シュトラウス(フランツ・ヨーゼフ) Strauss, Franz Joseph
生没年 | 1822-1905 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「シ」 | NML作曲家番号 | 17100 |
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フランツ&リヒャルト・シュトラウス:
ロマンティック・ホルン作品集 [ハン・シャオメイ]Horn Recital: Han, Xiaoming - STRAUSS, F.J. / STRAUSS, R. (Romantic Works for Horn)
■器楽曲
発売日:2014年04月23日
NMLアルバム番号:OC1804
CD価格:2,475円(税込)
リヒャルト・シュトラウスの父親、フランツ・ヨーゼフ・シュトラウスはミュンヘン宮廷歌劇場の首席ホルン奏者を務めていました。当時の歌劇場では、ワーグナーなどの当時としては先鋭的な作品が上演され、父ヨーゼフはそれらを演奏していたにも拘わらず、彼は全く評価することなく、「ジュピター交響曲は最も偉大な作品である」とモーツァルトを全力で賛美していたといいます。 そんな父を持ったリヒャルト。20歳頃までは父の教えに従い、かなり保守的な作品を書いていたのですが、その後の方向転換はご存知の通り。父親がどれほど眉をひそめたかは想像に難くありません。このアルバムでは、そんな父と子、そしてここから派生した「もうひとりのティル」を収録し、ホルンの妙技を通して、当時の音楽事情にも目を向けようという意図が感じられます。ちなみに「アルプホルン」はリヒャルトが14歳の時の作品。すでに型にはまることのない息子の才能が溢れ出しているように思われます。 ここでホルンを吹くハン・シャオメイもホルン奏者を父に持ち、10歳からホルンを始めた人。共感溢れる歌心はそんな中から生まれたのでしょう。
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ハンスイェルク・アンゲラーの芸術
モーツァルトから現代作品まで
[9枚組 BOX] [ハンスイェルク・アンゲラー(ナチュラル・ホルン、ホルン、狩猟ホルン)]発売日:2024年11月29日
CD 9枚組価格:6,675円(税込、送料無料)
ハンスイェルク・アンゲラー(1955-)は、オーストリアを代表するホルン奏者および指揮者であり、ホルンとナチュラルホルンを中心に、狩猟ホルンなど幅広い楽器で独自の解釈による演奏を聴かせます。 アンゲラーはチロル生まれ。インスブルックのチロル音楽院とザルツブルクのモーツァルテウム大学で学び、著名なホルン奏者ヘルマン・バウマンにも師事しました。1976年から1980年までインスブルック交響楽団のホルン奏者を務め、その後チロル音楽院およびモーツァルテウム大学で教授として活躍。さらに、ニュルンベルク音楽大学でも教鞭を執り、次世代のホルン奏者を育成するとともに、ウィーン・フィルやカメラータ・ザルツブルクなど著名なオーケストラと共演し、ホルンとナチュラルホルンのソリストとして国際的な評価を受けています。また、現代作曲家エーダーやクロルなどが彼のために作品を書いており、これらの録音は高く評価されています。 録音も数多く、特に2006年に録音したモーツァルトのホルン協奏曲は、オーストリア放送協会から「パスティッチョ賞」を受賞しました。指揮者としても活躍する彼は、2002年にザルツブルク・ウインド・フィルハーモニックの首席指揮者に就任して以来、世界有数のシンフォニック・ウインド・オーケストラへと育て上げ、印象的なコンサートと録音で成功を収めています。この『ハンスイェルク・アンゲラーの芸術』では、数多くの録音の中から多彩なレパートリーを紹介。独奏からアンサンブルまで、ホルン演奏の芸術を極めて魅力的な方法で体験させてくれます。
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コネクションズ
ドイツのホルン音楽 [ローレンス・デイヴィス、ヘレン・デイヴィス]Horn and Piano Recital: Davies, Laurence / Davies, Helen - BEETHOVEN, L. van / SCHUMANN, R. / STRAUSS, R. (Connections: The German Horn)
発売日:2023年11月17日
NMLアルバム番号:WHR084
CD価格:2,100円(税込)
フィルハーモニア管とロイヤル・フィルの首席ホルン奏者を長年務め、2021年には再びフィルハーモニア管に復帰した名手ローレンス・デイヴィスのソロ・アルバム。 ピアノを担当するのは実の母であるヘレン・デイヴィスで、2人での録音は今回が初めてとのこと。2020年のロックダウンで人と人との繋がり(connections)について考えた彼らは、ヘレンの父親がイギリス系ドイツ人であったことからこのアルバムの構想を広げました。 ベートーヴェンの名曲に始まりヨーゼフ&リヒャルト・シュトラウス父子の作品、そしてヒンデミットを収録。最後に収められたクックはヒンデミットに学んでその作風を受け継いだイギリスの作曲家で、今回のテーマにまさにぴったりの選曲といえそうです。安定した技術と表現力が聴きものです。
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Cello meets Harp
チェロとハープの出会い [マティアス・ヨハンセン(チェロ)/ジルケ・アイヒホルン(ハープ)]Cello and Harp Recital: Johansen, Mathias / Aichhorn, Silke - FAURÉ, G. / KRAFT, N. / OBERTHÜR, C. / TOURNIER, M. / VERDALLE, G. (Cello meets Harp)
発売日:2021年06月11日
NMLアルバム番号:555463-2
CD価格:1,800円(税込)
チェロとハープが生み出す魅力的な音楽を広めるために、2018年にデュオを結成したチェリスト、マティアス・ヨハンセンとハープのジルケ・アイヒホルン。19世紀にはフリードリヒ大王がハープ奏者を雇い、自身のフルートや、ヴァイオリニストのベンダ、グラウンと共演させるなど様々な試みを行っただけではなく、革命以前のフランスでもヴァイオリンとの共演が貴族の間で流行していたため、ヴァイオリンとハープの組み合わせの曲は多いのすが、残念なことにチェロとハープのためのオリジナル曲はあまり残されておりません。 そこでヨハンセンとアイヒホルンは様々なオーケストラ作品や器楽曲をアレンジし、見事な演奏を披露、聴き手は新しい魅力を体験することができます。