ボーエン(ヨーク) Bowen, York
生没年 | 1884-1961 | 国 | イギリス |
---|---|---|---|
辞書順 | 「ホ」 | NML作曲家番号 | 39685 |
11 件 / 11件中
-
近代英国のヴィオラを伴う室内楽作品集
ボーエン、イモージェン・ホルスト、ブリテン [ユエ・ユー(ヴィオラ)/アンソニー・ヒューイット(ピアノ)/ジェフリー・アームストロング(ヴァイオリン)]Chamber Music with Viola - BOWEN, Y. / BRITTEN, B. / HOLST, I. (Yue Yu, J. Armstrong, Anthony Hewitt)
発売日:2022年11月25日
NMLアルバム番号:8.574150
CD価格:1,600円(税込)
英国近代のヴィオラを伴う室内楽作品集。 ロンドン出身のヨーク・ボーエンは王立音楽アカデミーで学び、後に教職に就いた作曲家。自身はホルンとヴィオラを演奏、ヴァイオリンよりもヴィオラの音色を好んだとされています。ライオネス・ターティスの名技に触発され、彼のためにいくつかの作品を書くとともに伴奏者としても活躍しました。 アルバムに収録されている力強い楽想を持つ「ヴィオラとピアノのための狂詩曲」は彼のもっとも重要な作品の一つとみなされています。グスターヴ・ホルストを父にもつイモージェン・ホルストは、主として父の作品の編曲者として知られていますが、ベンジャミン・ブリテンの協力者としても活躍、1956年からはオールドバラ音楽祭の芸術監督を務めたことでも知られています。「4つのやさしい小品」と「ヴィオラとピアノのための二重奏曲」では彼女の作曲家としての才能が発揮されています。 ブリテンの「ワルツ」は本来ヴァイオリンのための作品ですが、ここではヴィオラ版が演奏されています。20代の作曲家によるウィンナ・ワルツへの辛辣なパロディです。 ヴィオラを演奏するユエ・ユーは2022年の“CLASSIC FMライジングスター”の一人に選ばれた奏者。数多くのコンクール入賞歴を持ち、現在はザルツブルク・モーツァルテウム大学で更なる研鑽を積んでいます。
-
ボーエン(1884-1961):
弦楽四重奏曲 第2番&第3番
幻想的五重奏曲 [ラインズ/アルカェウス弦楽四重奏団]BOWEN, Y.: String Quartets Nos. 2 and 3 / Phantasy-Quintet (Lines, Archaeus String Quartet)
発売日:2014年09月24日
NMLアルバム番号:8.571366
8)
CD価格:1,600円(税込)
ヨーク・ボーエン(ボウエン 1884-1961)はロンドン生まれの作曲家。若い頃はサン=サーンスに「イギリスの若き作曲家の中で最も注目すべき存在」と絶賛され、第1次世界大戦の前までは、ピアニスト、作曲家として素晴らしい活躍をしました。しかし、大戦後は彼のような「後期ロマン派」風の音楽を書く人は排除されてしまい、結局は忘れられてしまったのです。最近になって再評価が進み、とりわけ「24の前奏曲」などのピアノ曲や、ヴィオラ・ソナタ(8.572580)などは、その独特の香り高い雰囲気が静かに愛されています。 このアルバムに収録された2つの弦楽四重奏曲は、どちらも比較的初期の作品で(第1番の四重奏は恐らく破棄されてしまったようです)古典的な形式に則って書かれています。第2番は「カーネギー・トラスト賞」を受賞した作品で、あのユージン・グーセンスに献呈されています。第3番も作曲時期はそれほど変わらないのですが、更に深化した表情を聴くことができます。幻想的五重奏曲は、更に味わいのある音楽であり、バス・クラリネットを用いた点でも珍しく、輝かしいイギリス音楽の系譜に付け加えられるべき名曲と言えそうです。
収録作曲家:
-
SDA48
Viola Infinity - ヴィオラ・インフィニティ [SDA48]Viola Infinity - JACOB, G. / KHACHATURIAN, A.I. / ROSSINI, G. / TCHAIKOVSKY, P.I. (Sda48)
発売日:2023年02月10日
NMLアルバム番号:SDAV-10001
CD国内盤価格:3,300円(税込、送料無料)
「ヴィオラという楽器の認知度を上げ、聴き手も弾き手も心から楽しめる音楽を」というコンセプトで2013年に立ち上げられたヴィオラ演奏集団「SDA48」。NHK「ららら♪クラシック」のヴィオラ特集、NHK-FM「今日は一日ビオラ三昧」の生ライブ出演などメディアの露出も多いSDA48。 このアルバム制作のためのクラウドファンディングも成功し、コロナ禍を経て満を持してのセカンドアルバムです。選りすぐりの12人のメンバー、総数48本の弦によるヴィオラのみのアンサンブルでお届けします。 今回のアルバムでは、ヴィオラのために書かれた既存のオリジナル曲、ヨーク・ボウエンの「4つのヴィオラのためのファンタジー」、ゴードン・ジェイコブの「8つのヴィオラのための組曲」に加え、ロッシーニの「ウィリアム・テル」序曲、チャイコフスキー の「くるみ割り人形」より「小序曲」「行進曲」「トレパック」「花のワルツ」、ハチャトゥリアンの「剣の舞」、モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」というクラシックの名曲をSDA48メンバーの飯田香による編曲で収録。人間の声に最も近いとされるヴィオラならではの、温かみのある音色、豊かで心地よい響きをご堪能いただくことができます。 世界的にも珍しい、ヴィオラアンサンブルの稀有な作品をお楽しみください。
-
Ascent
ヴィオラとピアノのための作品集 [マシュー・リップマン(ヴィオラ)/ヘンリー・クレイマー(ピアノ)]Viola and Piano Recital: Lipman, Matthew / Kramer, Henry - ASSAD, C. / BOWEN, Y. / KNOX, G. / SCHUMANN, R. (Ascent)
発売日:2019年10月25日
NMLアルバム番号:CDR90000-184
CD価格:2,025円(税込)
アメリカの若いヴィオラ奏者、マシュー・リップマンの「Ascent」。このデビュー・アルバムは、彼の亡くなった母親に捧げられており、ゆったりとした美しい曲ばかりが選ばれています。なかでもショスタコーヴィチの即興曲は長らく行方不明になっていた作品(作品番号33は付随音楽「呼応計画」に付けられている)で、モスクワ国立公文図書館から発見された楽譜により世界初録音がなされています。また、ワックスマンの「カルメン幻想曲」も、ヴィオラで演奏されるのはこれが初めての録音となります。 ニューヨークタイムズ紙で「豊かな音色とエレガントなフレージング」と評されたリップマンの素晴らしい技巧と音楽性が存分に発揮されています。
-
20世紀のオーボエ・ソナタ集 [アレックス・クライン(オーボエ)/フィリップ・バッシュ(ピアノ)]
Oboe and Piano Recital: Klein, Alex / Bush, Phillip - BOWEN, Y. / EBEN, P. / DUTILLEUX, H. / BOZZA, E. / POULENC, F. (20th Century Oboe Sonatas)
発売日:2019年10月25日
NMLアルバム番号:CDR90000-186
CD価格:2,025円(税込)
-
バス・クラリネットと仲間たち -
a miscellany [イアン・ミッチェル/ジェミニ ]Clarinet Music - BOWEN, Y. / FRANCES-HOAD, C. / HARRISON, S. (Bass Clarinet and Friends - A Miscellany) (I. Mitchell, M. Foster, Szram, Gemini)
発売日:2018年11月28日
NMLアルバム番号:MSV28579
CD 2枚組価格:2,400円(税込)
イアン・ミッチェルはほとんどのクラリネット属の楽器を完璧に演奏することで知られる奏者です。このアルバムではバス・クラリネットに焦点を当て、響きの美しさやジャズと楽器の親和性を探っています。2枚のアルバムにはアメリカとイギリスの作品が収録されており、古典的なヨーク・ボーエンの曲から伝説的ジャズ・プレーヤー、ビル・スミス(本名:ウィリアム O.スミス)のジャズ・セット、モダンなハリソンの曲や、ヘレン・ローの作品など幅広い作風の曲を聴くことができます。ミッチェルが率いる「ジェミニ」の熟練のアンサンブルも聴きどころです。 2枚組特別価格でのご提供となります。
-
ヴィオラとオルガン [ロワイエ/ライトナー/トイフェル=リーリ]
Chamber Music - BOWEN, Y. / MARTIN, F. / SKÖLD, Y. / LEITNER, E.L. (Viola and Organ) (B. Royer, B. Leitner, Teufel-Lieli)
発売日:2018年08月29日
NMLアルバム番号:Gramola99168
CD価格:2,175円(税込)
20世紀から21世紀に書かれた「ヴィオラとオルガン」のための曲集。あまり耳にすることのない響きの組み合わせですが、どことなくエキゾチックな音色が独得の魅力を醸し出しています。 スウェーデンの作曲家ショルドの幻想曲は、重苦しいコラール風。曲の最後でヴィオラが切ないメロディを歌い上げます。ロマンティックな作風によるイギリスのボーエンの2作、オーストリアの現代作曲家ライトナーとスイスのマルタンの「教会ソナタ」はバロック期の様式に12音などの現代的な要素を加えた斬新な曲。ザルツブルクのモーツァルテウム大学で学んだロワイエとライトナーは、どちらも現代音楽を得意とし、このアルバムでも優れた演奏を披露しています。
-
ヴィオラとオーケストラのための英国音楽集 [カルス/ニュージーランド響/タッデイ]
Viola and Orchestra Music (Britain) - VAUGHAN WILLIAMS, R. / HOWELLS, H. / WALTON, W. / BOWEN, Y. (Callus, New Zealand Symphony, Taddei)
発売日:2018年05月25日
NMLアルバム番号:8.573876
CD価格:1,600円(税込)
20世紀の英国でヴィオラのための作品が数多く生まれたのは、名手プリムローズとターティスの存在に拠るところが大きいでしょう。とりわけターティスは、比較的「地味な楽器」であったヴィオラの音色を愛し、わざと大き目の楽器を製作。温かく豊かな音色を奏でたことで知られています。 このアルバムに収録されている4つの作品はどれもターティスのために作曲されましたが、ウォルトンの協奏曲だけは、モダン過ぎてターティスの好みにあわなかったようで、結局、初演のソリストはヒンデミットが務めました。確かにこの作品は近代的ですが、第1楽章での抒情性や、民謡風のメロディが印象的な第3楽章はとても親しみやすく、ターティスも後になって作品の真価を認め、自らのレパートリーに加えたということです。 他の3曲もヴィオラの魅力が存分に生かされており、素朴な雰囲気のヴォーン・ウィリアムズの「組曲」、悲痛な美しさに耳を奪われるハウエルズの「エレジー」、終楽章での長大なカデンツァが見事なボーエンの「協奏曲」と、どの曲も聴きどころたっぷりです。
収録作曲家:
-
Enigmas
イギリスのピアノ独奏曲と室内楽曲 [ワイリー]Piano Recital: Wyllie, Elspeth - ELGAR, E. / LEIGHTON, K. / BOWEN, Y. / SACKMAN, N. / RUBBRA, E. (Enigmas)
発売日:2017年06月30日
NMLアルバム番号:DDA25145
CD価格:2,400円(税込)
-
ブリテン島から
ケネス・スミス フルート・リサイタル [スミス/ローズ]Flute and Piano Recital: Smith, Kenneth / Rhodes, Paul - ARNOLD, M. / BANTOCK, G. / LAMB, P. / SCOTT, C. / LEIGHTON, K. (From the British Isles)
発売日:2015年06月24日
NMLアルバム番号:DDA21223
CD 2枚組価格:2,224円(税込)
ロンドンの名オーケストラ、フィルハーモニア管弦楽団で長きに渡って首席奏者を務めてきたフルーティスト、ケネス・スミスと、彼の長年のデュオ・パートナーであるポール・ローズによるイギリスのフルート作品です。古典派からロマン派、近現代までフルート音楽の分野の最前線を走ってきたケネス・スミスの驚異的な音楽性と妙技は、オーケストラ・プレイヤーとしてもソリストとしても高く評価され続けています。 この2枚組みは、以前、ASVレーベルから発売されていた「イギリスのフルート音楽第1集“夏の音楽”」を初めとしたアルバムの中から抜粋した曲に、2007年に録音されたピーター・ラムの「フルート・ソナタ」を加えて再編集されたものです。
-
イギリスのヴィオラとピアノの音楽集 [ブラッドリー]
Viola Recital: Bradley, Sarah-Jane - BAINTON, E.L. / HOLLAND, T. / BOWEN, Y. / BANTOCK, G. (English Music for Viola and Piano)
■器楽曲(ヴィオラ)
発売日:2012年09月19日
NMLアルバム番号:8.572761
CD価格:1,600円(税込)
イギリス生まれの名ヴィオラ奏者、ライオネル・ターティス(1876-1975)はヒンデミットやプリムローズとともに、ヴィオラという楽器の地位向上に貢献した人で、ヴィオラの持つ豊かな響きの魅力を広く喧伝しました。このアルバムに収録された4つの作品は、全て彼の存在に触発されたものであり、どれも強烈な印象を有しています。ベイントンの「ソナタ」は、戦争の面影を有した憂鬱な風情の曲。ホランドの「組曲」は独創的で、ボーエンの「小品」は短いながらも情熱にあふれたもの。そしてロマンティックで長大なバントックの「ソナタ」はまさにイギリス音楽を代表する名作。まだまだ知らない名曲が埋もれていることを実感させてくれます。