クラ(ジャン)
Cras, Jean
生没年 | 1879-1932 | 国 | フランス |
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辞書順 | 「ク」 | NML作曲家番号 | 24560 |
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見えざるものたち
クラ(1879-1932)
フェルー(1900-1936)
スラージュ(1894-1970):
チェロ・ソナタ集 [アストリグ・シラノシアン、ナタナエル・グーアン]Cello and Piano Recital: Siranossian, Astrig / Gouin, Nathanaël - CRAS, J. / FERROUD, P.-O. / SOULAGE, M. (Invisibles)
発売日:2024年11月01日
NMLアルバム番号:ALPHA1085
CD価格:2,775円(税込)
アストリグ・シラノシアンが紐解く、
フランス20世紀前半の知られざるチェロ・ソナタの魅力リヨン出身、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの出演などで日本でもお馴染みのチェリスト、アストリグ・シラノシアンと、彼女と長く共演を続けているナタナエル・グーアンによる、知られざる作品を集めたアルバム。 アンリ・デュパルクと生涯親交を持ち、軍人でもあったジャン・クラがまだ22歳の若きフランス海軍士官だった頃のソナタは30分の演奏時間を要する立派なもので、形式とテクスチャー構成の習得における彼の早熟さを物語っています。 フローラン・シュミットに師事し音楽評論家としても活躍したピエール=オクターヴ・フェルーのソナタは、小規模ながら洒脱な親しみやすい作品。将来を嘱望された彼ですが、このソナタを作曲した4年後に交通事故で亡くなってしまいます。 マルセル・スラージュはパリのコンセルヴァトワールでナディア・ブーランジェの教えを受け、その作品は多くの賞を受賞し戦後はコンセルヴァトワールで音楽理論の教授も務めていました。現在ではその名前を聴くことはあまりありませんが、ここに収められたソナタも独創性に溢れています。 シラノシアンはフランス近代音楽史からいつの間にか見えなくなってしまったこれらの作品に深く寄り添い、その魅力と重要性を引き出す素晴らしい演奏を聴かせています。 -
Avant l'orage - 嵐の前
フランスの弦楽三重奏曲集(1926-1939)
トマジ、クラ、グエ、フランセ
カサドシュ、サマズイユ、ピエルネ [ブラック・オーク・アンサンブル]String Trios (French) - CASADESUS, R. / CRAS, J. / FRANÇAIX, J. / PIERNÉ, G. / SAMAZEUILH, G. / TOMASI, H. (Avant l'orage) (Black Oak Ensemble)
発売日:2022年10月28日
NMLアルバム番号:CDR90000-212
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
シカゴを拠点に国際的に活躍する弦楽三重奏団「ブラック・オーク・アンサンブル」。この2枚組アルバムでは、2つの世界大戦の間に書かれたスタイリッシュでウィットに富んだフランスの作品集を聴くことができます。 世界初録音を含む7つの作品は、そのほとんどが当時活躍したフランスのアンサンブル「パスキエ・トリオ」に献呈されたものです。プロヴァンス民謡を元にした美しいフィナーレが印象的なトマジの「ディヴェルティスマンの形式による弦楽三重奏曲」、ブルターニュにもたらされたケルト音楽の影響が感じられるクラの三重奏曲、第二次世界大戦の出征前夜に作曲されたというグエの三重奏曲、風刺の効いたピエルネの小品集など、どれも作曲家の個性溢れる曲想を持っています。印象派風の神秘的な曲から、ジャズ風の軽やかな音楽まで様々な雰囲気を持つ音楽をお楽しみください。
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「フランス・ロマン派音楽への誘い」 [CD10枚組BOX/限定盤]
オペラ、オペレッタ、声楽作品から管弦楽、ピアノ作品まで [ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)ユディト・ファン・ワンロイ(ソプラノ)アルタヴァスト・サルキシャン(テノール)シリル・デュボワ(テノール)タシス・クリストヤンニス(バリトン)テディ・パパヴラミ(ヴァイオリン)パスカル・アモワイヤル(ピアノ)マルク・ミンコフスキ(指揮)エルヴェ・ニケ(指揮)クリストフ・ルセ(指揮)カンビーニ=パリ四重奏団 ほか多数]発売日:2019年11月22日
CD 10枚組価格:5,775円(税込、送料無料)
活動10周年!
ロマン派フランス音楽センターが誇りを持っておくる、レーベルを越えた大コンピレーション!フランス文化人たちにとって重要な場所でありつづけてきたイタリアのヴェネツィアに本拠を置き、フランス音楽史の再発見を目指すパラツェット・ブリュ・ザーネ(ロマン派フランス音楽センター)は、文化史でいう「長い19世紀」(フランス革命から第一次大戦勃発までの期間)に生み出され、人々を熱狂させた後忘れられてしまったフランスのロマン派~近代音楽史を再発見することに力をいれています。 2009年より様々なレーベルとの共同作業でCDを製作してきた彼らの活動10周年を記念したBOXが登場。2012年からは、マドリッドに拠点をおくセメル・プロジェクストス・ムジカレスと共にエディシオネス・シングラレス(EDICIONES SINGULARES)の名称でCDのリリースを行なってきましたが、2018年よりレーベル名をブリュ・ザーネ(BRU ZANE)に改名しました。 このBOXセットには、自社以外にもこれまで協力してきたALHPA、RICERCAR、GLOSSA、APARTÉ、ERATO、TIMPANI、NAÏVEなど、数多くのレーベル音源を使用。他ではなかなか聴けない作曲家の作品を一堂に集めた収録内容は、曲目を見るだけでも圧巻といえます。ロマン派のフランス音楽を彼らならではの視点で俯瞰する、素晴らしいアルバムです。