グヴィ(ルイ・テオドール) Gouvy, Louis Theodore
生没年 | 1819-1898 | 国 | フランス |
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辞書順 | 「ク」 | NML作曲家番号 | 112771 |
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発売日:2015年07月29日
CD 4枚組価格:4,890円(税込、送料無料)
フランスとドイツの境界地域ゴフォンテーヌ(現在はドイツ領ザールブリュッケン)で生まれたため、フランス市民権を得ることができず、パリ音楽院に入学できなかったというグヴィ(1819-1898)。この国境問題は、進学だけでなく、その後の彼の人生にも大きな影響を与え、結局のところ彼の作品は、ドイツでもフランスでも高い評価を得ることができず、そのまま忘れ去られてしまった悲劇の作曲家です。彼の作品が再び世に出たのは、実に1994年のこと。その素晴らしい「レクイエム」がきっかけとなり、少しずつ録音、演奏機会も増えてきたのは喜ばしい限りです。 そんなグヴィ、この交響曲全集はファンにとっても嬉しい1セットとなるでしょう。フランス音楽の権威でもある指揮者メルシエは、これらの交響曲に新たな光を当て、その雄弁な響きを存分に引き出しています。ベルリオーズともシューマンとも違う斬新な音楽をお聞きください。
収録作曲家:
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グヴィ(1819-1898):
4手のためのピアノ・ソナタ集 [ナウモフ/Yau Cheng]GOUVY, L.T.: Sonatas for Piano 4 Hands, Opp. 36, 49 and 51 (Naoumoff, Yau Cheng)
発売日:2014年11月26日
NMLアルバム番号:GP676
CD
通常価格:1,824円→ 特価!:690円(税込)19世紀フランスの作曲家テオドール・グヴィ(1819-1898)。しかし彼が生まれた頃、生地はドイツとフランスの係争地帯に属していたため、フランス国籍を取得できず、希望していたパリ音楽院に進学することができませんでした。結局ドイツで個人的に勉強を続け、そのまま作曲家として活動を始めたのですが、その作風も、ドイツ風とフランス風の中庸であり、没後はそのまま忘れられてしまったという人です。 そんな彼の作品は交響曲をはじめ、声楽曲、そして器楽曲など多岐にわたりますが、そのピアノ曲の多くは4手のために書かれています。1860年台に書かれたこの3つのソナタは、エレガントな風情を持つもので、フランスに憧れたグヴィといえども、作品にはシューベルトやシューマンの影響が現れているようです。すっかり忘れられてしまった作曲家ですが、これらの作品には紛れない独創性が感じられます。
収録作曲家:
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グヴィ(1819-1898):
管弦楽作品集 [ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団/ジャック・メルシエ指揮]GOUVY, L.T.: Symphony No. 4 / Symphonie brève / Fantaisie Symphonique (German Radio Saarbrücken-Kaiserslautern Philharmonic, Mercier)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2013年03月20日
NMLアルバム番号:777382-2
CD価格:2,608円(税込)
既発の交響曲第3番&第5番(777379-2)が好評、ロマン派の作曲家グヴィ(1819-1898 ゴウヴィ)。今作は交響曲第4番と、まるでベルリオーズと張り合うかのような「幻想的交響曲」を中心とした1枚です。 彼はその生涯の活躍場所をフランスとドイツで分け合ったため、結果的には「どっちつかず」の人として評価されてしまいましたが、この作品を聴く限り、やはり構成はドイツ的であり、とりわけこの第4番は悲劇的要素が強い重厚なものです。1856年、作品の初演時にはトマとグノーが出席し惜しみない称賛を送ったとされています。「幻想」の方は、彼の華麗な表現が炸裂したもので、旋律の豊かさと自然な音楽の流れは、更に多くのファンを獲得するだけのパワーを有しています。
収録作曲家:
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ルイ・テオドール・グヴィ(1819-1898):
交響曲集 第3集
交響曲 第1番・第2番 [ジャック・メルシエ指揮]GOUVY, L.T.: Symphonies Nos. 1 and 2 (German Radio Saarbrücken-Kaiserslautern Philharmonic Orchestra, Mercier)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2012年01月18日
NMLアルバム番号:777381-2
3)
CD価格:2,608円(税込)
フランスとドイツの国交紛争に巻き込まれた悲劇の作曲家グヴィの交響曲集の第3集です。ここでは最初の2つの交響曲を収録しています。彼の初期の交響曲である第1番から第5番までは1845年から1857年に書かれていて、そのどれもが4楽章形式であり、この最初の2つの交響曲に使われたモティーフを発展させることはありませんでした。とは言え、どれもが画一的かというと、そうではなく、例えば転調や動機の扱いは驚くほどの工夫が凝らされており、交響曲の伝統を踏まえた洗練と妙技を味わうことができるのです。 第1集(第3番&第5番)は777379-2、第2集(第6番&シンフォニエッタ)は777380-2に収録されていて、こちらも併せて聴いていただけると、この作曲家がどのように変化していったかがわかることでしょう。どれもフランスの名指揮者メルシエによる見事な演奏です。
収録作曲家:
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発売日:2022年06月10日
CD 6枚組価格:5,100円(税込、送料無料)
Grand Pianoレーベル10周年記念企画!まずはサン=サーンス、サティ、ドビュッシーの曲目に注目。世界初録音曲がずらっと並んでいます。録音にあたって演奏者や研究者が徹底的な楽譜の捜索や校訂を行い、「過去のCD企画を超えるものを!」とこだわり抜いた成果です。ちなみにサティでは最新の研究によって多くの過ちが修正された2016年出版のサラベール版を使用しています。さらに知名度の低い作曲家のセレクションもユニーク。ベルリオーズがその無名を嘆いたグヴィの初期ロマン派風の連弾ソナタ、ジョスランの子守歌のイメージしかないゴダールを見る目が変わる堂々の3楽章幻想曲、ひたすらに深遠で巨大なダンディのソナタなど、フランスピアノ音楽史の路傍の銘花をじっくりと堪能できるBOXセットです。 ――吉池拓男(監修)
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「フランス・ロマン派音楽への誘い」 [CD10枚組BOX/限定盤]
オペラ、オペレッタ、声楽作品から管弦楽、ピアノ作品まで [ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)ユディト・ファン・ワンロイ(ソプラノ)アルタヴァスト・サルキシャン(テノール)シリル・デュボワ(テノール)タシス・クリストヤンニス(バリトン)テディ・パパヴラミ(ヴァイオリン)パスカル・アモワイヤル(ピアノ)マルク・ミンコフスキ(指揮)エルヴェ・ニケ(指揮)クリストフ・ルセ(指揮)カンビーニ=パリ四重奏団 ほか多数]発売日:2019年11月22日
CD 10枚組価格:5,775円(税込、送料無料)
活動10周年!
ロマン派フランス音楽センターが誇りを持っておくる、レーベルを越えた大コンピレーション!フランス文化人たちにとって重要な場所でありつづけてきたイタリアのヴェネツィアに本拠を置き、フランス音楽史の再発見を目指すパラツェット・ブリュ・ザーネ(ロマン派フランス音楽センター)は、文化史でいう「長い19世紀」(フランス革命から第一次大戦勃発までの期間)に生み出され、人々を熱狂させた後忘れられてしまったフランスのロマン派~近代音楽史を再発見することに力をいれています。 2009年より様々なレーベルとの共同作業でCDを製作してきた彼らの活動10周年を記念したBOXが登場。2012年からは、マドリッドに拠点をおくセメル・プロジェクストス・ムジカレスと共にエディシオネス・シングラレス(EDICIONES SINGULARES)の名称でCDのリリースを行なってきましたが、2018年よりレーベル名をブリュ・ザーネ(BRU ZANE)に改名しました。 このBOXセットには、自社以外にもこれまで協力してきたALHPA、RICERCAR、GLOSSA、APARTÉ、ERATO、TIMPANI、NAÏVEなど、数多くのレーベル音源を使用。他ではなかなか聴けない作曲家の作品を一堂に集めた収録内容は、曲目を見るだけでも圧巻といえます。ロマン派のフランス音楽を彼らならではの視点で俯瞰する、素晴らしいアルバムです。