ジラーモ(ピエトロ・アントニオ) Giramo, Pietro Antonio
生没年 | 1619-1630 | 国 | イタリア |
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辞書順 | 「シ」 | NML作曲家番号 | 26056 |
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『愛の気まぐれ』
1600年前後、メディチ宮でのオペラの誕生 [ピグマリオン(古楽器使用)、ラファエル・ピション、レア・デザンドル、エヴァ・ザイシク(ソプラノ)、リュシル・リシャルド(アルト)、ダヴィ・コルニロ、エミリアーノ・ゴンサレス・トロ、ザッカリー・ワイルダー(テノール)、ニコラ・ブローイマンス(バス)]発売日:2020年02月28日
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ピションが描く、『オルフェオ』に先行するオペラの始まりルネサンス以降、フィレンツェのメディチ宮で行われる様々な出し物は、その豪華さでヨーロッパ中に有名なものでした。それらの幕間では音楽と詩を組み合わせた質の高い劇が行われ、イタリア・オペラの土台が築かれたといえるでしょう。これを受け継ぎ、さらに深い表現と内在的な美しさ、高い完成度で組み上げられたものが、1607年にモンテヴェルディが作曲した『オルフェオ』です。今回ピションは1600年頃の音楽から特に華麗なものを選び、当時メディチ宮で行われた幕間劇を再現することを試みています。さらにはヴェルサイユ宮殿の鏡の間で収録されたことで、さながら当時の栄華の只中にいるような感覚を味わうことの出来る、素晴らしい作品となっています。 一般に音楽史をひもとくと、1600年前後にフィレンツェの芸術同人会カメラータがオペラを誕生させ…と語られますが、本作はそれよりもさらに手前、1589年に行われたメディチ家の結婚式での音楽幕間劇『ラ・ペッレグリーナ』まで時間を遡り、オペラ前史が16世紀もかなり早い段階から始まっていたという前提でプログラムを構成、モンテヴェルディはオペラ史がかなり展開したあと登場したことを示す選曲にしている点が注目です。そうしたオペラ誕生の物語をライヴ映像で確認できる好企画です。
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