マルグッティ(コッラード)
生没年 | 1974- | 国 | |
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辞書順 | 「マ」 | NML作曲家番号 | 98976 |
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マルグッティ(1974-)/
カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
〈合唱とギターのための作品集〉
リヴァーズ
ロマンセロ・ヒターノ [ニコロ・スペラ(ギター)、ジョヴァンニ・チェスティーノ(指揮)、ITERリサーチ・アンサンブル]MARGUTTI, C.: Rivers / CASTELNUOVO-TEDESCO, M.: Romancero gitano (Works for Choir and Guitar) (Spera, ITER Research Ensemble, Cestino)
発売日:2024年09月20日 NMLアルバム番号:CDS8040
CD価格:2,175円(税込)
カステルヌオーヴォ=テデスコの「ロマンセロ・ヒターノ」は混声合唱とギターのための作品で、スペインの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカの詩を題材にした組曲。哀愁漂うギターの旋律と、活気ある合唱の劇的な対比と豊かなポリフォニーが特徴で、このアルバムは最新の比較校訂版によって演奏されています。コッラード・マルグッティの「リヴァーズ」は、「ロマンセロ・ヒターノ」にインスパイアされて作曲されたもので、カステルヌオーヴォ=テデスコや他の作曲家たちへのオマージュを込めています。 ITERリサーチ・アンサンブルはクレモナのパヴィア大学の若い音楽学者たちが2022年に結成した声楽アンサンブル。彼らは研究と演奏を重ね、著名なアーティストや学究機関と協力し、ルチアーノ・ベリオやマルグッティの作品を初演しています。この録音は彼らのデビュー作となります。ジョヴァンニ・チェスティーノは民族音楽学者で指揮者であり、ITERリサーチ・アンサンブルの共同創設者で音楽監督を務めています。 ニコロ・スペラは6弦と10弦ギターの演奏者で、ギターのレパートリー拡大に取り組み、多くの新作を委嘱、演奏、録音しています。これまでの録音にはモーリス・オアナとクリストファー・テオファニディスのギター作品全集やバッハのチェロ組曲の編曲が含まれています。
収録作曲家:
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ピツェッティ(1880-1968):
レクイエム
マルグッティ(1974-):
ミサ・ロルカ
ドナティ(1972-):
Sicut Cervus [エラート合唱団、ダリオ・リベキ(指揮)]Choral Concert: Erato Choir - PIZZETTI, I. / MARGUTTI, C. / DONATI, L.
発売日:2024年08月09日 NMLアルバム番号:CDS8017
CD価格:2,175円(税込)
イタリア近現代の合唱作品を3作収録したアルバム。 ピツェッティの「レクイエム」は1922年の作品。彼の初の大規模な合唱作品で、1920年に妻を失ったピツェッティの悲しみの心が作曲の契機となったとされています。複雑な対位法とグレゴリオ聖歌の「怒りの日」が効果的に用いられており、12名の独唱者で演奏されることもありますが、このアルバムでは混声合唱で歌われました。 マルグッティの「ミサ・ロルカ」はスペインの偉大な詩人、フェデリコ・ガルシア・ロルカの詩を用い2002年から2006年に書かれた作品。ロルカの詩とモンテヴェルディのミサ曲「llo tempore そのときイエスは」の旋律を組み合わせたことで素晴らしい効果を上げています。 ドナーティの「Sicut Cervus 谷川の水を求める鹿のように」も過去の音楽素材を用いた作品で、タイトルにあるようにパレストリーナのモテットからの控え目な引用があり、16の声部が複雑なポリフォニーを歌い、豊かな音世界が広がる作品です。 演奏は2018年にダリオ・ベッキとマッシモ・ロンバルティによって設立された、トリノを拠点に活躍するエラート合唱団。これまでにイタリアをはじめ、ヨーロッパ中のオーケストラ、指揮者と共演し高く評価されています。