ボクサ(ニコラ・シャルル) Bochsa, Nicholas Charles
生没年 | 1789-1856 | 国 | |
---|---|---|---|
辞書順 | 「ホ」 | NML作曲家番号 | 19859 |
-
Dathanna: Hues & Shades
クラリネットとハープで聴く名曲集 [バージナルド・ラッシュ(クラリネット)/フィオナ・グライソン (ハープ)]Clarinet and Harp Arrangements - PIERNÉ, G. / CAHUZAC, L. / SAINT-SAËNS, C. / SATIE, E. / DEBUSSY, C. (Dathanna: Hues and Shades) (B. Rash, F. Gryson)
発売日:2024年02月16日 NMLアルバム番号:ORC100278
CD価格:2,175円(税込)
-
『知られざるベルリオーズ時代のオーボエ』
フランス初期ロマン派のオーボエ作品 [クリストファー・パラメタ、オリヴィア・シャム]Early French Romantic Music for Oboe and Piano - BOCHSA, N.-C. / BROD, H. / JADIN, L.-E. / KALKBRENNER, F. (Berlioz's Lost Oboe) (Palameta, Sham)
発売日:2023年01月27日 NMLアルバム番号:RAM2108
CD価格:2,475円(税込)
現代モデル誕生直前に作られた二つのオリジナル楽器で、ロマン派の真の響きへ!バロック期に宮廷楽団の楽器として弦楽合奏にいち早く加わり、近代的なオーケストラの歴史を早くから彩り続けてきた管楽器オーボエ。その発展史は意外に知られてはおらず、特に19世紀半ばにベーム式キーシステムが導入される前の楽器を独奏で聴ける機会は滅多にありません。 ここでその未知領域に迫るのは、カナダの古楽器奏者でターフェルムジークやアリオン・バロック・オーケストラの一員として世界的な活躍を続け、ATMAレーベルで18世紀型のオーボエを使った録音を世に問うてきたクリストファー・パラメタ。演奏に使ったのは1835年パリ製のオリジナル楽器で、現代型の構造が発案される直前のオーボエの姿を伝える貴重なモデル。オリヴィア・シャムが弾くピアノもパリ・エラール社のロンドン支部で作られた1840年製オリジナルで、こちらも現代式の大型金属フレームが採用される少し前のモデルです。 二人はショパンやベルリオーズがパリにいた時期、当時のオーボエのために綴られた作品を厳選。素材の温もりを感じさせる美音を通じ、初期ロマン派の作曲家たちが思い描いたであろう19世紀本来のオーボエの音色を現代に甦らせます。 フランス革命期に活躍したジャダンのスリリングな短調作品からリストの好敵手たちの独奏曲まで、当時の楽器ならではの音色と響きで超絶技巧一辺倒ではない魅力に気づかせてくれるピアノの存在感も聴き逃せないところ。Ramée特有の美麗外装を裏切らない、確かな時代感に裏打ちされた初期ロマン派古楽器アルバムです。
-
ソフィー・ガーユと
フランス第一帝政期のハープ伴奏歌曲 [マイリス・ド・ヴィルトレ、クララ・イザンベール]発売日:2022年10月14日
CD価格:2,475円(税込)
古楽器ハープの音色から紡ぎ出される、儚き時代の繊細な音楽の味わい近年フランスでバロック作品を中心に歌劇シーンを賑わせているマイリス・ド・ヴィルトレが、古楽器ハープの弾き手クララ・イザンベールと提案するプログラムのテーマは第一帝政期、つまりナポレオンの時代。18世紀末にマリー=アントワネットが女性を中心とした文化談義の場を華やがせ、その中心でハープという楽器の立場を大きく向上させた後、ナポレオンがフランス皇帝となった時代にもハープは「太古から存在する楽器」として古代帝国への憧憬をつのらせる文化人たちを魅了。楽器製作者の息子ナーデルマンや名手ボクサら数多くの俊才たちの妙技が人々を虜にするとともに、繊細な恋歌のための伴奏楽器としてもハープは大きな人気を獲得しました。 ヴィルトレとイザンベールは革命期から10代で作品を発表しはじめた早熟の女性作曲家ソフィー・ガーユの作品を中心に、この曲種にすぐれた手腕を発揮したジャダン兄や「愛の喜び」で知られるマルティーニ、ハープ奏者たちや歿後間もなく国際的名声を博したモーツァルトなど、19世紀初頭のフランスで動乱に戸惑う多くの人々の心を慰めた調べの数々を入念に選び、じっくり味わわせてくれます。 使用されているハープも当時のもの。ケルビーニの救出オペラやベートーヴェンの交響曲の影で歴史に埋もれていったままにしておくには惜しすぎる、繊細そのものの音楽世界をじっくりご堪能ください。
-
1825年
ヒストリカル・ハープによる“ウィーンのこだま” [エリザベ-ト・プランク(ハープ)]発売日:2019年08月23日
CD価格:2,475円(税込)
オーストリアの若きハープ奏者エリザベート・プランク。ウィーン国立音楽大学でハープを学び、来日経験もある俊英です。彼女のアルバムのタイトルである「1825」とは、楽器会社エラールが新しいハープ(No.3804)を製造した記念すべき年。それまでは様々な工夫を重ねながら、作品が求める半音階や転調に対応してきたハープですが、1811年にエラールが更なる改良を加え、現代のペダル・ハープの原型となる「ダブルアクション・ハープ」を発表。このアルバムでは前述の1825年に製造された“当時の最新型”である楽器で、その時代の作品を演奏するという意欲的な試みが行われています。 イギリス生まれ、ウィーンで名声を誇ったアルヴァーズの作品を中心に、世界初録音の曲も交えた様々な19世紀のハープ音楽を美しい音色でお楽しみいただけます。