コルテーゼ(ルイジ) Cortese, Luigi
生没年 | 1899-1976 | 国 | |
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辞書順 | 「コ」 | NML作曲家番号 | 168156 |
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コルテーゼ(1899-1976):
ピアノ曲と室内楽作品集
フランス風組曲 Op.29
チェロ・ソナタ Op.39 他 [ルイジ・コルテーゼ(ピアノ)/ジョルジョ・リッピ(チェロ)/ルチアーノ・スグリッツィ(ピアノ) /ガブリエッラ・ラヴァッツィ(ソプラノ)/ジーナ・フォンタナ(フルート)/リッカルド・アゴスティ(チェロ)/マッシモ・ラウリチェッラ(ピアノ)]CORTESE, L.: Suite française / Cello Sonata and Other Chamber Works (Cortese, Lippi, Sgrizzi, Ravazzi, Fontana, Agosti, Lauricella)
発売日:2023年08月18日 NMLアルバム番号:CDS8000
CD価格:2,325円(税込)
1899年イタリア、ジェノヴァ生まれの作曲家ルイジ・コルテーゼの作品集。 母親がイタリア系フランス人であったためか、若い頃からフランス文化へ強い関心を抱いていたコルテーゼは、大学で数学とピアノを学び1924年に学位を取得後、パリに留学、ラヴェルらを教えた名教師アンドレ・ジェラルジュに師事し、和声学を学びました。アルフレッド・コルトーらとも親交を深めパリ生活を満喫したのち、イタリアに戻りアルフレッド・カゼッラに師事、更に研鑽を積んだコルテーゼは、フランス印象派の作風と、カゼッラ譲りの新古典派の作風を融合、独自の音楽を生み出します。また音楽評論家としても活躍した他、ニッコロ・パガニーニ音楽院の院長や、パガニーニ国際コンクールの審査員長も務めるなど、20世紀イタリア音楽界の発展に寄与しました。 このアルバムには彼のピアノ曲と室内楽曲を収録。ここではコルテーゼ自身の演奏による『フランス風組曲』を聴くことができます。またイタリア出身のコルテーゼにとって「歌」はとりわけ重要な役割を持っており、「ロンサールの2つの頌歌」でも詩と音楽の見事な融合を聴くことができます。 パリ音楽院の卒業試験のための「序奏とアレグロ」、最後のピアノ曲となった凝縮された音で書かれた「5つの小品」も聴きどころ。また彼における重要な作品である「詩篇 第8篇」は宗教的な意味合いを持つ器楽曲の一つ。彼が嫌っていたという新ウィーン楽派に特徴的な12音が用いられた珍しい作品です。
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