メールラ(タルクィニオ) Merula, Tarquinio
| 生没年 | 1595-1665 | 国 | イタリア |
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| 辞書順 | 「メ」 | NML作曲家番号 | 27299 |
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メールラ(1595-1665):
宗教的コンチェルト集 [インアルト(アリス・フォクルール、ランベール・コルソン、ベルナール・フォクルール ほか)]MERULA, T.: Concerti spirituali (Foccroulle, InAlto)
発売日:2025年08月29日
NMLアルバム番号:RIC474CD価格:3,075円(税込、送料無料)
「子守歌」だけで終わらないメールラ世界の豊かさを示す充実録音欧州古楽シーンで目覚ましい活躍をみせるソプラノ歌手アリス・フォクルールが、希代のオルガニストとして知られる父ベルナール・フォクルールと俊英コルネット奏者ランベール・コルソンを中核メンバーとして展開する古楽アンサンブル・インアルトが、バロック初期の重要作曲家メールラの作品から鍵盤曲・室内楽曲・声楽曲をバランスよく選曲。モンテヴェルディと同じく17世紀前半の北イタリアを活躍の場とし、一時ポーランド王にも仕えながら主にクレモナとベルガモで活動したこの重要作曲家の技芸の核に迫ります。 オルガン独奏曲は16世紀末にマントヴァ公の私設礼拝堂である聖バルバラ聖堂に設置され、2006年に当時の状態への修復が完了した歴史的銘器での録音。フォクルールの流麗なタッチとあいまって明快な音の流れがメールラのシンプルにして奥深い多声世界へと聴き手を誘います。 素朴なリュート・ソング風から充実した管楽合奏を交えた演奏まで、声楽曲も器楽曲も多彩な編成を味わえる構成も嬉しいところ。実力派バロック・ヴァイオリン奏者マリー・ルキエや共演団体多数のトロンボーン奏者ギィ・ハンセンら腕利きプレイヤーたちの妙技も頼もしく、有名な「子守歌による宗教的カンツォネッタ」1曲で終わらないメールラ芸術の奥深さをじっくり味わえる1枚に仕上がっています。
収録作曲家:
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ヴィチェンティーノ(1511-1572):
5声のマドリガーレ集 第5巻と
他の鍵盤作品集 [ステファノ・ロレンツェッティ、シモーネ・ヴァッレロトンダ、ヴィチェンツァ音楽院古楽科アンサンブル]VICENTINO, N.: Madrigals a 5, Book 5 (Fornelli, Lanci, Allegrezza, Alta Cappella, Viol Consort, Lorenzetti)
発売日:2025年09月12日
NMLアルバム番号:CDS8064CD価格:2,175円(税込)
半音階の効果を追究したヴィチェンティーノのマドリガーレ集、世界初録音。
1オクターヴを19分割したクロマティック・ハープシコードも登場1511年、イタリア北部の都市ヴィチェンツァで生まれたニコラ・ヴィチェンティーノは、アドリアン・ヴィラールトに師事し、1530年代には当時の音楽の中心都市の一つフェッラーラの宮廷で歌手として活躍していたと推測されています。1546年に自作のマドリガーレを出版し、作曲家としての地位を確立した後、1555年に著した『現代の音楽に実践された古代の音楽』で先進的な音楽理論家としての名声を得ました。 ヴィチェンティーノは、当時流行し始めていた半音階進行や微分音を用いた作曲法を音楽理論としてまとめ、その実践のために半音よりも更に細かい音階を奏でられる楽器を発明しました。彼の理論が実践できる唯一のオリジナル楽器(1609年製作)がボローニャに現存しており、その鍵盤楽器は1オクターヴに31の鍵盤を有しているそうです。 この録音では1オクターヴを19分割したチェンバロを使用し(ジャケット写真参照)、マドリガーレの合間にこの音楽理論の影響を受けたと思われる半音階要素の強い鍵盤作品を収録。特に1オクターヴを19分割したチェンバロが必要とされるトラバーチの「トッカータと半音階的リチェルカーレ」の演奏は聴きものです。先進的とさえ言える理論書の内容に比べると彼のマドリガーレは保守的な感がありますが、ブックレットによれば第5巻の半音階的要素は曲集全体の7割に及んでいるといい、テキストに応じて半音階を巧みに用いた作曲技法が独特の緊張感を生んでいます。 演奏は、作曲家の出身地であるヴィチェンツァの音楽院の古楽科の教授、講師、学生、出身者たちから成るアンサンブル。ケネス・ギルバートに学び、ヴィチェンツァ音楽院の教授である鍵盤奏者ステファノ・ロレンツェッティが率いています。ヴィチェンティーノの特異なマドリガーレを声楽アンサンブルだけでなく、アルタ・カッペッラ(コルネット/ツィンクとサックバットによる合奏)、ヴィオール・コンソート(ヴィオラ・ダ・ガンバ合奏)、リュート独奏でも演奏することにより、さまざまな響きでヴィチェンティーノの革新的な和声技法を聴くことができます。 ヴィオール・コンソートではイタリア古楽界の重鎮ベッティーナ・ホフマンが、アルタ・カッペッラでは古楽系金管楽器演奏の大ベテラン、デイヴィッド・ヤーカスといった古楽ファンにお馴染みの奏者が参加している点にも注目です。 -
コルネットにヴァイオリンを重ねて
16~17世紀のコルネットとヴァイオリンのための作品集 [セイチェント・ストラヴァガンテ]発売日:2025年04月25日
SACD-Hybrid価格:2,850円(税込)
初期の器楽作品が人間の声による表現を理想としていたことは良く知られていますが、それが顕著だったのがイタリア。このアルバムでは、オルガンやチェンバロの低音の上で古楽器のコルネット(ツィンク)とヴァイオリンが語り合い、絡み合う、イタリア初期バロックの器楽作品の愉悦が味わえます。古典派以降の作品に見られるような長く伸びるカンタービレではなく、即興精神を感じさせる俊敏な音の動きは雄弁な劇を思わせ、右に位置するコルネットと左側のヴァイオリンによるかけあいはステレオ効果満点です。 現代音楽も手掛けるサクソフォン奏者から古楽管楽器奏者に転じたダーヴィド・ブルッティは時にオーバーブロー奏法も交えてダイナミックでエキサイティングな演奏を披露。エンリコ・ガッティや寺神戸亮に学び、ゼフィロやアンサンブル・アウローラなどのリーダーも務めたヴァイオリンのロセッラ・クローチェが鮮やかに応じる様は実に聞きごたえがあります。17世紀前半に作られた歴史的オルガンのイタリアらしい音色が魅力を更に増しています(トラック4、5、8、9を除く)。 SACDハイブリッド・ディスクでのリリース。
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発売日:2025年02月21日
CD価格:2,325円(税込)
バルバラ・ストロッツィは、17世紀イタリアで活躍した女性作曲家。養父で詩人のジュリオ・ストロッツィが運営するサークルで、知識人や芸術家たちとの交流を持つ文化的な環境で育ちました。フランチェスコ・カヴァッリに作曲を師事し、1644年から1664年にかけて8巻の楽譜を出版、そのうち7巻が現存しています。 彼女の作品の大半はソプラノ独唱と通奏低音のために書かれており、恐らく彼女自身が歌ったであろうと推測されています。これらは、愛の憧れや人生への疑問、解放への願望をテーマにしており、その音楽は、詩の意味を深めるだけでなく、時には覆すことで聴衆を魅了しました。 このアルバムではストロッツィの作品を中心に、彼女に影響を与えた先人たちの作品を収録。2人のソプラノ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロ、テオルボ奏者をメンバーとするチェルレオが見事な演奏を聴かせます。このチェンバロはサトコ・ドイ=ラック(土井聡子)が担当しています。
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セイレーンと戦士たち
声楽曲に基づく17世紀イタリアの管楽合奏 [ジュリア・ジェニーニ、コンチェルト・シロッコ]Chamber Music - CAVALLI, F. / MERULA, T. / ROSSI, S. / SCHMELZER, J.H. (Sirens and Soldiers) (Concerto Scirocco, Genini)
発売日:2024年08月23日
NMLアルバム番号:A565CD価格:3,075円(税込、送料無料)
戦争多き時代に綴られた妙なる歌を、
当時の屋外吹奏楽に使われた楽器を交えた編成で古楽器演奏研鑽の一大拠点バーゼルで結成された精鋭集団コンチェルト・シロッコによる、声楽曲を原曲とする17世紀の器楽作品を集めたアルバム。 器楽曲はルネサンス期以来、声楽レパートリーを楽器だけで演奏し、そこに巧みな即興変奏を交えてゆく名手たちの妙技によって発展してきました。そうした曲が楽譜に書き留められ、合奏向けに出版譜として出回ることが増えた17世紀はまさに躍進期で、イタリアやドイツで数々の作曲家が充実した曲集を残していますが、その中には古くから歌い継がれてきた有名なメロディをもとに書かれた曲が多く含まれており、本盤にもそうした作品ばかりが集められています。 ライナーノート冒頭で「ドイツ三十年戦争はじめ戦争の惨禍にたびたび見舞われた時代に、精緻な芸術も育まれていた」というパラドックスが掲げられているのは、木管コルネットやサックバット、ドゥルツィアン(ルネサンスファゴット)など、当時屋外の祝典などで吹奏楽(軍楽隊)に用いられた楽器を多く使った編成になっているため。恋の細やかな情感を歌った原曲が管楽器の響きで再現される中、バーゼルの名手たちが繰り広げる精緻なアンサンブルが各作品の魅力を十全に引き出してやみません。 リコーダーなどの管楽器やヴァイオリン、テオルボ、ハープ、鍵盤楽器など種々の古楽器が比類ない妙音を奏で、スリリングな超絶技巧から歌心に富んだメロディアスな調べまで変幻自在。ARCANAならではのエンジニアリングが各楽器の味わいを克明に伝えてくれます。 昔日の響きの洗練をじっくりお楽しみください。 -
Harmoniae Varietates
さまざまなハーモニー
チェンバロ黄金期のイタリア音楽 [ルイージ・アッカルド(チェンバロ)]Harpsichord Recital (Italian): Accardo, Luigi - FRESCOBALDI, G.A. / LEO, L. / MERULA, T. / PASQUINI, B. / ZIPOLI, D. (Harmoniae Varietates)
発売日:2024年05月24日
NMLアルバム番号:CDS8036CD価格:2,175円(税込)
17世紀から18世紀、対位法を重視するバロック期からギャラント様式と呼ばれるメロディ中心のわかりやすい音楽様式が流行した時代のイタリア音楽を収録した1枚。 アルバムで紹介されるのは、とりわけチェンバロ音楽の発展において重要な働きをした10人の作曲家の作品で、世界初録音のレーオの作品の他、後年の人々に絶大な影響を与えたフレスコバルディのトッカータや、ドイツ全土で愛されたツィポーリのソナタ、旋律の美しいメールラのカプリッチョなど多種多様な曲が楽しめます。 1985年カリアリ生まれの鍵盤演奏家ルイージ・アッカルドの演奏で。
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ヴェネツィアの夜
7世紀ヴェネツィアの教会音楽、世俗音楽 [ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブラ、アンサンブル・レ・シュルプリーズ ほか]NUIT À VENISE (Ensemble Les Surprises, Camboulas)
発売日:2023年04月28日
NMLアルバム番号:ALPHA927CD価格:3,075円(税込、送料無料)
フランス古楽シーン最前線の実力あればこそ、
17世紀の生々しい響き!ヴェロニク・ジャンスやマティアス・ヴィダルといった名歌手たちとの緊密なアンサンブルで、フランス17~18世紀の知られざる声楽作品の魅力を脈々と伝えてきたアンサンブル・レ・シュルプリーズ。演奏作品が作曲された当時のあり方と妥協なく対峙し、現代のリスナーの興奮を誘う演奏へと昇華させるそのセンスは、フランスのバロック音楽様式にも大きな影響を与えたイタリア音楽にも抜群の適性をみせることが、今回のアルバムで立証されました。 17世紀の“水の都”ヴェネツィアを舞台に、その音楽活動の一大拠点だったサン・マルコ教会の音楽監督として巨匠モンテヴェルディが迎えられていた時代に光を当て、知られざる作曲家たちの作品も含め声楽・器楽および聖俗両面の作品を鮮やかに組み合わせ、17世紀後半に至る豊かな音楽遺産を起伏に富んだプログラムで堪能させてくれます。 弦・管・鍵盤8人からなる器楽勢のアンサンブルも魅力なら、詩句とメロディの官能性を鮮やかに引き出してゆく歌手それぞれの声と各楽器の音色の溶けあいや交錯も実にエキサイティング。サン・マルコ教会に限られない諸々の教会や貴族の私邸、アーケードの下に陣取った楽隊などの音楽によるヴェネツィアの祝祭シーズンを再現したかったと語る指揮者ベスティオン・ド・カンブラの狙いは、ALPHAならではの自然派録音が捉えた響きの克明さも手伝って十二分に実現していると言ってよいでしょう。 -
『幸せな恋などない』
イタリア17世紀の器楽曲と声楽曲 [ラ・パラティーネ、マリー・テオレル、ローラン・ソーロン]発売日:2022年11月11日
CD価格:2,475円(税込)
「言葉を音にする」というバロックの本質に、器楽・声楽両面から迫るル・ポエム・アルモニーク、アンサンブル・エリマ、レザール・フロリサンなどフランス最前線のアンサンブルで活躍する新世代の古楽プレイヤーたちが集まって2019年に誕生した若きアンサンブル、ラ・パラティーネ。 打楽器奏者ローラン・ソーロンの協力を得て、エッジの聴いたバロックギターのかき鳴らしや緩急自在のヴィオラ・ダ・ガンバ、躍動感と歌心に満ちたチェンバロや静謐なオルガンの響きとともに、人間の生々しい心情描写に迫った17世紀イタリアの声楽曲の機微を鮮やかに伝えるのは、高音域までみずみずしい美質に貫かれたマリー・テオレルの歌声。器楽トラックでは各楽器の味わいが活かされたナンバーが続き、イタリア貴族たちが愉しんだ宮廷舞踏や楽器演奏のひとときを彷彿とさせます。 全編を通じて寛いだ佇まいの音作りが心地良く、詩へのリスペクトが高く一体感に貫かれた演奏に仕上がっており、最後の(そしてアルバムの表題にもなっている)20世紀シャンソンの大家ブラッサンスの名曲へと自然に繋がる流れは実に魅力的。テオルボ、チェンバロ、ガンバの音色が20世紀の歌と難なく共存し、詩の朗読や演説と切っても切り離せなかったバロック音楽の本質に気づかせてくれます。 フランスの古楽シーンの成熟を改めて印象づけてくれる最前線からのアルバムの登場です。
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Bach to Folk
バッハ・トゥ・フォーク [Lodestar Trio - ロードスター・トリオ]発売日:2022年09月30日
CD価格:2,025円(税込)
スティーブ・ライヒ、ジョン・ウィリアムズ、ボビー・マクファーリン、ビョークなど様々な音楽家と共演を重ねてきたヴァイオリン奏者のマックス・ベイリー、ノルウェーの民俗楽器ハーディングフェーレ奏者のオラヴ・ルクセンゴール・ミェルヴァ、スウェーデンの民俗楽器ニッケルハルパ奏者のエーリク・リュドヴァールからなるロードスター・トリオのデビュー・アルバム。バッハ、リュリ、クープランなどバロックの古典に、北欧の民謡やオリジナル曲を配置して、新しい解釈を提示する新鮮で意欲的な作品です。 すでに数枚のアルバムを制作してきたオラヴとエーリクの演奏に興味を持ったマックスがコラヴォレーションを打診。3日間にわたるジャムセッションとインプロヴィゼーションで3人は意気投合し、トリオ名に「北極星」を意味するロードスターを冠して、ロードスター・トリオは誕生しました。しかし、その後パンデミックに見舞われ、すべてが中断。2021年8月、トリオはようやくノルウェーにあるローロスの教会で「バッハ・トゥ・フォーク」を録音することができました。 神秘的で魔法のような北欧の弦楽器の限界に挑戦したこの作品は、3人の演奏家の卓越した音楽性を示すだけでなく、バッハ、バロック、北欧民謡のファンはもちろん、美しく奏でられる弦楽器を愛するすべての人を魅了する仕上がりになっています。
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QVID EST VERITAS - 真理とは何か?
カッツァーティ、モンテヴェルディ
1600年代のイタリアの声楽作品集 [オラリャ・アレマン(ソプラノ)/ロス・ムジコス・デ・ス・アルテジャ(古楽アンサンブル)]Vocal and Chamber Music (Italian Baroque) - CAZZATI, M. / FERRARI, B. / MONTEVERDI, C. (Qvid est Veritas) (Alemán, Los Músicos de Su Alteza)
発売日:2022年03月25日
NMLアルバム番号:IBS-212021CD価格:2,475円(税込)
このアルバムには『セイチェント=1600年代』に活躍したイタリア作曲家の声楽曲が中心に収録されています。普段からこの時代の作品に力を注ぐ古楽アンサンブル「ロス・ムジコス・デ・ス・アルテジャ=殿下のための音楽家」は、演奏様式の流行や作為的な要素を避け、気取りなくテキストに内包された修辞的、劇的な言説のみを尊重、当時の総譜を忠実に再現することを念頭に置き、アルバムタイトルのラテン語「QVID EST VERITAS=真理とは何か」の言葉通り、音楽学の研究によって提供された情報と、各々の演奏家たちの直感と経験をもとに独自の解釈による見事な演奏を披露しています。 情感豊かな歌唱を聴かせるオラリャ・アレマンはムルシア出身のソプラノ。10歳から地元の児童合唱団に参加し、その後、ムルシアのマヌエル・マソッティ・リッテル音楽院、マドリードのテレサ・ベルガンサ音楽院で歌を学びました。2005年からはロス・ムジコス・デ・ス・アルテジャのレギュラーメンバーとして活躍しています。 アンサンブルをまとめるルイス・アントニオ・ゴンサレスは17世紀と18世紀のスペイン音楽の紹介に尽力する鍵盤奏者・指揮者。とりわけホセ・ルイス・デ・サマニエーゴ作品の復興で高く評価されています。
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TANTALO
言葉と音楽の融合により生まれた
16~17世紀フィレンツェの作品集 [アリシア・アモ(ソプラノ)/カルロス・メナ(カウンターテナー)/ラルモニア・デッリ・アフェッティ(古楽器使用)/アレッサンドロ・ウルバーノ(指揮)]Vocal and Chamber Music (Baroque) - CACCINI, G. / CASTALDI, B. / FERRARI, B. / KAPSBERGER, G.G. (Tantalo) (Amo, Mena, L'Armonia Degli Affetti, Urbano)
発売日:2021年12月24日
NMLアルバム番号:IBS-132021CD価格:2,475円(税込)
アルバム・タイトルの「TANTALO」とはギリシア神話に登場する王の名前。神の怒りを買い奈落の底に落とされたタンタロスは、目の前に水や食物があっても決して口にすることができず、永遠の飢えと渇きに苛まれ続けていることから「欲しいものがあっても手が届かないじれったさ」の慣用句として用いられることがしばしばあります。 このアルバムには16世紀後半のフィレンツェで、人文主義者や音楽家、詩人、知識人たちがジョヴァンニ・デ・バルディ伯爵を中心に結成した音楽サークル『カメラータ・デ・バルディ』が追求した「古代ギリシャ音楽」の復興とオペラの創出の試みによって生まれた音楽が収録されています。 当時流行していた複雑なポリフォニーでは、使われたテキストが聞き取りにくいことがしばしば。メンバーたちは古い記録を辿り、言葉と音楽の共生を目指したことで、単純な器楽伴奏と単旋律の歌が生まれ、「モノディ」と呼ばれるこの形式は後に「オペラ」へと発展していきました。 ラルモニア・デッリ・アフェッティは2012年に結成された古楽器使用のアンサンブル。カウンターテナーのカルロス・メナとコラボレーションを行い、17世紀と18世紀のバロック作品を中心に演奏しています。
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『機を織るように』
17世紀イタリアのヴァイオリン音楽さまざま [ラ・ヴァゲッツァ]発売日:2021年03月26日
CD価格:2,475円(税込)
バロック黎明期、歌声を手本に独自の音言語を獲得してゆくヴァイオリンの至芸「前世紀の音楽よりもずっと複雑で、獣のような音楽」――17世紀初頭のイタリアに花開いた器楽芸術について、新進気鋭の国際派古楽器グループ「ラ・ヴァゲッツァ」はそう説明しています。2016年の結成以降、急速に古楽シーンの前線へ出てきた彼らは英国、スペイン、フランス、イタリアからメンバーが集い、活気あふれるバロック本来の音楽の奔放さを脈々と伝える、緩急自在の演奏で注目を浴びつつある団体です。 記念すべき最初のアルバムは彼らの持ち味が最大限に生きる、まさに獣のような大胆さを秘めたイタリア初期バロックの傑作選。撥弦・弓奏をダイナミックに交錯させてのコントラスト豊かな音楽作りは、聴くほどに惹き込まれるクオリティ!バロック流儀の即興装飾演奏(分割装飾、ディミヌツィオーネ)も自在そのもので、陰影差の対比がきわだつ17世紀イタリア絵画にも通じる痛烈な音楽美を心ゆくまで味わえる仕上がりになっています。 16世紀の大家ガブリエーリに始まり、ナポリのファルコニエーリ、ヴェネツィアのフォンターナやカステッロを経て、有名なシャコンヌの作曲家の父で、生前は息子よりはるかに有名だったボローニャのG.B.ヴィターリにいたる、イタリア音楽史のつながりを概観できる選曲も魅力の一つです。
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Passacaglia della Vita
… 人生のパッサカリア …
初期バロックの音楽 [チェンバレス(古楽アンサンブル)]Ensemble Music (Baroque) - MURCIA, S. de / SANCES, G.F. / MERULA, T. / MONTEVERDI, C. (Passacaglia della Vita) (Cembaless)
発売日:2021年02月26日
NMLアルバム番号:8.551439CD価格:1,900円(税込)
2014年に設立された古楽アンサンブル「チェンバレス」。アンサンブル名の通り「チェンバロを用いることなく」ヴィオラ・ダ・ガンバやテオルボ、アーチリュートを中心に、多彩な打楽器を加えたユニークな編成を取り、様々な作品を演奏しています。 2015年にケルンの古楽センターで開催したリサイタルで大成功を収め、以降、着実に活動の幅を広げるチェンバレス、この「人生のパッサカリア」と名付けられたアルバムでは、生きていくことにつきものの、心痛、裏切り、誘惑、無常、興奮、楽しさと笑いなどの感情に即した作品を、大胆に楽しく、そして情熱的に演奏します。 シェンユの饒舌なガンバ、ソプラノのシュトリツキの清冽な歌唱、リコーダーのオペルトの超絶技巧、さまざまな打楽器を自在に操るラスターニなど、各々の奏者の妙技をお楽しみください。
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AMOR TIRANNO
17世紀ヴェネツィアの失恋の歌 [カルロ・ヴィストーリ (カウンターテナー)、セツィオーネ・アウレア (古楽器使用)]Vocal Recital (Counter-Tenor): Vistoli, Carlo - CAVALLI, F. / FERRARI, B. / SACRATI, F. (Amor tiranno - Broken-hearted Lovers in 17th Century Venice)
発売日:2020年04月24日
NMLアルバム番号:A474CD価格:3,075円(税込、送料無料)
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17世紀ポーランドのカンツォン
知られた、あるいは知られざるカンツォン集 [フィラトゥーラ・ディ・ムジカ]Chamber Music - BORGO, C. / JARZĘBSKI, A. / MORLEY, T. / MERULA, T. / ROHACZEWSKI, A. / VALENTINI, G. (Canzony) (Filatura di Musica)
発売日:2020年03月20日
NMLアルバム番号:RecArt0033CD価格:2,175円(税込)
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ポーランド
ヴァーサ朝のヴァイオリン音楽 [テレサ・ピーチ(ヴァイオリン)、クシシュトフ・ウルバニアク(オルガン)、ジョアンナ・ラジシェフスカ=ソイカ(ソプラノ)]Violin Music - MERULA, T. / SUBISSATI, A. / ANERIO, G.F. / SCACCHI, M. / RÓZYCKI, J.H. (Di chiesa e di camera) (Piech, Radziszewska-Sojka, Urbaniak)
発売日:2020年01月31日
NMLアルバム番号:RecArt0031CD価格:2,175円(税込)
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ET MANCHI PIETÀ - 喪失の嘆き
アルテミジア・ジェンティレスキと彼女の同世代の音楽
[シルヴィア・フリガート/アレッサンドラ・ロッシ・リューリヒ//アカデミア・ダルカディア]Vocal and Chamber Music (Italian Baroque) - ROSSI, L. / MONTEVERDI, C. / STROZZI, B. (Et manchi pietà) (Frigato, Accademia d'Arcadia, Lürig)
発売日:2018年12月21日
NMLアルバム番号:CDS7829CD価格:2,325円(税込)
17世紀、カラヴァッジオ派に属した女性画家ジェンティレスキ。工房を営む父から絵画を学び、幼少時から優れた才能を開花させました。しかし18歳の時に、父が彼女のための教師として雇った画家アゴスティーノ・タッシから性暴力を受けたことで生活が一変。タッシは有罪判決を受けたものの、裁判の流れでジェンティレスキは心に深い傷を負い、その心理は代表作「ホロフェルネスの首を斬るユーディット」として描き出されたことでも知られています。その後はフィレンツェ芸術院で初の女性会員として受け入れられ、多くの芸術家と親交を結び数多くの作品を残しましたが、彼女の成功の根源には若い頃の苦しい経験があったことは想像に難くありません。 このアルバムには彼女の13枚の絵画を掲載、その絵にふさわしい作品をアカデミア・ダルカディアが演奏しています。愛、涙、戦い・・・これらのタイトルが彼女の生涯を端的に表現しているかのようです。
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Il Pianto della Madonna - 聖母マリアの嘆き [マリ・ド・ヴィユトレイ /ロナン・ハリル/アンサンブル・デマレ]
Vocal and Chamber Music - ORTIZ, D. / STROZZI, B. / ROSSI, L. / MONTEVERDI, C. (Il Pianto della Madonna) (Villoutreys, Ensemble Desmarest, R. Khalil)
発売日:2018年10月31日
NMLアルバム番号:LBM005CD価格:2,475円(税込)
バロック時代に「聖母マリア」について書かれた様々な作品を集めた演奏会のライヴ。ソプラノのヴィユトレイは9歳でブルターニュのマスター・クラスに参加しその歌声を認められたという神童。その後は順調に年齢を重ね、現在では様々なバロック・アンサンブル(アマリリス、ピグマリオン、リチェルカール・コンソートなど)と共演、またバロック以外の分野でも活躍しています。 作曲家アンリ・デマレの名を冠したアンサンブル「アンサンブル・デマレ」はパリのシンガー・ポリニャック財団のレジデント・アーティストを務める注目の団体です。メンバーにはヴィオラ・ダ・ガンバのロビン・パロとロナルド・マーティン・アロンソ、アーチリュートのマルク・ウォルフ、オルガンを演奏しているのは話題のジャン・ロンドーなど錚々たる顔ぶれが揃っています。
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Monkeyfish [スフェッライナ]
Chamber and Vocal Music - KAPSPERGER, G.G. / FERRARI, B. / BERGMÜLLER, D. / STEINBERGER, T. (Monkeyfish) (Sferraina)
発売日:2018年05月25日
NMLアルバム番号:BCE1CD16001CD価格:2,240円(税込)
2012年に創設されたアンサンブル「スフェライナ」のユニークなアルバム。アンサンブル名の「Sferraina」とはカプスベルガーの作品のタイトル。言葉の持つ意味を表すのは本当に難しく、現代でいう銅板彫刻でもあり、歌い手でもあり、打楽器の仲間かもしれません。この言葉と同じくらい、カプスベルガーの時代の音楽を表現するのは難しく、「スフェライナ」のメンバーたちは初期バロック期の音楽の表現に対して、独自の視点からのアプローチを試みました。彼らはオリジナルの作品に現代的な要素を融合させ、魅惑的な音楽を作り出しています。ちなみにアルバムタイトルの「Monkeyfish」とはダルマオコゼのことです。
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FLOW
ジャズとルネッサンス - イタリアとブラジルから [ジーグメト/ヴォルフ]Saxophone and Lute Music (FLOW - Jazz and Renaissance from Italy to Brazil) (Siegmeth, Wolf)
発売日:2015年05月27日
NMLアルバム番号:OC1826CD価格:2,475円(税込)
「現代とルネッサンスの融合」このような試みは、しばしば現れ多くの聴き手に新鮮な喜びを与えてくれます。このアルバムでは名リュート奏者ヴォルフとサックス奏者ジークメトのコラボによる、新しい音楽を楽しむことができます。現代的なスタイルとサウンドに彩られたダウランドの名旋律がこんなにも心に染みるなんて・・・。また、曲によっては火花が散るようなインプロヴィゼーションの応酬があったり。また典雅なリュートの音色とジャズの融合にも目が覚めるようです。オシャレでラグジュアリーな空間にもぴったりの1枚です。
