ヴァッカイ(ニコラ) Vaccai, Nicola
生没年 | 1790-1848 | 国 | イタリア |
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辞書順 | 「ウ」 | NML作曲家番号 | 51975 |
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ヴァッカイ(1790-1848):
歌劇《ジュリエッタとロメーオ》 [レオナルド・コルテッラッツィ/レオノール・ボニッラ/ラファエッラ・ルピナッチ/パオレッタ・マッローク/ヴァーサ・スタイキッチ/クリスティアン・セン/セスト・クアトリーニ/ミラノ・スカラ座アカデミア管弦楽団/ピアチェンツァ市立劇場合唱団]発売日:2019年04月26日
CD 2枚組価格:3,300円(税込、送料無料)
この歌劇《ジュリエッタとロメーオ》は、当時の売れっ子台本作家ロマーニが、ヴァッカイに台本を提供したものであり、シェークスピア作品とは内容が異なります。初演は大成功しましたが、歌手からの要望を受け若干の変更が必要になり、本来はヴァッカイに依頼を出すところが、連絡が取れず、劇場は当時はまだ名声を得ていなかったベッリーニに白羽の矢を立てます。ベッリーニはロマーニの案も受け入れ台本を改訂、1830年に初演しこちらも大成功を博しました。しかし、1832年、メゾ・ソプラノ歌手マリア・ブラウンがフィナーレの部分をヴァッカイ版に差し替え(ロメーオの歌う部分が多い)、それ以降は折衷版で上演されることが慣例となり、このフィナーレ部分のみでヴァッカイの名前が残ることとなりました。 今回リリースされるのは、ヴァッカイのオリジナル版による全曲です。題名役を歌うルピナッチとボニッラ、女声2人が織りなす耽美的な愛の世界をベッリーニの先駆けとなる美しい旋律が満たす秘曲です。
収録作曲家:
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ヴァッカイ(1790-1848):
歌劇《ジュリエッタとロメーオ》 [レオナルド・コルテッラッツィ/レオノール・ボニッラ/ラファエッラ・ルピナッチ/パオレッタ・マッローク/ヴァーサ・スタイキッチ/クリスティアン・セン/セスト・クアトリーニ/ミラノ・スカラ座アカデミア管弦楽団/ピアチェンツァ市立劇場合唱団]発売日:2019年04月26日
Blu-ray日本語オビ付き 日本語字幕あり価格:4,200円(税込、送料無料)
よく知られるシェークスピアの《ロメオとジュリエット》を元に創作された台本は原作とややことなる筋立てです。カプレーティ家とモンテッキ家は長年の確執を抱えており、カプレーティ家の当主カペッリオはモンテッキ家のロメーオを強く憎んでいます。両家の和解のためにやってきた使者はジュリエットとの結婚を提案しますが、彼女はすでにカペッリオの側近テバルドと婚約しており、カペッリオはその条件を飲むことはできません。その使者というのは、実は変装したロメーオ自身。既に惹かれ合っていた2人は苦しい胸の内を天に祈りますが・・・。
ナポリ楽派に属していた作曲家、オペラ指揮者ニコラ・ヴァッカイ。パイジェッロやロッシーニに並ぶ存在として生前は高い人気を博していましたが、現在ではその名前はほとんど忘れられています。この歌劇《ジュリエッタとロメーオ》は、当時の売れっ子台本作家ロマーニが、ヴァッカイに台本を提供したものでヴァッカイの当時の人気がしのばれます。 初演は大成功しましたが、歌手からの要望を受け若干の変更が必要になり、本来はヴァッカイに依頼を出すところが、連絡が取れず、劇場は当時はまだ無名のベッリーニに白羽の矢を立てます。ベッリーニはロマーニの案も受け入れ台本を改訂、1830年に初演しこちらも大成功を博しました。 しかし、1832年、メゾ・ソプラノ歌手マリア・ブラウンがフィナーレの部分をヴァッカイ版に差し替え(ロメーオの歌う部分が多い)、それ以降は折衷版で上演されることが慣例となり、このフィナーレ部分のみでヴァッカイの名前が残ることとなりました。 今回リリースされるのは、ヴァッカイのオリジナル版による全曲です。映像作品として世界初収録となるこの盤は、16世紀の雰囲気を意識した美しい衣装と舞台装置を背景に、題名役を歌うルピナッチとボニッラ、女声2人が織りなす耽美的な愛の世界をベッリーニの先駆けとなる美しい旋律に満たされた秘曲として余すことなく描きだしています。収録作曲家:
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ヴァッカイ(1790-1848):
歌劇《ジュリエッタとロメーオ》 [レオナルド・コルテッラッツィ/レオノール・ボニッラ/ラファエッラ・ルピナッチ/パオレッタ・マッローク/ヴァーサ・スタイキッチ/クリスティアン・セン/セスト・クアトリーニ/ミラノ・スカラ座アカデミア管弦楽団/ピアチェンツァ市立劇場合唱団]発売日:2019年04月26日
DVD 2枚組日本語オビ付き 日本語字幕あり価格:4,200円(税込、送料無料)
よく知られるシェークスピアの《ロメオとジュリエット》を元に創作された台本は原作とややことなる筋立てです。カプレーティ家とモンテッキ家は長年の確執を抱えており、カプレーティ家の当主カペッリオはモンテッキ家のロメーオを強く憎んでいます。両家の和解のためにやってきた使者はジュリエットとの結婚を提案しますが、彼女はすでにカペッリオの側近テバルドと婚約しており、カペッリオはその条件を飲むことはできません。その使者というのは、実は変装したロメーオ自身。既に惹かれ合っていた2人は苦しい胸の内を天に祈りますが・・・。
ナポリ楽派に属していた作曲家、オペラ指揮者ニコラ・ヴァッカイ。パイジェッロやロッシーニに並ぶ存在として生前は高い人気を博していましたが、現在ではその名前はほとんど忘れられています。この歌劇《ジュリエッタとロメーオ》は、当時の売れっ子台本作家ロマーニが、ヴァッカイに台本を提供したものでヴァッカイの当時の人気がしのばれます。 初演は大成功しましたが、歌手からの要望を受け若干の変更が必要になり、本来はヴァッカイに依頼を出すところが、連絡が取れず、劇場は当時はまだ無名のベッリーニに白羽の矢を立てます。ベッリーニはロマーニの案も受け入れ台本を改訂、1830年に初演しこちらも大成功を博しました。 しかし、1832年、メゾ・ソプラノ歌手マリア・ブラウンがフィナーレの部分をヴァッカイ版に差し替え(ロメーオの歌う部分が多い)、それ以降は折衷版で上演されることが慣例となり、このフィナーレ部分のみでヴァッカイの名前が残ることとなりました。 今回リリースされるのは、ヴァッカイのオリジナル版による全曲です。映像作品として世界初収録となるこの盤は、16世紀の雰囲気を意識した美しい衣装と舞台装置を背景に、題名役を歌うルピナッチとボニッラ、女声2人が織りなす耽美的な愛の世界をベッリーニの先駆けとなる美しい旋律に満たされた秘曲として余すことなく描きだしています。収録作曲家:
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ヴァッカイ(1790-1848):
歌劇「メッシーナの花嫁」 [プラット/アダミ/アリオスティ/小野和歌子/ピッコロ/ブルノ・クラシカ室内合唱団/ヴィルトゥオージ・ブルネンシス/フォリアーニ]VACCAI, N.: Sposa di Messina (La) [Opera] (Pratt, Adami, Ariostini, Wakako Ono, Piccolo, Brno Classica Chamber Choir, Virtuosi Brunensis, Fogliani)
■オペラ
発売日:2012年05月16日 NMLアルバム番号:8.660295-96
2CD価格:2,900円(税込)
1803年にシラーが書いた「メッシーナの花嫁」は、のちに社会的な流行を引き起こす「ロマン派運命悲劇」の先駆とみなされています。舞台はシチリア島、メッシーナ。2人の王子ドン・エマニュエーレとドン。チェザーレが美しい尼僧に恋をし、ともに妃に迎えたいと母イザベラに伝えます。彼らは長年に亘っていがみ合っていて、それが故にこの地に不安と戦乱をもたらしています。しかしながら母イザベラにも秘密がありました。それは、王子たちとは別に娘が一人いて、彼女は別のところでひっそりと成長していたのです。結末は・・・。このあらすじは、確かに人々の心をつかむ要素がたっぷりです。 この作曲家ヴァッカイ(1790-1848)は、声楽教師として有名であり、またベッリーニのライバルとしても知られています。この作品は1939年の初演時に不評を被り、結果優れた作品であるにも拘らず、すっかり忘れられてしまったものです。2009年のこの蘇演では万全のキャストを配しており、作品の真価に光を当てたものと言えるでしょう。2人の王子から愛されるベアトリーチェを歌うのは、日本が誇るメゾ・ソプラノ、小野和歌子さんです。彼女の深い表現力に満ちた輝かしい声をどうぞお楽しみください。
収録作曲家: