Athene (Divine Art)
「Divine Art」傘下のレーベル。各時代の楽器による録音に力を入れており、18世紀後半から19世紀のスクエア・ピアノ・ソナタによる録音は特に評判が良い。
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フローベルガー(1616-1667):
〈チェンバロのための組曲集 第3集〉 [ギルバート・ローランド(チェンバロ)]FROBERGER, J.J.: Suites for Harpsichord, Vol. 3 (Rowland)
発売日:2023年05月19日 NMLアルバム番号:ATH23213
CD 2枚組価格:2,775円(税込)
バロック時代の組曲形式の創始者とみなされているフローベルガーの組曲のほとんどはアルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグの4曲で構成されていますが、この第3集にはジーグを欠く3曲構成の組曲もいくつか収録されています。内容は驚くほど多彩で、どれも聴きごたえがあります。 演奏は1946年スコットランド生まれのチェンバロ奏者ギルバート・ローランド。現在ヨーロッパにおける最古参奏者の一人で、DIVINE ARTレーベルのヘンデル:組曲や、NAXOSレーベルでのソレール:ソナタ全集、ラモー:クラヴサン曲集などが高く評価されています。
収録作曲家:
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THE VIOLIN IN MODENA
モデナのヴァイオリン
17世紀の無伴奏ヴァイオリン作品集 [ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)]Violin Recital: Skaerved, Peter Sheppard - COLOMBI, G. / VITALI, G.B. (The Violin in Modena)
発売日:2022年10月21日 NMLアルバム番号:ATH23214
CD価格:2,250円(税込)
2022年に英国王立ノーザン音楽大学の名誉教授に任命されたピーター・シェパード・スケアヴェズ。バロック期から現代作品まで幅広いレパートリーを持つヴァイオリニスト、音楽学者です。このアルバムでは17世紀末にイタリアのモデナで活躍した2人の作曲家の無伴奏作品をメインに採り上げ、2種類の歴史的銘器を用いて演奏しています。 ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリは、1666年にアカデミア・フィラルモニカ・ディ・ボローニャが設立された際の創設メンバーの一人。「ヴィターリのシャコンヌ」で知られるトマソ・アントニオ・ヴィターリの父親で、トリオ・ソナタの発展に貢献しコレッリやパーセルらに影響を与えた作曲家です。この「パルティータ集」はこれまでアンサンブル形式での録音はありましたが、無伴奏での録音はこれが初めてとなります。 一方、ジュゼッペ・コロンビはモデナ大聖堂の楽長として活躍しながら数多くの作品を遺しました。この「Scordatura e Composizioni Varie」はスコルダトゥーラ(変則調弦)を用いた作品を含むさまざまな舞曲集で、こちらも無伴奏での録音は初となります。 最後に置かれた4つの作品は17世紀の作曲家フランツ・ロストが編纂した156曲のコレクションに収められた曲。どれもスコルダトゥーラが用いられており、当時のヴァイオリンにおける超絶技巧の用法が窺える興味深い作品です。
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モーツァルト(1756-1791):
ピアノとヴァイオリンのための
6つのソナタ「パラティーヌ」 [ダニエル=ベン・ピエナール(ピアノ)/ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)]MOZART, W.A.: Violin Sonatas Nos. 18-23 (Palatine Sonatas) (Skaerved, Pienaar)
発売日:2022年04月15日 NMLアルバム番号:ATH23212
CD価格:2,250円(税込)
1777年10月末、パリへ赴く途中に立ち寄ったマンハイムでモーツァルトが書き始めたのは「クラヴィーア二重奏曲」と呼ぶピアノとヴァイオリンのためのソナタでした。翌年までに6曲が完成、1778年11月に「作品1」として出版され、パラティーヌ(プファルツ)選帝侯妃マリア・エリーザベト・アウグステに献呈されました。 ニ長調 K306を除くと、どれも2楽章形式で書かれており、これは当時全盛を誇っていたヨハン・クリスティアン・バッハ作品に倣ったものと考えられています。現代のヴァイオリン・ソナタとは違い、主役はピアノでヴァイオリンはどちらかというと伴奏役。しかし各々の楽器が紡ぎだす旋律は絶妙のバランスを持ち、有機的に結びついています。 演奏しているダニエル・ベン=ピエナールはバロックから初期ロマン派の作品を得意とするピアニスト。英国王立音楽院の教授を務め、AVIEレーベルやLINNレーベルから多くのアルバムを発表するベテラン。名手ピーター・シェパード・スケアヴェズが弾くヴァイオリンとともに見事な演奏を聴かせます。
収録作曲家:
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FLORISH IN THE KEY
1650-1700年ロンドンの無伴奏ヴァイオリン曲集 [ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)]Violin Recital: Skaerved, Peter Sheppard - BALTZAR, T. / CORELLI, A. / HAYM, N. / GASPARINI, F. / PURCELL, H. / TORELLI, G. (Florish in the Key)
発売日:2021年09月10日 NMLアルバム番号:ATH23211
CD価格:2,250円(税込)
17世紀から18世紀にかけて書かれたヴァイオリンのための作品を、当時の銘器を用いて演奏する「The Great Violins」シリーズで知られるピーター・シェパード・スケアヴェズ。このアルバムはシリーズには含まれておりませんが、やはり同時期に出版業者ジョン・ウォルシュによって出版された珍しい曲集を中心に、オリジナル楽器の演奏で紹介しています。 どれも1分から2分程度の短かさながら、パーセル、ビーバー、ペープシュ、コレッリ、トレッリなどの高名な作曲家から、恐らく王室に仕えていたと思われる無名の作曲家まで多彩な魅力を持つ曲が集められており、歴史的にも重要な1枚となっています。使用楽器はイングランド王チャールズ2世の宮廷楽団で用いられていた楽器です。 同時に収録されているのはリューベック出身、イングランドのチャールズ2世の有名な楽団「24のヴァイオリン」の団長として活躍したトーマス・バルツァーの作品。彼のドイツ仕込みの演奏技術はイングランドの作曲家たちに強い影響を与えたとされています。こちらは1629年製のアマティで演奏されています。
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フローベルガー(1616-1667):
チェンバロのための組曲集 第2集 [ギルバート・ローランド(チェンバロ)]FROBERGER, J.J.: Suites for Harpsichord, Vol. 2 (G. Rowland)
発売日:2021年05月14日 NMLアルバム番号:ATH23209
CD 2枚組価格:2,775円(税込)
2019年に発売された第1集(ATH-23204)に続くフローベルガーの「チェンバロのための組曲集 第2集」。彼が大量に残した鍵盤作品の中でも、とりわけ重要な位置を占めるのが一連の組曲です。ほとんどの組曲はアルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグの4曲で構成されていますが、内容は驚くほど多彩で、どれも聴きごたえたっぷり。また、フローベルガーは作品にユニークな副題を付けることでも知られ、このアルバムに収録された「組曲 ニ長調 FbWV 620」の第1曲にも"Méditation sur ma mort future=私の来るべき死についての瞑想"というタイトルが付されています。 演奏は、1946年スコットランド生まれのチェンバロ奏者ギルバート・ローランド。現在ヨーロッパにおける最古参の一人です。NAXOSレーベルからはソレールのチェンバロ・ソナタ全集とラモーのクラヴサン曲集、DIVINE ARTからはヘンデルの組曲をリリース、それぞれの作品が書かれた時代を深く追求した素晴らしい演奏は、どれも高く評価されています。
収録作曲家:
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〈THE GREAT VIOLINS 第4集〉
1629年製 ジローラモ・アマティ
ヴィルスマイアー(1663-1722):
6つのパルティータ [ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)]VILSMAYR, J.J.: Partitas Nos. 1-6 (The Great Violins, Vol. 4: Girolamo Amati, 1629) (Sheppard Skærved)
発売日:2021年03月19日 NMLアルバム番号:ATH23210
CD価格:2,250円(税込)
イギリスの名ヴァイオリニスト、ピーター・シェパード・スケアヴェズがさまざまな銘器でその時代の音楽を演奏するシリーズ。第4集ではビーバーの優秀な弟子であったと言われるオーストリアのヴァイオリニストで作曲家、ヨハン・ヨーゼフ・ヴィルスマイアーの「6つのパルティータ」を演奏しています。 この作品は1715年にザルツブルクで出版された「Artificiosus Concentus pro Camera 巧みな室内のためのコンツェルト集」に含まれる曲集で、以前は独奏ヴァイオリンと通奏低音用とみなされていましたが、近年の研究で通奏低音はもともと付けられていなかったことがわかっています。 スケアヴェズが演奏で用いたのは、ロンドンの王立音楽院に所蔵されている1929年に製造された『ブラザーズ・アマティ』の楽器。アマティ一族の初代製作者アンドレアの息子ジローラモ(1561?-1630)が、生前最後に製作した楽器の一つであると推測され、初期のクレモナ様式の外観を備えています。
収録作曲家:
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シューベルト(1797-1828):
3つのヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)Op.137 [ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァリオリン)]SCHUBERT, F.: Violin Sonatas (Sonatinas), D. 384, 385, 408 (P. Sheppard Skærved, J. Perkins)
発売日:2020年06月12日 NMLアルバム番号:ATH23208
CD価格:2,250円(税込)
世界的に知られるイギリスのヴァイオリニスト、スケアヴェズは、歴史的な楽器の優れた研究者でもあり、ヴィオッティやパガニーニ、ヨアヒムにクライスラー、そしてオーレ・ブルらが愛奏したヴァイオリンを弾いたことのある唯一の演奏家です。歴史的楽器に関する豊富な知識を活かし、ワシントンの博物館で演奏したり、ロンドンの大英博物館やヴィクトリア&アルバート博物館などとのコラボレーションでも活躍しています。 この録音ではドイツのヴァイオリン製作者、マルティン・レオポルト・ヴィトハルム2世が1782年に制作した楽器に、フランソワ・トゥルトの1775年製の弓を使用しています。 シューベルトの3つのソナタ(ソナチネ)の美しい旋律を共に奏でるのは、19世紀に普及した長方形の「スクエア・ピアノ」を演奏する古楽のスペシャリスト、ジュリアン・パーキンスです。
収録作曲家:
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〈ザ・グレイト・ヴァイオリンズ 第3集〉
1685年製ストラディヴァリ
(「クラーゲンフルト手稿譜」からの作品集) [ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン) ]GREAT VIOLINS (THE), Vol. 3: Antonio Stradivari, 1685 - The Klagenfurt Manuscript (Sheppard Skærved)
発売日:2020年03月20日 NMLアルバム番号:ATH23206
CD 2枚組価格:2,250円(税込)
歴史的楽器による録音を行うATHENEレーベルの“ザ・グレイト・ヴァイオリンズ”シリーズ第3弾は、1685年に制作されたストラディヴァリが奏でる、オーストリアの「クラーゲンフルト手稿譜」からの作品集。上質皮紙の表紙の80丁からなる手稿譜に出会ったスケアヴェズは、集中的に楽譜を研究し録音にこぎつけました。作曲家名は不明ですが、おそらくベネディクト派の修道尼の作品だということです。 今回は96の小品をCD2枚に収録しています。イギリスの奏者、スケアヴェズは数多くの作曲家から作品を献呈される名手で、音楽学と歴史的作品の優れた知識と解釈で知られていると同時に、ヴィオッティ、パガニーニ、ヨアヒム、クライスラーにオーレ・ブルが愛奏した楽器を演奏したことのある唯一の存在です。 今回用いているのは、手稿譜と同じ1685年製のストラディヴァリ。このヴァイオリンはモダン楽器に比べて小さく、ヴィオリーノ・ピッコロと呼ばれることもあります。これにガット弦を張り、ジェノヴァの弓製作者、アントニオ・アイレンティの17世紀の弓を使って演奏しています。
収録作曲家:
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シュテファン・ローゲス(バリトン)
シューマン(1810-1856)
フランツ(1815-1892)
ブラームス(1833-1897):
歌曲集 [シュテファン・ローゲス(バリトン)/アレクサンダー・シュマルツ(ピアノ)]Vocal Recital: Loges, Stephan - SCHUMANN, R. / FRANZ, R. / BRAHMS, J.
発売日:2019年05月17日 NMLアルバム番号:ATH23202
CD価格:2,400円(税込)
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〈ザ・グレイト・ヴァイオリンズ 第1集〉
テレマン(1681-1767):
24のファンタジア [ピーター・シェパード・スケアヴェズ (ヴァイオリン)]TELEMANN, G.P.: 24 Fantasies (The Great Violins, Vol. 1) (Skaerved)
発売日:2019年05月17日 NMLアルバム番号:ATH23203
CD 2枚組価格:2,960円(税込)
歴史的楽器のリリースにこだわるATHENEレーベルの新シリーズ「The Great Violins」の第1集。 このシリーズのテーマは「歴史的に価値あるヴァイオリンを用いて様々な曲を演奏すること」にあり、時には何世紀も全く演奏されていなかった貴重な楽器を用いての録音も予定されています。 第1集では1570年製のアマティを使用。イギリスのヴァイオリニスト、ピーター・シェパード・スケアヴェズは美しいフォルムを持つ楽器から崇高な音を紡ぎ出しています。演奏曲は、テレマンの「ヴァイオリンのためのファンタジア」に加え、フルートのためのファンタジアのヴァイオリン編曲版という珍しいもの。曲ごとに移り変わる美しい音色を存分にお楽しみください。
収録作曲家:
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フローベルガー(1616-1667):
チェンバロのための組曲集 第1集 [ギルバート・ローランド(チェンバロ)]発売日:2019年05月17日
CD 2枚組価格:2,400円(税込)
1946年、スコットランド生まれのチェンバロ奏者ギルバート・ローランド。現在ヨーロッパにおける最古参の一人です。NAXOSレーベルからはソレールのチェンバロ・ソナタ全集とラモーのクラヴサン曲集、DIVINE ARTからはヘンデルの組曲をリリース、それぞれの作品が書かれた時代を深く追求した素晴らしい演奏は、どれも高く評価されています。 ATHENEレーベルには前作のマッテゾンに続く2回目の録音となり、今回はバッハに先行する重要な鍵盤音楽作曲家フローベルガーを採り上げています。バロック時代の組曲形式の創始者とみなされているフローベルガーの組曲は、どれも4曲で構成されていますが、内容は驚くほど多彩であり聴きごたえのあるものばかり。とりわけ変奏曲形式の楽章で楽想が展開していくさまが見事です。
収録作曲家:
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マッテゾン:
12のハープシコード組曲集 [ローランド]MATTHESON, J.: Pièces de clavecin, Vol. 2: Suites Nos. 1-12 (G. Rowland)
発売日:2017年06月30日 NMLアルバム番号:ATH23301
CD 3枚組価格:4,080円(税込、送料無料)
バロック時代の鍵盤音楽を得意とするハープシコード奏者、ギルバート・ローランド。中でも、ヘンデルと同時代の作曲家アントニオ・ソレルの演奏で高く評価されています。 このアルバムでは、ヘンデルの親友として知られるマッテゾンの組曲を演奏。これは1714年に作曲された12曲からなる組曲で、ローランドは、この時代の作品を演奏する際に行われることの多い「反復」を一切カットすることなく、全曲を丁寧に演奏しています。
収録作曲家: