、音楽祭に所縁のあるアーティストたちが多数の新作を寄せました。 ヴィンケルマンの協奏曲が25分で「ソネット74」が9分ほど、メルランの協奏曲が15分ほどあるほかは、ほとんどが1分前後、長くて3分台という演奏時間の小品ばかり。エサ=ペッカ・サロネン、レーラ・アウエルバッハ、エリッキ=スヴェン・トゥールなどの人気作曲家や、パトリツィア・コパチンスカヤ、オッリ・ムストネンといった気鋭の演奏家たちによる作品が次々と現れ、まるで万華鏡のような面白さです。 音楽祭の創立者クレーメルのほか、参加アーティストの豪華さもこの音楽祭ならでは。
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弦楽のための音楽
ミュンヘン国際音楽コンクール課題曲集 [ミュンヘン国際音楽コンクール委嘱作品集]Chamber Music (Strings) - RIHM, W. / STAUD, J.M. / SHCHEDRIN, R. / SAWER, D. (Music for Strings - Commissioned Works for ARD Music Competition)
発売日:2018年01月12日
NMLアルバム番号:900715
CD
通常価格:2,100円→ 特価!:990円(税込)ドイツ公共放送連盟(ARD)が主催するミュンヘンで行われている『ミュンヘン国際音楽コンクール』。その年によって開催部門が異なり、第1位を獲得するのが非常に困難なコンクールとしても知られています。課題曲には必ず現代作品が含まれており、コンテスタントたちは8分から12分の長さの「最新の作品」を演奏しなくてはならず、同時に、聴衆たちには“違った解釈による何種類もの世界初演の場に立ち会う喜び”が用意されています。 このアルバムには2004年から2016年までの課題曲について「第1位を獲得した奏者たちの演奏」が収録されており、エベーヌ四重奏団やタメスティなどの初々しい演奏を聴くことができます。
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BALTIC PORTRAITS [シンシナティ響/P. ヤルヴィ]
Orchestral Music - TUUR, E.-S. / SALLINEN, A. / SALONEN, E.-P. / PART, A. / SUMERA, L. (Cincinnati Symphony, P. Jarvi)
発売日:2017年04月21日
NMLアルバム番号:CSOM-946
CD価格:2,240円(税込)