リグオーリ(アルフォンスス) Liguori, Alphonsus
生没年 | 1696-1787 | 国 | |
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辞書順 | 「リ」 | NML作曲家番号 | 24822 |
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《シチリアの恋》
~スペイン領イタリア南部の音楽による2幕のオペラ~ [レオナルド・ガルシア・アラルコン、カペラ・メディテラネア、アナ・ヴィエイラ・レイテ、マリアナ・フローレス、ヴァレリオ・コタルド ほか]発売日:2024年05月10日
CD価格:2,775円(税込)
バロック期の作品を厳選、
精彩に富んだ全く新しいオペラとして組み直したアラルコンの新境地オペラや宗教曲などバロック期の声楽作品、とりわけイタリアやスペインの17世紀音楽に抜群の適性を示してきた古楽指揮者レオナルド・ガルシア・アラルコンが新たに臨んだのは、17~18世紀の作曲家たちが残した知られざる声楽曲を再構成して一編のオペラに仕立て上げるという新作パスティッチョの試み。スペインやオスマン帝国など大国に翻弄されてきた南イタリアやマルタに手稿譜などで残る楽曲を入念に並べ直し、昔日のシチリアを舞台に繰り広げられる起伏豊かな恋と裏切りの物語を織り上げます。 アリアや重唱などがレチタティーヴォを交えて進行する展開は、さながら17世紀に実際に書かれた2幕物のオペラのような自然さ。地中海のパッションを感じさせるスペインやナポリ王国の作曲家たちの音楽は、アラルコンと深い信頼で結ばれたフローレス、レイテ、コタルドら名古楽歌手たちの美声と敏腕古楽器奏者たちによって、鮮明かつ生々しい息吹で蘇ります。 器楽陣もアルゼンチン・タンゴと古楽の融合を実現した異才キート・ガート(撥弦&打楽器)、アラルコンとの共演も多い多芸なバロック・ヴァイオリン奏者ド・ファイーらをはじめ強者揃い。ダイナミズムにも細やかさにも事欠かないアラルコン随一のバロック解釈をじっくりお楽しみください。 -
アルド・D.プラトー(1977-):
『クリスマス・ジャーニー』
~伝統的な庶民のクリスマスを描いた七つの絵~ [モネ劇場少年少女合唱団]発売日:2021年11月19日
CD価格:2,475円(税込)
これはブリュッセルならでは!
王立モネ劇場の合唱団が贈る清らかな「ヨーロッパのクリスマス」ベルギーの首都ブリュッセルで300年以上の歴史を誇る歌劇場、王立モネ劇場。幾多の公演で重要な役割を果たす児童合唱も注目の的で、単独公演でも高い評価を受けてきました。 俊才歌手ブノワ・ジオーによる指揮のもと、このすぐれた青少年少女合唱団による充実したクリスマス・アルバムが登場。ブリュッセルの過去を振り返りながら、フランス語圏ベルギーにおける伝統と「現代における懐かしさ」のありようを鮮やかに示す柔軟なプログラム作りになっており、現代作品にも抜群な対応力を誇る技量に裏打ちされた静謐にしてバラエティ豊かな歌が耳を楽しませてやみません。 全体のアレンジを手掛けるのはベルギーの現代作曲家アルド・プラットー。ベルギーのチョコレートやビールにもよく合いそうな、欧州気分を盛り上げるのにうってつけな個性派クリスマス・アルバムです。 -
Stille Nachtきよしこの夜
ギターのためのクリスマス・キャロル集 [ロッシーニ・ヘイワード(ギター、歌、パーカッシヴ・エフェクツ)]Stille Nacht - Christmas Carols for Guitar (R. Hayward)
発売日:2020年11月13日 NMLアルバム番号:8.574269
CD価格:1,900円(税込)
1981年ロンドン生まれのギタリスト・アレンジャー、ロッシーニ・ヘイワード。音楽とは無縁の家に育ったため、彼が初めてクラシック・ギターを手にしたのはオックスフォード大学セイント・アンズ・カレッジ在学中のことでした。すぐさまクラシック・ギターの魅力に取りつかれ、20歳の時にギターを学び始めるも、その1年後には大学から奨学金を獲得、名手ギルバート・バイベリアンに師事し、その才能を開花させました。その後は、ギター演奏も続けるとともに、近年はアレンジャーとしても活躍。枠にとらわれない“新しいギター作品のレパートリー”を追求しています。 このアルバムに収録された一連のクリスマス・キャロルは、2018年に「きよしこの夜」をギター用に編曲したのが始まりであり、そのアイデアがどんどん膨らみ、ついには18曲もの作品が生まれたといいます。また彼は、いくつかのキャロルに歌や他の楽器によるオーヴァーダビングを施し、実に聴き応えのある曲に仕立てあげました。