オンスロウ(ジョルジュ) Onslow, George
生没年 | 1784-1853 | 国 | フランス |
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辞書順 | 「オ」 | NML作曲家番号 | 58365 |
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オンスロウ(1784-1853):
〈弦楽五重奏曲集 第4集〉
弦楽五重奏曲 第23番・第31番 [エラン五重奏団]ONSLOW, G.: String Quintets, Vol. 4 - Nos. 23 and 31 (Elan Quintet)
発売日:2021年04月09日
NMLアルバム番号:8.574187
CD価格:1,600円(税込)
フランス古典派の作曲家オンスロウ。ロンドンでクラーマーにピアノを学び、パリではレイハに作曲を学び、古典派からロマン派への橋渡し的な作品を数多く書きあげました。貴族のたしなみとして狩猟を好み、その際の事故で聴力を失うというアクシデントのためか「フランスのベートーヴェン」と呼ばれることもある彼ですが、生活に困窮していたわけではなく、作曲活動はあくまでも趣味としてのもの。とりわけ弦楽のための作品が優れており、弦楽四重奏曲も弦楽五重奏曲も各々30以上の作品が残されています。 彼の弦楽五重奏曲は、少し前の時代に活躍したボッケリーニのようなチェロに重点が置かれているものではなく、コントラバスの低音を存分に生かした重厚な響きが特徴。これは、彼がコントラバスの名手ドラゴネッティと出会ったことで、アンサンブルにコントラバスを加えることを決意し、充実した低音を持つ五重奏が完成したのです。 第4集には晩年の成熟した作風による第31番と、中期の第23番を収録。迫力ある響きが楽しめます。
収録作曲家:
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オンスロウ(1784-1853):
〈弦楽五重奏曲集 第3集〉
弦楽五重奏曲 第28番・第29番 [エラン五重奏団]ONSLOW, G.: String Quintets, Vol. 3 - Nos. 28 and 29 (Elan Quintet)
発売日:2019年01月18日
NMLアルバム番号:8.573887
CD価格:1,600円(税込)
古典派からロマン派への橋渡し的存在として知られる作曲家オンスロウ。若い頃、狩に出かけた際に事故で聴力を失ったにもかかわらず、4曲の交響曲をはじめ、室内楽を中心に数多くの作品を残したことで知られています。とりわけ弦楽の作品とは親和性が高く、弦楽四重奏曲や弦楽五重奏曲は30を超える作品が書かれています。 このアルバムには2曲の弦楽五重奏曲を収録。どちらもコントラバスの低音がうまく用いられており、音色に深みが出ています。1847年頃に書かれた第28番はメンデルスゾーンの影響も感じられる充実した作品で、第2楽章のアダージョの美しさが聴きどころです。第29番はシューベルトを思わせる、突然の転調が見事な作品。憂愁漂うラルゲットは完全にロマン派の音楽です。
収録作曲家:
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ロマン派のヴィオラ・ソナタ集
オンスロウ/メンデルスゾーン/カリヴォダ [戸川ひより/グリゴリアン]Viola and Piano Music (Romantic) - ONSLOW, G. / MENDELSSOHN, Felix / KALLIWODA, J.W. (Romantic Viola Sonatas) (Hiyoli Togawa, Grigoryan)
発売日:2018年01月26日
NMLアルバム番号:8.573730
11)
CD価格:1,000円(税込)
オーケストラの中でも「地味な存在」と見做されてしまう楽器「ヴィオラ」。ソロ楽器として扱われることはほとんどなく、また響きもヴァイオリンとチェロの中間を担う役割であり、どうしても埋没してしまいがちです。20世紀になってヒンデミットを筆頭に、バルトーク、ウォルトンたちがヴィオラのための作品を書いたことでようやく注目を浴びるようになりました。 しかし、19世紀にヴィオラのための名作がなかったわけではありません。15歳のメンデルスゾーンが書いた美しい「ヴィオラ・ソナタ」をはじめ、オンスロウのエレガントなチェロ・ソナタ(ヴィオラ用に編曲)、シンプルで落ち着いた旋律が魅力のカリヴォダの「夜想曲」。これら3曲はヴィオラの持つ音色の特性を活かした素晴らしい作品です。 演奏しているのは、オーストラリアと日本の血をひくヴィオラ奏者戸川ひより。2014年に開催されたブラームス国際コンクールに入賞した逸材です。
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France Revisited
フランスのピアノ・デュオ [ピアノ・ア・ドゥ]Piano Duo Recital: Piano à Deux - ONSLOW, G. / DEBUSSY, C. / STOODLEY, Linda Ang (France Revisited)
発売日:2017年12月22日
NMLアルバム番号:DDA25132
CD価格:2,400円(税込)
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オンスロウ(1784-1853):
〈弦楽五重奏曲集 第2集〉
弦楽五重奏曲 第10番・第22番 [エラン五重奏団]ONSLOW, G.: String Quintets, Vol. 2 - Nos. 10 and 22 (Elan Quintet)
発売日:2017年09月29日
NMLアルバム番号:8.573689
CD価格:1,600円(税込)
ロンドンでクラーマーにピアノを学び、パリではレイハに作曲を学んだオンスロウ。彼が活躍した時代は古典派からロマン派への過渡期であり、古典的な形式を保ちながらも、曲の中に新奇的なアイデアを盛り込み、とりわけ室内楽曲はシューマンやメンデルスゾーンに高く評価されました。 35曲ある彼の弦楽五重奏曲のほとんどはアマチュアの愛好家のために書かれたもので、演奏も比較的平易ですが、第10番はベートーヴェン風の味わいを持ち、第22番の遊び心たっぷりの曲想は明らかにシューベルトに影響を与えています。
収録作曲家:
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オンスロウ(1784-1853):
弦楽五重奏曲集 第1集 [エラン五重奏団]ONSLOW, G.: String Quintets, Vol. 1 - Nos. 20 and 26 (Elan Quintet)
発売日:2016年09月21日
NMLアルバム番号:8.573600
CD価格:1,600円(税込)
同性愛のスキャンダルから逃れるために、フランスに亡命していたイングランドの貴族を父に持つ古典派の作曲家オンスロウ(1784-1853)。貴族のたしなみとして狩猟を好み、その際の事故で聴力を失うというアクシデントのためか「フランスのベートーヴェン」と呼ばれることもある彼ですが、生活に困窮していたわけではなく、作曲活動はあくまでも趣味としてのもの。とは言え、その格調高いメンデルスゾーンを思わせる作風は、同時代の人たちにも大変愛されていました。この弦楽五重奏曲は、少し前の時代に活躍したボッケリーニの作品のようなチェロに重点を置いたものではなく、通常の弦楽四重奏にコントラバスを加えた「低音が際立つ」編成となっています。そもそも彼自身は初期の作品ではヴィオラ、もしくはチェロが2台という編成を取っていたのでが、コントラバスの名手ドラゴネッティと出合ったことで、アンサンブルにコントラバスを加えることを決意し、充実した低音を持つ五重奏が完成したのです。
収録作曲家:
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オンスロウ(1784-1853):
チェロ・ソナタ集 [クリーゲル/ティヒマン]ONSLOW, G.: Cello Sonatas, Op. 16, Nos. 1-3 (Kliegel, Tichmann)
■器楽曲(チェロ)
発売日:2013年03月20日
NMLアルバム番号:8.572830
3)
CD価格:1,600円(税込)
イングランドの貴族を父に持つも(父方の祖父が伯爵だった)、諸事情で…父親が当時禁じられていた同性愛の疑惑を受けたため亡命していた…フランスに生まれたオンスロウ(1784-1853)。基礎教育はロンドンで受け、クラーマーやドゥシェクから音楽を学びます。その後パリにもどり、1792年にはメユールのオペラを観て強い影響を受けました。作曲はパリで高名であったライハに師事、ここで数多くの室内楽作品を作曲し名を揚げます。 ここに収録された3つのチェロ・ソナタは1820年に完成され、翌年パリで出版されたもの。よくベートーヴェンのソナタと比較されるほどの高い完成度を持ち、古典的な形式の中に魅力的な音が仕込まれています。優美さと力強さを兼ね備え、モダンな風貌も持つ精巧な作品です。
収録作曲家:
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マリア・クリーゲル(チェロ)
アニヴァーサリー・エディション[3枚組 BOX] [マリア・クリーゲル(チェロ)他]KLIEGEL, Maria: Anniversary Edition
発売日:2022年11月11日
NMLアルバム番号:8.578370-72
CD 3枚組価格:3,200円(税込、送料無料)
2022年に70歳となった名チェリスト、マリア・クリーゲルが、自らナクソスの膨大なディスコグラフィーの中から選んだコレクションBOX。 ドイツで生まれた彼女は10歳からチェロをはじめ、アメリカにわたりインディアナ大学にてヤーノシュ・シュタルケルに師事、1981年にはロストロポーヴィチ国際コンクールでグランプリを受賞したことでロストロポーヴィチとヨーロッパ・ツアーを行うなど世界的に注目を集めました。以降、演奏家と教師として活動しつつ、数多くの録音を発表。 このアルバムには、グラミー賞にノミネートされたJ.S.バッハのチェロ組曲からの抜粋をはじめ、ベートーヴェンやオンスロウなどの古典派作品、彼女が得意とするサン=サーンスのチェロ協奏曲の楽章、技巧が冴えわたる近現代作品までを収録。 また、彼女が使用している楽器はモーリス・ジャンドロンが30年以上にわたって使用していた1693年製のストラディヴァリウス「エクス・ジャンドロン」を中心に、いずれも17世紀から18世紀の銘器であり、その芳醇で温かみのある音色もお楽しみいただけます。
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「フランス・ロマン派音楽への誘い」 [CD10枚組BOX/限定盤]
オペラ、オペレッタ、声楽作品から管弦楽、ピアノ作品まで [ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)ユディト・ファン・ワンロイ(ソプラノ)アルタヴァスト・サルキシャン(テノール)シリル・デュボワ(テノール)タシス・クリストヤンニス(バリトン)テディ・パパヴラミ(ヴァイオリン)パスカル・アモワイヤル(ピアノ)マルク・ミンコフスキ(指揮)エルヴェ・ニケ(指揮)クリストフ・ルセ(指揮)カンビーニ=パリ四重奏団 ほか多数]発売日:2019年11月22日
CD 10枚組価格:5,775円(税込、送料無料)
活動10周年!
ロマン派フランス音楽センターが誇りを持っておくる、レーベルを越えた大コンピレーション!フランス文化人たちにとって重要な場所でありつづけてきたイタリアのヴェネツィアに本拠を置き、フランス音楽史の再発見を目指すパラツェット・ブリュ・ザーネ(ロマン派フランス音楽センター)は、文化史でいう「長い19世紀」(フランス革命から第一次大戦勃発までの期間)に生み出され、人々を熱狂させた後忘れられてしまったフランスのロマン派~近代音楽史を再発見することに力をいれています。 2009年より様々なレーベルとの共同作業でCDを製作してきた彼らの活動10周年を記念したBOXが登場。2012年からは、マドリッドに拠点をおくセメル・プロジェクストス・ムジカレスと共にエディシオネス・シングラレス(EDICIONES SINGULARES)の名称でCDのリリースを行なってきましたが、2018年よりレーベル名をブリュ・ザーネ(BRU ZANE)に改名しました。 このBOXセットには、自社以外にもこれまで協力してきたALHPA、RICERCAR、GLOSSA、APARTÉ、ERATO、TIMPANI、NAÏVEなど、数多くのレーベル音源を使用。他ではなかなか聴けない作曲家の作品を一堂に集めた収録内容は、曲目を見るだけでも圧巻といえます。ロマン派のフランス音楽を彼らならではの視点で俯瞰する、素晴らしいアルバムです。