カルッリ(フェルディナンド)
Carulli, Ferdinando
生没年 | 1770-1841 | 国 | イタリア |
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辞書順 | 「カ」 | NML作曲家番号 | 25932 |
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カルッリ再発見
F.カルッリ(1770-1841):
作品集 [マルチェッロ・ファントーニ(ギター)]CARULLI, F.: Guitar Music (Carulli Rediscovered) (Fantoni)
発売日:2022年06月17日
NMLアルバム番号:CDS7956
CD価格:1,950円(税込)
ナポリ出身の作曲家フェルディナンド・カルッリは、パリで一流のギタリストとして活躍しました。教師としても才能を発揮し、彼のギターのための練習曲「メトード・コンプレット Op.27」は現在でも使用されています。 彼は当時流行していたオペラや管弦楽作品の旋律を用いてヴィルトゥオーゾ的な変奏曲に仕立て上げることを得意としており、時には同世代のパガニーニ作品や、スペイン風のスタイルも取り込むことで、自らのテクニックを見せつけていました。 このアルバムでは、名手マルチェッロ・ファントーニが1820年製の楽器を用いて、世界初録音を含むカルッリの様々な作品を紹介。変奏曲でのまばゆいばかりの技巧や、愛らしいワルツなど、知られざる作品を美しい音色で楽しめます。
収録作曲家:
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F.カルッリ(1770-1841):
ギター・ソナタ集 [サヴィーノ ]CARULLI: Guitar Sonatas Op. 21, Nos. 1- 3 and Op. 5
■器楽曲(ギター)
発売日:1995年12月01日
NMLアルバム番号:8.553301
CD価格:1,600円(税込)
“春霞の幸福”に包まれたカッルリの優雅な古典派ギター・ソナタイタリアのギター奏者兼作曲家カルッリは、ハイドンからベートーヴェンにいたる古典派作曲家への音楽的忠誠を誓った人物でした。彼らの作品のギター編曲も多々ありますし、オリジナル作品も古典派風の優雅さと構成感が身上という仕上がりです。端的にいえば、“ギターのソナチネアルバム”でしょうか。 ただ、ソナタOp.21,No.3は、伴奏部にドソミソのアルベルティ・バスを活用した非常にピアノ曲風のユニークなギター音楽です。
収録作曲家:
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発売日:2017年10月27日
CD価格:2,100円(税込)
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南からの印象
アマデウス・ギター・デュオ [アマデウス・ギター・デュオ]Guitar Duo Recital: Amadeus Guitar Duo - CASTELNUOVO-TEDESCO, M. / CARULLI, F. / MONTES, A. / GARCIA, G. (Images from the South)
発売日:2016年02月24日
NMLアルバム番号:8.573442
1)
CD価格:1,600円(税込)
このアルバム、タイトルの「Images from the South - 南からの印象」の南とは一体どこの辺りなのでしょうか。「南」と言っても南ヨーロッパ?それとも南アメリカ?南極ではないだろうな…と思いながら聴いてみると、そこにはなんとも色鮮やかで蒸し暑い世界が広がっていました。イタリア、フィレンツェで生まれカリフォルニアに移住したカステルヌオーヴォ・テデスコの古典的な面持ちを持つソナティナとフーガ、イタリアからパリに移ったカルッリの麗しいセレナード、アマデウス・ギター・デュオのために書かれたベネズエラの作曲家モンテスのスラマ、香港で生まれイギリスで活躍する東洋系ギタリスト、ジェラルド・ガルシアの詩人ロルカへの賛美、おなじみヴィラ=ロボスのピアノのための曲を2台ギターに編曲した前奏曲、ロドリーゴの「マドリガル協奏曲」からの3つの楽章、ボリビア生まれのセナモンによる映画「カサブランカ」にインスパイアされたノスタルジックな曲、そして誰もが知っている「アルハンブラの思い出」の2台ギター版。 この多彩な作品を演奏するのは、こちらもおなじみアマデウス・ギター・デュオ。結成25周年を迎え、一層そのアンサンブルも緊密になっています。
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ジュリアーニ、カルッリ、キュフナー、
ベートーヴェン、クランマー:
19世紀の室内楽作品集 [ペトリ/ハンニバル]Chamber Music (19th Century) - GIULIANI, M. / CARULLI, F. / KUFFNER, J. / BEETHOVEN, L. van / KRAHMER, E. (Cafe Vienna) (Petri, Hannibal)
■室内楽
発売日:2010年05月26日
NMLアルバム番号:6.220601
3)
SACD価格:1,988円(税込)
ミカラ・ペトリの演奏家生活40周年記念! 長年のパートナーであるラース・ハンニバルと共に18世紀から19世紀のウィーンの心地良い音楽を録音した1枚です。さて、17世紀末のウィーンで最初にカフェを開いたのは、コルシツキーというポーランド系のハプスブルクの兵士だと言われています。彼は当時ウィーンを包囲していたオスマントルコを撃退するのに一役買い、その褒美にトルコ軍が残していったコーヒー豆を賜り、カフェを開店したと言うのです。今では、その逸話は伝説とされていますが、なんとも夢のある話です。このカフェ、またたく間にウィーン中に広まり、芸術家たちの憩いと議論の場になったことはご存じの通りです。もちろんそこで流れる極上の音楽も忘れてはいけません。1杯のコーヒーを手にしながら聴いてみてください。